JP2015102599A - トナー収容容器、プロセスカートリッジ及び画像形成装置 - Google Patents

トナー収容容器、プロセスカートリッジ及び画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2015102599A
JP2015102599A JP2013241185A JP2013241185A JP2015102599A JP 2015102599 A JP2015102599 A JP 2015102599A JP 2013241185 A JP2013241185 A JP 2013241185A JP 2013241185 A JP2013241185 A JP 2013241185A JP 2015102599 A JP2015102599 A JP 2015102599A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
toner
container
flow path
cut
toner container
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2013241185A
Other languages
English (en)
Inventor
山田 晋太郎
Shintaro Yamada
晋太郎 山田
生野 秀一
Shuichi Ikuno
秀一 生野
龍次 井上
Ryuji Inoue
龍次 井上
福畑 好博
Yoshihiro Fukuhata
好博 福畑
哲丸 藤田
Tetsumaru Fujita
哲丸 藤田
宮崎 貴史
Takashi Miyazaki
貴史 宮崎
祐介 古市
Yusuke Furuichi
祐介 古市
良平 大井
Ryohei Oi
良平 大井
理 齊藤
Osamu Saito
理 齊藤
吉田 知史
Tomoshi Yoshida
知史 吉田
理恵 足立
Rie Adachi
理恵 足立
慶 長谷川
Kei Hasegawa
慶 長谷川
大久保 泰秀
Yasuhide Okubo
泰秀 大久保
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP2013241185A priority Critical patent/JP2015102599A/ja
Publication of JP2015102599A publication Critical patent/JP2015102599A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Dry Development In Electrophotography (AREA)

Abstract

【課題】容器内部の圧力変動による容器内部への空気の浸入を防止して、トナーの湿度を安定して収容可能とする。【解決手段】本発明に係るトナー収容容器9は、トナーを収容するトナー収容部91を有し、トナー収容部を一辺92が開放されることで、トナー収容部内のトナーが排出可能となるものであり、トナー収納部の内圧を調整可能な圧力調整部200を有し、圧力調整部は、トナー収納部の内部と外部とに連通可能であって、その一部が切り取り可能に形成されていて、当該切り取り部201を切り取ることでトナー収納部の内部と外部とを連通する流路202を有している。【選択図】図5

Description

本発明は、複写機、ファクシミリ、プリンタ、これら複数の機構を備えた複合機等の画像形成装置と、これに用いられるトナー収容容器、プロセスカートリッジに関する。
電子写真方式の画像形成装置では、プロセスカートリッジもしくは画像形成装置本体に、脱着可能なトナー収容容器としてのトナーカートリッジをセットし、トナー補給を可能とするトナーカートリッジ方式が採用されたものもある。このような脱着可能なトナー収容容器は、海抜の高い地域や輸送中の高低差による容器内部の圧力変動を緩和するために、カートリッジに空気穴を設けておく必要がある。このため、輸送中もしくは保管中の湿度変化によってトナー中の含有水分が変化して印刷画像に影響を及ぼす場合があるとともに、圧力変動が十分に緩和できずに、トナーが空気穴あるいはトナー排出口から噴出してしまうことがある。
特許文献1(特許第5168053号)には、トナーカートリッジに形成した空気穴に空気は通すがトナー粒子を通さないフィルタを装着するとともに、封止部材で空気穴を封止しておき、作業者が画像形成装置にトナーカートリッジを装着する前に、封止部材を外して空気穴を開放して装着することが記載されている。
特許文献1の構成では、封止部材を外すと、空気穴がフィルタを介して常に外気と連通状態となるため、空気の入れ替えが可能であり、容器内のトナーが外気の湿度を吸い取り、トナーの含水率を安定することが難しい。
本発明は、容器内部の圧力変動による容器内部への空気の浸入を防止して、トナーの湿度を安定して収容可能とする。
上記目的を達成するため、本発明に係るトナー収容容器は、トナーを収容するトナー収容部を有し、トナー収容部を一辺が開放されることで、トナー収容部内のトナーが排出可能となるものであり、トナー収納部の内圧を調整可能な圧力調整部を有し、圧力調整部は、トナー収納部の内部と外部とに連通可能であって、その一部が切り取り可能に形成されていて、当該切り取り部を切り取ることでトナー収納部の内部と外部とを連通する流路を有している。
本発明によれば、圧力調整部における流路の流路抵抗により、容器内部の気体が一気に容器外部へ放出するのを防ぐことができるとともに、容器内部の圧力変動による容器内部への空気の浸入を防止して、トナーの湿度を安定して収容することができる。
本発明の一実施形態に係る画像形成装置の概略構成を示す図。 本発明の一実施形態に係るプロセスカートリッジの概略構成を示す拡大図。 図2に示すプロセスカートリッジにトナー収容容器をセットした状態を示す拡大図。 図2に示すプロセスカートリッジにトナー収容容器をセットする前後のプロセスカートリッジの状態と、圧縮動作に関連する構成を示す拡大断面図。 トナー収容容器の第1の実施形態の構成を示す斜視図。 プロセスカートリッジにセットしたトナー収容容器の底面図。 トナー収容容器の収納部内でのトナー補給状態と圧縮初期状態を示す拡大断面図。 トナー収容容器の圧縮状態とトナー補給時の状態を示す底面図。 トナー補給部内でのトナー収容容器の圧縮収納状態を示す拡大断面図。 本発明に係るトナー収容容器が圧縮された時の厚みを示す拡大図。 トナー収容容器の圧縮後に新たなトナー収容容器をセットした状態を示す拡大図。 トナー収容容器の第2の実施形態の構成を示す斜視図。 フィルタを備えた圧力調整部をトナー収容容器に形成した第3の実施形態を示す斜視図。 空間部を備えた圧力調整部をトナー収容容器に形成した第4の実施形態を示す斜視図。 空間部の別な構成を示す拡大斜視図。 トナー収容容器に形成した切断部の構成を示すもので、(a)は切断部の一構成例を示す拡大図、(b)は、切断部の別な構成例を示す拡大図。 (a)〜(e)は、トナー収容容器の製造工程を示す図。 本発明に係るトナー収納容器の圧力調整部を形成する製造工程を示すもので、(a)は、圧力調整部の形成前の状態を示す斜視図、(b)は圧力調整部形成後の状態を示す斜視図。 画像形成装置本体側にトナー収容容器をセットするようにした形態を示す拡大図。
