JP5035715B1 - 事業所内自動販売機管理システム - Google Patents

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Abstract

【課題】 自動販売機に投入する商品を自由に選定するに際して効果的な管理システムを提供し、所属者へのサービスをさらに向上させる。
【解決手段】 自動販売機1が設置された事業所の所属者が操作する所属者クライアント5は、インターネット4を介してサーバ2にアクセスする。サーバ2は、所属者クライアント5から送信された情報に従って自販機IDを取得し、取り扱い可能な商品であって自販機IDで特定された自動販売機1に現在投入されていない商品のリストを作成し、所属者クライアント5に送信して表示する。リストから特定の商品が選択されて送信されると、サーバ2は、商品希望情報集積ファイルにレコードを追加して記録する。商品希望情報集積ファイルは、管理用クライアント3によって閲覧可能である。
【選択図】 図1

Description

本願の発明は、事業所内に設置された自動販売機の管理に関するものである。
企業のオフィスや工場等の事業所には、飲料の自動販売機が設置されており、所属者に自由に購入させ、利便性を向上させている。尚、「所属者」とは、当該事業所内にいて自動販売機で商品を購入する者という程度の意味である。企業のオフィスや工場の場合には従業員ということになるし、自治体の施設であれば施設を利用する住民ということになる。スポーツクラブのような会員制の施設であれば会員ということになる。ホテルや旅館、保養所のような事業所の場合、宿泊客が「所属者」ということになるので、一時的に当該事業所内に滞在する場合も「所属者」に該当する。
このような事業所内の自動販売機は、所属者へのサービスや利益提供の一環として、街頭に設置されている通常の自動販売機に比べて商品の価格が安く設定されることがある。例えば、オフィスや工場では、従業員への福利厚生の一環として、商品の価格が安く設定される。通常は、商品の仕入れ価格に自販機設置者のマージンが上乗せされるが、このマージンをゼロとし、その分、商品を安くして従業員の福利厚生にするのである。
一方、所属者へのサービスや利益提供を考慮するならば、所属者が欲しいと思っている商品を自動販売機に投入するべきであるが、現実問題としてこの点は難しい場合が多い。自動販売機で販売されている商品は、多くの場合、缶コーヒーやペットボトル飲料のような清涼飲料である。各飲料メーカーにおいて、自動販売機は極めて重要な販売ルートであり、それだけに飲料メーカー側の統制が進んでいる。
自動販売機については、オペレーターと呼ばれる事業者が、土地の所有者や事業所の管理者等から了解をもらい、自動販売機を置かせてもらって事業が行われている。オペレーターは、土地の所有者や事業所に設置料を支払う一方、自動販売機への商品の補充等の管理を行っている。
このような自動販売機事業においては、自動販売機自体は、飲料メーカーが所有する形となっている。オペレーターは、飲料メーカーから自動販売機を借り上げて設置する。飲料メーカーは、自社商品の販売促進のために自動販売機を所有して貸し出すのであり、当然ながら、自動販売機には自社商品の投入しか認めない場合が多い。他社の商品で人気の高いものがあって、オペレーターとしては投入すれば売れると考えていても、飲料メーカーが許可しないためできない。
特開2008−165607号公報
自動販売機事業の業態や業界の実情は上記のようなものであるが、オペレーターが自分のところで自動販売機を所有して事業展開することもできない訳ではない。自分のところで所有する自動販売機によって事業展開すれば、飲料メーカーからの統制を受けないので、投入する商品を自由に選択することができる。
本願の発明は、このような自動販売機事業の業界の実情を鑑みて為されたものであり、自動販売機に投入する商品を自由に選定するに際して効果的な管理システムを提供し、所属者へのサービスをさらに向上させる技術的意義を有するものである。
上記課題を解決するため、本願の請求項1記載の発明は、各事業所内に設置された各自動販売機に投入する商品の選定及び商品の種類の入れ替え作業を含む管理を当該事業所以外の事業体である外部管理事業者が行うに際して使用される事業所内自動販売機管理システムであって、
ネットワークに接続されたサーバと、サーバに対してアクセスすることが可能な管理用クライアントとから構成されており、
管理用クライアントは、外部管理事業者によって操作されるコンピュータであり、
サーバは、各所属者クライアントからのアクセスをネットワークを介して受け付けることが可能であって、各所属者クライアントは、各事業所に所属し、自動販売機において商品を購入する各所属者が操作するコンピュータであり、
サーバは、記憶部と、プロセッサとを備えており、
サーバの記憶部には、
外部管理事業者が各自動販売機で販売することができる商品の情報を記録した取り扱い可能商品情報ファイルと、
各自動販売機に投入されている商品の情報を記録した投入商品情報ファイルと、
各自動販売機で販売される商品の希望に関して受信した情報を集積した商品希望情報集積ファイルと
が記憶されており、
サーバには、所属者特定プログラムと、自販機特定プログラムと、可能商品表示プログラムと、商品希望受信プログラムとが実装されており、
所属者特定プログラムは、所属者又は所属者クライアントを特定する情報である所属者IDを、所属者クライアントから送信された情報に従って取得するプログラムであり、
自販機特定プログラムは、自動販売機を特定する情報である自販機IDを、所属者クライアントから送信された情報に従って取得するプログラムであり、
可能商品表示プログラムは、自販機特定プログラムにより取得された自販機IDによって特定される自動販売機についての投入商品情報ファイルの内容から当該自動販売機に現在投入されている商品の情報を取得するとともに、取り扱い可能商品情報ファイルを参照することで、取り扱い可能な商品であって当該自動販売機に現在投入されていない商品のリストを作成し、所属者クライアントに当該リストを送信して表示するプログラムであり、
商品希望受信プログラムは、表示された前記商品のリストから特定の商品が選択されて当該商品を特定する情報が所属者クライアントから送信された際、当該商品を特定する情報と、前記商品のリストを表示する際に取得された自販機IDとを商品希望情報集積ファイルに記録するプログラムであって、
商品希望受信プログラムは、一定の期間内に同一の所属者IDを送信しつつ同一の自販機IDについて商品を特定する情報が所定回数又は所定個数以上所属者クライアントから送信された場合、当該所定回数又は所定個数以上の送信については商品希望情報ファイルへの記録を行わないプログラムであり、
管理用クライアントは、商品希望情報集計ファイルの内容を閲覧可能であるという構成を有する。
また、上記課題を解決するため、請求項2記載の発明は、前記請求項1の構成において、前記所属者クライアントは携帯端末であり、前記自動販売機は、前記自販機特定プログラムを実行するためのコマンドを含むコードを前記所属者クライアントに知らせるコード告知部を有しており、コード告知部が知らせるコードには、当該自動販売機の自販機IDが含まれており、前記自販機特定プログラムは、コード告知部が知らせたコードにより自販機IDを取得するプログラムであるという構成を有する。
また、上記課題を解決するため、請求項3記載の発明は、前記請求項2の構成において、前記コード告知部は、自動販売機の前面に表示されたQRコードであるという構成を有する。
