JP2016128993A - 顧客来場促進装置 - Google Patents
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Abstract
Description
この出願の発明は、来場促進におけるこのような課題を考慮して為されたものであり、それほど多くのコストがかからず効果的な来場促進が期待でき、施設側の管理の手間も多くはかからない来場促進の技術を提供することを目的とするものである。
施設内に設置された施設内自動販売機と、無料カードに与えられている識別情報を読み取るカード読み取り機とを備えており、
施設内自動販売機は、
前面扉を有する筐体と、
筐体内に設けられた商品収容部及び商品払い出し機構と、
前面扉に設けられた複数の商品選択ボタンと、商品取り出し口と、金銭投入部と
を備えており、
筐体内には、商品選択ボタンで選択された商品と金銭投入部から投入された金銭とに従って商品払い出し機構を制御する制御部が設けられており、
制御部は、通常モードと無料モードとを切り替えることが可能であって、無料モードは、商品収容部に収容された商品を無料で払い出すモードであり、
前記無料カードに与えられている識別情報は、当該カードが無料カードとして真正なものであることを示すとともに他の施設内自動販売機が設置された他の施設と区別できるように与えられた情報であり、
カード読み取り機は、カード挿入口と、カード挿入口から挿入された無料カードに与えられている識別情報を読み取る読み取りセンサと、出力制御部とを有しており、出力制御は、読み取りセンサが読み取ったカードの識別情報について、当該カードが真正な無料カードかどうか及び他の施設の施設内自動販売機用の無料カードではないかどうかを判断するものであって、出力制御部は、当該カードが真正な無料カードであって他の施設の施設用の無料カードではないと判断した場合に無料モードとする旨の信号を施設内自動販売機の制御部に出力するものであり、
制御部は、無料モードとする旨の信号がカード読み取り機の出力制御部から出力された場合、通常モードから無料モードに切り替える制御を行うものであるとともに、制限された数の商品の払い出しを無料モードで行った後、通常モードに復帰する制御を行うものであるという構成を有する。
また、上記課題を解決するため、請求項2記載の発明は、前記請求項1の構成において、前記カード読み取り機は、真正な無料カードであると判断されたカードを再利用可能な状態で回収するカード回収部を備えているという構成を有する。
また、上記課題を解決するため、請求項3記載の発明は、前記請求項2の構成において、前記カード回収部は、前面扉の開閉に用いられる鍵とは別個の鍵で開閉される開閉扉を備えているという構成を有する。
また、上記課題を解決するため、請求項4記載の発明は、前記請求項1乃至3いずれかの構成において、前記カード読み取り機は、前記施設内自動販売機とは別に設けられたものであり、前記カード読み取り機の出力制御部と前記施設内自動販売機の制御部とは、信号線で接続されたものであるか又は無線通信するものであるという構成を有する。
また、上記課題を解決するため、請求項5記載の発明は、前記請求項1乃至3いずれかの構成において、前記カード読み取り機は、前記施設内自動販売機に搭載されたものであり、前記前面扉又は筐体にカード挿入口が形成されているという構成を有する。
また、上記課題を解決するため、請求項6記載の発明は、前記請求項1乃至5いずれかの構成において、前記識別情報には、カードが真正な無料カードかどうか及び他の施設の施設内自動販売機用の無料カードではないかどうかを判断するための情報であるメイン情報と、メイン情報以外の情報であって無料カードの種別を識別するための情報であるサブ情報サブ情報とが含まれており、
前記出力制御部は、実績情報記憶部を有しており、真正な無料カードであって他の施設の施設用の無料カードではないと判断した場合に当該無料カードのサブ情報を実績情報記憶部に記憶するものであるという構成を有する。
また、請求項2記載の発明によれば、上記効果に加え、無料カードは回収して再利用できるので、この点でも低コストのプロモーションとなる。
また、請求項3記載の発明によれば、上記効果に加え、使用済みの無料カードの回収を施設側が行うことができ、自販機業者のサービスマンの到来を待つ必要がない。このため、無料カードを切らすことなく安定してプロモーションを行うことができる。
また、請求項4記載の発明によれば、上記効果に加え、カード読み取り機が施設内自動販売機とは別に設けられたものであるので、カード読み取り機自体が顧客の目を引くことになり、無料提供のサービスがされていることを認知し易くなる。このため、広告宣伝的な効果において優れたものになる。さらに、市販の自動販売機を改造して顧客来場促進装置としたり、施設内自動販売機を元の通常の自動販売機に戻したりすることも容易である。
また、請求項5記載の発明によれば、上記効果に加え、カード読み取り機が施設内自動販売機に搭載されたものであるため、省スペース化が図られるメリットがある。
また、請求項6記載の発明によれば、上記効果に加え、識別情報にはサブ情報が含まれており、サブ情報が実績情報記憶部に記憶されるので、記憶されたサブ情報を読み出すことで、どのような種別の無料カードが使用されたかを知ることができる。