以下、本発明に係る実施形態について図面を用いて説明する。なお各図面、各実施形態において、同一部材又は同一機能を有する部材には、基本的には同一の符号を付し、重複説明は適宜省略する。
本実施形態は、電子写真方式の画像形成装置におけるトナー収容容器となるトナーカートリッジが、以下の特徴を有している。要するに、プロセスカートリッジあるいは画像形成装置本体に着脱自在であって、内部にトナーを収納したトナー収納容器に、切り取り部を離脱することで容器内部と容器外部に連通する流路を形成し、当該流路に圧力調整手段を設ける。そして、トナーカートリッジあるいは画像形成装置本体に装着する前に、切り取り部を容器から離脱させることで、容器内部の内圧を容器外部に逃がす。圧力調整部は、容器内部から容器外部への内圧を逃がすように構成する。このため容器内部の気体が一気に容器外部へ放出するのを防ぐことができるので、気圧の異なる高地においても外部の環境に影響されていないトナーが充填されたトナー収納容器をトナーカートリッジあるいは画像形成装置本体に装着することが可能となる。つまり、容器内部の圧力変動によるトナーの噴出しを防止できるとともに、外気が圧力調整部により容器内部に浸入しなくなり、トナーの湿度を安定して収容することができる。
図1は、本発明に係る画像形成装置としてのモノクロプリンタ(以下「プリンタ」と称す)100の概略構成を示す図である。プリンタ100は、装置本体101、プロセスカートリッジ1、書込装置2、転写部材としての転写ローラ3、給紙ユニット4、定着ユニット5など備え、一般的な電子写真方式の作像プロセスに従って画像を形成する。
装置本体101には、前カバー7と後カバー8が開閉自在に設けられている。プロセスカートリッジ1、書込装置2、転写ローラ3、給紙ユニット4、定着ユニット5などの構成部材は、基本的には装置本体101に配置されている。これらプロセスカートリッジ1、書込装置2、転写ローラ3、給紙ユニット4、定着ユニット5による画像形成プロセスは、図示しない制御手段によって制御されて行われる。このため、これら構成部材は制御手段と信号線を介して各種情報の送受信が行われている。
装置本体101の前面側に設けられた前カバー7の上方には、表示手段としての表示パネル6が設けられている。表示パネル6は、図示しない制御手段と信号線などを介して接続されていて、様々な情報を表示してユーザに各種情報を報知するように構成されている。例えば、制御手段は、プロセスカートリッジ1やトナー収容容器としてのトナーカートリッジ9が交換する必要があるときは、その旨を表示パネル6に表示する。ユーザは、プロセスカートリッジ1の交換表示がなされると、装置本体101の前カバー7を矢印Aで示す方向に開放してプロセスカートリッジ1を取り出して交換する。ユーザは、表示パネル6に紙詰まり発生情報が表示されると、前カバー7をA方向もしくは前カバー7と反対側に設けられた後カバー8を矢印Bの方向に開放して記録材となる図示しない用紙を除去する。
なお、図1では画像形成装置としてモノクロプリンタを例示したが、画像形成装置としては、カラープリンタ、カラー/モノクロの複写機やファクシミリ、これら複数の機能を備えた所謂、複合機であってもよい。
次に図2を用いてプロセスカートリッジ1の構成について説明する。プロセスカートリッジ1は、後述するトナーカートリッジ9よりトナーTを補給可能とされていて、装置本体101に対して脱着可能とされている。プロセスカートリッジ1は、像担持体としてのドラム状の感光体11を中心とした画像形成部10と、トナーカートリッジ9を収容するトナー収容装置190と、トナー収容装置190内のトナーカートリッジ9からトナーTが補給されて貯留されるトナー貯留部18とを備えている。本実施形態に係るトナーTは、その外添剤にオイル含有シリカを含んでいる。
画像形成部10には、感光体11の周囲に、帯電手段としての帯電ローラ12、感光体11に接触してトナーを感光体11に供給する現像剤担持体としての現像ローラ13、現像剤搬送部材としての供給ローラ15、感光体11上の転写残トナーを掻き取るクリーニンク手段としてのクリーニングブレード17とが配置されている。現像ローラ13の周囲には、現像ローラ13が保持するトナー量を規制するための規制部材としての規制ブレード14が配置されている。供給ローラ15はトナー貯留部18から搬送されるトナーを現像ローラ13に供給するものである。
トナー貯留部18は、紙面垂直方向に延びる筒状空間であって、その内部中央には、トナーTを攪拌しながら供給ローラ15へと搬送する攪拌部材としてのアジテータ16が回転可能に配置されている。プロセスカートリッジ1では、電子写真方式の周知の一成分作像プロセスに従ってトナー像を感光体11の表面に形成する。
なお、本実施形態において、プロセスカートリッジ1がトナー単体で構成された一成分現像剤による一成分プロセスを用いるものを例示したが、プロセスカートリッジ1の構成は、一成分のものに限定されるものではなく、トナーとキャリアを備えた二成分現像剤による二成分現像プロセスを用いるプロセスカートリッジであっても良い。
プロセスカートリッジ1は、トナー貯留部18の上方に、トナーカートリッジ収容部19を有するトナー収容装置190が配設されている。トナー収容装置190は、トナーカートリッジ収容部19の上部に開閉自在な上カバー191が配設され、トナーカートリッジ収容部19の下方にトナー貯留部18との間を仕切るようにシャッタ部材としての下カバー192が配設されている。トナー収容装置190は、上カバー191が図2に示す閉状態にあるときにはプロセスカートリッジ1の外部からトナーカートリッジ収容部19内にトナーカートリッジ9をセットできず、上カバー191が図3に示すように開状態にあるときには、プロセスカートリッジ1の外部からトナーカートリッジ9をトナーカートリッジ収容部19内の下カバー192の上に載置して装着(セット)できるように構成されている。トナー貯留部18内のトナー残量は、図示しないトナー残量検知手段で検知される。トナーTが所定量より少なくなると、図1に示した表示パネル6にトナー補給を促すメッセージが表示され、ユーザは上カバー191を開いてトナーカートリッジ9をトナーカートリッジ収容部19内の下カバー192の上に装着することができる。
