JP2015098935A - 制振装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】制振装置の錘部の位置調整の作業を軽減する。【解決手段】制振装置は、錘部130を基準位置に復元するばね160が設けられている。よって、地震が収束したあと、ばね180のばね力(復元力)によって錘部130は基準位置に自動的に戻る。よって、地震終了後に錘部130を基準位置に戻す作業が必要ない。【選択図】図3

Description

本発明は、制振装置に関する。
物流システムの効率化のため、荷物(物品)の所定の棚への収納及び搬出、更には保管、在庫管理などをコンピュータで制御するラック(Rack)式倉庫が知られている。
このような、ラック式倉庫では、荷物が積載されるラック構造体が地震によって揺れると、荷崩れを起こし、荷物が落下する怖れがある。よって、マスダンパー(制振装置)をラック頂部に設置することで、ラック構造体を制振する技術が開示されている(例えば、特許文献1及び特許文献2を参照)。
ここで、TMD方式のマスダンパー(制振装置)は、マスダンパーの錘(マス(付加質量))の周期をラック構造体の周期に同調させてラック構造体を制振する。しかし、荷物の積載状態(積載重量や集積位置等)によってラック構造体の周期が変化するので、錘の周期をラック構造体の周期に常に同期させて制振効果を発揮させるのは困難であった。
そこで、特許文献1のラック制振装置では、復元力を発生させさるばね等の復元機構を設けない構造とすることで、付加質量が一定の固有振動数を持たず、ラック構造体の固有振動数と非同調の状態としている。
しかし、特許文献1のラック制振装置では、バネ等の復元機構が無いので、ラック制振装置を設置したのち、錘(マス(付加質量))を所定の基準位置(例えば、ラック構造体の振動方向の中心部)に配置する必要がある。また、荷物の搬入や搬出などでラック構造体が振動し、錘の位置がずれると、錘を再度所定の基準位置に配置し直す必要がある。
特許2013−180869号公報 特許2013−180870号公報
本発明は、上記事実を鑑み、制振装置の錘部の位置調整の作業を軽減することが課題である。
請求項1の発明は、多列且つ多段に荷物が積載されるラック構造体に取り付けられる架台と、前記架台に水平方向に移動可能に支持された錘部と、前記架台と前記錘部とに連結されたダンパーと、前記架台と前記錘部とに連結され、前記錘部を基準位置に復元する復元手段と、を有し、前記荷物が積載された状態の前記ラック構造体の最大周期よりも前記錘部の周期が大きくなるように、前記錘部と前記ダンパーと前記復元手段との諸元が設定されている。
請求項1に記載の発明では、ラック構造体の最大周期よりも制振装置の錘部の周期が大きい。よって、地震時にラック構造体が揺れると錘部はその場(基準位置)に留まろうとし、これによりダンパーが伸縮してエネルギーを吸収し、制振効果を発揮する。つまり、荷物の積載状態によることなく、効果的に制振効果を発揮することができる。
ここで、制振装置は、錘部を基準位置に復元する復元手段が設けられている。よって、例えば、制振装置の設置時に錘部を基準位置に設定したり、設置後に錘部が基準位置からずれた場合に基準位置に戻したりする必要がない。したがって、制振装置の錘部の位置調整の作業が軽減する。
請求項2の発明は、前記架台は、前記ラック構造体の設置場所における前記ラック構造体を構成する四つの柱の内側に設置される架台本体と、前記架台本体に取り付けられ、外側に延出する延出部が前記柱の側部に接触することで、前記架台本体のX方向及びY方向の移動を規制する規制手段と、を備える。
請求項2に記載の発明では、ラック構造体を構成する四つの柱の内側に配置された架台本体に、規制手段を取り付けることで、架台本体のX方向及びY方向の移動が規制され、制振装置がラック構造体に設置場所に取り付けられる。したがって、制振装置をラック構造体に容易に設置することができる。
請求項3の発明は、前記架台本体は、前記ラック構造体に荷物を搬送する搬送機構で前記設置場所に搬送可能に構成されている。
請求項3に記載の発明では、制振装置の架台本体を搬送機構でラック構造体の設置場所に搬送して設置する。なお、搬送時に錘部が基準位置から移動しても、復元手段によって基準位置に復元される。また、搬送時に錘部が大きく移動してラック構造体に当たることがない。
