JP2019203862A - 核燃料貯蔵ラックおよび核燃料貯蔵ラックの振動抑制方法 - Google Patents

核燃料貯蔵ラックおよび核燃料貯蔵ラックの振動抑制方法 Download PDF

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Abstract

【課題】核燃料貯蔵プール内で燃料集合体を高い密度で保管しつつ、地震発生時のラック本体の振動を抑制することができる核燃料貯蔵ラックの振動抑制技術を提供する。【解決手段】核燃料貯蔵ラック1は、貯蔵プール2の液体中に設けられて燃料集合体3を保管する箱状に形成されたラック本体7の側面に近接して設けられる重り部9と、重り部9をラック本体7の側面に対して平行に振動可能な状態でラック本体7に連結する連結部10とを備える。【選択図】 図2

Description

本発明の実施形態は、核燃料貯蔵ラックの振動抑制技術に関する。
従来、原子力発電所の貯蔵プールに保管される核燃料貯蔵ラックでは、地震発生時の転倒または破損を防止する必要がある。例えば、すべり架構の上に固定された核燃料貯蔵ラックの側面に、上端部を中心として揺動し得るように平板を取り付け、この平板を動吸振器として利用することで、地震発生時の核燃料貯蔵ラックの振動を低減させる技術が知られている。
特許第5622378号公報
前述の核燃料貯蔵ラックの外側に動吸振器を設ける技術では、動吸振器となる平板が上端部を中心として揺動されるので、隣接する動吸振器同士の衝突を避けるために、核燃料貯蔵ラック同士の間隔を広くする必要がある。そのため、スペースに制約のある核燃料貯蔵プール内で、燃料集合体を高い密度で保管することが困難になるという課題がある。
本発明の実施形態は、このような事情を考慮してなされたもので、核燃料貯蔵プール内で燃料集合体を高い密度で保管しつつ、地震発生時のラック本体の振動を抑制することができる核燃料貯蔵ラックの振動抑制技術を提供することを目的とする。
本発明の実施形態に係る核燃料貯蔵ラックは、貯蔵プールの液体中に設けられて燃料集合体を保管する箱状に形成されたラック本体の側面に近接して設けられる重り部と、前記重り部を前記ラック本体の側面に対して平行に振動可能な状態で前記ラック本体に連結する連結部と、を備える。
本発明の実施形態により、核燃料貯蔵プール内で燃料集合体を高い密度で保管しつつ、地震発生時のラック本体の振動を抑制することができる核燃料貯蔵ラックの振動抑制技術が提供される。
第1実施形態の核燃料貯蔵ラックを示す側面図。 地震発生時の核燃料貯蔵ラックを示す側面図。 第1実施形態の核燃料貯蔵ラックを示すA−A横断平面図。 核燃料貯蔵ラックの振動抑制方法を示すフローチャート。 第2実施形態の核燃料貯蔵ラックを示す横断平面図。 第3実施形態の核燃料貯蔵ラックを示す側面図。 第3実施形態の核燃料貯蔵ラックを示すB−B横断平面図。 第3実施形態の隙間整部を示す横断平面図。 第4実施形態の隙間整部を示す横断平面図。 第4実施形態の隙間整部の変形例1を示す横断平面図。 第4実施形態の隙間整部の変形例2を示す横断平面図。 第5実施形態の取付機構部を示す縦断側面図。 取付機構部により重り部がセルに取り付けられた状態を示す縦断側面図。
(第1実施形態)
以下、本実施形態の核燃料貯蔵ラックおよびその振動抑制方法を添付図面に基づいて説明する。まず、第1実施形態の核燃料貯蔵ラックについて図1から図4を用いて説明する。図1の符号1は、第1実施形態の核燃料貯蔵ラックである。
原子力発電所において、原子炉格納容器を取り囲む原子炉建屋には、燃料貯蔵施設が設けられる。この燃料貯蔵施設には、例えば、原子炉の炉心で使用した使用済核燃料を保管するための貯蔵プール2が設けられている。この貯蔵プール2は、その内部に多量の水が溜められる。この貯蔵プール2には、使用済核燃料を収めた燃料集合体3を貯蔵する核燃料貯蔵ラック1が沈められている。
図1に示すように、1つの貯蔵プール2の水中には、複数個の核燃料貯蔵ラック1が保管されている。これらの核燃料貯蔵ラック1に貯蔵された使用済核燃料は、水で冷却されることで崩壊熱が除去される。なお、核燃料貯蔵ラック1に貯蔵される核燃料は、使用前のものであっても良い。
本実施形態では、貯蔵プール2の底面4に基礎ボルトで固定する固定式の核燃料貯蔵ラック1を例示する。なお、貯蔵プール2の底面4に固定せずに置くだけの自立式の核燃料貯蔵ラック1に本実施形態を適用することもできる。