図1は、この出願の発明の第一の実施形態の顧客来場促進装置の斜視概略図である。図1に示す顧客来場促進装置は、施設への顧客の来場を促進する装置であり、施設内に設置された施設内自動販売機(以下、施設内自販機)1と、無料カード2に与えられている識別情報を読み取るカード読み取り機3とを備えている。
施設としては、各種店舗、ゲームセンター、漫画喫茶、カラオケ店などのアミューズメント施設、ホテル、カプセルホテル、スーパー銭湯といった宿泊・浴場施設等の商業施設が想定されているが、後述するように、本願発明はこれらの施設に限定されるものではない。
図3に示すように、無料カード2は、長方形の名刺サイズのものである。材質としては、PVC(ポリ塩化ビニール)やPET(ポリエチレンテレフタレート)のような樹脂製である。無料カード2は、施設への来場者(顧客)に対して施設内自販機1内の商品を無料で提供するためのものであり、施設の名前(ロゴ)の表示がされている。図3の例は、スポーツ施設とアミューズメント施設と統合した施設の例となっている。また、無料カード2である旨の表示がされており、さらに、無料カード2には識別情報が表示されている。これら表示の方法は、印刷の場合が多いが、シール貼り等の他の方法による場合もある。
このような各情報担持部22a〜22dは、基材21に対する印刷により形成されている。印刷は、カード印刷を行う専門の業者に頼んで行うこともできるし、場合によっては汎用のプリンタで印刷することもできる。
図1、図4及び図5に示すように、カード読み取り機3は、円筒状のケーシング31と、ケーシング31内に設けられた読み取りセンサ32と、真正な無料カード2のみ通過させるゲート部33と、読み取りセンサ32からの出力により真正な無料カード2かどうかを判断して制御や信号出力を行う出力制御部34等から構成されている。
ケーシング31内には、カード挿入口310から下方に延びるようにして角筒状のガイド37が設けられている。ガイド37の内面における長尺方向の幅は、無料カード2の幅よりも少し大きく、短尺方向の幅は無料カード2の厚さよりも少し大きい。尚、図4は、ガイド37の短尺方向での断面概略図であり、図5は、ガイド37の長尺方向での断面概略図である。
図4及び図5に示すように、区画板35には落とし込み孔350が形成されている。落とし込み孔350は、ガイド37の下端開口と同様の寸法形状のスリットであり、ガイド37の下端開口と連通している。
また、上記説明から解るように、無料カード2が挿入される際、上下が逆になったり左右が逆になったりしても、いずれかの情報担持部22a〜22dが読み取りセンサ32で読み取られる。各情報担持部22a〜22dには同じ識別情報が担持されているので、いずれの姿勢で無料カード2を挿入してもエラーなく識別情報が読み取られる。
まず、図7(1)に示すように、無料カード2がカード挿入口310から挿入される。スタンバイ状態では受け具331は前進位置にあるので、カードは受け具331に当たってそれ以上は差し込まれない状態となる。この際、挿入検出センサ371がオンとなり、読み取りセンサ32や出力制御回路34の動作が開始される。
尚、真正な無料カードではない場合、受け具331は後退せず、カードは回収されずにそのままの状態となる。例えば、利用者が誤って別のカードを挿入してしまった場合が考えられる。このような場合、そのカードを取り出す必要があるが、カードを取り出し易いよう、図1及び図4に示すようにカード挿入口310の縁には切り欠き315が設けられている。
図8は、図1及び図2に示す施設内自販機1の制御系を示した概略図(制御ブロック図)である。
顧客来場促進装置を使用する場合、予め相当数の無料カード2を用意しておく。すなわち、透明な基材21に所定の情報担持部22a〜22dを印刷することで相当数の無料カード2を製作しておく。情報担持部22a〜22dで表示される情報は、10010のような情報を「黒色」「透明」のパターンで印刷したものであるが、同一の識別情報を保持回路341に保持しておく(例えばROMに書き込んでおく)。
商品払い出し機構が動作して商品が払い出されると、電子式カウンタが“1”をカウントし、これによりモード復帰信号出力回路17が動作して制御部13にモード復帰の信号を送る。これにより、制御部13は通常モード(有料モード)に自動的に復帰する。
この際、1枚の無料カード2は1個のみの商品の無料払い出しができるのみであるので、販売促進費として大きなコストとなることはない。また、無料カード2は回収してまた再利用するので、この点でも低コストのプロモーションとなっている。そして、施設内自販機1の管理自体は、自販機業者によって行われる。すなわち、施設内自販機1のような自動販売機は、通常、業者(以下、自販機業者という)が施設側から許可をもらって設置し、商品の補充と代金の回収といった管理を行う。自販機業者は、施設側に販売数に応じたコミッションを支払っている。したがって、施設側は施設内自販機1を管理する必要はなく、溜まった無料カードを回収するのみである。このため、プロモーションに要する手間も非常に小さいものとなっている。
実施形態の顧客来場促進装置では、商品の無料提供によるプロモーションが行える上、通常の自動販売機としての利用もできるので、顧客にとっては利便性が増し、施設側にとってはコミッション収入も見込めることになる。このように、実施形態の顧客来場促進装置によれば、一石二鳥、三鳥的な効果がある。