図4に示すように、トナーカートリッジ収容部19は、上カバー191及び下カバー192と、固定部となるプロセスカートリッジ本体194及び圧縮部としての可動部195とで覆われた空間部として形成されている。可動部195は、プロセスカートリッジ本体194に対して近接離間する方向に移動自在に設けられている。以下、この近接離間する方向を移動方向Xと称する。本実施形態において、移動方向Xは下カバー192と平行な水平方向とするが、水平方向に限定されるものではない。プロセスカートリッジ本体194と可動部195とが斜めに配置されている場合、傾斜方向が移動方向Xとなる。また、図中矢印A1は可動部195の圧縮方向、矢印A2は可動部195の戻り方向をそれそれぞれ示す。
プロセスカートリッジ本体194には、トナー貯留部18とトナーカートリッジ収容部19内とを連通する連通部193が、その底部194aに形成されている。プロセスカートリッジ本体194には、下カバー192によって開閉される開口194bが形成されているとともに、圧縮容器収容部としての圧縮トナーカートリッジ収容部197と、圧縮部として本体圧縮部1941が形成されている。本実施形態において、本体圧縮部1941は、開口194bよりも可動部195の圧縮方向X1側に凹んで形成された圧縮トナーカートリッジ収容部197の壁面として構成されている。圧縮トナーカートリッジ収容部197は圧縮されたトナーカートリッジ9を収容するものである。
プロセスカートリッジ本体194には、下カバー192及び底面194aと平行になるように、スリット194cが形成されている。スリット194cは、本体圧縮部1941から可動部195の移動方向X(水平方向)に延びていて、可動部195と一体的に移動する下カバー192の一部を収納するためのものである。下カバー192の上面から圧縮トナーカートリッジ収容部197の入口197aまでの高さHは、トナーカートリッジ9が圧縮トナーカートリッジ収容部197内に進入可能な高さに形成されている。この入口197aの高さHは、トナーカートリッジ9の高さH1よりも低く設定されていて、圧縮されたトナーカートリッジ9が倒れた際に、入口197aの上部197bに引っかかって下カバー192上に倒れないように形成されている。また、下カバー192の上面から本体圧縮部1941の上部までの本体圧縮部1941の高さH2は、トナーカートリッジ9の高さH1よりも高く形成されていて、圧縮途中のトナーカートリッジ9が引っ掛かって圧縮の妨げにならないように形成されている。なお、本実施形態において、トナーカートリッジ9の高さH1は、圧縮前後において変化はないが、圧縮前後で変化するトナーカートリッジもトナー収容装置190に収納して用いることが出来る。
プロセスカートリッジ1は、トナーカートリッジ収容部19内に収納されたトナーカートリッジ9に当接して圧縮する圧縮部としてのカバー圧縮部1922を可動部195に備えている。可動部195は、本体圧縮部1941と対向する側に配置されていて、底部194a上で移動方向Xに水平移動自在とされていて、圧縮方向X1への移動時にトナーカートリッジ9を圧縮する。可動部195には、上カバー191が開閉自在に支持されているとともに、移動方向Xに延在し、トナーカートリッジ収容部19の底部を構成する下カバー192が形成されている。本実施形態では、可動部195と下カバー192を一体的に移動可能にしている。このため、圧縮動作と連動して下カバー192を開放することができるので、ユーザが下カバー192の開閉動作をする必要がなくなり、操作性を向上できる。
下カバー192には、同カバーを貫通するようにカバー連通部1921が形成されている。カバー連通部1921と連通部193とは、可動部195が移動して圧縮動作する前の図4に示すセット状態においては、可動部195の移動方向にずれていて、トナー補給時になり、図7に示すように、可動部195が移動して圧縮動作が開始すると連通するように配置されている。プロセスカートリッジ本体194と下カバー192は、図示しないスポンジでシールされていて、トナー飛散が防止されている。
可動部195における本体圧縮部1941と対面する位置には、カバー圧縮部1922が本体圧縮部1941に向かって突出して形成されている。カバー圧縮部1922は、可動部195に対して移動方向に進退自在に設けられていて、付勢手段となる圧縮コイルばね196によって可動部195から本体圧縮部1941に向かって突出するように付勢されている。
(第1の実施形態)
次にトナーカートリッジの実施形態について説明する。
本実施形態に係るトナーカートリッジ9は、図5に示すように略四面体からなるトナー収容部91の内部にトナーを封入して収容している。本実施形態において、トナーカートリッジ9は、紙とポリエチレンのシート材を用いて略四面体となるように組み立てて形成されている。
下カバー192上に載置されてセットされるトナー収容部91(四面体)の一辺となる下辺92には、開放されることで外部と連通するトナー補給用開口部(以下「開口部」と称す)93が形成されている。開口部93は密閉されていて、カバー圧縮部1922と本体圧縮部1941とに挟まれて所定以上の圧縮力が付与されると開口するように構成されている。図5において符号94は、トナー収容部91の上部を密着した密着部を示し、符号95はトナー収容部91の下部に設けた開口部93を密着した密着部を示す。密着部95の密着方法としては、溶着や圧着、接着剤による接着が挙げられる。本実施形態では、接着剤として、三井化学東セロ株式会社製の接着用フィルム「CMPS(登録商標)」を用いて接着して密着させている。符号98は、接触剤(接触シート)を示す。
トナーカートリッジ9は、下辺92の開放後に、トナー収容部91における開放した下辺92を底辺とした三角形の中線Sで折り畳み可能に形成されている。本実施形態において、中線Sとは、下辺92を底辺とした三角形の頂点に位置する密着部94から対辺となる底辺92の中点を結んだ直線(中線)としている。しかし、三角形の頂点からの延びる直線は、必ずしも底辺92の中点を結ぶ必要は無く、中点を基準に底辺92の延びる方向にずれた位置で頂点と結ぶ直線であればよい。このように本実施形態における中線Sとは、その範囲に幅を有していることから略中線となる。