核燃料貯蔵ラック1は、金属製の角管で構成される複数本のセル5を互いに溶接させて形成されている。1本のセル5には、1本の燃料集合体3が収容される。なお、それぞれのセル5は、直立して設けられる。燃料集合体3は、セル5の上方の開口から出し入れされる。また、それぞれのセル5の下端は、支持パッド6に固定されている。
なお、複数本のセル5と支持パッド6とでラック本体7が構成される。このラック本体7は、貯蔵プール2の水中に設けられて燃料集合体3を保管する箱状に形成された装置である。
本実施形態において、ラック本体7の質量という用語には、ラック本体7に保管される燃料集合体3の質量が含まれる。つまり、ラック本体7という用語は、これに保管される燃料集合体3を含むものであっても良い。
図3に示すように、第1実施形態では、平面視のラック本体7において、図3中の縦方向に10本のセル5が並ぶとともに、図3中の横方向に10本のセル5が並んで1個のラック本体7を構成する。つまり、ラック本体7は、平面視で正方形状を成す。
図1および図3に示すように、ラック本体7の外周には、動吸振器8が配置されている。動吸振器8とは、弾性要素(ばね要素)および減衰要素を介して制振対象となる対象物に可動質量を設置するものである。弾性要素と可動質量とにより構成される振動系(従系)の固有振動数を対象物(主系)の固有振動数に同調させて使用するものである。
地震発生時に、この地震動の振動数に対象物が共振される場合に、動吸振器8の可動質量が振動し、かつ減衰要素の作用により地震のエネルギーが散逸され、対象物の振動が抑制される。
つまり、動吸振器8とは、振動を抑制の対象となる対象物に、振動可能な重りを取り付けることにより、対象物の固有振動数の近傍の地震の揺れが発生したときに、対象物の共振現象を抑制する装置のことである。この動吸振器8とは、重りが対象物の代わりに振動することで、対象物が振動しないようにする装置のことである。本実施形態では、地震発生時に動吸振器8が振動されることで、ラック本体7の振動を抑制する。
第1実施形態の動吸振器8は、ラック本体7の4つの側面に近接してそれぞれ設けられる4つの重り部9と、この重り部9をラック本体7の側面に対して平行に振動可能な状態でラック本体7に連結する4つの連結部10とから成る。
連結部10は、セル5の上端に固定される固定部11と、重り部9を吊り下げる板バネ12とから成る。第1実施形態では、平面視でラック本体7の四隅にあるセル5の上端に固定部11が溶接されている。
なお、固定部11は、垂直方向に延びる板状の部材である。この固定部11の厚みは、セル5を構成する金属板の厚みと同一である。そのため、固定部11がセル5の上端の縁辺に溶接されても、このセル5の上方の開口から内部に燃料集合体3を出し入れすることが可能である。つまり、固定部11が溶接されたセル5がデッドスペースにならないようにしている。
また、1つの固定部11は、ラック本体7の1つの側面とこれに隣接する側面とに設けられるそれぞれの重り部9を、板バネ12を介して吊り下げる。このようにすれば、地震発生時にラック本体7の上端が最も振動が大きくなるので、その振動を抑制することができる。
なお、重り部9の水平方向の寸法は、ラック本体7の水平方向の寸法とほぼ同じ長さとなっている。また、重り部9の垂直方向の寸法は、ラック本体7の垂直方向の寸法の約半分程度の長さとなっている。この重り部9は、連結部10から吊り下げられた状態で、ラック本体7の上部側に配置される。
また、固定部11は、平面視で十字形状を成す。この固定部11は、セル5に溶接される2つの板部と、重り部9を吊り下げる2つの板部とから成る。つまり、固定部11は、重り部9を吊り下げる2つの板部が、ラック本体7から側方に突出される。
重り部9は、ラック本体7の側面に沿って広がる平板状の部材である。この重り部9は、側面視で四角形を成し、所定の厚みを有する。また、重り部9は、中実な部材となっており、所定の質量を有する。なお、重り部9の内部は空洞が形成されていても良い。
重り部9の質量は、ラック本体7の質量に合わせて調整可能である。なお、重り部9の質量を調整する場合には、重り部9の水平方向および垂直方向の寸法を調整したり、着脱可能なウエイトを取り付けたりすることで行う。
