JP2006074267A - 地上波デジタルtv放送の無線再配信システム - Google Patents

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Abstract

【課題】 この発明は、送信機側で周波数変換を行うことにより、地上波デジタルTV放送信号の同一チャンネルの干渉妨害の発生を防止でき、しかも受信機側で周波数変換が不要となる地上波デジタルTV放送の無線再配信システムを提供することを目的とする。
【解決手段】 地上波デジタルTV放送信号の周波数帯であるUHF帯の信号の他に、VHF帯の信号を受信可能なTV受信機に適用される地上波デジタルTV放送の無線再配信システムであって、屋外アンテナで受信した地上波デジタルTV放送信号が入力され、入力された地上波デジタルTV放送信号をVHF帯の空きチャンネルの周波数に一括して周波数変換した後、増幅して無線送信する送信機、および上記送信機から送信される信号を受信して増幅した後、上記TV受信機に供給する受信機を備えている。
【選択図】 図2

Description

この発明は、地上波デジタルTV放送の無線再配信システムに関する。
日本の地上波デジタルTV放送は、2003年12月1日より関東、中京、近畿の三大都市圏で放送が開始されている。地上波デジタルTV放送は、マルチパス干渉に強いOFDM(直交周波数分割多重)方式を採用しており、アナログTV放送などで発生していた画像の多重映り(ゴースト障害)がほとんどなく安定した高画質受信ができる。地上波デジタルTV放送は、UHF帯(470〜770MHz)で放送されている。
地上波デジタルTV放送を地上波デジタルTV受信機で受信する形態としては、一般的には、次のようなものがある。
(1) 屋外アンテナによって地上波デジタルTV放送信号を受信する。屋外アンテナによって受信された地上波デジタルTV放送信号を、アンテナケーブルによって各部屋に分配し、各部屋の壁面に設けられているTV端子に導く。そして、各部屋の壁面に設けられているTV端子に、地上波デジタルTV受信機のアンテナ端子をアンテナケーブルを介して接続する。
このような受信形態では、壁面に設けられているTV端子に、地上波デジタルTV受信機のアンテナ端子をアンテナケーブルを用いて接続する必要があるため、美観を損なうとともに、その配線が煩わしいという問題がある。また、TV受信機のレイアウトが制限されるため、TV受信機の設置位置の自由度が阻害されるという問題がある。
(2) 屋上(屋根の上)にアンテナを設置せずに、軒先やベランダにUHFアンテナ(例えば、UDMF62:日本アンテナ製)を設置し、そこからアンテナケーブルを屋内に引き込み、地上波デジタルTV受信機のアンテナ端子に直接接続する。
このような受信形態においても、アンテナケーブルを部屋の中に引き込んで、地上波デジタルTV受信機に接続する必要があるため、美観を損なうとともに、その配線が煩わしいという問題がある。また、TV受信機のレイアウトが制限されるため、TV受信機の設置位置の自由度が阻害されるという問題がある。
(3) 地上波デジタルTV受信機に接続された室内アンテナで地上波デジタルTV放送信号を受信する。
このような受信形態では、アンテナケーブルの配線に起因するTV受信機のレイアウトに対する制限がなくなるが、室内での電波遮断ロスが生じるという問題がある。特に、地上波デジタルTV放送信号で使われるUHF帯は、地上波アナログTV放送で利用されているVHF帯に比べて建造物通過時の減衰ロスが大きいため、受信感度の観点からTV受信機の設置位置が制限されるという問題がある。
そこで、屋内に入力される地上波デジタルTV放送信号を、無線送信機によって増幅して、TV受信機に無線で再送信する室内再送信システムが開発されている(特開2004−128719号公報、特開2004−12720号公報参照)。この室内再送信システムでは、屋内に入力されるUHF帯の地上波デジタルTV放送信号を周波数変換することなく、そのまま増幅して再送信している。
UHF帯の周波数帯では、後述するように、無線送信機の送信出力レベルが非常に低いレベルに制限されているため、伝送距離はほとんど近距離伝送しかできないという問題がある。