また、上記課題を解決するため、請求項4記載の発明は、前記請求項1乃至3いずれかの構成において、前記サーバの記憶部には、前記各自動販売機における各商品の売上実績の情報を記録した売上情報ファイルが記憶されており、
前記サーバには、前記各自動販売機において入れ替え候補となっている商品を各所属者クライアントにおいて閲覧させるための入れ替え候補商品閲覧プログラムが実装されており、入れ替え候補商品閲覧プログラムは、前記自販機特定プログラムによって取得された自販機IDに従って売上情報ファイルから当該自動販売機における各商品の売上実績の情報を取得し、他の商品に比べて売上実績の少ない商品の情報を入れ替え候補商品の情報として前記所属者クライアントに表示するプログラムであるという構成を有する。
また、上記課題を解決するため、請求項5記載の発明は、前記請求項1乃至4いずれかの構成において、前記自販機情報ファイルには、各自動販売機の設置位置の位置情報が記録されており、
前記サーバには、前記所属者クライアントに当該所属者クライアントが位置する場所の位置情報を送信させる位置情報送信プログラムと、送信された位置情報に従って自動販売機を特定する自販機特定プログラムとが実装されており、
自販機特定プログラムは、位置情報送信プログラムにより送信された位置情報により特定される位置と、前記自販機情報ファイルに記録された各自動販売機の位置情報で特定される位置との距離を順次計算し、その距離が最も短くなっている自動販売機を特定するプログラムであるという構成を有する。
また、上記課題を解決するため、請求項6記載の発明は、前記請求項1乃至5いずれかの構成において、前記サーバには、特典発行プログラムが実装されており、
特典発行プログラムは、前記一定の期間内に前記商品を特定する情報を送信した複数の所属者クライアントについての各所属者IDから一又は複数の所属者IDを特定付与先として抽出するプログラムであるという構成を有する。
以下に説明する通り、本願の請求項1記載の発明によれば、外部管理事業者が、メーカーからの統制を受けずに自由に自動販売機への投入商品を選定する際、自動販売機毎に希望商品のアンケート結果を得ることができる。このため、より人気の高い商品を投入することで1台の自動販売機あたりの売上をより高くすることができる。各所属者としても、お気に入りの商品をコンビニ等に買いに行かなくても自動販売機で購入できるようになるので便利になるし、事業所としても、各所属者へのサービスの観点で好適となる。加えて、各所属者へのサービス向上を図る際、事業所は特段の手間や負担はなく、三方両得的な効果が得られる。
また、請求項2記載の発明によれば、上記効果に加え、コード告知部が知らせるコードには当該自動販売機の自販機IDが含まれており、自販機特定プログラムはコード告知部が知らせたコードにより自販機IDを取得するので、所属者において自動販売機を選択する入力を行う手間が無く、この点で利便性が高くなる。
また、請求項3記載の発明によれば、上記効果に加え、多くの機種の携帯端末において読み取り機能が搭載されているQRコードを利用するので、この点でより利便性が高くなる。また、QRコードを印刷したシールを貼る等の簡易な方法で表示ができるので、導入も容易である。
また、請求項4記載の発明によれば、上記効果に加え、各所属者は、特定の自動販売機についての入れ替え候補商品(他の商品に比べて売上実績の少ない商品)の情報を閲覧することができるので、入れ替え候補となっている商品が仮にお気に入りの商品であったなら、購入数を増やすとか同僚に購入を勧めるなどし、ランクを上げて入れ替え対象にならないようにすることができる。外部管理事業者としても、このような告知により商品の売上アップが見込める。
また、請求項5記載の発明によれば、上記効果に加え、各所属者クライアントから送信された位置情報により自動販売機が特定されるので、各所属者が自動販売機を選択したり、各自動販売機が自販機IDを告知したりすることは不要であり、この点で利便性が高く、また導入が容易である。
また、請求項6記載の発明によれば、商品希望を送信した者に対して特典が付与される期待が生じるので、商品希望送信についてのインセンティブが与えられる。このため、商品希望が集まり易くなり、上記効果がより高くなる。
本願発明の実施形態に係る事業所内自動販売機管理システムの概略図である。 実施形態の自動販売機管理システムにおける自販機情報サイトへのアクセスのための構成について示した概略図である。 自販機情報ファイルの一例を示した概略図である。 ある投入商品情報ファイルの一例について示した概略図である。 アンケート回答ページの一例について示した概略図である。 可能商品表示プログラムの概略を示したフローチャートである。 商品希望情報集積ファイルの一例について示した概略図である。 管理メニューページの一例について示した概略図である。 全自販機出力プログラムによる出力結果の一例を示す概略図である。 入れ替え候補商品を表示した候補商品表示ページの一例について示した概略図である。 所属者における入力無しに自動販売機を特定して商品希望情報を送信させる構成の一例を示した概略図である。 自販機特定手段の他の例について示した概略図であり、携帯端末の位置通知機能を利用する例を示したものである。 図12に示す自販機特定プログラム85の概略を示したフローチャートである。 特典発行プログラムの概略を示したフローチャートである。
次に、本願発明を実施するための形態(以下、実施形態)について説明する。
図1は、本願発明の実施形態に係る事業所内自動販売機管理システムの概略図である。図1に示す管理システムは、各事業所内に設置された各自動販売機1を外部管理事業者が管理する際に使用されるシステムとなっている。外部管理事業者とは、当該事業所以外の事業者であって、自動販売機1の管理を請け負う事業者である。前述したオペレーターが主に想定されている。但し、自動販売機1を自前で保有する等、メーカーからの統制を受けずに自由に商品を選定することができる者が想定されている。
尚、本実施形態における自動販売機1の「管理」とは、各自動販売機1に投入する商品の選定及び商品の種類の入れ替え作業を含む。外部管理事業者は、各自動販売機1で販売する商品を選定する。また、外部管理事業者の配送スタッフは、各自動販売機1を定期的に巡回し、商品の補充の要否をチェックし、必要に応じて商品を自動販売機1に投入して補充する。
このような管理を行う際に使用される本実施形態のシステムは、図1に示すように、ネットワークに接続されたサーバ2と、サーバ2に対してアクセスすることが可能な管理用クライアント3とから構成されている。
ネットワークとしては、インターネット4が想定されている。サーバ2は、インターネット4を介して各クライアント3,5からのアクセスを受け付けることが可能なものである。このようなサーバ2は、サーバコンピュータに各種サーバプログラムを実装することで実現できる。この他、サーバ2は、各種ファイルを管理するデータサーバの機能も有しており、各種ファイルを記憶した記憶部(ハードディスク等のストレージ)を備えている。
サーバ2に対してアクセスするクライアントの一つは、外部管理事業者によって操作される管理用クライアント3となっている。管理用クライアント3は、この実施形態では、他のクライアントと同様にインターネット4経由でアクセスするようになっているが、サーバ2に接続されたイントラネット上に管理用クライアントを設け、イントラネット経由でアクセスさせる場合もある。
尚、他のクライアントのうちの主要なものは、所属者が操作するクライアントコンピュータ(以下、所属者クライアント)5である。所属者クライアント5は、オフィス等で自分が使っているパソコンの場合もあるし、スマートフォンや携帯電話のような携帯端末の場合もある。
