JP2015102982A - 事業所内自動販売機システム - Google Patents

事業所内自動販売機システム Download PDF

Info

Publication number
JP2015102982A
JP2015102982A JP2013242398A JP2013242398A JP2015102982A JP 2015102982 A JP2015102982 A JP 2015102982A JP 2013242398 A JP2013242398 A JP 2013242398A JP 2013242398 A JP2013242398 A JP 2013242398A JP 2015102982 A JP2015102982 A JP 2015102982A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
free
vending machine
card
mode
office
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2013242398A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5506996B1 (ja
Inventor
茂夫 片桐
Shigeo Katagiri
茂夫 片桐
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JAPAN MACHINE SERVICE CO Ltd
Original Assignee
JAPAN MACHINE SERVICE CO Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by JAPAN MACHINE SERVICE CO Ltd filed Critical JAPAN MACHINE SERVICE CO Ltd
Priority to JP2013242398A priority Critical patent/JP5506996B1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5506996B1 publication Critical patent/JP5506996B1/ja
Publication of JP2015102982A publication Critical patent/JP2015102982A/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Control Of Vending Devices And Auxiliary Devices For Vending Devices (AREA)
  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Abstract

【課題】 事業所内自動販売機をゲストに対するおもてなしの一環として無料利用してもらうことが可能で、悪用や不正な利用が抑制できる実用的な事業所内自動販売機を提供する。
【解決手段】 事業所内に設置された自販機1の前面扉12に設けられたカードリーダ4が、事業所内に設置されたカード発行部35で発行された無料カードCを読み取ることで、データ管理ユニット3を介してモード切替機構15に切替信号が送られ、制御部13は無料モードで自販機1が動作するよう各部を制御する。データ管理ユニット3は、無料モード時間が経過すると、通常モードに復帰するようモード切替機構15に制御信号を送る。無料カードCから読み取ったIDがカードリーダ3からデータ管理ユニット3に送られ、無料モードに切り替えた日時とともに履歴情報ファイル321に記録される。
【選択図】 図1

