JP2015103361A - 非水電解液およびそれを用いた蓄電デバイス - Google Patents
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Abstract
Description
また、リチウム二次電池の負極としては、リチウム金属、リチウムを吸蔵および放出可能な金属化合物(金属単体、酸化物、リチウムとの合金など)、炭素材料が知られている。特に、炭素材料のうち、例えばコークス、黒鉛(人造黒鉛、天然黒鉛)等のリチウムを吸蔵及び放出することが可能な炭素材料を用いた非水系電解液二次電池が広く実用化されている。上記の負極材料はリチウム金属と同等の極めて卑な電位でリチウムと電子を貯蔵・放出するために、特に高温下において、多くの溶媒が還元分解を受ける可能性を有しており、負極材料の種類に拠らず負極上で電解液中の溶媒が一部還元分解してしまい、分解物の沈着、ガス発生、電極の膨れにより、リチウムイオンの移動が妨げられ、特に高温下でのサイクル特性などの電池特性を低下させる問題や電極の膨れにより電池が変形するなどの問題があった。更に、リチウム金属やその合金、スズ又はケイ素等の金属単体や酸化物を負極材料として用いたリチウム二次電池は、初期の容量は高いもののサイクル中に微粉化が進むため、炭素材料の負極に比べて非水溶媒の還元分解が加速的に起こり、特に高温下において電池容量やサイクル特性のような電池性能が大きく低下することや電極の膨れにより電池が変形するなどの問題が知られている。
(1)非水溶媒に電解質塩が溶解されている非水電解液において、下記一般式(I)で表される環状酸無水物を0.01〜10質量%含み、非水溶媒として、環状カーボネート及び鎖状エステルを含み、電解質としてLiPF6を含むことを特徴とする非水電解液。
本発明の非水電解液は、非水溶媒に電解質塩が溶解されている非水電解液において、下記一般式(I)で表される環状酸無水物を0.01〜10質量%含み、非水溶媒として、環状カーボネート及び鎖状エステルを含み、電解質としてLiPF6を含むことを特徴とする。
本発明の非水電解液は、−O−C(=O)−O−C(=O)−CR1R2−骨格を有する特定量の環状酸無水物、環状カーボネート、鎖状エステル、及びLiPF6を含んでいる。この環状酸無水物が負極表面上で速やかに分解し、環状カーボネート、鎖状エステル、及びLiPF6やそれらの分解物を取り込んで強固な複合被膜を形成すると考えられる。これにより更なる溶媒の分解を抑制し、高温サイクル特性を向上させるとともに、被膜の成長を抑制し、電極厚みの増加を抑制すると推察される。一方、特許文献1に記載のように環状酸無水物を溶媒として用いた場合、この環状酸無水物の分解量が過剰になるためサイクル特性が低下し、サイクル後の電極厚みの増加も著しくなる。また、特許文献2に好適な化合物として挙げられる5−フェニル−1,3−ジオキソラン−2−オンを添加剤として用いると、ベンジル位が酸化を受け高温サイクル特性が低下するだけではなく、酸化分解物が電極に堆積し電極厚みが増加する。更には、リチウム塩として特許文献1及び特許文献2で使用されている過塩素酸リチウムを用いた場合、本願発明の著しい効果が発現しないことから、本発明の効果は、特定量の環状酸無水物と、環状カーボネート、鎖状エステル、及びLiPF6を併せて用いる場合に見られる特異的な効果であると考えられる。
本発明の非水電解液に使用される非水溶媒としては、環状カーボネート、鎖状エステル、ラクトン、エーテル、及びアミドから選ばれる1種又は2種以上が好適に挙げられる。高温下で電気化学特性が相乗的に向上するため、鎖状エステルが含まれることが好ましく、鎖状カーボネートが含まれることが更に好ましく、環状カーボネートと鎖状カーボネートの両方が含まれることがもっとも好ましい。
1,3−プロパンスルトン、1,3−ブタンスルトン、2,4−ブタンスルトン、1,4−ブタンスルトン、1,3−プロペンスルトン、2,2−ジオキシド−1,2−オキサチオラン−4−イル アセテート、もしくは5,5−ジメチル−1,2−オキサチオラン−4−オン 2,2−ジオキシド等のスルトン、エチレンサルファイト、ブタン−2,3−ジイル ジメタンスルホネート、ブタン−1,4−ジイル ジメタンスルホネート、ペンタン−1,5−ジイル ジメタンスルホネート、メチレンメタンジスルホネート、及びジビニルスルホン等から選ばれる1種又は2種以上のSO2基含有化合物。