従来のトナーカートリッジは、内部のトナーを排出するための開口部とは別に、空気穴が形成されている。この空気孔には、空気は通すがトナー粒子を通さないフィルタを装着していて、工場出荷時や輸送時等の非装着状態においては、空気孔からのトナー漏れを防止するために、封止部材で空気穴を封止しておき、作業者が画像形成装置にトナーカートリッジを装着する前に、封止部材を外して空気穴を開放して装着している。しかし、この構成では、封止部材を外すと、空気穴がフィルタを介して常に外気と連通状態となるため、空気の入れ替えが可能であり、容器内のトナーが空気(外気)の湿度を吸い取り、トナーの含水率を安定することが難しい。
そこで、本実施形態に係るトナーカートリッジ9では、容器上部96の密着部94に、トナー収納部91の内圧を調整可能な圧力調整部200を有している。圧力調整部200は、トナー収納部91の内部と外部とに連通可能であって、その一部が切り取り可能に形成されていて、当該切り取り部201を切り取ることでトナー収納部91の内部と外部とを連通する流路202を有している。密着部94に位置する切り取り部201は、ミシン目で形成された切断部203を境にして切り取り可能とされている。
流路202は、略L字形状をなし、切り取り部201によって切り取られた側の切取り端部201aからトナー収納部91の内部に連通する内部端部202bまでの長さLが、流路断面の幅Dに対して10倍以上の長さに設定されている。流路202を略L字形状とすると、加工が容易なため好ましい。流路202の流路断面の幅Dは、2mm以下、好ましくは数百μm以下とするのがよい。切り取り部201が切り取られる前の流路202の端部202cは、切り取り部201まで延在して到達しているが、密着部94の縁部94aまで達していない。このため、トナー収納部91は切り取り部201が切り取られるまでは密閉状態とされている。
ここで、トナーカートリッジをプロセスカートリッジ1に装着する場合について説明する。
例えば折り畳み可能で可撓性を有するトナーカートリッジの場合、トナー収容部の内圧が高く、内圧と容器外部の大気圧との間の差が大きいと、トナー収容部が大きく膨れてしまいプロセスカートリッジ1にトナーカートリッジを装着することが出来ないことがある。膨れたトナーカートリッジを無理してプロセスカートリッジに装着しようとすると、トナーカートリッジが破裂する場合や、トナーを外部に排出するための開口部が予期せずして開口したり、開口部以外の部位が破損することが想定される。その際、トナーカートリッジの一部に従来のように空気穴を開け、当該空気穴を遮蔽部材で塞いでおき、例えば、装着時に遮蔽部材を外すなどの、容器内部の空気を大気に逃す行為を行うと、圧力差が大きいため内部の空気が一気にトナーとともに空気穴から容器外部に噴出してしまう。また、空気穴の開放後は、当該空気穴を介して大気が容器内に浸入し、トナーの湿度が不安定になる。
しかし、本実施形態に係るトナーカートリッジ9では、細くて長く、トナー収納部91の内部と外部とに連通可能であって、その一部が切り取り可能に形成され、当該切り取り部201を切り取ることでトナー収納部91の内部と外部とを連通する流路202が形成されている。このような構成のトナーカートリッジ9をプロセスカートリッジ1に装着する場合、図4に示すように、ユーザは、プロセスカートリッジ1に装着する前にプロセスカートリッジ1の外側で、切り取り部201を切断部203に沿って密着部94から切り離す。すると、細くて長い流路201は、切断部203で容器外部に開口され、内部端部202bから切取り端部202aまで連通状態となり、空気穴となる切取り端部202aの開放後は、当該切取り端部202aから緩やかに圧力が抜けていく。
このため、圧力差が大きく状態で、切り取り部201を切断しても、内部の空気が一気にトナーとともに切取り端部202aから容器外部に噴出することが無くなるとともに、切り取り部201の切取り後において、切取り端部202aから容器内部への大気の浸入を防止できる。よってトナーの湿度を安定して収納することができる。
また、装着前に予めトナーカートリッジ9を減圧することができるので、装着時におけるトナーカートリッジ9の破損や予期せぬ開口部93の開口、トナーカートリッジ9が装着できないという問題も解消することができる。
減圧されたトナーカートリッジ9は、プロセスカートリッジ1内のトナーカートリッジ収容部19内に上カバー191を開いて開口部194cより収納される。図6に示すように、プロセスカートリッジ1内の下カバー192上に、トナーカートリッジ9が載置されて装着(セット)された状態をトナー貯留部18側から見た図である。この状態では、トナーカートリッジ9の底辺92は密閉されていて開口部93は閉じた状態になっている。
この状態からトナーカートリッジ9の底辺92を開放するには、図7に示すように可動部195を図中右方である圧縮方向X1にスライド移動させる。すると、カバー圧縮部1922と本体圧縮部1941とがトナーカートリッジ9に両側からそれぞれ当接し、可動部195の移動を進めことでトナーカートリッジ9を圧縮する。トナーカートリッジ9は圧縮されることで、図8に示すように、密着部95が破れて下辺92が開放されて開口部93が開口される。このとき水平方向にずれて配置されていたカバー連通部1921と連通部193とが、可動部195が移動することで重合する。このため、開口された開口部93から排出されたトナーTがトナー貯留部18に落下して補給される。すなわち、トナー貯留部18は、トナーカートリッジ9の開口部93と連通することでトナーTが補給される。つまり、下カバー192は、トナー貯留部18を覆うとともに、開放用係合部200の開放動作と連動してトナー貯留部18を開放する。また、可動部195が圧縮方向X1に移動することでプロセスカートリッジ本体194の開口部194cの開口面積が減少するとともに、上カバー191が開口部194cを覆っているので、トナー補給時のトナーカートリッジ収容部19からのトナー飛散を防止することができる。
可動部195が、図7に示す補給状態から圧縮方向X1に更に移動すると、図9に示すように、トナーカートリッジ9は圧縮トナーカートリッジ収容部197内においてカバー圧縮部1922によって本体圧縮部1941に押し付けられて潰された状態となる。そして初期の圧縮によって開口された開口部93は、開放方向Yと直交する方向に閉じられる。このため、トナーカートリッジ9は、図10に示すようにトナーカートリッジ9を構成するシート材の厚みtの2枚分の厚さ2tまで圧縮することができるようになる。圧縮時において、圧縮されたトナーカートリッジ9は、可動体195と一体の下カバー192の上に載置されて移動するとともに、カバー圧縮部1922によって押されることでも移動する。このため、本実施形態において、圧縮されたトナーカートリッジ9を圧縮トナーカートリッジ収容部197に移動する移動手段としては、カバー圧縮部1922、下カバー192、可動体195が該当することになる。
