JP2018005860A - 自動販売機 - Google Patents
自動販売機 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2018005860A JP2018005860A JP2016136428A JP2016136428A JP2018005860A JP 2018005860 A JP2018005860 A JP 2018005860A JP 2016136428 A JP2016136428 A JP 2016136428A JP 2016136428 A JP2016136428 A JP 2016136428A JP 2018005860 A JP2018005860 A JP 2018005860A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- card
- free
- information
- mode
- vending machine
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
- 230000007246 mechanism Effects 0.000 claims abstract description 50
- 238000011084 recovery Methods 0.000 claims description 36
- 238000003780 insertion Methods 0.000 claims description 17
- 230000037431 insertion Effects 0.000 claims description 17
- 239000000969 carrier Substances 0.000 description 23
- 238000001514 detection method Methods 0.000 description 22
- 230000006870 function Effects 0.000 description 18
- 238000007639 printing Methods 0.000 description 9
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 8
- 230000003287 optical effect Effects 0.000 description 7
- 239000000463 material Substances 0.000 description 6
- 230000008901 benefit Effects 0.000 description 4
- 235000013361 beverage Nutrition 0.000 description 4
- 238000004891 communication Methods 0.000 description 4
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 4
- 238000000034 method Methods 0.000 description 4
- 238000005192 partition Methods 0.000 description 4
- 229920000139 polyethylene terephthalate Polymers 0.000 description 4
- 239000005020 polyethylene terephthalate Substances 0.000 description 4
- 235000014214 soft drink Nutrition 0.000 description 4
- 230000009191 jumping Effects 0.000 description 3
- 238000012545 processing Methods 0.000 description 3
- 239000011347 resin Substances 0.000 description 3
- 229920005989 resin Polymers 0.000 description 3
- 230000008859 change Effects 0.000 description 2
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 2
- 238000007726 management method Methods 0.000 description 2
- 229920000915 polyvinyl chloride Polymers 0.000 description 2
- 239000004800 polyvinyl chloride Substances 0.000 description 2
- 238000000926 separation method Methods 0.000 description 2
- 230000007704 transition Effects 0.000 description 2
- 239000004925 Acrylic resin Substances 0.000 description 1
- 229920000178 Acrylic resin Polymers 0.000 description 1
- 244000269722 Thea sinensis Species 0.000 description 1
