JP3209154U - コインパーキング場 - Google Patents

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茂夫 片桐
拓弥 片桐
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Abstract

【課題】大きなコストをかけずにプロモーションを行って売り上げ増加を図ることができるコインパーキング場を提供する。【解決手段】敷地内に設けられた駐車スペースへの車両の駐車料金を精算させる駐車料金精算機1は、料金計算部14が計算した料金以上の金銭が駐車料金投入部16から投入されたことを入金確認部17が確認した際、敷地内に設けられた自動販売機3と通信ユニット10,5により通信し、無料モード用信号を送信する。自動販売機内の無料モード用信号受信部51は、無料モード用信号を受信した際、設定部52が定めた条件を満たした際、モード制御部41に無料モード指令信号を出力し、自販機制御ユニット4は商品を無料で払い出す無料モードで動作する。【選択図】図4

Description

この出願の考案は、コインパーキング場に関するものである。
時間貸しの駐車場として、コインパーキング場が都心部や住宅街等に数多く設けられ、利用されている。コインパーキング場は、殆どの場合、業者が土地を借り、車止めや駐車料金精算機といった設備を設置することで営業が行われる。コインパーキング場の場合、月極の駐車場と異なり、駐車時間に応じて料金を支払うのでリーズナブルであり、駐車違反を少なくする社会的意義も大きい。街中のビルを建てるにしては狭い遊休地が、コインパーキング場に変えられて稼働しているケースも多々ある。土地のオーナーとしても、遊休地のままとしておくよりは収益が上がるので、メリットがある。
特開2009-061795号公報
このように、コインパーキング場は三方両得的な意義があるので、多くの業者が参入しており、過当競争の面も生じてきている。遊休地が多いために多くのコインパーキング場があるエリアでは、供給過剰気味で、値下げ競争も一部に見られる。競争により料金が下がることはユーザーにとっては好ましいが、業者にとっては収益が低下してしまう。
このようなことから、業者にとっては、値下げ競争にならないように何らかのプロモーション策が必要になっている。この際、プロモーションに大きなコストがかかると、収益性低下防止に逆効果となってしまうので、あまり大きなコストをかけないで、自社のコインパーキング場を利用してもらえるようにすることが必要になってくる。
本願の考案は、このような点を考慮して為されたものであり、大きなコストをかけずにプロモーションを行って売り上げ増加を図ることができるコインパーキング場を提供することを目的としている。
上記課題を解決するため、この出願の請求項1記載の考案は、敷地内に少なくとも1台の駐車スペースを有し、駐車スペースへの車両の駐車料金を精算させる駐車料金精算機を備えたコインパーキング場であって、
駐車料金精算機は、
駐車スペースに車両が停められてからの経過時間に応じて料金を計算する料金計算部と、
駐車料金投入部と、
料金計算部が計算した料金以上の金銭が駐車料金投入部から投入されたことを確認する入金確認部とを備えており、
敷地内には自動販売機が設けられており、
自動販売機は、
前面扉を有する筐体と、
筐体内に設けられた商品収容部及び商品払い出し機構と、
前面扉に設けられた商品選択ボタンと、商品取り出し口と、代金投入部と
を備えており、
筐体内には、商品選択ボタンで選択された商品と金銭投入部から投入された金銭とに従って商品払い出し機構を制御する自販機制御ユニットが設けられており、
自販機制御ユニットは、通常モードと無料モードとを切り替えることが可能であって、無料モードは商品を無料で払い出すモードであり、
駐車料金精算機及び自動販売機は、無線又は有線で互いに通信を行う通信ユニットを備えており、
