JP6168374B1 - 自動販売機及び健康増進支援システム - Google Patents

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Abstract

【課題】 歩数計のデータをサーバーに送ることができる箇所をより多くし、利用者の利便性をより高くする。【解決手段】 自動販売機1は、前面扉12に歩数計リーダー41を備え、筐体11に通信機7を備える。歩数計5における媒体IDと歩数とが歩数計リーダー41に読み取られ、通信機7によりネットワーク9上の支援サーバー8に送信される。媒体IDについて支援サーバー8から通信機7に返信されたポイント残高がデータ表示部42に表示され、ポイント残高が所定数以上である場合に自動販売機1は無料モードに移行する。無料モードでの商品提供がされると、権利消費情報が支援サーバー8に送信されてポイント残高が削減される。【選択図】 図3

Description

この出願の発明は、清涼飲料等の自動販売機に関するものである。
近年、健康増進、肥満解消等の観点から、ウォーキングの効用が注目されている。ランニングやジョギングのようなハードな運動に比べて体への負担が少ないことから、中高年を中心にウォーキングが盛んに行われている。
また、デスクワークの多いサラリーマン等においても、多少遠回りをして通勤をするというように、歩くことでカロリーを消費し、肥満解消や健康維持を図ろうという場合も多い。
このようなウォーキングの流行を背景として、人が歩いた歩数を計測する歩数計が、万歩計(登録商標)の名前で周知であり、多く市販されている。歩数計は、歩く際に腰(ベルト)等に装着するものであり、内部に設けられた振動センサが歩数をカウントする計器である。最近では、スマートフォンやPCにデータを取り込んで参照できるように高機能化した歩数計も販売されている。
http://narapoint.jp/news/detail/news198.html#000198
上記のようにウォーキングには健康維持や肥満解消等の観点で効用があることから、企業や自治体等でも、ウォーキングを推奨している。適度な運動により肥満や高血圧等が防止されることは広く知られており、医療費の支出を抑える観点でも施策として重要になってきている。
このようなことから、非特許文献1で知られているように、一部の自治体では、歩数計で計測された歩数をポイントに換算し、ポイントが一定以上溜まったら商品と交換できる制度が設けられ、実施されている。この制度では、利用者に専用の歩数計を購入してもらい、利用してもらう。この歩数計は、計測された歩数がリーダーで読み取ることができるタイプのものであり、リーダーは、歩数計に与えられたID(歩数計ID)とその歩数計で計測した歩数とを読み取ることができるものである。一方、制度の運用のためのサーバーがインターネット上に設けられている。リーダーは、読み取った歩数計IDと歩数とをサーバーに送信する。サーバーでは、当該歩数計IDについての累積歩数を算出し、それが一定以上の場合、商品と交換できるポイントを利用者に付与するようになっている。
しかしながら、この制度では、リーダーは、当該自治体の一定の施設(以下、リーダー設置施設という。)の他、特定のコンビニエンスストア(以下、リーダー設置コンビニという。)の店頭に設置されているのみであり、利便性が良くない。利用者が歩数計を体につけてウォーキングしている際、歩数を集計して累積の歩数を知りたいと思った場合でも、近くにリーダー設置施設やリーダー設置コンビニがないと、知ることができない。リーダー設置コンビニ以外で利用者が累積歩数を知ろうとした場合、非接触ICカードリーダー/ライターのようなリーダーを自身で購入し、自身のパソコンに接続する必要があり、コストの負担もさることながら、IT技術に詳しくない者にとっては非常に面倒である。
この出願の発明は、上記歩数換算ポイント付与制度における問題を解消すべく為されたものであり、歩数計のデータをサーバーに送ることができる箇所をより多くし、利用者の利便性をより高くすることを目的とする。
上記課題を解決するため、本願の請求項1記載の発明は、
前面扉を有する筐体と、
筐体内に設けられた商品収容部及び商品払い出し機構と、
前面扉に設けられた複数の商品選択ボタンと、商品取り出し口と、金銭投入部とを備えており、
筐体内には、商品選択ボタンで選択された商品と金銭投入部から投入された金銭とに従って商品払い出し機構を制御する自販機制御ユニットとが設けられた自動販売機であって、
前面扉には、歩数計リーダーが取り付けられており、
筐体には、通信機が設けられており、
歩数計リーダーは、歩数計を特定する歩数計IDであり得る媒体IDと、歩数計において所定期間内に計測された歩数とを読み取るリーダーであり、
通信機は、歩数計リーダーにより読み取られた媒体IDと歩数とを、ネットワーク上に設けられたサーバーに送信する通信機であり、
前記前面扉には、データを表示するデータ表示部が設けられており、
データ表示部は、前記媒体IDが前記サーバーに送信された後、当該媒体IDについて獲得されたポイント残高が前記サーバーから返信されて前記通信機が受信した際、当該ポイント残高を表示するものであり、
前記自販機制御ユニットは、通常モードと無料モードとを切り替えるモード制御部を備えており、
前記筐体内には、ポイント制御ユニットが設けられており、
ポイント制御ユニットは、前記媒体IDが前記サーバーに送信された後に当該媒体IDについてポイント残高が前記サーバーから返信されて前記通信機が受信した際、当該ポイント残高が所定数以上である場合に、モード制御部に対して無料モード要請信号を出力するものであり、
モード制御部は、ポイント制御ユニットから無料モード要請信号が出力された際に無料モードに切り替える制御を行うものであって、無料モードは商品を無料で払い出すモードであり、