Description

本願の発明は、事業所内に設置して所属者等が利用する自動販売機に関するものである。
企業のオフィスや工場等の事業所には、飲料などの自動販売機が設置されており、所属者に自由に購入させ、利便性を向上させている。尚、「所属者」とは、当該事業所内にいて自動販売機で商品を購入する者という程度の意味である。例えば企業のオフィスや工場の場合には従業員ということになるし、自治体のような団体であれば職員ということになる。大学であれば、学生や職員が所属者ということになる。
このような事業所内の自動販売機は、所属者へのサービスや利益提供の一環として、街頭に設置されている通常の自動販売機に比べて商品の価格が安く設定されることがある。例えば、オフィスや工場では、従業員への福利厚生の一環として、商品の価格が安く設定される。通常は、商品の仕入れ価格に自販機設置者のマージンが上乗せされるが、このマージンをゼロとし、その分、商品を安くして従業員の福利厚生にするのである。
特許第5035715号公報
一方、オフィス等の事業所では、来客に対する応対の一環として、お茶出しが行われている。お茶出しのために事業所には給湯室があり、来客があった際、接客対応の従業員が日本茶やコーヒー等を提供している。
このような来客に対する飲料提供に事業所内自動販売機を兼用できれば、来客用の茶葉等を常備しておく必要はなくなり、またお茶出しのための従業員の労力(人件費)も軽減される。
事業所内自動販売機を来客に対する飲料提供に兼用するには、ゲストが無料で事業所内自動販売機を自由に利用できるようにする必要がある。この方法としては、事業所内自動販売機で利用できる専用のコインを備えておき、ゲストに対してコインを贈呈して無料で利用してもらう方法がある。しかしながら、この方法では、一枚のコインで一個の飲料が利用できるのみであるので、二個めの飲料をゲストが欲した場合、さらにコインをもらう必要がある。しかし、ゲストが自分からコインを要請することは、通常はためらわれる。自販機の近くに多数のコインを置いておきゲストが自由に取って使えるようにしても良いが、この場合、従業員が勝手に使ってしまう悪用があり得る。また、コインは、接客対応の従業員に予め何枚か預けておくことになるが、悪用を防止する観点から、厳密には枚数の管理が必要になり、煩雑である。
一方、最近の自動販売機には、無料にて各商品が提供されるモードで運転可能なものがある。これは、災害などの非常時を想定して従業員等が無料で自由に自動販売機の商品を取れるようにしたものである。無料モードへの変更は、自動販売機の筐体内(又は筐体外面)に設けられた特殊な専用鍵穴に専用キーを差し込んで操作することにより行われる。専用キーは、事業所内で当該自動販売機の管理を担当する担当者のみが持っており、上司の許可に従って専用キーを操作して無料モードとする。
このような無料モードの機能を利用してゲストに飲料を提供することも可能ではあるが、来客のたびに担当者が専用キーを操作しなければならず、非常に面倒である。ゲストが帰った後、専用キーを操作して有料モードにするのを忘れてしまうと、無料モードのままとなってしまい、従業員による悪用の恐れが生じる。
本願の発明は、このような点を考慮して為されたものであり、事業所内自動販売機をゲストに対するおもてなしの一環として無料利用してもらうことが可能で、悪用や不正な利用が抑制できる実用的な事業所内自動販売機を提供する意義を有している。
上記課題を解決するため、本願の請求項1記載の発明は、事業所内に設置された事業所内自動販売機と、当該事業所内に設置され、当該事業所内自動販売機に使用される無料カード発行部と、当該事業所内に設置されたデータ管理ユニットとから成る事業所内自動販売機システムであって、
事業所内自動販売機は、
前面扉を有する筐体と、
筐体内に設けられた商品収容部及び商品払い出し機構と、
前面扉に設けられた複数の商品選択ボタンと、商品取り出し口と、金銭投入部と
を備えており、
筐体内には、商品選択ボタンで選択された商品と金銭投入部から投入された金銭とに従って商品払い出し機構を制御する制御部が設けられており、
制御部は、通常モードと無料モードとを切り替えることが可能であって、無料モードは、特定の商品又は全商品を無料で払い出すモードであり、
前面扉又は筐体には、制御部に接続されたカードリーダが設けられており、カードリーダは、無料カードに記録された認証情報を読み取るものであり、
制御部は、カードリーダが認証情報を正しく読み取った際に通常モードから無料モードに切り替えて制御を行うものであって、無料モードへの切替後に設定時間が経過した際に通常モードに復帰するものであり、
カードリーダが無料カードから認証情報を正しく読み取ることで無料モードに切り替えられた際、その日時を履歴情報として記憶する記憶部が設けられており、データ管理ユニットは、この履歴情報を記憶部から読み取って表示することが可能となっているという構成を有する。
また、上記課題を解決するため、請求項2記載の発明は、前記請求項1の構成において、前記事業所内自動販売機は、お茶又はコーヒーを含む清涼飲料の自動販売機であるという構成を有する。
また、上記課題を解決するため、請求項3記載の発明は、前記請求項1又は2の構成において、前記データ管理ユニットは、前記自動販売機とは別の場所に配置されたユニットであるという構成を有する。
また、上記課題を解決するため、請求項4記載の発明は、前記請求項1、2又は3の構成において、前記カードリーダが前記無料カードの認証情報を正しく読み取ることで通常モードから無料モードに切り替えられた際、当該無料モード時間における商品の払い出し個数の情報を取得して記憶部に記憶する個数情報記憶手段を備えているという構成を有する。
以下に説明する通り、本願の請求項1記載の発明によれば、事業所内で従業員用に使用されている自動販売機について、ゲストに対するおもてなしの一環として無料利用してもらうことが可能になる。この際、データ管理ユニットにおいて無料利用の日時が確認できるので、悪用や不正な利用がチェックでき、悪用や不正な利用を効果的に防止することができる。
また、請求項2記載の発明によれば、上記効果に加え、事業所内自動販売機がお茶(日本茶、紅茶又はウーロン茶等)又はコーヒーを含む清涼飲料の自動販売機であるので、来客用の茶葉等を常備しておく必要はなくなり、またお茶出しのための従業員の労力(人件費)も軽減される。
また、請求項3記載の発明によれば、上記効果に加え、データ管理ユニットは、自動販売機とは別の場所に配置されたユニットであるので、市販の自動販売機を改造して実施する場合に改造箇所が少なくなるので好適である。また、複数の事業所内自動販売機を複数管理する場合に利便性が高くなる。
また、請求項4記載の発明によれば、上記効果に加え、1回の認証(無料での払い出し)の際に何個の商品が払い出されたかが記憶部に記憶されるので、データ管理ユニットで確認することで、悪用や不正な使用をさらに抑制したり、自販機運営会社が事業所に無料提供分の代金を請求する場合に好適になったりする効果が得られる。
