JP2015224482A - 免震構造 - Google Patents

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Hirosuke Iwamoto
浩祐 岩本
佐藤 祐二
Yuji Sato
祐二 佐藤
晃祥 大豊
Akiyoshi Otoyo
晃祥 大豊
松村 尚彦
Naohiko Matsumura
尚彦 松村
元気 小寺
Genki Kodera
元気 小寺
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Shohei Osaki
翔平 大崎
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Abstract

【課題】本発明は、簡単な構成にて構造物に作用する揺れを、水平二軸方向で免震する免震構造及び免震装置を提供する。
【解決手段】下側構造物101と上側構造物102の間に傾斜可能に複数配置された免震柱8と、この免震柱8を囲むように複数取り付けられ、免震柱8が傾き始める際の支点を形成させる傾斜支点形成用部材13と、下側構造物101と上側構造物102を免震柱8の間で連結して下側構造物101と上側構造物102の水平方向における相対移動を所定距離以下に制限する連結部材11と、を備えている。免震柱8は、傾斜支点形成用部材13を支点として傾くとともに、下側構造物101と上側構造物102の相対移動が連結部材11に制限されることよって、傾斜角度が制限される。
【選択図】図2

Description

本発明は、立体倉庫、ボイラ鉄骨、立体パーキング、荷役設備等の構造物に適用して、構造物の揺れを低減する免震構造及び該免震構造を備えた免震装置に関する。
立体倉庫は、複数の鋼鉄製の柱と複数段の鋼鉄製の梁を備えることによって複数のラック(棚)を立体的に組み立てた構成を有している。大規模な地震が発生した場合には、この立体倉庫が損壊する可能性があり、又、この立体倉庫に格納された荷が落下して損傷する可能性がある。これによって、立体倉庫に免震構造を備えて地震に対する安全性を高めることが考えられている。
立体倉庫の免震構造としては、立体倉庫を構成する複数の柱の各下端部と基礎との間に、積層ゴムからなる免震構造を備えたものがある(特許文献1)。また、立体倉庫の柱を上下の途中位置で切断した構成として、上側の二本の柱の下端を水平な第一水平部材で連結し、上側の二本の柱に対応する下側の二本の柱の上端部を、前記第一水平部材と係合可能な水平な第二水平部材で連結することにより、前記第一水平部材と第二水平部材を長手方向へ低摩擦部材を介してスライド可能とし、前記第一水平部材と第二水平部材とを粘弾性体で接続したものがある(特許文献2)。
特開2006−104883号公報 特開2013−039989号公報
しかし、特許文献1のように、多数の柱が設けられる立体倉庫の各柱の下端に積層ゴムによる免震構造を備えた場合には、基礎の増設が必要なことや積層ゴムが比較的高価であることから立体倉庫の設備コストが増加する問題があった。
また、特許文献2においても、前記第一水平部材と第二水平部材を設け、更に、前記第一水平部材と第二水平部材とを接続する粘弾性体を設ける必要があるために、構造が複雑となって立体倉庫の設備コストが増加する問題があった。
さらに、特許文献2では、柱を免震する方向が前記第一水平部材と第二水平部材がスライドする長手方向に限定されてしまい、このスライドの方向と直交する方向に対しては免震できないという問題があった。
本発明は、上記従来の問題に鑑みてなしたもので、簡単な構成にて構造物に作用する揺れを免震する免震構造及び免震装置を提供することを目的とする。
本発明の免震構造は、第一部材と第二部材の間に傾斜可能に複数配置された免震柱と、前記免震柱を囲むように複数取り付けられ、前記免震柱が傾き始める際の支点を形成させる傾斜支点形成用部材と、前記第一部材と第二部材を前記免震柱の間で連結して前記第一部材と第二部材の水平方向における相対移動を所定距離以下に制限する連結部材と、を備え、前記免震柱は、前記第一部材と第二部材の相対移動が前記連結部材に制限されることによって、傾斜角度が制限されることを特徴としている。