モード制御部は、通常モードから無料モードに切り替えた後、当該無料モードで商品の払い出しが行われた際に通常モードに復帰させるものであり、
ポイント制御ユニットは、無料モード要請信号が出力された際、無料モードを使用した旨の情報である権利消費情報を当該媒体IDとともに前記通信機により前記サーバーに送信するものであるという構成を有する。
また、上記課題を解決するため、請求項記載の発明は、前記請求項の構成において、前記前面扉には、無料モード用入力部が設けられており、無料モード用入力部は、前記ポイント残高が前記サーバーから返信されて前記通信機が受信した際、当該ポイント残高が所定数以上である場合に、無料モードを利用するかどうかの入力を利用者にさせるものであり、
前記モード制御部は、無料モード用入力部から無料モードを利用する旨の入力があった際に無料モードに切り替える制御を行うものであるという構成を有する。
また、上記課題を解決するため、請求項記載の発明は、前記請求項1又は2の構成において、前記自販機制御ユニットは、無料モードでの商品の払い出しが完了したことを検出するフリーベンド検出部を備えており、前記ポイント制御ユニットは、無料モードでの商品の払い出しをフリーベンド検出部が検出した場合に限り前記権利消費情報を前記サーバーに送信するものであるという構成を有する。
また、上記課題を解決するため、請求項記載の発明は、前記請求項1、2又は3に記載の自動販売機と、前記ネットワーク上に設けられた前記サーバーとを備えた健康増進支援システムであって、
前記サーバーには、記憶部が設けられており、
記憶部には、利用者の情報を記録した利用者情報ファイルと、媒体IDごとに歩数を記録したデータベースファイルである歩数データファイルとが記憶されており、
利用者情報ファイルには、歩数に応じて獲得されたポイントであるポイント残高が媒体IDごとに記録されており、
前記サーバーには、歩数データ記録プログラムと、返信プログラムと、削減プログラムとが実装されており、
歩数データ記録プログラムは、前記通信機から媒体IDと歩数とが送信された際、当該媒体IDについての歩数を歩数データファイルに記録するプログラムであり、
返信プログラムは、前記通信機から送信された媒体IDについて獲得された残高を前記通信機に返信するプログラムであり、
ポイント削減プログラムは、前記権利消費情報が当該媒体IDとともに送信された際、当該媒体IDについてのポイント残高を所定数削減するプログラムであるという構成を有する。
以下に説明する通り、本願の請求項1又は4記載の発明によれば、自動販売機において歩数計のデータが読み取られてサーバーに送信されるので、サーバーにおいて歩数の集計をすることができる。自動販売機はコンビニに比べて多数設置されており、ウォーキングや散歩、ちょっとした外出等の際に簡便に歩数をサーバーに送信することができる。また、ポイント残高がサーバーから返信されてデータ表示部に表示されるので、ウォーキング等の際に簡単にポイント残高を確認することができ、この点で便利となる。さらに、ポイント残高が所定数以上である場合、ポイントとの交換の形で自動販売機上の商品が無料で提供されるので、歩数の集計で得たポイントをその場で自動販売機の商品と交換でき、この点で簡便となる。
また、請求項記載の発明によれば、上記効果に加え、無料モード用入力部でポイントとの交換の意思が確認されるので、意図せずにポイントを消費してしまう不具合が発生しないという効果が得られる。
実施形態の自動販売機の斜視概略図である。 図1に示す自動販売機において前面扉を開けた状態の斜視概略図である。 実施形態の自動販売機の制御ブロック図である。 ポイント制御プログラムの概略を示したフローチャートである。 実施形態の健康増進支援システムの概略図である。 利用者情報ファイルの構造の一例を示した概略図である。 歩数データファイルの構造の一例を示した概略図である。
以下、この出願の発明を実施するための形態(実施形態)について説明する。この出願の発明は、上記課題を解決するため、歩数計のデータを読み取る拠点として自動販売機を活用することに着目したものであり、自動販売機の発明として為されたものである。
図1は、実施形態の自動販売機の斜視概略図である。この実施形態では、自動販売機1は清涼飲料の自動販売機となっている。図1に示すように、自動販売機1は、筐体11と、筐体11の前面に設けられた前面扉12とを備えている。図2は、図1に示す自動販売機1において前面扉12を開けた状態の斜視概略図である。
図2に示すように、筐体11内には、販売する缶入り又はPETボトル入りの清涼飲料を収容した商品収容部2が設けられている。図2に示すように、前面扉12には、商品の見本を展示した展示部121、購入する商品を選択する各商品選択ボタン122、購入のための硬貨や紙幣を投入する金銭投入部123、購入した商品を取り出す取り出し口124、釣り銭払い出し部125などが設けられている。金銭投入部123は、コインメックやビルバリを含んでおり、投入された硬貨や紙幣が真正なものであるかどうか判断し、真正なものであればその種別、合計額を算出するものである。
また、筐体11内には、自動販売機1の動作を制御する制御ユニット(以下、自販機制御ユニットという)3が設けられている。図2に示すように、自販機制御ユニット3は、前面扉12の裏面に固定されている。自販機制御ユニット3は、ユニットボックス内にプロセッサやメモリ等の各部を収容した構造となっており、金銭投入部123で投入された金銭が規定の金額に達しているかどうかの判断等を行うものである。
一方、商品収容部2は、自販機制御ユニット3からの信号に従って商品を一つずつ払い出す払い出し機構13を備えており、自販機制御ユニット3は、投入された金銭が所定の金額に達していると判断した場合、払い出し機構13に信号を送り、選択された商品を取り出し口124に払い出すようになっている。これらの構成や機構の構造は、通常の自動販売機1と同様のものとすることができる。