本願発明の第一の実施形態の事業所内自動販売機システムの概略図である。 図1に示す自販機1において前面扉12を開けた状態の概略図である。 図1及び図2に示す実施形態のシステムにおける制御系を示した概略図(制御ブロック図)である。 第一の実施形態において、管理用PC2上に表示される履歴情報ファイルの内容の一例を示した概略図である。 第二の実施形態の事業所内自動販売機システムの制御ブロック図である。 図5に示すシステムにおいてカードリーダ4に実装された切替プログラムの概略を示したフローチャートである。 第二の実施形態において、管理用PC2上に表示される履歴情報ファイルの内容の一例を示した概略図である。
次に、本願発明を実施するための形態(以下、実施形態)について説明する。
図1は、本願発明の第一の実施形態の事業所内自動販売機システムの斜視概略図である。図1に示す事業所内自動販売機システムは、事業所内に設置された事業所内自動販売機(以下、自販機と略称する)1と、当該事業所内に設置され、当該自販機1に使用される無料カードCを発行するカード発行部と、当該事業所内に設置されたデータ管理ユニット3とから成っている。
事業所としては、事業会社のオフィスや営業所が想定されているが、事業を行っている場所であって、おもてなしをするべきゲストが来所する全ての場所が「事業所」に該当する。したがって、各種店舗、ホテルや旅館、保養所などの宿泊施設、テーマパークなどの娯楽施設、病院(ゲストとしての患者)等も「事業所」に該当する。
図1に示すように、自販機1は、筐体11と、筐体11の前面に設けられた前面扉12とを備えている。図2は、図1に示す自販機1において前面扉12を開けた状態の斜視概略図である。実施形態の自販機1は、清涼飲料の自販機1となっており、図2に示すように、筐体11内には、販売する缶入り又はPETボトル入りの清涼飲料を収容した商品収容部111が設けられている。図1に示すように、前面扉12には、商品の見本を展示した展示部121、購入する商品を選択する各商品選択ボタン122、購入のための硬貨や紙幣を投入する金銭投入部123、購入した商品を取り出す取り出し口124などが設けられている。
また、筐体11内には、自販機1の動作を制御する制御部13が設けられている。図2に示すように、前面扉12の裏面には、制御ボックス125が設けられている。制御ボックス125内に制御部13が納められている。制御部13は、プロセッサや記憶部(メモリ)等を備え、金銭投入部123で投入された金銭が規定の金額に達しているかどうかの判断等を行うものである。
一方、商品収容部111は、制御部13からの信号に従って商品を一つずつ払い出す払い出し機構14を備えており、制御部13は、投入された金銭が所定の金額に達していると判断した場合、払い出し機構14に信号を送り、選択された商品を取り出し口124に払い出すようになっている。これらの構成や機構の構造は、通常の自動販売機と同様のものとすることができるので、詳細な説明及び図示は省略する。
実施形態の事業所内自動販売機システムは、自販機1をゲストに対するおもてなしの一環として無料利用してもらうことを可能にしており、このための構成として無料カード発行部及びデータ管理ユニット3を備えている。この実施形態では、データ管理ユニット3がカード発行の機能も備えており、カード発行部に兼用されている。
実施形態のシステムでは、ゲストが自販機1においてカードを使用することで無料にて商品の払い出しを受けるようになっており、データ管理ユニット3はこのカード(以下、無料カードという)Cを発行するものである。
無料カードCは認証情報が記録されたものであり、データ管理ユニット3は、カードに認証情報を記録して無料カードCとして使えるようにするものである。
一方、自販機1の前面扉12には、カードリーダ4が設けられている。カードリーダ4は、無料カードCのタイプによって選定される。無料カードCとしては、磁気カード、ICカード等、種々のものから選んで使用し得るが、例えばType−Aの非接触式ICカードが低コストであるので、好適である。この実施形態では、建物の入退室管理用(セキュリティ用)のICカードシステムが転用されている。
図3は、図1及び図2に示す実施形態のシステムにおける制御系を示した概略図(制御ブロック図)である。
図3に示すように、自販機1は、モード切替機構15と、モード切替機構15に機構的に連結されている無料モード用鍵穴151とを備えている。無料モード用鍵穴151は、図1及び図2では不図示であるが、前面扉12又は筐体11内に設けられている。無料モード用鍵穴151は、無料モード用キー152を差し込んで操作することが可能になっており、この操作によってモード切替機構15は通常モード(有料モード)から無料モードへの切替信号を発生させるようになっている。モード切替機構15は、制御部13に接続されており、切替信号は制御部13に送られるようになっている。
制御部13は、モード切替信号が送られると、無料モードで動作するよう各部の制御を変更する。例えば、前面扉12上の商品選択ボタン122では、規定金額以上の金銭が投入されるとランプが点灯するが、無料モードでは金銭投入なしにランプが点灯するよう制御部13は各商品選択ボタン122を制御する。そして、特定の商品選択ボタン122が押されると、金銭の投入の有無にかかわらず、選択された商品を払い出すよう払い出し機構14を制御する。
そして、この実施形態では、カードリーダ4はデータ管理ユニット3を介してモード切替機構15に接続されている。即ち、図3に示すように、カードリーダ4は、第一の信号線301によってデータ管理ユニット3に接続され、データ管理ユニット3は、第二の信号線302によってモード切替機構15に接続されている。図2に示すように、カードリーダ4の背面が筐体11内に露出しており、第一の信号線301(図2中不図示)は、カードリーダ4の背面に接続され、筐体11内を通って筐体11の背面から延び、事業所内の床面等に敷設されながらデータ管理ユニット3に接続されている。第二の信号線302も、データ管理ユニット3から延びて事業所の床面等に敷設され、筐体11の背面を貫通して内部にあるモード切替機構15に接続されている。
データ管理ユニット3は、図3に示すように、プロセッサ31、記憶部32及びディスプレイ33、テンキーのような入力部34、カード発行部35、外部入力端子36、外部出力端子37等を備えた小型のデータ処理端末である。このようなデータ管理ユニット3としては、建物の入退室管理に使用されている端末が使用でき、例えば株式会社アイエフテクノ(本社、横浜市)から販売されているSimlo ME(商品名)が使用できる。カードリーダ4についても、同社のキャビネット管理用のセキュリティシステム「ICキャビネットSS」が使用できる。
この種のシステムでは、カードに記録された認証情報が正しく読み取られると、データ端末からロック解除信号出力され、ドアやキャビネットのロックを解除する仕組みとなっている。この実施形態でも、カードリーダ4は、無料カードCに記録された認証情報を読み取るようになっており、正しく認証情報が読み取られた旨の信号が第一の信号線301によりデータ管理ユニット3に送られると、データ管理ユニット3はモード切替機構15に対して無料モードに切り替えるよう第二の信号線302を通して制御信号を送るようになっている。
尚、データ管理ユニット3は、自由に設定可能なタイマー回路(不図示)を内蔵している。タイマー回路で設定される時間は、入退室管理システムでは解錠されてからオートロックがかかるまでの時間であるが、この実施形態では、1回の認証において無料モードで動作する時間(以下、無料モード時間)である。即ち、無料モード時間が経過した際、データ管理ユニット3は、通常モード(有料モード)に復帰するようモード切替機構15に制御信号を送るようになっている。