前記連結部材は、両端部に係合部が形成された筋違部材であり、前記係合部は、長穴とピンとのいずれか一方であり、前記第一部材と第二部材側に形成された長穴とピンとのいずれか他方と係合し、前記ピンが前記長穴を移動する範囲内で前記第一部材と第二部材の水平方向における相対移動を所定距離以下に制限されることが好ましい。
前記第一部材と第二部材は、各々貫通孔を有し、前記連結部材は、棒状部材で前記貫通孔に遊びを持って通されるとともに、前記貫通孔から抜け落ちることを防ぐ抜け止め部を備え、前記連結部材の長さは、前記第一部材と第二部材の間の距離よりも大きく、前記棒状部材の抜け止め部は、前記第一部材と第二部材の水平方向における相対移動が発生すると、前記貫通孔と当接することで前記第一部材と第二部材の水平方向における相対移動を所定距離以下に制限することができる。
前記免震柱の傾斜角度は、前記免震柱が自重で傾斜から復帰できる傾斜角度に制限されることが好ましい。
前記傾斜支点形成用部材は、前記第一部材と第二部材のそれぞれに対して着脱可能に取り付けられていることが好ましい。
本発明によれば、簡単な構成にて構造物に作用する揺れを免震できる。
(a)は立体倉庫の側面図であり、(b)は立体倉庫の正面図であり、図1(a)のIb−Ib矢視図である。 免震構造の一例を示した側面図である。 免震構造の一例を示した平面図であり、図2のIIb−IIb矢視図である。 免震構造の一例によって免震する様子を示した側面図である。 免震装置を既存の構造物に設置する様子を示した側面図である。 (a)は、平常時の立体倉庫の側面を示す正面図であり、(b)は、免震柱が傾いて立体倉庫を構成する柱を免震する様子を示した正面図である。 (a)は、免震構造の他の例を示した側面図であり、(b)は、免震構造の他の例によって免震する様子を示した側面図である。
以下、本発明を実施するための形態の例(以下、本実施例と称する)を、図1〜図7を参照しながら説明する。本実施例では、免震構造5を立体倉庫100(構造物)に適用した場合で説明する。図1(a)は、立体倉庫100の側面図を示している。また、図1(b)は、立体倉庫100の正面図を示し、図1(a)のIb−Ib矢視図となっている。
立体倉庫100は、複数の鋼鉄製の柱1と、複数段の鋼鉄製の梁2と、を備えることによって複数のラック3(棚)が立体的に組み立てられた構成を有している。この立体倉庫100は、スタッカークレーン4を挟む位置に所要の高さを有して立設され、スタッカークレーン4の走行方向に沿って延びる奥行を有している。
そして、この立体倉庫100は、スタッカークレーン4の走行方向と直交する方向の幅が格納される荷に対応した狭い幅となっている。また、この立体倉庫100を構成する複数の柱1は、複数の柱部材7で構成され、ラック3の荷の重量を支持するための高い強度を有している。
図2は、免震構造の一例を示した側面図である。図3は、免震構造の一例を示した平面図であり、図2のIIb−IIb矢視図である。免震構造5は、免震柱8と、傾斜支点形成用部材13と、ブレース11(連結部材)と、シート状の弾性部材12と、を備えている。
免震柱8は、例えば、両端部に矩形のフランジ8b(張出部)が形成された中空の角形鋼材である。そして、この免震柱8は、第一部材と、この第一部材に対して水平方向に相対移動する第二部材と、の間に傾斜可能に複数配置される。
ここで、免震柱8を矩形のフランジ8bを有した角形鋼材で説明したがこれに限定されない。免震柱8は、柱形状であれば良く、例えば、丸形鋼材、H形鋼材、I形鋼材、Z形鋼材でも良い。また、免震柱8は、両端部にフランジ8bが形成された構成で説明したがフランジ8bは必須の構成でなく、その形状も例えば、円形でも良い。また、フランジ8bは、長辺と短辺を有する長方形状、長軸と短軸を有する楕円も含み、また、一部が切り欠きされた形状も含む。