この実施形態の大きな特徴点は、自動販売機1を歩数計データの読み込み拠点とすることであるが、それとともに、自動販売機1を、歩数換算ポイント付与制度における商品の無料提供箇所にも利用している。つまり、自動販売機1を、歩数換算ポイント付与制度において二重に利用しており、これが実施形態の大きな特徴点となっている。
実施形態の自動販売機1は、歩数換算ポイント付与制度における商品の無料提供のために、いわゆる災害対応自販機を転用した構成となっている。まず、この点について説明する。
災害対応自販機は、大地震のような大きな災害が発生したことを想定した自動販売機1である。災害自販機は、商品を無料で払い出す無料モードでの動作が可能となっている。具体的には、前面扉12には無料モード用鍵穴(図1中不図示)が設けられており、無料モード用鍵穴を操作することで無料モードに移行する。この種の自動販売機は、公共団体の施設のような公共の場所に設置されており、無料モード用鍵穴を操作できる鍵(無料モードキー)は、施設の管理者が保管している。震災が発生した際、管理者は無料モードキーを使用して自動販売機を無料モードとし、被災者に飲料を無料提供する。
上記の点を、図3を参照してより具体的に説明する。図3は、実施形態の自動販売機1の制御ブロック図である。図3に示すように、自販機制御ユニット3内にはモード制御部31が設けられている。無料モード用鍵穴14は、モード制御部31につながっている。無料モード用鍵穴14を操作すると、手動により通常モードから無料モードに切り替えられる。無料モードでは、金銭の投入なしに各商品選択ボタン122が点灯し、商品の選択が可能となる。いずれかの商品選択ボタン122を押すことで商品が無料で払い出される。
また、図3に示すように、自販機制御ユニット3には、商品払い出しに関する二つの出力ポート32,33が設けられている。一つは、商品のトータルの払い出し個数を管理のための出力するトータル個数カウンタ32である。もう一つは、無料モードでの商品の払い出し(フリーベンド)の個数をカウントするフリーベンドカウンタ33である。フリーベンドカウンタ33は、この実施形態におけるフリーベンド検出部の例である。
さて、このような自動販売機1は、歩数計データの読み取り拠点とするため、歩数計リーダー41が搭載されたものとなっている。図1に示すように、歩数計リーダー41は、前面扉12に取り付けられている。
まず、歩数計5について説明する。歩数計5としては、歩数に加え、各歩数計5を特定するためのID(歩数計ID)を記憶しており、歩数に加えて歩数計IDを出力できるものが想定されている。この種の歩数計5は、例えば社員に配布して使用させ、社員の健康管理を行う社内システム等で使用されるものである。より具体的には、歩数計5としては、山佐時計計器株式会社から販売されている万歩計(同社の登録商標)TH−550を使用することができる。
一方、歩数計リーダー41としては、近距離無線通信(NFC)機能を実装したものが好適に利用される。より具体的には、歩数計5及び歩数計リーダー41としては、Felica(登録商標)のような非接触ICカード方式のデータ通信が行えるものが採用される。歩数計5内には、Felicaカードと同様のICチップとアンテナが組み込まれており、歩数計リーダー41には、Felicaリーダー/ライターと同様のアンテナとコントロールボードとが搭載されている。このようなリーダーとしては、例えばソニー株式会社製のPaSoRi(同社の登録商標)が使用できる。また、前述した山佐時計計器株式会社製のTH−550等の歩数計は、Felicaリーダー/ライターによる情報のやりとりが標準機能として実装されており、好適に使用することができる。
図1に示すように、歩数計リーダー41は、前面扉12のうち、見本展示部121の下側に取り付けられている。歩数計リーダー41は、読み取り側(アンテナが設けられた側)が前側になるように取り付けられており、歩数計5をかざす(接近させる)だけでデータの読み取りが可能となっている。
このような歩数計リーダー41に対しては、ポイント制御ユニット6と、通信機7とが接続されている。ポイント制御ユニット6は、歩数データの送信や利用を行うために自動販売機1に追加された制御ユニットである。ポイント制御ユニット6は、プロセッサ61やメモリ62等を備えたユニットである(図2中不図示)。
通信機7は、ネットワーク上のサーバー8との間でデータ通信を行うものである。サーバー8は、後述する健康増進支援システムを構成するものであり、この例ではインターネット9上のサーバーとなっている。以下、このサーバー8を、支援サーバーという。この実施形態では、通信機7としては例えば携帯電話回線網を利用して支援サーバー8にアクセスするものが採用されている。より具体的には、通信機7としては、株式会社日立国際電気製の無線パケット通信機SineFitが使用できる。
図3に示すように、ポイント制御ユニット6は、プロセッサ61と、プロセッサ61が実行するプログラムを記憶したメモリ(RAM等)62と、不図示のインターフェース等を備えたユニットである。
また、図1に示すように、前面扉12には、歩数計リーダー41に加え、データ表示部42と、スピーカー43とが取り付けられている。この例では、データ表示部42は、歩数計リーダー41の上側の取り付けられており、スピーカー43はデータ表示部42の横に取り付けられている。データ表示部42は、主としてポイント残高のような数値データを表示するものであるので、横長の小さな液晶ディスプレイとなっている。