- 235000013334 alcoholic beverage Nutrition 0.000 description 1
- 230000000386 athletic effect Effects 0.000 description 1
- 235000013405 beer Nutrition 0.000 description 1
- 230000000903 blocking effect Effects 0.000 description 1
- 230000015556 catabolic process Effects 0.000 description 1
- 239000003086 colorant Substances 0.000 description 1
- 238000006073 displacement reaction Methods 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 235000013305 food Nutrition 0.000 description 1
- 235000009569 green tea Nutrition 0.000 description 1
- 229910052500 inorganic mineral Inorganic materials 0.000 description 1
- 238000009434 installation Methods 0.000 description 1
- 238000012423 maintenance Methods 0.000 description 1
- 239000011707 mineral Substances 0.000 description 1
- 230000000149 penetrating effect Effects 0.000 description 1
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 1
- -1 polyethylene terephthalate Polymers 0.000 description 1
- 230000008439 repair process Effects 0.000 description 1
- 230000004044 response Effects 0.000 description 1
- 238000002834 transmittance Methods 0.000 description 1
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
Images
Landscapes
- Control Of Vending Devices And Auxiliary Devices For Vending Devices (AREA)
Abstract
Description
無料モードと通常モード(商品を有料販売するモード)の切り替えは、自動販売機の前面扉に設けられた鍵穴(以下、無料モード用鍵穴)を操作することにより可能となっている。無料モード用鍵穴を操作する専用のキー(以下、無料モード用キー)は、自動販売機を設置している施設(例えば公共施設)の担当者が保管しておる。災害発生時に、担当者は無料モードキーを使用して無料モードに切り替え、被災者や帰宅困難者等に無料で飲料を提供する。
無料モード機能を利用するための技術構成としては、商品の無料提供を受ける権利があることを示す情報(識別情報)を確認するためのカード(無料カード)を用意し、無料カードを読み取るカードリーダーを自動販売機に搭載することが提案されている。
自動販売機は、通常、自動販売機で商品を販売する事業者(以下、自販機業者)が施設や土地のオーナーから許可をもらい設置している。自販機業者のサービスマンは、自動販売機が設置された場所を定期的に訪れ、商品の補充や代金の回収を行っている。したがって、機械の故障や損傷等の際も、自販機業者に連絡がいき、自販機業者のサービスマンが対応することになる。
しかしながら、故障等により対応が必要になった自動販売機の設置場所から自販機業者の営業所が遠い場所にある場合もあり、対応までに時間を要してしまう場合もある。このような場合、無料カードによる無料モード機能の利用ができない時間が長くなるので、ユーザーにとって利便性が低下する。無料モードがプロモーションの目的で利用されている場合、施設側としてはその分だけプロモーションができなくなり、売り上げが低下することもあり得る。
本願の発明は、上記のような課題を解決するために為されたものであり、無料モードの機能を備えた自動販売機において、故障や損傷等によって無料カードによる無料モード機能が停止した場合でもその時間を短くできるようにすることを目的とする。
筐体内に設けられた商品収容部及び商品払い出し機構と、
前面扉に設けられた複数の商品選択ボタンと、商品取り出し口と、金銭投入部と
を備え、
筐体内には、商品選択ボタンで選択された商品と金銭投入部から投入された金銭とに従って商品払い出し機構を制御する制御ユニットが設けられた自動販売機であって、
制御ユニットは、通常モードと無料モードとを切り替えることが可能であって、無料モードは、商品収容部に収容された商品を無料で払い出すモードであり、
筐体には、無料カードに与えられている識別情報を読み取るカードリーダーが装着されており、
カードリーダーは、無料カードに与えられている識別情報を読み取る読み取りセンサと、読み取りセンサの読み取り結果を出力する出力部とを有しており、