本実施例では、図2に示すとおり、第一部材が構造物の下側(構造物の一部)を構成する下側構造物101、第二部材が構造物の上側(構造物の一部)を構成する上側構造物102の構成で説明する。すなわち、免震柱8は、免震する下側構造物101の柱部材7,7,7の水平フランジ15a,15a,15aと上側構造物102の柱部材7,7,7の水平フランジ15b,15b,15bの間にそれぞれ傾斜可能に配置される。
傾斜支点形成用部材13は、例えば、鋭角な山形鋼であり、免震柱8が傾き始める際の支点を形成する。図3に示すとおり、傾斜支点形成用部材13は、免震柱8の矩形のフランジ8bの四辺に対応するよう水平フランジ15a、15bのそれぞれに対して計四つ(複数)取り付けられて、免震柱8のフランジ8bの四方を囲む。この際、各傾斜支点形成用部材13は、矩形のフランジ8bの対応する辺に対してそれぞれ隙間をとって取り付けられる。これによって、傾斜支点形成用部材13,13,13,13は、免震柱8が水平方向に滑らないようにストッパーとして機能するとともに、免震柱8が四方に傾斜することができる。
この鋭角な山形鋼である傾斜支点形成用部材13は、傾斜面が水平フランジ15a(15b)から離れるに従って免震柱8の外周面とのクリアランスが増加するように配置される。このクリアランスによって、免震柱8は容易に傾斜できる。また、この傾斜支点形成用部材13の傾斜面は、免震柱8の位置ズレも矯正する。すなわち、傾斜支点形成用部材13の傾斜面は、免震柱8が傾斜から復帰する際に位置ズレが生じていても、免震柱8のフランジ8bがこの傾斜面を滑ることで所定位置に導かれて位置ズレが矯正されるようになっている。
本実施例では、傾斜支点形成用部材13を鋭角な山形鋼で説明したがこれに限定されない。傾斜支点形成用部材13は、免震柱8が傾斜する際に支点となればどのような部材が用いられても良い。例えば、鋭角な山形鋼でなく通常の直角な山形鋼でも良い。
傾斜支点形成用部材13の水平フランジ15a(15b)に対する取り付け方法は、溶接して固定するようにしても良いし、ボルトとナットで固定するようにしても良い。しかし、本実施例の傾斜支点形成用部材13,13,13,13のうちの一つは、例えば、ボルトとナットで固定して着脱可能に固定される。
ブレース11は、例えば、両端部に長穴11a(係合部)が形成された山形鋼ブレースである。この長穴11aは、長軸がブレース11の長手方向に沿うように形成されている。このブレース11は、下側構造物101の柱部材7の水平フランジ15aと上側構造物102の柱部材7の水平フランジ15bを斜めに連結する筋違部材である。
水平フランジ15a(15b)には、ピン18を有する板状の支持部材17が取り付けられている。ブレース11の両端部に形成された長穴11aは、それぞれ支持部材17のピン18と係合して、下側構造物101の柱部材7の水平フランジ15aと上側構造物102の柱1の水平フランジ15bを斜めに連結する。
この際、ブレース11の長穴11aは、ブレース11の長手方向に対して遊びを有している。これによって、支持部材17のピン18は、長穴11aの長軸方向に沿ってスライド移動できる。また、ピン18は、長穴11aとの係合に必要な長さよりも長くなっており、ブレース11が図2の紙面に垂直な方向(図3の上下方向)に対して移動できるような遊びを形成する。この遊びと長穴11aは、免震柱8が図2の紙面に垂直な方向(図3の上下方向)に傾斜するのを許容する。
ブレース11は、図2に示すように、左側のブレース11(一の連結部材)が右に向かって上がっていくように取り付けられた場合、右側のブレース11(その隣の連結部材)を左に向かって上がっていくように取り付けられる。すなわち、この二つのブレース11,11は、側面視した際にハの字形(逆Vの字形)、又はVの字形を成すようにして取り付けられる。このように取り付けることで、下側構造物101と上側構造物102の水平方向の変位が生じた際に、左側のブレース11と右側のブレース11のいずれか一方が引張荷重を受けて水平方向の変位を所定距離に制限する。
また、本実施例では、ブレース11に長穴11a(一方)が形成され、支持部材17がピン18(他方)を有する構成で説明したが、ブレース11がピン(他方)を有し、支持部材17に長穴(一方)が形成されている構成でも良い。