図3に示すように、ポイント制御ユニット6は、データ表示モジュール63及び音声再生モジュール64を含んでいる。データ表示モジュール63は、データ表示部42に情報を表示するための駆動回路を含むモジュールである。音声再生モジュール64は、スピーカー43から音声を流すためのモジュールである。
一方、ポイント制御ユニット6には、無料モード要請信号出力部65が設けられている。無料モード要請信号出力部65は、モード制御部31に接続されている。より具体的には、無料モード用鍵穴14とモード制御部31とを繋ぐ信号線から分岐する形で信号線が無料モード要請信号出力部65に結線されている。
無料モード要請信号出力部65は、ON/OFFの簡単なポートとすることができる。無料モード要請信号出力部65の構成は、無料モード用鍵穴14が操作されたのと同様の構成とされる。無料モード用鍵穴14は、例えば通常は左側に回した位置(OFF位置)とされ、災害時には右に回した位置(ON位置)とされる。無料モード要請信号出力部65は、ON/OFFの簡単なポートであり、通常はOFF信号を出力し、無料モード要請信号を出力する場合にはON信号を出力するものとされる。
このようなポイント制御ユニット6には、歩数データの送信や無料モードの制御のためのプログラム(以下、ポイント制御プログラム)が実装されている。図4は、ポイント制御プログラムの概略を示したフローチャートである。
この実施形態では、ポイント制御プログラムは、歩数計リーダー41から呼び出されて実行されるものとなっている。歩数計リーダー41には、データ読み取り用のプログラム(以下、読み取りプログラム)が実装されている。読み取りプログラムは、歩数計5に内蔵されたプログラムであり、歩数計5や非接触ICカード等の接近を検出して自動実行されるプログラムである。読み取りプログラムは、所定のプロトコルにより送信元を確認し、データを転送させるプログラムである。このプログラムは、Felicaリーダー/ライターの内蔵プログラムに相当するものであり、周知であるので、詳細な説明は省略する。
尚、この実施形態では、歩数は、各日における歩数(合計値)となっている。この実施形態では、歩数計5は、直近の60日の各日の歩数を内部のメモリに記憶する構成となっている。例えば10月1日の時点では、8月2日〜9月30日までの各日の歩数が記憶されている。そして、10月1日が終了し、10月2日になると、10月1日の歩数が新たに記憶され、8月2日の歩数は自動的に消去される構成となっている。
読み取りプログラムは、このメモリの直近60日分の歩数データをそのまま転送させるプログラムとなっている。この際、データは、日付ごとの歩数(日付対歩数)のデータであるので、CSVのような汎用形式のデータベースファイルとされる。また、歩数計5の内部メモリには、歩数データ(CSVのようなファイル)に加えて歩数計IDが記憶されている。読み取りプログラムは、歩数データに歩数計IDを追加したデータ(以下、転送データという。)を転送させる。
読み取りプログラムは、ポイント制御ユニット6上のポイント制御プログラムを呼び出して実行する。この際、歩数計リーダー41は、転送データをポイント制御プログラムに渡してポイント制御プログラムを実行する。ポイント制御プログラムを実行すると、読み取りプログラムは終了である。
図4に示すように、ポイント制御プログラムは、渡された転送データをメモリ変数に格納するとともに、渡された転送データについて歩数計5のデータであるか、それ以外のデータであるか判断する。前述したように、この実施形態では、歩数計リーダー41は、汎用の非接触リーダーであるので、歩数計5以外の非接触ICカードのような情報媒体についても読み取りが可能である。この場合、実施形態における歩数計5については、読み取られた情報が歩数計5の情報であることが判別できるように歩数計IDが設定されている。この実施形態では、歩数計5と歩数計リーダー41は、NFC方式であるので、交通系や物販系の各種非接触ICカードが他の情報媒体に該当する。これら各種情報媒体が記憶しているIDは、保持者個人を特定し得る情報媒体ではあるが、直接的には当該媒体固有のIDである。以下、歩数計IDと区別するため、このIDを非歩数計IDという。また、歩数計IDと非歩数計IDとを総称して媒体IDという。
実施形態における歩数計5については、いかなる非歩数計IDとも共通していない識別部を有している。例えば、2〜4個程度の英数情報がこの識別部とされる。
図4に示すように、ポイント制御プログラムは、渡された転送データに含まれる媒体IDのうちの識別部の情報からそれが歩数計IDか非歩数計IDか判断し、歩数計IDであれば、渡された転送データに含まれる歩数データを取得する。
次に、ポイント制御プログラムは、通信機7を介して支援サーバー8にアクセスし、支援サーバー8上のデータ記録プログラムを呼び出し、媒体ID(歩数計ID又は非歩数計ID)及び歩数データを引数として渡して実行する。非歩数計IDが媒体IDとして渡される場合、歩数データはNull値である。データ記録プログラムについては後述するが、その戻り値は、当該媒体IDについてのポイント残高である。図4に示すように、ポイント制御プログラムは、戻されたポイント残高をデータ表示部42に表示する。そして、ポイント残高が、自動販売機1の商品を無料で提供できる下限値(以下、無料提供下限値)以上であるかどうか判断する。無料提供下限値以上であれば、スピーカー43から音声を流す。この音声は、ポイントが無料提供下限値以上であるので商品が無料で手に入る旨をアナウンスする音声である。