また、放送局から送出される直接放送電波と、無線送信機から送出される再送信電波の両波が室内受信アンテナから受信入力された場合、同じ周波数チャンネルの信号がTV受信機に入力されることとなり、同一チャンネルの干渉妨害が発生して、受信できなくなるケースが発生する。
これを防止するために、地上波デジタルTV放送信号の同一チャンネル妨害による劣化を防ぐような工夫が、別途アンテナや回路に必要となるという問題がある。
特開2004−128719号公報 特開2004−12720号公報
この発明は、送信機側で周波数変換を行うことにより、地上波デジタルTV放送信号の同一チャンネルの干渉妨害の発生を防止でき、しかも受信機側で周波数変換が不要となる地上波デジタルTV放送の無線再配信システムを提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、地上波デジタルTV放送信号の周波数帯であるUHF帯の信号の他に、VHF帯の信号を受信可能なTV受信機に適用される地上波デジタルTV放送の無線再配信システムであって、屋外アンテナで受信した地上波デジタルTV放送信号が入力され、入力された地上波デジタルTV放送信号をVHF帯の空きチャンネルの周波数に一括して周波数変換した後、増幅して無線送信する送信機、および上記送信機から送信される信号を受信して増幅した後、上記TV受信機に供給する受信機を備えていることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の地上波デジタルTV放送の無線再配信システムにおいて、上記送信機は、入力された地上波デジタルTV放送信号をVHF帯の空きチャンネルであって、322MHz以下の周波数に一括して周波数変換した後、増幅して無線送信するものであることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、地上波デジタルTV放送信号の周波数帯であるUHF帯のTV放送信号の他に、VHF帯のTV放送信号を受信可能なTV受信機に適用される地上波デジタルTV放送の無線再配信システムであって、地上波デジタルTV放送信号または既にVHF帯に周波数変換された後の地上波デジタルTV放送信号が入力され、入力されたTV放送信号がUHF帯の地上波デジタルTV放送信号である場合には入力されたTV放送信号をVHF帯の空きチャンネルの周波数に一括して周波数変換した後、増幅して無線送信し、入力されたTV放送信号が既にVHF帯に周波数変換された後の地上波デジタルTV放送信号である場合には、入力されたTV放送信号をそのまま増幅して無線送信する送信機、および上記送信機から送信される信号を受信して増幅した後、上記TV受信機に供給する受信機を備えていることを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の地上波デジタルTV放送の無線再配信システムにおいて、上記送信機は、入力されたTV信号のうちからVHF帯のTV信号を抽出し、抽出したVHF帯のTV信号の信号レベルに基づいて、入力されたTV信号がUHF帯の地上波デジタルTV放送信号であるか、既にVHF帯に周波数変換された後の地上波デジタルTV放送信号であるかを判別する第1手段、入力されたTV放送信号がUHF帯の地上波デジタルTV放送信号であると判別した場合には、入力されたTV放送信号をVHF帯の空きチャンネルの周波数に一括して周波数変換した後、増幅して無線送信する第2手段、および入力されたTV放送信号が既にVHF帯に周波数変換された後の地上波デジタルTV放送信号であると判別した場合には、入力されたTV放送信号をそのまま増幅して無線送信する第3手段を備えていることを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の地上波デジタルTV放送の無線再配信システムにおいて、上記第2手段は、入力されたTV放送信号をVHF帯の空きチャンネルであって、322MHz以下の周波数に一括して周波数変換した後、増幅して無線送信するものであることを特徴とする。
この発明によれば、送信機側で周波数変換を行うことにより、地上波デジタルTV放送信号の同一チャンネルの干渉妨害の発生を防止でき、しかも受信機側で周波数変換が不要となる。
以下、図面を参照して、この発明の実施例について説明する。
〔1〕この発明が適用される地上波デジタル放送TV受信機についての説明
表1は、地上波デジタルTV放送の各受信チャンネルと中心周波数とを示している。