制御ユニットは、読み取りセンサが読み取ったカードの識別情報が真正である場合に無料モードに切り替える制御を行うとともに、商品の払い出しを無料モードで行った後、通常モードに自動的に復帰する制御を行うものであり、
筐体には前面扉を開く際に解錠され閉じた際に施錠される扉開閉ロック機構が設けられており、
筐体は、カードリーダーが着脱可能に装着される装着部を備えており、
装着部は、カードリーダーの取り外し着脱の際に解錠され装着の際に施錠されるリーダー着脱ロック機構が設けられており、
リーダー着脱ロック機構は、扉開閉ロック機構とは別のキーにより操作される機構であるという構成を有する。
また、上記課題を解決するため、請求項2記載の発明は、前記請求項1の構成において、前記カードリーダーは、回収される無料カードが入れられるカード回収箱を備えており、
カード回収箱は、回収用鍵穴が設けられていて回収用鍵により回収用鍵穴が施錠及び解錠される構造であり、
前記リーダー着脱ロック機構は、回収用鍵穴が兼用されているという構成を有する。
また、請求項2記載の発明によれば、上記効果に加え、また、この実施形態では、リーダー着脱ロック機構は、回収用鍵穴を利用した機構となっているので、構造的に簡略化され、コストも安価となる。
図1は、この出願の発明の第一の実施形態の自動販売機の斜視概略図である。図1に示す自動販売機は、前面扉12を有する筐体11を備えている。図2は、図1に示す自動販売機において前面扉12を開けた状態の斜視概略図である。
図3に示すように、無料カード2は、長方形の名刺サイズのものである。材質としては、PVC(ポリ塩化ビニール)やPET(ポリエチレンテレフタレート)のような樹脂製である。無料カード2は、施設への来場者(顧客)に対して自動販売機内の商品を無料で提供するためのものであり、施設の名前(ロゴ)の表示がされている。図3の例は、スポーツ施設とアミューズメント施設と統合した施設において販売促進(来場促進)のために発行されるカードの例となっている。また、無料カード2である旨の表示がされており、さらに、無料カード2には識別情報が表示されている。これら表示の方法は、印刷の場合が多いが、シール貼り等の他の方法による場合もある。
このような各情報担持部22a〜22dは、基材21に対する印刷により形成されている。印刷は、カード印刷を行う専門の業者に頼んで行うこともできるし、場合によっては汎用のプリンタで印刷することもできる。
図4及び図5は、図4及び図5はカードリーダー3の断面概略図であり、図4は正面断面概略図、図5は側面断面概略図である。
図1、図4及び図5に示すように、カードリーダー3は、直方体の箱状のケーシング31と、ケーシング31内に設けられた読み取りセンサ32と、真正な無料カード2のみ通過させるゲート部33と、読み取りセンサ32からの出力により真正な無料カード2かどうかを判断して信号出力等を行う出力部34等から構成されている。
図5に示すように、回収用鍵穴361には、ロックピン362が設けられおり、区画板35には、ピン孔363が形成されている。施錠時には、図5に示すようにロックピン362がピン孔363内に入り込む。このため、カード回収箱36は引き出されない。回収用鍵で回収用鍵穴361を回すと、図5に破線で示すようにロックピン362がピン孔363から抜け出る。このため、カード回収箱36は引き出され得る状態となる。
ケーシング31内には、カード挿入口310から下方に延びるようにして角筒状のガイド37が設けられている。ガイド37の内面における長尺方向の幅は、無料カード2の幅よりも少し大きく、短尺方向の幅は無料カード2の厚さよりも少し大きい。尚、図4は、ガイド37の短尺方向での断面概略図であり、図5は、ガイド37の長尺方向での断面概略図である。
図4及び図5に示すように、区画板35には落とし込み孔350が形成されている。落とし込み孔350は、ガイド37の下端開口と同様の寸法形状のスリットであり、ガイド37の下端開口と連通している。
各フォトセンサ321の受光素子は出力部34に接続されており、各フォトセンサ321のオンオフ信号が出力部34に入力されるようになっている。出力部34は、入力された各フォトセンサ321からの信号をデジタル情報に変換するADコンバータ341を含んでおり、デジタル情報を読み取り結果として出力するものとなっている。
図5に示すように、カードリーダー3は、ケーシング31の背面部316をメクラ板125に当接しており、背面部316を貫通した複数のネジ317がメクラ板125にねじ込まれることでメクラ板125に取り付けられている。したがって、各ネジ317を取り外すことでカードリーダー3は取り外し可能である。ネジ317は、四箇所程度設けられている。
尚、メクラ板125には、コード類を挿通させるための開口(以下、コード用穴)126が設けられている。出力部34等に接続されたコード類は、コード用穴126に挿通されている。
図7に示すように、制御系を構成する制御ユニット13は、金銭投入部123で投入された金額の合計が商品の価格以上であるかどうか等を判断する主制御回路131と、主制御回路131での判断結果に従って各商品選択ボタンのランプを点灯させるランプ点灯回路(不図示)と、どの商品選択ボタン122が押されたかを検出するボタン検出回路132と、ボタン検出回路132での検出結果に従って出力された主制御回路131からの信号により商品払い出し機構14を駆動する払い出し機構駆動回路133等から構成されている。
判断ユニット4は、演算処理部41と、記憶部42と、外部入力部43等を備えている。記憶部42は、無料モード移行の可否を判断する際に参照されるデータや演算処理部41が実行する判断プログラム等を記憶したものである。外部入力部43は、記憶部41に記憶するデータを外部から入力する際のインターフェースである。