図4に示すように、ポイント制御プログラムは、音声を流した後に無料モード要請信号出力部65から無料モード要請信号を出力する。無料モード要請信号を出力した後、ポイント制御プログラムは、フリーベンドカウンタ33のモニタ状態となる。そして、フリーベンドカウンタ33の値が1加算された場合、無料モードでの商品の提供がされたと判断し、通信機7を介して支援サーバー8に再びアクセスし、権利消費情報を送信する。具体的には、ポイント制御プログラムは、媒体IDを引数にしてポイント削減プログラムを実行する。それとともに、ポイント制御プログラムは、無料モード要請信号をオフにし、無料モードから通常モードに復帰させる。これで、ポイント制御プログラムは終了である。尚、フリーベンドカウンタ33の値が1加算されてから(無料モードでの商品提供が確認されてから)、無料モード要請信号をオフにするまでの時間は、0秒であっても良いし、0.5〜2秒程度の短いタイムラグがあっても良い。また、無料モード要請信号が出力された時点からタイマーのカウントがスタートし、所定時間内にフリーベンドカウンタ33の値が1加算されない場合、ポイント制御プログラムは、無料モードでの商品の提供がされなかったと判断し、無料モード要請信号の出力をオフにした上でポイント削減プログラムを実行することなく終了する。
図示は省略したが、ポイント残高が無料提供下限値未満である場合、所定の表示時間(例えば10秒程度)が経過した際、データ表示部42での表示を終了し、プログラムを終了する。ポイント残高が無料提供下限以上である場合、データ表示部42での表示は、フリーベンドを検出した時点又は所定時間経過時点で終了される。
次に、上記実施形態の自動販売機1を備えて構成された健康増進支援システムの発明の実施形態について説明する。
図5は、実施形態の健康増進支援システムの概略図である。図5に示す健康増進支援システムは、自動販売機1と、支援サーバー8とを備えている。自動販売機1は、上記実施形態のものが使用されている。健康増進支援システムは、理論的に1台の自動販売機1を備えていれば実施可能であるが、この実施形態では多数の自動販売機1を備えている。各自動販売機1の構成は、上記実施形態のものに相当している。
支援サーバー8は、インターネット9上に設けられている。支援サーバー8は、記憶部81を備えている。記憶部81は、典型的には支援サーバー8が備えるハードディスクのようなストレージであるが、記憶部81は支援サーバー8とは別のサーバー(ストレージサーバ等)に設けられている場合もあり得る。
支援サーバー8の記憶部81には、利用者情報ファイル82と、歩数データファイル83とが記憶されている。利用者情報ファイル82は、システムに登録された利用者の個人情報等を記録したデータベースファイルである。歩数データファイル83は、利用者毎に作成されたデータベースファイルであり、各利用者について各日の歩数を記録したデータベースファイルである。
より具体的に説明すると、図6は利用者情報ファイル82の構造の一例を示した概略図であり、図7は歩数データファイル83の構造の一例を示した概略図である。
図6に示すように、利用者情報ファイル82は、「媒体ID」、「利用者名」、「利用者住所」、「前月累計歩数」、「前月1日平均歩数」、「前月獲得ポイント」、「ポイント残高」等のフィールドから成るレコードを多数記録したデータベースファイルである。尚、個人情報保護の管理の都合上、ポイント残高を管理するデータベースファイルと個人情報を管理するデータベースファイルを別にする場合があり、この場合、ポイント残高を管理するファイルでは、「アカウント名」で個人を特定する場合があり得る。
また、図7に示すように、歩数データファイル83は、「日付」と「歩数」のフィールドから成るレコードを多数記録したデータベースファイルである。歩数データファイル83は、媒体IDを使用したファイル名とされている。尚、この実施形態では、歩数データファイル83のレコード数の上限は60個と定められており、過去60日分の歩数が記録される。この例は、2016年10月1日にデータを更新した例であり、したがって9月30日から60日前までの歩数のデータとなっている。
一方、図5に示すように、支援サーバー8には、データ記録プログラム84とポイント削減プログラム85が実装されている。データ記録プログラム84は、この実施形態において、歩数データ記録プログラムであり、また返信プログラムでもある。
データ記録プログラム84は、前述したように自動販売機1のポイント制御プログラムから呼び出されて実行され、この際、媒体IDと歩数とが引数として渡される。データ記録プログラム84は、媒体IDに従って当該利用者の歩数データファイル83を開く。そして、各日の歩数のデータを記録する。この実施形態では、直近の過去60日のデータが歩数データであるので、該当する日のレコードに歩数を記録する。同様に歩数データファイル83はレコード60個のデータベースファイルとされ、「日付」のフィールドと「歩数」のフィールドを有するファイルとされる。そして、データ記録プログラム84は、歩数データファイルを開いた際、プログラムが起動した日から起算して(起動した日は含まない)、60日前までの日付を各レコードの「日付」のフィールドに上書きする。そして、ポイント制御プログラムから渡された60日分の歩数データを、各日付に対応するレコードの「歩数」のフィールドに記録する。
次に、次に、データ記録プログラム84は、ポイント残高の返信を行う。即ち、当該媒体IDのレコードの「獲得ポイント」の値を戻り値として自動販売機1上のポイント制御プログラムに戻す。これで、データ記録プログラム84は終了である。
尚、この実施形態では、利用者が歩いた歩数に応じてポイントが付与されることが特徴点になっている。このポイントの付与については種々のパターンがあり得る。一例として、この実施形態では、前月の1日の平均歩数を算出し、その平均歩数が一定以上であれば、一定のポイントを付与するパターンとなっている。より具体的には、この実施形態では、1日の平均歩数が6000歩以上の場合、100ポイントが付与される。
このような累積歩数の集計、平均歩数の算出、平均歩数が一定以上である場合のポイント付与は、支援サーバー8に実装されたポイント付与プログラム(不図示)によって行われる。ポイント付与プログラムは、例えば月に一回というように定期的に実行されるプログラムである。