さて、本実施形態の管理システムの大きな特徴点は、自動販売機1に投入する商品を自由に選定できることを前提とし、この際に所属者の利便性を最大限にするものとなっている点である。具体的には、本実施形態の管理システムは、各事業所に所属する各所属者に対し、自分がいつも使っている自動販売機について投入して欲しい商品の希望を送信させ、これを集計してその結果を管理に利用するようにしている。以下、具体的に説明する。
商品希望の送信においては、商品を特定する情報(商品特定情報)が送信されるべきことは勿論であるが、自動販売機を特定する情報(どの自動販売機にその商品を投入して欲しいのか)が含まれるべきである。また、商品希望の送信は、アンケート回答としての性質を有しており、同一人が多数重複して送信すると、希望が公平に反映されないことになるので、情報を送信する者(所属者)を特定し、所定回数又は所定個数以降の送信をオミットする等の工夫が必要である。したがって、送信者(所属者)を特定する必要もある。
このため、本実施形態のシステムは、自販機特定手段と、送信した所属者を特定する送信所属者特定手段とを備えている。送信所属者特定手段としては、所属者クライアント5がパソコンの場合、IPアドレスによって特定したり、会員IDを発行して送信させることで特定する手段が考えられる。所属者クライアント5がスマートフォンや携帯電話のような携帯端末の場合、加入者固有IDや端末IDによって特定する手段が考えられる。これらについては、従来公知の手段を適宜採用することができる。
一方、自販機特定手段については、特別の工夫が必要である。自販機特定手段については、ログインの際又はログイン後に所属者に入力させた情報によって特定するか、他の特別の構成によって特定する方法が考えられる。
前者の構成について説明すると、ログインの際に所属者を特定できる情報を送信させ、その情報によってその所属者が所属する事業所を特定する。そして、事業所に設けられている自動販売機1の情報を予めデータベース化しておき、アクセスした所属者クライアント5にその情報を送り、そこから所属者に選択させる。
後者の特別の構成としては、例えば個々の自動販売機1においてその自動販売機1を特定するための情報を所属者クライアント5に対して告知できるようにすることが考えられる。別の方法として、個々の自動販売機1の位置情報をシステム上で管理しておくとともに、ログインの際に所属者クライアント5の位置情報を取得し、所属者クライアント5の位置情報に従って自動販売機1を特定する方法も考えられる。
上記の特別の構成については後述することとし、前者の構成について以下に説明する。図2は、実施形態の自動販売機管理システムにおける自販機情報サイトへのアクセスのための構成について示した概略図である。本実施形態のシステムは、自動販売機1に関する情報の提供や収集(アンケート回答を含む)を行うウェブサイト(以下、自販機情報サイト)を提供するものとなっている。
自販機情報サイトに所属者クライアント5を誘導する方法としては、一般的には検索エンジンに登録する等の方法があり、所属者を特定する方法としては、サイト上で会員登録させて会員IDを発行する方法がある。しかしながら、本実施形態のサイトは、所属者から自動販売機についてのアンケート回答を収集するのが主目的であるので、これらの方法は大がかり過ぎる。簡便で好適な方法は、所属者がアクセスする事業所内のサイトにリンクボタンを設け、そこから自販機情報サイトにアクセスさせる方法である。この際、その事業所内のサイトが所属者のみがアクセスできるサイトであり、ログインの際にIDを取得しているのであれば、そのIDを自販機情報サイト側に渡してもらうようにすると好適である。そのIDを所属者IDとして使用するようにすれば、自販機情報サイト上で所属者の特定のための入力をさせることが不要になるからである。図2に示す例は、このような簡便で好適な方法を実施するものとなっている。
より具体的に説明すると、ある事業所は、その事業所に所属する者だけがアクセスできるウェブサイト(所内サイト)を開設している。社員への情報提供のサイトが例としてあげられる。この所内サイトのトップページ(以下、所内サイトページ)6には、自販機情報サイトへのリンクボタン(以下、自販機リンク)61が設けられている。この自販機リンク61には、所内サイトへのログインの際に入力されたユーザーID(例えば社員ID)を引数として自販機情報サイトに渡すようにリンク情報が埋め込まれている。
所属者が所属者クライアント5を操作して所内サイトにログインし、所内サイトページ6を閲覧している際、自販機リンク61がクリックされると、図2に示すように自販機情報サイト7に飛ぶ。この際、自販機リンク61に埋め込まれたURLは、ログインの際に保持されたユーザーIDが引数として渡されるようコーディングされている。したがって、自販機情報サイトのトップページ7が所属者クライアント5に表示されると、図2に示すように、ユーザーIDが自動的に表示されようになっている。
図2に示すように、ユーザーIDの下には、自動販売機1を選択する欄(以下、自販機選択欄)71が表示されるようになっている。自販機選択欄71は、この例ではプルダウンリスト(いわゆるコンボボックス)となっている。プルダウンリストのデータソースには、トップページ7が表示される際にプリセットされる。
本実施形態のシステムで管理される各自動販売機1が設置される各事業所には、事業所IDが付与されている。また、サーバ2の記憶部には、管理されているすべての自動販売機1の情報をデータベース化したファイルである自販機情報ファイルが記憶されている。図3は、自販機情報ファイルの一例を示した概略図である。
図3に示すように、自販機情報ファイルは、「自販機ID」、「自販機名称」、「自販機説明」、「投入商品情報ファイル名」、「事業所ID」、「事業所名」等のフィールドから成るレコードが多数記録されたデータベースファイルである。「自販機名称」や「自販機説明」は、一つの事業所内に複数の自動販売機1が設置されることを想定したものである。「自販機説明」は、事業所内のどの自動販売機1であるか所属者がわかるようにする情報がテキストで記録されるフィールドである。
また、サーバ2の記憶部には、各自動販売機1に投入中の商品の情報をデータベース化したファイル(以下、投入商品情報ファイル)が記憶されている。投入商品情報ファイルは、一つの自動販売機1につき一つ設けられており、自販機IDを使用したファイル名で識別可能となっている。図3に示すように、自販機情報ファイルの各レコードは、「商品情報ファイル名」のフィールドを有しており、ここにそのファイル名が記録される。
図4は、ある投入商品情報ファイルの一例について示した概略図である。図4に示すように、投入商品情報ファイルは、「商品ID」、「商品名」等のフィールドから成るレコードが多数設けられる。
また、サーバ2の記憶部には、この外部管理事業者が扱える商品(自動販売機1に投入可能な商品)の情報をデータベース化したファイル(以下、取り扱い可能商品情報ファイル)が記憶されている。図示は省略するが、取り扱い可能商品情報ファイルも、「商品ID」、「商品名」、「メーカー名」等のフィールドから成るレコードを多数登録したものである。
サーバ2には、図2に示す自販機情報サイトのトップページ7の表示プログラムが実装されている。所内サイトページ6の自販機リンク61には、ユーザーIDの他、その事業所(その所内サイトを有している事業所)の事業所IDを引数として渡すようURLがコーディングされている。トップページ7の表示プログラムは、渡された事業所IDを検索キーにして自販機情報ファイルを検索し、事業所IDが一致するすべてのレコードの「自販機名称」を読み出す。そして、表示プログラムは、プルダウンリスト(自販機選択欄71)のデータソースとしてプリセットし、アクセスした所属者クライアント5にトップページのファイルを送り、所属者クライアント5に表示する。