図7に示すように、判断ユニット4はモード切替部15に接続されており、無料モード指令信号はモード切替部15に入力される。モード指令信号は、無料モード用鍵穴151が操作されたのと同様の信号である。無料モード用鍵穴151は、オンとオフとを切り替える単純な機構となっており、オフが通常モード、オンが無料モードである。無料モード指令信号は、無料モード用鍵穴151からのオン信号と同様の信号である。
ゲート部33の開閉制御は、無料カード2の回収を行うかどうかであり、予め設定された条件による。例えば無料カード2が1回限りの使用の場合、真正なカードであると判断されて後述するように無料モードへの移行が行われた際、判断ユニット4はゲート部33を動作させる。即ち、駆動機構332によって受け具331を後退させ、無料カード2を落下させる。
実施形態の自動販売機は、清涼飲料の自動販売機と同様に通常の動作を行う。即ち、利用者は金銭を投入して商品選択ボタン122を押すことで、選択された商品の払い出しが行われる。
これに加え、無料カード2を利用した販売促進も行うことができる。例えば、自動販売機が商業施設に設置されている場合、その商業施設の施設IDが識別情報として各無料カード2に担持されて無料カード2が発行される。無料カード2は、一定金額以上の購入をしたりサービス提供を受けたりした顧客に提供される。
実施形態の自動販売機は、この点を考慮し、カードリーダー3の交換を容易にした構造となっている。この点について、図8を併せて参照して説明する。図8は、カードリーダー3の交換作業を示した斜視概略図である。
カード回収箱36を取り外すと、背面部316での各ネジ317によるネジ止め箇所が露出するから、各ネジ317を緩めて取り外し、カードリーダー3をメクラ板125から取り外す。そして、新しい(又は正常な)カードリーダー3を同様に各ネジ317でネジ止めし、カード回収箱36を元の通りに嵌め込む。そして、回収用鍵で回収用鍵穴361を施錠する。これで、カードリーダー3の交換は完了である。
具体的には、上記のように、カードリーダー3を取り外すための操作部分を、回収用鍵穴361によってカード回収箱36を引き出さなければ操作できない部分としている。図5に示すように、カードリーダー3を取り付けたネジ317は、カード回収箱36の背後にあり、カード回収箱36を取り除かなければ、ネジ317を取り外すことはできない。そして、回収用鍵穴361は、施設の担当者が保有、管理している専用の回収用鍵でしか開かないので、勝手にカードリーダー3を取り外しようなイタズラはできないようになっている。
また、鍵を使用する以外のロック機構もあり得る。例えば、ネジ止めような固定部分を覆ったカバーに対してテンキーを設け、暗証番号の入力によって解錠される構造とすることもできる。この場合、回収用のロック機構と兼用しても良い。さらに、ロック機構としては、鍵やテンキーを使用する機構の他、指紋認証その他の生体認証技術を使用した機構が採用されることもあり得る。
そして、この第三の実施形態では、図10に示すように、四つの読み取りセンサ32C〜32Fが使用されている。以下、四つの読み取りセンサを第一の読み取りセンサ32C,第二の読み取りセンサ32D、第三の読み取りセンサ32E、第四の読み取りセンサ32Fとする。各読み取りセンサ32C〜32Fは、五つのフォトセンサ321で構成されている点で前記各実施形態と同様である。
そして、図10に示すように、第一の読み取りセンサ32Cが第二の読み取りセンサ32Dの上側に配置され、第三の読み取りセンサ32Eが第四の読み取りセンサ32Fの上側に配置されている。これら読み取りセンサ32C,32Eの配置位置は、無料カード2が受け具331に当接して停止した際、無料カード2の第一の情報担持部22aが第一の読み取りセンサ32Cで読み取られ、第三の情報担持部22cが第三の読み取りセンサ32Eで読み取られる位置となっている。且つ、図10に示すように、第一の読み取りセンサ32Cの配置位置と、第三の読み取りセンサ32Eの配置位置は、互いにwの幅だけずれており(第一の読み取りセンサ32Cの方が上側)、wは単位領域23の幅に一致している。
このようにして得られた20ビット分の情報は、同様に保持回路で保持されている無料カードの真正な情報と対比され、真正な無料カードであるかどうかが判断回路で判断される。そして、真正であると判断されれば、無料モードとすべき旨の信号が制御ユニット13に送られる。
そして、各情報担持部22a〜22dは、透明領域と黒色領域の他、白色に印刷された単位領域23を有している。以下、この領域を白色領域という。図11では、便宜上、地色と同じ白色を透明領域とし、白色領域を灰色で描いている。各情報担持部22a〜22dは、透明領域、黒色領域及び白色領域の並びのパターンで情報が担持されている。
図12に示すように、フォトセンサは、受光素子と発光素子と距離を遠ざけていくと、ある距離から急減に検出電流が低下し、ある距離を超えるとゼロになる。受光素子と発光素子の距離は、100%の電流になる距離とされる。そして、フォトセンサにおける検出の閾値は、通常、100%の検出電流に対して50%に設定されている。
この場合、図12に示すように、受光素子からの出力に対する閾値としては、標準設定と微弱設定の二つが選択的に設定されるようになっている。微弱設定は、白色領域の場合の検出電流と黒色領域の場合の検出電流(ほぼゼロ)の丁度中間の値の設定となっている。この実施形態でも、第一の実施形態と同様に出力部34を備えており、上記二つの閾値の設定は、出力部34に設けられた受信回路342で行われる。