この状態で印刷動作を行い、トナー貯留部18内のトナー残量が所定量より少なくなると、表示パネル6(図1参照)にはトナー補給を促すメッセージが表示される。ユーザは図11に示すように、一点鎖線で示す閉状態の上カバー191を実線で示す開状態となるまで移動させ、新たなトナーカートリッジ9を下カバー192上にセット(装着)する。この新たなトナーカートリッジ9を装着する際にも、トナーカートリッジ9同様、切り取り部201を切り取って、トナー収納部91の内部と外部とを連通状態として減圧する。
減圧された新たなトナーカートリッジ9をプロセスカートリッジ1に装着するとき、圧縮されたトナーカートリッジ9Aは圧縮トナーカートリッジ収容部196に位置して最大限に圧縮された状態にあり、圧縮トナーカートリッジ収容部196内に留まる。
このようにトナーカートリッジ9を圧縮する圧縮手段となるカバー圧縮部1922と本体圧縮部1941とを備えていると、効率よくトナーカートリッジ9を圧縮することができる。また、圧縮後のトナーカートリッジ9Aを収容する圧縮トナーカートリッジ収容部197と、圧縮後のトナーカートリッジ9Aを圧縮トナーカートリッジ収容部197に移動する移動手段となる可動部195、下カバー192、カバー圧縮部1922を有するので、圧縮後のトナーカートリッジ9Aを機外に排出する必要がなくなり、操作性を向上することができる。
すなわち、ユーザは、新たなトナーカートリッジ9をセットする毎に、使用後のトナーカートリッジ(圧縮後のトナーカートリッジ)9Aをカートリッジ収納部19内から廃棄する必要がなくなるので、操作性が向上する。また、仮に可動部195が圧縮方向と逆方向に移動する際に、圧縮されたトナーカートリッジ9Aが下カバー192と一緒に移動しようとしても、圧縮されたトナーカートリッジ9Aの上部が入口197aの上部197bに引っかかるため、倒れることが無く、新たなトナーカートリッジ9のセットの妨げになることがない。
また、本実施形態におけるトナーカートリッジ9は、下辺92の開放後に、トナー収容部91における開放した下辺92を底辺とした三角形の中線Sで折り畳み可能に形成されているので、圧縮後の厚さを従来のトナーカートリッジよりも効率よく圧縮することができる。このため、トナーカートリッジ9の圧縮効率を向上し、多数のトナーカートリッジ9をトナーカートリッジ収容部19内(圧縮トナーカートリッジ収容部197)収容することができる。
(第2の実施形態)
次にトナー収納容器の第2の実施形態について説明する。
図12に示すトナー収納容器としてのトナーカートリッジ9Bは、圧力調整部の構成以外は、トナーカートリッジ9と同一構成である。このため、圧力調整部の構成を中心に説明する。
本実施形態に係るトナーカートリッジ9Bでは、容器上部の密着部94に、トナー収納部91の内圧を調整可能な圧力調整部210を有している。圧力調整部210は、トナー収納部91の内部と外部とに連通可能であって、その一部が切り取り可能に形成され、当該切り取り部211を切り取ることでトナー収納部91の内部と外部とを連通する流路212を有している。密着部94に位置する切り取り部211は、ミシン目で形成された切断部213を境にして切り取り可能とされている。
流路212は、少なくともその一部を折り曲げて形成した重ね折り形状部214を有し、切り取り部211によって切り取られた側の切取り端部211aからトナー収納部91の内部に連通する内部端部212bまでの全長L1が、流路断面の幅D1に対して10倍以上の長さに設定されている。本実施形態において、重ね折り形状部214とは、角部を円弧状とした櫛歯形状の凹凸部分であり、複数備えている。流路212の流路断面の幅D1は、2mm以下、好ましくは数百μm以下とするのがよい。切り取り部211が切り取られる前の流路212の端部212cは、切り取り部211まで延在して到達しているが、密着部94の縁部94aまで達していない。このため、トナー収納部91は切り取り部211が切り取られるまでは密閉状態とされている。
本実施形態に係るトナー収納容器9Bでは、細くて長く、トナー収納部91の内部と外部とに連通可能であって、その一部が切り取り可能に形成され、当該切り取り部201を切り取ることでトナー収納部91の内部と外部とを連通する流路212が形成されている。このような構成のトナーカートリッジ9Bをプロセスカートリッジ1に装着する場合、図4に示すように、ユーザは、プロセスカートリッジ1に装着する前にプロセスカートリッジ1の外側で、切り取り部211を切断部213に沿って密着部94から切り離す。すると、細くて長い流路211は、切断部213で容器外部に開口され、内部端部212bから切取り端部212aまで連通状態となり、空気穴となる切取り端部212aの開放後は、当該切取り端部212aから緩やかに圧力が抜けていく。
このため、圧力差が大きい状態で、切り取り部211を切断しても、内部の空気が一気にトナーとともに切取り端部212aから容器外部に噴出することが無くなるとともに、切り取り部211の切取り後において、切取り端部212aから容器内部への大気の浸入を防止できる。よってトナーの湿度を安定して収納することができる。
さらに、本実施形態では、流路212の形状が折り曲げて形成した複数の重ね折り形状部214を備えているので、単純な構成で流路長を長くできる。このため、第1の実施形態の流路202に比べて流路抵抗を増やすことができるので、トナーカートリッジ9B(トナー収容部91)から流路212を介してトナーが漏れ出ることをより防止することができる。
また、装着前に予めトナーカートリッジ9Bを減圧することができるので、装着時におけるトナーカートリッジ9の破損や予期せぬ開口部93の開放、トナーカートリッジ9が装着できないという問題も解消することができる。
(第3の実施形態)
本実施形態は、図13に示すように、流路212の途中に、空気は通すがトナーは通さないフィルタ220を有している。フィルタ220としては、繊維で織られたシート状のものなどを想定していて、流路212の形成時に一緒に密着部94に挟み込むことで配置する。