第一の実施形態の顧客来場促進装置では、カード読み取り機3が施設内自販機1とは別に設けられていて、カード読み取り機3が施設内自販機1の制御部13に対して信号線30で接続されていたが、第二の実施形態では、カード読み取り機3が施設内自販機1に搭載された構造となっている。
図10に示すように、前面扉12に設けられた開口には不図示の枠体が嵌め込まれて固定されており、この枠体に保持される形でカード読み取り機3が固定されている。
前面パネル38の上側位置にはカード挿入口310が形成されており、カード挿入口310から水平に奥側に延びるようにして不図示のガイドが設けられている。そして、ガイドの長さ方向の途中の位置において進退するように受け具331と、受け具331を駆動する駆動機構332とから成るゲート部33が設けられている。
尚、前面パネル38の下側の部分には、不図示の鍵孔を有する開閉扉361が設けられている。カード回収部36に溜まった無料カード2を回収する際には、開閉扉361が開けられる。
動作についても、第一の実施形態と基本的に同様である。提供された無料カード2を顧客がカード挿入口310に差し込むと、読み取りセンサ32がいずれかの情報担持部22a〜22dを読み取る。そして、読み取り結果が判断回路343で判断されて真正な無料カード2であるとされると、駆動機構332が動作して受け具331が後退し、送り機構39により無料カード2が送られてカード回収部36に落とし込まれる。そして、制御部13に信号が送られて無料モードへの切り替えが行われ、無料での1個のみの商品の払い出しの後、通常モードに復帰する。
また、市販の自動販売機を改造して顧客来場促進装置とする場合、第二の実施形態では、前面扉12に開口を設ける等、改造の手間は第一の実施形態に比べてかかる。第一の実施形態の場合、カード読み取り機3を製作して信号線を制御部13に接続するだけで顧客来場促進装置になるので、製作が容易である。また、第一の実施形態の場合、カード読み取り機3を取り外すだけで元の通常の自動販売機として再利用できるので、この点でも優位性がある。第二の実施形態の場合、前面扉12からカード読み取り機3を取り外し、枠体4に対してカバー等を設けて目立たないように塞いでおくという作業が必要になる。
そして、この第四の実施形態では、図12に示すように、四つの読み取りセンサ32C〜32Fが使用されている。以下、四つの読み取りセンサを第一の読み取りセンサ32C,第二の読み取りセンサ32D、第三の読み取りセンサ32E、第四の読み取りセンサ32Fとする。各読み取りセンサ32C〜32Fは、五つのフォトセンサ321で構成されている点で前記各実施形態と同様である。
そして、図12に示すように、第一の読み取りセンサ32Cが第二の読み取りセンサ32Dの上側に配置され、第三の読み取りセンサ32Eが第四の読み取りセンサ32Fの上側に配置されている。これら読み取りセンサ32C,32Eの配置位置は、無料カード2が受け具331に当接して停止した際、無料カード2の第一の情報担持部22aが第一の読み取りセンサ32Cで読み取られ、第三の情報担持部22cが第三の読み取りセンサ32Eで読み取られる位置となっている。且つ、図12に示すように、第一の読み取りセンサ32Cの配置位置と、第三の読み取りセンサ32Eの配置位置は、互いにwの幅だけずれており(第一の読み取りセンサ32Cの方が上側)、wは単位領域23の幅に一致している。
このようにして得られた20ビット分の情報は、同様に保持回路で保持されている無料カードの真正な情報と対比され、真正な無料カードであるかどうかが判断回路で判断される。そして、真正であると判断されれば、無料モードとすべき旨の信号が制御部13に送られ、無料カード2はカード回収部に回収される。
そして、各情報担持部22a〜22dは、透明領域と黒色領域の他、白色に印刷された単位領域23を有している。以下、この領域を白色領域という。図13では、便宜上、地色と同じ白色を透明領域とし、白色領域を灰色で描いている。各情報担持部22a〜22dは、透明領域、黒色領域及び白色領域の並びのパターンで情報が担持されている。
図14に示すように、フォトセンサは、受光素子と発光素子と距離を遠ざけていくと、ある距離から急減に検出電流が低下し、ある距離を超えるとゼロになる。受光素子と発光素子の距離は、100%の電流になる距離とされる。そして、フォトセンサにおける検出の閾値は、通常、100%の検出電流に対して50%に設定されている。
この場合、図14に示すように、受光素子からの出力に対する閾値としては、標準設定と微弱設定の二つが選択的に設定されるようになっている。微弱設定は、白色領域の場合の検出電流と黒色領域の場合の検出電流(ほぼゼロ)の丁度中間の値の設定となっている。この実施形態でも、第一の実施形態と同様に出力制御部34を備えており、上記二つの閾値の設定は、出力制御部34に設けられた受信回路342で行われる。
図15には、三つの設定例が示されている。設定例Aは、各フォトセンサをすべて標準設定とした例であり、設定例Bは各フォトセンサを全て微弱設定とした例であり、設定例Cは、標準設定と微弱設定を混合させた例である。
尚、青、赤、黄色等の色で印刷した場合にも、透明領域の場合と同程度の検出電流が得られることが判っており、透明領域の代わりに用いられることもある。