駐車料金精算機は、通信ユニットを介して自動販売機の通信ユニットに無料モード用信号を送信する無料モード用信号送信部を備えており、無料モード用信号送信部は、料金計算部が計算した料金以上の金銭が駐車料金投入部から投入されたことを入金確認部が確認した際に無料モード用信号を送信するものであり、
自動販売機は、通信ユニットを介して無料モード用信号を受信する無料モード用信号受信部を備えており、無料モード用信号受信部は、無料モード用信号を受信した際に自販機制御ユニットに無料モード指令信号を出力するものであり、
自販機制御ユニットは、無料モード指令信号を受信した際に有料モードから無料モードへの切り替えを行うとともに、無料での商品の払い出しの後、通常モードに自動的に復帰するものであるという構成を有する。
また、上記課題を解決するため、請求項2記載の考案は、前記請求項1の構成において、無料モードに移行する場合の条件を設定する設定部が設けられており、
前記無料モード用信号受信部は、前記料金計算部が計算した料金以上の金銭が前記駐車料金投入部から投入されたことを前記入金確認部が確認するとともに設定部で設定された条件を満たした際に無料モード指令信号を出力するものであるという構成を有する。
また、上記課題を解決するため、請求項3記載の考案は、前記請求項2の構成において、前記設定部は前記駐車料金精算機に設けられており、
前記無料モード用信号は、無料モードを要請する信号であり、
前記無料モード用信号送信部は、前記料金計算部が計算した料金以上の金銭が前記駐車料金投入部から投入されたことを前記入金確認部が確認するとともに設定部で設定された条件を満たした際に無料モード用信号を送信するものであるという構成を有する。
また、上記課題を解決するため、請求項4記載の考案は、前記請求項2の構成において、前記設定部は前記自動販売機に設けられており、
前記無料モード用信号は、前記料金計算部が計算した駐車料金の金額とその金額の料金以上の金銭の投入が前記駐車料金投入部から投入されたことを確認した旨の信号であり、
前記無料モード用信号受信部は、前記無料モード用信号を受信した際、当該無料モード用信号が設定部に設定された条件を満たした際に無料モード指令信号を出力するものであるという構成を有する。
また、上記課題を解決するため、請求項5記載の考案は、前記請求項2乃至4いずれかの構成において、前記設定部で設定された条件は、無料モードに移行する駐車料金の下限値であるという構成を有する。
また、上記課題を解決するため、請求項6記載の考案は、前記請求項1乃至5いずれかの構成において、前記自販機制御ユニットは、有料モードから無料モードへの切り替えを行った後、無料での商品の払い出しがなく一定時間が経過した際に通常モードに自動的に復帰するものであるという構成を有する。
以下に説明する通り、この出願の請求項1記載の考案によれば、一定以上の駐車料金を支払った利用者に対して自動販売機の商品が無料で提供されるので、売上が促進される。この際、自動販売機は無料モード以外の場合には通常モードで動作するものであるので、通常モードでの動作による販売利益が期待できる。このため、コインパーキングの売上促進に要したコストは通常モードでの販売利益でカバーすることができ、結果的にコインパーキングの売上促進に要するコストを低くすることができる。
また、請求項2記載の考案によれば、上記効果に加え、設定部で設定された条件を満たした際に無料モード要請信号を送信するものであるので、設定部で適宜の条件を設定することでより適切に商品の無料提供を行うことができる。
また、請求項4記載の考案によれば、駐車料金精算機の改造が少なくて済むので、駐車料金精算機の技術情報に精通していない者がコインパーキング場を構成する場合に好適な構成となる。
また、請求項5記載の考案によれば、上記効果に加え、設定部で設定された条件は、無料モードに移行する駐車料金の下限値であるので、支払われた駐車料金に対して無料提供のコストが過大にならないようにするのに好適となる。
また、請求項6記載の考案によれば、上記効果に加え、無料での商品の払い出しがなく一定時間が経過した際に通常モードに復帰するので、駐車料金を支払っていない者に対して商品が無料提供されることが抑制される。