このように流路212上に、フィルタ220を設置すると、切り取り部211を切取った後において、トナーカートリッジ9B(トナー収容部91)からのトナーの漏れを、流路抵抗だけでなく、フィルタ220の機能も使うことでよって、トナー漏れの発生をより防止することができる。
フィルタ220の設置は、流路212に限定されるものではなく、第1の実施形態で説明した流路202上に設置しても、流路202単体の場合よりも、トナー漏れの発生をより防止することができるので好ましい。
(第4の実施形態)
本実施形態は、図14に示すように、流路212の一部に流路断面の幅が広くなる空間部215を有している。空間部215の断面の幅D2は、流路212の流路断面の幅D1よりも大きく形成されている。本実施形態において、空間部215は、流路212の重ね折り形状部214の部分の全てに形成している。無論、空間部215は、すべての重ね折り形状部214に形成する必要はなく、少なくとも一か所に形成されていればよい。また、空間部215の形成位置は、流路212の重ね折り形状部214の部分に限定されるものではなく、直線部分に形成しても良い。
このように、流路212の途中に、空間部215を形成すると、空気と一緒に移動するトナーの貯留部(バッファー部)として使用することができるので、空間部215を備えていない流路212に比べてトナーカートリッジ9Bの外側に流路212を介してトナーが漏れ出ることをより防止することができる。空間部215の断面の幅D2は、流路212の流路断面の幅D1との差が大きいほど、その容積が大きくなるため、幅D2は幅D1の2倍以上とするのが好ましい。
また、図15に示すように、空間部215の流出側において、流路212の流路断面の幅D1と空間部215との出口側の結合部のギャップD3との関係を、D3>D1/2とすると、更に流路212内を移動するトナーを空間部215内に留めておくことができるようになるので、より好ましい。これら空間部215は、流路202に形成しても良く、また、流路202の流路断面の幅Dと空間部215との出口側の結合部のギャップD3との関係を、D3>D/2としてもよい。
各実施形態で説明した切断部203、213を構成するミシン目は、図16(a)に示すように、流路202、212の断面内に位置しないように形成すると、製造工程において、トナーカートリッジ9、9B(トナー収容部91)から空気を逃す流路202、212にミシン目の穴を間違って開けてしまうことを低減あるいは防止することができる。このため、トナーカートリッジ9、9Bの内部に大気の湿度が混入することをより防止することができる。
あるいは、図16(b)に示すように、各流路202、212において、切断部203、213のミシン目と対向する領域Z内の流路断面の幅D4を、他の部位の流路断面の幅D、D1よりも、例えば括れなどを形成して狭めて、ミシン目とのクリアランスを確保するようにしてもよい。この場合においても、流路202、212にミシン目の穴を間違って開けてしまうことを低減あるいは防止でき、トナーカートリッジ9、9Bの内部に大気の湿度が混入することをより防止することができる。
次にトナーカートリッジと圧力調整部の製造方法について説明する。
各実施形態において、トナーカートリッジ9、9Bは、可撓性を有する材質で構成された1枚のシート材を用いて四面体となるように組み立てて接着及び接合することでトナー収容部91を形成している。具体的には、図17(a)に示すように、ポリエチレンのシート材900を円筒状とし、図17(b)に示すように、円筒を平に折り、折れ目加工を施し、折り畳みの基準となる折り畳み部としての折り畳み線97を両側に形成する。円筒状のシート材900の下部902の開放部(一方の開放部)が開口部93となり、シート材900の上部904の開放部99(他方の開放部)がトナー充填口となる。
次に図17(c)に示すように、折り畳み線97同士が重なるようにして下部902に接着シート98を挟み込んで接合して接着する。このようにすることで、トナー収容部91が形成される。
次に図17(d)に示すように、シート材900の上部906の開放部99からトナー収容部91内にトナーTを充填し、図17(e)に示すように、互いに対向する折り目通りに上部96の開放部99を接合する。このようにシート材900の下部902と上部906をそれぞれ接着すると、トナーカートリッジ9は、下辺92と上辺96とが、互いに直交してねじれの関係にある2辺を形成することになる。上辺96は溶着あるいは接着により接合して密閉する。図17(e)に示す符号94は、トナー収容部91の上部の密着部を示す。このような構成により、内部にトナーTが封入された略四面体となるトナー収容部91が製造される。
すなわち、トナー収容部91は円筒状のシート材900からなり、円筒形状を潰して外周の2箇所に折り畳み線97を形成したのち、円筒形状の一方の開放部93を折り畳み線97同士が接するように封止し、円筒形状の他方の開放部99を、折り畳み線97に沿って封止した四面体として形成される。
次に圧力調整部の製造工程について図18を用いて説明する。
図18は第2の実施形態で説明した圧力調整部210の製造工程を示す。この製造工程は例えば、図17(d)の工程中に行われる。
図18(a)に示すように、筒状のシート材900の上部906の開放部99内、すなわち、シート材900の重ね合わされる上部906の部分に、流路形状の繊維シート230を挟み込む。繊維シート230とは、流路212の形状をした非常に薄いものであり、紙・布等などの繊維シートやフィルタシートが含まれる。
次に図18(b)に示すように、図中の領域Aの部分に対して熱溶着(超音波溶着などでも可)を行うことと、非常に幅の狭く全長の長い流路212を形成することができるとともに、トナー収容部91が密閉される。次に流路212の断面内にミシン目が位置しないように切断部213を形成することで、圧力調整部210がトナーカートリッジ9Bの密着部94に形成される。
なお、トナーカートリッジ9の密着部94に圧力調整部200を形成する場合には、シート材900の重ね合わされる上部906の部分に、流路202の形状に形成した繊維シート230を挟み込んで熱溶着し、切断部203を形成すればよい。
上述の実施形態では、プロセスカートリッジ1に各トナーカートリッジ9、9Bを装着(セット)する形態を用いて説明したが、各トナーカートリッジ9、9Bのセット位置はプロセスカートリッジ1に限定されるものではない。
例えば、図19に示すように装置本体101にトナーカートリッジ9又9Bを設置し、当該トナーカートリッジから搬送経路103を用いてプロセスカートリッジ1のトナー収納部18にトナーTを搬送するタイプの画像形成装置に適用しても良い。