図13には、三つの設定例が示されている。設定例Aは、各フォトセンサをすべて標準設定とした例であり、設定例Bは各フォトセンサを全て微弱設定とした例であり、設定例Cは、標準設定と微弱設定を混合させた例である。
尚、青、赤、黄色等の色で印刷した場合にも、透明領域の場合と同程度の検出電流が得られることが判っており、透明領域の代わりに用いられることもある。
第五の実施形態でも、第一の実施形態と同様、無料カード2には、同じ情報を担持した四つの情報担持部22a〜22dが設けられている。図14に示すように、第五の実施形態では、各情報担持部22a〜22dは、透明領域及び黒色領域から成るパターンが二列に設けられたものとなっている。各情報担持部において、内側(無料カードの中央側)の列を内側列と呼び、反対側を外側列と呼ぶ。
第六の実施形態でも、無料カード2は透明な基材21より成るものであり、無料カード2の左右の辺にそれぞれ情報担持部22a,22bが設けられている。各情報担持部22a,22bの各単位領域23は、第一の実施形態と同様に透明領域か黒色領域であるが、その幅は第二の実施形態と同様に狭いものとなっている。そして、各情報担持部22a,22bが設けられた領域は、無料カード2のほぼ全長に亘っている。従って、図15に示すように、単位領域23の数が第二の実施形態よりも多く、この例では42個となっている。
図15に示すように、この実施形態においても、左右の情報担持部22a,22bは、無料カード2の長辺の方向の中心線に対して対称であるとともに、短辺の方向の中心線に対しても対称である。したがって、左右を逆にしても同様の情報を読み取ることができ、上下を逆にしても同様の情報を読み取ることができる。
図15及び図16から解るように、この例では、いずれかの情報担持部22a,22bにおいて16個の単位領域23が読み取られるので、16ビットの情報が担持されて読み取られる。
第一の実施形態では、情報担持部22a〜22dは、五つの単位領域から成っており、5ビットの情報が担持できるのみであった。この場合、32個の異なる識別情報を無料カード2では担持し得る。一方、第二の実施形態では10個の単位領域(10ビッド)、第三の実施形態では20個の単位領域(20ビット)と多くなっており、第四、第五、第六の各実施形態の技術を盛り込むことでさらに情報量を増やすことができる。
図17は、第七の実施形態の自動販売機における無料カードの発行及び登録について示した概略図である。図17に示すように、第七の実施形態の自動販売機は、無料カード発行機5とともに使用される。無料カード発行機5は、カード発行用コンピュータ51と、カードプリンター52とを備えている。
「施設ID」は、自動販売機が設置された施設を特定する情報である。無料カード2による無料提供の代金は、
ユーザーIDは、上述した情報担持部22a〜22dで特定される情報である。例えば第三の実施形態では20ビットの情報量であると、1048576人分のユーザーIDを発行し得る。
登録作業は、幾つかの異なるやり方があり得るが、一例として、自販機業者のサービスマンが無線通信によって登録する例を説明する。図8に示すように、ユーザー情報ファイルの内容は、サービスマンが携帯する携帯端末(例えばタブレットPC)6にコピーされる。判断ユニット4の外部入力部43は、Bluetooth(登録商標)のような無線通信インターフェースを有している。サービスマンは、自動販売機のルートサービスの際、携帯端末6からユーザー情報ファイルのうちの必要な情報を判断ユニット4に送信し、外部入力部43を介して記憶部42に記憶する。これにより、無料カード2の登録が完了する。
上記の他、判断ユニット4がインターネット通信機能を有しており、カード発行用コンピュータ51がインターネット経由でデータを送信して登録する場合もある。さらに、カード発行用コンピュータ51がインターネット上のサーバコンピュータである場合もある。
さらに、社内の従業員に福利厚生として無料カード2が提供される場合もある。例えば、残業や休日出勤の際に無料カード2が提供されたり、運動会のような社内のイベントに無料カード2が提供されたりし得る。この場合、ユーザーIDは社員IDであり、カード発行用コンピュータ51は社内の労務管理用のコンピュータであり得る。さらに、社内での接客対応用に無料カード2が提供される場合もあり、この場合は福利厚生目的での無料カード2に比べて上限値が多く設定され得る。
尚、本願発明は、カードリーダー3に専用の着脱ロック機構が設けられていて自動販売機の前面扉12を開けることなく着脱ロック機構を操作してカードリーダー3の交換が行える点に特徴点があるが、前述した無料カード2の技術構成と無料カード2を読み取るカードリーダー3の技術構成は、安価な構成により個人を特定する技術(IDカードの技術)として大きな意義を有し、カードリーダー3の着脱の構成とは別個の独立した発明として把握され得る。即ち、前面扉12を開けることなく着脱ロック機構を操作してカードリーダー3の交換が行える自動販売機ではない自動販売機やその他の機器に適用されても、その意義が発揮される技術構成である。
また、上述した無料カード2及びカードリーダー3から成る構成は、カードシステムの発明として捉えることも可能である。
また、自動販売機は、清涼飲料の自動販売機である必要はなく、他の商品の自動販売機であっても良い。例えば、ビールのようなアルコール飲料の自動販売機について本願発明の構成を採用し、ゴルフ場や野球場のような施設で無料カード2が進呈されるような利用形態が考えられる。別の例としては、おもちゃを販売する自動販売機において本願発明の構成を採用し、景品を来場特典として進呈する際に利用する形態も考えられる。
12 前面扉
13 制御ユニット
14 商品払い出し機構
15 モード切替部
2 無料カード
3 カードリーダー