また、無料カードの発行についても、入退室管理で通常用いられるものと同様で、カードにIDや認証情報を記録して発行するものとなっている。この実施形態では、来客対応に使用するものなので、IDは、例えば発行日と通し番号を組み合わせた単純なもので良い。例えば2013年12月1日が発行日であれば、20131201-01、20131201-02、・・・というようにIDを設定する。認証情報は、各無料カードCにおいて同一(共通)で良く、例えば数字4桁のような単純なもので構わない。この実施形態では、データ管理ユニット3において認証が行われるようになっており、認証情報はデータ管理ユニット3の記憶部(メモリ)32に記憶される。
この実施形態では非接触式のICカードが無料カードCとして使用されるので、データ管理ユニット3は、不図示のアンテナを備えており、カード発行部35はアンテナを介してIDやパスワードをカードに書き込んで無料カードCとするものである。
図3に示すように、データ管理ユニット3の記録部(メモリ)32には、履歴情報を記録した履歴情報ファイル321が記憶されている。履歴情報ファイル321は、カードリーダ4が無料カードCの認証情報を正しく読み取り、データ管理ユニット3がモード切替機構15に切替信号を送った際の日時を、その際に読み取ったIDとともに記録したファイルである。履歴情報ファイル321は、例えばCSVのような汎用のデータベース形式のファイルとされる。
また、データ管理ユニット3の記憶部32には、無料モードへの切替や履歴情報の記録を行うシーケンスプログラム(以下、切替プログラムという)322が記憶されており、データ管理ユニット3において実装(実行可能と)されている。尚、データ管理ユニット3は、ディスプレイ33に履歴情報ファイル321の内容を表示することができるようになっている。履歴情報の閲覧は、限られた管理者のみができるようになっており、パスワード等によって管理されている。
尚、通常、データ管理ユニット3は、外部入力端子(LAN端子又はUSB端子)36を介してPC(パソコン)2に接続される。PC2は、管理用のものであり(以下、管理用PCという)、事業所内の管理担当者が操作するものである。
次に、このような構成である実施形態の事業所内自動販売機システムの使用方法について説明する。
事業所において、自販機1が設置されている。例えば事業所が事業会社のオフィスや営業所である場合、自販機1は、接客スペースや商談エリアなどに設置される。自販機1は、通常の自動販売機として従業員が利用できるものであるが、事業所を訪れたゲストも利用できるものでもある。
データ管理ユニット3は、事業所の管理部門(総務部又は営業管理部等)に設置されている。管理部門の従業員は、来客があった際、データ管理ユニット3を操作し、無料カードCを発行する。もしくは、何枚かの無料カードCを予め発行しておき、ストックとして溜めておく。発行された無料カードCは、接客対応の従業員によりゲストに渡される。
ゲストは、無料カードCを使用して無料にて自販機1から任意の商品の払い出しを受ける。即ち、無料カードCを自販機1の前面扉12のカードリーダ4で読み取らせる。カードリーダ4は、無料カードCからIDと認証情報を読み取る。図1に示すように、自販機1の前面扉12には、無料カードCの読み取りについて説明したメッセージ(説明文)43がシール貼り等の方法により設けられている。
カードリーダ4は、読み取った認証情報を第一の信号線301を通してデータ管理ユニット3に送る。データ管理ユニット3上の切替プログラム322は、送られた認証情報が正しいと判断すると、第二の信号線302を通してモード切替機構15に切替信号を送り、無料モードにさせる。この際、切替プログラム322は、カードリーダ4内の記憶部41に記憶されている履歴情報ファイル321に、IDと日時とを記録される。
ゲストは、無料カードCの読み取りにより全ての商品選択ボタン122のランプ(欠品の場合を除く)122が点灯しているので、任意の商品選択ボタン122を押し、商品を取り出し口124から取り出す。
データ管理ユニット3は、無料モードに切り替えた後にタイマーをスタートさせ、タイマーのカウントが無料モード時間に達したら、自動的に通常モード(有料モード)に切り替えるようモード切替機15に制御信号を送る。これにより、制御部13は通常モードでの制御に復帰する。無料モード時間は、任意に設定し得るが、少なくとも1個の商品が選択されて払い出されるのに必要な時間であり、ゲストが選択に迷う時間も考慮に入れて、例えば3〜30秒程度とされる。
このようにして、事業所に来客があるたびにゲストに無料カードCが渡され、ゲストは無料にて商品(ここでは清涼飲料)の提供を受ける。無料カードCによる商品の無料提供は1回限りということではないので、例えば長時間の商談になったりした場合に、さらに無料カードCを使用して清涼飲料の提供を受けるような使い方も可能である。無料カードCは、ゲストがそのまま持ち帰ってしまって良いし、接客対応の従業員に返してもらっても良い。
尚、無料カードCの使用期限については、無期限とすることもできるにし、当日限りのように期限を設定することもできる。無期限とした場合、ゲストが再び事業所を訪れた際、無料カードCを持参してきてもらって使用することができ、無料カードCをいちいち発行する手間が省けるメリットがある。ただ、無期限とした場合、ゲストが無料カードCを接客対応の従業員に返却した後、その従業員が後日使ってしまう悪用があり得る。したがって、当日限りのように期限を設定することも有効である。
期限を設定する場合、無料カードCに記録する情報にカード発行日が含まれるようにし、データ管理ユニット3の切替プログラムが認証を行う際、認証情報のみならずカード発行日を基準とした条件でも認証を行うようにする。例えば、認証情報が正しく且つカード発行日が当日の場合に限り正しく認証されたとする。
上記のようにしてゲストの自販機1の商品を無料提供するサービスをしていくと、データ管理ユニット3の記憶部32には、無料カードCの使用履歴が履歴情報ファイル321に記録されて集積される。事業所の管理部門の従業員は、定期的に(例えば一日に1回)履歴情報ファイル321の内容をチェックする。即ち、データ管理ユニット3を操作してデータ管理ユニット3上のディスプレイ33に表示するか、管理用PC2からデータ管理ユニット3にアクセスして管理用PC上で履歴情報ファイル321を表示する。そして、悪用や不正な利用がないかどうかチェックする。
図4は、表示される履歴情報ファイルの内容の一例を示した概略図である。図4では、管理用PC2上で表示された状態を例として示している。図4に示すように、履歴情報ファイルには、無料カードCのIDとその無料カードCを使用した日時(モード切替機構15に切替信号を送った日時)が記録されている。したがって、使用日時から悪用や不正な使用が推測できる。例えば、ゲストが帰った後の時間に無料カードCの使用がある場合、ゲストから無料カードCの返却を受けた従業員が勝手に使ったと推測できる。また、来客がない日に使用実績があれば、何らかの手段で無料カードCを取得した従業員が勝手に使ったと推測できる。このように履歴情報が管理部門でチェックされていることを従業員に周知しておけば、従業員による悪用や不正な使用は抑制できる。