このように画像形成装置に上述のトナーカートリッジ9又9Bを適用する場合、装置本体101の底部101aにカバー連通部1921を形成する。また装置本体101側に、開放用係合部200を備えたトナーカートリッジ収容部19、カバー圧縮部1922と下カバー192を備えた可動部195と、圧縮トナーカートリッジ収容部196、本体圧縮部1941とを備えたトナー収容装置190を設け、下カバー192の上にトナーカートリッジ9又9Bを載置してセットする。そして、可動部195を圧縮方向X1に移動することで、効率的な開口部93の開放によるトナー補給と、効率的なトナーカートリッジ9又9Bの圧縮と、圧縮したトナーカートリッジ9Aの効率的な収容を行なえる。
このような構成の場合、プロセスカートリッジ1に設ける場合よりもコスト低減を図ることができる。すなわち、プロセスカートリッジ1は交換部品であるので、一定のサイクルで交換される。このため、トナーカートリッジ1だけでなく、トナー収容装置190も、プロセスカートリッジ1の交換時に交換されてしまい、プロセスカートリッジ1のコストが高くなり、画像形成装置のコストアップ要因となる。
しかし、装置本体101側に、これら各構成(トナーカートリッジ収容部19、カバー圧縮部1922と下カバー192を備えた可動部195と、圧縮トナーカートリッジ収容部196、本体圧縮部1941)を備えたトナー収容装置190を設置しておけば、プロセスカートリッジ1にトナー収容装置190を設置しなくて済むので、プロセスカートリッジ1のコスト低減を図ることができ、画像形成装置のコスト低減にもつながる。
1 プロセスカートリッジ
9、9B トナー収容容器
9A 圧縮されたトナー収容容器
19 容器収納部
91、291、391 トナー収容部
92、292、392 トナー収容部の一辺
93、293、393 トナー補給用開口部
100 画像形成装置
101 装置本体
192 下カバー(移動手段)
195 可動体(移動手段)
197 圧縮容器収容部
200、210 圧力調整部
201、211 切り取り部
202、212 流路
202a、212a 切取り端部
202b、212b 内部端部
203、213 切断部
214 重ね折り形状部
215 空間部
220 フィルタ
230 繊維シート
900 シート材
1922 カバー圧縮部(圧縮手段、移動手段)
1941 本体圧縮部(圧縮手段)
D、D1 流路断面の幅
D2 空間部の断面の幅
D4 領域内の流路断面の幅
S 略中線
T トナー
Z ミシン目と対向する領域
特許第5168053号公報

Claims (15)

  1. トナーを収容するトナー収容部を有し、前記トナー収容部を一辺が開放されることで、前記トナー収容部内のトナーが排出可能となるトナー収容容器であって、
    前記トナー収納部の内圧を調整可能な圧力調整部を有し、
    当該圧力調整部は、前記トナー収納部の内部と外部とに連通可能であって、その一部が切り取り可能に形成されていて、当該切り取り部を切り取ることで前記トナー収納部の内部と外部とを連通する流路を有することを特徴とするトナー収容容器。
  2. 請求項1に記載のトナー収容容器において、
    前記流路は、前記切り取り部によって切り取られた側の切取り端部から前記トナー収納部の内部に連通する内部端部までの長さが、流路断面の幅に対して10倍以上の長さを有していることを特徴とするトナー収容容器。
  3. 請求項2に記載のトナー収容容器において、
    前記流路は、流路断面の幅が2mm以下であることを特徴とするトナー収容容器。
  4. 請求項1乃至3の何れか1項に記載のトナー収容容器において、
    前記流路は、少なくともその一部を折り曲げて形成した重ね折り形状部を有することを特徴とするトナー収容容器。
  5. 請求項1乃至4の何れか1項に記載のトナー収容容器において、
    前記流路の途中、もしくは流路全体に、空気は通すがトナーは通さないフィルタを有していることを特徴とするトナー収容容器。
  6. 請求項1乃至5の何れか1項に記載のトナー収容容器において、
    前記流路は、その一部に流路断面の幅が広くなる空間部を有し、
    前記空間部の断面の幅は、前記流路の流路断面の幅の2倍以上とされていることを特徴とするトナー収容容器。
  7. 請求項1乃至6の何れか1項に記載のトナー収容容器において、
    切り取り部は、ミシン目で形成された切断部を境にして切り取り可能とされていて、
    前記ミシン目は、前記流路の断面内に位置しないように形成されていることを特徴とするトナー収容容器。
  8. 請求項7に記載のトナー収容容器において、
    前記流路は、前記ミシン目と対向する領域内の流路断面が、他の部位の流路断面よりも狭められていることを特徴とするトナー収容容器。
  9. 請求項1乃至8の何れか1項に記載のトナー収容容器において、
    前記トナー収容部は、シート材を重ね合わせて形成されていて、
    前記流路は、前記シート材の重ね合わされる部分に、流路形状の繊維シートを挟み込むことで形成されていることを特徴とするトナー収容容器。
  10. 請求項1乃至9の何れか1項に記載のトナー収容容器からトナー補給可能なプロセスカートリッジであって、
    前記トナー収容容器を収納する容器収納部と、
    前記容器収納部内に収納されたトナー収容容器に当接して圧縮する圧縮手段を有することを特徴とするプロセスカートリッジ。
  11. 請求項10記載のプロセスカートリッジにおいて、
    前記圧縮手段で圧縮されたトナー収容容器を収容する圧縮容器収容部と、
    前記圧縮されたトナー収容容器を前記圧縮容器収容部に移動する移動手段を有することを特徴とするプロセスカートリッジ。
  12. 請求項10又は11に記載のプロセスカートリッジを脱着可能に備えることを特徴とする画像形成装置。
  13. 請求項1乃至9の何れか1つに記載のトナー収容容器を取り付け可能な画像形成装置であって、
    前記トナー収容容器を収納する容器収納部と、
    前記容器収納部内に収納されたトナー収容容器に当接して圧縮する圧縮手段を有することを特徴とする画像形成装置。
  14. 前記圧縮手段で圧縮されたトナー収容容器を収容する圧縮容器収容部と、
    前記圧縮されたトナー収容容器を前記圧縮容器収容部に移動する移動手段を有することを特徴とする画像形成装置。
  15. 請求項12、13又は14記載の画像形成装置において、
    前記トナーは、その外添剤にオイル含有シリカを含むことを特徴とする画像形成装置。