また、架台本体を設置場所に設置後、架台本体に規制手段を取り付けることで、架台本体のX方向及びY方向の移動が規制され、制振装置がラック構造体に取り付けられる。
このように、架台本体を搬送機構で搬送させることで、制振装置をラック構造体に容易に設置することができる
本発明によれば、制振装置の錘部の位置調整の作業を軽減することができる。
本発明の一実施形態に係る制振装置が設けられたラック式倉庫を示す斜視図である。 本発明の一実施形態に係る制振装置の斜視図である。 図2に示す制振装置がラック構造体に設置された状態を一部想像線(二点破線)で示す平面図である。 図3の固定部材を拡大した拡大平面図である。 制振装置による制振効果を説明するための説明図である。
<実施形態>
本発明の一実施形態に係る制振装置について説明する。なお、各図において適宜示される矢印Zは鉛直方向を示し、矢印Xは後述するラック構造体50の長手方向を示し、矢印Yはラック構造体50の幅方向(X方向と直交する方向)を示している。
[ラック式倉庫]
まずラック式倉庫10の全体構成について図1と図3とを用いて説明する。なお、図3は、判り易くするため後述する錘部130等を想像線(二点破線)で図示している。
図1には、本発明の一実施形態の制振装置100が上端部に設置されたラック式倉庫10が図示されている。ラック式倉庫10は、荷物(物品)90の所定の場所への収納、搬出、保管、及び在庫管理などを、図示してないコンピュータで制御している。
ラック式倉庫10は、ラック構造体50とスタッカークレーン20とを含んで構成されている。本実施形態では、二つのラック構造体50がY方向に間隔をあけて平行に並んで配置され、これら二つのラック構造体50の間にスタッカークレーン20が配置されている。また、二つのラック構造体50は、同様の構造であるので、これらは特に区別しないで説明する。
ラック構造体50は、柱52と載置部56とブレース60とを有している。柱52は、長手方向(X方向)に並んで配置され、この長手方向に並んだ柱52の列がY方向に二列間隔をあけて平行に配置されている。
図1及び図3に示すように、載置部56は、Y方向に沿って配置され且つX方向に間隔をあけて平行に配置された二本の水平材54が連結材58で連結された構成となっている。この載置部56が各列の柱52に架け渡され接合されている。また、図1に示すように、ブレース60が、柱52と載置部56との上下の接合部位に斜めに架け渡され接合されている。
そして、四つの柱52の内側(ブレース60間)の載置部56の上に荷物90が載置される。なお、正確には荷物90はパレット92の上に載置され、このパレット92が載置部56の上に載置される。また、荷物90が載置され収納される四つの柱52の内側の載置部56の上部空間を荷物設置部(棚)62(図3も参照)とし、ラック構造体50は、この荷物設置部(棚)62が多列且つ多段に設けられた構成となっている。
図1に示すように、二つのラック構造体50がY方向に間隔をあけて平行に並んで配置され、これら二つのラック構造体50の間にスタッカークレーン20が配置されている。スタッカークレーン20は、ラック構造体50の荷物設置部(棚)62に、パレット92の上に載置された荷物90を搬送する装置である。
スタッカークレーン20は、ラック構造体50の間にX方向に沿って敷設された図示していないレール上を走行するように構成されている。
スタッカークレーン20は、X方向に間隔をあけて長手方向を鉛直方向として配置された二本のガイドフレーム22と、ガイドフレーム22間に設けられた荷台24と、を有している。荷台24はガイドフレーム22に沿って図示していない昇降装置によって昇降する。また、荷台24には、荷物設置部(棚)62にパレット92の上に載置された荷物90を、パレット92ごと受け渡すスライド式移載装置(フォーク)26が装備されている。
そして、図1、図3、及び図5に示すように、ラック式倉庫10を構成するラック構造体50の最上段の荷物設置部62に、後述する制振装置100が設けられている。なお、図1では、図の右側のラック構造体50にのみ制振装置100が設置されているように図示されているが、実際には左側のラック構造体50にも制振装置100が設置されている。
[制振装置]