このように、実施形態の事業所内自動販売機システムによれば、事業所内で普通に使用されている自販機1について、ゲストに対するおもてなしの一環として無料利用してもらうことが可能になる。この際、データ管理ユニット3や管理用PC2において履歴情報ファイルの内容が閲覧できるので、悪用や不正な利用がチェックでき、悪用や不正な利用を効果的に防止することができる。
このような実施形態のシステムは、ゲストがある程度の時間、事業所に滞在して商談等をしたりする場合に好適に使用され、例えば自動車販売会社の営業所、各種保険の代理店、不動産関係(例えば仲介会社)の営業所などにおいて好適に使用できる。この他、各種店舗、ホテルや旅館、保養所などの宿泊施設においても使用できる。この場合は、宿泊客がゲストということになり、例えばVIPルームのゲストに対して無料カードCを発行することが考えられる。宿泊施設での利用の場合には、宿泊期間を使用期限に設定して無料カードCを発行することが考えられる。
さらには、テーマパークなどの娯楽施設でも使用でき、パーク内に設置されている各自動販売機の無料で利用できるようにした使用例が考えられる。尚、無料カードCにおける「無料」とは、自販機1から商品の提供をうける際に金銭を自販機1に投入しなくて良いという趣旨であり、無料カードCの提供について有料とする場合もある。即ち、宿泊施設やテーマパークの場合、無料カードCを予めゲストに有料で提供するような使い方(一種のパスカード)もあり得る。
また、実施形態のシステムは、病院(ゲストとしての患者)や空港のような事業所でも使用が可能である。前者の場合は、比較的費用が高額である個室への入院患者に対して無料カードCを発行する場合があり得るし、後者の場合には空港に設けられているVIPラウンジの利用客に無料カードCを発行する使い方があり得る。
上述した実施形態において、履歴情報ファイルの内容を確認し、来客があった日時との関係で悪用や不正な使用を類推すると説明したが、来客があった日や時間が管理部門で正確に把握できていない場合、このような悪用や不正を推測することは難しいとも考えられる。このような問題は、履歴情報ファイル321に、1回の無料カードCの使用における商品の払出個数の情報を含ませることで解決することが可能である。以下、このように改良した第二の実施形態について説明する。図5は、第二の実施形態の事業所内自動販売機システムの制御ブロック図である。また、図6は、図5に示すシステムにおいてカードリーダ4に実装された切替プログラムの概略を示したフローチャートである。
第二の実施形態の事業所内自動販売機システムでは、無料カードCをカードリーダ4が読み取ることで無料モードに自販機1が切り替わった際、その無料モード時間における商品の払い出し個数の情報を取得して記憶部に記憶する個数情報記憶手段を備えている。個数情報記憶手段は、第二の実施形態では、制御部13の出力情報を利用するものとなっている。
現在各機械メーカーから販売されている自動販売機は、販売管理などの目的から、外部に対して情報を出力する機能を備えている。この機能に含まれるものが、商品の販売個数の情報である。具体的には、制御部13は、外部出力端子を幾つか有している。この外部出力端子には、商品が1個払い出されるたびに信号を出力する端子が含まれる。この端子には通常は機械式カウンタが接続され、自動販売機が設置された以後のトータルの販売個数を確認できるようにされている。
実施形態のシステムでは、この出力端子に機械式カウンタではなく電子式カウンタ5を接続する。また、カードリーダ4として外部入力端子36を備えたものを採用し、電子式カウンタ5を第三の信号線303によりデータ管理ユニット3の外部入力端子36に接続する。
また、制御部13と電子式カウンタ5とを結ぶ信号線上には、カウンタ用スイッチ51が設けられている。カウンタ用スイッチ51の制御用端子は、第四の信号線304によりデータ管理ユニット3の外部出力端子37に接続されている。カウンタ用スイッチ51は、通常はオフになっており、データ管理ユニットカードリーダ4から出力される制御信号によってオンになるよう構成されている。
同様に、カードリーダ4には切替プログラム322が実装されている。図6に示すように、切替プログラムは、無料カードCを読み取られて認証情報が送られると、認証情報が正しいかどうか判断し、正しい場合、モード切替機構15に切替信号を送るとともにカウンタ用スイッチ51をオンにするようプログラミングされている。そして、タイマーをスタートし、設定されている無料モード時間が経過した時点で外部入力端子にアクセスし、電子式カウンタ5の値を読み取る。そして、読み取った値と履歴情報(IDと認証日時)とを履歴情報ファイル321に記録するようプログラミングされている。尚、電子式カウンタ5の値を読み取った後、切替プログラムは、カウンタ用スイッチ51をオフに戻す。
図7は、管理用PC2に表示される履歴情報ファイルの内容の一例を示した概略図である。図7に示す内容は、図4とほぼ同様であるが、各々の認証において、実際に払い出された個数(電子式カウンタ5の値)が含まれている。つまり、無料カードCが使用されて無料モードに切り替わった際、実際に何個の商品が無料で払い出されたかが確認できるようになっている。
この第二の実施形態においても、事業所を訪れたゲストに無料カードCが渡され、ゲストは無料カードCを使用して無料にて自販機1の商品の提供を受ける。この際、カードリーダ4の切替プログラムは、認証を行って切替信号をモード切替機構15に送るとともに無料モード時間経過の時点での電子式カウンタ5の値を読み取って履歴情報に含めて記録する。したがって、図7に示すように、各履歴情報には、実際に払い出された商品の個数が含まれ、この情報を管理者が確認することができる。このため、悪用や不正な使用をさらに抑制することができる。
無料モード時間を例えば10秒に設定すると、自販機1において最大3個の商品を払い出すことができる。この場合、来客が1人であるのに一回に3個の商品が払い出されているのは不自然であり、悪用や不正な使用が疑われる。また、あるIDで連続して認証がされ、連続して3個の商品が払い出されるのも不自然であり、悪用や不正な使用が疑われる。このように、1回の認証(無料での払い出し)の際に何個の商品が払い出されたかを履歴情報として記録し、データ管理ユニット3上で表示されるようにすると、悪用や不正な使用の抑制にさらに効果がある。
また、第二の実施形態の構成は、システムの実際の運用においても非常に実用性が高い。このような事業所内自動販売機1は、実際には、事業所とは別の事業主体である自動販売機の運営会社(以下、自販機運営会社という)によって運営される場合が多い。自販機運営会社は、事業所から許可をもらって自販機1を設置させてもらう。したがって、法律的には自販機1は自販機運営会社の保有である。自販機運営会社のルートサービスマンは、定期的に事業所を訪問し、自販機1への商品の補充や代金の回収を行う。そして、自販機運営会社と事業所との契約に従い、代金の一部がマージンとして事業所に支払われる。前述したように、福利厚生の一環として価格を安くしている場合、マージンがゼロの場合もあり得る。