第一の実施形態のコインパーキング場の概略図である。 図1に示すコインパーキング場の制御ブロック図である。 図1に示すコインパーキング場に設けられた自動販売機3の斜視概略図である。 第二の実施形態のコインパーキング場の制御ブロック図である。
次に、この出願考案を実施するための形態(以下、実施形態)について説明する。
図1は、第一の実施形態のコインパーキング場の概略図、図2は図1に示すコインパーキング場の制御ブロック図である。図1に示すコインパーキング場は、敷地内に複数の駐車スペースSを有し、駐車スペースSへの車両の駐車料金を精算させる駐車料金精算機1を備えている。
各駐車スペースSには、車止め2が設けられている。車止め2は、車両が駐車すると上昇するロック板21を備えた周知のものである。車止め2は、センサと、ロック板21の駆動機構とを備えており、センサが車両の駐車を検出した際、駆動機構がロック板21を上昇させ、車両が脱出できないようにするものである。
図2に示すように、各車止め2には、ロック板21が動作を開始した際に信号を出力する車止め信号出力部22と、ロック板21の解除信号を入力する解除信号入力部23が設けられている。
一方、駐車料金精算機1には、各車止め2から車止め信号出力部22からの信号が入力される車止め信号入力部11と、各車止め2に解除信号を出力する解除信号出力部12とが設けられている。駐車料金精算機1と各車止め2は無線又は有線で通信するようになっており、各車止め2から車止め信号が無線又は有線で駐車料金精算機1の車止め信号入力部11に送られ、駐車料金精算機1の解除信号出力部12から解除信号が特定の車止め2の解除信号入力部23に無線又は有線で送られるようになっている。この実施形態では、駐車料金精算機1及び各車止め2は無線通信を行うようになっており、駐車料金精算機1は通信ユニット(以下、精算機通信ユニット)10を備えており、各車止め2も通信ユニット(不図示)を備えている。
図2に示すように、駐車料金精算機1は、駐車スペース番号を選択する番号選択ボタン13と、各駐車スペースSについて駐車料金を計算する料金計算部14と、計算された駐車料金を表示する表示部15と、駐車料金投入部16と、精算ボタン(不図示)とを備えている。
料金計算部14は、駐車時間に応じて駐車料金を計算するものであり、車止め信号入力部11に車止め信号が送られた際、当該駐車スペースSのID番号(駐車スペース番号)と、駐車開始時間とを記憶部141に記憶し、駐車スペース番号が番号選択ボタン13で入力されて精算ボタンが押された際、押された時点での経過時間に従って駐車料金を算出するものであり、メモリやロジックで構成されている。
駐車料金投入部16は、いわゆるコインメックやビルバリである。駐車料金精算機1は、表示された料金以上の金銭が駐車料金投入部から投入されたことを確認する入金確認部17を備えている。入金確認部17は、料金計算部14が計算した駐車料金と、駐車料金投入部16で投入された投入された金銭とを比較し、後者が前者以上である場合、入金が確認された旨の信号を出力する回路である。解除信号出力部12は、入金確認部17から出力があると、当該駐車スペースSの車止め2に精算機通信ユニット10を介して解除信号を出力するものである。
この他、駐車料金精算機1は、釣り銭払い出し部や領収書印刷部等を備えている。
これら駐車料金精算機1や各車止め2は、通常のコインパーキング場で用いられているものと同じであるので、更なる説明は割愛する。
一方、このような実施形態のコインパーキング場には、自動販売機3が設けられている。自動販売機3は、この実施形態では清涼飲料の自動販売機3となっている。
図3は、図1に示すコインパーキング場に設けられた自動販売機3の斜視概略図である。図3に示すように、自動販売機3は、筐体31と、筐体31の前面に設けられた前面扉32とを備えている。図3(1)は前面扉32が閉まった状態、(2)は開けた状態を示す。