31 ケーシング
310 カード挿入口
32 読み取りセンサ
320 光軸
321 フォトセンサ
33 ゲート部
34 出力
345 実績情報記憶部
36 カード回収箱
361 回収用鍵穴
Claims (2)
- 前面扉を有する筐体と、
筐体内に設けられた商品収容部及び商品払い出し機構と、
前面扉に設けられた複数の商品選択ボタンと、商品取り出し口と、金銭投入部と
を備え、
筐体内には、商品選択ボタンで選択された商品と金銭投入部から投入された金銭とに従って商品払い出し機構を制御する制御ユニットが設けられた自動販売機であって、
制御ユニットは、通常モードと無料モードとを切り替えることが可能であって、無料モードは、商品収容部に収容された商品を無料で払い出すモードであり、
筐体には、無料カードに与えられている識別情報を読み取るカードリーダーが装着されており、
カードリーダーは、無料カードに与えられている識別情報を読み取る読み取りセンサと、読み取りセンサの読み取り結果を出力する出力部とを有しており、
制御ユニットは、読み取りセンサが読み取ったカードの識別情報が真正である場合に無料モードに切り替える制御を行うとともに、商品の払い出しを無料モードで行った後、通常モードに自動的に復帰する制御を行うものであり、
筐体には前面扉を開く際に解錠され閉じた際に施錠される扉開閉ロック機構が設けられており、
筐体は、カードリーダーが着脱可能に装着される装着部を備えており、
装着部は、カードリーダーの取り外し着脱の際に解錠され装着の際に施錠されるリーダー着脱ロック機構が設けられており、
リーダー着脱ロック機構は、扉開閉ロック機構とは別のキーにより操作される機構であることを特徴とする自動販売機。 - 前記カードリーダーは、回収される無料カードが入れられるカード回収箱を備えており、 カード回収箱は、回収用鍵穴が設けられていて回収用鍵により回収用鍵穴が施錠及び解錠される構造であり、
前記リーダー着脱ロック機構は、回収用鍵穴が兼用されていることを特徴とする請求項1記載の自動販売機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016136428A JP6771210B2 (ja) | 2016-07-08 | 2016-07-08 | 自動販売機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016136428A JP6771210B2 (ja) | 2016-07-08 | 2016-07-08 | 自動販売機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2018005860A true JP2018005860A (ja) | 2018-01-11 |
JP6771210B2 JP6771210B2 (ja) | 2020-10-21 |
Family
ID=60949293
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2016136428A Expired - Fee Related JP6771210B2 (ja) | 2016-07-08 | 2016-07-08 | 自動販売機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6771210B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6827143B1 (ja) * | 2020-08-06 | 2021-02-10 | サントリーホールディングス株式会社 | 自動販売機、サーバ、自販機システム、商品排出方法、情報処理方法、およびプログラム |
JP2021039720A (ja) * | 2019-08-29 | 2021-03-11 | 株式会社Tosei | 災害対応精算機及び災害対応ランドリーシステム |
JP2021099636A (ja) * | 2019-12-20 | 2021-07-01 | ユニ・チャーム株式会社 | 提供装置、管理装置、提供システム、提供方法および提供プログラム |
JP2021140623A (ja) * | 2020-03-09 | 2021-09-16 | 株式会社日本マシンサービス | 自動販売機 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH07210634A (ja) * | 1994-01-13 | 1995-08-11 | Fuji Electric Co Ltd | カード式機器 |
JP2015102982A (ja) * | 2013-11-22 | 2015-06-04 | 株式会社日本マシンサービス | 事業所内自動販売機システム |
-
2016
- 2016-07-08 JP JP2016136428A patent/JP6771210B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH07210634A (ja) * | 1994-01-13 | 1995-08-11 | Fuji Electric Co Ltd | カード式機器 |
JP2015102982A (ja) * | 2013-11-22 | 2015-06-04 | 株式会社日本マシンサービス | 事業所内自動販売機システム |
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2021039720A (ja) * | 2019-08-29 | 2021-03-11 | 株式会社Tosei | 災害対応精算機及び災害対応ランドリーシステム |
