JP2004010189A - 立体自動倉庫および立体自動倉庫の制振方法 - Google Patents

立体自動倉庫および立体自動倉庫の制振方法 Download PDF

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石井 元悦
Hideaki Harada
原田 秀秋
Jun Hirai
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Abstract

【課題】地震を受けた際に効果的に制振作用を発揮しうる立体自動倉庫およびその制振方法を提供する。
【解決手段】立体自動倉庫は、多列・多段に構成された複数のラック棚2を備えたラック1と、該ラックに沿い配設されたレール上を走行し、主柱に沿って荷台を昇降させると共に、該荷台上の荷aを前記ラック棚内に格納し、或いは前記ラック棚内の荷を取り出すスタッカクレーンとを備える。最上段のラック棚のうち所定のラック棚には制振装置10が設置されている。制振装置は、前記ラック棚に装着される取付け枠と、該取付け枠に基端で揺動自在に連結されたバーと、該バーの先端に取り付けられたマスと、前記マスおよび取付け枠間に挿設されたダンパーおよびバネとを含んでいる。制振装置は、スタッカクレーンを使用し、荷の格納状況に応じて任意のラック棚に移動しうる。
【選択図】   図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、制振装置を備えた立体自動倉庫に関し、また、立体自動倉庫の制振方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図7および図8(図7のA−A矢視)は、一般的な立体自動倉庫の配置例を示したもので、この立体自動倉庫は、多段,多列に配置された多数のラック棚2を有する複数のラック1を平行に並べて配置し、そのラック1間の床部に水平に敷設されたレール7上にスタッカクレーン3を走行可能に設置して構成されている。スタッカクレーン3は、主柱4と、荷aを載置して或いは載置せずに主柱4に沿って昇降する荷台5と、荷aの積み卸しを行うフォーク6とを備えている。スタッカクレーン3は、レール7上を走行して、予定のラック棚2に対応するレール上の位置で停止し、同ラック棚2内に荷aを格納し、または同ラック棚2内の荷aを取り出すようになっている。
【0003】
このような立体自動倉庫が地震を受けると、上段のラック棚2に格納していた荷aが落下するという事故が発生する可能性がある。ところが、従来の立体自動倉庫では、特に有効な地震対策を施したものはほとんど見当たらず、稀に、図9に示すように、対向するラック1のラック棚領域外の頂部間に、取付け部材9を介してダンパーもしくは制振装置8を設置した例がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の技術によれば、地震を受けた際に対向するラック同士が、通常、同じ位相で振動することが考えられ、従って、特定条件の場合を除いて制振効果は小さく、有効な地震対策とはいえないという問題点があった。
【0005】
従って、本発明の目的は、地震を受けた際に効果的に制振作用を発揮しうる立体自動倉庫およびその制振方法を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上述の目的を達成するため、請求項1に記載の本発明による立体自動倉庫は、多列・多段に構成された複数のラック棚を備えたラックと、該ラックに沿い配設されたレール上を走行し、主柱に沿って荷台を昇降させると共に、該荷台上の荷を前記ラック棚内に格納し、或いは前記ラック棚内の荷を取り出すスタッカクレーンとを備え、最上段のラック棚のうち所定のラック棚に制振装置が設置されていることを特徴としている。
【0007】
前記制振装置は、請求項2に記載のように、前記ラック棚に装着される取付け枠と、該取付け枠に基端で揺動自在に連結されたバーと、該バーの先端に取り付けられたマスと、前記マスおよび取付け枠間に挿設されたダンパーおよびバネとを含むことが好ましい。また、前記制振装置は、請求項3に記載のように、前記ラック棚に装着される取付け枠と、該取付け枠上に摺動可能に設置されるマスと、前記マスおよび取付け枠間に挿設されたダンパーおよびバネとから構成してもよい。いずれの場合も、請求項4に記載のように、前記ラック棚に設置された制振装置は、前記スタッカクレーンを使用し、荷の格納状況に応じて任意のラック棚に移動しうる。
【0008】