Figure 2006074267
地上波デジタルTV放送の受信チャンネルは、UHF13ch〜UHF62chである。その中心周波数は、13chで473+1/7MHzであり、14chで479+1/7MHzであり、62chで767+1/7MHzである。
地上波デジタルTV放送が導入される周波数帯域は、UHF13チャンネルから62チャンネルの範囲であることから、地上波デジタル放送TV受信機の受信周波数範囲として当該周波数が受信できることが必要である。
現在、三大都市圏(関東広域圏、中京広域圏、近畿広域圏)で2003年12月より放送が開始されているが、この中の例えば、近畿圏の放送は表2に示すようになっている。
Figure 2006074267
一方、現行の地上波アナログTV放送の受信形態は、集合住宅共聴を含めると共同受信が全世帯のほぼ半数を占めている。これら共聴施設における伝送帯域は、UHF帯まで広帯域化されていないものが大半であり、UHF TV放送は、VHF_Low/High(VHFロー/ハイバンド)、VHF_MID(VHFミッドバンド)およびVHF_SHB(VHFスーパーハイバンド)等の低い周波数の空きチャンネル(その地域で放送が行われていないチャンネル)にダウンコンバートして伝送していることが多い。
このため、特に地上波デジタルTV放送用の据え置き型TV受信機についても、共同受信が想定されるため、地上波デジタル放送用受信機の受信チャンネル範囲については、UHF帯に加えて、VHF_Low/High帯(VHF1ch〜VHF12ch)、VHF_MID帯(C13ch〜C22ch)およびVHF_SHB帯(C23ch〜C63ch)帯にも対応することが望ましいと、ARIB規格 ARIB STD−B21に規定されている。
従って、地上波デジタルTV放送用の据え置き型TV受信機は、UHF帯に加えて、VHF_Low/High帯(VHF1ch〜VHF12ch)、VHF_MID帯(C13ch〜C22ch)およびVHF_SHB帯(C23ch〜C63ch)をも受信可能となるように設計されていることが多いと考えられる。
表3は、VHF_Low/High帯(VHF1ch〜VHF12ch)の各受信チャンネルと中心周波数とを示している。
Figure 2006074267
表4は、VHF_MID帯(C13ch〜C22ch)の各受信チャンネルと中心周波数とを示している。
Figure 2006074267
表5は、VHF__SHB帯(C23ch〜C63ch)の各受信チャンネルと中心周波数とを示している。
Figure 2006074267
本発明では、本来のUHF帯13ch〜62ch(470MHz〜770MHz)の他に、VHF_Low/High帯(VHF1ch〜VHF12ch)、VHF_MID帯(C13ch〜C22ch)およびVHF_SHB帯(C23ch〜C63ch)をも受信可能(選局視聴可能)な地上波デジタルTV放送用のTV受信機を適用対象としている。
〔2〕微弱電波の規格についての説明
微弱電波の規格について説明する。微弱電波の規格は、発射する電波が著しく微弱な無線設備として、総務省令で定められており、3メートル地点での電界強度で規定されている。
図1および表6は、微弱電波規格で定められた周波数帯に対する電界強度(許容値)を示している。
Figure 2006074267
表6に示すように、322MHz以下及び150GHz以上の周波数帯については、許容値は500μV/mに制限されている。また、322MHzから10GHzまでの周波数帯については、陸上移動業務、UHF TV放送、固定業務および宇宙業務(地球局)に対する混信保護を考慮して、許容値は35μV/mに制限されている。また、10GHzから150GHzまでの周波数帯については、システム雑音温度、受信帯域幅等を考慮して、許容値は3.5fμV/m(fは使用周波数帯(GHz))に制限されている。
微弱電波無線規格による無線システムは、表6の電界強度を満足していれば、周波数、変調方式および通信方式に制約がないため、比較的自由なシステム設計が可能である。
〔3〕地上波デジタルTV放送の無線再配信システムについての説明
図2は、地上波デジタルTV放送の無線再配信システムの概要を示している。
屋上に設けられた屋外アンテナ1によって地上波デジタルTV放送信号が受信される。屋外アンテナ1によって受信された地上波デジタルTV放送信号は、アンテナケーブル2によって部屋の壁面に設けられているTV端子3に導かれる。