重り部9の質量は、ラック本体7の質量の2.5%以上となるように予め調整される。つまり、ラック本体7を挟んで両側面に配置される2枚の重り部9の質量の合計が、ラック本体7の質量の5.0%以上となるように予め調整される。動吸振器8の質量を制振対象となるラック本体7の質量の5.0%以上とすることで、充分な制振効果を得ることができる。
ラック本体7の側面と重り部9との間には、水が通過可能な隙間が形成される。また、重り部9の外側を向く面は、隣接するラック本体7に取り付けられた重り部9と近接している。これら重り部9同士の間にも、水が通過可能な隙間が形成される。
本実施形態では、重り部9の厚み寸法が、板バネ12の幅寸法W(図1参照)と同一となっている。また、所定のラック本体7と、これに隣接して設置される他のラック本体7との間の離間寸法Vよりも、重り部9の厚み寸法および板バネ12の幅寸法Wが、狭くなるように設定される。また、ラック本体7同士の間の離間寸法Vに、2枚の重り部9が収まるように、重り部9の厚み寸法および板バネ12の幅寸法Wが設定される。
板バネ12は、重り部9が振動するときにせん断変形可能な部材である。このようにすれば、重り部9の慣性力が板バネ12をせん断変形させ、板バネ12のせん断力が反力として作用しラック本体7に生じる振動を抑制させることができる。
また、平面視において、板バネ12の幅方向がラック本体7の側面に対して垂直を成す。このようにすれば、重り部9がラック本体7の側面に対して平行に振動したときに板バネ12がせん断変形されるので、その反力によりラック本体7に生じる振動を抑制させることができる。また、重り部9がラック本体7の側面から離れる方向に揺れることを防ぐことができる。そのため、隣り合うラック本体7にそれぞれ取り付けられた重り部9同士が衝突してしまうことが防止できる。
本実施形態では、ラック本体7が有する固有振動数が予め特定される。そして、この固有振動数に応じて、重り部9の質量と板バネ12のバネ定数が調整される。なお、板バネ12のバネ定数を調整する場合は、その寸法、断面形状、または材質を変化させることで行う。
図1に示すように、ラック本体7の側面に対して平行な方向の少なくとも2箇所で、重り部9の上部の2つの角部近傍が、連結部10の板バネ12によりそれぞれ連結される。例えば、図2において、水平方向に振動される地震の揺れQが発生したときに、この地震の振動の水平方向に対応して重り部9が水平方向に振動される。
このようにすれば、重り部9をラック本体7の側面に対して平行な方向、かつ水平な方向に振動させることができるので、地震の水平方向の揺れQに対して振動抑制効果を高めることができる。
なお、重り部9の平行方向の振動とは、重り部9の上辺が水平を保った状態で、この重り部9が水平方向に振動される態様のことである。さらに、重り部9の平行方向の振動には、重り部9が振り子のように揺れ動く態様が含まれる。
重り部9は、その平板状の広がりの向き(幅方向)と平行な地震の揺れに対して、振動される。つまり、ラック本体7を挟んで両側面に配置される2枚の重り部9が、同じ振動数で振動される。また、地震の揺れの方向によっては、ラック本体7の1つの側面とこれに隣接する側面とにそれぞれ設けられている重り部9が同時に振動される場合もある。
図3に示すように、核燃料貯蔵ラック1は、貯蔵プール2の水中に配置されるので、地震発生時の揺れQの作用で、ラック本体7と重り部9との周囲に水の流れFが発生する。ラック本体7の振動により、ラック本体7の周囲に圧力差が生じ、圧力の高い方から低い方へ水の流れが生じる。重り部9の周囲を水が通過する際、重り部9が無い広い空間から、重り部9が有る狭い空間へ水が流出入するときに、水の粘性力により流動抵抗が発生する。この重り部9の周囲に生じる流動抵抗が減衰要素となり、振動エネルギーが吸収される。なお、板バネ12が弾性要素となる。また、重り部9が振動する際は周囲の水も一緒に加速させるため、あたかも重り部9の質量が増加したような効果が生じる。この流体付加質量と呼ばれる見かけ上の質量の増分を含む重り部9の質量が、可動質量となって動吸振器8が構成される。
次に、核燃料貯蔵ラック1の振動抑制方法について図4のフローチャートを用いて説明する。
まず、ステップS11において、動吸振器8の設計者は、制振対象となるラック本体7の固有振動数を特定する。