本実施例では、ブレース11を山形鋼ブレースで説明したがこれに限定されない。第一部材である下側構造物101と第二部材である上側構造物102の水平方向の相対変位を所定距離に制限できればどのような部材が用いられても良い。例えば、ブレース11は、プレートブレースや、最大変位量(最大ストローク量)が決定されているダンパ、ショックアブソーバを用いても良い。ダンパやショックアブソーバを用いた場合は、免震柱8が傾斜してから復元する際に減衰力を与えることができる。また、この際、復元力を免震柱8に積極的に与えるダンパやショックアブソーバを用いても良い。
また、本実施例では、三つの免震柱8,8,8の間にハの字形(逆Vの字形)を成すように二つのブレース11,11を互い違いに配した構成で説明したがブレース11の配置方法はこれに限定されない。第一部材である下側構造物101と第二部材である上側構造物102がどちらの方向に変位してもいずれかのブレース11に対して引張荷重が作用して水平方向の変位が制限されるように配置されていれば良い。
なお、ブレース11が山形鋼ブレースである場合は、下側構造物101と上側構造物102における水平方向の変位を、引張だけでなく圧縮で制限することもできる。すなわち、この場合は、ブレース11を互い違いに配することは必須ではなく、二つの免震柱8の間に山形鋼ブレースであるブレース11を一つ配した構成も成り立つ。
また、以上の説明では、説明の便宜上、奥行方向に免震柱8がない構成で説明したが、奥行方向にも免震柱8が複数存在する場合、奥行方向にも免震柱8と免震柱8の間には、ブレース11が配される。奥行方向に沿って配置されるブレース11も、免震柱8が手前側又は奥側のどちら側に傾斜してもいずれかのブレース11が引張荷重を受けるように互い違いに配される。
シート状の弾性部材12は、例えば、ゴムシートであり、免震柱8と水平フランジ15a(15b)の間に介在させる部材である。シート状の弾性部材12は、金属と比較して体積変化の少ない非圧縮性材料である。ゴムシートは、免震柱8と水平フランジ15a(15b)の間に介在させて圧縮荷重を受けると、非圧縮のために外側に張り出そうとするが、上下を面で拘束されているために変形することができず、結果的に高い剛性で圧縮荷重を支持する。
本実施例では、シート状の弾性部材12をゴムシートで説明したがゴムシートに限定されない。例えば、発泡材料にて代替することもできる。また、シート状の弾性部材12は、免震構造5の必須の構成ではなく、免震構造5の構成から外しても良い。
図4を参照しながら地震の揺れが発生した際に免震構造5が作用する様子を説明する。図4は、免震構造の一例によって免震する様子を示した側面図である。ここで、図中の矢印は、地震の揺れの方向を示す。
図4に示すとおり、図の矢印に示すように左方向へ地震の揺れが発生したとする。そうすると、下側構造物101が左方向へ移動し、上側構造物102が慣性によってその場にとどまろうとする。そうすると、それぞれの免震柱8,8,8は、傾斜支点形成用部材13を支点として傾くことによって、上側構造物102に対する下側構造物101の相対移動を許容する。
ここで、下側構造物101と上側構造物102に水平方向の変位が生じ、その変位が所定距離以上となると、ピン18が左側のブレース11の長穴11aと当接して下側構造物101と上側構造物102の水平方向の変位を制限する。この際、左側のブレース11には、引張荷重が作用する。
下側構造物101と上側構造物102の水平方向の変位が制限されると、下側構造物101と上側構造物102の上下で接触する免震柱8の傾斜も制限される。ここで、ブレース11の長穴11aの遊びは、免震柱8が傾斜した際に免震柱8が自重で傾斜から復帰できる傾斜角度となるように大きさが調整される。これによって、免震構造5は、免震柱8が自重によって必ず元の姿勢に復元する。
以上の説明では、構造物の下側を構成する下側構造物101を第一部材とし、構造物の上側を構成する上側構造物102を第二部材として説明したがこれに限定されない。例えば、第一部材、第二部材は、構造物の一部を用いずに、図5に示すように二つの板状部材16a、16bを更に上下に備えるようにしても良い。