このような自販機1の実際の運用において、上記のように、無料で商品が提供されると、その分の代金は自販機運営会社が事業所に請求されることになる。この場合、無料提供の商品の個数が正確に把握されているべきで、履歴情報ファイル321に含まれる個数情報は、この目的で使用することができる。具体的には、自販機運営会社のルートサービスマンは、定期的な訪問の際、データ管理ユニット3の記憶部32に記憶された履歴情報ファイル321を読み取り、別の記憶手段に記憶する。例えば、データ管理ユニット3の外部出力端子にUSBメモリを装着して履歴情報ファイル321の内容をコピーする。そして、履歴情報ファイル321に含まれる個数情報を月極などの期間で集計し、事業所に対して代金を請求する。
尚、第一の実施形態のシステムにおいて、自販機運営会社が事業所に無料提供分の代金を請求する場合、1回の認証(無料モードへの切替)において例えば1.5個とか1.2個とかの個数の商品が払い出されたとみなして請求が行われることになる。このようにする旨の契約が、予め取り交わされる。これに比べると、第二の実施形態では、正確な個数情報になるので、好適である。
上記各実施形態では、データ管理ユニット3は、入退室管理システムで使用されているような非汎用の小型のデータ処理端末であったが、他の構成もあり得る。例えば、パソコンのような汎用のデータ処理端末を使用し、適宜のソフトウェアをインストールすることでデータ管理ユニットを構成することもできる。この場合、カードリーダ4は、データ管理ユニットに対して周辺装置として接続されてもよく、IPアドレスが別途与えられ、LAN接続されるものであっても良い。
尚、上記各実施形態では、無料カードCから読み取った認証情報が正しいかどうかの判断はデータ管理ユニット3上の切替プログラム322が行ったが、カードリーダ4が行うようにする場合もある。この場合、カードリーダ4は、プロセッサや認証情報を記憶した記憶部(メモリ)を備えることになる。
また、カードリーダ4とデータ管理ユニットとの交信は、Bluetooth(ブルートゥース エスアイジー,インコーポレイテッドの登録商標)、無線USB又は無線LANのようなワイヤレスのものであっても良く、データ管理ユニットを配置する箇所の自由度が増すので、好適である。
また、無料カードCの発行は、データ管理ユニット3が内蔵するカード発行部35が行ったが、データ管理ユニット3とは別の機器としてカード発行部を備える構成であっても良い。例えば、汎用のPCをデータ管理ユニットとした場合、非接触式のICカード等を発行できるカードリーダライタをPCの周辺機器として接続し、実施形態におけるカード発行部とすることができる。
さらに、データ管理ユニット3を自販機1に設ける構成もあり得る。この場合、第一の信号線301や第二の信号線302は、自販機1の筐体11内の配線となり、事業所の床面等に敷設する必要がないので好適である。尚、前面扉12には開閉鍵穴が設けられていて、管理者や運営会社のルートサービスマンのみが鍵を開けられるので、これらの者は、適宜前面扉12を開け、内部のデータ管理ユニット3を操作して履歴情報ファイル321をチェックする。尚、データ管理ユニットとして汎用の端末を使用する場合、タブレットPCのようなコンパクトな端末を筐体11内に配置する構成とすると好適である。
また、データ管理ユニット3とカードリーダ4とを一つの機器で実現する場合もあり得る。この場合は、カードリーダについて、データを表示するディスプレイを備え、履歴情報を記録したり表示したりする機能を有するものを使用する。このようなカードリーダを前面扉12に設けておき、管理者のみが実行できる管理メニューの一つとして履歴情報ファイルの表示を実装しておく。このようにしても、上記各実施形態と同様の効果が得られる。
但し、データ管理ユニット3を自販機1とは別のユニットとした場合、複数の自販機1について遠隔で集中管理することが可能である。即ち、複数の自販機1のカードリーダ4からそれぞれ認証情報を受信して認証を行ったり、履歴情報を履歴情報ファイル321に記録したり、ディスプレイで表示してチェックしたりすることが可能である。したがって、複数の自販機1においてゲストに上記無料モードでの利用をさせようとする事業所においては、データ管理ユニット3が自販機1とは別の場所にある上記各実施形態の方が利便性が高い。
尚、複数の自販機1を管理する場合、カードリーダ4からはカードリーダ4自身の識別情報(即ち、それぞれの自販機1のID)が認証情報とともにデータ管理ユニット3に送信されるようにし、履歴情報には各自販機1のID(どの自販機で無料モードでの商品の払い出しがあったか)の情報が含まれるようにされる。
また、カードリーダ4については、自販機1の前面扉12に設けられているとしたが、筐体11に設けられていても良い。カードリーダ4は、無料カードCを読み取れる位置に設けられていればよく、例えば筐体11の側面に設けられる場合もある。
尚、上記各実施形態では、有料モード(通常モード)から無料モードの切替は、モード切替機構15により行ったが、これは現在入手できる自動販売機の改造により本願発明を実施することを前提とした説明であり、現状の自動販売機が機構的な手段により(モード切替機構15により)切替を行っているためである。モードの切替は、制御部13において電子的に(又はソフトウェア的に)行うことも可能であり、この場合は、カードリーダ4の出力が制御部13に直接入力され、無料モードへの切替が行われる場合もあり得る。尚、上記実施形態の構成は、既存の自動販売機に対する改造をより少なくし、低コストでシステムを実現する意義を有する。
尚、履歴情報は、データ管理ユニット3が備える記憶部41に記憶されたが、これは本願発明の実施に際して必須の事項ではなく、システムがどこかに備える記憶部に記憶されていれば良い。例えば、制御部13が備える記憶部(メモリ)に情報が送られて記憶されるようになっていても良いし、カードリーダ4がメモリを備えていれば、そこに記憶されるようにしていても良いし、データ管理ユニット3経由で管理用PC2に送られ、データ管理用PC2の記憶部(メモリ又はハードディスク等)に記憶されても良い。
また、第二の実施形態において、個数情報記憶手段は、制御部13からの常時出力される個数情報(カウント)のうち、無料モードとなった時点でカウンタ用スイッチ51をオンにし、無料モード時間経過時の電子式カウンタ5の値を読み取ったが、無料モードになっている時間のみ個数情報の出力をするように制御部13を構成すれば、カウンタ用スイッチ51は不要である。また、商品の払い出し個数の情報は、払い出し機構14において、リミットスイッチのような機構的なセンサを設けても取得することができ、このような機構の出力が履歴情報として記憶部に記憶されるようにする場合もあり得る。
尚、上記各実施形態の説明では、無料提供される商品は、自販機1で提供される全ての商品であるとして説明されたが、特定の商品だけ(例えば日本茶と缶コーヒーのみ)を無料提供する場合もあり得る。この場合は、無料モードが特定の商品選択ボタン122において有効となるよう制御部13が構成される。
1 事業所内自動販売機
11 筐体
12 前面扉
13 制御部
14 払い出し機構
15 モード切替機構
2 管理用PC
3 データ管理ユニット
4 カードリーダ
5 電子式カウンタ
C 無料カード