尚、図2示すように、自販機選択欄(プルダウンリスト)71の横には、「自販機説明を見る」と表記されたコマンドボタン(以下、説明ボタン)711が設けられている。この説明ボタン711は、プル自販機選択欄71で選択された名称の自動販売機1の説明を別ウインドウで表示する欄である。説明ボタン711には、自販機情報ファイルを検索して該当するレコードの「自販機説明」の値を所得して別ウインドウ内に表示するプログラムの起動コマンドが埋め込まれている。
図2に示すように、トップページ7には、「新しく追加して欲しい商品の希望を送信する」と表記されたコマンドボタン(以下、商品希望ボタン)72が設けられている。一方、サーバ2には、新たに自動販売機1に投入して欲しい商品として回答可能な商品を所属者クライアント5に表示するプログラム(以下、可能商品表示プログラム)が実装されている。商品希望ボタン72には、可能商品表示プログラムの起動コマンドが埋め込まれている。自販機選択欄(プルダウンリスト)71において特定の自動販売機が選択され、商品希望ボタン72がクリックされると、可能商品表示プログラムが起動し、アクセスした所属者クライアント5にアンケート回答ページが送信されて表示されるようになっている。
図5は、アンケート回答ページの一例について示した概略図である。図5に示すように、アンケート回答ページには、自販機選択欄71で選択された自動販売機1の名前や自動販売機1の説明が表示されるようになっている。また、アンケート回答ページには、その自動販売機1に現在投入されている商品のリストを表示した欄(以下、投入中商品表示欄)73と、この自動販売機1に入れ替えて投入することができる商品のリストを表示した欄(以下、可能商品表示欄)74とが設けられるようになっている。
図6は、可能商品表示プログラムの概略を示したフローチャートである。商品希望ボタン72に埋め込まれた起動コマンドは、自販機選択欄71で選択された自動販売機1の自販機IDを引数にして可能商品表示プログラムを起動するようになっている。図6に示すように、可能商品表示プログラムは、渡された自販機IDを検索キーにして自販機情報ファイルを検索し、「投入商品情報ファイル名」のフィールドの値を取得する。そして、この値に従って投入商品情報ファイルを開き、投入中の商品の商品名をすべて取得し、リスト化し、投入中商品表示欄73に表示する。この際、各商品の商品IDをすべて読み込み、一時ファイルに記録しておく。
次に、可能商品表示プログラムは、取り扱い可能商品情報ファイルを開き、この自動販売機1において現在投入されていない商品を検索し、リスト化する。即ち、取り扱い可能商品情報ファイルを開き、最初のレコードから商品IDを読み出し、一時ファイルに記録されているいずれかの商品IDと一致するかどうか判断する。一致すれば投入中の商品であるのでスキップする。一致しなければその商品IDを別の一時ファイルに記録しておく。この処理を取り扱い可能商品情報ファイルの最後のレコードまで繰り返して行う。そして、別の一時ファイルに記録されている商品IDに従って商品名をリスト化し、可能商品表示欄74に表示する。
図5に示すように、可能商品表示欄74には、表示された商品から希望の商品を選択する商品選択欄75が設けられている。この例では、商品選択欄75はチェックボックスとなっている。
また、アンケート回答ページには、送信ボタン76が設けられている。サーバ2には、送信された商品希望を処理する商品希望受信プログラムが実装されている。送信ボタン76には、商品希望受信プログラムの起動コマンドが埋め込まれている。アンケート回答ページの商品選択欄(チェックボックス)75は、当該行に表示された商品の商品IDが対応している。起動コマンドは、チェックボックスにチェックが入れられている商品の商品IDと、ログインの際に取得した所属者IDを引数にし、商品希望受信プログラムを起動するようになっている。
サーバ2の記憶部には、商品希望情報を集積してデータベース化したファイルである商品希望情報集積ファイルが記憶されている。商品希望受信プログラムは、商品希望の一回の受信について一つのレコードを新規に商品希望情報集積ファイルに追加して記録するプログラムである。図7は、商品希望情報集積ファイルの一例について示した概略図である。図7に示すように、商品希望情報集積ファイルは、「所属者ID」、「希望商品」、「受信日時」等のフィールドから成るレコードを多数記録したデータベースファイルとなっている。
商品希望受信プログラムは、引数として渡された所属者IDを商品希望情報集積ファイルの新規レコードの「所属者ID」に記録し、商品IDを「希望商品」のフィールドに記録する。商品IDは複数渡されることがあり得るので、商品希望受信プログラムは、カンマで区切る等、決められた方法で商品IDを連結し、「希望商品」のフィールドに記録する。受信日時は、セッション情報から取得して記録する。尚、商品希望情報集積ファイルは、商品希望情報を一定期間集積した後、保存用のバックアップコピーが取られ、その後、全てのレコードが削除される。
また、商品希望受信プログラムは、同一の所属者が同一の自動販売機1について多数の商品希望情報を送信すると公平性に欠けるので、所定回数又は所定個数以上の商品希望情報送信については、商品希望情報集積ファイルに記録しないようにしている。より具体的に説明すると、この例では、1回の商品希望情報送信において商品の個数の制限(商品IDの個数の制限)はないが、一定の集積期間において1回しか送信できないようにしている。即ち、商品希望受信プログラムは、同一の所属者ID及び同一の自販機IDを送信しつつ2回目以降の送信がされた場合、エラーメッセージを返信してプログラムを終了する(レコードを新規に追加しない)ようプログラミングされている。但し、自販機IDが異なれば同一の所属者IDであっても複数回の商品希望情報の送信は可能である。
このようにして商品希望情報を集積した商品希望情報集積ファイルの内容は、管理用クライアント3において閲覧可能となっている。本実施形態では、閲覧のための出力プログラムがサーバ2に実装されている。以下、このプログラムについて説明する。
サーバ2の記憶部には、管理用クライアント3において表示可能な管理メニューページのファイルが記憶されている。図8は、管理メニューページの一例について示した概略図である。図8に示すように、管理メニューページには、「全自販機出力」、「事業所指定出力」、「自販機指定出力」と各々表記されたコマンドボタン81,82,83が設けられている。サーバ2には、全自販機出力プログラム、事業所指定出力プログラム、自販機指定出力プログラムがそれぞれ実装されており、各コマンドボタン81,82,83にはそれぞれの起動コマンドが埋め込まれている。
前述したように、商品希望情報集積ファイルにおける集積期間は、本実施形態では1ヶ月であり、一ヶ月毎に全レコードが削除され、その時点でのファイル内容がバックアップ保存される。各出力プログラムは、通常、直近にバックアップ保存されたファイルを開き、そこから商品希望情報の集計結果を得る。即ち、全自販機出力プログラムは、自販機情報ファイルの最初のレコードから順次自販機IDを読み込み、直近のバックアップ保存ファイルを検索し、自販機IDが一致するレコードにおける「希望商品」の値を読み込む。そして、読み込んだ値から商品IDを各々取り出し、一時ファイルに記憶する。バックアップ保存ファイルの最後のレコードまでこれを行った後、商品ID毎に数をカウントし、その自販機IDにおける集計結果として一時ファイルに記録する。自販機情報ファイルの最後のレコードまでこのような処理を繰り返し、各商品IDについて幾つの希望送信(アンケート回答)があったかを集計する。図9は、全自販機出力プログラムによる出力結果の一例を示す概略図である。図9に示すように、全自販機出力プログラムは、事業所毎、そして自動販売機1毎にランク付けして商品希望の集計結果を出力するプログラムとなっている。この例では、各自動販売機について第1位から第3位までの売上数の商品をピックアップしてリスト化するプログラムとなっている。