図3(2)に示すように、筐体31内には、販売する缶入り又はPETボトル入りの清涼飲料を収容した商品収容部33が設けられている。前面扉32には、商品の見本を展示した展示部321、購入する商品を選択する各商品選択ボタン322、購入のための硬貨や紙幣を投入する代金投入部323、購入した商品を取り出す商品取り出し口324などが設けられている。
自動販売機3の筐体31内には、自動販売機3の動作を制御する自販機制御ユニット4が設けられている。自販機制御ユニット4は、プロセッサや記憶部等を備え、代金投入部323で投入された金銭が規定の金額に達しているかどうかの判断等を行うものである。
商品収容部33は、自販機制御ユニット4からの信号に従って商品を一つずつ払い出す払い出し機構331を備えており、自販機制御ユニット4は、投入された金銭が所定の金額に達していると判断した場合、払い出し機構331に信号を送り、選択された商品を取り出し口324に払い出すようになっている。これらの構成や機構の構造は、通常の自動販売機と同様である。
コインパーキング場に自動販売機が設けられているのは特に珍しいことではないが、実施形態のコインパーキング場の大きな特徴点は、自動販売機3をコインパーキング場のプロモーション(売上促進)に利用している点である。
具体的に説明すると、自動販売機3は、無料モードでの動作が可能となっている。無料モードで動作可能な自動販売機は、いわゆる災害対応自販機として知られている。災害対応自販機は、大地震のような大きな災害が生じた際、商品を無料で提供できるようにし、被災者の支援に利用することを想定した自販機である。災害対応自販機は、自販機制御ユニット4において無料モード機能を実現している。
図2に示すように、自販機制御ユニット4内にはモード制御部41が設けられている。また、前面扉32には、無料モード用鍵穴325が設けられており(図3中不図示)、無料モード用鍵穴325は、自販機制御ユニット4内のモード制御部41につながっている。
無料モード用鍵穴325を操作することで、通常の有料販売するモード(以下、通常モード)から無料モードに手動で切り替えられる。災害対応自販機の場合、無料モード用鍵穴325を操作する専用の鍵(無料モード用鍵)326を自動販売機3の管理者が保持しており、災害発生時に無料モード用鍵326によって無料モードにする。無料モードの場合、金銭投入なしに各商品選択ボタン322が点灯した状態となり、いずれかの商品選択ボタン322を押すことで商品が無料で払い出される。この実施形態における自動販売機31は、この災害対応自販機をコインパーキング場のプロモーションに利用したものとなっている。
より具体的に説明すると、図2に示すように、自動販売機3は、通信ユニット(以下、自販機通信ユニット)5を備えている。自販機通信ユニット5は、精算機通信ユニット10に合わせて無線通信を行うものとなっている。駐車料金精算機1は、精算機通信ユニット10を介して自販機通信ユニット5に無料モード用信号を送信する無料モード用信号送信部18を備えている。また、自動販売機3は、自販機通信ユニット5を介して無料モード用信号を受信する無料モード用信号受信部51を備えている。尚、自動販売機3の筐体31は頑丈にできており、厚い金属製のパネルより成るので、自販機通信ユニット5は、筐体31の外(例えば上面)に設けられる場合がある。この場合、筐体31を貫通した配線で自販機通信ユニット5は自販機制御ユニット4に接続される。自販機通信ユニット5のアンテナ部分のみ筐体31の外に配置される場合もあり得る。
無料モード用信号送信部18は、料金計算部14と入金確認部17とに接続された論理回路である。第一の実施形態では、無料モード用信号は自動販売機1に対して無料モードを要請する信号となっている。この際、無料モード用信号はある条件を満たした場合に送信されるようになっており、無料モード用信号送信部18は、この条件を設定した設定部181を含んでいる。設定部181は、自動販売機3の商品が無料提供される最低の駐車料金を設定する回路であり、ある一定以上の駐車料金の場合に無料モード用信号が送信されるように設定する回路である。