図5を参照して構造物の一部を用いずに、別部材である二つの板状部材16a、16bを更に上下に備えて免震装置25とした構成で説明する。図5は、免震装置25を既存の構造物に設置する様子を示した側面図である。この場合は、第一部材が板状部材16a、第二部材が板状部材16bとなる。この二つの板状部材16a、16bは、免震する構造物に対する取り付け部となる。そして、この二つの板状部材16a、16bと、複数の免震柱8と、傾斜支点形成用部材13と、ブレース11と、シート状の弾性部材12と、で免震装置25を構成する。この免震装置25は、免震する構造物とは独立してユニット化された装置である。
図6を参照しながら、免震構造5を立体倉庫100に適用して免震する様子を説明する。図6(a)は、平常時の立体倉庫100の側面を示す側面図である。図6(b)は、免震柱8が傾いて立体倉庫100を免震する様子を示した正面図である。図6においては、免震柱8が傾いて免震する様子を解り易く説明する都合上、ブレース11と傾斜支点形成用部材13を省略している。
図6に示すとおり、立体倉庫100は、免震柱8を同じ高さ位置に複数備えている。免震構造5は、立体倉庫100のうち免震構造5よりも上側がロッキングする挙動を発生させないために、立体倉庫100の上側から1/3〜1/2程度の高さ位置に設置されている。このように、免震構造5を立体倉庫100の上部に設置しても、免震構造5によって、免震構造5よりも上側の揺れが小さくなることで、結果的に免震構造5よりも下側の揺れも小さくなることが発明者の研究によって判明している。
また、免震構造5は、免震柱8のフランジ8bの形状を正方形とし、フランジ8bを構成する辺を立体倉庫100の幅方向と奥行方向に沿うようにして配置されている。また、免震柱8と免震柱8の間には、立体倉庫100の幅方向、奥行方向ともに筋違部材としてブレース11が配されている。
このブレース11は、隣り合う二つのブレース11,11がVの字形又はハの字形(逆Vの字形)をとるように配されている。また、それぞれのブレース11は、長穴11aの長さが等しく形成され、ピン18に対する遊びの大きさが等しくなっている。
図6(a)の状態から、例えば、図6(b)の矢印で示す様に地震によって左方向に揺れたとする。立体倉庫100は、免震柱8を挟んで下側のラック3bが左方向へ移動する。このとき、上側のラック3aは、慣性によりその場にとどまろうとする。
そうすると、複数の免震柱8は、上側が右、下側が左となるようそれぞれが同じ様に傾くようになっている。すなわち、立体倉庫100は、免震柱8が傾くことで、上側のラック3aをその場にとどめつつ下側のラック3bの水平変位を許容する。
以上により、地震が発生しその揺れが外力として立体倉庫100に作用しても、免震柱8が傾くことにより立体倉庫100が免震され、立体倉庫100に対して大きな応力が作用しなくなっている。
なお、左方向へ地震による揺れが発生した場合で説明したが、図中、右方向へ地震による揺れが発生した場合、複数の免震柱8は、上側が左、下側が右となるようにそれぞれ同じように傾いて、立体倉庫100を免震する。
また、図中、奥から手前に向かう方向に揺れが発生した場合、複数の免震柱8は、上側が奥、下側が手前となるようにそれぞれ同じように傾いて、立体倉庫100を免震する。同様に、図中、手前から奥に向かう方向に揺れが発生した場合、複数の免震柱8は、上側が手前、下側が奥となるようにそれぞれ同じように傾いて、立体倉庫100を免震する。
以上に説明した立体倉庫100は、幅方向に沿った方向に配置されるブレース11の長穴11aの大きさと奥行方向に沿った方向に配置されるブレース11の長穴11aの大きさが等しく形成され、幅方向と奥行方向とでピン18に対する遊びの大きさが等しい構成で説明したがこれに限定されない。例えば、免震柱8と免震柱8の間に配置されるブレース11のうち、立体倉庫100の幅方向に沿う方向のブレース11の長穴11aの長さを先の構成と変えず、奥行方向に沿う方向のブレース11の長穴11aの長さを幅方向のものよりも短くしても良い。