事業所指定出力プログラムは、事業所を指定させる入力欄を管理用クライアント3に表示し、そこで入力された情報に従って事業所IDを取得する。そして、事業所IDを検索キーにして自販機情報ファイルを検索し、事業所IDが一致するレコードの「自販機ID」を順次取得する。そして、自販機IDを検索キーにしてバックアップ保存ファイルを検索し、一致するレコードの「希望商品」の値を読み出す。そして、各商品IDを取り出して一時ファイルに記録する。バックアップ保存ファイルの最後のレコードまで処理を行ったら、各商品IDの数を一時ファイルに保管する。このような処理を、事業所IDが一致するすべての自販機IDについて行い、各々一時ファイルに記録する。そして、各一時ファイルの内容を同様に管理用コンピュータに出力する。出力結果は、一つの事業所に設置された自動販売機1のみについての結果である以外、図9に示すものと同様である。
自販機指定出力プログラムは、自動販売機1を指定させる入力欄を管理用クライアント3に表示し、そこで入力された情報に従って自販機IDを取得する。例えば、最初に事業所を指定させる欄を表示し、そこで指定された事業所に設置されている自動販売機1のプルダウンリストを次に表示するようにする。そして、そこで選択された自動販売機1から自販機IDを取得する。後は、事業所指定出力プログラムと同様であり、バックアップ保存ファイルを自販機IDで検索し、一致するレコードの「希望商品」の値から各商品IDを取り出して集計する。尚、各プログラムの出力は、管理用コンピュータのディスプレイに表示されたり、プリンタで印刷されたりすることは言うまでもない。
尚、上記各出力プログラムにおいて、商品希望情報集積ファイルについて複数の集積期間にまたがって結果を出力する場合もあり得る。例えば、過去3ヶ月分のトータルの件数で商品希望の状況を把握したり、半年分の平均件数で商品希望の状況を把握したりするようプログラミングされることもあり得る。
また、商品希望情報集積ファイルの集積期間も適宜変更できる。例えば、1週間単位で集積するようにしたり、3ヶ月単位で集積したりするよう変更される場合がある。尚、上記説明から解る通り、ここでの「集積」とは、同一の所属者が同一の自動販売機1について商品希望を所定回数又は所定個数以上送信するのを禁止する期間であり、その期間内で希望を集計するという趣旨である。
尚、上記のように出力プログラムをサーバ2に実装する場合の他、単に管理用クライアント3が商品希望情報集積ファイル(バックアップ保存ファイルも含む)を開いて内容を閲覧できるようにしておくだけでも良いことは勿論である。
次に、上記構成に係る本実施形態の管理システムを使用した各自動販売機1の管理について説明する。
外部管理事業者は、各事業所の担当部署(庶務課、総務課等)と折衝し、自動販売機1の設置の許可をもらう。この際、事業所と外部管理事業者は契約を結ぶことになるが、契約には、設置料とか、商品一個の販売あたりのマージンの料金等が含まれる。但し、従業員への福利厚生の一環と考えている会社のような場合には、設置料やマージンは無料とし、その分商品の値段を下げるようにする契約が結ばれることもあり得る。
また、外部管理事業者は、上記のような自販機情報サイトを開設するとともに、各所属者の特定に必要な一定の情報の提供を事業所から受ける。一定の情報とは、上述した例では、社員IDである。また、事業所の所内サイトページ6に自販機リンク61を設けさせてもらう。
外部管理事業者は、自動販売機1を設置し、所属者は自動販売機1を操作して商品を購入する。外部管理事業者の配送スタッフは、定期的に事業所を訪問し、自動販売機1をチェックし、不足している商品を補充する。所属者は、多くの場合、同じ自動販売機1で商品を購入する。オフィスであれば、自分のデスクがある場所に一番近い自動販売機1を利用する。
このような自動販売機1を利用した商品の販売において、所属者は、所属者クライアント5を操作し、所内サイトページ6に貼られた自販機リンク61をクリックして自販機情報サイトのトップページ7を閲覧する。そして、自販機選択欄71で自動販売機を選択した上で商品希望ボタン72をクリックし、アンケート回答ページを表示する。この際、自分がいつも利用している自動販売機が選択されることは言うまでもない。その上で、その自動販売機1に投入して欲しい商品の行のチェックボックス75にチェックを入れ、送信ボタン76をクリックする。これにより、サーバ2上の商品希望受信プログラムが起動し、商品希望情報集積ファイルに新たなレコードが追加される。
外部管理事業者の事務スタッフは、管理用クライアント3を操作し、定期的に出力プログラムを実行する。そして、自動販売機1毎に集計された商品希望のランキングを参照する。そして、ランキングの高い商品を既存の商品と入れ替えて当該自動販売機1に投入するよう配送スタッフに指示がされる。配送スタッフは、指示に従って商品の入れ替えを行う。
このような構成及び動作に係る本実施形態の自動販売機管理システムによれば、外部管理事業者が、メーカーからの統制を受けずに自由に自動販売機1への投入商品を選定する際、自動販売機1毎に希望商品のアンケート結果を得ることができる。このため、より人気の高い商品を投入することで1台の自動販売機1あたりの売上をより高くすることができる。
所属者としても、お気に入りの商品をコンビニ等に買いに行かなくても自動販売機1で購入できるようになるので便利になるし、事業所としても、所属者へのサービスの観点(福利厚生等の観点)で好適となる。加えて、所属者へのサービス向上を図る際、事業所は特段の手間や負担はなく、上記の例では社員IDのような所属者を特定する情報を提供するのみである。したがって、三方両得的な効果が得られる。
所属者を特定する際、社員IDのような情報を特に事業者から提供してもらわずに行う方法もあり得る。例えば、パソコンのIPアドレスをセッション情報から取得して所属者IDの代わりにしたり、自販機情報サイトを会員制のサイトにして所属者に会員IDを発行し、これを送信してもらう方法があり得る。所属者クライアント5が携帯電話やスマートフォンのような携帯端末の場合、加入者固有IDや端末固有IDをセッション情報から取得して所属者IDとすることがあり得る。このようにすると、事業所から所属者特定情報を提供してもらう必要がないので、導入時の面倒がないし、事業所サイドの情報管理の面でも好適である。
次に、本実施形態の管理システムを利用して商品の入れ替えを行っていく際に好適な構成について説明する。この構成では、各自動販売機1において、入れ替え対象の候補となっている商品を所属者に告知する手段が設けられている。
具体的に説明すると、図2に示すように、自販機情報サイトのトップページ7には、「入れ替え候補商品を見る」と表記されたコマンドボタン(以下、入れ替え候補商品閲覧ボタン)77が設けられている。サーバ2には、入れ替え候補商品閲覧プログラムが実装されており、入れ替え候補商品閲覧ボタン77には、このプログラムの起動コマンドが埋め込まれている。