ポイント付与プログラムは、各歩数データファイル83について前月の累積歩数を計算し、1日の平均歩数を算出する。即ち、「日付」のフィールドの値に従って前月の各日の歩数を「歩数」のフィールドから取得し、合計してレコード数(日数)から平均を算出する。そして、それが6000以上であれば、利用者情報ファイル82の当該媒体IDのレコードの「ポイント残高」のフィールドの値を100ポイント加算して更新する。6000未満であれば、「ポイント残高」のフィールドの値は更新しない。このような処理を全ての歩数データファイル83について行う。
したがって、この実施形態では、データ記録プログラム84が起動した時点で既にポイント付与プログラムが実行されていれば、前月の獲得ポイントが反映したポイント残高が返信されるし、実行されていなければ、前々月までのポイント残高が返信される。
ポイント削減プログラム85は、ポイント制御プログラムから渡された媒体IDにより利用者情報ファイル82を検索し、該当するレコードの「ポイント残高」の値を所定数減算して更新する。所定数とは、自動販売機1における清涼飲料の提供に対して定められているポイント数であり、例えば100ポイントである。
このような実施形態の健康増進支援システムは、自治体や企業等により好適に使用、運用され得る。例えば地方自治体で運用される例を説明すると、自治体は、システムを利用した健康増進策を住民に対して実施する。即ち、住民に対して施策への参加を募り、応募してきた住民に歩数計5を提供する。歩数計5は有料の場合が多いが、歩数計5の提供の際に、氏名や住所等の個人情報を提供してもらい、利用者情報ファイル82に記録する。提供される歩数計5には歩数計IDが予め各々設定されて内蔵メモリに記録されており、提供した歩数計5の歩数計IDを当該住民についての利用者情報ファイル82の該当レコードの「歩数計ID」のフィールドに記録する。これらは、自治体の担当者が自身の端末(PC)を操作して行う。
また、自治体は、支援サーバー8を設置、運用する。支援サーバー8には、データ記録プログラム84やポイント削減プログラム85が実装される。
一方、自動販売機1については、通常、専門の業者(自販機業者)が運営、管理している。自販機業者は、土地や施設のオーナー等から設置の許可をもらい、自動販売機を設置する。定期的に自販機業者のサービスマンが自動販売機を訪れ、商品の補充と代金の回収を行う。このような自動販売機として、前述した実施形態の自動販売機1が用いられる。尚、自治体と自販機業者とは、自動販売機1の利用やデータ通信等について予め契約し、技術的な面も含めて準備を整える。
施策に参加した住民は、提供された歩数計5を使用してウォーキング等をし、日々の歩数が歩数計5によりカウントされる。住民(利用者)は、例えばウォーキングの際に通りがかった自動販売機1において、歩数計5を歩数計リーダー41にかざす。これにより歩数計5の内蔵メモリのデータが歩数計リーダー41に読み取られ、ポイント制御プログラムにより支援サーバー8に送信される。
支援サーバー8ではデータ記録プログラム84が動作し、直近60日の歩数が歩数データファイル83に記録される。そして、その時点でのポイント残高がポイント制御プログラムに戻され、ポイント制御プログラムは、自動販売機1のデータ表示部42に表示する。この結果、利用者は、自身が獲得しているポイントを自動販売機1上で確認することができる。
ポイント残高が無料提供下限値以上である場合、自動販売機1の商品を無料で入手できる旨のアナウンスがスピーカー43から流れる。そして、自動販売機1のポイント制御プログラムは、無料モード要請信号をモード制御部31に出力し、モード制御部31は、自販機制御ユニット3を無料モードとする。この結果、自動販売機1の各商品選択ボタン122が点灯する。
利用者は、任意の商品選択ボタン122を押し、商品の無料提供を受ける。そして、商品が払い出されると、フリーベンドカウンタ33が1を加算する。ポイント制御プログラムは、これに基づいて無料モード要請信号をOFFにする。この結果、モード制御部31は自販機制御ユニット3を通常モード(有料モード)に戻す。一方、支援サーバー8上では、ポイント削減プログラム85が実行され、当該媒体IDのポイント残高が所定数削減される。尚、支援サーバー8上では、定期的にポイント付与プログラムが実行され、各媒体IDについて累積歩数に応じてポイントが付与されてポイント残高に加算される。
このような実施形態の自動販売機1及び実施形態の健康増進支援システムによれば、自動販売機1において歩数計5のデータが読み取られて支援サーバー8に送信されるので、支援サーバー8において歩数の集計をすることができる。自動販売機1はコンビニに比べて多数設置されており、ウォーキングや散歩、ちょっとした外出等の際に簡便に歩数を支援サーバー8に送信することができる。
また、実施形態の自動販売機1では、ポイント残高が支援サーバー8から返信されてデータ表示部42に表示されるので、ウォーキング等の際に簡単にポイント残高を確認することができる。
そして、歩数計リーダー41が個人特定媒体を読み取ることができるものであり、通信機7は個人特定情報とともに歩数としてNull値を支援サーバー8に送信することができるので、歩数計5を携帯していなくて非接触ICカードのような個人特定媒体のみを携帯している場合でも、自身のポイント残高を自動販売機1上で確認することができ、便利である。
また、ポイント残高が所定数以上である場合、ポイントとの交換の形で自動販売機1上の商品が無料で提供されるので、歩数の集計で得たポイントをその場で自動販売機1の商品と交換でき、この点で簡便となる。
