JP2015095152A - マイクロコンピュータの監視装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】マイクロコンピュータの要求に応じてマイクロコンピュータを直ちにリセットすることができるマイクロコンピュータの監視装置を提供する。【解決手段】マイコン5は、IGスイッチがオフされることに応じてシャットダウン処理の実行中にIGスイッチがオンした場合は、即リセットであると判定して、ウォッチドッグ監視回路6に対するtWDCH要求値として設定可能な最小値を与える。これにより、マイコン5がリセットするまでの時間を短縮することができるので、IGスイッチがオフしてから直ちにスタート操作された場合であっても、エンジンを直ちに始動することができる。【選択図】図1

Description

本発明は、ウォッチドッグ機能を備えたマイクロコンピュータの監視装置に関する。
従来技術では、マイクロコンピュータの動作を監視するウォッチドッグ監視回路にウォッチドッグカウンター(以下、WDC)を搭載し、マイクロコンピュータが正常に動作している状態では、マイクロコンピュータからWDCをクリアするWDCパルスを周期的に出力している。マイクロコンピュータの動作が異常になると、WDCパルスが出力されなくなるため、WDCがクリアされなくなる。これにより、WDCが所定のインターバル時間までカウントアップした時点で、マイクロコンピュータの動作が異常であると判断して、ウォッチドッグ監視回路からマイクロコンピュータにリセットする信号を出力してマイクロコンピュータをリセット(再起動)するようにしている(特許文献1参照)。
特開平06−168163号公報
ところで、WDCのインターバル時間は固定であるため、WDCパルスが最後に入力してからインターバル時間が経過したのちにウォッチドッグ監視回路からマイクロコンピュータへリセット信号が出力される。このため、WDCパルスが停止してからマイクロコンピュータへリセット信号が出力されるまでのリセット時間が長く、それまでマイクロコンピュータの異常状態が継続してしまう。
しかしながら、例えばマイクロコンピュータがエンジン制御プログラムの実行中にIG OFFによるシャットダウン処理中にIG ONされたことを検出した場合、或いはセルフチェックで異常を検出した場合、或いはタスクモニタが異常を検出した場合など、マイクロコンピュータが緊急性の高い異常を検出した場合、上述した固定のリセット時間より早くリセットしたい場合があるが、従来技術ではこれに応えることができないという課題がある。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、その目的は、マイクロコンピュータの動作をウォッチドッグ機能により監視する構成において、マイクロコンピュータの要求に応じてマイクロコンピュータを直ちにリセットすることができるマイクロコンピュータの監視装置を提供することにある。
請求項1の発明によれば、マイクロコンピュータが要求すると、変更手段によりウォッチドッグ手段に設定された所定のインターバル時間が第1基準時間とは異なる第2基準時間に変更される。これにより、ウォッチドッグ手段からマイクロコンピュータにリセット信号が出力されるまでの時間を短縮することができるので、マイクロコンピュータを直ちにリセットすることができる。
本発明の一実施形態におけるマイクロコンピュータ及びウォッチドッグ監視回路を示すブロック図 ECUを示すブロック図 マイクロコンピュータによるベース処理を示すフローチャート マイクロコンピュータによるシャットダウン処理を示すフローチャート マイクロコンピュータによるリセット要求処理を示すフローチャート マイクロコンピュータによる初期化処理を示すフローチャート 通常のリセット要求時を示すタイミング図 即リセット要求時を示すタイミング図
以下、本発明をエンジン制御装置に適用した一実施形態について図面を参照して説明する。
図2に示すように、エンジン制御装置(以下、ECU)1は、電源回路2、メインリレー駆動回路3、入力回路4、マイクロコンピュータ(以下、マイコン)5(変更手段に相当)、ウォッチドッグ監視回路6(ウォッチドッグ手段に相当)などを備えて構成されている。
電源回路2は、給電用のメインリレー7を介して車両のバッテリ8に接続されている。
入力回路4は、ECU1の外部から入力される各種信号を、マイコン5が入力可能な信号に変換してマイコン5に出力する。外部から入力される信号の一つとして、IGスイッチ9のオン状態で入力するハイレベルのIG信号がある。つまり、入力回路4は、IGスイッチ9を介してバッテリ8と接続されており、ハイレベルのIG信号の入力状態でハイレベルのIGオン信号Siをマイコン5に出力する。尚、IGスイッチ9のオン状態では、エンジンを作動させるためのエンジン作動機器(例えばインジェクタや点火装置等)へ給電される。
マイコン5は、CPU10、CPU10が実行するエンジン制御プログラムを記憶したフラッシュメモリ11、CPU10による演算結果等を記憶するRAM12及び入出力インターフェース(I/O)13、データの書換えが可能な不揮発性メモリとして例えばEEPROM14を主要な構成要素として備えている。マイコン5は、フラッシュメモリ11に記憶されたエンジン制御用プログラムを実行することでエンジン作動機器を駆動する。尚、エンジン制御プログラムは一つのプログラムではなく後述するように複数のプログラムからなる。
メインリレー駆動回路3は、OR回路3aとオープンコレクタタイプのトランジスタ3bとを組合せてなり、入力回路4からのハイレベルのIGオン信号Siと、マイコン5からのハイレベルの電源保持信号ShとがOR回路3aに入力される。IGオン信号Siと電源保持信号Shとのうちの少なくとも一方が入力すれば、トランジスタ3bがオンしてメインリレー7のコイル7aに通電され、それに応じてメインリレー7がオンしてバッテリ8から電源回路2へ給電される。
