JPH07210634A - カード式機器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】カードリードライタ部に異常が生じた場合、扉
を開ける場合には内部にある金銭が無防備の状態ににな
るので、メンテナンスをする人と金銭を管理する者が異
なる場合には、管理者の立ち会いの元に扉を開く必要を
生じ、余分な時間が掛かるという問題があったので、メ
ンテナンスの人の単独操作でカードリードライタだけを
取り出すことができるようにする。 【構成】挿入されたカードを搬送する搬送手段と挿入さ
れたカードを判別しカウントする判別手段とこのカード
を読み取り書き込む読み書き手段とを有するカードリー
ドライタを備えるカード機器において、カードリードラ
イタにカード詰まりなどの異常が生じた場合、外部スイ
ッチを押すと、ロックを解除してカードリードライタを
外扉の外部に送り出す搬送手段を設け、カードリードラ
イタのみ取り出せるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】この発明は、カードリードライタ
を搭載したカード式機器に関する。

【０００２】

【従来の技術】カードを読み書きするカードリードライ
タを搭載して、貨幣を受取りカード発売する機器やカー
ドに金額を書き込むカード機器は、通常内部に現金が収
納されているので、外扉に錠が掛けられている。そして
カード詰まりなどの異常が生じた場合だけ外部からキー
の操作でこの外扉を開けてカードリードライタを外部に
取り出すことができるようになっている。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】ところがこのような従
来の機器においては、カードリードライタに異常が生じ
た場合、外扉の鍵を保管場所から持ってくる必要があ
り、さらに扉を開ける場合には内部にある金銭が無防備
の状態にになるので、メンテナンスをする人と金銭を管
理する者が異なる場合には、メンテナンスを行う人に全
幅の信頼を置くか、そうでないときは管理者の立ち会い
の元に扉を開く必要を生じ、余分な時間が掛かるという
問題があった。

【０００４】この発明は上記の問題に鑑み、メンテナン
スの人の操作でカードリードライタだけを取り出すこと
ができるカード式機器を提供することを目的とする。

【０００５】

【課題を解決するための手段】この発明のカード式機器
の制御装置は、図１に示すように、挿入されたカードを
搬送する搬送手段と挿入されたカードを判別しカウント
する判別手段とこのカードを読み取り書き込む読み書き
手段とを有するカードリードライタを備えるカード機器
において、前記カードリードライタにカード詰まりなど
の異常が生じた場合、外部スイッチを押すと、ロックを
解除してカードリードライタを外扉の外部に送り出す搬
送手段を設けるものとする。

【０００６】さらにカードリードライタを外扉の外部に
取り出すための小扉を設けるものとする。

【０００７】

【作用】この発明によれば、カードリードライタに異常
が発生した場合、異常信号を検知すると、カードリード
ライタを搬送する搬送機のロックを解除する外部スイッ
チが有効状態となり、この外部スイッチを押すと、搬送
機のロックが解除されてカードリードライタだけを送出
する。

【０００８】

【実施例】図２はこの発明の実施例のカード機器の構成
図である。図において１はカード、２はカード機器本
体、３はカード機器の外扉、４はカードを搬送する搬送
器と、挿入されたカードを判別しカウントする判別器
と、このカードを読み取り書き込む読み書き器とを有す
るカードリードライタ、５はカードリードライタ４の下
部にあってこれを外部に送り出す搬送器、６は外部スイ
ッチ、７はカード機器を制御する主制御装置、８は外扉
ロック装置、９はカードリードライタ４が通過できる小
扉である。外扉３にカードリードライタ４を通過させる
窓を開けることも可能である。１０はカード挿入口、１
１はカードを購入するときに紙幣を投入する紙幣投入口
である。

【０００９】以下に上記構成のカード機器の動作を図３
のフローチャートに従って説明する。まずカード挿入口
１０にカード１が挿入されたか否か判別し（ステップＳ
１）、次にカードリードライタ４に異常が発生したか否
か判別し（ステップＳ２）、異常があるときは解除用の
外部スイッチ６が押されたか否か判別する（ステップＳ
３）。外部スイッチ６が押されているときは、次いで取
扱い中止になっているか否か判別する（ステップＳ
４）。さらに外扉ロック装置８が動作しロックが解除し
たか否か判別し（ステップＳ５）、解除になっていると
きは図示しない錠で閉められている小扉９を開けて搬送
機５を動作させカードリードライタ４を搬出する（ステ
ップＳ６）。次いでカードリードライタ４の異常原因を
除去する（ステップＳ７）。その後カードリードライタ
４を戻す（ステップＳ８）。さらににカードリードライ
タ４の異常を解除したか否か判別し（ステップＳ９）、
異常を解除した場合ロックが作動したか判別し（ステッ
プＳ１０）、作動したときはカード１の取扱い中になっ
たか否か判別し（ステップＳ１１）、すでに取扱い中の
ときは終了とする。

【００１０】

【発明の効果】この発明によれば、カードリードライタ
にカード詰まりなどの異常が生じた場合、外部スイッチ
を押すと、ロックを解除してカードリードライタを外扉
の外部に送り出す搬送手段を設け、カードリードライタ
だけを取り出せるようにしたので、メンテナンスをする
人と金銭を管理する者が異なる場合でも、管理者の立ち
会いが不要となりメンテナンスをする人が単独で異常の
処理を行うことができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】この発明のカード式機器の機能ブロック図

【図２】この発明の一実施例の構成を示すカード式機器
の構成図

【図３】図１のブロック図の制御動作を示すフローチャ
ート

【符号の説明】

１ カード ２ カード機器本体 ３ 外扉 ４ 搬送器 ５ カードリードライタ ６ 外部スイッチ ７ 主制御装置 ８ 外扉ロック装置 ９ 小扉 １０ カード挿入口 １１ 紙幣投入口

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】挿入されたカードを搬送する搬送手段と挿
   入されたカードを判別しカウントする判別手段とこのカ
   ードを読み取り書き込む読み書き手段とを有するカード
   リードライタを備えるカード機器において、 前記カードリードライタにカード詰まりなどの異常が生
   じた場合、外部スイッチを押すと、ロックを解除してカ
   ードリードライタを外扉の外部に送り出す搬送手段を設
   けたことを特徴とするカード式機器。
2. 【請求項２】請求項１記載のカード式機器において、カ
   ードリードライタを外扉の外部に取り出すための小扉を
   設けたカード式機器。