このように構成すると、荷の落下のおそれがある立体倉庫100の幅方向の揺れに対しては、下側構造物101と上側構造物102を十分に変位させて免震させ、これによって荷の落下を防ぐことができる。これに対し、荷の落下のおそれが少ない奥行方向の揺れに対しては、下側構造物101と上側構造物102の変位を小さくすることができる。
また、免震構造5は、奥行方向に沿う方向のブレース11の長穴11aとピン18の係合から遊びを無くして、立体倉庫100の幅方向のみを免震する一軸免震とすることもできる。すなわち、予め免震したい方向(例えば、立体倉庫の荷が落下する方向)が特定されている場合、その方向のみを免震させることもできる。
次に、図7を参照しながら、免震構造の他の例を説明する。図7(a)は、免震構造の他の例を示した側面図である。また、図7(b)は、免震構造の他の例によって免震する様子を示した側面図である。なお、上述した実施例と同様の構成には同一の符号を付し、上述した実施例と重複する説明は省略する。
他の例の免震構造35では、免震柱8が下側構造物101の梁2と上側構造物102の梁2の間にそれぞれ傾斜可能に複数配置される。本実施例では、下側構造物101の梁2と上側構造物102の梁2の間に免震柱8が二つ配置された例で説明する。下側構造物101の梁2と上側構造物102の梁2には、鉛直方向に貫通する貫通孔32が二箇所形成されている。この二箇所形成された貫通孔32は、下側構造物101の梁2と上側構造物102の梁2で対向する位置に形成される。
この二対の貫通孔32には、それぞれ棒状部材であるロッド31が互いに平行となるように通される。このロッド31は、太さが貫通孔32の径よりも小さく、通されたのちに十分な遊びができる。このロッド31は、この遊びによって梁2に対して傾斜できる。
また、このロッド31は、貫通孔32に通されたのち貫通孔32から抜け落ちないように抜け止め部31aが取り付けられる。抜け止め部31aは、貫通孔32の径よりも径が大きい球状の部材であり、ロッド31の端部に取り付けられる。そして、このロッド31は、抜け止め部31aが取り付けられると下側構造物101の梁2と上側構造物102の梁2を連結する連結部材となる。
なお、抜け止め部31aを、貫通孔32の径よりも径が大きい球状の部材で説明したがこれに限定されない。抜け止め部31aは、ロッド31が貫通孔32から抜け落ちなければどのような手段でも良く。例えば、ロッド31の短手方向(ロッド31の長手方向に直交する方向)からロッド31を貫通する抜け止めピンでも良い。
ロッド31の長さは、下側構造物101の梁2と上側構造物102の梁2の距離よりも長く、ロッド31の一方側が下側構造物101の梁2の下方から所定長さ分だけ突き出ている。このロッド31は、下側構造物101の梁2の下方から突き出す長さ分が遊びとなって下側構造物101と上側構造物102の水平方向における相対変位を許容する。また、ロッド31の抜け止め部31aは、下側構造物101と上側構造物102の水平方向の変位が生じた際に、貫通孔32に当接して水平方向の変位を所定距離に制限する。
図7(b)に示すとおり、図の矢印に示すように左方向へ地震の揺れが発生したとする。そうすると、下側構造物101が左方向へ移動し、上側構造物102が慣性によってその場にとどまろうとする。そうすると、二つの免震柱8,8は、傾斜支点形成用部材13を支点として傾くことによって、上側構造物102に対する下側構造物101の相対移動を許容する。
この際、下側構造物101と上側構造物102に水平方向の変位が生じ、その変位が所定距離以上となると、ロッド31の端部に取り付けられた抜け止め部31aがそれぞれ貫通孔32に当接して下側構造物101と上側構造物102の水平方向の変位を制限する。この際、ロッド31には、引張荷重が作用する。
下側構造物101と上側構造物102の水平方向の変位が制限されると、下側構造物101と上側構造物102の上下で接触する免震柱8の傾斜も制限される。ここで、ロッド31のうち下側構造物101の梁2の下方から突き出す長さを調整することで、抜け止め部31aと貫通孔32との当接位置を調整でき、免震柱8の傾斜角度を調整できる。