つぎに、制振装置について、図2及び図3を用いて説明する。
図2及び図3に示すように、制振装置100は、架台110と錘部130とダンパー150とばね160(図3参照)とを含んで構成されている。また、架台110は、架台本体112と固定部材200とを含んで構成されている。
図3に示すように、架台本体112は、略矩形枠状であり、平面視においてラック構造体50の荷物設置部62(四つの柱52の内側)に収まる大きさであり、本実施形態では、パレット92(図1参照)と略同じ大きさとなっている。
図2及び図3に示すように、架台本体112のY方向に沿ったフレーム114上には、ガイドレール140が設けられている。このガイドレール140には上部フレーム142が移動可能に取り付けられている。この上部フレーム142の上には、積層された複数枚の鋼鉄板136で構成された錘部(マス(付加質量))130が設けられている。よって、上部フレーム142に設けられた錘部130は、ガイドレール140に沿ってY方向に移動可能となっている。なお、鋼鉄板136の積層枚数を変更することで、錘部130の質量を調整することが可能となっている。
図3に示すように、上部フレーム142の下面には接続部材134を介して取付板132が取り付けられている。取付板132と架台本体112とは、X字状に配置された四つのダンパー150で連結されている。各ダンパー150は、両端部が取付板132及び架台本体112に回転可能に取り付けられている。なお、本実施形態では、ダンパー150は、オイルダンパーを用いている。しかし、オイルダンパー以外のダンパーを用いてもよい。
更に、取付板132と架台本体112とは、X方向に沿って配置された復元手段の一例としての複数のばね160が連結している。そして、複数のばね160のばね力によって、取付板132、接続部材134、上部フレーム142、及び錘部130が基準位置である架台本体112の略中央部(図2及び図3で図示されている位置)に位置すると共に、これらが基準位置から移動しても基準位置に復元されるようになっている。なお、図3では、取付板132のX方向の両側にそれぞれ各一本のばね160が設けられた構成であるが、これに限定されるものではない。取付板132のX方向の両側にそれぞれ複数本のばね160が設けられた構成であってもよい。
なお、錘部130、上部フレーム142、ダンパー150、ばね160等は、平面視において、架台本体112の外形内に収まるように設けられている。また、架台本体112よりも下側にはみ出ている部材もない。
そして、錘部130、上部フレーム142、ダンパー150、ばね160等が取り付けられた状態の架台本体112は、図1に示す荷物90と同じように、スタッカークレーン20によってラック構造体50の荷物設置部62に設置することができるように構成されている。
図2〜図4に示すように、架台本体112の各角部112A(正確にはY方向に沿ったフレーム114の両端部)には、固定部材200が取り付けられている。なお、以降、架台本体112側を内側とし、反対側(架台本体112から離れる側)を外側とする。
図2及び図4に示すように固定部材200は、取付板210、212と固定板220、230とを有している。取付板210は、平面視において略三角形状とされ、この上面の角部にL字形状の取付板212が接合されている。また、取付板210のX方向に沿った辺部にL字状の固定板220が接合されている。更に、取付板210のX方向内側(架台本体112側)にY方向外側に突出するようにL字状の固定板230が接合されている。
図2〜図4に示すように、この固定部材200が、架台本体112のフレーム114の両端部にボルト締結されている。具体的には、略三角形状の取付板210のY方向に沿った辺部が架台本体112のフレーム114の下フランジ部118にボルト締結され、L字形状の取付板212がフレーム114の縦壁部116にボルト締結されている。
そして、図3及び図4に示すように、X方向に沿った固定板220の縦壁部222が柱52のY方向内側の側面52Aに接触し、Y方向に沿った固定板230の縦壁部232が柱52のX方向内側の側面52Bに接触している。よって、制振装置100(架台本体112)のX方向及びY方向の移動が規制される。