JP2013241185A 2013-11-21 2013-11-21 トナー収容容器、プロセスカートリッジ及び画像形成装置 Pending JP2015102599A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013241185A JP2015102599A (ja) 2013-11-21 2013-11-21 トナー収容容器、プロセスカートリッジ及び画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013241185A JP2015102599A (ja) 2013-11-21 2013-11-21 トナー収容容器、プロセスカートリッジ及び画像形成装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2015102599A true JP2015102599A (ja) 2015-06-04

Family

ID=53378357

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013241185A Pending JP2015102599A (ja) 2013-11-21 2013-11-21 トナー収容容器、プロセスカートリッジ及び画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2015102599A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2020022585A1 (en) * 2018-07-26 2020-01-30 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Structure for releasing internal pressure in development cartridge when refilling toner

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2020022585A1 (en) * 2018-07-26 2020-01-30 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Structure for releasing internal pressure in development cartridge when refilling toner
US11126113B2 (en) 2018-07-26 2021-09-21 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Structure for releasing internal pressure in development cartridge when refilling toner

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10067444B2 (en) Remanufacturing method of developer accommodating unit
US9304441B2 (en) Developer accommodating container, developer accommodating unit, process cartridge and image forming apparatus
TWI479283B (zh) Powder container, toner cartridge, developing device, processing unit, image forming apparatus, and powder container
US9891583B2 (en) Remanufacturing method of developer accommodating unit
US9201393B2 (en) Toner container, process cartridge, and image forming apparatus
JP2015102599A (ja) トナー収容容器、プロセスカートリッジ及び画像形成装置
JP2016186579A (ja) 現像剤容器、現像装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置
JP6295840B2 (ja) トナー補給装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置
JP2016024330A (ja) トナー収容容器、トナーカートリッジ、トナー補給装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置
JP6525646B2 (ja) 現像装置、プロセスカートリッジ、画像形成装置
JP6244852B2 (ja) トナー収容容器、プロセスカートリッジ及び画像形成装置
JP4569651B2 (ja) 現像装置、プロセスカートリッジ、画像形成装置及び現像剤収容器
JP2015132770A (ja) トナー収容容器、プロセスカートリッジ及び画像形成装置
CN215297953U (zh) 处理盒
JP2015049315A (ja) トナー収容容器、プロセスカートリッジ及び画像形成装置
JP2015161912A (ja) 画像形成装置
JP3970275B2 (ja) プロセスカートリッジおよび現像カートリッジ
JP6337612B2 (ja) トナー補給装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置
JP5490273B1 (ja) 現像剤収納ユニット、現像装置及びプロセスカートリッジ並びに画像形成装置
JP2005301077A (ja) 現像器
JP2015114605A (ja) トナー収容容器、プロセスカートリッジ及び画像形成装置
JP6256014B2 (ja) トナー補給装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置
JP2015108714A (ja) トナー収容容器、プロセスカートリッジ及び画像形成装置
JP2015152677A (ja) トナー収納容器及びプロセスカートリッジ及び画像形成装置
JP2015049484A (ja) トナー補給装置、トナー収容容器及び画像形成装置