TV端子3には、再配信用の送信機4が接続されている。送信機4は、TV端子3から得られた地上波デジタルTV放送信号を、VHF帯(この例では、VHF_SHB帯)の空きチャンネルであって、かつ微弱電波規格の制限が緩い322MHz以下のチャンネルに多重されるように、全ての放送受信チャンネル(地上波デジタルTV放送の受信チャンネル)を一括して周波数変換した後、微弱電波の規格の許容値(500μV/m)以下の微弱電波て送信アンテナ44から無線で再送信する。
地上波デジタルTV放送用のTV受信機6には、再配信用の受信機5が接続されている。地上波デジタルTV放送用のTV受信機6は、本来のUHF帯13ch〜62ch(470MHz〜770MHz)の他に、VHF_Low/High帯(VHF1ch〜VHF12ch)、VHF_MID帯(C13ch〜C22ch)およびVHF_SHB帯(C23ch〜C63ch)をも受信可能(選局視聴可能)なTVチューナ(VHF受信対応地上デジタル放送TVチューナ)を備えている。
受信機5は、受信アンテナ51によって、送信機4から送信された再配信信号を受信し、受信した信号をTV受信機6内のTVチューナが受信可能な所定レベルまで増幅した後、TV受信機6に送る。
TV受信機6では、VHF_SHBのチャンネル(空きチャンネル)が選局されることによって、地上波デジタルTV放送が放映される。
図3は、送信機4の構成を示している。
送信機4は、UHF受信部41、周波数変換部42、VHF送信部43および送信アンテナ44を備えている。
屋外アンテナ1によって受信された地上波デジタルTV放送信号は、UHF受信部41によって増幅された後、周波数変換部42に送られる。周波数変換部42では、受信された地上波デジタルTV放送信号(受信信号)の全てと、固定周波数で発信する発振部45からのローカル信号とが、ミキサー46によって混合される。ミキサー46からは、各受信信号とローカル信号との加算信号と減算信号とが出力される。例えば、受信信号の周波数をfa、ローカル信号の周波数をfbとすると、周波数がfa+fbの加算信号と、周波数がfa−fbの減算信号とが、ミキサー46から出力される。ミキサー46の出力は、フィルタ47に送られ、減算信号のみが抽出される。
ローカル信号の周波数fbは、ミキサー46から出力される減算信号の周波数(fa−fb)が、VHF帯(この例では、VHF_SHB帯)の空きチャンネルであって、かつ微弱電波規格の制限が緩い322MHz以下の周波数となるように、設定されている。地上波デジタルTV放送が行われているチャンネルおよび中心周波数が表2に示されている近畿広域圏においては、ローカル信号の周波数fbは、例えば224MHzに設定される。ローカル信号の周波数fbをこのように設定した場合の、周波数変換後のVHF送信チャンネル、中心周波数、放送局および対応UHFチャンネルは、表7に示すようになる。
Figure 2006074267
つまり、図4に示すように、屋外アンテナ1によって受信された地上波デジタルTV放送信号の全チャンネルをAとすると、地上波デジタルTV放送信号の全チャンネルAは、周波数変換部42によって322MHz以下のVHF_SHB帯の空きチャンネルに周波数変換される。
周波数変換部42によってVHF_SHB帯に周波数変換された地上波デジタルTV放送信号は、VHF送信部43によって増幅されて、送信アンテナ44から無線送信される。なお、VHF送信部43では、無線送信される信号レベルが微弱電波規格による許容値を越えないように、AGCが行われる。
図5は、受信機5の構成を示している。
受信機5は、受信アンテナ51およびVHF受信部52を備えている。
送信機4から無線送信された周波数変換後の地上波デジタルTV放送信号は、受信アンテナ51によって受信される。受信アンテナ51によって受信された周波数変換後の地上波デジタルTV放送信号は、VHF受信部52によって増幅された後、地上波デジタルTV放送用のTV受信機6内のVHF受信対応地上波デジタル放送TVチューナに送られる。
ユーザは、TV受信機6において、VHF_SHBのチャンネルを指定することにより、地上波デジタル放送を視聴することができる。表7に示す例では、チャンネル”C27”を指定することにより、TV受信機6ではチャンネル”C27”を選局するための選局動作が行われ、UHF13チャンネルの地上波デジタルTV放送が放映されることになる。