第六の実施形態でも、第一の実施形態と同様、無料カード2には、同じ情報を担持した四つの情報担持部22a〜22dが設けられている。図16に示すように、第六の実施形態では、各情報担持部22a〜22dは、透明領域及び黒色領域から成るパターンが二列に設けられたものとなっている。各情報担持部において、内側(無料カードの中央側)の列を内側列と呼び、反対側を外側列と呼ぶ。
第七の実施形態でも、無料カード2は透明な基材21より成るものであり、無料カード2の左右の辺にそれぞれ情報担持部22a,22bが設けられている。各情報担持部22a,22bの各単位領域23は、第一の実施形態と同様に透明領域か黒色領域であるが、その幅は第二の実施形態と同様に狭いものとなっている。そして、各情報担持部22a,22bが設けられた領域は、無料カード2のほぼ全長に亘っている。従って、図17に示すように、単位領域23の数が第二の実施形態よりも多く、この例では30個となっている。
図17に示すように、この実施形態では、左右の情報担持部は、単位領域1個分だけずれて設けられているから、左側の情報担持部22aが読み取られる場合と、左右に裏返して左右を逆にして右側の情報担持部22a,22bが読み取られる場合とでは、同じ読み取りセンサであっても情報担持部22a,22b上の異なる箇所で検出が行われることになる。この様子が、図18に示されている。説明の都合上、図17において上側にずれている左側の情報担持部を第一の情報担持部22aとし、これに対して下側にずれている右側の情報担持部を第二の情報担持部22bという。
第八の実施形態は、カード読み取り機の構造が上記各実施形態と異なっている。第八の実施形態は、カード読み取り機の故障やイタズラによる不具合等を考慮した構造となっている。
上板301は、第一の実施形態に相当する上板部311に相当するものであり、カード挿入口310を有している。上板301は、連結ブロック302により枠体300の上面に連結されている。連結ブロック302は、上板301の下面に固定されている。連結ブロック302は、円環状のものであり、横方向(板面方向)に貫通したピン孔が幾つか設けられている。
各読み取りセンサ32や各ゲート部33の構成自体は、上述した第一の実施形態と基本的に同様である。尚、ガイド37や二つの読み取りセンサ32、二つのゲート部33等は、枠体300内に設けられているため、枠体300と一体に移動し得る。
読み取りや無料カード2の取り込みの動作は、第一の実施形態と同様である。情報担持部を読み取りセンサ32が読み取り、正しいと判断された場合、ゲート部33が動作して受け具331が後退し、無料カード2が落下してカード回収部36に溜められる。
上記の通り、カード読み取り機3の修理は、ガイド空間に異物が詰まってしまったり、読み取りセンサ32等が故障してしまったりした場合に必要になる。この場合、枠体300及びその内部の部材を全体に引き出して、適宜交換や修理を行う。
上記のように、第八の実施形態では、上板301のみ回転させるという簡単な作業で暫定復旧ができる上、通常の修理も上板301及び枠体300をケーシング31から引き出せる構造なので、容易に行える。尚、第八の実施形態の構造は、カード読み取り機3が施設内自販機1の前面扉12に設けられた第二の実施形態においても採用することができることは、勿論である。
第九の実施形態では、情報担持部22に担持された情報のフォーマット(レイヤ構造)が上記各実施形態と異なっており、図22(1)には、第九の実施形態におけるレイヤ構造が示されている。
図22(1)に示すように、この例では、メインレイヤは17個の単位領域23から成り、サブレイヤは3個の単位領域23から成っている。各単位領域23は、黒色領域か透明領域かであるので、メインレイヤ221は、17ビット(131072通り)の情報を担持し、サブレイヤ222は3ビット(8通り)の情報を担持している。
このようにすると、実績情報ファイルの内容を読み取った際、無料カードの回収数を営業マンID毎に集計することができるので、どの営業マンの営業活動がどの程度の数の顧客来場に結びついたかを知ることができ、営業マンの営業活動の成果を評価することができる。
また、サブ情報は、顧客来場促進の費用の集計にも使用することができる。例えば、上記のように各営業部署についてIDが設定されている場合、営業部署毎に無料カードの回収数を集計し、各部署の営業費用として計上することができる。このようにすると、各部署で費用負担が公平になるので好適である。
上記の例の他、サブ情報としては、例えば、来場者に応じて異なる種別の無料カードを渡すようにし、来場者の種別を集計するための情報とすることができる。
また、情報担持部22a〜22dとしては、バーコードやQRコード((株)デンソーウェーブの登録商標)といった一次元又は二次元のシンボルで情報を担持する構成が採用されることもある。これらシンボルの場合、バーコードリーダーやQRコードリーダーが読み取りセンサとして用いられることになる。さらに、無料カード2としてはICカードのようなより高機能なカードが使用される場合もあり、ICチップが情報担持部である場合もある。この場合は、無線により非接触でICカードの情報を読み取るもの等が読み取りセンサとして使用されることになる。
尚、ICカードを使用する場合に比べると、上記各実施形態のものは、透明な基材21に黒色領域及び透明領域のパターンを印刷するだけであり、リーダーとして複数のフォトセンサ321から成るものが採用されるので、コストとしては非常に安価なものになるので好適である。