無料モード用信号送信部18は、料金計算部14からの入力値と設定部181で設定された値を比較し、入力値が設定値以上であり且つ入金確認がオンである場合に無料モードを送信する回路となっている。無料モード用信号送信部18は、簡単な論理素子の組み合わせで実現できるので、さらなる詳細説明は割愛する。
無料モード用信号受信部51は、無料モード用信号を受信した際、モード制御部41に無料モード指令信号を出力する回路である。無料モード用信号受信部51も、簡単な論理素子で構成できるので、詳細な説明は省略する。尚、無料モード指令信号は、無料モード用鍵穴325が操作された場合と同様の信号である。
また、図2に示すように、自販機制御ユニット4は、モード復帰部42を備えている。
モード復帰部42は、無料モード指令信号が送信されて無料モードで商品の払い出しが行われた後、所定時間経過後に通常モード復帰信号を自販機制御ユニット43に送る部分である。通常モード復帰信号は、無料モード用鍵穴325が逆向きに操作された場合に出力されるのと同じ信号である。モード復帰部42は、復帰までの時間を設定する設定部、タイマー回路、復帰信号を出力するポート等で構成されている。
自販機制御ユニット4は、商品の払い出しが完了した際に“1”を出力する出力ポート(以下、払い出し個数出力ポート)43を備えている。払い出し個数出力ポート43は、通常、自動販売機3における商品のトータルの払い出し個数を管理するためのものであるが、モード復帰部42は、払い出し個数出力ポート43の値をモニタしている。無料モードに移行した後、払い出し個数出力ポート43のカウントが1つ増加した際、モード復帰部42は自動的に通常モードに復帰させる。通常モードに復帰させるまでの時間は、通常は0秒(直ちに)である。
次に、上記構成に係るコインパーキング場の動作について説明する。
利用者(ドライバー)は、コインパーキング場に来場し、空いている任意の駐車スペースSに車両を駐車させる。この際、当該駐車スペースSの車止め2が動作し、センサが駐車を検出してロック板21を上昇させる。それとともに、駐車料金精算機1に車止め信号を無線送信し、当該駐車スペース番号の駐車時間の計測がスタートする。
利用者は、用事を済ませて戻った際、駐車料金精算機1の番号選択ボタン13を押して当該駐車スペースSの番号を選択し、精算ボタンを押す。料金計算部14は、その時点での経過時間に従って駐車料金を計算し、表示部15に表示する。利用者は、駐車料金投入部16から駐車料金以上の金銭を投入する。この結果、入金確認部17の出力がオンになり(入金確認がされ)、解除信号が当該駐車スペースSの車止め2に送信されてロック板21が下がる。
それとともに、駐車料金が下限値以上である場合、無料モード用信号送信部18が無料モード用信号を無料モード用信号受信部51に送信する。これにより、無料モード用信号受信部51は、無料モード指令信号をモード制御部41に送り、自動販売機3が無料モードに切り替わる。この結果、自動販売機3において代金投入無しに商品選択ボタン322が点灯した状態となる。利用者はいずれかの商品選択ボタン322を押し、商品の無料提供を受ける。その後、自動販売機3においてモード復帰部42が動作し、自動販売機3は通常モードに復帰する。利用者は、車両を当該駐車スペースSから出し、コインパーキング場を去る。
このような実施形態のコインパーキング場によれば、一定以上の駐車料金を支払った利用者に対して自動販売機3の商品が無料で提供されるので、売上が促進される。この際、自動販売機3は無料モード以外の場合には通常モードで動作するものであるので、通常モードでの動作による販売利益が期待できる。このため、コインパーキングの売上促進に要したコストは通常モードでの販売利益でカバーすることができ、結果的にコインパーキングの売上促進に要するコストを低くすることができる。
尚、この実施形態では自動販売機3は清涼飲料の自動販売機であり、無料提供のコストはそれほど高くはない。したがって、実施形態のコインパーキング場は、この点でも低コストのプロモーション策を実施できるものとなっている。