Claims (4)

  1. 事業所内に設置された事業所内自動販売機と、当該事業所内に設置され、当該事業所内自動販売機に使用される無料カード発行部と、当該事業所内に設置されたデータ管理ユニットとから成る事業所内自動販売機システムであって、
    事業所内自動販売機は、
    前面扉を有する筐体と、
    筐体内に設けられた商品収容部及び商品払い出し機構と、
    前面扉に設けられた複数の商品選択ボタンと、商品取り出し口と、金銭投入部と
    を備えており、
    筐体内には、商品選択ボタンで選択された商品と金銭投入部から投入された金銭とに従って商品払い出し機構を制御する制御部が設けられており、
    制御部は、通常モードと無料モードとを切り替えることが可能であって、無料モードは、特定の商品又は全商品を無料で払い出すモードであり、
    前面扉又は筐体には、制御部に接続されたカードリーダが設けられており、カードリーダは、無料カードに記録された認証情報を読み取るものであり、
    制御部は、カードリーダが認証情報を正しく読み取った際に通常モードから無料モードに切り替えて制御を行うものであって、無料モードへの切替後に設定時間が経過した際に通常モードに復帰するものであり、
    カードリーダが無料カードから認証情報を正しく読み取ることで無料モードに切り替えられた際、その日時を履歴情報として記憶する記憶部が設けられており、データ管理ユニットは、この履歴情報を記憶部から読み取って表示することが可能となっていることを特徴とする事業所内自動販売機システム。
  2. 前記事業所内自動販売機は、お茶又はコーヒーを含む清涼飲料の自動販売機であることを特徴とする請求項1記載の事業所内自動販売機システム。
  3. 前記データ管理ユニットは、前記自動販売機とは別の場所に配置されたユニットであることを特徴とする請求項1又は2記載の事業所内自動販売機システム。
  4. 前記カードリーダが前記無料カードの認証情報を正しく読み取ることで通常モードから無料モードに切り替えられた際、当該無料モード時間における商品の払い出し個数の情報を取得して記憶部に記憶する個数情報記憶手段を備えていることを特徴とする請求項1、2又は3記載の事業所内自動販売機システム。
JP2013242398A 2013-11-22 2013-11-22 事業所内自動販売機システム Active JP5506996B1 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013242398A JP5506996B1 (ja) 2013-11-22 2013-11-22 事業所内自動販売機システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013242398A JP5506996B1 (ja) 2013-11-22 2013-11-22 事業所内自動販売機システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP5506996B1 JP5506996B1 (ja) 2014-05-28
JP2015102982A true JP2015102982A (ja) 2015-06-04