尚、第一の実施形態において、無料モードへの切り替えは、回収検出センサ372からの信号により行う場合もあり得る。
また、施設内自販機1は、清涼飲料の自動販売機である必要はなく、他の商品の自動販売機であっても良い。例えば、ビールのようなアルコール飲料の自動販売機を施設内自販機1とし、ゴルフ場や野球場のような施設で無料カード2が進呈されるような利用形態が考えられる。別の例としては、おもちゃを販売する自動販売機において本願発明の構成を採用し、景品を来場特典として進呈する際に利用する形態も考えられる。
11 筐体
12 前面扉
13 制御部
14 払い出し機構
15 モード切替機構
2 無料カード
3 カード読み取り機
31 ケーシング
310 カード挿入口
32 読み取りセンサ
320 光軸
321 フォトセンサ
33 ゲート部
34 出力制御部
345 実績情報記憶部
36 カード回収部
361 開閉扉
当該商業施設への顧客の来場を促進する顧客来場促進装置と、来場した顧客に提供される複数の無料カードとを備えており、
顧客来場促進装置は、当該商業施設内に設置された施設内自動販売機と、無料カードに与えられている識別情報を読み取るカード読み取り機とを備えており、
施設内自動販売機は、
前面扉を有する筐体と、
筐体内に設けられた商品収容部及び商品払い出し機構と、
前面扉に設けられた複数の商品選択ボタンと、商品取り出し口と、金銭投入部と
を備えており、
筐体内には、商品選択ボタンで選択された商品と金銭投入部から投入された金銭とに従って商品払い出し機構を制御する制御部が設けられており、
制御部は、通常モードと無料モードとを切り替えることが可能であって、無料モードは、商品収容部に収容された商品を無料で払い出すモードであり、
前記無料カードに与えられている識別情報は、当該カードが無料カードとして真正なものであることを示すとともに他の施設内自動販売機が設置された他の施設と区別できるように与えられた情報であって、当該無料カードが提供された顧客を特定する情報は含んでおらず、
前記無料カードに与えられている識別情報は、一つの商業施設において同じ情報であり、前記複数の無料カードの各々は、同じ識別情報を担持した情報担持部が基材に対して印刷されたものとなっていて、情報が電子的に記録できないカードであり、
カード読み取り機は、カード挿入口と、カード挿入口から挿入された無料カードに与えられている識別情報を読み取るフォトセンサである読み取りセンサと、出力制御部とを有しており、出力制御は、読み取りセンサが読み取ったカードの識別情報について、当該カードが真正な無料カードかどうか及び他の施設の施設内自動販売機用の無料カードではないかどうかを判断するものであって、出力制御部は、当該カードが真正な無料カードであって他の施設の施設用の無料カードではないと判断した場合に無料モードとする旨の信号を施設内自動販売機の制御部に出力するものであり、
制御部は、無料モードとする旨の信号がカード読み取り機の出力制御部から出力された場合、通常モードから無料モードに切り替える制御を行うものであるとともに、制限された数の商品の払い出しを無料モードで行った後、通常モードに復帰する制御を行うものであるという構成を有する。
また、上記課題を解決するため、請求項2記載の発明は、前記請求項1の構成において、前記カード読み取り機は、真正な無料カードであると判断されたカードを再利用可能な状態で回収するカード回収部を備えているという構成を有する。
また、上記課題を解決するため、請求項3記載の発明は、前記請求項2の構成において、前記カード回収部は、前面扉の開閉に用いられる鍵とは別個の鍵で開閉される開閉扉を備えているという構成を有する。
また、上記課題を解決するため、請求項4記載の発明は、前記請求項1乃至3いずれかの構成において、前記カード読み取り機は、前記施設内自動販売機とは別に設けられたものであり、前記カード読み取り機の出力制御部と前記施設内自動販売機の制御部とは、信号線で接続されたものであるか又は無線通信するものであるという構成を有する。
また、上記課題を解決するため、請求項5記載の発明は、前記請求項1乃至3いずれかの構成において、前記カード読み取り機は、前記施設内自動販売機に搭載されたものであり、前記前面扉又は筐体にカード挿入口が形成されているという構成を有する。
また、上記課題を解決するため、請求項6記載の発明は、前記請求項1乃至5いずれかの構成において、前記識別情報には、カードが真正な無料カードかどうか及び他の施設の施設内自動販売機用の無料カードではないかどうかを判断するための情報であるメイン情報と、メイン情報以外の情報であって無料カードの種別を識別するための情報であるサブ情報サブ情報とが含まれているとともに、サブ情報は当該無料カードが提供された者を特定する情報ではなく、
前記出力制御部は、実績情報記憶部を有しており、真正な無料カードであって他の施設の施設用の無料カードではないと判断した場合に当該無料カードのサブ情報を実績情報記憶部に記憶するものであるという構成を有する。
図1は、この出願の発明の第一の実施形態の商業施設に設置された顧客来場促進装置の斜視概略図である。図1に示す顧客来場促進装置は、施設への顧客の来場を促進する装置であり、施設内に設置された施設内自動販売機(以下、施設内自販機)1と、無料カード2に与えられている識別情報を読み取るカード読み取り機3とを備えている。