また、この実施形態では、設定部181で設定された駐車料金以上の料金が支払われた場合に無料モードに切り替わるので、駐車料金に対して商品の無料提供のコストが過大にならないようにすることができ、この点で好適となっている。
次に、第二の実施形態のコインパーキング場について説明する。図4は、第二の実施形態のコインパーキング場の制御ブロック図である。
第一の実施形態では、設定部181が駐車料金精算機1に設けられていたが、図4に示すように、第二の実施形態では設定部52が自動販売機3に設けられている。設定部52は、自販機制御ユニット4と同様に筐体31内(前面扉32の裏面)に取り付けられた制御回路である。
第二の実施形態では、無料モード用信号は、料金計算部14が計算した金額とその金額の料金以上の金銭の投入が駐車料金投入部16から投入されたことを確認した旨の信号である。無料モード用信号送信部51は、料金計算部14が計算した駐車料金の情報を一時的にメモリに記憶する等して保持し、入金確認部17から入金確認信号が送られた際に駐車料金の情報を含んだ形で無料モード用信号として自動販売機3に送信するものとなっている。
自動販売機3に設けられた無料モード用信号受信部51は、無料モード用信号を受信した際、そこに含まれる情報が設定部52でされた条件を満たすかどうか判断し、満たす場合に無料モード指令信号をモード制御部41に出力する回路となっている。設定部52で設定される条件は、第一の実施形態と同様に、無料モードに移行する最低の駐車料金の情報であり得る。
第二の実施形態では、駐車料金精算機1については、駐車料金が精算された際にその駐車料金の情報が自動販売機1に送信されるよう構成するだけで足りるので、駐車料金精算機1の改造が少なくて済むという効果がある。駐車料金精算機は、駐車場機器を販売するメーカーが製造したものである。一方、自動販売機3は、通常、自販機業者が運営、管理している。自販機業者は、コインパーキング場を運営する業者又は土地のオーナーから許可をもらって自動販売機3を設置させてもらい、定期的な商品の補充と代金の回収を行っている。この場合、実施形態のコインパーキング場については、自販機業者がコインパーキング場の運営業者に提案して実現する場合があり得るが、自販機業者は駐車料金精算機の仕様や詳細構成等の技術情報に精通していることは少ないので、駐車料金精算機の改造は最小限にすることが望ましい。即ち、第二の実施形態の構成は、駐車料金精算機1の技術情報に精通していない者がコインパーキング場を構成する場合に好適な構成となっている。
上記各実施形態において、設定部181,52で設定される条件は駐車料金の下限値であったが、他の条件についても適宜設定し得る。例えば、コインパーキングの利用について毎月一定額を支払って会員になると減額されるサービスがあり得るが、会員になった者が利用した場合には無料提供されるようにしたり、毎月の利用料金の合計が一定以上になった者に対して無料提供されるようにしたりといった条件設定が考えられる。
さらに、利用の少ない曜日(例えばオフィス街における土日)や時間帯(例えば夜間)についてプロモーションのために商品の無料提供を行う場合もあり得る。この場合、無料モード用信号送信部18又は無料モード用信号受信部51は、入金確認部17が入金確認した際の曜日や時刻をシステム時刻等から取得してその曜日に応じて無料モード用信号を送信する又は無料モード指令信号を出力する構成とされる。
また、設定部は、駐車料金精算機1や自動販売機3以外の場所に設けられる場合もあり得る。例えば、駐車料金精算機1や自動販売機3がインターネットのようなネットワークに接続された状態となっており、ネットワーク上に設けられたサーバに設定部が設けられている場合もある。
尚、設定部181,52が設けられず、無料モードに移行する際の条件が特に設けられない場合もある。例えば比較的料金の高いコインパーキング場の場合、全ての利用に対して商品の無料提供がされる場合もあり得る。この場合には設定部181,52は特に設けられず、入金確認部17の出力がオンになっただけで無料モード指令信号がモード制御部41に送られる。