また、実施形態の健康増進システムによれば、利用者の歩数が自動販売機1から送信され、支援サーバー8において歩数データファイル83に記録されるので、各利用者の歩数の実績を支援サーバー8上で一元管理する等の目的に好適に利用され得る。上記実施形態では、自治体が運営するシステムであったが、実施形態のシステムは企業における社員の健康管理の目的でも使用され得る。各社員に運動を奨励する目的で歩数計5を持たせて利用させる際、各社員の歩数状況を支援サーバー8で一元管理することが考えられる。この場合、各社員は、自身のデスク上のPCを操作して歩数を支援サーバー8に送信することが考えられるが、これよりも、実施形態のように自動販売機1に歩数計リーダー41を設けて送信する方が簡便であり、社員の手間も少ない。したがって、好適である。
また、実施形態の健康増進支援システムでは、歩数計5以外の情報媒体から媒体IDが読み取られた際にも、現在のポイント残高が自動販売機1上のデータ表示部42に表示される。この構成は、ポイントの付与が歩数の換算以外にも行われる場合に好適となる。例えば、ウォーキング以外の特定行為(必ずしも健康増進行為でなくても良い)に対してポイントが付与されており、利用者情報ファイル83の「ポイント残高」のフィールドがこれを含めたポイント残高である場合があり得る。この場合、利用者は、情報媒体を歩数計リーダー41で読み取らせることで、ウォーキング以外の行為によるものを含めた自身のポイント残高を自動販売機1上で確認することができ、この点で利便性が高くなる。
上記実施形態では、ポイント残高が所定数以上であった場合、ポイント制御プログラムは自動的に無料モード要請信号を出力して無料モードに移行するようプログラミングされたが、前面扉12に何らかの入力部を設け、利用者の意思を確認するようにすると好適である。入力部は例えば押しボタンスイッチとされ、ポイント残高が所定数以上であるので、ポイント交換にて商品を入手したい場合にはスイッチを押して欲しい旨のアナウンスがされるようにする。ポイント制御プログラムは、所定時間内にスイッチが押された場合にのみ無料モード要請信号を出力するようプログラミングされる。この他、入力部は、キャンセルを入力するキャンセルボタンであっても良い。キャンセルボタンを押すと、タイマーのカウントアップを待たずに無料モード要請信号の出力が停止され、自動販売機1は通常モードに戻る。自動的に無料モードに移行する構成では、各商品選択ボタン122が点灯した際、利用者が誤ってボタン122を押してしまったり、第三者が押してしまったりすると、意図せずにポイントが消費されてしまうことになるが、上記いずれかのような入力部があると、そのよう問題が避けられる。
尚、上記説明では、支援サーバー8は一つであり、一つのサーバー8が利用者情報ファイル82と歩数データファイル83とを管理するように説明したが、これらは別々のサーバーで管理することがあり得る。利用者情報ファイル82は個人情報を記録したファイルであるので、上記の例では自治体のような公的団体において許可された者のみがアクセスできるようにすることが望ましい。その一方、歩数データファイル83は、企業や団体の構成員の健康管理を請け負う専門のサービス業者等において管理する方が好ましい場合がある。したがって、利用者情報ファイル82と歩数データファイル83とを別々のサーバーで管理することがあり得る。
また、上記実施形態において、通信機7から支援サーバー8に送られる歩数は、CSVのような汎用形式のファイルの形で送られるものであったが、これは必須ではなく、所定のフォーマットのシリアルデータとして送られる場合もあり得る。支援サーバー8上で当該フォーマットを予定しており、歩数データプログラムがデータを受け取って歩数を歩数データファイル83に記録できるものであれば、汎用形式のファイルでなくとも良い。
尚、データとしての歩数は、直近60日の各日の歩数であったが、これも一例であり、他の例もあり得る。例えば、歩数計5において前月における1日の平均歩数が計算されるようになっており、この計算結果が支援サーバー8に送信される構成でも良く、前月の月単位の合計歩数が支援サーバー8に送信される構成でも良い。ポイントの換算についても、前月の実績を単位とする場合の他、前の週の実績でポイントに換算する場合もあり得る。さらに、歩数の集計を毎日行い、一日において所定の歩数を超えた場合にはそれに応じてポイントを付与する場合もあり得る。
尚、ポイントの付与は、支援サーバー8に実装されたポイント付与プログラムが定期的に実行されることにより行われたが、データ記録プログラム84が歩数データを記録した際に併せて行われる場合があり得る。即ち、データ記録プログラム84が歩数データを記録した後、記録後の状態で例えば累積歩数を計算して所定の値を超えている場合にはポイントを加算するようにしても良い。この場合には、ポイント付与プログラムはデータ記録プログラム84の一部であるか、又はデータ記録プログラム84から呼び出されて実行されるプログラムということになる。
上記実施形態では、歩数計リーダー41は、Felica(登録商標)のような非接触ICカード方式のNFCでデータのやり取りするものであったが、この他、Bluetooth(登録商標)や赤外線通信等の他の方式のNFCであっても良い。
尚、交通系や物販系等の非接触ICカードは、個人情報を申込書に記載することで発行され、個人情報はカード発行主体が管理している場合が多い。この場合は、そのような情報媒体は個人特定媒体ということになる。この点は、歩数計5についても同様である。
また、通信機7は、携帯電話回線網を利用してインターネット9上の支援サーバー8にアクセスするものであったが、無線LANを使用するものであって良く、光ファイバ等の有線でインターネット9に接続されていても良い。無線LANの場合、付近の無線LANルーターを使用する場合の他、自動販売機1の筐体に無線LANルーターが設置されて利用される場合もある。尚、筐体11や前面扉12は比較的厚いスチール製の場合が多いので、通信機7が無線方式である場合には筐体11の外面(例えば上面)に固定される場合が多いが、有線方式の通信機が採用されたり、無線方式であっても筐体11内に配置されても通信が可能な場合には、通信機7は筐体11内に配置されたり場合もあり得る。