下側構造物101の梁2の下方から突き出す長さは、免震柱8が傾斜した際に免震柱8が自重で傾斜から復帰できる傾斜角度となるように調整される。これによって、免震構造35は、免震柱8が自重によって必ず元の姿勢に復元する。
以上に説明した本発明の免震構造5,35によれば、免震柱8のフランジ8bが傾斜支点形成用部材13を支点として傾くことによって下側構造物101(第一部材)と上側構造物102(第二部材)の相対移動に伴う応力を和らげるとともに、下側構造物101(第一部材)と上側構造物102(第二部材)の相対移動が連結部材11によって制限する。これによって、下側構造物101(第一部材)と上側構造物102(第二部材)の相対移動を吸収でき、簡単な構成にて地震の揺れを水平二軸方向で免震するとともに免震対象の損壊を防止できる。
また、本発明の免震構造5によれば、連結部材であるブレース11は、両端部に長穴11a(係合部)が形成された筋違部材であり、第一部材と第二部材側に形成されたピン18と係合し、ピン18が長穴11aを移動する範囲内で下側構造物101と上側構造物102の相対移動を所定距離以下に制限する。これによって、長穴11aの長軸方向の長さを変えるだけで容易に下側構造物101と上側構造物102の相対移動の距離を調整することができる。
また、本発明の免震構造35によれば、下側構造物101の梁2と上側構造物102の梁2は、各々貫通孔32が形成されている。そして、連結部材であるロッド31は、この貫通孔32に遊びを持って通されるとともに、貫通孔32から抜け落ちることを防ぐ抜け止め部を備えている。また、ロッド31の長さは、下側構造物101の梁2と上側構造物102の梁2の間の距離よりも大きな長さである。そして、ロッド31の抜け止め部31aは、下側構造物101の梁2と上側構造物102の梁2の水平方向における相対移動が発生すると、貫通孔32と当接することで下側構造物101の梁2と上側構造物102の梁2の水平方向における相対移動を所定距離以下に制限する。これによって、ロッド31の長さを変えるだけで容易に下側構造物101の梁2と上側構造物102の梁2の水平方向における相対移動の距離を調整することができる。
また、本発明の免震構造5,35によれば、下側構造物101と上側構造物102の相対移動がブレース11又はロッド31で制限されることによって、免震柱8の傾斜角度は、免震柱8が自重で傾斜から復帰できる傾斜角度に制限される。これによって、免震柱8は、自重によって必ず元の姿勢に復元できる。
また、本発明の免震構造5,35は、傾斜支点形成用部材13が下側構造物101(第一部材)と上側構造物102(第二部材)のそれぞれに対して着脱可能に取り付けられている。これによって、地震後において、傾斜支点形成用部材13を取り外すことで、免震柱8を取り外してメンテナンスを容易に行うことができる。
また、本発明の免震構造5,35によれば、免震柱8のフランジ8bと下側構造物101、及び免震柱8のフランジ8bと上側構造物102の間にシート状の弾性部材12を介在させている。これによって、介在されたシート状の弾性部材12は、緩衝材として作用し、免震柱8のフランジ8bと水平フランジ15a(15b)の接触に伴う高周波振動の発生を抑制できる。また、シート状の弾性部材12がゴムシートである場合は、ゴムシートのばね剛性を利用することによって、免震柱8の復元力を調整することができる。
また、本発明の免震構造5,35によれば、第一部材を構造物の下側(構造物の一部)を構成する下側構造物101、第二部材を構造物の上側(構造物の一部)を構成する上側構造物102を用いて免震構造5,35を構成する。これによって、下側構造物101の柱1の水平フランジ15a,15a,15a、及び上側構造物102の柱1の水平フランジ15b,15b,15bのそれぞれに免震柱8を配置して傾斜支点形成用部材13を四つずつ取り付け、下側構造物101の柱1の水平フランジ15aと上側構造物102の柱1の水平フランジ15bをブレース11又はロッド31で連結するだけで既存の構造物に免震機能を持たすことができる。