施設としては、各種店舗、ゲームセンター、漫画喫茶、カラオケ店などのアミューズメント施設、ホテル、カプセルホテル、スーパー銭湯といった宿泊・浴場施設等の商業施設が想定されているが、後述するように、本願発明はこれらの施設に限定されるものではない。
この際、1枚の無料カード2は1個のみの商品の無料払い出しができるのみであるので、販売促進費として大きなコストとなることはない。また、無料カード2は回収してまた再利用するので、この点でも低コストのプロモーションとなっている。そして、施設内自販機1の管理自体は、自販機業者によって行われる。すなわち、施設内自販機1のような自動販売機は、通常、業者(以下、自販機業者という)が施設側から許可をもらって設置し、商品の補充と代金の回収といった管理を行う。自販機業者は、施設側に販売数に応じたコミッションを支払っている。したがって、施設側は施設内自販機1を管理する必要はなく、溜まった無料カードを回収するのみである。このため、プロモーションに要する手間も非常に小さいものとなっている。
実施形態の商業施設では、商品の無料提供によるプロモーションが行える上、通常の自動販売機としての利用もできるので、顧客にとっては利便性が増し、施設側にとってはコミッション収入も見込めることになる。このように、実施形態の商業施設によれば、一石二鳥、三鳥的な効果がある。
第一の実施形態における顧客来場促進装置では、カード読み取り機3が施設内自販機1とは別に設けられていて、カード読み取り機3が施設内自販機1の制御部13に対して信号線30で接続されていたが、第二の実施形態では、カード読み取り機3が施設内自販機1に搭載された構造となっている。
また、市販の自動販売機を改造して顧客来場促進装置とする場合、第二の実施形態では、前面扉12に開口を設ける等、改造の手間は第一の実施形態に比べてかかる。第一の実施形態の場合、カード読み取り機3を製作して信号線を制御部13に接続するだけで顧客来場促進装置になるので、製作が容易である。また、第一の実施形態の場合、カード読み取り機3を取り外すだけで元の通常の自動販売機として再利用できるので、この点でも優位性がある。第二の実施形態の場合、前面扉12からカード読み取り機3を取り外し、枠体4に対してカバー等を設けて目立たないように塞いでおくという作業が必要になる。
そして、この第四の実施形態では、図12に示すように、四つの読み取りセンサ32C〜32Fが使用されている。以下、四つの読み取りセンサを第一の読み取りセンサ32C,第二の読み取りセンサ32D、第三の読み取りセンサ32E、第四の読み取りセンサ32Fとする。各読み取りセンサ32C〜32Fは、五つのフォトセンサ321で構成されている点で前記各実施形態と同様である。
第八の実施形態は、カード読み取り機の構造が上記各実施形態と異なっている。第八の実施形態は、カード読み取り機の故障やイタズラによる不具合等を考慮した構造となっている。
上記の通り、カード読み取り機3の修理は、ガイド空間に異物が詰まってしまったり、読み取りセンサ32等が故障してしまったりした場合に必要になる。この場合、枠体300及びその内部の部材を全体に引き出して、適宜交換や修理を行う。
第九の実施形態では、情報担持部22に担持された情報のフォーマット(レイヤ構造)が上記各実施形態と異なっており、図22(1)には、第九の実施形態におけるレイヤ構造が示されている。
施設内に設置された施設内自動販売機と、無料カードに与えられている識別情報を読み取るカード読み取り機とを備えており、
施設内自動販売機は、
前面扉を有する筐体と、
筐体内に設けられた商品収容部及び商品払い出し機構と、
前面扉に設けられた複数の商品選択ボタンと、商品取り出し口と、金銭投入部と
を備えており、
筐体内には、商品選択ボタンで選択された商品と金銭投入部から投入された金銭とに従って商品払い出し機構を制御する制御部が設けられており、
制御部は、通常モードと無料モードとを切り替えることが可能であって、無料モードは、商品収容部に収容された商品を無料で払い出すモードであり、
前記無料カードに与えられている識別情報は、当該カードが無料カードとして真正なものであることを示すとともに他の施設内自動販売機が設置された他の施設と区別できるように与えられた情報であって、当該無料カードが提供された顧客を特定する情報は含んでおらず、
前記無料カードに与えられている識別情報は、一つの商業施設において同じ情報であり、前記複数の無料カードの各々は、同じ識別情報を担持した情報担持部が基材に対して印刷されたものとなっていて、情報が電子的に記録できないカードであり、
カード読み取り機は、カード挿入口と、カード挿入口から挿入された無料カードに与えられている識別情報を読み取るフォトセンサである読み取りセンサと、出力制御部とを有しており、出力制御は、読み取りセンサが読み取ったカードの識別情報について、当該カードが真正な無料カードかどうか及び他の施設の施設内自動販売機用の無料カードではないかどうかを判断するものであって、出力制御部は、当該カードが真正な無料カードであって他の施設の施設用の無料カードではないと判断した場合に無料モードとする旨の信号を施設内自動販売機の制御部に出力するものであり、