フルオロベンゼン、ジフルオロベンゼン(o,m,p体)、2,4−ジフルオロアニソール、1−フルオロ−2−シクロヘキシルベンゼン、1−フルオロ−3−シクロヘキシルベンゼン、1−フルオロ−4−シクロヘキシルベンゼン、ペンタフルオロフェニルメタンスルホネート、2−フルオロフェニルメタンスルホネート、3−フルオロフェニルメタンスルホネート、4−フルオロフェニルメタンスルホネート、2,4−ジフルオロフェニルメタンスルホネート、3,4−ジフルオロフェニルメタンスルホネート、2,3,4−トリフルオロフェニルメタンスルホネート、2,3,5,6−テトラフルオロフェニルメタンスルホネート、4−フルオロ−3−トリフルオロメチルフェニルメタンスルホネート、及び4−フルオロ−3−トリフルオロメチルフェニル メチルカーボネート等から選ばれる1種又は2種以上のフッ素化ベンゼン化合物。
リン酸トリメチル、リン酸トリブチル、及びリン酸トリオクチル、リン酸トリス(2,2,2−トリフルオロエチル)、リン酸ビス(2,2,2−トリフルオロエチル)メチル、リン酸ビス(2,2,2−トリフルオロエチル)エチル、リン酸ビス(2,2,2−トリフルオロエチル)2,2−ジフルオロエチル、リン酸ビス(2,2,2−トリフルオロエチル)2,2,3,3−テトラフルオロプロピル、リン酸ビス(2,2−ジフルオロエチル)2,2,2−トリフルオロエチル、リン酸ビス(2,2,3,3−テトラフルオロプロピル)2,2,2−トリフルオロエチル及びリン酸(2,2,2−トリフルオロエチル)(2,2,3,3−テトラフルオロプロピル)メチル、リン酸トリス(1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−イル)、メチレンビスホスホン酸メチル、メチレンビスホスホン酸エチル、エチレンビスホスホン酸メチル、エチレンビスホスホン酸エチル、ブチレンビスホスホン酸メチル、ブチレンビスホスホン酸エチル、メチル 2−(ジメチルホスホリル)アセテート、エチル 2−(ジメチルホスホリル)アセテート、メチル 2−(ジエチルホスホリル)アセテート、エチル 2−(ジエチルホスホリル)アセテート、2−プロピニル 2−(ジメチルホスホリル)アセテート、2−プロピニル 2−(ジエチルホスホリル)アセテート、メチル 2−(ジメトキシホスホリル)アセテート、エチル 2−(ジメトキシホスホリル)アセテート、メチル 2−(ジエトキシホスホリル)アセテート、エチル 2−(ジエトキシホスホリル)アセテート、2−プロピニル 2−(ジメトキシホスホリル)アセテート、2−プロピニル 2−(ジエトキシホスホリル)アセテート、及びピロリン酸メチル、ピロリン酸エチル等から選ばれる1種又は2種以上のリン酸エステル化合物。
2−プロピニル メチル カーボネート、酢酸 2−プロピニル、ギ酸 2−プロピニル、メタクリル酸 2−プロピニル、メタンスルホン酸 2−プロピニル、ビニルスルホン酸 2−プロピニル、2−(メタンスルホニルオキシ)プロピオン酸2−プロピニル、ジ(2−プロピニル)オギザレート、メチル 2−プロピニルオギザレート、エチル 2−プロピニルオギザレート、グルタル酸 ジ(2−プロピニル)、2−ブチン−1,4−ジイル ジメタンスルホネート、2−ブチン−1,4−ジイル ジホルメート、及び2,4−ヘキサジイン−1,6−ジイル ジメタンスルホネート等から選ばれる1種又は2種以上の炭素−炭素三重結合含有化合物。
無水酢酸、無水プロピオン酸等の鎖状のカルボン酸無水物、無水コハク酸、無水マレイン酸、アリル無水コハク酸、無水グルタル酸、無水イタコン酸、3−スルホ−プロピオン酸無水物等の環状酸無水物等から選ばれる1種又は2種以上のカルボン酸無水物。
メチルイソシアネート、エチルイソシアネート、ブチルイソシアネート、フェニルイソシアネート、テトラメチレンジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネート、オクタメチレンジイソシアネート、1,4−フェニレンジイソシアネート、2−イソシアナトエチル アクリレート、及び2−イソシアナトエチル メタクリレート等から選ばれる1種又は2種以上のイソシアネート化合物。
ジフルオロリン酸リチウム、フルオロリン酸リチウム、フルオロスルホン酸リチウム、ジフルオロビス[オキサレート−O,O’]リン酸リチウム(LiPFO)、テトラフルオロ[オキサレート−O,O’]リン酸リチウム、ビス[オキサレート−O,O’]ホウ酸リチウム(LiBOB)やジフルオロ[オキサレート−O,O’]ホウ酸リチウム、リチウム メチルサルフェート、及びリチウム エチルサルフェート、リチウム プロピルサルフェート等から選ばれる1種又は2種以上のリチウム含有イオン性化合物。