尚、自動販売機1としては、ウォーキング等の際の利用を考えると清涼飲料の自動販売機であることが好適であるが、ビールのようなアルコール飲料の自動販売機であっても良く、カップ提供式のコーヒー、紅茶の自動販売機であっても良く、さらにはお菓子や軽食のような飲料以外の商品の自動販売機であっても良い。
1 自動販売機
11 筐体
12 前面扉
121 見本展示部
122 商品選択ボタン
123 金銭投入口
13 商品払い出し機構
14 無料モード用鍵穴
2 商品収容部
3 自販機制御ユニット
31 モード制御部
33 フリーベンドカウンタ
41 歩数計リーダー
42 データ表示部
43 スピーカー
44 無料モード用入力部
5 歩数計
6 ポイント制御ユニット
65 無料モード要請信号出力部
7 通信機
8 支援サーバー
81 記憶部
82 利用者情報ファイル
83 歩数データファイル
84 データ記録プログラム
85 ポイント削減プログラム
9 インターネット

Claims (4)

  1. 前面扉を有する筐体と、
    筐体内に設けられた商品収容部及び商品払い出し機構と、
    前面扉に設けられた複数の商品選択ボタンと、商品取り出し口と、金銭投入部とを備えており、
    筐体内には、商品選択ボタンで選択された商品と金銭投入部から投入された金銭とに従って商品払い出し機構を制御する自販機制御ユニットとが設けられた自動販売機であって、
    前面扉には、歩数計リーダーが取り付けられており、
    筐体には、通信機が設けられており、
    歩数計リーダーは、歩数計を特定する歩数計IDであり得る媒体IDと、歩数計において所定期間内に計測された歩数とを読み取るリーダーであり、
    通信機は、歩数計リーダーにより読み取られた媒体IDと歩数とを、ネットワーク上に設けられたサーバーに送信する通信機であり、
    前記前面扉には、データを表示するデータ表示部が設けられており、
    データ表示部は、前記媒体IDが前記サーバーに送信された後、当該媒体IDについて獲得されたポイント残高が前記サーバーから返信されて前記通信機が受信した際、当該ポイント残高を表示するものであり、
    前記自販機制御ユニットは、通常モードと無料モードとを切り替えるモード制御部を備えており、
    前記筐体内には、ポイント制御ユニットが設けられており、
    ポイント制御ユニットは、前記媒体IDが前記サーバーに送信された後に当該媒体IDについてポイント残高が前記サーバーから返信されて前記通信機が受信した際、当該ポイント残高が所定数以上である場合に、モード制御部に対して無料モード要請信号を出力するものであり、
    モード制御部は、ポイント制御ユニットから無料モード要請信号が出力された際に無料モードに切り替える制御を行うものであって、無料モードは商品を無料で払い出すモードであり、
    モード制御部は、通常モードから無料モードに切り替えた後、当該無料モードで商品の払い出しが行われた際に通常モードに復帰させるものであり、
    ポイント制御ユニットは、無料モード要請信号が出力された際、無料モードを使用した旨の情報である権利消費情報を当該媒体IDとともに前記通信機により前記サーバーに送信するものであることを特徴とする自動販売機。
  2. 前記前面扉には、無料モード用入力部が設けられており、無料モード用入力部は、前記ポイント残高が前記サーバーから返信されて前記通信機が受信した際、当該ポイント残高が所定数以上である場合に、無料モードを利用するかどうかの入力を利用者にさせるものであり、
    前記モード制御部は、無料モード用入力部から無料モードを利用する旨の入力があった際に無料モードに切り替える制御を行うものであることを特徴とする請求項記載の自動販売機。
  3. 前記自販機制御ユニットは、無料モードでの商品の払い出しが完了したことを検出するフリーベンド検出部を備えており、前記ポイント制御ユニットは、無料モードでの商品の払い出しをフリーベンド検出部が検出した場合に限り前記権利消費情報を前記サーバーに送信するものであることを特徴とする請求項1又は2記載の自動販売機。
  4. 請求項1、2又は3に記載の自動販売機と、前記ネットワーク上に設けられた前記サーバーとを備えた健康増進支援システムであって、
    前記サーバーには、記憶部が設けられており、
    記憶部には、利用者の情報を記録した利用者情報ファイルと、媒体IDごとに歩数を記録したデータベースファイルである歩数データファイルとが記憶されており、
    利用者情報ファイルには、歩数に応じて獲得されたポイントであるポイント残高が媒体IDごとに記録されており、
    前記サーバーには、歩数データ記録プログラムと、返信プログラムと、削減プログラムとが実装されており、
    歩数データ記録プログラムは、前記通信機から媒体IDと歩数とが送信された際、当該媒体IDについての歩数を歩数データファイルに記録するプログラムであり、
    返信プログラムは、前記通信機から送信された媒体IDについて獲得されたポイントポイント残高を前記通信機に返信するプログラムであり、
    ポイント削減プログラムは、前記権利消費情報が当該媒体IDとともに送信された際、当該媒体IDについてのポイント残高を所定数削減するプログラムであることを特徴とする健康増進支援システム。
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