一方、サーバ2の記憶部には、自販機別売上情報ファイルが記憶されている。自販機別売上情報ファイルは、どの商品がどの程度売れたのかを自動販売機1別に集計して記録したデータベースファイルであり、各レコードは、商品IDを記録したフィールドと、その商品IDの商品についての一定期間内の販売数を記録したフィールド等を有している。一定期間とは、例えば一カ月であり、自販機別売上情報ファイルは、一か月毎に売上実績に基づいて更新される。尚、自販機情報ファイルには、各自販機別売上情報ファイルのファイル名を記録したフィールドが設けられている。
入れ替え候補商品閲覧プログラムは、アンケート回答ページの場合と同様に、自販機選択欄71での指定に従って取得された自販機IDによって自販機情報ファイルを検索し、一致するレコードにおける自販機別売上情報ファイル名のフィールドの値を取得する。入れ替え候補商品閲覧プログラムは、これに従って自販機別売上情報ファイルを開き、商品の販売数でソートする等して、販売数の低い順に三つ程度の商品の商品IDを取得する。そして、取り扱い可能商品情報ファイルを参照して各商品IDの商品名やメーカー名等を取得し、各商品名を専用のページ(以下、候補商品表示ページ)に填め込み、アクセスしてきた所属者クライアント5に送信する。
図10は、入れ替え候補商品を表示した候補商品表示ページの一例について示した概略図である。図10に示すように、このページには、選択されている自動販売機1の名称や事業所名を表示した欄があり、その下に、入れ替え候補商品の名称、メーカー名等がリスト表示された箇所がある。各入れ替え候補商品は、販売数とともに表示されるようになっている。
各所属者は、候補商品表示ページを閲覧することで、自分がいつも使用している自動販売機1において入れ替え候補となっている商品を知ることができる。したがって、入れ替え候補となっている商品が仮にお気に入りの商品であったなら、購入数を増やすとか同僚に購入を勧めるなどし、ランクを上げて入れ替え対象にならないようにすることができる。外部管理事業者としても、このような告知により商品の売上アップが見込める。
尚、入れ替え候補商品の表示は、自動販売機1に取り付けたディスプレイによって行うことも可能である。即ち、定期的にサーバ2に対してアクセスするプログラムをインストールした端末を自動販売機1に取り付ける。このプログラムは、自販機IDを送信して入れ替え候補商品閲覧プログラムを実行し、実行結果を図10と同様にディスプレイに表示するプログラムとされる。
上述した本実施形態において、自動販売機1の特定は必須の要素であるが、自動販売機の特定のための入力作業を不要にする構成も考えられる。この点について、図11を使用して説明する。図11は、所属者における入力無しに自動販売機を特定して商品希望情報を送信させる構成の一例を示した概略図である。
自動販売機1の特定情報の入力を不要にするには、その情報を所属者クライアント5に対して告知し、所属者クライアント5を介してサーバ2に送信するようにすれば良い。所属者クライアント5は、サーバ2上のプログラム(可能商品表示プログラム)を呼び出して実行する必要があるから、好適な構成としては、この実行用のコマンドを所属者クライアント5に告知し、その際に自販機IDを引数として含ませたコードにすることが考えられる。即ち、自動販売機1は、自販機IDを引数にして可能商品表示プログラムを実行するためのコードを所属者クライアントに告知するコード告知部を有するということになる。
このようなコード告知部としては、幾つかの例が考えられるが、図11に示す例は、QRコードを使用したものとなっている(「QRコード」は、株式会社デンソーウェーブの登録商標である)。図11に示すように、この例では、自販機情報サイトのURLがQRコード化され、自動販売機1の前面にシール貼りする等してQRコード11が表示されている。
所属者は、自動販売機1で商品を購入する際(又はした際)、所属者クライアント(この例では携帯電話)5を操作し、QRコード11を読み取る。この結果、所属者クライアント5上にQRコード78が表示される。QRコード78は、所属者クライアント5のQRコード処理機能により処理される。この結果、QRコード78がコーディングしているURLに自動的にアクセスがされる。この際、図11に示すように、URLは、所属者ID(ここでは携帯端末の加入者固有ID又は端末固有ID)に加え、その自動販売機1についての自販機IDを引数にして渡すコーディングされている。図11中、符号781が加入者IDの引数の部分であり、符号782が自販機IDの引数の部分である。
一方、自販機情報サイトのトップページを表示するサーバ2上のプログラムは、渡された自販機IDをメモリ変数に一時的に記憶するとともにセッション情報から加入者固有ID(又は端末固有ID)を取得し、メモリ変数に一時的に記憶する。その上で、図11に示すように、商品希望ボタン72や入れ替え候補商品閲覧ボタン77を組み込んだ上でトップページを所属者クライアント5に表示する。商品希望ボタン72がクリックされると、前述したのと同様に自販機IDに従って投入商品情報ファイルが開かれ、取り扱い可能商品情報ファイルが検索され、その結果に基づいてアンケート回答ページが所属者クライアント5に表示される。また、入れ替え候補商品閲覧ボタン77がクリックされた場合も同様で、自販機IDに従って候補商品表示ページが所属者クライアント5に表示される。
この例のように、コード告知部が知らせたコードにより自販機IDを取得するようにすると、所属者において自動販売機を選択する入力を行う手間が無く、この点で利便性が高くなる。また、コード告知部がQRコードを表示した部分である場合、多くの機種の携帯端末においてQRコードの読み取り機能が搭載されているので、より利便性が高くなる。また、QRコードを印刷したシールを貼る等の簡易な方法で表示できるので、導入も容易である。
QRコードを利用するもの以外のコード告知部としては、例えば、自販機IDを赤外線送信する発信器を自動販売機1に取り付けた構成もあり得る。発信器を動作させると、携帯電話の赤外線通信機能により自販機情報サイトのURLが携帯電話に送られ、QRコードの場合と同様に自販機IDや加入者固有IDをサーバ2に送信しながら自販機情報サイトのトップページが表示されるようにする。
自販機IDを所属者クライアント5に告知してサーバ2に送信させる構成の他、所属者クライアント5が携帯端末である場合、携帯端末の位置情報を利用することで、自販機IDの告知を不要にする構成も考えられる。この構成について、図12を使用して説明する。図12は、自販機特定手段の他の例について示した概略図であり、携帯端末の位置通知機能を利用する例を示したものである。
この例では、図12に示すように、自販機情報ファイル84の各レコードには、「GPS位置情報」というフィールドが設けられている。このフィールドには、各自動販売機1のGPS位置情報が記録されており、各自動販売機1の設置の際、携帯端末のGPS機能を使用して位置情報を記録しておく。
この例においても、各自動販売機1の前面には、QRコード11が表示されている。このQRコード11も、自販機情報サイトのURLにアクセスさせるものである。但し、この例では、当該自動販売機1の自販機IDは引数に設定されておらず、所属者クライアント(携帯端末)5の加入者固有ID又は端末固有IDが引数に設定されているのみである。
一方、サーバ2には、所属者クライアント5からアクセスがあった際、その所属者クライアント5にGPS位置情報を送信させる位置情報送信プログラム85と、送信された位置情報に従って自動販売機1を特定する自販機特定プログラム86が実装されている。