アセトニトリル、プロピオニトリル、スクシノニトリル、グルタロニトリル、アジポニトリル、ピメロニトリル、スベロニトリル、及びセバコニトリルから選ばれる1種又は2種以上のニトリル化合物。
シクロヘキシルベンゼン、tert−ブチルベンゼン、tert−アミルベンゼン等の分枝アルキル基を有する芳香族化合物や、ビフェニル、ターフェニル(o−、m−、p−体)、ジフェニルエーテル、アニソール、ターフェニルの部分水素化物(1,2−ジシクロヘキシルベンゼン、2−フェニルビシクロヘキシル、1,2−ジフェニルシクロヘキサン、o−シクロヘキシルビフェニル)、及びメチルフェニルカーボネート、エチルフェニルカーボネート、もしくはジフェニルカーボネート等のフェニルカーボネート化合物から選ばれる1種又は2種以上の芳香族化合物。
1,3−ジオキソラン、1,3−ジオキサン、及び1,3,5−トリオキサン等から選ばれる1種又は2種以上の環状アセタール化合物。
メトキシペンタフルオロシクロトリホスファゼン、エトキシペンタフルオロシクロトリホスファゼン、フェノキシペンタフルオロシクロトリホスファゼン、及びエトキシヘプタフルオロシクロテトラホスファゼン等から選ばれる1種又は2種以上のホスファゼン化合物。
本発明の非水電解液は、電解質としてLiPF6を含む。LiPF6の濃度は、前記の非水溶媒に対して、通常0.3M以上が好ましく、0.7M以上がより好ましく、1.1M以上が更に好ましい。またその上限は、2.5M以下が好ましく、2.0M以下がより好ましく、1.6M以下が更に好ましい。
リチウム塩としては、LiBF4、LiClO4、LiN(SO2F)2等の無機リチウム塩、LiN(SO2CF3)2、LiN(SO2C2F5)2、LiCF3SO3、LiC(SO2CF3)3、LiPF4(CF3)2、LiPF3(C2F5)3、LiPF3(CF3)3、LiPF3(iso−C3F7)3、LiPF5(iso−C3F7)等の鎖状のフッ化アルキル基を含有するリチウム塩や、(CF2)2(SO2)2NLi、(CF2)3(SO2)2NLi等の環状のフッ化アルキレン鎖を有するリチウム塩の1種又は2種以上を混合して使用することができる。
これらの中でも、LiBF4、LiN(SO2F)2、LiN(SO2CF3)2、LiN(SO2C2F5)2から選ばれる1種又は2種以上が好ましく、LiBF4、LiN(SO2CF3)2及びLiN(SO2F)2から選ばれる1種又は2種以上が更に好ましい。
本発明の非水電解液は、例えば、前記の非水溶媒を混合し、これに前記の電解質塩及び該非水電解液に対して前記一般式(I)で表される環状シュウ酸エステル化合物を添加することにより得ることができる。
この際、用いる非水溶媒及び非水電解液に加える化合物は、生産性を著しく低下させない範囲内で、予め精製して、不純物が極力少ないものを用いることが好ましい。
本明細書においてリチウム電池とは、リチウム一次電池及びリチウム二次電池の総称である。また、本明細書において、リチウム二次電池という用語は、いわゆるリチウムイオン二次電池も含む概念として用いる。本発明のリチウム電池は、正極、負極及び非水溶媒に電解質塩が溶解されている前記非水電解液からなる。非水電解液以外の正極、負極等の構成部材は特に制限なく使用できる。
また、正極中に元素としてNiが含まれる場合、正極活物質中のLiOH等の不純物が増える傾向があるため、一段と広い温度範囲での電気化学特性の改善効果が得られやすいので好ましく、正極活物質中のNiの原子濃度が5〜25atomic%である場合が更に好ましく、8〜21atomic%である場合が特に好ましい。
高結晶性の炭素材料を使用すると、充電時において非水電解液と反応し、界面抵抗の増加によって低温もしくは高温における電気化学特性を低下させる傾向があるが、本発明に係るリチウム二次電池では広い温度範囲での電気化学特性が良好となる。
本発明の第2の蓄電デバイスは、本願発明の非水電解液を含み、電解液と電極界面の電気二重層容量を利用してエネルギーを貯蔵する蓄電デバイスである。本発明の一例は、電気二重層キャパシタである。この蓄電デバイスに用いられる最も典型的な電極活物質は、活性炭である。二重層容量は概ね表面積に比例して増加する。