次のステップS12において、動吸振器8の設計者は、特定したラック本体7の固有振動数に基づいて、重り部9の質量を設定する。この設定に基づいて重り部9が製造される。
次のステップS13において、動吸振器8の設計者は、特定したラック本体7の固有振動数に基づいて、板バネ12のバネ定数を設定する。この設定に基づいて板バネ12が製造される。
次のステップS14において、作業者は、板バネ12を含む連結部10を用いて重り部9をラック本体7に連結する。ここで、ラック本体7の側面に重り部9を近接させた状態で重り部9を連結部10により連結する。
次のステップS15において、貯蔵プール2の水中に複数のラック本体7が設けられ、これらのラック本体7に燃料集合体3が収容される。そして、ラック本体7が貯蔵される。
ステップS16以降は、ステップS11からステップS15によって設置されたラック本体7について、地震発生時(ステップS16)に受動的に生じる作用効果の説明である。ステップS16において、地震が発生し、所定の振動数でラック本体7が振動される。
次のステップS17において、地震発生時に重り部9がラック本体7の側面に対して平行に振動される。
次のステップS18において、重り部9が振動することで、板バネ12がせん断変形される。ここで、重り部9の慣性力が板バネ12をせん断変形させ、板バネ12のせん断力が反力として作用し、ラック本体7に生じる振動が抑制される。
次のステップS19において、ラック本体7および重り部9が振動することで、ラック本体7と重り部9との周囲に水の流れFが発生する。このときに生じる流動抵抗により、ラック本体7の振動が減衰される。
第1実施形態では、動吸振器8の効果によって核燃料貯蔵ラック1の共振応答を抑制し、耐震性を向上させることができる。なお、ラック本体7の固有振動数が十数Hzである場合に、重り部9の振動の変位量は数ミリ程度である。重り部9の振動は、ラック本体7の大きさに対して充分に小さいので、重り部9同士を近接して配置させることができる。
なお、重り部9は、ラック本体7の側面に対して平行な方向に振動されるので、ラック本体7同士の間の離間寸法Vを狭めることができる。そのため、貯蔵プール2内で燃料集合体3を高い密度で保管することができる。また、核燃料貯蔵ラック1の配置を、動吸振器8が設けられていない場合とほぼ同じものとすることができる。
(第2実施形態)
次に、第2実施形態の核燃料貯蔵ラック1Aについて図5を用いて説明する。なお、前述した実施形態に示される構成部分と同一構成部分については同一符号を付して重複する説明を省略する。
図5に示すように、第2実施形態では、平面視のラック本体7Aにおいて、図5中の縦方向に14本のセル5が並ぶとともに、図5中の横方向に10本のセル5が並んで1個のラック本体7Aを構成する。つまり、ラック本体7Aは、平面視で長方形状を成す。
ラック本体7Aの長辺の側面の長さL1は、短辺の側面の長さL2よりも長くなっている。この場合に、ラック本体7Aが水平方向に振動する場合の固有振動数は、長辺方向と短辺方向とで異なる。第2実施形態の動吸振器8Aでは、ラック本体7Aの長辺の側面に近接して設けられる重り部91の幅寸法と、ラック本体7Aの短辺の側面に近接して設けられる重り部92の幅寸法とが異なる。
ラック本体7Aの長辺の側面に近接して設けられる重り部91と板バネ12(図1参照)とを含む第1振動系が、ラック本体7Aの長辺方向の固有振動数に同調可能な固有振動数を有する。また、ラック本体7Aの短辺の側面に近接して設けられる重り部92と板バネ12(図1参照)とを含む第2振動系が、ラック本体7Aの短辺方向の固有振動数に同調可能な固有振動数を有する。
つまり、第1振動系の重り部91の質量が、ラック本体7Aの長辺方向の固有振動数に応じて調整される。ここで、第1振動系の板バネ12(図1参照)のバネ定数も、ラック本体7Aの長辺方向の固有振動数に応じて調整される。
また、第2振動系の重り部92の質量が、ラック本体7Aの短辺方向の固有振動数に応じて調整される。ここで、第2振動系の板バネ12(図1参照)のバネ定数も、ラック本体7Aの短辺方向の固有振動数に応じて調整される。
第2実施形態では、平面視で長方形状を成すラック本体7Aが、その長辺方向または短辺方向のいずれの方向に振動した場合であっても、ラック本体7Aの振動を抑制することができる。
(第3実施形態)