なお、上記実施例では、周波数変換部42は、地上波デジタルTV放送信号の周波数を、VHF_SHB帯の空きチャンネルであって、かつ322MHz以下の周波数に変換しているが、地上波デジタルTV放送信号の周波数を、VHF_Low/High帯またはVHF_MID帯の空きチャンネルであって、かつ322MHz以下の周波数に変換するようにしてもよい。
上記実施例では、送信機4によって周波数変換を行っているので、地上波デジタルTV放送信号の同一チャンネル妨害の発生を防止できる。また、送信機4は、地上波デジタルTV放送信号の周波数をTV受信機6が選局動作可能なVHF帯の周波数に変換しているため、受信機5は受信信号の周波数を元の周波数に戻す必要がないため、受信機の回路構成が簡単かつ安価となるという利点がある。
図6は、送信機の変形例を示している。
この送信機4Aは、壁面に設けられているTV端子(図示略)に接続される。壁面に設けられているTV端子は、図2に示したように、屋外アンテナに接続されている場合もあるが、集合住宅等の共聴TV受信システムでは、このTV端子に地上波デジタルTV放送信号がVHF_SHB帯にダウンコーバートされた後の信号が供給されている場合もある。
そこで、この送信機4Aでは、入力される信号が屋外アンテナからの地上波デジタルTV放送信号である場合には、図3の送信機4と同様に周波数変換した後に無線送信し、入力される信号が既にダウンコーバートされた信号である場合には、その信号を周波数変換することなく送信するようにしている。
送信機4Aは、UHF/VHF受信部71、VHF_SHBレベル検出部72、第1の切換スイッチ73、周波数変換部42、第2の切換スイッチ74、VHF送信部43および送信アンテナ44を備えている。周波数変換部42、VHF送信部43および送信アンテナ44は、図3に示す送信機4の周波数変換部42、VHF送信部43および送信アンテナ44と同じである。
図示しないTV端子から入力される、UHF帯の地上波デジタルTV放送信号または既にダウンコンバードされたVHF_SHB帯の地上波デジタルTV放送信号は、UHF/VHF受信部71によって増幅された後、VHF_SHBレベル検出部72に送られるとともに第1の切換スイッチ73に送られる。
VHF_SHBレベル検出部72は、VHF_SHBレベル検波部81、基準電圧発生部82および比較器83とを備えている。VHF_SHBレベル検波部81は、UHF/VHF受信部71から送られてきた信号から、VHF_SHB帯の信号をBPF(バンドパスフィルタ)などで抽出し、抽出した信号をレベル検出回路によって直流(DC)信号レベルに変換する。このような回路を実現するLSIとしては、例えば、Linear Technology 社製のLT5534が用いられる。
比較器83の−入力端子には基準電圧発生部82から出力される基準電圧V1が入力され、比較器83の+入力端子にはVHF_SHBレベル検波部81から出力される電圧V2が入力される。比較器83は、V2>V1のときには、出力信号VoutをHレベルとし、V2<V1のときには、出力信号VoutをLレベルとする。
比較器83の出力信号Voutは、第1の切換スイッチ73および第2の切換スイッチ74に制御信号として送られる。VoutがHレベルである場合(V2>V1)には、各スイッチ73、74は、その切片をa側に切り替える。VoutがLレベルである場合(V2<V1)には、各スイッチ73、74は、その切片をb側に切り替える。
したがって、VoutがHレベルである場合には、つまり、VHF_SHB帯の信号レベルが大きいときには、UHF/VHF受信部71にダウンコンバードされたVHF_SHB帯の地上波デジタルTV放送信号が入力されていると判別され、UHF/VHF受信部71から出力される信号は、各スイッチ73、74を介してVHF送信部43に送られる。そして、送信アンテナ44から無線送信される。
逆に、VoutがLレベルである場合には、つまり、VHF_SHB帯の信号レベルが小さいときには、UHF/VHF受信部71にUHF帯の地上波デジタルTV放送信号が入力されていると判別され、UHF/VHF受信部71から出力される信号は、第1スイッチ73を介して周波数変換部42に送られ、VHF_SHB帯の空きチャンネルであって、かつ322MHz以下の周波数となるように、周波数変換される。周波数変換後の地上波デジタルTV放送信号は、第2スイッチ74を介してVHF送信部43に送られる。そして、送信アンテナ44から無線送信される。