ここで、制振装置100は、地震動が加わると、錘部130がガイドレール140に沿ってY方向に振動し、この振動によってダンパー150が伸縮することで、エネルギーを吸収する(図5参照)。ダンパー150の減衰力の反力は、架台本体112及び固定部材200を介してラック構造体50の柱52に伝達される。つまり、ダンパー150の減衰力の反力は最終的に、柱52が受ける構成となってといる。
また、地震動が終了すると、架台本体112の中心部である基準位置(図2及び図3参照)に、ばね160のばね力によって復元する。なお、制振装置100には、想定以上の外力が錘部130に働き、その移動が許容範囲を超えようとした場合には、強制的に錘部130の動きを停止させるロック機構が備えられている。
ラック構造体50は、幅方向(Y方向)に大きく振動する(揺れる)(図5参照)。このラック構造体50の幅方向(Y方向)の振動の周期は、荷物90の積載状態(積載位置や積載重量)によって変化する。しかし、ラック構造体50の想定される最大周期は予め計算することできる。そして、このラック構造体50の最大周期よりも、錘部130の振動の周期の方が大きくなるように、錘部130とダンパー150及びばね160の諸元が設定されている。
本実施形態では、下記[数1]のように、ラック構造体50の最大周期TMAXよりも、錘部130の周期TMASSが大きくなるように、錘部130の質量mとばね160の剛性kとで調整している。
なお、本実施形態では、制振装置100の錘部130の周期は、ラック構造体50の最大周期の1.5倍〜3倍に設定されている。より具体的には、錘部130の周期は3秒〜5秒に設定されている。
[制振装置の設置方法]
つぎに制振装置100の設置方法について説明する。
制振装置100を固定部材200が取り付けられていない(ボルト締結されていない)状態の架台本体112とする。なお、架台本体112には、固定部材200以外の部材(例えば、錘部130等)は、全て取り付けられている。
この固定部材200が取り付けられていない状態の架台本体112を、荷物90と同様にスタッカークレーン20の荷台24に載せて制振装置100を設置する荷物設置部(棚)62に搬送する。そして、荷物設置部62に搬送されたのち、固定部材200をボルト締結する。
<作用及び効果>
つぎに本実施形態の作用及び効果について説明する。
図5に示すように、地震動によってラック構造体50は幅方向(Y方向)に大きく振動する(揺れる)。また、ラック構造体50の最大周期TMAXよりも制振装置100の錘部130の周期TMASSが大きくなるように諸元が設定されている。
よって、荷物90の積載状態によってラック構造体50の周期が変わっても、常に錘部130はその場(基準位置)に留まるような挙動となり、これによりダンパー150(図2及び図3参照)が伸縮してエネルギーを吸収し、制振効果を発揮し、ラック構造体50の振動が低減する。つまり、荷物90の積載状態によることなく、制振装置100は効果的に制振効果を発揮し、ラック構造体50の振動が低減する。
なお、本実施形態では、制振装置100の錘部130の周期は、ラック構造体50の最大周期の1.5倍〜3倍に設定されている。より具体的には、錘部130の周期は3秒〜5秒に設定されている。
このように制振装置100の錘部130の周期をラック構造体50の最大周期の1.5倍以上とすることで、ラック構造体50と錘部130とを確実に非同期とすることができ、確実に制震効果が得られる。
また、制振装置100の錘部130の周期をラック構造体50の最大周期の3倍以下とすることで、錘部130の振幅が許容範囲を超えてロック機構が作動し制振効果が低減することが防止される。
ここで、制振装置100は、錘部130を基準位置(図2及び図3の位置)に復元するばね160が設けられている。よって、地震が収束した後、ばね180のばね力(復元力)によって錘部130は基準位置に自動的に戻る。よって、地震終了後に錘部130を基準位置に戻す作業が必要ない。
また、制振装置100の架台本体112をスタッカークレーン20で荷物設置部(棚)62に搬送する際に、振動等で錘部130が移動しても、ばね180のばね力(復元力)によって基準位置に復元されると共に、基準位置から大きく移動しない。よって、搬送時に錘部130が大きく移動してラック構造体50に当たることがない。
また、制振装置100の設置時に錘部130を基準位置に設定する必要がない。更に、設置後に荷物90の搬送の振動などで、錘部130が基準位置から移動しても基準位置に自動的に戻る。