また、本発明の免震構造5,35は、第一部材、第二部材を構造物の一部を用いずに、免震する構造物の取り付け部となる上下の二つの板状部材16a、16bを更に備えてユニット化させた免震装置25としても良い。これによって、工場で組み立てられた免震装置25を構造物の途中、より詳細には、図5で示すように、柱部材7の水平フランジ15aと水平フランジ15bの間に配置し、二つの板状部材16a、16bを水平フランジ15a、15bに固定するだけで容易に構造物に免震機能を持たすことができ、また、取り外しも一括して行うことができる。これによって、このユニット化した免震装置25は、取り付け、取り外しの作業負担を減らすことができる。
また、本発明の免震構造5,35及び該免震構造を備えた免震装置25は、免震する構造物の垂直方向に複数段配置するようにしても良い。このように配置すると、単段で免震する場合よりも、より大きな揺れを吸収できる。
なお、本発明の免震構造及び該免震構造を備えた免震装置は、上述の実施例に示した立体倉庫100以外に、ボイラ鉄骨、立体パーキング、荷役設備等の様々な構造物に適用できる。また、本発明の免震構造及び該免震構造を備えた免震装置は、その他、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更できる。
5 免震構造
8 免震柱
11 ブレース(連結部材)
11a 長穴
12 シート状の弾性部材
13 傾斜支点形成用部材
15a 水平フランジ
15b 水平フランジ
16a 板状部材(第一部材)
16b 板状部材(第二部材)
17 支持部材
18 ピン
25 免震装置
31 ロッド(連結部材)
31a 抜け止め部
32 貫通孔
35 免震構造
101 下側構造物(第一部材)
102 上側構造物(第二部材)

Claims (5)

  1. 第一部材と第二部材の間に傾斜可能に複数配置された免震柱と、
    前記免震柱を囲むように複数取り付けられ、前記免震柱が傾き始める際の支点を形成させる傾斜支点形成用部材と、
    前記第一部材と第二部材を前記免震柱の間で連結して前記第一部材と第二部材の水平方向における相対移動を所定距離以下に制限する連結部材と、を備え、
    前記免震柱は、前記第一部材と第二部材の相対移動が前記連結部材に制限されることによって、傾斜角度が制限されることを特徴とする免震構造。
  2. 前記連結部材は、両端部に係合部が形成された筋違部材であり、
    前記係合部は、長穴とピンとのいずれか一方であり、前記第一部材と第二部材側に形成された長穴とピンとのいずれか他方と係合し、前記ピンが長穴を移動する範囲内で前記第一部材と第二部材の水平方向における相対移動を所定距離以下に制限することを特徴とする請求項1に記載の免震構造。
  3. 前記第一部材と第二部材は、各々貫通孔を備え、
    前記連結部材は、棒状部材で前記貫通孔に遊びを持って通されるとともに、前記貫通孔から抜け落ちることを防ぐ抜け止め部を備え、
    前記連結部材の長さは、前記第一部材と第二部材の間の距離よりも大きく、
    前記棒状部材の抜け止め部は、前記第一部材と第二部材の水平方向における相対移動が発生すると、前記貫通孔と当接することで前記第一部材と第二部材の水平方向における相対移動を所定距離以下に制限することを特徴とする請求項1に記載の免震構造。
  4. 前記免震柱の傾斜角度は、前記免震柱が自重で傾斜から復帰できる傾斜角度に制限されることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の免震構造。
  5. 前記傾斜支点形成用部材は、前記第一部材と第二部材のそれぞれに対して着脱可能に取り付けられていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の免震構造。
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