Family

ID=50941905

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013242398A Active JP5506996B1 (ja) 2013-11-22 2013-11-22 事業所内自動販売機システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5506996B1 (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016128993A (ja) * 2015-01-09 2016-07-14 株式会社日本マシンサービス 顧客来場促進装置
JP5999534B1 (ja) * 2015-11-24 2016-09-28 株式会社日本マシンサービス プロモーションシステム
JP6061169B1 (ja) * 2016-08-22 2017-01-18 株式会社日本マシンサービス フリーベンド対応自動販売機
JP2018005860A (ja) * 2016-07-08 2018-01-11 株式会社日本マシンサービス 自動販売機
JP2018139063A (ja) * 2017-02-24 2018-09-06 キヤノンメディカルシステムズ株式会社 病院情報システム、及び通信制御プログラム
WO2019142382A1 (ja) * 2018-01-16 2019-07-25 Acall株式会社 来客対応rpaシステム
JP6827143B1 (ja) * 2020-08-06 2021-02-10 サントリーホールディングス株式会社 自動販売機、サーバ、自販機システム、商品排出方法、情報処理方法、およびプログラム

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5945891B1 (ja) * 2016-01-21 2016-07-05 株式会社日本マシンサービス 自動販売機システム
JP6762594B1 (ja) * 2020-03-09 2020-09-30 株式会社日本マシンサービス 自動販売機

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07239967A (ja) * 1994-02-28 1995-09-12 Kubota Corp 無料販売機能付き自動販売機
JP2004054747A (ja) * 2002-07-23 2004-02-19 Kubota Corp 自動販売機
JP2006338576A (ja) * 2005-06-06 2006-12-14 Matsushita Electric Ind Co Ltd 自動販売機の制御装置
JP2010102470A (ja) * 2008-10-23 2010-05-06 Panasonic Corp 自動販売機の制御装置
JP2010211659A (ja) * 2009-03-12 2010-09-24 Tele Net Kk 災害時支援システム
JP5035715B1 (ja) * 2012-05-09 2012-09-26 株式会社日本マシンサービス 事業所内自動販売機管理システム

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07239967A (ja) * 1994-02-28 1995-09-12 Kubota Corp 無料販売機能付き自動販売機
JP2004054747A (ja) * 2002-07-23 2004-02-19 Kubota Corp 自動販売機
JP2006338576A (ja) * 2005-06-06 2006-12-14 Matsushita Electric Ind Co Ltd 自動販売機の制御装置
JP2010102470A (ja) * 2008-10-23 2010-05-06 Panasonic Corp 自動販売機の制御装置
JP2010211659A (ja) * 2009-03-12 2010-09-24 Tele Net Kk 災害時支援システム
JP5035715B1 (ja) * 2012-05-09 2012-09-26 株式会社日本マシンサービス 事業所内自動販売機管理システム

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016128993A (ja) * 2015-01-09 2016-07-14 株式会社日本マシンサービス 顧客来場促進装置
JP5999534B1 (ja) * 2015-11-24 2016-09-28 株式会社日本マシンサービス プロモーションシステム
JP2018005860A (ja) * 2016-07-08 2018-01-11 株式会社日本マシンサービス 自動販売機
JP6061169B1 (ja) * 2016-08-22 2017-01-18 株式会社日本マシンサービス フリーベンド対応自動販売機
JP2018139063A (ja) * 2017-02-24 2018-09-06 キヤノンメディカルシステムズ株式会社 病院情報システム、及び通信制御プログラム
WO2019142382A1 (ja) * 2018-01-16 2019-07-25 Acall株式会社 来客対応rpaシステム
JPWO2019142382A1 (ja) * 2018-01-16 2020-11-26 Acall株式会社 来客対応rpaシステム
JP6827143B1 (ja) * 2020-08-06 2021-02-10 サントリーホールディングス株式会社 自動販売機、サーバ、自販機システム、商品排出方法、情報処理方法、およびプログラム
JP2022030113A (ja) * 2020-08-06 2022-02-18 サントリーホールディングス株式会社 自動販売機、サーバ、自販機システム、商品排出方法、情報処理方法、およびプログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JP5506996B1 (ja) 2014-05-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5506996B1 (ja) 事業所内自動販売機システム
US11087298B2 (en) Computer-controlled, unattended, automated checkout store outlet system and related method
US9158946B2 (en) Locker system using barcoded wristbands
US8416064B2 (en) Universal mobile communication system for wireless and wire line sensor network
JP2017521780A (ja) コンピュータ制御式の無人自動チェックアウト式店舗アウトレット及び関連方法
JP2016521414A (ja) コンピュータ制御式の無人自動チェックアウト式店舗アウトレット
US7568618B1 (en) Automated food service and billing system and method
JP5444494B1 (ja) 非常用飲料提供装置及び自動販売機
US8744622B2 (en) Information management system
JP2012104152A (ja) タバコ販売機
JP2005013426A (ja) スロットマシン監視システム
JP5945891B1 (ja) 自動販売機システム
US20040046018A1 (en) System and method for electronic lock access
JP6762594B1 (ja) 自動販売機
JP3211845U (ja) 自動販売機及び健康増進支援システム
JP6168374B1 (ja) 自動販売機及び健康増進支援システム
JP3521350B2 (ja) カード式錠およびカードホルダ
JP5979400B2 (ja) 顧客来場促進装置
JP2008146600A (ja) 販売システム
JP4668353B1 (ja) 課金システム
JP3209154U (ja) コインパーキング場
JP6061169B1 (ja) フリーベンド対応自動販売機
NO347789B1 (en) System for various services and functions including payments for the same
KR20010098123A (ko) 인터넷을 이용한 숙박업소 운영 방법
KR20010029275A (ko) 카드식 자동판매기

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140218

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140318

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5506996

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250