このように、ラック構造体50の最大周期TMAXよりも制振装置100の錘部130の周期TMASSが大きくなるように諸元を設定することで、ラック構造体50と錘部130とが同期することがなく、荷物90の積載状態に関わらず効果的に制振効果を発揮し、しかも制振装置100の錘部130の位置調整の作業が軽減する。
すなわち、本発明を適用することで、ラック構造体50の荷物90の積載状態に関わらず制振装置100が効果的に制振効果を発揮する作用と制振装置100の錘部130の位置調整の作業が軽減する作用との二つの作用を得ることができる。
また、制振装置100の架台本体112をスタッカークレーン20で荷物設置部(棚)62に搬送させることで、制振装置100をラック構造体50に容易に設置することができる。
また、架台本体112を設置後、架台本体112に固定部材200をボルト締結して取り付けることで、制振装置100(架台本体112)のX方向及びY方向の移動が規制され、制振装置100がラック構造体50に取り付けられる。
<その他>
尚、本発明は上記実施形態に限定されない。
上記実施形態では、復元手段は、複数のばね160であったが、これに限定されるものではない。ばね以外の弾性体、例えば、ゴムでもよい。
或いは、錘部130が振子のように移動する構成、例えば、ガイドレールが湾曲した構成であってもよい。なお、このような振子系の場合は、振子の曲率によって周期を調整することができる。つまり、下記[数2]のように、ラック構造体50の最大周期TMAXよりも、錘部130の周期TMASSが大きくなるように、振子の長さL(曲率)を調整すればよい(gは重力加速度)。
また、上記実施形態では、固定部材200の固定板220の縦壁部222が柱52のY方向内側の側面52Aに接触し、固定板230の縦壁部232が柱52のX方向内側の側面52Bに接触することでラック構造体50に制振装置100が取り付けられている。
しかし、固定部材200の固定板220、230の縦壁部222、232と柱52の側面52A,52Bとの間に他の部材、例えば、ブレース等が設けられていてもよい。この場合、柱の側部はブレース等の他の部材となる。
また、固定部材200は、架台本体112の四つの隅部に設けられていたが、これに限定されない。最低二つの隅部に設けられていればよい。
また、固定部材200以外の部材や方法で、制振装置100が固定されていてもよい。
更に、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々なる態様で実施し得ることは言うまでもない
10 ラック式倉庫
20 スタッカークレーン(搬送機構の一例)
50 ラック構造体
52 柱
52A 側面(側部の一例)
52B 側面(側部の一例)
90 荷物
100 制振装置
110 架台
112 架台本体
130 錘部
150 ダンパー
160 ばね(復元手段の一例)
200 固定部材(規制手段)
220 固定板(延出部の一例)
230 固定板(延出部の一例)

Claims (3)

  1. 多列且つ多段に荷物が積載されるラック構造体に取り付けられる架台と、
    前記架台に水平方向に移動可能に支持された錘部と、
    前記架台と前記錘部とに連結されたダンパーと、
    前記架台と前記錘部とに連結され、前記錘部を基準位置に復元する復元手段と、
    を有し、
    前記荷物が積載された状態の前記ラック構造体の最大周期よりも前記錘部の周期が大きくなるように、前記錘部と前記ダンパーと前記復元手段との諸元が設定されている制振装置。
  2. 前記架台は、
    前記ラック構造体の設置場所における前記ラック構造体を構成する四つの柱の内側に設置される架台本体と、
    前記架台本体に取り付けられ、外側に延出する延出部が前記柱の側部に接触することで、前記架台本体のX方向及びY方向の移動を規制する規制手段と、
    を備える請求項1に記載の制振装置。
  3. 前記架台本体は、前記ラック構造体に荷物を搬送する搬送機構で前記設置場所に搬送可能に構成されている、
    請求項2に記載の制振装置。
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