次に、第3実施形態の核燃料貯蔵ラック1Bについて図6から図8を用いて説明する。なお、前述した実施形態に示される構成部分と同一構成部分については同一符号を付して重複する説明を省略する。
図6に示すように、第3実施形態の核燃料貯蔵ラック1Bは、隙間調整部13を備える。この隙間調整部13は、重り部9を端部方向から見た場合に、重り部9をラック本体7の側面を向く面から外側を向く面まで覆うように、U字形状に形成された板状の部材である。なお、隙間調整部13は、ラック本体7の側面に固定されている。
図7および図8に示すように、隙間調整部13は、重り部9の両面に近接して広がる内面を有し、重り部9の両面と、隙間調整部13の内面との間に所定寸法Dの隙間14が形成される。なお、この隙間14は、重り部9の振動方向に直交する方向に離間する幅を有する空間である。
地震発生時において、ラック本体7と重り部9が振動されると、その周囲の水が、重り部9および隙間調整部13の水平端部側から隙間14に流れ込む。また、隙間14に流れ込んだ水は、反対側から流出される。隙間調整部13は、重り部9の両面に沿って水が流れる隙間14の寸法Dを調整するために設けられる。特に、隙間14の寸法Dを狭めるために、隙間調整部13が用いられる。
地震発生時の揺れ作用で、重り部9の周囲に水の流れFが発生したときに、隙間調整部13により重り部9の周囲の隙間14が狭められているので、流動抵抗が増大される。この重り部9の周囲に生じる流動抵抗が減衰要素となる。第3実施形態では、隙間調整部13が無い場合と比較して大きな流動抵抗が生じるようになる。
第3実施形態の動吸振器8Bでは、重り部9の両面と隙間調整部13の内面との隙間14を隙間調整部13により調整することで、重り部9を含む動吸振器8Bの減衰比を調整することができる。
なお、第3実施形態では、隙間調整部13が側面視でU字形状に形成されているが、その他の態様でも良い。例えば、隙間調整部が側面視でL字状に形成され、その下端がラック本体7に取り付けられても良い。そして、重り部9の外側を向く面のみに隙間調整部13の内面が近接されても良い。
(第4実施形態)
次に、第4実施形態の核燃料貯蔵ラック1Cについて図9から図11を用いて説明する。なお、前述した実施形態に示される構成部分と同一構成部分については同一符号を付して重複する説明を省略する。
図9に示すように、隙間調整部13の水平方向の端部近傍の内面側には、重り部9に向かって突出される突出部15が設けられる。なお、隙間調整部13の水平方向の両端部のそれぞれに突出部15が設けられる。これらの突出部15は、断面視で正方形状を成し、上下方向に延びる凸条である。なお、突出部15は、溶接などの接合方法で隙間調整部13に取り付けられる。
図10に示すように、変形例1としての突出部16は、断面視で三角形状を成し、上下方向に延びる凸条である。これらの突出部16は、隙間調整部13の水平方向の端部近傍の内面側に設けられ、重り部9に向かって突出される。
図11に示すように、変形例2としての突出部17は、断面視で四角形状を成し、上下方向に延びる凸条である。これらの突出部17は、重り部9の水平方向の端部近傍の両面に設けられ、隙間調整部13に向かって突出される。なお、突出部17は、溶接などの接合方法で重り部9に取り付けられる。
第4実施形態の動吸振器8Cでは、重り部9の両面と隙間調整部13の内面との隙間14が、突出部15,16,17により狭められているため、地震発生時の揺れの作用で、重り部9の周囲に水の流れFが発生したときに、隙間14を流れる水の流動抵抗が増大され、ラック本体7の振動を抑制する効果が高められる。
なお、第4実施形態の動吸振器8Cでは、重り部9の両面と隙間調整部13の内面とのいずれか一方に突出部15,16,17が設けられているが、重り部9の両面と隙間調整部13の内面と両方に突出部15,16,17が設けても良い。
(第5実施形態)
次に、第5実施形態の核燃料貯蔵ラック1Dについて図12から図13を用いて説明する。なお、前述した実施形態に示される構成部分と同一構成部分については同一符号を付して重複する説明を省略する。
図12に示すように、第5実施形態の動吸振器8Dは、重り部9をラック本体7に取り付ける取付機構部20を備える。既に貯蔵プール2の水中に保管されているラック本体7には、溶接などの接合方法で動吸振器8Dを取り付けることができない。そこで、第5実施形態では、取付機構部20により動吸振器8Dをラック本体7に後付けで取り付けるようにしている。
