JP6295840B2 - トナー補給装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置 - Google Patents
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Description
更に、現像まわりの作像部とトナー貯蔵部を一体的にカートリッジ化し、更にトナー貯蔵部に交換可能に配備したトナーカートリッジよりトナー補給を行うプロセスカートリッジ方式を採るものがある。
このトナーカートリッジ方式で採用するトナーカートリッジ(トナー収容容器)として、トナーカートリッジをトナーカートリッジ収納室の天井にフックを用いて吊り下げるタイプのものが提案されている。ここでトナーカートリッジはその下辺部が磁力で吸着する両開封部材で挟まれ封鎖され、両開封部材を引き離し操作することで、下辺部を開き、トナーを下方の現像装置に補給しており、その一例が特許文献1に開示される。
この特許文献2のトナーカートリッジはトナーの使用済み時には、折り畳み、圧縮されてカートリッジの収納室に収納され、新たなトナーカートリッジをトナー貯留槽の上のトナー供給位置に供給している。このため、メンテナンス以外の通常使用時に、使用済みトナーカートリッジの廃棄作業を行う必要がなく、トナーこぼれもなく、トナーカートリッジの交換に手間取ることがない。
更に、特許文献2のトナーカートリッジとは異なる袋状のトナー収容容器であるトナーカートリッジを開封する方法としては、トナーカートリッジに直接穴をあけるなどのカートリッジ破壊をして行うのが最も簡単である。
(a)カートリッジ材料が伸びる・歪む・撓むなどの変形が生じ、トナーカートリッジが傾くし、開封が不完全になり、カートリッジ内部にトナーが残留する。
(b)カートリッジを破壊する際に破片が生じ、トナーに混ざって現像器内に補給される。
という問題がある。
本発明は、本体残置式のトナー収容容器を用い、そのトナー収容容器を歪ませたり、傾かせたりることなく開封してトナーの補給を確実に行えるトナー補給装置、プロセスカートリッジ、画像形成装置を提供することを目的とする。
このようなトナー補給装置を備える現像器を装備した画像形成装置としてのモノクロプリンタ(以下「プリンタ」と称す)の概略構成を図1に示す。
プリンタ100は、装置本体101、現像装置を有したプロセスカートリッジ1、書込装置2、転写部材としての転写ローラ3、給紙ユニット4、定着ユニット5などを備え、一般的な電子写真方式の作像プロセスに従って画像を形成する。
なお、図1では画像形成装置としてモノクロプリンタを例示したが、画像形成装置としては、カラープリンタ、カラー/モノクロの複写機やファクシミリ、これら複数の機能を備えた所謂複合機でもよい。
トナー補給装置190はその内部に後述するトナー収容容器としてのトナーカートリッジ9を取り付け、トナーカートリッジ9から排出されるトナーTをトナー貯蔵部18に補給するよう機能する。
ここでトナー補給装置190にトナーカートリッジ9を交換する場合は、装置本体101の前カバー7及びケース本体102の上カバー191を開閉して行っている。本実施形態におけるトナーTは、その外添剤にオイル含有シリカを含んでいる。外添剤にオイル含有シリカを含むトナーを用いることで、低温環境などの苛酷な条件下での長期使用時のクリーニング安定性を保持できる効果が得られる。
現像ローラ13は現像装置の要部を成し、周囲には現像ローラ13が保持するトナー量を規制するための規制部材としての規制ブレード14が配置される。更に、現像ローラ13には供給ローラ15が対向して並列配備されている。供給ローラ15はトナー貯蔵部18から搬送されるトナーを現像ローラ13に供給するものである。
トナー貯蔵部18のトナー残量は、図示しない残量検知手段で検知される。トナーTが所定量より少なくなると、図1に示した表示パネル6にトナー補給を促すメッセージが表示され、ユーザは上カバー191を開いてトナーカートリッジ9をトナーカートリッジ収容室19内にセットすることができる。
なお、本形態において、プロセスカートリッジ1がトナー単体で構成された一成分現像剤による一成分プロセスを用いるものを例示したが、プロセスカートリッジ1の構成は、一成分のものに限定されるものではない。例えば、トナーとキャリアを備えた二成分現像剤による二成分現像プロセスを用いるプロセスカートリッジであっても良い。
トナー補給装置190は、プロセスカートリッジ1の装置本体であるケース本体102の上側の部位にトナーカートリッジ収容室19を備える。
図3〜図5に示すように、トナーカートリッジ収容室19は、上カバー191と下カバー192とで上下が覆われる。さらに、周囲がケース本体102の一部であって、トナーカートリッジ収容室19を挟んで配備の収容室対向壁部194及び収容室対向副壁部195とで囲まれるように形成される。
ここで、上カバー191が図2に示す閉状態にあるときには、プロセスカートリッジ1の外部から4面体のトナー収容容器であるトナーカートリッジ9をトナーカートリッジ収容室19にセットできない。一方、上カバー191が図3に示すように開状態にあるときには、プロセスカートリッジ1の外部からトナーカートリッジ9を投入して、後述の取り付け位置K1にセットできる。
収容室対向底壁部1021には、トナーカートリッジ収容室19の長手方向であって水平方向に延びるガイド面f1が形成される。しかも、トナーカートリッジ収容室の長手方向での中間部にはトナー貯蔵部18とトナーカートリッジ収容室19とを適時に連通する連通口193が形成されている。
収容室対向壁部194の下部にはスリット穴194cが水平方向に形成され、そのスリット穴194cにガイド面f1が連続形成されている。
上開口194bを開閉する上カバー191はその一端が収容室対向副壁部195の上部に枢支され、回動端は上開口194bの収容室対向壁部194側の開口縁に接離できる。
上開口194bの開口縁の直下には縦向きの開口である入口197aの上端部が重なるよう形成される。入口197aの奥側には圧縮したトナーカートリッジ9を収納する圧縮トナーカートリッジ収納室197が形成される。圧縮トナーカートリッジ収納室197は入口197aを囲む縦開口縁197bを備え、奥側には圧縮手段としての収容室対向壁部194の内壁として形成された本体圧縮部1941を備える。
支持部材は互いに並列配備の一対のレール部材304からなり、トナーカートリッジ収容室19の長手方向に沿って配備される。この長手方向はトナー収容容器であるトナーカートリッジ9を吊り下げた上で案内する案内路rの方向と一致している。
図3に示すように、一対のレール部材304はその一端が圧縮トナーカートリッジ収納室197の内壁である収容室対向壁部194の内壁に支持され、他端が上開口194bと対向する位置に配備される。一対のレール部材304は先端部3041と、それに続く傾斜部3042と、それに続くと共に先端部304に対して段差dhだけ高位置に配備の基端部3043とを備える。ここでの基端部3043が収容室対向壁部194の内壁に一体的に取り付けられ、一対の先端部3041を突き出し配備している。
図3に示すように、一対のレール部材304の直下には収容室対向底壁部1021の長手方向に沿ってガイド面f1が形成される。収容室対向底壁部1021のトナー補給位置K2との対向部分には下カバー192で開閉される連通口193が形成され、後述のトナーの排出を可能とする構成を採る。
なお、本実施形態において案内路rは水平方向に形成されるが、水平方向に限定されるものではなく、収容室対向壁部194と収容室対向副壁部195とが斜めに配置されている場合には傾斜方向が案内路rの方向となる。
図6に示すように、横長ブラケット51は収容室対向底壁部1021の案内路rの方向に延びるガイド面f1の幅方向外側に両側端が固定支持され、中央部に開封部材52を案内路rの方向に向けて固定する。横長ブラケット51は下カバー192、後述のキャリア301等と干渉しない位置に配備される。
開封部材52は案内路rの方向に向けて先端が突き出し、後端が取り付け片511を介して横長ブラケット51の中央に固定される。開封部材52はカッターとして機能し、後述のトナーカートリッジ9の開封部991の長穴992(図7参照)に嵌挿可能な形状を成し、開封部991を同開封部の長手方向に沿って複数の切断点で切り開くよう機能する。
図3、図6に示すように、プロセスカートリッジ1のトナーカートリッジ収容室19には移動手段300が配備される。移動手段300は支持部材であるレール部材304に沿って、取り付け位置K1のトナーカートリッジ9を同室19の長手方向他端側である圧縮トナーカートリッジ収容室197側の容器収納位置K3に導くよう機能する。ここで、取り付け位置K1と容器収納位置K3との中間部にトナー補給位置K2が形成される。トナー補給位置K2はカバー開口1921が連通口193に連通する位置と重なり、後述のトナーの排出を可能とする構成を採る。
移動手段300はトナーカートリッジ収容室19でトナーカートリッジ9を支持するキャリア301と、キャリア301に枢軸302を介して支持される位置規制部材303と、切換え駆動手段40を備える。
移動手段300はカートリッジガイド機能を有する。つまり、支持部材であるレール部材304及びガイド面f1に沿って、言い換えると案内路rに沿って、トナーカートリッジ9を取り付け位置K1より容器収納位置K3に向けて押し込み、逆に、引き出し操作するよう機能する。
移動手段300は支持部材である一対のレール部材304に吊り下げ支持されるトナーカートリッジ9を開封部材52に対して近づく/離れる方向である案内路rの方向に移動可能である。
位置規制部材303はキャリア301に対して枢軸302回りに、第一の傾き位置p1と第二の傾き位置p2に切り換え可能に枢支される。位置規制部材303は、上端がトナーカートリッジ収容室19の上部に突き出し可能に形成される。しかも、トナーカートリッジ9の上縁部993の補強部材94(図7参照)に当接可能に形成され、該補強部材94より下方に延びるトナーカートリッジ9の収容側壁部911に当接する屈曲板状に形成される。なお、キャリア301、下カバー192、位置規制部材303はカートリッジガイド手段Qを成す。
図6に示すように、位置規制部材303の幅は一対のレール部材304の対向間隔より十分小さく、相対的に干渉することはない。後述のように、キャリア301に支持され第二傾き位置p2に保持された位置規制部材303は圧縮トナーカートリッジ収容室197側の容器収納位置K3に達する際には圧縮手段として機能する。
このような切換え駆動手段40は引き抜き操作部42と切換え駆動部41を有する。
引き抜き操作部42は、ばね49の弾性力に抗して押圧軸402および操作部材305が引き抜き方向(図9(a),(b)で右方向)に引かれると第一の傾き位置p1を保持可能である。
このため移動手段300側の前カバー7が開閉操作されると操作レバー412がクランク作動し、切換え駆動部41及び引き抜き操作部42が連動する。このため前カバー7に連動して位置規制部材303を第一の傾き位置p1と第二の傾き位置p2に切り換えでき、しかもキャリア301側を取り付け位置K1から容器収納位置K3までの間で引き抜き、押圧操作できる。
本実施形態に係るトナーカートリッジ9は袋状容器であり、ここでは図7,8、9に示すように変形可能な4面体の容器で、略四面体からなるトナー収容部910の内部にトナーを収容している。なお、図8(a)〜(c)にはトナーカートリッジ9を形成する可撓性の素材を4面体の容器に組み立てる順を示した。ここで可撓性の素材としては腰の強さを有する紙やプラスチックフィルムが採用可能である。このシート状の素材はトナー収容部910の下辺となる一端の延出部を折り返して長穴992を形成した開封部991としている。
本実施形態において、トナーカートリッジ9は、使用前(輸送時)やカートリッジ操作時でも4面体形状を維持することが好ましい。そこで、カートリッジの各辺部は本実施形態のように上縁部993が補強部材94で補強されてもよい(図7参照)。
なお、これに代えた変形例として、図10に示すように、トナー収容部910一端縁を筒状に折り返して開封部991に長穴992を形成し、上縁部993は厚みが増加されて補強された上縁部993であってもよい。更には、不図示の支持部材などが添えられてもよい。
ここで、図7に示すトナーカートリッジ9の開封部991の長穴992の切り開き操作を図10〜図12のトナーカートリッジ9を用いて説明する。
図10に示すように、開封部991の長穴992には案内路rの方向と同じ開封部長手方向Uに向いた直状の開封部材52が嵌挿されるため、この長穴992は比較的大きく形成される。直状の開封部材52は長穴992より長く形成された刃を備える。このため、定位置の一つであるトナー補給位置K2(図4参照)にトナーカートリッジ9が達することで、図10、図12に示すように、開封部材52の刃先が開封部991の長穴992内において、複数切断点T3〜T6で当接する。
図10のトナーカートリッジ9において、開封部材52は刃先方向の刃幅bを刃の長手方向で異ならせている。ここでは刃先方向の刃幅dが刃の長手方向の中央部で最も大きく、端部に向かうにつれて小さくなるよう形成されている。これにより、開封部991の壁部に複数の切断点T3〜T6で当接でき、複数の切断点T3〜T6からそれぞれ切り開くことが容易となる。特に、開封部991の長手方向の複数個所が同時に切り開かれ、開封部991全体を速やかに確実に切り開き、トナー収容部910の下辺全体の開口cm(図7(c)参照)から速やかにトナー排出を行える。なお、図15にはトナー収容部910の下辺の開封部991を切り開き開封する前と開封部991の切り開き後の状態を示した。
このような、トナーカートリッジ9の開封部991の長穴992を切り開く開封部材52に代えて、図13に示す湾曲開封部材52aを用いてもよい。
湾曲開封部材52aは刃先方向の刃幅dが刃の長手方向の中央部で最も小さく、端部に向かうにつれて大きくなっており、全体は湾曲した内周刃を成している。
これにより、湾曲開封部材52aは開封部991の壁部に複数の切断点T3、T4で当接でき、複数の切断点T3、T4からそれぞれ切り開き、開封部991の長手方向の複数個所が同時に切り開かれる。このため、開封部991全体に傾きがあっても速やかに確実に切り開き、トナー収容部910の下辺全体の開口cm(図9(c)参照)から速やかにトナー排出を行える。この際、トナーカートリッジ9の上縁部993でその中間部の作用点T1には上向きの力F01が働く。この力F01は切断点T3、T4の力F03、F04の下向き分力P3,P4及び自重F02との合計値となる。
鋸刃開封部材52bは、刃先方向の刃幅dが刃の長手方向に沿って鋸刃状に変化している。これにより、鋸刃開封部材52bは開封部991の壁部に複数の切断点T3〜T9で当接でき、これらの各切断点からそれぞれ切り開き作動し、開封部991の長手方向の複数個所が同時に切り開かれる。この場合、各力F03〜F09が比較的小さくても速やかに確実に開封でき、トナー収容部910の下辺全体の開口cm(図9(c)参照)から速やかにトナー排出を行える。この際、トナーカートリッジ9の上縁部993でその中間部の作用点T1には上向きの力F01が働く。この力F01は切断点T3〜T9で当接でき、これらの各力F03〜F09の分力P03〜P09及び自重F02の合計値となる。
ここで、開封部991が開封部材52から受ける開封部長手方向Uに沿った複数の切断点T3〜T6は定位置の一つであるトナー補給位置K2に重なるトナーカートリッジ9の上縁部993上の支持点T1を含む同一平面A1上に位置する。この場合、複数の切断点T3〜T6での各力F03〜F06の作用線の方向は支持点T1で交差する。この際、複数の各力F03〜F06の方向が同一平面A1よりずれないので、互いが支持点P1に作用し、打ち消し合うよう作用する。このため、開封部材52から受ける複数の各力F03〜F06がトナーカートリッジ9を歪ませたり、ねじれさせたり、傾かせたりする力が働かないので、トナーカートリッジ9の姿勢が安定して、確実に開封でき、紙粉の発生も防止される。
次に、トナーカートリッジ9について説明を追加する。
図7に示すように、トナーカートリッジ9はそのトナー収容部910における底辺側の開封部991が開封されたあと、開封部991を底辺とした三角形の中線Sで折り畳み可能に形成されている。本実施形態において、中線Sとは、底辺側の開封部991を底辺とした三角形の頂点に位置する上縁部993から対辺となる底辺の中点を結んだ直線(中線)としている。ここで三角形の頂点から延びる直線は、必ずしも底辺側の開封部991の中点を結ぶ必要は無く、開封部991の延びる方向にずれた位置と頂点と結ぶ直線であればよい。
トナーカートリッジ9は、
a:トナー収容部910の内側に、U字状の弾性部材61が図7,図9のように取り付けられている。
b:弾性部材61は細い棒状の曲げ変位可能な部材(材料は金属でも樹脂でもよい)である。後述のようにトナーカートリッジ9を圧縮する際に嵩張らないよう、弾性部材61はなるべく細い、または薄いものを使用するのがよく、1mm以下にすることが望ましい。
d:カートリッジ本体であるトナー収容部910は、折り畳むことができるよう柔軟性のある可とう性材料、例えば、紙とポリエチレンのシート材を用いて略四面体となるように組み立て形成されている。
e:使用前は4面体形状を維持するために、トナーカートリッジ9上部の上縁部993は厚みが大きく作られてもよく、ここでは補強部材94が一体的に取り付けられている。
ここで、補強部材94の左右突き出し端部に摺動穴n1が形成される。摺動穴n1は、一対のレール部材304の突出し端t1にそれぞれ容易に嵌挿可能なように形成される。
f:カートリッジの上部には、本体にカートリッジを取り付けるための取手を付けてもよい。
最初、現像器に設けられたトナー補給装置のトナーカートリッジ収容室19内にはトナーカートリッジ9はセットされていない。トナーカートリッジ収容室19には、前カバー7の開閉に連動して引出・押圧収納される、トナーカートリッジ9を支持できるカートリッジガイド手段Qが付いている。このカートリッジガイド手段Qは、キャリア301、下カバー192、位置規制部材303を備え、引出し式のカートリッジ格納方法で操作される。
ここで、トナーカートリッジ9の交換のため、第一傾き位置p1に保持される位置規制部材303と干渉することなく上開口194bよりトナーカートリッジ9を投入する(図7参照)。次いで、トナーカートリッジ9の上縁部993の補強部材94の左右突き出し端部(取手部)に形成される摺動穴n1が一対のレール部材304に吊り下げ状態に係合される。
このように取り付け位置K1において、トナーカートリッジ9を一対のレール部材304に吊り下げ、開封部991の長穴992を開封部材52の突端を嵌合させ、トナーカートリッジ9をカートリッジガイド手段Qが支持する状態とする。しかも、位置規制部材303にトナー収容部910の下端側が当接する。これによりトナーカートリッジ9は案内路rを成す下カバー192上に傾くことなくトナー補給位置K2に向かう姿勢を保持する。同時に、トナーカートリッジ9の開封部991を開封部材52の突端に係合する。
前カバー7の閉鎖初期において、位置規制部材303がキャリア301上で揺動して第二傾き位置p2に保持され、吊り下げ状態のトナーカートリッジ9の向きがトナー補給位置K2に向かうように修正されてカートリッジガイド手段Qに支持される。
続く前カバー7の閉鎖作動に伴いカートリッジガイド手段Q側が押圧力を受ける。これにより、キャリア301側の下カバー192が収容室対向底壁部1021上のガイド面f1に沿って案内路rの方向に向け移動し、トナー補給位置K2に向かう。この際、押圧方向であるトナー補給位置K2に向かうトナーカートリッジ9の下縁の開封部991が開封部材52の突端より嵌挿量を増す。
この後、更に、カートリッジガイド手段Q側が、図4に示す補給状態から圧縮方向である容器収納位置K3に移動する。図5,図9に示すように、トナーカートリッジ9は位置規制部材303により容器収納位置K3側の圧縮トナーカートリッジ収容室197内に押圧されて、本体圧縮部1941に当接して押し付けられてつぶされた状態となる。
前カバー7の閉鎖した状態で印刷動作を行い、トナー貯蔵部18内のトナー残量が所定量より少なくなると、表示パネル6(図1参照)にはトナー補給を促すメッセージが表示されることとなる。
表示を認識するとユーザは、トナー補給装置のトナーカートリッジ収容室19内の使用済みトナーカートリッジ9の交換のため前カバー7を開放作動する。
前カバー7の開方に連動して取り付け位置K1に達した空のカートリッジガイド手段Qの位置規制部材303を第一の傾き位置p1に引き出し保持する。次いで新たなトナーカートリッジ9Aを先のトナーカートリッジ9と同様に補強部材94を一対のレール部材304に係合し、開封部991の長穴992を開封部材52の先端に係合させ、カートリッジガイド手段Qに取り付ける。
その上で、空のトナーカートリッジ9Aはカートリッジガイド手段Qに案内されて、圧縮方向である容器収納位置K3に移動する。ここにおいて、先に収容されている使用済みトナーカートリッジ9に重ねられ、共に、本体圧縮部1941に押圧され、押し付けられた状態となる(図9(c)参照)。
このようにカートリッジガイド手段Qが本体圧縮部1941と協動して前カバー7の開閉操作に連動してトナーカートリッジ9を圧縮作動させ、図5に示すようにトナーカートリッジ9を容易に折り畳むことができる。
また、図8に示すように、圧縮後のトナーカートリッジ9を収容する圧縮トナーカートリッジ収容室197に、圧縮後のトナーカートリッジ9を順次重ねて保持する。このため、圧縮後のトナーカートリッジ9を機外に排出する必要がなく、操作性を向上することができる。なお、プロセスカートリッジ1の交換により使用済みのこれらトナーカートリッジ9は廃棄される。
また、仮にカートリッジガイド手段Q側が圧縮方向と逆方向に移動する際に、圧縮されたトナーカートリッジ9が下カバー192と一緒に移動しようとしても、圧縮されたトナーカートリッジ9の上部が入口197aの上部197bに引っかかる。このため、圧縮されたトナーカートリッジ9が倒れることが無く、新たなトナーカートリッジ9Aのセットの妨げになることもない。
また、本実施形態におけるトナーカートリッジ9、9Aは、下辺92の開放後に、トナー収容部910における開放した下辺92を底辺とした三角形の中線S位置で折り畳み可能に形成されている。特に、U字状の弾性部材61を用いて折り畳みを促進でき、トナーカートリッジ9、9A内のトナーの廃棄を確実に行え、残留トナーの発生を防止できる。
更に、トナーカートリッジ9の開封辺を下部に有した一対の収容側壁部911,911上であって開封辺を底辺とした三角形の中線Sに沿って折り畳みできるので、容器収納部に嵩張ることなく収容できる。図18(a)に示すように、トナーカートリッジ9は、収納時に2枚重ねに当たる厚さ2t分の収容容積を必要とするだけであり、収納効率が高い。
更に、本実施形態のトナー補給装置を一体的に備えたプロセスカートリッジと同プロセスカートリッジを着脱可能に支持する画像形成装置は、本実施形態のトナー補給装置と同様の効果が得られる。
上述のトナーカートリッジ9は開封部材52が固定式で一対のレール部材304に段差dhを設け、トナーカートリッジ9を段差dhだけ引き上げて、トナーカートリッジ9の開封部991を開封部材52により切り開く構成を採っていた。これに代えて、一対のレール部材304cを段差のない直状とし、開封部材52cを上下変位させて、トナーカートリッジ9の開封部991を切り開く構成を採ってもよく、その一例を他の実施形態として説明する。
図16に示すトナー補給装置は第一の実施形態である図3のトナー補給装置と比べて、一対のレール部材304cが直状で、開封部材52cが昇降装置81により昇降駆動する点で相違する。しかし、その他の構成は図3のトナー補給装置と同様であり、ここでは重複説明を略す。
底辺には長穴992を有する開封部991が形成され、ここに案内路rの方向に向けて先端が突き出した開封部材52cが嵌挿可能な形状を成す。開封部材52cは昇降装置81により昇降し、上方位置h1より下方位置h2に移動する際に、レール部材304cに吊り下げられるトナーカートリッジ9の開封部991を切り開き、トナー収容部910に開口cmを形成する(図15参照)。
更に、両縦長ガイド片89は縦溝82上で一対のばね84により上方に突出し付勢され、上端位置が縦溝82の上端規制部85により規制されている。
左右の縦ガイド部材83の後端側には枢支部831が突出し形成され、この左右の枢支部831間に枢支軸86を介して屈曲レバー87が枢支される。
屈曲レバー87の側方回動端は開封部材52cの後端部に当接し、下方回動端が下カバー192上の凸部88に係止可能に対向配備される。
次いで、取り付け位置K1よりトナー補給位置K2に下カバー192が移動されるとする。この状態に達すると、トナーカートリッジ9自体の昇降変位はないが、開封部材52cが降下変位する。即ち、下カバー192上の凸部88が屈曲レバー87の下方回動端を押圧して回動する。これにより2点鎖線で示すように搖動した屈曲レバー87の側方回動端は開封部材52cの後端部を下方に押圧し、開封部材52aをばね84の弾性力に抗して所定の降下量dh1だけ降下させ、下方位置h2に移動させる。
このため、トナー補給位置K2(定位置の一つ)にトナーカートリッジ9が達する際に、開封部材52cの刃先が降下量dh1だけ降下する。この降下変位により開封部991の長穴992の壁部の複数個所で開封部材52cの刃先が当接して各切断点Tで切り開き作動する。
これと同時にトナーカートリッジ9の内部の弾性部材61(図15参照)が収容側壁部911,911を互いが離れる方向に開放変位させ、トナーカートリッジ9を開き、トナーの排出を行う。なお、場合により弾性部材61を排除してもよい。
以降の作動は図3の実施形態の場合と同様であり、説明を略す。
例えば、本発明を適用するトナー補給装置をプロセスカートリッジ1に装備することなく、画像形成装置に直接装着してもよい。更に、画像形成装置は上述のタイプの画像形成装置に限らず、他のタイプの画像形成装置であってもよい。その他、本発明を適用する画像形成装置は、複写機、ファクシミリ、これら複数の機構を備えた複合機であってもよい。その他、本発明を適用する画像形成装置は、電気回路形成に用いられる画像形成装置、バイオテクノロジー分野において、所定の画像を形成するのに用いられる画像形成装置であってもよい。本発明の実施の形態に記載された効果は本発明から生じるもっとも好適な効果を列挙したに過ぎず、本発明による効果は、本発明の実施の形態に記載されるものに限定されるものではない。
100 プリンタ
101 装置本体
19 トナーカートリッジ収容室
300 移動手段
301 キャリア
302 枢軸
303 位置規制部材
304 レール部材
305 駆動手段
40 切換え駆動手段
41 切換え駆動部
42 引き抜き操作部
52 カッター(開封部材)
50 案内部材
9 トナーカートリッジ(トナー収容容器)
910 トナー収容部
991 開封部
992 長穴
993 上縁部
94 補強部材
f1 ガイド面
r 案内路
K1 取り付け位置
K2 トナー補給位置
K3 容器収納位置
Q カートリッジガイド手段
Claims (12)
- 装置本体内に保持される袋状のトナー収容部の一端の延出部を折り返して長穴を形成してなる開封部を有するトナー収容容器と、
前記装置本体に対して前記トナー収容容器を定位置に保持する支持部材と、
前記装置本体に支持され前記開封部の長穴に嵌挿可能な開封部材と、
前記長穴に前記開封部材を嵌挿した上で前記トナー収容容器を相対的に移動させる移動手段と、を有し、
前記移動手段が前記長穴に嵌挿した開封部材と前記トナー収容容器を相対的に移動させることで、前記開封部を同開封部の長手方向に沿って複数の切断点で切り開くトナー補給装置。 - 前記開封部材は刃先方向の刃幅を刃の長手方向で異ならせたことを特徴とする請求項1記載のトナー補給装置。
- 前記開封部材は刃先方向の刃幅が刃の長手方向の中央部で最も大きく、端部に向かうにつれて小さくなるよう形成したことを特徴とする請求項1または2記載のトナー補給装置。
- 前記開封部材は刃先方向の刃幅が刃の長手方向の中央部で最も小さく、端部に向かうにつれて大きくなるよう形成したことを特徴とする請求項1または2記載のトナー補給装置。
- 前記開封部材は刃の長手方向が鋸刃状であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のトナー補給装置。
- 前記移動手段は前記開封部材を前記支持部材に近づく/離れる方向に移動可能であることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載のトナー補給装置。
- 前記移動手段は前記支持部材およびトナー収容容器を固定式の前記開封部材に対して相対的に近づく/離れる方向に移動可能であることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載のトナー補給装置。
- 前記支持部材は前記トナー収容部の上縁部を定位置に吊り下げ保持することを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載のトナー補給装置。
- 前記開封部の長穴が前記トナー収容部の一端縁を筒状に折り返すことで形成されることを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載のトナー補給装置。
- 請求項1〜9のいずれか1項に記載のトナー補給装置を一体的に備え画像形成装置の本体に脱着可能であるプロセスカートリッジ。
- 請求項1乃至9の何れか1つに記載のトナー補給装置、もしくは請求項10に記載のプロセスカートリッジを着脱可能に備えた画像形成装置。
- 前記トナーは、その外添剤にオイル含有シリカを含むことを特徴とする請求項11に記載の画像形成装置。
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