微弱電波規格で定められた周波数帯に対する電界強度(許容値)を示すグラフである。 地上波デジタルTV放送の無線再配信システムの概要を示す模式図である。 送信機の構成を示すブロック図である。 図3の周波数変換部42の周波数変換を説明するための模式図である。 受信機の構成を示すブロック図である。 送信機の他の例を示すブロック図である。
符号の説明
1 屋外アンテナ
4 送信機
5 受信機
6 TV受信機
41 UHF受信部
42 周波数変換部
43 VHF送信部
44 送信アンテナ
71 UHF/VHF受信部
72 VHF_SHBレベル検出部
73、74 切換スイッチ

Claims (5)

  1. 地上波デジタルTV放送信号の周波数帯であるUHF帯の信号の他に、VHF帯の信号を受信可能なTV受信機に適用される地上波デジタルTV放送の無線再配信システムであって、
    屋外アンテナで受信した地上波デジタルTV放送信号が入力され、入力された地上波デジタルTV放送信号をVHF帯の空きチャンネルの周波数に一括して周波数変換した後、増幅して無線送信する送信機、および
    上記送信機から送信される信号を受信して増幅した後、上記TV受信機に供給する受信機、
    を備えていることを特徴とする地上波デジタルTV放送の無線再配信システム。
  2. 上記送信機は、入力された地上波デジタルTV放送信号をVHF帯の空きチャンネルであって、322MHz以下の周波数に一括して周波数変換した後、増幅して無線送信するものであることを特徴とする請求項1に記載の地上波デジタルTV放送の無線再配信システム。
  3. 地上波デジタルTV放送信号の周波数帯であるUHF帯のTV放送信号の他に、VHF帯のTV放送信号を受信可能なTV受信機に適用される地上波デジタルTV放送の無線再配信システムであって、
    地上波デジタルTV放送信号または既にVHF帯に周波数変換された後の地上波デジタルTV放送信号が入力され、入力されたTV放送信号がUHF帯の地上波デジタルTV放送信号である場合には入力されたTV放送信号をVHF帯の空きチャンネルの周波数に一括して周波数変換した後、増幅して無線送信し、入力されたTV放送信号が既にVHF帯に周波数変換された後の地上波デジタルTV放送信号である場合には、入力されたTV放送信号をそのまま増幅して無線送信する送信機、および
    上記送信機から送信される信号を受信して増幅した後、上記TV受信機に供給する受信機を備えていることを特徴とする地上波デジタルTV放送の無線再配信システム。
  4. 上記送信機は、
    入力されたTV信号のうちからVHF帯のTV信号を抽出し、抽出したVHF帯のTV信号の信号レベルに基づいて、入力されたTV信号がUHF帯の地上波デジタルTV放送信号であるか、既にVHF帯に周波数変換された後の地上波デジタルTV放送信号であるかを判別する第1手段、
    入力されたTV放送信号がUHF帯の地上波デジタルTV放送信号であると判別した場合には、入力されたTV放送信号をVHF帯の空きチャンネルの周波数に一括して周波数変換した後、増幅して無線送信する第2手段、および
    入力されたTV放送信号が既にVHF帯に周波数変換された後の地上波デジタルTV放送信号であると判別した場合には、入力されたTV放送信号をそのまま増幅して無線送信する第3手段、
    を備えていることを特徴とする請求項3に記載の地上波デジタルTV放送の無線再配信システム。
  5. 上記第2手段は、入力されたTV放送信号をVHF帯の空きチャンネルであって、322MHz以下の周波数に一括して周波数変換した後、増幅して無線送信するものであることを特徴とする請求項4に記載の地上波デジタルTV放送の無線再配信システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008048087A (ja) * 2006-08-14 2008-02-28 Dx Antenna Co Ltd 室内用テレビジョン放送信号伝送装置

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