また、請求項5に記載のように、前記制振装置はアクティブ制振装置とすることができ、アクティブ制振装置は、請求項6に記載のように、前記ラック棚に装着される取付け枠と、該取付け枠に基端で揺動自在に連結されたバーと、該バーの先端に取り付けられたマスと、前記マスおよび取付け枠間に挿設されたダンパーおよびバネと、前記マスに対して所定周期の加振力を付与する加振装置とを含むことが好ましい。また、アクティブ制振装置は、請求項7に記載のように、前記ラック棚に装着される取付け枠と、該取付け枠上に摺動可能に設置されるマスと、前記マスおよび取付け枠間に挿設されたダンパーおよびバネと、前記マスに対して所定周期の加振力を付与する加振装置とから構成することができる。
【0009】
本発明の別の側面によると、上記目的を達成するため、請求項8に記載のように、多列・多段に構成された複数のラック棚を備えたラックと、該ラックに沿い配設されたレール上を走行し、主柱に沿って荷台を昇降させると共に、該荷台上の荷を前記ラック棚内に格納し、或いは前記ラック棚内の荷を取り出すスタッカクレーンとを備える立体自動倉庫を制振するために、前記ラック棚への荷の格納状況を制御装置に入力し、該格納状況に応じて、最上段にあるラック棚のうちのどのラック棚に制振装置を設置すべきかを決定し、該決定に基づいて前記スタッカクレーンに指令して制振装置をラック棚に設置するか或いは制振装置をラック棚から取り除くことを特徴とする立体自動倉庫の制振方法が提供されている。
【0010】
この制振方法において、請求項9に記載のように、前記ラックの振動と連動して前記制振装置のマスが振動する際、前記制御装置による制御下に前記制振装置の加振装置を駆動して、前記マスに対して前記ラックと同周期の所定加振力を付与することが好ましい。
【0011】
【発明の実施の形態】
次に、添付図面を参照して、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明するが、図中、同一符号は同一または対応部分を示すものとする。また、本発明は、以下の説明から分かるように、この実施形態に限定されるものではなく、種々の改変が可能である。
【0012】
実施の形態1
本発明の実施の形態1に従って制振対策が施された立体自動倉庫は、図1にその立面図が示されている。同図に示すように、この実施の形態1では、制振装置10をラック1のラック棚2に設置するもので、その配置方法としては、地震を受けた際に最も揺れの大きい最上段にあるラック棚2に、所定数量(例えば図のように棚一つ置きの間隔)を配置したものである。この場合、言うまでもなく、制振装置10の設置数,配置間隔等は、ラック全体における荷aの格納状況等に応じて適宜設定する。
【0013】
図2の(a)は、図1のラック1のうち選択されたラック棚2において使用しうる制振装置10の構成例を示している。図2の(a)に示すように、この場合の制振装置10aは、取付け枠11と、この取付け枠11の頂部に、自在継手16を介して揺動自在に基端で連結されたバー15と、バー15の下端もしくは先端に取り付けられた所定重量のマス12と、バー15および取付け枠11の側部の間に挿設された周知のダンパー13およびバネ14とで振動系として構成され、ラック1と同じ固有周期に設定される。
【0014】
また、図2の(b)に示した制振装置10bでは、最上段のラック棚2に設けられた取付け枠11の底部上に直動レール17を配設し、その上に、複数のコロ18を介してマス12をレール17に沿って摺動可能に設置し、このマス12の頂部から突出した取付部12aと取付け枠11の側部との間にダンパー13およびバネ14を挿設し、バネ14のみで周期調整できるようにしている。この形式の制振装置10bも作用・効果は制振装置10aと同様である。なお、取付部12aはマス12と一体であっても別体であってもよい。
【0015】
実施の形態1において、地震を受けるとラック1全体が振動するが、その際、揺れの最も大きい最上段のラック棚2に設置した制振装置10a,10bのマス12が、ラック1と連動して振動し、これによってラック1の振動が抑制され、減衰される。
【0016】
このように、実施の形態1では、ラック1の揺れの最も大きい最上段のラック棚2に、所定数の制振装置10a,10bを配置したので、地震を受けた際にラック1の振動が効果的に抑制され、ラック棚2内に格納された荷aが落下するという事故が確実に防止される。
【0017】
実施の形態2
図3は、本発明の実施の形態2に係る立体自動倉庫の制振方法を示している。この実施の形態2は、地震を受けた際のラックの揺れが、ラック全体で見た場合、荷aの格納状況によりその前後列方向(図7の列方向)の位置で異なる。すなわち、荷aがラック棚の上下列方向(図8の高さ方向)に満載されている位置で大きくなることに着目して、ラック1の最上段または上部のラック棚2上の制振装置10を、荷aの格納状況に応じて移動させ、設置位置を変更するようにしたものである。