制御部は、無料モードとする旨の信号がカード読み取り機の出力制御部から出力された場合、通常モードから無料モードに切り替える制御を行うものであるとともに、制限された数の商品の払い出しを無料モードで行った後、通常モードに復帰する制御を行うものであり、
カード読み取り機は、真正な無料カードであると判断されたカードを再利用可能な状態で回収するカード回収部を備えており、
カード回収部は、真正な無料カードであると判断されたカードが取り出されることができる状態で溜まる回収用の空間を形成するものであるという構成を有する。
また、上記課題を解決するため、請求項2記載の発明は、前記請求項1の構成において、前記カード回収部は、前記前面扉の開閉に用いられる鍵とは別個の鍵で開閉される開閉扉を備えているという構成を有する。
また、上記課題を解決するため、請求項3記載の発明は、前記請求項1又は2の構成において、前記カード読み取り機は、前記施設内自動販売機とは別に設けられたものであり、前記カード読み取り機の出力制御部と前記施設内自動販売機の制御部とは、信号線で接続されたものであるか又は無線通信するものであり、
前記カード読み取り機は、前記施設内自動販売機から取り外し可能となっており、前記施設内自動販売機は、前記カード読み取り機を取り外すことで通常の自動販売機として再利用できるものであるという構成を有する。
また、上記課題を解決するため、請求項4記載の発明は、前記請求項1又は2の構成において、前記カード読み取り機は、前記施設内自動販売機に搭載されたものであり、前記前面扉又は筐体にカード挿入口が形成されているという構成を有する。
また、上記課題を解決するため、請求項5記載の発明は、前記請求項1乃至4いずれかの構成において、前記識別情報には、カードが真正な無料カードかどうか及び他の施設の施設内自動販売機用の無料カードではないかどうかを判断するための情報であるメイン情報と、メイン情報以外の情報であって無料カードの種別を識別するための情報であるサブ情報サブ情報とが含まれているとともに、サブ情報は当該無料カードが提供された者を特定する情報ではなく、
前記出力制御部は、実績情報記憶部を有しており、真正な無料カードであって他の施設の施設用の無料カードではないと判断した場合に当該無料カードのサブ情報を実績情報記憶部に記憶するものであるという構成を有する。
また、無料カードは回収して再利用できるので、この点でも低コストのプロモーションとなる。
また、請求項2載の発明によれば、上記効果に加え、使用済みの無料カードの回収を施設側が行うことができ、自販機業者のサービスマンの到来を待つ必要がない。このため、無料カードを切らすことなく安定してプロモーションを行うことができる。
また、請求項3記載の発明によれば、上記効果に加え、カード読み取り機が施設内自動販売機とは別に設けられたものであるので、カード読み取り機自体が顧客の目を引くことになり、無料提供のサービスがされていることを認知し易くなる。このため、広告宣伝的な効果において優れたものになる。さらに、市販の自動販売機を改造して顧客来場促進装置とすることが容易であり、施設内自動販売機を元の通常の自動販売機に戻することができるので、より好ましい。
また、請求項4記載の発明によれば、上記効果に加え、カード読み取り機が施設内自動販売機に搭載されたものであるため、省スペース化が図られるメリットがある。
また、請求項5記載の発明によれば、上記効果に加え、識別情報にはサブ情報が含まれており、サブ情報が実績情報記憶部に記憶されるので、記憶されたサブ情報を読み出すことで、どのような種別の無料カードが使用されたかを知ることができる。
図1は、この出願の発明の第一の実施形態の顧客来場促進装置の斜視概略図である。図1に示す顧客来場促進装置は、施設への顧客の来場を促進する装置であり、施設内に設置された施設内自動販売機(以下、施設内自販機)1と、無料カード2に与えられている識別情報を読み取るカード読み取り機3とを備えている。
施設としては、各種店舗、ゲームセンター、漫画喫茶、カラオケ店などのアミューズメント施設、ホテル、カプセルホテル、スーパー銭湯といった宿泊・浴場施設等の商業施設が想定されているが、後述するように、本願発明はこれらの施設に限定されるものではない。
この際、1枚の無料カード2は1個のみの商品の無料払い出しができるのみであるので、販売促進費として大きなコストとなることはない。また、無料カード2は回収してまた再利用するので、この点でも低コストのプロモーションとなっている。そして、施設内自販機1の管理自体は、自販機業者によって行われる。すなわち、施設内自販機1のような自動販売機は、通常、業者(以下、自販機業者という)が施設側から許可をもらって設置し、商品の補充と代金の回収といった管理を行う。自販機業者は、施設側に販売数に応じたコミッションを支払っている。したがって、施設側は施設内自販機1を管理する必要はなく、溜まった無料カードを回収するのみである。このため、プロモーションに要する手間も非常に小さいものとなっている。
実施形態の顧客来場促進装置では、商品の無料提供によるプロモーションが行える上、通常の自動販売機としての利用もできるので、顧客にとっては利便性が増し、施設側にとってはコミッション収入も見込めることになる。このように、実施形態の顧客来場促進装置によれば、一石二鳥、三鳥的な効果がある。