JP2021099636A (ja) * | 2019-12-20 | 2021-07-01 | ユニ・チャーム株式会社 | 提供装置、管理装置、提供システム、提供方法および提供プログラム |
JP7175256B2 (ja) | 2019-12-20 | 2022-11-18 | ユニ・チャーム株式会社 | 提供装置、管理装置、提供システム、提供方法および提供プログラム |
JP7469390B2 (ja) | 2019-12-20 | 2024-04-16 | ユニ・チャーム株式会社 | 提供装置、管理装置、提供システム、提供方法および提供プログラム |
JP7469436B2 (ja) | 2019-12-20 | 2024-04-16 | ユニ・チャーム株式会社 | 提供装置、管理装置、提供システム、提供方法および提供プログラム |
JP2021140623A (ja) * | 2020-03-09 | 2021-09-16 | 株式会社日本マシンサービス | 自動販売機 |
JP6827143B1 (ja) * | 2020-08-06 | 2021-02-10 | サントリーホールディングス株式会社 | 自動販売機、サーバ、自販機システム、商品排出方法、情報処理方法、およびプログラム |
JP2022030113A (ja) * | 2020-08-06 | 2022-02-18 | サントリーホールディングス株式会社 | 自動販売機、サーバ、自販機システム、商品排出方法、情報処理方法、およびプログラム |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP6771210B2 (ja) | 2020-10-21 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US8960404B2 (en) | Bezel assembly for data reception | |
JP6771210B2 (ja) | 自動販売機 | |
CN106663251A (zh) | 计算机控制的无人值守的自动结账商店销售点及相关方法 | |
JP5506996B1 (ja) | 事業所内自動販売機システム | |
JP6704758B2 (ja) | 会計装置 | |
JP5444494B1 (ja) | 非常用飲料提供装置及び自動販売機 | |
US6304796B1 (en) | Vending machine operated by a chip card | |
JP2005013426A (ja) | スロットマシン監視システム | |
JP5979400B2 (ja) | 顧客来場促進装置 | |
US20160210801A1 (en) | Methods and Apparatus for an Electronic Drop Safe | |
JP2003311002A (ja) | 遊技用記録媒体処理装置 | |
US6525698B1 (en) | Sales/inventory management system using a display not directly readable by a person to indicate a total of input data such as coins | |
JP6471128B2 (ja) | 硬貨作動機器のための売上締上支援装置 | |
KR100732033B1 (ko) | 숙박업소를 위한 자동판매기용 결제카드 판매와 정산시스템및 그 방법 | |
JP2016207222A (ja) | カードシステム | |
JP2002172249A (ja) | 記録媒体処理装置 | |
JP2017027317A (ja) | 景品提供装置 | |
JP6882580B2 (ja) | 金銭払出装置および会計装置 | |
JP2832537B2 (ja) | 遊技装置 | |
KR102647361B1 (ko) | 캡슐 완구 자동판매장치 | |
JP7421005B1 (ja) | 無人販売システムの決済方法 | |
KR100777909B1 (ko) | 숙박업소용 자동판매기의 카드결제 시스템 및 그 제어방법 | |
JP2019024611A (ja) | 遊技用装置、遊技用システム及びプログラム | |
JP5363842B2 (ja) | 自動販売機 | |
JP2006251993A (ja) | 自動販売機管理システム |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20190613 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20200422 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20200630 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20200829 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20200915 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20200918 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6771210 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |