JP2015114605A - トナー収容容器、プロセスカートリッジ及び画像形成装置 - Google Patents

トナー収容容器、プロセスカートリッジ及び画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2015114605A
JP2015114605A JP2013258211A JP2013258211A JP2015114605A JP 2015114605 A JP2015114605 A JP 2015114605A JP 2013258211 A JP2013258211 A JP 2013258211A JP 2013258211 A JP2013258211 A JP 2013258211A JP 2015114605 A JP2015114605 A JP 2015114605A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
toner
container
toner cartridge
image forming
storage
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2013258211A
Other languages
English (en)
Inventor
吉田 知史
Tomoshi Yoshida
知史 吉田
祐介 古市
Yusuke Furuichi
祐介 古市
理恵 足立
Rie Adachi
理恵 足立
宮崎 貴史
Takashi Miyazaki
貴史 宮崎
生野 秀一
Shuichi Ikuno
秀一 生野
理 齊藤
Osamu Saito
理 齊藤
龍次 井上
Ryuji Inoue
龍次 井上
哲丸 藤田
Tetsumaru Fujita
哲丸 藤田
慶 長谷川
Kei Hasegawa
慶 長谷川
大久保 泰秀
Yasuhide Okubo
泰秀 大久保
山田 晋太郎
Shintaro Yamada
晋太郎 山田
福畑 好博
Yoshihiro Fukuhata
好博 福畑
良平 大井
Ryohei Oi
良平 大井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP2013258211A priority Critical patent/JP2015114605A/ja
Publication of JP2015114605A publication Critical patent/JP2015114605A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Dry Development In Electrophotography (AREA)
  • Electrophotography Configuration And Component (AREA)

Abstract

【課題】トナー補給後に折畳んで収納可能なトナー収容容器の誤装着を防止する。
【解決手段】本発明に係るトナー収容容器9は、トナーを収容するとともに折り畳み可能な収容部91と、開放されることで収容部内のトナーを排出可能になる第1の辺92と、第1の辺と対向する側で同第1の辺と交差する第2の辺99を有し、プロセスカートリッジ1を具備する画像形成装置100に装着可能であり、第1及び第2の辺の長さが、トナーの種類によってそれぞれ異なるように形成した。
【選択図】図17

Description

本発明は、複写機、ファクシミリ、プリンタ、これら複数の機構を備えた複合機等の画像形成装置と、これに用いられるトナー収容容器、プロセスカートリッジに関する。
電子写真方式の画像形成装置では、プロセスカートリッジもしくは画像形成装置本体に、脱着可能なトナー収容容器としてのトナーカートリッジをセットし、トナー補給を可能とするトナーカートリッジ方式が採用されたものもある。また、特許文献1(特開平8−272204号公報)には、脱着可能なトナー収容容器となるトナーカートリッジをプロセスカートリッジにセットし、トナー補給後のトナーカートリッジを折り畳むことで、プロセスカートリッジ内に圧縮した状態で収納する装置構成が開示されている。
特許文献1では、トナー補給後のトナーカートリッジを折り畳み、プロセスカートリッジ内に圧縮した状態で収納しているが、カラー画像形成装置のように複数のトナーを用いる場合のトナーカートリッジの誤装着については考慮されていない。
本発明は、トナー補給後に折畳んで収納可能なトナー収容容器の誤装着を防止することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係るトナー収容容器は、トナーを収容するとともに折り畳み可能な収容部と、開放されることで収容部内のトナーを排出可能にする第1の辺と、当該第1の辺と対向する側で同第1の辺と交差する第2の辺を有し、複数色のトナーを使用したプロセスカートリッジを具備する画像形成装置に装着可能であり、第1及び第2の辺の長さが、収容するトナーの色によってそれぞれ異なることを特徴としている。
本発明によれば、開放されることで収容部内のトナーを排出可能にする第1の辺と、第1の辺と対向する側で同第1の辺と交差する第2の辺の長さを、収容するトナーの種類によってそれぞれ異なるようにしたので、トナー収納後の形状がトナーの種類ごとに異なり、トナーカートリッジへの誤装着を防止することができる。
本発明の一実施形態に係る単色の画像形成装置の概略構成を示す図。 本発明の一実施形態に係るプロセスカートリッジの概略構成を示す拡大図。 図2に示すプロセスカートリッジにトナー収容容器をセットした状態を示す拡大図。 トナー収容容器のセットしたプロセスカートリッジの状態と、圧縮動作に関連する構成を示す断面図。 本発明の一実施形態に係るトナー収容容器の構成を示す斜視図。 プロセスカートリッジにセットしたトナー収容容器の底面図。 トナー収容容器の収納部内でのトナー補給状態と圧縮初期を示す拡大断面図。 トナー収容容器の圧縮状態とトナー補給時の状態を示す底面図。 トナー収容容器のトナー補給部内でのトナー収容容器の圧縮収納状態を示す拡大断面図。 本発明に係るトナー収容容器が圧縮された時の厚みを示す拡大図。 トナー収容容器が圧縮された時に新たなトナー収容容器を設置した状態を示す拡大図。 本発明に係るトナー収容容器の別な形態を示すもので、(a)は展開図、(b)は組み立て後の状態を示す斜視図。 本発明に係るトナー収容容器の別な形態を示すもので、(a)は展開図、(b)は組み立て後の状態を示す斜視図。 従来のトナー収容容器を折り畳んで状態を示す拡大図。 画像形成装置本体側にトナー収容容器をセットするようにした形態を示す拡大図。 本発明に係るトナー収容容器と容器装着口との形状と寸法関係を説明する拡大斜視図。 第1及び第2の辺の長さがトナーの種類によって異なるトナー収容容器と容器装着口の寸法と形状を示す平面図。 本発明の別な実施形態であるカラーの画像形成装置の概略構成を示す。 第1及び第2の辺の長さがトナーの色によって異なるトナー収容容器の寸法と形状を示す平面図。 図19に示した4種類のトナー収容容器に対応する容器装着口の寸法と形状を示す平面図。 第1及び第2の辺の長さがトナーの色によって異なるトナー収容容器の別な形態の寸法と形状を示す平面図。 図21に示した4種類のトナー収容容器に対応する容器装着口の寸法と形状を示す平面図。
以下、本発明に係る実施形態について図面を用いて説明する。なお各図面、各実施形態において、同一部材又は同一機能を有する部材には、基本的には同一の符号を付し、重複説明は適宜省略する。
本実施形態は、電子写真方式の画像形成装置におけるトナー収容容器としてのトナーカートリッジが、以下の特徴を有している。要するに、トナーを収容するとともに折り畳み可能な収容部と、開放されることで、収容部内のトナーを排出可能とする第1の辺と、当該第1の辺と対向する側で同第1の辺と交差する第2の辺を有するトナー収容容器であって、プロセスカートリッジを具備する画像形成装置に装着可能であり、第1及び第2の辺の長さが、収容するトナーの種類によってそれぞれ異なることを特徴としている。このため、トナーの種類毎に概観形状が異なり、トナーカートリッジへの誤装着を防止することができる。
図1は、本発明に係る画像形成装置としてのモノクロプリンタ(以下「プリンタ」と称す)100の概略構成を示す図である。プリンタ100は、装置本体101、プロセスカートリッジ1、書込装置2、転写部材としての転写ローラ3、給紙ユニット4、定着ユニット5など備え、一般的な電子写真方式の作像プロセスに従って画像を形成する。
装置本体101には、前カバー7と後カバー8が開閉自在に設けられている。プロセスカートリッジ1、書込装置2、転写ローラ3、給紙ユニット4、定着ユニット5などの構成部材は、基本的には装置本体101内に配置されている。これらプロセスカートリッジ1、書込装置2、転写ローラ3、給紙ユニット4、定着ユニット5による画像形成プロセスは、図示しない制御部によって制御されて実行され、給紙ユニット4から給紙される記録材としての用紙Pに画像がプリントとされる。このため、これら構成部材は制御部と信号線を介して各種情報の送受信が行われている。
装置本体101の前面側に設けられた前カバー7の上方には、表示部としての表示パネル6が設けられている。表示パネル6は、図示しない制御部と信号線などを介して接続されていて、様々な情報を表示してユーザに各種情報を報知するように構成されている。例えば、制御部は、プロセスカートリッジ1やトナー収容容器としてのトナーカートリッジ9が交換する必要があるときは、その旨を表示パネル6に表示する。ユーザは、プロセスカートリッジ1の交換表示がなされると、装置本体101の前カバー7を矢印Aで示す方向に開放してプロセスカートリッジ1を取り出して交換する。ユーザは、表示パネル6に紙詰まり発生情報が表示されると、前カバー7をA方向もしくは前カバー7と反対側に設けられた後カバー8を矢印Bの方向に開放して詰まった用紙を除去する。
なお、図1では画像形成装置としてモノクロプリンタを例示したが、画像形成装置としては、カラープリンタ、カラー/モノクロの複写機やファクシミリ、これら複数の機能を備えた所謂、複合機であってもよい。
次に図2を用いてプロセスカートリッジ1の構成について説明する。プロセスカートリッジ1は、トナーカートリッジ9よりトナーTを補給可能とされていて、装置本体101に対して脱着可能とされている。プロセスカートリッジ1は、像担持体としてのドラム状の感光体11を中心とした画像形成部10と、トナーカートリッジ9を収容するトナー収容装置190と、トナー収容装置190内のトナーカートリッジ9からトナーTが補給されて貯留されるトナー貯留部18とを備えている。本実施形態に係るトナーTは、その外添剤にオイル含有シリカを含んでいる。
画像形成部10には、感光体11の周囲には、帯電手段としての帯電ローラ12、感光体11に接触してトナーを感光体11に供給する現像剤担持体としての現像ローラ13、現像剤搬送部材としての供給ローラ15、感光体11上の転写残トナーを掻き取るクリーニンク手段としてのクリーニングブレード17が配置されている。現像ローラ13の周囲には、現像ローラ13が保持するトナー量を規制するための規制部材として規制ブレード14が配置されている。供給ローラ15はトナー貯留部18から搬送されるトナーTを現像ローラ13に供給するものである。
トナー貯留部18は、紙面垂直方向に延びる筒状空間であって、その内部中央には、トナーTを攪拌しながら供給ローラ15へと搬送する攪拌部材としてのアジテータ16が回転可能に配置されている。プロセスカートリッジ1は、電子写真方式の周知の一成分作像プロセスに従ってトナー像を感光体11の表面に形成する。
なお、本実施形態では、プロセスカートリッジ1としてトナー単体で構成された一成分現像剤による一成分プロセスを用いるものを例示した。しかし、プロセスカートリッジ1の構成は、一成分プロセスのものに限定されるものではなく、トナーとキャリアを備えた二成分現像剤による二成分現像プロセスを用いるプロセスカートリッジであっても良い。
プロセスカートリッジ1は、トナー貯留部18の上方に、容器収容部としてのトナーカートリッジ収容部19とトナーカートリッジ装着口199を有するトナー収容装置190が配設されている。トナー収容装置190は、トナーカートリッジ収容部19の上部に開閉自在な上カバー191が配設され、トナーカートリッジ収容部19の下方にトナー貯留部18との間を仕切るようにシャッタ部材としての下カバー192が配設されている。トナー収容装置190は、上カバー191が図2に示すトナーカートリッジ装着口199を閉じた閉状態にあるときには、プロセスカートリッジ1の外部からトナーカートリッジ収容部19内にトナーカートリッジ9をセットできず、上カバー191が図3に示すようにトナーカートリッジ装着口199を開いた開状態にあるときには、プロセスカートリッジ1の外部からトナーカートリッジ9をトナーカートリッジ収容部19内の下カバー192の上に装着(載置してセット)できるように構成されている。トナー貯留部18内のトナー残量は、図示しないトナー残量検知手段で検知される。トナーTが所定量より少なくなると、図1に示した表示パネル6にトナー補給を促すメッセージが表示され、ユーザは上カバー191を開いてトナーカートリッジ9をトナーカートリッジ収容部19内の下カバー192の上に装着することができる。
図4は、図3のE−E線の拡大断面図である。図4に示すように、トナーカートリッジ収容部19は、上カバー191及び下カバー192と、固定部となるプロセスカートリッジ本体194及び圧縮部としての可動部195とで覆われた空間部として形成されている。可動部195は、プロセスカートリッジ本体194に対して近接離間する方向に移動自在に設けられている。以下、この近接離間する方向を移動方向Xと称する。本実施形態において、移動方向Xは下カバー192と平行な水平方向とするが、水平方向に限定されるものではない。プロセスカートリッジ本体194と可動部195とが斜めに配置されている場合、傾斜方向が移動方向Xとなる。また、図中矢印X1は可動部195の圧縮方向、矢印X2は可動部195の戻り方向をそれそれぞれ示す。
プロセスカートリッジ本体194には、トナー貯留部18とトナーカートリッジ収容部19内とを連通する連通部としての開口193が、その底部194aに形成されている。この開口19は、下カバー192によって開閉されるものである。プロセスカートリッジ本体194には、圧縮容器収容部としての圧縮トナーカートリッジ収容部197と、圧縮部として本体圧縮部1941が形成されている。本実施形態において、本体圧縮部1941は、可動部195の圧縮方向X1側に凹んで形成された圧縮トナーカートリッジ収容部197の壁面として構成されている。圧縮トナーカートリッジ収容部197は圧縮されたトナーカートリッジ9を収容するものである。
プロセスカートリッジ本体194には、下カバー192及び底面194aと平行になるように、スリット194bが形成されている。スリット194cは、本体圧縮部1941から可動部195の移動方向X(水平方向)に延びていて、可動部195と一体的に移動する下カバー192の一部を収納するためのものである。下カバー192の上面から圧縮トナーカートリッジ収容部197の入口197aまでの高さHは、トナーカートリッジ9が圧縮トナーカートリッジ収容部197内に進入可能な高さに形成されている。この入口197aの高さHは、トナーカートリッジ9の高さH1よりも低く設定されていて、圧縮されたトナーカートリッジ9が倒れた際に、入口197aの上部197bに引っかかって下カバー192上に倒れないように形成されている。また、下カバー192の上面から本体圧縮部1941の上部までの本体圧縮部1941の高さH2は、トナーカートリッジ9の高さH1よりも高く形成されていて、圧縮途中のトナーカートリッジ9が引っ掛かって圧縮の妨げにならないように形成されている。なお、本実施形態において、トナーカートリッジ9の高さH1は、圧縮前後において変化はないが、圧縮前後で変化するトナーカートリッジもトナー収容装置190に収納して用いることができる。
プロセスカートリッジ1は、トナーカートリッジ収容部19内に収納されたトナーカートリッジ9に当接して圧縮する圧縮部としてのカバー圧縮部1922を可動部195に備えている。可動部195は、本体圧縮部1941と対向する側に配置されていて、底部194a上で移動方向Xに水平移動可能とされていて、圧縮方向X1への移動時にトナーカートリッジ9を圧縮する。可動部195には、上カバー191が開閉自在に支持されているとともに、移動方向Xに延在し、トナーカートリッジ収容部19の底部を構成する下カバー192が形成されている。本実施形態では、可動部195と下カバー192を一体的に移動可能にしている。このため、圧縮動作と連動して下カバー192を開放することができるので、ユーザが下カバー192の開閉動作をする必要がなくなり、操作性を向上できる。
下カバー192には、同カバーを貫通するようにカバー連通部1921が形成されている。カバー連通部1921と連通部193とは、可動部195が圧縮方向X1に移動して圧縮動作する前の図4に示すセット状態においては、可動部195の移動方向Xにずれていて、トナー補給時になり、図8に示すように、可動部195が圧縮方向X1に移動して圧縮動作が開始すると連通するように配置されている。プロセスカートリッジ本体194と下カバー192は、図示しないシール部材としてのスポンジでシールされていて、トナー飛散が防止されている。
可動部195における本体圧縮部1941と対面する部位には、カバー圧縮部1922が本体圧縮部1941に向かって突出して形成されている。カバー圧縮部1922は、可動部195に対して移動方向Xに進退可能に設けられていて、付勢手段としての圧縮コイルばね196によって可動部195から本体圧縮部1941(圧縮方向X1)に向かって突出するように付勢されている。本実施形態の場合、可動部195が圧縮方向X1に移動して圧縮動作が開始すると、トナーカートリッジ9が押されて圧縮方向X1に移動し、本体圧縮部1941との間に挟まれて圧縮されることで、トナーカートリッジ9が開封される。
次にトナーカートリッジの実施形態について説明する。
本実施形態に係るトナーカートリッジ9は、図4、図5に示すように略四面体からなる収納部としてのトナー収容部91の内部にトナーを封入して収容している。本実施形態において、トナーカートリッジ9は、所定の厚さを持つ、紙とポリエチレンのシート材を用いて略四面体となるように組み立てて形成されている。シート材には、表面をポリエチレンでコーティングした厚み1mmの紙材を用いた。
下カバー192上に載置されるトナー収容部91(四面体)の一辺となり、第1の辺となる下辺92は長手方向となる圧縮方向X1に延在している。下辺92は、開放されることで、トナー収容部91内のトナーを排出可能になる。下辺92には、開放されることで外部と連通するトナー補給用開口部(以下「開口部」と称す)93が形成されている。開口部93は封止部材となる接着剤97で接着されて密着されていて、カバー圧縮部1922によって圧縮方向X1に移動して所定以上の圧縮力で圧縮されることで圧縮方向X1と交差する開放方向Y(平面視において直交する方向)に開口するように構成されている。図5において符号94、95は、接着剤97が配置された接着部を示す。トナー収納部91の上部に位置する密着部94は、下辺92と対向する第2の辺となる上辺99を備えている。上辺99は、下辺92に対向する位置にある一辺であり、開放方向Yに延在して下辺92とは平行でない辺を形成している。すなわち、下辺92と上辺99とは互いに交差する方向に延在する辺であり、両者はトナー収納部91の互いにねじれた位置に形成されていて、互いの投影面が完全に一致してないようになっている。このため、トナー収納部91は、圧縮方向絵X1側から見た時と開放方向Y側から見たときの形状が異なる
本実施形態において、接着剤97として、三井化学東セロ株式会社製の接着用フィルム「CMPS(登録商標)」を用いている。なお、トナー収容部91は、接着剤97を封止部材として用いてシート材の端部を接着して密着するようにしたが、密着方法としては、溶着や圧着であってもよい。
トナーカートリッジ9は、下辺92の開放後に、トナー収容部91における開放した下辺92を底辺とした三角形の略中線Sで折り畳み可能に形成されている。本実施形態において、略中線Sとは、下辺92を底辺とした三角形の頂点に位置する密着部94から対辺となる底辺92の中点を結んだ直線(中線)としている。しかし、三角形の頂点からの延びる直線は、必ずしも底辺92の中点を結ぶ必要は無く、中点を基準に底辺92の延びる方向にずれた位置で頂点と結ぶ直線であればよい。このように本実施形態における中線Sとは、その範囲に幅を有している。
本実施形態において、このような構成のトナーカートリッジ9は、下辺92が移動方向Xに、上辺99が開放方向Yに位置するようにトナーカートリッジ収容部19内に収納される。
このような構成のトナーカートリッジ9は、図4に示すように、プロセスカートリッジ1のトナーカートリッジ収容部19内に上カバー191を開いてトナーカートリッジ装着口199より収納される。図6は、トナーカートリッジ収容部19内の下カバー192上に、トナーカートリッジ9が装着(セット)された状態をトナー貯留部18側から見た図である。この状態では、トナーカートリッジ9の開口部93は、閉じた状態になっている。
この状態から開口部93を開くには、図7に示すように可動部195を図中右方である圧縮方向X1にスライド移動させる。すると、下カバー192上のトナーカートリッジ9も圧縮方向X1に移動し、カバー圧縮部1922と本体圧縮部1941とがトナーカートリッジ9に両側からそれぞれ当接し、可動部195の移動を進めことでトナーカートリッジ9を圧縮する。トナーカートリッジ9は圧縮されることで、図8に示すように、開口部93の接着部分が破れて開放される。
このとき水平方向(移動方向X)にずれて配置されていたカバー連通部1921と連通部193とが、可動部195が移動することで重合する。このため、開口された開口部93から排出されたトナーTがトナー収容部18に落下して補給される。すなわち、トナー貯留部18には、圧縮部で圧縮されて開放されたトナー収容容器9から排出されたトナーが補給される。また、可動部195が移動することでプロセスカートリッジ本体194のトナーカートリッジ装着口199の開口面積が減少するとともに、上カバー191がトナーカートリッジ装着口199を覆っているので、トナー補給時のトナーカートリッジ収容部19からのトナー飛散を防止することができる。
可動部195が、図7に示す補給状態から圧縮方向X1に更に移動すると、図9に示すように、トナーカートリッジ9は圧縮トナーカートリッジ収容部197内においてカバー圧縮部1922によって本体圧縮部1941に押し付けられてつぶされた状態となり、初期の圧縮によって開放された開口部93は、圧縮方向X1と直交する開放方向Yに閉じられる。このため、補給後のトナーカートリッジ9は、図10に示すようにトナーカートリッジ9を構成するシート材の厚みtの2枚分の厚さ2tまで圧縮され、圧縮トナーカートリッジ収容部196内に圧縮後のトナーカートリッジ9Aとして収納される。
圧縮時において、圧縮されたトナーカートリッジ9は、可動体195と一体の下カバー192の上に載置されて移動するとともに、カバー圧縮部1922によって押されることでも移動するので、圧縮されたトナーカートリッジ9を圧縮トナーカートリッジ収容部197に移動する移動手段としては、カバー圧縮部1922、下カバー192、可動体195が該当する。また、圧縮されたトナーカートリッジ9は圧縮トナーカートリッジ収容部196に位置して最大限に圧縮された状態にあり、圧縮トナーカートリッジ収容部196内に収納される。このようにトナーカートリッジ9を圧縮する圧縮手段となるカバー圧縮部1922と本体圧縮部1941とを備えていると、効率よくトナーカートリッジ9を圧縮することができる。
すなわち、本実施形態によれば、下辺92の圧縮方向X1(長手方向)への力がトナーカートリッジ9に加わると、トナー収容部91の下辺92が確実に開放されるため、トナーカートリッジ9を確実に折畳め、トナー補給後のトナーカートリッジ9を、四面体を構成するシート部材の2枚分厚みに圧縮でき、トナーカートリッジ9の圧縮効率を向上し、多数のトナーカートリッジ9を収容することができる。
圧縮動作の終了後に印刷動作を行い、トナー貯留部18内のトナー残量が所定量より少なくなると、表示パネル6(図1参照)にはトナー補給を促すメッセージが表示される。ユーザは図11に示すように、一点鎖線で示す閉状態の上カバー191を実線で示す開状態となるまで移動させ、新たなトナーカートリッジ9をトナーカートリッジ装着口199より下カバー192上に装着(載置)する。そして、可動体195を圧縮方向X1に移動させることで、新たにセットしたトナーカートリッジ9は、圧縮方向X1へ移動しながら、カバー圧縮部1922と本体圧縮部1941との間に挟まれて圧縮されることで、下辺92が開かれて開口部93が開放され、トナー補給が行なわれる。補給後は圧縮されて圧縮トナーカートリッジ収容部196内に圧縮後のトナーカートリッジ9Aとして収納される。
このように、圧縮後のトナーカートリッジ9Aを収容する圧縮トナーカートリッジ収容部197と、圧縮後のトナーカートリッジ9Aを圧縮トナーカートリッジ収容部197に移動する移動手段となる可動部195、下カバー192、カバー圧縮部1922を有するので、圧縮後のトナーカートリッジ9Aを機外に排出する必要がなくなり、操作性を向上することができる。
すなわち、ユーザは、新たなトナーカートリッジ9をセットする毎に、使用後のトナーカートリッジ(圧縮後のトナーカートリッジ)9Aをカートリッジ収納部19内から廃棄する必要がなくなるので、操作性が向上する。また、仮に可動部195が圧縮方向X1と逆方向となる戻り方向X2に移動する際に、圧縮されたトナーカートリッジ9Aが下カバー192と一緒に移動しようとしても、圧縮されたトナーカートリッジ9Aの上部が入口197aの上部197bに引っかかるため、倒れることが無く、新たなトナーカートリッジ9のセットの妨げになることがない。
図12を用いてトナー収容容器の別な形態を説明する。図12(a)は、トナー収容容器としてのトナーカートリッジ290の展開状態を示し、図12(b)は図12(a)の展開状態のものを組み立てた状態を示す。トナーカートリッジ290を構成する1枚のシート材296に、図12(a)に示すように、組み立て後に略四面体となる形状を破線と一点差線で示すように形成されている。本実施形態の場合、破線部を山折り、一点鎖線部を谷折しているので、これら線に沿ってシート部材291を折り込んで組み立てると、図12(b)に示すように、略四面体のトナー収納部291を備えたトナーカートリッジ290が形成される。
このトナーカートリッジ290は、下カバー292上に載置されるトナー収容部291(四面体)の一辺となり、第1の辺となる下辺292は長手方向となる圧縮方向X1に延在している。下辺292は、開放されることで、トナー収容部291内のトナーを排出可能になる。下辺292には、開放されることで外部と連通する開口部293が形成されている。開口部293は封止部材となる接着剤297で接着されて密着されていて、カバー圧縮部1922によって圧縮方向X1に移動して所定以上の圧縮力で圧縮されることで圧縮方向X1と交差する開放方向Y1に開口するように構成されている。図12(b)において符号294、295は、接着剤297が配置された接着部を示す。トナー収納部2191の上部に位置する密着部294は、下辺292と対向する第2の辺となる上辺299を備えている。上辺299は、下辺292に対向する位置にある一辺であり、開放方向Yに延在して下辺292とは平行でない辺を形成している。すなわち、下辺292と上辺299とは互いに交差する方向に延在する辺であり、両者はトナー収納部291の互いにねじれた位置に形成されていて、互いの投影面が完全に一致してないようになっている。このため、トナー収納部291は、圧縮方向絵X1側から見た時と開放方向Y側から見たときの形状が異なる。
図12(a)に示すように、本実施形態の場合でも、補給部293を底辺とする三角形の中線Sとし、この中線Sに予め折り目をつけておく、もくしは継ぎ目にすることので、確実に中線S中線でトナーカートリッジ290が折り畳まれ、圧縮効率を高くすることができる。
これに対し、特許文献1に記載のトナーカートリッジ9Bでは、一辺の開放後に、四面体における開放した辺を底辺とした三角形の中線で折り畳み可能にしていないので、図14に示すように、圧縮された際にトナー補給部931の内側に折りたたまれてしまい、トナーカートリッジ9Bを構成するシート材の厚みtの4枚分の厚さ4tとなってしまう。
しかし、図12に示す本実施形態の場合、一辺の開放後に、四面体における開放した辺を底辺292とした三角形の中線Sで折り畳み可能にしているので、図10に示すようにシート材の厚みtの2枚分の厚さ2tに圧縮する事ができるため、多数のトナーカートリッジ290をトナーカートリッジ収容部19内(圧縮トナーカートリッジ収容部197)収容することができる。
図13を用いてトナー収容容器の別な形態を説明する。図13(a)は、トナー収容容器としてのトナーカートリッジ390の展開状態を示し、図13(b)は図13(a)の展開状態のものを組み立てた状態を示す。トナーカートリッジ390を構成する1枚のシート材396に、図13(a)に示すように、組み立て後に略四面体となる形状を破線と一点差線で示すように形成されている。本実施形態の場合、破線部を山折り、一点鎖線部を谷折しているので、これら線に沿ってシート部材391を折り込んで組み立てると、図13(b)に示すように、略四面体のトナー収納部391を備えたトナーカートリッジ390が形成される。
また、下カバー392上に載置されるトナー収容部391(四面体)の一辺となり、第1の辺となる下辺392は長手方向となる圧縮方向X1に延在している。下辺392は、開放されることで、トナー収容部391内のトナーを排出可能になる。下辺392には、開放されることで外部と連通する開口部393が形成されている。開口部293は封止部材となる接着剤397で接着されて密着されていて、カバー圧縮部1922によって圧縮方向X1に移動して所定以上の圧縮力で圧縮されることで圧縮方向X1と交差する開放方向Y1に開口するように構成されている。図13(b)において符号394、395は、接着剤397が配置された接着部を示す。トナー収納部391の上部に位置する密着部394は、下辺392と対向する第2の辺となる上辺399を備えている。上辺399は、下辺392に対向する位置にある一辺であり、開放方向Yに延在して下辺392とは平行でない辺を形成している。すなわち、下辺392と上辺399とは互いに交差する方向に延在する辺であり、両者はトナー収納部391の互いにねじれた位置に形成されていて、互いの投影面が完全に一致してないようになっている。このため、トナー収納部391は、圧縮方向絵X1側から見た時と開放方向Y側から見たときの形状が異なる。
さらに、このトナーカートリッジ390は、図12に示したトナーカートリッジ290に対して、補給部接着面396Bの接着面積を、他の接着部位396Aより小さくしている。すなわち、本実施形態に係るトナーカートリッジ390では、第1の辺となる下辺392の接着力を他の辺の接着部より小さくしている。
トナーカートリッジ390にも、図12に示したトナーカートリッジ290同様、トナーカートリッジ390のトナー収納部391を構成するシート状の部材396に、図13に示すように、組み立て後に略四面体となる形状を破線と一点差線で示すように形成している。そして、破線部を山折り、一点鎖線部を谷折している。本実施形態の場合でも、補給部393を底辺392とする三角形の中線Sで、折り畳み可能にしている。
このように補給部接着面396Bの接着面積を、他の接着部位396Aより小さくすると、補給部接着面396Bの接着力が他の接着部位396Aより小さくなる。そのため、図7に示すトナー補給時(圧縮時)に補給部接着面396B(下辺392)のみを開口部393として開放することが可能になる。今回は接着面積を小さくすることで補給部接着面396Bの接着力を小さくしたが、補給部接着面396Bに使用する接着剤の種類を他の接着部位396Aと変更して、補給部接着面396Bの接着力を小さくしてもよい。
上述の実施形態では、プロセスカートリッジ1に各トナーカートリッジ9、290、390をセットする形態を用いて説明したが、各トナーカートリッジ9、290、390のセット位置はプロセスカートリッジ1に限定されるものではない。
例えば、図15に示すように、画像形成装置の装置本体101にトナーカートリッジを設置し、当該トナーカートリッジから搬送経路103を用いてプロセスカートリッジ1のトナー収納部18にトナーTを搬送するタイプの画像形成装置に適用しても良い。
このように画像形成装置に上述のトナーカートリッジ9、290、390を適用する場合、装置本体101の底部101aにカバー連通部1921を形成する。また装置本体101側に、トナーカートリッジ収容部19、カバー圧縮部1922と下カバー192を備えた可動部195と、圧縮トナーカートリッジ収容部196、本体圧縮部1941とを構成Zとして設け、下カバー192の上に各トナーカートリッジ9、290、390を載置してセットする。そして、可動部195を圧縮方向に移動することで、トナー補給と各トナーカートリッジの圧縮と、圧縮したトナーカートリッジの収容を行なえる。
このような構成の場合、プロセスカートリッジ1に設ける場合よりもコスト低減を図ることができる。すなわち、プロセスカートリッジ1は交換部品であるので、一定のサイクルで交換される。このため、トナーカートリッジ1だけでなく、構成Zも、プロセスカートリッジ1の交換時に交換されてしまい、プロセスカートリッジ1のコストが高くなり、画像形成装置のコストアップ要因となる。
しかし、装置本体101側に、これら各構成(トナーカートリッジ収容部19、カバー圧縮部1922と下カバー192を備えた可動部195と、圧縮トナーカートリッジ収容部196、本体圧縮部1941)を備えた構成Zを設置しておけば、プロセスカートリッジ1に構成Zを設置しなくて済むので、プロセスカートリッジ1のコスト低減を図ることができ、画像形成装置のコスト低減にもつながる。
上述の各実施形態、変形例では、プロセスカートリッジ1にトナーカートリッジ9、290、390を装着する形態を用いて説明したが、各トナーカートリッジの装着部位はプロセスカートリッジ1に限定されるものではない。
例えば、図15に示すように装置本体101にトナーカートリッジ9を設置し、当該トナーカートリッジ9から搬送経路103を用いてプロセスカートリッジ1のトナー収納部18にトナーTを搬送するタイプの画像形成装置に適用しても良い。
このように画像形成装置に上述のトナーカートリッジ9を適用する場合、装置本体101の底部101aにカバー連通部1921を形成する。また装置本体101側に、開放用係合部200を備えたトナーカートリッジ収容部19、カバー圧縮部1922と下カバー192を備えた可動部195と、圧縮トナーカートリッジ収容部196、本体圧縮部1941とを備えたトナー収容装置190を設け、下カバー192の上にトナーカートリッジ9を載置してセットする。そして、可動部195を圧縮方向X1に移動することで、効率的な開口部93の開放によるトナー補給と、効率的なトナーカートリッジ9の圧縮と、圧縮したトナーカートリッジ9の効率的な収容を行なえる。
このような構成の場合、プロセスカートリッジ1に設ける場合よりもコスト低減を図ることができる。すなわち、プロセスカートリッジ1は交換部品であるので、一定のサイクルで交換される。このため、トナーカートリッジ1だけでなく、トナー収容装置190も、プロセスカートリッジ1の交換時に交換されてしまい、プロセスカートリッジ1のコストが高くなり、画像形成装置のコストアップ要因となる。
しかし、装置本体101側に、これら各構成(トナーカートリッジ収容部19、カバー圧縮部1922と下カバー192を備えた可動部195と、圧縮トナーカートリッジ収容部196、本体圧縮部1941)を備えたトナー収容装置190を設置しておけば、プロセスカートリッジ1にトナー収容装置190の構成を設置しなくて済むので、プロセスカートリッジ1のコスト低減を図ることができ、画像形成装置のコスト低減にもつながる。
次に、図16、図17を用いて、トナーカートリッジ9を例に誤装着防止の構成について説明する。この誤装着防止の構成は、上述したトナーカートリッジ9だけでなく、トナーカートリッジ290、390のように、下辺と上辺とを備え、これら下辺と上辺とが互いに交差する方向に延在しているトナー収容部を備えたトナーカートリッジに適用することができる。
図16は、トナー収容部19の上部に形成されたトナーカートリッジ装着口199にトナーカートリッジ9を装着する状態を斜視した拡大図斜視図である。本実施形態において、トナーカートリッジ9の上辺99の開放方向Yへの長さをLT1、トナーカートリッジ9の下辺92の移動方向Xへの長さをLT2とする。またトナーカートリッジ装着口199の開放方向Yへの幅をLP1、移動方向Xにおけるトナーカートリッジ装着口199の移動方向Xへの幅をLP2とする。
このとき、本実施形態では、LT1とLT2を、トナー収納部91内に収納されるトナーの種類によってそれぞれ異なるようにしている。トナーの種類とは、画像形成装置の種類に応じたトナー粒子の粒径や溶融温度などの特性と、トナーの色が挙げられる。
まずトナーの特性の違いによる機種間の誤装着の防止について説明する。
トナーカートリッジ9のトナー収容部91は、略四面体であるため、その上部に形成されている上辺99と、その下部に形成されている下辺92とは略四面体のトナー収容部91において接続しない辺である。
一方、トナーカートリッジ装着口199は、プロセスカートリッジ本体194と可動部195とによって形成されている。そして、可動部195が圧縮動作する前におけるトナーカートリッジ装着口199の平面視の形状は、トナーカートリッジ9の上辺99あるいは下辺92からの投影形状に概ね同形状とされていて、圧縮前のトナーカートリッジ9が通過できる大きさとされている。すなわち、トナーカートリッジ装着口199の長さLP1は、トナーカートリッジ9の上辺99の長さLT1よりも長く、トナーカートリッジ装着口199の長さLP2は、トナーカートリッジ9の下辺92の長さLT2よりも長く形成されている。
このため、トナーカートリッジ装着口199の平面視における開口面積よりも投影面積が小さいトナーカートリッジ9とすれば、トナーカートリッジ装着口199を通過させることができる。つまり、トナーの特性に応じてトナーカートリッジ9のLT1、LT2の長さをそれぞれ設定し、トナーの特性に応じてトナーカートリッジ装着口199のLP1、LP2を設定することで、トナーの特性に応じたトナーカートリッジの形状とトナーカートリッジ装着口199の形状とすることができる。このため、折り畳み可能なトナーカートリッジ9において、形状が異なるトナーカートリッジ9を、形状が異なるトナーカートリッジ装着口199に通過することが出来なくなる。このため、異なる特性のトナーを有するトナーカートリッジ9を、当該特性に対応しないプロセスカートリッジ1や画像形成装置のトナー収容装置190に装着できなくなり、誤装着を防止することができる。
この点について、図17を用いてさらに説明する。
図17は、上辺99と下辺92の長さLT1、LT2がトナーの特性に応じて異なる2つのトナーカートリッジ9a、9bと、トナーカートリッジ9a、9bの投影形状と略同形状のトナーカートリッジ装着口199a、199bを重ね併せて底面から見た状態の図である。図中太線がトナーカートリッジ9a、9bを示し、細線がトナーカートリッジ装着口199a、199bを示す。
トナーカートリッジ9aの下辺92の長さLT2aとトナーカートリッジ9bの下辺92の長さLT2b、トナーカートリッジ装着口199aの長さLP2aとLP2Bの関係は、LP2a>LT2a>LP2b>LT2bとしている。
このとき上辺99aの長さLT1aは、下辺92の長さLT2aと、LT1a≧LT2aであり、かつ、トナーカートリッジ9aの上辺99aの長さLT1aとトナーカートリッジ9bの上辺99bの長さLT2a、トナーカートリッジ装着口199a、199bの長さLP1aとLP1Bの関係は、LT1a<LP1a<LT1B<LP1Bとしている。
このような大小関係でトナーカートリッジ9a、9bとトナーカートリッジ装着口199a、199bを構成すると、トナーカートリッジ9aはトナーカートリッジ装着口199bを通過できないし、同様にトナーカートリッジ9bはトナーカートリッジ装着口199aを通過できない構成になり、異なる特性のトナーを有するトナーカートリッジの誤装着を防止することができる。また、トナーカートリッジ9a、9bの投影形状が略四角形なので、仮にトナーカートリッジ9a、9bを90度回転させて、トナーカートリッジ9a、9bとトナーカートリッジ装着口199a、199bの大小関係を上述のように設定すれば、同様の効果を得ることができる。
次に異なる色のトナーを備えた画像形成装置でのトナーカートリッジの誤装着の防止について説明する。図18は、本発明に係る画像形成装置としてのカラープリンタ100Aの概略構成を示す図である。プリンタ100Aは、装置本体101、4色のトナーに対応したプロセスカートリッジ1Y、1M、1C、1K、書込装置2、中間転写ユニット102、転写ローラ3、給紙ユニット4、定着ユニット5など備え、一般的な電子写真方式の作像プロセスに従って画像を形成する。
プロセスカートリッジ1Y、1M、1C、1Kは、トナーの色が異なる以外は、図2、図3で説明したトナーカーシリッジ1と同一構成とされている。プロセスカートリッジ1Y、1M、1C、1Kは、トナーカートリッジ9Y、9M、9C、9Kからそれぞれイエロ、マゼンタ、シアン、ブラックのトナーを補給可能とされていて、装置本体101に対して脱着可能とされている。そしてプロセスカートリッジ1Y、1M、1C、1Kは、像担持体としてのドラム状の感光体11Y、11M、11C、11Kを備えていて、周知の画像形成プロセスによって各感光体の表面にトナー像を形成する。
プロセスカートリッジ1Y、1M、1C、1Kの下方には、ローラ104、105間に巻きかけられた中間転写体としての中間転写ベルト103を備えた中間転写ユニット102が配置されていて、図中時計周り方向に回転移動する中間転写ベルト135上に、転写バイアスが印加されることで各感光体との対向位置でトナー像が転写される。中間転写ベルト103上に転写されたトナー像は、中間転写ベルト103とローラ104との対向位置に配置された転写ローラ3と中間転写ベルト103との間の転写部において、給紙ユニット4から給紙された用紙P上に一括転写される。トナー像が転写された用紙Pは、定着ユニット5によって用紙Pに定着されて機外へ排出される。
このような構成の複数の色のトナーを用いる画像形成装置においては、各色のトナーを収容したトナーカートリッジ9Y〜9Kの形状が同一であると、異なる色のプロセスカートリッジに異なる色のトナーカートリッジを装着してしまうという誤装着が懸念される。
そこで、トナーカートリッジ9a〜9dの形状をそれぞれ個別な形状とするとともに、プロセスカートリッジ1Y、1M、1C、1Kに形成したトナーカートリッジ装着口199Y、199M、199C、199Kの形状もトナー色毎に異なる形状とした。この場合でも同一の色のトナーカートリッジとトナーカートリッジ装着口199とは平面形状において、トナーカートリッジがトナーカートリッジ装着口を通過可能に構成している。
トナーカートリッジ9Y〜9Kは、トナーカートリッジ9と同様に、トナーを収容するとともに折り畳み可能な収容部と、開放されることで、収容部内のトナーを排出可能になる第1の辺となる下辺と、下辺と対向する側で下辺と交差する第2の辺となる上辺を備えている。そして、下辺と上辺の長さを、トナーの色によってそれぞれ異なるようにしている。
すなわち、図19に示すように、トナーカートリッジ9Y、9M、9C、9Kの上辺の長さを、LT1Y、LT1M、LT1C、LT1Kとし、トナーカートリッジ9Y、9M、9C、9Kの下辺の長さを、LT2Y、LT2M、LT2C、LT2Kとする。そして、LT1Y<LT1M<LT1C<LT1Kとし、LT2Y>LT2M>LT2C>LT2Kと大小関係を規定している。
図20に示すように、トナーカートリッジ装着口199Y、199M、199C、199Kの開放方向Yの長さを、LP1Y、LP1M、LP1C、LP1Kとし、トナーカートリッジ装着口199Y、199M、199C、199Kの移動方向Xの長さを、LP2Y、LP2M、LP2C、LP2Kとしている。無論LP1Y<LP1M<LP1C<LP1Kとし、LP2Y>LP2M>LP2C>LP2Kと大小関係を規定している。
各トナーカートリッジ装着口の長さLP1Y、LP1M、LP1Cは、各トナーカートリッジの上辺の長さLT1Y、LT1M、LT1C、LT1Kよりも長く、各トナーカートリッジ装着口の長さLP2Y、LP2M、LP2C、LP2Kは、各トナーカートリッジの下辺の長さLT2Y、LT2M、LT2C、LT2Kよりも長く形成されている。
このような大小関係でトナーカートリッジ9Y、9M、9C、9Kとトナーカートリッジ装着口199Y、199M、199C、199Kを構成すると、トナーカートリッジ9Yはトナーカートリッジ装着口199M、199C、199Kを通過できないし、同様にトナーカートリッジ9Mはトナーカートリッジ装着口199Y、199C、199Kを通過できない構成になる。また、トナーカートリッジ9Cはトナーカートリッジ装着口199Y、199M、199Kを通過できないし、同様にトナーカートリッジ9Kはトナーカートリッジ装着口199Y、199M、199Cを通過できない構成になる。よって、異なる色のトナーを有するトナーカートリッジの誤装着を防止することができる。また、トナーカートリッジ9a、9bの投影形状が略四角形なので、仮にトナーカートリッジ9a、9bを90度回転させて、トナーカートリッジ9a、9bとトナーカートリッジ装着口199a、199bの大小関係を上述のように設定すれば、同様の効果を得ることができる。
図19、図20では、トナーカートリッジ装着口199Y、199M、199C、199Kの開放方向Yの長さを、LP1Y<LP1M<LP1C<LP1Kとし、トナーカートリッジ装着口199Y、199M、199C、199Kの移動方向Xの長さを、LP2Y>LP2M>LP2C>LP2Kとしたが、これらそれぞれの大小関係が逆であってもよい。すなわち、LP1Y>LP1M>LP1C>LP1Kとし、LP2Y<LP2M<LP2C<LP2Kとしてもよい。
また、トナーカートリッジ9Y、9M、9C、9Kの上辺の長さLT1Y<LT1M<LT1C<LT1Kとし、トナーカートリッジ9Y、9M、9C、9Kの下辺の長さをLT2Y>LT2M>LT2C>LT2Kとしたが、これらそれぞれの大小関係が逆であってもよい。すなわち、LT1Y>LT1M>LT1C>LT1Kとし、LT2Y<LT2M<LT2C<LT2Kとしても、上記の形態のような誤装着を防止することができる。
上記各実施形態において、トナー収容容器は略四面体の収容部を備えた構成のものを例示したが、このような形状のものに限定されるものではなく、2つの辺が互いに対向して配置され、何れか一方の辺が開放されることで内部に収容したトナーを排出するトナー補給用開口部となり、折り畳み可能なトナー収容容器であれば、その形状を限定するものではない。また、容器収容部19にトナー収容容器を装着する容器装着口199の形状は、互いに対向する2つの辺(第1の変と第2の辺)の長さをトナーの種類に応じて変化させることで形成される形状のトナー収容容器を収容可能な大きさであれば少なくてもよい。そしてより好ましくは、容器装着口199の形状を、平面視におけるトナー収容容器の投影面積に相似する平面視の形状とし、トナー収容容器の第1及び第2の辺が通過する部位の長さを第1の辺と第2の辺の長さの大小関係と逆の大小関係にすることで、異なる形状のトナー収容容器の誤装着を防止することができるので好ましい。
1 プロセスカートリッジ
9、9a、9b、9(Y、M、C、K)290、390 トナー収容容器
18 トナー貯留部
19 容器収容部
91、291、391 収容部
92、292、392 下辺(第1の辺)
93、293、393 開口部(トナー補給用開口部)
97、297、397 接着剤(封止部材)
99、299、399 上辺(第2の辺)
100、100A 画像形成装置
101 装置本体
192 下カバー(シャッタ部材)
195 可動体(移動手段、圧縮部)
197 圧縮容器収容部
199 トナーカートリッジ装着口(容器装着口)
296、396 シート材
1922 カバー圧縮部(圧縮部、移動手段)
1941 本体圧縮部
LT2、LT2a、LT2b 第1の辺の長さ
LT2Y、LT2M、LT2C、LT2K 第1の辺の長さ
LT1、LT1a、LT1b 第2の辺の長さ
LT1Y、LT1M、LT1C、LT1K 第1の辺の長さ
S 三角形の略中線
T トナー
S 略中線
X 長手方向(移動方向)
Y 交差する方向(開放方向)
特開平8−272204号公報

Claims (16)

  1. トナーを収容するとともに折り畳み可能な収容部と、
    開放されることで、前記収容部内のトナーを排出可能になる第1の辺と、
    当該第1の辺と対向する側で同第1の辺と交差する第2の辺を有するトナー収容容器であって、
    プロセスカートリッジを具備する画像形成装置に装着可能であり、
    前記第1及び第2の辺の長さが、トナーの種類によってそれぞれ異なるトナー収容容器。
  2. 請求項1に記載のトナー収容容器において、
    前記第1の辺の長さが、異なるトナーが収容されているトナー収容容器の第1の辺よりも短い場合は、前記第2の辺の長さが、異なるトナーが収容されているトナー収容容器の前記第2の辺よりも長いトナー収容容器。
  3. 請求項1に記載のトナー収容容器において、
    前記第1の辺の長さが、異なるトナーが収容されているトナー収容容器の第1の辺の長さよりも長い場合は、前記第2の辺の長さが、異なるトナーが収容されているトナー収容容器の前記第2の辺よりも短いトナー収容容器。
  4. 請求項1、2又は3記載のトナー収容容器において、
    前記収容部は、所定の厚さを持つ部材で覆われて四面体に形成されていて、
    前記第1の辺を前記四面体の一辺として開放することで形成されるトナー補給用開口部と、
    前記トナー補給用開口部を封止する封止部材を有し、
    前記第1の辺を解放後に開放した辺を底辺とした三角形の略中線上に、山折の折り目あるいは前記収容部の継ぎ目を配置して、当該略中線で折り畳み可能に形成したトナー収容容器。
  5. 請求項4に記載のトナー収容容器において、
    前記トナー収容部は、一枚のシート材を接着して形成されていて、第1の辺の接着力を他の接着部より小さくしたトナー収容容器。
  6. 請求項1乃至5の何れか1項に記載のトナー収容容器が装着可能なプロセスカートリッジ。
  7. 請求項6記載のプロセスカートリッジにおいて、
    前記トナー収容容器をその内部に収容可能な容器収容部へ前記トナー収容容器を装着する容器装着口を備え、
    前記容器装着口は、前記第1及び第2の辺の長さがトナーの種類によってそれぞれ異なる形状のトナー収容容器を通過可能とする形状とされているプロセスカートリッジ。
  8. 請求項7に記載のプロセスカートリッジにおいて、
    前記容器収容部内に収容されたトナー収容容器に当接して圧縮する圧縮部を有し、
    前記圧縮部は、前記トナー収容容器を前記一辺の長手方向に移動させて圧縮するプロセスカートリッジ。
  9. 請求項7に記載のプロセスカートリッジにおいて、
    前記容器収容部内に収容されたトナー収容容器に当接して圧縮する圧縮部と、
    前記圧縮部で圧縮されて開放されたトナー収容容器から排出されたトナーを補給されるトナー貯留部と、
    前記トナー貯留部を覆うとともに、前記圧縮部の圧縮動作と連動して前記トナー貯留部を開放するシャッタ部材を有するプロセスカートリッジ。
  10. 請求項7、8又は9に記載のプロセスカートリッジにおいて、
    圧縮されたトナー収容容器を収容する圧縮容器収容部と、
    圧縮されたトナー収容容器を前記圧縮容器収容部に移動する移動手段を有するプロセスカートリッジ。
  11. 請求項1乃至5の何れか1項に記載のトナー収容容器が装着可能な画像形成装置。
  12. 請求項11記載の画像形成装置において、
    前記トナー収容容器をその内部に収容可能な容器収容部へ前記トナー収容容器を装着する容器装着口を備え、
    前記容器装着口は、前記第1及び第2の辺の長さがトナーの種類によってそれぞれ異なる形状のトナー収容容器を通過可能とする形状とされている画像形成装置。
  13. 請求項12に記載の画像形成装置において、
    前記容器収容部内に収容されたトナー収容容器に当接して圧縮する圧縮部を有し、
    前記圧縮部は、前記トナー収容容器を前記一辺の長手方向に移動させて圧縮する画像形成装置。
  14. 請求項12に記載の画像形成装置において、
    前記容器収容部内に収容されたトナー収容容器に当接して圧縮する圧縮部と、
    前記圧縮部で圧縮されて開放されたトナー収容容器から排出されたトナーを補給されるトナー貯留部と、
    前記トナー貯留部を覆うとともに、前記圧縮部の圧縮動作と連動して前記トナー貯留部を開放するシャッタ部材を有する画像形成装置。
  15. 請求項12、13又は14に記載の画像形成装置において、
    圧縮されたトナー収容容器を収容する圧縮容器収容部と、
    圧縮されたトナー収容容器を前記圧縮容器収容部に移動する移動手段を有する画像形成装置。
  16. 請求項11乃至15の何れか1項に記載の画像形成装置において、
    前記トナーは、オイル含有シリカをその外添剤に含むことを特徴とする画像形成装置。
JP2013258211A 2013-12-13 2013-12-13 トナー収容容器、プロセスカートリッジ及び画像形成装置 Pending JP2015114605A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013258211A JP2015114605A (ja) 2013-12-13 2013-12-13 トナー収容容器、プロセスカートリッジ及び画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013258211A JP2015114605A (ja) 2013-12-13 2013-12-13 トナー収容容器、プロセスカートリッジ及び画像形成装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2015114605A true JP2015114605A (ja) 2015-06-22

Family

ID=53528429

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013258211A Pending JP2015114605A (ja) 2013-12-13 2013-12-13 トナー収容容器、プロセスカートリッジ及び画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2015114605A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101143013B1 (ko) 토너 용기 및 화상 형성 장치
US9519262B1 (en) Positioning features and electrical contacts for a replaceable unit of an electrophotographic image forming device
EP3109707B1 (en) Powder container and image forming apparatus incorporating same
US9891578B2 (en) Cleaner blade sealing in an electrophotographic image forming device
JP2006098770A (ja) カートリッジ及び画像形成装置
US20170269506A1 (en) Toner container and image forming apparatus
JP6818413B2 (ja) 画像形成装置
JP6056166B2 (ja) 帯電器、像形成構造体、および画像形成装置
US10139754B2 (en) Toner receiving device, and image forming apparatus including the same
US10061259B2 (en) Image forming apparatus
JP2015114605A (ja) トナー収容容器、プロセスカートリッジ及び画像形成装置
JP2016024330A (ja) トナー収容容器、トナーカートリッジ、トナー補給装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置
JP6295840B2 (ja) トナー補給装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置
JP6244852B2 (ja) トナー収容容器、プロセスカートリッジ及び画像形成装置
JP2015161912A (ja) 画像形成装置
JP4569651B2 (ja) 現像装置、プロセスカートリッジ、画像形成装置及び現像剤収容器
JP5170840B2 (ja) トナー容器及び画像形成装置
JP2015049315A (ja) トナー収容容器、プロセスカートリッジ及び画像形成装置
JP2015102599A (ja) トナー収容容器、プロセスカートリッジ及び画像形成装置
JP5577756B2 (ja) 画像形成装置
JP2015132770A (ja) トナー収容容器、プロセスカートリッジ及び画像形成装置
US10162286B2 (en) Toner receiving device, and image forming apparatus including the same
JP6337612B2 (ja) トナー補給装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置
JP6687896B2 (ja) 粉体容器および画像形成装置
JP2018063282A (ja) 現像剤容器及び画像形成装置