第一の実施形態の顧客来場促進装置では、カード読み取り機3が施設内自販機1とは別に設けられていて、カード読み取り機3が施設内自販機1の制御部13に対して信号線30で接続されていたが、第二の実施形態では、カード読み取り機3が施設内自販機1に搭載された構造となっている。
また、市販の自動販売機を改造して顧客来場促進装置とする場合、第二の実施形態では、前面扉12に開口を設ける等、改造の手間は第一の実施形態に比べてかかる。第一の実施形態の場合、カード読み取り機3を製作して信号線を制御部13に接続するだけで顧客来場促進装置になるので、製作が容易である。また、第一の実施形態の場合、カード読み取り機3を取り外すだけで元の通常の自動販売機として再利用できるので、この点でも優位性がある。第二の実施形態の場合、前面扉12からカード読み取り機3を取り外し、枠体4に対してカバー等を設けて目立たないように塞いでおくという作業が必要になる。
そして、この第四の実施形態では、図12に示すように、四つの読み取りセンサ32C〜32Fが使用されている。以下、四つの読み取りセンサを第一の読み取りセンサ32C,第二の読み取りセンサ32D、第三の読み取りセンサ32E、第四の読み取りセンサ32Fとする。各読み取りセンサ32C〜32Fは、五つのフォトセンサ321で構成されている点で前記各実施形態と同様である。
第八の実施形態は、カード読み取り機の構造が上記各実施形態と異なっている。第八の実施形態は、カード読み取り機の故障やイタズラによる不具合等を考慮した構造となっている。
上記の通り、カード読み取り機3の修理は、ガイド空間に異物が詰まってしまったり、読み取りセンサ32等が故障してしまったりした場合に必要になる。この場合、枠体300及びその内部の部材を全体に引き出して、適宜交換や修理を行う。
第九の実施形態では、情報担持部22に担持された情報のフォーマット(レイヤ構造)が上記各実施形態と異なっており、図22(1)には、第九の実施形態におけるレイヤ構造が示されている。
Claims (6)
- 施設への顧客の来場を促進する顧客来場促進装置であって、
施設内に設置された施設内自動販売機と、無料カードに与えられている識別情報を読み取るカード読み取り機とを備えており、
施設内自動販売機は、
前面扉を有する筐体と、
筐体内に設けられた商品収容部及び商品払い出し機構と、
前面扉に設けられた複数の商品選択ボタンと、商品取り出し口と、金銭投入部と
を備えており、
筐体内には、商品選択ボタンで選択された商品と金銭投入部から投入された金銭とに従って商品払い出し機構を制御する制御部が設けられており、
制御部は、通常モードと無料モードとを切り替えることが可能であって、無料モードは、商品収容部に収容された商品を無料で払い出すモードであり、
前記無料カードに与えられている識別情報は、当該カードが無料カードとして真正なものであることを示すとともに他の施設内自動販売機が設置された他の施設と区別できるように与えられた情報であり、
カード読み取り機は、カード挿入口と、カード挿入口から挿入された無料カードに与えられている識別情報を読み取る読み取りセンサと、出力制御部とを有しており、出力制御は、読み取りセンサが読み取ったカードの識別情報について、当該カードが真正な無料カードかどうか及び他の施設の施設内自動販売機用の無料カードではないかどうかを判断するものであって、出力制御部は、当該カードが真正な無料カードであって他の施設の施設用の無料カードではないと判断した場合に無料モードとする旨の信号を施設内自動販売機の制御部に出力するものであり、
制御部は、無料モードとする旨の信号がカード読み取り機の出力制御部から出力された場合、通常モードから無料モードに切り替える制御を行うものであるとともに、制限された数の商品の払い出しを無料モードで行った後、通常モードに復帰する制御を行うものであることを特徴とする顧客来場促進装置。 - 前記カード読み取り機は、真正な無料カードであると判断されたカードを再利用可能な状態で回収するカード回収部を備えていることを特徴とする請求項1記載の顧客来場促進装置。
- 前記カード回収部は、前面扉の開閉に用いられる鍵とは別個の鍵で開閉される開閉扉を備えていることを特徴とする請求項2記載の顧客来場促進装置。
- 前記カード読み取り機は、前記施設内自動販売機とは別に設けられたものであり、前記カード読み取り機の出力制御部と前記施設内自動販売機の制御部とは、信号線で接続されたものであるか又は無線通信するものであることを特徴とする請求項1乃至3いずれかに記載の顧客来場促進装置。
- 前記カード読み取り機は、前記施設内自動販売機に搭載されたものであり、前記前面扉又は筐体にカード挿入口が形成されていることを特徴とする請求項1乃至3いずれかに記載の顧客来場促進装置。
- 前記識別情報には、カードが真正な無料カードかどうか及び他の施設の施設内自動販売機用の無料カードではないかどうかを判断するための情報であるメイン情報と、メイン情報以外の情報であって無料カードの種別を識別するための情報であるサブ情報とが含まれており、
前記出力制御部は、実績情報記憶部を有しており、真正な無料カードであって他の施設の施設用の無料カードではないと判断した場合に当該無料カードのサブ情報を実績情報記憶部に記憶するものであることを特徴とする請求項1乃至5いずれかに記載の顧客来場促進装置。
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