説明は省略したが、駐車料金精算機1は、スピーカー、スピーカーから流す音声メッセージ(音声ファイル)を記憶した記憶部、記憶部に記憶された音声メッセージを再生する再生部等を備えている。音声ファイルは二種類設けられており、再生部は、無料モード用信号送信部18からの無料モード要請の送信の有無に従って音声ファイルを選択して再生するようになっている。無料モード用信号の送信がない場合には、通常のメッセージ、例えば「ご利用有り難うございました。」のようなメッセージがスピーカーから流れる。無料モード用信号が送信された場合、再生部は、「ご利用有り難うございました。自動販売機3の商品が無料でもらえます。お好きなボタンを押して下さい。」というようなメッセージを再生する。
上記実施形態において、駐車料金精算機1は各車止めとの間で無線通信をするものであり、自動販売機3の通信も同じ規格の無線通信として精算機通信ユニット10を兼用したが、別の規格の無線通信とする場合もあり得る。また、駐車料金精算機1と自動販売機3とをケーブルをつないで有線通信するようにしても良く、両者が近い位置に設置されている場合にあり得る構成である。
また、無料モード用信号が送信されて無料モードに切り替わった際、所定時間経過後、いずれかの商品選択ボタン322が押されなくても自動的に通常モードに切り替わるよう構成されることがあり得る。一定以上の駐車料金が支払われて自動販売機3が無料モードに切り替わった際、利用者がそれに気がつかずにそのまま去ってしまう場合があり得る。また、気がついても無料の権利を放棄して去ってしまう場合があり得る。この場合、別の者が自動販売機3で商品を購入しようとした際、無料で商品を手に入れることができてしまう。それは妥当ではないので、無料モードに切り替わった後に一定時間内に商品選択ボタン322が押されなかった場合、権利放棄とみなして通常モードに自動復帰させるのが好適である。
具体的には、無料モード指令信号が送られてモード制御部が無料モードに切り替えた際にスタートするタイマーを設ける。そして、タイマーのカウントが所定時間(例えば30秒間)に達したらモード復帰部42に通常モードに復帰するよう信号を送る制御回路が設けられる。
上記実施形態のコインパーキング場は車止め2を有するものであったが、ゲートバー方式のコインパーキング場であっても同様に実施可能である。この場合、駐車券発行機が設けられ、駐車料金精算機は、駐車券を読み取って駐車料金を計算する機能を備えるが、同様に駐車料金が一定以上でありそれが支払われた場合に無料モード用信号が自動販売機3に送信されるよう構成される。
また、車止め2が無く、駐車した車両ナンバーを撮影して記録することで料金未払い対策としたコインパーキング場も知られており、このようなコインパーキング場であっても同様に実施できる。尚、コインパーキング場は少なくとも1台分の駐車スペースSがあれば営業可能であり、そのような場合でも本願考案は実施可能である。
上記実施形態では、自動販売機3は清涼飲料の自動販売機であったが、お菓子等の食品のような他の商品の自動販売機であっても良い。
また、上記実施形態において、無料モードは全ての商品について1個のみ無料で払い出しが行われるモードであったが、特定の商品のみ無料で払い出しが行われるようにされる場合もあり得る。例えば最も価格の安い商品の商品選択ボタン322が点灯して選択できるようにされ、他は選択できないようにされる場合もあり得る。また、2個又はそれ以上の商品が無料提供される場合もあり得る。
尚、駐車料金精算機1としては、クレジットカードやプリペイドカード等で精算する機能を備えたものもあり、そのような場合はそれらのカードを読み取る機器が駐車料金投入部ということになる。この点は、自動販売機1における代金投入部323についても同様である。
1 駐車料金精算機
10 精算機通信ユニット
18 無料モード用信号送信部
181 設定部
2 車止め
3 自動販売機
4 自販機制御ユニット
41 モード制御部
42 モード復帰部
5 自販機通信ユニット
51 無料モード用信号受信部