【0018】
具体的には、図3は、荷aが満載に格納された上下方向のラック棚列2b,2d,2fにおける最上段のラック棚に制振装置10(図2参照)が設置された状態を示しており、この状態から、例えば図4に示すように、荷aがラック棚列2b,2fで空になり、ラック棚列2c,2gで新たに満載になると、ラック棚列2bの最上段ラック棚に設置されていた制振装置10をラック棚列2cへ、同じくラック棚列2fに設置されていた制振装置10をラック棚列2gへそれぞれ移動させて設置する。そしてこの場合、制振装置10の移し替え作業は、制振装置10がラック棚2に設けられるため、全てスタッカクレーン3を使用して行うことができる。
【0019】
この実施の形態2によると、図3および図4から了解されるように、荷aが、例えばラック棚列2b,2d,2fに満載に格納された状態から、ラック棚列2b,2fが空になってラック棚列2c,2gが新たに満載になると、ラック棚列2bの最上段ラック棚に設置されていた制振装置10をラック棚列2cに最上段ラック棚へ、同じくラック棚列2fに設置されていた制振装置10をラック棚列2gの最上段ラック棚へそれぞれ移動させることにより、制振を行う。
【0020】
従って、実施の形態2に従い制振を実施した立体自動倉庫によると、荷aが満載されたラック棚列2c,2d,2g位置の振動が制振装置10によって効果的に制振され、これにより、ラック全体の振動も効果的に抑制・減衰されることが確認された。この場合、制振装置10の移し替えは既設のスタッカクレーン3を使用するので、設備費の増加はない。
【0021】
なお、本発明において用いられる制振装置は、その種類,形式等が特に限定されるものではなく、図2の(a)および(b)に示した制振装置のほか、後述のアクティブ制振装置(図6の(a),(b))やその他の制振装置でも使用することができる。
【0022】
実施の形態3
次に、本発明の実施の形態3に係る立体自動倉庫の制振方法について説明する。図5に示すように、この実施の形態3では、アクティブ制振装置20をラック1の所定ラック棚2に設置するもので、その配置方法としては、実施の形態1および2と同様に、地震を受けた際に最も揺れの大きい最上段または上部のラック棚2に、所定数を配置するものである。この場合、アクティブ制振装置20の設置数,配置間隔はラック1全体の荷aの格納状況に応じて適宜設定することは言うまでもない。
【0023】
図6の(a)は、アクティブ制振装置20の構成例を示している。同図に示すように、アクティブ制振装置20aは、ラック棚に設置される取付け枠21と、この取付け枠21の頂部に、自在継手26を介して揺動自在に基端で連結されたバー25と、その先端に取り付けられた所定重量のマス22と、バー25および取付け枠21の側部間に挿設されたダンパー23およびバネ24と、加振装置27とから構成され、ラック1と同じ固有周期に設定されている。
【0024】
このアクティブ制振装置20aは、加振装置27によりマス22に対して所定周期の加振力を付与することができる。また、加振装置27は、図5から了解されるように、ケーブル29を介し、地上等に設置された制御装置28によって操作することができる。この加振装置27自体は、周知の構造のものでよいためその詳細説明は省略する。また、その駆動方式は特に限定されない。この実施の形態3の場合、制御装置28には、ラック棚2への荷aの格納状況が入力され、制御装置28は該格納状況に応じて、最上段にあるラック棚のうちのどのラック棚にアクティブ制振装置20aを設置すべきかを決定する。そして、該決定に基づいてスタッカクレーン3(図7,図8)に指令してアクティブ制振装置20aをラック棚2に設置するかアクティブ制振装置20aをラック棚2から取り除くことができる。
【0025】
アクティブ制振装置としては、このほか、図6の(b)に示すアクティブ制振装置20bのように、取付け枠21の底部に設けられた直動レール30上に、複数のコロ31を介して所定質量のマス22を設置し、このマス22の側部と取付け枠21の頂部から突出した取付部22aとの間にダンパー23およびバネ24を挿設すると共に、マス側部および取付け枠側部の間に配した加振装置27によりこのマス22に対して所定周期の加振力を付与する構成としてもよい。言うまでもなく、加振装置27は、図5から了解されるように、ケーブル29を介し、地上等に設置された制御装置28によって操作することができる。この構成のアクティブ制振装置の作用・効果は図6の(a)の場合と同様である。