この例において、QRコードが所属者の携帯端末(所属者クライアント5)で読み込まれ、携帯端末のQRコード処理機能により自販機情報サイトに自動的にアクセスが行われた際、図12に示すように、まず、位置情報を通知しても良いかどうかを尋ねる画面が表示される。この画面には、OKボタン79が設けられており、OKボタン79は位置情報送信プログラム85の起動コマンドが埋め込まれている。位置情報送信プログラム85は、セッション情報から携帯端末の機種を確認し、それに応じてコマンドを選択して携帯端末に送って実行させる。位置情報の送信先は、サーバ2上の指定された場所である。その上で、位置情報送信プログラム85は、送信された位置情報を引数にして自販機特定プログラム86を実行するようプログラミングされている。
図13は、図12に示す自販機特定プログラム85の概略を示したフローチャートである。図13に示すように、自販機特定プログラム86は、まず、自販機情報ファイル84を開き、最初のレコードの「GPS位置情報」の値を読み込む。そして、引数として渡された位置情報と比較してその2点の距離を算出する。算出された距離は、メモリ変数に一時的に格納される。また、そのレコードの「自販機ID」の値も別のメモリ変数に一時的に格納される。
自販機特定プログラム86は、次のレコードについて同様に距離を算出し、その距離が前のレコードの距離より短いかどうか判断し、短ければ、その距離をメモリ変数に更新して記憶するとともに、そのレコードの「自販機ID」の値を読み出してメモリ変数に更新して記憶する。この処理を、各レコードについて順次行い、より距離が短いレコードについて距離と自販機IDとを各々メモリ変数に更新、記憶していく。最後のレコードまで処理を行ったら、その時点で記憶されている自販機IDは、送信された位置情報が示す位置に最も近い位置に位置する自動販売機1のものであるということになる。したがって、位置情報を送信してきた所属者は、その自販機IDで特定される自動販売機1のそばにいると判断され、この自動販売機1を、アンケート回答対象の自動販売機1と特定する。その後の処理は、前述した実施形態と同様であり、サーバ2は、アンケート回答ページを携帯端末に送り、希望商品を選択させて送信させる。
この例においては、QRコード11に自販機IDを埋め込んでおく必要はなく、全自動販売機1について同じURLをQRコード化しておけば済む。このため、導入が容易である。尚、GPS位置情報によって自動販売機1を特定する場合、QRコードを利用する場合だけではなく、他の構成も採用し得る。例えば、自販機情報サイトのURLを自動販売機1の前面にシール貼り等で表示しておき、所属者にそのURLを入力させてアクセスさせるようにしても良い。この際、同様に最初にGPS位置情報の通知の許可を求める画面が携帯端末に表示されるようにしておく。
次に、各所属者からのアンケート回答をより促進するための構成について説明する。
実施形態のシステムによって各自動販売機1の利便性を高めていくには、より多くの所属者から商品希望の送信をしてもらう必要がある。各所属者としては、自分が買いたい商品が投入されるかもしれないという期待感があるので、送信のインセンティブにはなるが、送信が面倒だと感じて行わない場合もあり得る。本実施形態のシステムでは、この点を考慮し、各所属者にインセンティブ用の特典を付与するための構成が採用されている。
具体的に説明すると、図2に示すように、自販機情報サイトのトップページ7には、商品希望を送信すると、抽選で特典が付与される旨のメッセージが表示されるようになっている。一方、サーバ2には、特典発行プログラムが実装されている。図14は、特典発行プログラムの概略を示したフローチャートである。特典発行プログラムは、管理用クライアント3により実行されるプログラムである。図8に示すように、管理用メニューページには、「特典発行」と表記されたコマンドボタン84があり、このコマンドボタン84には、特典発行プログラムの実行コマンドが埋め込まれている。
また、サーバ2の記憶部には、所属者情報ファイルが記憶されている。所属者情報ファイル(図示省略)は、特典の付与方法によって異なるが、例えば、「所属者ID」、「所属者氏名」、「所属者住所」等のフィールドから成るレコードが多数記録されたものとすることができる。
特典発行プログラムは、本実施形態では、直近の商品希望情報集積ファイル(バックアップ保存ファイル)に記録されている多数のレコードから1又は複数のレコードを選択するプログラムとなっている。「1又は複数の」とは、特典を付与する所属者の数であり、任意に指定される。
図14に示すように、特典発行プログラムは、乱数発生プログラムをサブプログラムとして有している。商品希望情報集積ファイルの各レコードには、レコード番号が付与されている。特典発行プログラムは、商品希望情報ファイルのレコード数をカウントし、その数と、特典付与数とを引数にして乱数発生プログラムを実行する。例えば、レコード数が100であり、特典の数が10であるとすると、1〜100の数字の中から10個の整数をランダムに抽出するよう乱数発生プログラムを実行する。
特典発行プログラムは、その戻り値を各々メモリ変数に格納する。そして、各戻り値について、その整数がレコード番号になっている所属者情報ファイルの各レコードの所属者IDを取得し、各々一時ファイルに記憶する。全ての戻り値について所属者IDを記憶したら、一時ファイルを保存用の適当なファイル名としてサーバ2の記憶部に記憶し(以下、このファイルを「特典付与者ファイル」と呼ぶ)、プログラムを終了する。
特典発行プログラムの実行結果は、実際に特定を付与する際に利用される。どのように利用するかは、特典の内容や特典の付与方法による。単純な例として、商品券や割引券のような特典を郵送により付与する場合を例にすると、特典付与者ファイルを開き、各レコードの「所属者氏名」、「所属者住所」を、郵送用の送り状や封筒にそれぞれ印刷し、特典用の商品券等を同封して発送する。
また、特典付与をディスカウントやキャッシュバックの方法により付与することも可能である。例えば、非接触型ICチップ内蔵携帯電話を利用した電子マネー(以下、携帯電話電子マネーと呼ぶ)の普及が進んでおり、このシステムを利用してディスカウトやキャッシュバックを行うことができる。
携帯電話電子マネーサービスでは、各利用者の決済情報を管理するデータセンターが設けられている。携帯電話電子マネーを利用して商品やサービスの購入がされた店舗側(加盟店)は、データセンターに対して購入情報(購入者特定情報、金額等)を送信する。データセンターは、必要な認証を行った後、請求の決済処理をする。
本実施形態においても、携帯電話電子マネーを利用する場合、外部管理事業者は加盟店となり、購入情報を送信する。この際、外部管理事業者は、携帯電話電子マネーにおける購入者特定情報と本実施形態における所属者IDとを対応づけるファイルを設けておく。そして、上記特典付与の対象となった所属者IDに対応する購入者特定情報については、データセンターに対して、決済の金額を減額するように情報を送信したり、キャッシュバックポイントの残高を増加させるよう情報を送信する。このようにすることで、ディスカウントやキャッシュバックの特典付与とすることができる。
この他、航空会社が運営する特典付与のシステムやビデオレンタル事業者が運営する特典付与のシステムについても、基本的に同じようにして本実施形態における特典付与に利用することができる。
上述した実施形態において、商品としては清涼飲料が想定されているが、本願発明はこれに限られる訳ではない。カップ麺の自動販売機、菓子やパン等の食品の自動販売機が知られており、これらの自動販売機について本願発明を適用することも可能である。
また、サーバ2としては、ウェブサイトを提供するサーバ(ウェブサーバ)と、各種ファイルを保存したサーバ(データサーバ)とが別のものとされる場合もある。さらには、いわゆるクラウドコンピューティングの技術を利用し、サーバをインターネット上に散在する各イントラネット(プライベートクラウド)に設けた構成が採用されることもあり得る。