52 設定部
S 駐車スペース

Claims (6)

  1. 敷地内に少なくとも1台の駐車スペースを有し、駐車スペースへの車両の駐車料金を精算させる駐車料金精算機を備えたコインパーキング場であって、
    駐車料金精算機は、
    駐車スペースに車両が停められてからの経過時間に応じて料金を計算する料金計算部と、
    駐車料金投入部と、
    料金計算部が計算した料金以上の金銭が駐車料金投入部から投入されたことを確認する入金確認部とを備えており、
    敷地内には自動販売機が設けられており、
    自動販売機は、
    前面扉を有する筐体と、
    筐体内に設けられた商品収容部及び商品払い出し機構と、
    前面扉に設けられた商品選択ボタンと、商品取り出し口と、代金投入部と
    を備えており、
    筐体内には、商品選択ボタンで選択された商品と金銭投入部から投入された金銭とに従って商品払い出し機構を制御する自販機制御ユニットが設けられており、
    自販機制御ユニットは、通常モードと無料モードとを切り替えることが可能であって、無料モードは商品を無料で払い出すモードであり、
    駐車料金精算機及び自動販売機は、無線又は有線で互いに通信を行う通信ユニットを備えており、
    駐車料金精算機は、通信ユニットを介して自動販売機の通信ユニットに無料モード用信号を送信する無料モード用信号送信部を備えており、無料モード用信号送信部は、料金計算部が計算した料金以上の金銭が駐車料金投入部から投入されたことを入金確認部が確認した際に無料モード用信号を送信するものであり、
    自動販売機は、通信ユニットを介して無料モード用信号を受信する無料モード用信号受信部を備えており、無料モード用信号受信部は、無料モード用信号を受信した際に自販機制御ユニットに無料モード指令信号を出力するものであり、
    自販機制御ユニットは、無料モード指令信号を受信した際に有料モードから無料モードへの切り替えを行うとともに、無料での商品の払い出しの後、通常モードに自動的に復帰するものであることを特徴とするコインパーキング場。
  2. 無料モードに移行する場合の条件を設定する設定部が設けられており、
    前記無料モード用信号受信部は、前記料金計算部が計算した料金以上の金銭が前記駐車料金投入部から投入されたことを前記入金確認部が確認するとともに設定部で設定された条件を満たした際に無料モード指令信号を出力するものであることを特徴とする請求項1記載のコインパーキング場。
  3. 前記設定部は前記駐車料金精算機に設けられており、
    前記無料モード用信号は、無料モードを要請する信号であり、
    前記無料モード用信号送信部は、前記料金計算部が計算した料金以上の金銭が前記駐車料金投入部から投入されたことを前記入金確認部が確認するとともに設定部で設定された条件を満たした際に無料モード用信号を送信するものであることを特徴とする請求項2記載のコインパーキング場。
  4. 前記設定部は前記自動販売機に設けられており、
    前記無料モード用信号は、前記料金計算部が計算した駐車料金の金額とその金額の料金以上の金銭の投入が前記駐車料金投入部から投入されたことを確認した旨の信号であり、
    前記無料モード用信号受信部は、前記無料モード用信号を受信した際、当該無料モード用信号が設定部に設定された条件を満たした際に無料モード指令信号を出力するものであることを特徴とする請求項2記載のコインパーキング場。
  5. 前記設定部で設定された条件は、無料モードに移行する駐車料金の下限値であることを特徴とする請求項2乃至4記載のコインパーキング場。
  6. 前記自販機制御ユニットは、有料モードから無料モードへの切り替えを行った後、無料での商品の払い出しがなく一定時間が経過した際に通常モードに自動的に復帰するものであることを特徴とする請求項1乃至5いずれかに記載のコインパーキング場。
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