【0026】
実施の形態3の場合、地震を受けてラック1が振動すると、これと連動してアクティブ制振装置20a,20bのマス22が振動し、その際、制御装置28による制御下に加振装置27を駆動して、マス22に対して同周期の所定加振力を付与する。これによってマス22の振動振幅が増幅されて制振作用が向上し、ラック1の振動がより効果的に抑制される。
【0027】
このように、実施の形態3に従ってアクティブ制振装置20a,20bが設置された立体自動倉庫によると、加振装置27によって制振機能が向上して、ラック1の振動を効果的に抑制することができる。従って、加振装置を備えていない通常の制振装置の場合に比べてその設置台数を減らすことができ、設備コストが低減するという効果がある。
【0028】
【発明の効果】
請求項1に記載の本発明による立体自動倉庫は、多列・多段に構成された複数のラック棚を備えたラックと、該ラックに沿い配設されたレール上を走行し、主柱に沿って荷台を昇降させると共に、該荷台上の荷を前記ラック棚内に格納し、或いは前記ラック棚内の荷を取り出すスタッカクレーンとを備え、最上段のラック棚のうち所定のラック棚に制振装置が設置されているので、地震を受けた際にラックの振動が効果的に抑制され、ラック棚内に格納された荷が落下するという事故を確実に防止することができる。
【0029】
また、請求項2に記載のように、前記制振装置を、前記ラック棚に装着される取付け枠と、該取付け枠に基端で揺動自在に連結されたバーと、該バーの先端に取り付けられたマスと、前記マスおよび取付け枠間に挿設されたダンパーおよびバネとから構成しておくと、制振装置を1ユニットとして取り扱い、容易にラック棚に装着することができる。また、請求項3に記載のように、前記制振装置を、前記ラック棚に装着される取付け枠と、該取付け枠上に摺動可能に設置されるマスと、前記マスおよび取付け枠間に挿設されたダンパーおよびバネとから構成しても同様である。
【0030】
更に、請求項4に記載のように、前記ラック棚に設置された制振装置は、前記スタッカクレーンを使用し、荷の格納状況に応じて任意のラック棚に移動しうるようにすると、制振装置の移し替えは既設のスタッカクレーンを使用するので、設備費の増加はない。
【0031】
請求項5に記載のように、前記制振装置がアクティブ制振装置であると、ラックの振動を効果的に抑えることができ、この場合、請求項6に記載のように、前記アクティブ制振装置が、前記ラック棚に装着される取付け枠と、該取付け枠に基端で揺動自在に連結されたバーと、該バーの先端に取り付けられたマスと、前記マスおよび取付け枠間に挿設されたダンパーおよびバネと、前記マスに対して所定周期の加振力を付与する加振装置とから構成されていたり、或いは請求項7に記載のように、前記アクティブ制振装置が、前記ラック棚に装着される取付け枠と、該取付け枠上に摺動可能に設置されるマスと、前記マスおよび取付け枠間に挿設されたダンパーおよびバネと、前記マスに対して所定周期の加振力を付与する加振装置とから構成されていると、アクティブ制振装置を1ユニットとして取り扱い、容易にラック棚に装着することができることに加え、加振装置によって制振機能が向上して、ラックの振動を効果的に抑制することができる。従って、加振装置を備えていない通常の制振装置の場合に比べてその設置台数を減らすことができ、設備コストが低減することができる。
【0032】
また、請求項8に記載の本発明によると、立体自動倉庫の制振方法は、多列・多段に構成された複数のラック棚を備えたラックと、該ラックに沿い配設されたレール上を走行し、主柱に沿って荷台を昇降させると共に、該荷台上の荷を前記ラック棚内に格納し、或いは前記ラック棚内の荷を取り出すスタッカクレーンとを備える立体自動倉庫を制振するために、前記ラック棚への荷の格納状況を制御装置に入力し、該格納状況に応じて、最上段にあるラック棚のうちのどのラック棚に制振装置を設置すべきかを決定し、該決定に基づいて前記スタッカクレーンに指令して制振装置をラック棚に設置するか制振装置をラック棚から取り除くので、地震を受けた際にラックの振動が更に効果的に抑制され、ラック棚内に格納された荷が落下するという事故をほぼ確実に防止することができる。
【0033】
最後に、請求項9に記載のように、前記ラックの振動と連動して前記制振装置のマスが振動する際、前記制御装置による制御下に前記制振装置の加振装置を駆動して、前記マスに対して前記ラックと同周期の所定加振力を付与するようにすると、加振装置によって制振機能が向上して、ラックの振動を効果的に抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に従って制振装置が配置された立体自動倉庫のラックの概略全体図である。