取付機構部20は、セル5の上端縁に連結部10を取り付ける取付部21と、取付部21をセル5の内面に押し付ける楔部22と、楔部22の移動量を操作する操作部23と、これらの部材を一体化する基部材24とから成る。
取付部21は、重り部9を吊り下げる板バネ12が接続された連結部10と一体的な部分である。この取付部21は、連結部10よりも下方に延び、セル5の開口から挿入可能になっている。
基部材24は、板状を成す部材であり、取付部21を水平方向に移動可能に保持する長孔25が貫通されている。なお、第5実施形態の隙間調整部13は、ラック本体7に固定されておらず、その上端が基部材24に対して固定されている。また、取付部21には、第1傾斜部26が形成されている。この第1傾斜部26に対応して傾斜された第2傾斜部27が楔部22に形成されている。
また、基部材24の長孔25の近傍には、操作部23が設けられている。この操作部23は、雄ネジが形成されたボルトで構成される。基部材24には、この操作部23が螺合されるナットで構成される雌ネジ部28が固定されている。操作部23の下端は、楔部22に対して回転自在に接続されている。
取付機構部20は、ラック本体7の四隅のセル5にそれぞれ取り付けられる。これら4つの取付機構部20は、重り部9および隙間調整部13を介して互いに連結されている。水上から動吸振器8Dを水中に沈め、取付機構部20の取付部21をセル5にそれぞれ挿入する。なお、四隅のセル5には、取付機構部20が挿入されるので、これら4つのセル5は、燃料集合体3の保管に用いることができなくなる。
図13に示すように、取付部21がセル5の開口に上方から挿入される。この取付部21がセル5の上端縁に掛止される。この状態で操作部23を回転させて楔部22を下方に移動させる。すると、楔部22の第2傾斜部27から取付部21の第1傾斜部26に水平方向に押圧する力が加わるので、取付部21が水平方向、つまり取付部21がセル5の内面に押し付けられる方向に移動される。
なお、取付部21には、第1傾斜部26の反対側に第1垂直部29が設けられる。また、楔部22には、第2傾斜部27の反対側に第2垂直部30が設けられる。楔部22が下方に移動されると、第1垂直部29および第2垂直部30が、それぞれセル5の内面に押し付けられるので、取付機構部20が強固にセル5に取り付けられる。
第5実施形態では、既に貯蔵プール2の水中に設けられたラック本体7に対して、重り部9を容易に取り付けることができる。
本実施形態に係る核燃料貯蔵ラックを第1実施形態から第5実施形態に基づいて説明したが、いずれか1の実施形態において適用された構成を他の実施形態に適用しても良いし、各実施形態において適用された構成を組み合わせても良い。
なお、本実施形態では、複数本のセル5を互いに溶接させてラック本体7が形成されているが、その他の態様であっても良い。例えば、複数の板を格子状に組み合わせて燃料セルを形成したラック本体、フレームまたは外周面を覆う板で金属管のセルを複数本束ねたラック本体等であっても良い。
なお、本実施形態では、貯蔵プール2の内部に多量の水が溜められており、使用済核燃料の冷却に用いられているが、貯蔵プール2の内部に水以外の冷却用の液体を溜めるようにしても良い。
なお、本実施形態では、重り部9が平板状を成しているが、その他の態様であっても良い。例えば、重り部が、円盤形状を成しても良いし、球形状を成しても良いし、棒状を成しても良い。
なお、本実施形態では、重り部9が板バネ12により吊り下げられているが、その他の態様であっても良い。例えば、重り部9がコイルバネにより吊り下げられても良い。また、重り部9が上方から吊り下げられる構成でなくても良く、例えば、重り部の下端にラック本体に固定されるバネを接続し、このバネにより重り部を立設させても良い。
なお、本実施形態では、1つの重り部9が2つの板バネ12により吊り下げられているが、その他の態様であっても良い。例えば、1つの重り部9が、1つの板バネ12により吊り下げられても良いし、3つ以上の板バネ12により吊り下げられても良い。
