JP2011095043A - 保管構造 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】保管物を収容する収容物10を、保管容器11の液体W中に保管する保管構造であって、前記保管物を収容する複数の収容物10がすべり架構20の上に固定されており、このすべり架構20の側面と前記保管容器11の内壁面11bとの間に付勢手段21が設けられているとともに、前記収容物10の側面それぞれに、その上端部を中心として揺動し得るように構成された平板12が取り付けられている。
【選択図】図3
Description
本発明に係る保管構造は、保管物を収容する収容物を、保管容器の液体中に保管する保管構造であって、前記保管物を収容する複数の収容物がすべり架構の上に固定されており、このすべり架構の側面と前記保管容器の内壁面との間に付勢手段が設けられているとともに、前記収容物の側面それぞれに、その上端部を中心として揺動し得るように構成された平板が取り付けられている。
また、本発明に係る保管構造によれば、すべり架構を収容容器の底面上の所定位置に保持させるため付勢手段が設けられているので、すべり架構と一体となって移動する(変位する)収容物に固有振動数を持たせることができて、動吸振器の効果をも同時に利用して、収容物の固有振動数近傍での周波数応答をさらに低減させることができる。
これにより、収容物の耐震性を向上させることができる。
これにより、容器単体の質量以上の質量効果(質量部が大きくなる)を得ることができ、収容物に対する抗力をより大きなものとすることができて、振動抑制効果をさらに増大させることができる。
これにより、収容物の変位をさらに抑制する(減衰させる)ことができ、その結果、収容物の耐震性をさらに向上させることができる。
以下、本発明の第1実施形態に係る保管構造について、図1から図5を参照しながら説明する。
図1は、以下に説明する各実施形態で共通する水中構造物(収容物)の例を説明するための斜視図である。この図1に示すように、使用済み燃料を収納した燃料集合体(保管物)は、多数の筒体1からなるラックセル2内に収容されている。このラックセル2を構成する多数の筒体1は、平面視略矩形に配列された状態で、その外周部を支持フレーム3によって支持されている。支持フレーム3は、ラックセル2の下部を支持する底部フレーム4、ラックセル2の四隅を支持する柱5、互いに隣接する柱5と柱5とを連結し、ラックセル2の側面を支持する梁6およびブレース7を備えている。このようなラックセル2および支持フレーム3を備えた水中構造物10は、地中に形成されたピット(保管容器)11に収められて保管される。ここで、ピット11には、ラックセル2よりも上方の所定レベルにまで水(ホウ酸水)が満たされ、これによって水中構造物10は水中に保管されることになる。ピット11内には、複数の水中構造物10が所定の間隔を保って配置されている。また、水中構造物10同士は、後述する付勢部材(例えば、コイルばね)21を介して互いに連結されており、1つまたはいくつかの群を構成している。
付勢部材21は、すべり架構20をピット11の底面11a上の所定位置に保持させるためのものであり、例えば、地震等によってすべり架構20がピット11の内壁面11bの側に移動したとしても、付勢手段21の復元力によりすべり架構20が元の位置(所定位置)に原点復帰(自動復帰)するようになっている。
また、すべり架構20がピット11の内壁面11bに向かって移動した場合に、付勢手段21が抵抗体として働くようになっているので、すべり架構20がピット11の内壁面11bに向かって移動する際に生じる抵抗を増やすことができる。
外部からピット11の底面11aを介して水中構造物10に略水平方向の成分を含む振動が伝わると、水中構造物10および制振装置A1(平板12)はピット11とともに振動しようとする。すると、慣性により、平板12は、水中構造物10および支持フレーム3に対し、その上端部を中心として揺動することで相対変位する。
ここで、付加質量とは、水中で揺動する平板12に対し水Wから作用する質量のことであり、例えば、平板12の幅を2r、高さをHとした場合、平板12には、π・ρ・r2・Hの大きさの付加質量が作用することになる。なお、ρは水Wの単位体積質量である。
図5は、入力された振動数に対する周波数応答を示すもので、図5中の実線は、制振装置A1を備えていない従来の場合、図5中の破線は、制振装置A1を備えた水中構造物10の場合であり、制振装置A1を備えることで、水中構造物10の固有振動数近傍での周波数応答を大幅に低減できていることが図5からもわかる。
本実施形態に係る保管構造は、制震装置A1の代わりに制震装置A2を備えているという点で上述した第1実施形態のものと異なる。その他の構成要素については上述した第1実施形態のものと同じであるので、ここではそれら構成要素についての説明は省略する。
なお、上述した第1実施形態と同一の部材には同一の符号を付している。
なお、図6中の符号33は、容器30の正面を形成する壁部である。
これにより、容器30単体の質量以上の質量効果(質量部Mが大きくなる)を得ることができ、水中構造物10に対する抗力をより大きなものとすることができて、振動抑制効果をさらに増大させることができる。しかも、この制振装置A2を水中構造物10に取り付ける段階(当然、支持フレーム3を組み立てる段階、つまり水中ではない状態)では、容器30のみの重量である(水Wが進入しない)ため軽量で、その取り扱いを容易に行うことができるという利点もある。
本実施形態に係る保管構造は、制震装置A1,A2の代わりに制震装置A3を備えているという点で上述した実施形態のものと異なる。その他の構成要素については上述した実施形態のものと同じであるので、ここではそれら構成要素についての説明は省略する。
なお、上述した実施形態と同一の部材には同一の符号を付している。
これにより、容器40単体の質量以上の質量効果(質量部Mが大きくなる)を得ることができ、水中構造物10に対する抗力をより大きなものとすることができて、振動抑制効果をさらに増大させることができる。しかも、この制振装置A3を水中構造物10に取り付ける段階(当然、支持フレーム3を組み立てる段階、つまり水中ではない状態)では、容器40のみの重量である(水Wが進入しない)ため軽量で、その取り扱いを容易に行うことができるという利点もある。
これにより、水中構造物10の変位をさらに抑制する(減衰させる)ことができ、その結果、水中構造物10の耐震性をさらに向上させることができる。
例えば、上述した実施形態では、水中構造物10同士(より詳しくは、隣り合う(隣接する)すべり架構20同士)を、付勢部材21を介して互いに連結するようにしたが、その代わりに、弾性変形しない剛な支持部材(図示せず)を介して連結するようにしてもよい。
11 ピット(保管容器)
11b 内壁面
12 平板
20 すべり架構
21 付勢手段
30 容器
31 壁部
32 開口部
33 壁部
40 容器
41 孔
W 水(液体)
Claims (3)
- 保管物を収容する収容物を、保管容器の液体中に保管する保管構造であって、
前記保管物を収容する複数の収容物がすべり架構の上に固定されており、このすべり架構の側面と前記保管容器の内壁面との間に付勢手段が設けられているとともに、
前記収容物の側面それぞれに、その上端部を中心として揺動し得るように構成された平板が取り付けられていることを特徴とする保管容器。 - 前記平板の表面に容器を備え、この容器の上面を形成する壁部に開口部が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の保管容器。
- 前記容器の正面を形成する壁部に多数の孔が設けられていることを特徴とする請求項2に記載の保管容器。
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