【図2】(a)は、本発明において使用しうる制振装置の一例を示す制振装置概念図、(b)は、制振装置の別例を示す制振装置概念図である。
【図3】本発明の実施の形態2に従って制振装置が所定位置に配置されている立体自動倉庫のラックの概略全体図である。
【図4】本発明の実施の形態2に従って制振装置が図3とは別の位置に移されている立体自動倉庫のラックの概略全体図である。
【図5】本発明の実施の形態3に従ってアクティブ制振装置が所定位置に配置されている立体自動倉庫のラックの概略全体図である。
【図6】(a)は、本発明において使用しうるアクティブ制振装置の一例を示す制振装置概念図、(b)は、アクティブ制振装置の別例を示す制振装置概念図である。
【図7】本発明を適用しうる一般的な立体自動倉庫におけるラックの配置例を示す平面図である。
【図8】図7のA−A線に沿った側立面図である。
【図9】従来の制振装置の設置例を示す概略図である。
【符号の説明】
1  ラック
2  ラック棚
3  スタッカクレーン
4  主柱
5  荷台
7  レール
10  制振装置
10a 制振装置
10b 制振装置
11  取付け枠
12  マス
13  ダンパー
14  バネ
15  バー
20  アクティブ制振装置
20a アクティブ制振装置
20b アクティブ制振装置
21  取付け枠
22  マス
23  ダンパー
24  バネ
25  バー
27  加振装置
28  制御装置
29  ケーブル
a  荷

Claims (9)

  1. 多列・多段に構成された複数のラック棚を備えたラックと、該ラックに沿い配設されたレール上を走行し、主柱に沿って荷台を昇降させると共に、該荷台上の荷を前記ラック棚内に格納し、或いは前記ラック棚内の荷を取り出すスタッカクレーンとを備え、最上段のラック棚のうち所定のラック棚に制振装置が設置されていることを特徴とする立体自動倉庫。
  2. 前記制振装置は、前記ラック棚に装着される取付け枠と、該取付け枠に基端で揺動自在に連結されたバーと、該バーの先端に取り付けられたマスと、前記マスおよび取付け枠間に挿設されたダンパーおよびバネとを含むことを特徴とする請求項1に記載の立体自動倉庫。
  3. 前記制振装置は、前記ラック棚に装着される取付け枠と、該取付け枠上に摺動可能に設置されるマスと、前記マスおよび取付け枠間に挿設されたダンパーおよびバネとを含むことを特徴とする請求項1に記載の立体自動倉庫。
  4. 前記ラック棚に設置された制振装置は、前記スタッカクレーンを使用し、荷の格納状況に応じて任意のラック棚に移動しうることを特徴とする請求項1,2または3に記載の立体自動倉庫。
  5. 前記制振装置はアクティブ制振装置であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載の立体自動倉庫。
  6. 前記アクティブ制振装置は、前記ラック棚に装着される取付け枠と、該取付け枠に基端で揺動自在に連結されたバーと、該バーの先端に取り付けられたマスと、前記マスおよび取付け枠間に挿設されたダンパーおよびバネと、前記マスに対して所定周期の加振力を付与する加振装置とを含むことを特徴とする請求項5に記載の立体自動倉庫。
  7. 前記アクティブ制振装置は、前記ラック棚に装着される取付け枠と、該取付け枠上に摺動可能に設置されるマスと、前記マスおよび取付け枠間に挿設されたダンパーおよびバネと、前記マスに対して所定周期の加振力を付与する加振装置とを含むことを特徴とする請求項5に記載の立体自動倉庫。
  8. 多列・多段に構成された複数のラック棚を備えたラックと、該ラックに沿い配設されたレール上を走行し、主柱に沿って荷台を昇降させると共に、該荷台上の荷を前記ラック棚内に格納し、或いは前記ラック棚内の荷を取り出すスタッカクレーンとを備える立体自動倉庫を制振するために、前記ラック棚への荷の格納状況を制御装置に入力し、該格納状況に応じて、最上段にあるラック棚のうちのどのラック棚に制振装置を設置すべきかを決定し、該決定に基づいて前記スタッカクレーンに指令して制振装置をラック棚に設置するか制振装置をラック棚から取り除くことを特徴とする立体自動倉庫の制振方法。
  9. 前記ラックの振動と連動して前記制振装置のマスが振動する際、前記制御装置による制御下に前記制振装置の加振装置を駆動して、前記マスに対して前記ラックと同周期の所定加振力を付与することを特徴とする請求項8に記載の立体自動倉庫の制振方法。
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