以上説明した少なくとも1つの実施形態によれば、重り部をラック本体の側面に対して平行に振動可能な状態でラック本体に連結することにより、核燃料貯蔵プール内で燃料集合体を高い密度で保管しつつ、地震発生時のラック本体の振動を抑制することができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更、組み合わせを行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
1(1A,1B,1C,1D)…核燃料貯蔵ラック、2…貯蔵プール、3…燃料集合体、4…底面、5…セル、6…支持パッド、7(7A)…ラック本体、8(8A,8B,8C,8D)…動吸振器、9…重り部、10…連結部、11…固定部、12…板バネ、13…隙間整部、14…隙間、15,16,17…突出部、20…取付機構部、21…取付部、22…楔部、23…操作部、24…基部材、25…長孔、26…第1傾斜部、27…第2傾斜部、28…雌ネジ部、29…第1垂直部、30…第2垂直部、91,92…重り部、D…隙間の寸法、F…水の流れ、L1,L2…ラック本体の側面の長さ、Q…地震の揺れ、V…ラック本体同士の離間寸法、W…板バネの幅寸法。

Claims (10)

  1. 貯蔵プールの液体中に設けられて燃料集合体を保管する箱状に形成されたラック本体の側面に近接して設けられる重り部と、
    前記重り部を前記ラック本体の側面に対して平行に振動可能な状態で前記ラック本体に連結する連結部と、
    を備える核燃料貯蔵ラック。
  2. 前記連結部は、前記重り部が振動するときにせん断変形可能なバネを含む請求項1に記載の核燃料貯蔵ラック。
  3. 前記連結部が板バネを含み、前記板バネの幅方向が前記ラック本体の側面に対して垂直を成す請求項1または請求項2に記載の核燃料貯蔵ラック。
  4. 前記重り部は、前記連結部により前記ラック本体の上端部から吊り下げられる請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の核燃料貯蔵ラック。
  5. 前記重り部が前記ラック本体の側面に沿って広がる四角形状を成す平板状を成し、
    前記ラック本体の側面に対して平行な方向の少なくとも2箇所で、前記重り部の上部が前記連結部によりそれぞれ連結される請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の核燃料貯蔵ラック。
  6. 前記ラック本体が平面視で長方形状を成し、
    前記ラック本体の長辺の側面に近接して設けられる前記重り部を含む第1振動系が、前記ラック本体の長辺方向の固有振動数に同調可能な固有振動数を有し、
    前記ラック本体の短辺の側面に近接して設けられる前記重り部を含む第2振動系が、前記ラック本体の短辺方向の固有振動数に同調可能な固有振動数を有する請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の核燃料貯蔵ラック。
  7. 前記重り部が前記ラック本体の側面に沿って広がる四角形状を成す平板状を成し、
    前記ラック本体に固定され、前記重り部の面に近接して広がる面を有し、これらの面同士の隙間を調整する隙間整部を備える請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の核燃料貯蔵ラック。
  8. 前記重り部の面と前記隙間調整部の面との少なくともいずれか一方から突出されて前記面同士の隙間を狭める突出部を備える請求項7に記載の核燃料貯蔵ラック。
  9. 前記ラック本体が前記燃料集合体を上方から挿入可能な複数のセルから成り、
    少なくとも1つの前記セルに上方から挿入され、このセルに前記連結部を取り付ける取付部と、
    前記取付部を前記セルの内面に押し付ける楔部と、
    前記楔部の移動量を操作する操作部と、
    を備える請求項1から請求項8のいずれか1項に記載の核燃料貯蔵ラック。
  10. 貯蔵プールの液体中に設けられて燃料集合体を保管する箱状に形成されたラック本体の側面に重り部を近接させた状態で前記重り部を連結部により連結するステップと、
    地震発生時に前記重り部が前記ラック本体の側面に対して平行に振動されるステップと、
    を含む核燃料貯蔵ラックの振動抑制方法。
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