尚、上記実施形態において、投入商品情報ファイルや売上情報ファイルは、自動販売機毎にそれぞれ設けられたが、全自動販売機について一つの投入商品情報ファイル、一つの売り上げ情報ファイルとしても良い。この場合、各レコードは、自販機IDのフィールドを含むようにし、その自動販売機についてのレコードであるか特定できるようにしておく。
また、商品を特定する情報としては、前述した商品ID以外であっても良く、商品名とメーカー名とによって商品を特定するようにしても良い。
尚、上記実施形態では、一定の集積期間において同一の所属者ID及び同一の自販機IDとともに行える商品希望送信の回数は1回としたが、希望する商品の個数(商品IDの個数)を制限しても良い。例えば、1回の商品希望情報の送信では1個の商品のみ(1個の商品IDのみ)送信できるとし、集計期間内で例えば3回まで送信できるとしても良い。この場合、商品希望受信プログラムは、受信の際に取得した所属者IDで商品希望集積ファイルを検索し、一致するレコードが幾つあるかチェックする。レコードが三つあれば、これ以上の送信は不可であるので、エラーメッセージを表示してプログラムを終了する。この場合、所属者は、同じ商品についての送信を3回まで送信する(3票の投票を一人でする)ことは可能である。また、この場合、1回の送信において送信できる商品の個数は3個までし、集積期間内において合計して3票の商品希望の送信ができるようにしても良い。つまり、集計期間内における合計の投票数について制限を設け、この制限を超えた送信については商品希望情報集積ファイルに記録しないようプログラミングしても良い。
1 自動販売機
2 サーバ
3 管理用クライアント
4 インターネット
5 所属者クライアント
6 所内サイトページ
61 自販機リンク
7 自販機サイトページ
71 自販機選択欄
72 商品希望ボタン
77 入れ替え候補商品閲覧ボタン

Claims (6)

  1. 各事業所内に設置された各自動販売機に投入する商品の選定及び商品の種類の入れ替え作業を含む管理を当該事業所以外の事業体である外部管理事業者が行うに際して使用される事業所内自動販売機管理システムであって、
    ネットワークに接続されたサーバと、サーバに対してアクセスすることが可能な管理用クライアントとから構成されており、
    管理用クライアントは、外部管理事業者によって操作されるコンピュータであり、
    サーバは、各所属者クライアントからのアクセスをネットワークを介して受け付けることが可能であって、各所属者クライアントは、各事業所に所属し、自動販売機において商品を購入する各所属者が操作するコンピュータであり、
    サーバは、記憶部と、プロセッサとを備えており、
    サーバの記憶部には、
    外部管理事業者が各自動販売機で販売することができる商品の情報を記録した取り扱い可能商品情報ファイルと、
    各自動販売機に投入されている商品の情報を記録した投入商品情報ファイルと、
    各自動販売機で販売される商品の希望に関して受信した情報を集積した商品希望情報集積ファイルと
    が記憶されており、
    サーバには、所属者特定プログラムと、自販機特定プログラムと、可能商品表示プログラムと、商品希望受信プログラムとが実装されており、
    所属者特定プログラムは、所属者又は所属者クライアントを特定する情報である所属者IDを、所属者クライアントから送信された情報に従って取得するプログラムであり、
    自販機特定プログラムは、自動販売機を特定する情報である自販機IDを、所属者クライアントから送信された情報に従って取得するプログラムであり、
    可能商品表示プログラムは、自販機特定プログラムにより取得された自販機IDによって特定される自動販売機についての投入商品情報ファイルの内容から当該自動販売機に現在投入されている商品の情報を取得するとともに、取り扱い可能商品情報ファイルを参照することで、取り扱い可能な商品であって当該自動販売機に現在投入されていない商品のリストを作成し、所属者クライアントに当該リストを送信して表示するプログラムであり、
    商品希望受信プログラムは、表示された前記商品のリストから特定の商品が選択されて当該商品を特定する情報が所属者クライアントから送信された際、当該商品を特定する情報と、前記商品のリストを表示する際に取得された自販機IDとを商品希望情報集積ファイルに記録するプログラムであって、
    商品希望受信プログラムは、一定の期間内に同一の所属者IDを送信しつつ同一の自販機IDについて商品を特定する情報が所定回数又は所定個数以上所属者クライアントから送信された場合、当該所定回数又は所定個数以上の送信については商品希望情報ファイルへの記録を行わないプログラムであり、
    管理用クライアントは、商品希望情報集計ファイルの内容を閲覧可能であることを特徴とする事業所内自動販売機管理システム。
  2. 前記所属者クライアントは携帯端末であり、前記自動販売機は、前記自販機特定プログラムを実行するためのコマンドを含むコードを前記所属者クライアントに知らせるコード告知部を有しており、コード告知部が知らせるコードには、当該自動販売機の自販機IDが含まれており、前記自販機特定プログラムは、コード告知部が知らせたコードにより自販機IDを取得するプログラムであることを特徴とする請求項1記載の事業所内自動販売機管理システム。
  3. 前記コード告知部は、自動販売機の前面に表示されたQRコードであることを特徴とする請求項2記載の事業所内自動販売機管理システム。
  4. 前記サーバの記憶部には、前記各自動販売機における各商品の売上実績の情報を記録した売上情報ファイルが記憶されており、
    前記サーバには、前記各自動販売機において入れ替え候補となっている商品を各所属者クライアントにおいて閲覧させるための入れ替え候補商品閲覧プログラムが実装されており、入れ替え候補商品閲覧プログラムは、前記自販機特定プログラムによって取得された自販機IDに従って売上情報ファイルから当該自動販売機における各商品の売上実績の情報を取得し、他の商品に比べて売上実績の少ない商品の情報を入れ替え候補商品の情報として前記所属者クライアントに表示するプログラムであることを特徴とする請求項1乃至3いずれかに記載の事業所内自動販売機管理システム。
  5. 前記自販機情報ファイルには、各自動販売機の設置位置の位置情報が記録されており、
    前記サーバには、前記所属者クライアントに当該所属者クライアントが位置する場所の位置情報を送信させる位置情報送信プログラムと、送信された位置情報に従って自動販売機を特定する自販機特定プログラムとが実装されており、
    自販機特定プログラムは、位置情報送信プログラムにより送信された位置情報により特定される位置と、前記自販機情報ファイルに記録された各自動販売機の位置情報で特定される位置との距離を順次計算し、その距離が最も短くなっている自動販売機を特定するプログラムであることを請求項1乃至4いずれかに記載の事業所内自動販売機管理システム。
  6. 前記サーバには、特典発行プログラムが実装されており、
    特典発行プログラムは、前記一定の期間内に前記商品を特定する情報を送信した複数の所属者クライアントについての各所属者IDから一又は複数の所属者IDを特定付与先として抽出するプログラムであることを特徴とする請求項1乃至5いずれかに記載の事業所内自動販売機管理システム。
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