本発明の第3の蓄電デバイスは、本願発明の非水電解液を含み、電極のドープ/脱ドープ反応を利用してエネルギーを貯蔵する蓄電デバイスである。この蓄電デバイスに用いられる電極活物質として、酸化ルテニウム、酸化イリジウム、酸化タングステン、酸化モリブデン、酸化銅等の金属酸化物や、ポリアセン、ポリチオフェン誘導体等のπ共役高分子が挙げられる。これらの電極活物質を用いたキャパシタは、電極のドープ/脱ドープ反応に伴うエネルギー貯蔵が可能である。
本発明の第4の蓄電デバイスは、本願発明の非水電解液を含み、負極であるグラファイト等の炭素材料へのリチウムイオンのインターカレーションを利用してエネルギーを貯蔵する蓄電デバイスである。リチウムイオンキャパシタ(LIC)と呼ばれる。正極は、例えば活性炭電極と電解液との間の電気二重層を利用したものや、π共役高分子電極のドープ/脱ドープ反応を利用したもの等が挙げられる。電解液には少なくともLiPF6等のリチウム塩が含まれる。
〔リチウムイオン二次電池の作製〕
LiNi1/3Mn1/3Co1/3O2(正極活物質);94質量%、アセチレンブラック(導電剤);3質量%を混合し、予めポリフッ化ビニリデン(結着剤);3質量%を1−メチル−2−ピロリドンに溶解させておいた溶液に加えて混合し、正極合剤ペーストを調製した。この正極合剤ペーストをアルミニウム箔(集電体)上の片面に塗布し、乾燥、加圧処理して所定の大きさに裁断し、帯状の正極シートを作製した。また、ケイ素(単体、負極活物質);10質量%、人造黒鉛(d002=0.335nm、負極活物質);80質量%、アセチレンブラック(導電剤);5質量%を混合し、予めポリフッ化ビニリデン(結着剤);5質量%を1−メチル−2−ピロリドンに溶解させておいた溶液に加えて混合し、負極合剤ペーストを調製した。この負極合剤ペーストを銅箔(集電体)上の片面に塗布し、乾燥、加圧処理して所定の大きさに裁断し負極シートを作製した。そして、正極シート、微多孔性ポリエチレンフィルム製セパレータ、負極シートの順に積層し、表1〜2に記載の組成の非水電解液を加えて、ラミネート型電池を作製した。
〔高温サイクル特性の評価〕
上記の方法で作製した電池を用いて65℃の恒温槽中、1Cの定電流及び定電圧で、終止電圧4.3Vまで3時間充電し、次に1Cの定電流下、放電電圧3.0Vまで放電することを1サイクルとし、これを100サイクルに達するまで繰り返した。そして、以下の式によりサイクル後の容量維持率を求めた。
容量維持率(%)=(100サイクル目の放電容量/1サイクル目の放電容量)×100
<初期負極厚み>
上記の方法で1サイクルさせた電池を解体し、初期の負極厚みを測定した。
<サイクル後の負極厚み>
上記の方法で100サイクルさせた電池を解体し、高温サイクル後の負極厚みを測定した。
<負極厚み上昇率>
負極厚み上昇を以下の式により求めた。
負極厚み上昇=高温サイクル後の負極厚み−初期の負極厚み
負極厚み上昇率(%)は比較例1の負極厚み上昇を100%として求めた。
実施例1〜14及び比較例1〜3で用いた正極活物質に変えて、LiNi1/2Mn3/2O4(正極活物質)を用いて、正極シートを作成した。
LiNi1/2Mn3/2O4;94質量%、アセチレンブラック(導電剤);3質量%を混合し、予めポリフッ化ビニリデン(結着剤);3質量%を1−メチル−2−ピロリドンに溶解させておいた溶液に加えて混合し、正極合剤ペーストを調製した。この正極合剤ペーストをアルミニウム箔(集電体)上の片面に塗布し、乾燥、加圧処理して所定の大きさに裁断し、帯状の正極シートを作製したことの他は、実施例1と同様にラミネート型電池を作製し、表3に記載の非水電解液を加えて、電池評価を行った。この際、負極厚み上昇率(%)は比較例4の負極厚み上昇を100%として求めた。
Claims (4)
- 前記非水電解液において、更にフッ素原子又は不飽和結合含有環状カーボネートを含むことを特徴とする請求項1に記載の非水電解液。
- 前記非水電解液において、鎖状エステルが、対称鎖状カーボネートと、非対称鎖状カーボネートの両方を含むことを特徴とする請求項1又は2に記載の非水電解液。
- 正極、負極、及び非水溶媒に電解質塩が溶解されている非水電解液を備えた蓄電デバイスであって、前記非水電解液が請求項1〜3のいずれかに記載の非水電解液であることを特徴とする蓄電デバイス。
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