ウォッチドッグ監視回路6は、マイコン5から定期的に出力されるWDCパルスが所定のインターバル期間内にマイコン5から入力するかを監視し、入力しなかったときはマイコン5にリセット信号を出力するウォッチドッグ機能を有している。
このようなウォッチドッグ監視回路6によるウォッチドッグ機能を実現するために、マイコン5には、図1に示すように、パルス発生器15、tWDCH要求値出力部16、リセット回路17が備えられている。パルス発生器15は、マイコン5が実行するエンジン制御プログラムの実行に応じてWDCパルスを一定周期(例えば30ms)でウォッチドッグ監視回路6に出力する。tWDCH要求値出力部16は、tWDCH要求値をシリアル通信によりウォッチドッグ監視回路6に出力する。このtWDCH要求値は、ウォッチドッグ監視回路6のウォッチドッグインターバル時間として設定されるものである。リセット回路17は、ウォッチドッグ監視回路6からのリセット信号によりCPU10をリセット(再起動)する。
一方、ウォッチドッグ監視回路6は、カウンタークリア回路18、WDC19、tWDCHバッファ20、tWDCHメモリ21、比較器22、リセット信号発生器23を備えて構成されている。
カウンタークリア回路18は、マイコン5からWDCパルスが入力する毎にWDC19をクリアする。WDC19は、図示しないクロック回路からのクロックに基づいて経過時間をカウントするカウント動作を常に実行しており、カウンタークリア回路18によりクリアされるとそのカウント動作を0から再実行する。tWDCHバッファ20は、マイコン5から入力するtWDCH要求値を受取る入力部で、tWDCH要求値が確定したところで当該tWDCH要求値をtWDCHメモリ21へ転送する。比較器22は、WDC19による経過時間とtWDCHメモリ21に記憶されているtWDCHとを比較し、経過時間がtWDCHを上回ると、リセット信号発生器23を駆動してリセット信号をマイコン5へ出力する。
次に上記構成の作用について説明する。尚、tWDCHメモリ21にはtWDCHとして40ms(第1基準時間に相当)が記憶されているものとする。
ユーザがエンジンを始動するためにIGスイッチ9をオンすると、エンジン作動機器へ給電されると同時にIGオン信号Siがメインリレー駆動回路3に出力される。すると、メインリレー駆動回路3によりメインリレー7がオンし、バッテリ8からメインリレー7を介して電源回路2に給電されるので、マイコン5が電源回路2からの給電により起動する。マイコン5は、起動すると、メインリレー駆動回路3へ電源保持信号Shを出力する電源保持処理を行うので、ユーザによりIGスイッチ9がオフされてもバッテリ8から電源回路2への給電状態、ひいてはマイコン5への給電状態を維持することができる。このような電源保持処理により、IGスイッチ9がオン状態からオフされるにしても、マイコン5は後述するシャットダウン処理を実行することができる。
マイコン5は、起動後は、後述する初期化処理を実行してから、IGオン信号Siの入力状態に基づいて、IGスイッチ9がオンしているか否かを判定し、IGスイッチ9がオンであると判定している間は、エンジンの作動を制御するためのベース処理を行う。
ベース処理は、図3に示すように、タイマをスタートしてから(S101)、エンジン回転数等のエンジン状態信号、アクセル開度信号、スロットルバルブのバルブ開度信号等に基づいて燃料噴射量演算、点火時期の調節を行うための点火時期演算などの各種演算を実行してから(S102)、タイマが15ms経過したところで(S103:YES)、WDCパルスを反転する(S104)。尚、ユーザによりIGスイッチ9がスタート操作されてスタータによりエンジンがクランキングされると、図示しないエンジン制御処理により上述した各種演算に基づいてエンジン作動機器に対する制御が行われる。
以上の動作により、エンジンが始動すると共にマイコン5から周期が30msのWDCパルスが出力される。
ユーザがエンジンを停止するためにIGスイッチ9をオフすると、エンジン作動機器への給電が停止するため、エンジンが停止する。このとき、マイコン5は、IGオン信号Siが停止することでIGスイッチ9がオフされたことを検知するので、シャットダウン処理を実行する。
シャットダウン処理は、図4に示すように、IGオン信号Siが入力しているか否かに基づいて、IGスイッチ9がオフされているか否かを判定し(S201)、IGスイッチ9がオフされていると判定した場合には(S201:YES)、エンジン停止後処理が完了しているか否かを判定する(S202)。エンジン停止後処理が完了していないと判定した場合には(S202:NO)、エンジン停止後処理を実行する(S203)。このエンジン停止後処理では、学習値や故障診断情報(検出した故障に関する情報)を求める。次に、EEPROM14にバックアップ対象のデータを書込む書込処理を実行する(S204)、EEPROM14に書込むバックアップ対象データとしては、エンジン停止後処理で求めた学習値や故障診断情報である。
上述したようにして書込処理を終了すると、ECU1へのバッテリ8からの給電を停止するための電源遮断処理を行う(S205)。電源遮断処理としては、メインリレー駆動回路3への電源保持信号Shを停止する処理を行う。マイコン5からの電源保持信号Shが停止すると、IGオン信号Siは既に停止しているため、メインリレー駆動回路3によるメインリレー7の通電が停止する。すると、バッテリ8から電源回路2、ひいてはマイコン5への給電状態が停止するので、マイコン5の動作が停止する。この場合、マイコン5への給電が停止したタイミングでは、マイコン5はシャットダウン処理を終了しているので、マイコン5はシャットダウン処理を確実に行うことができる。
次に、ウォッチドッグ監視回路6によるウォッチドッグ動作について説明する。比較器22は、WDC19による経過時間とtWDCHメモリ21に記憶されているtWDCH(40ms)とを比較している。通常においては、WDC19による経過時間が40msとなる前に周期が30msのWDCパルスがカウンタークリア回路18に必ず入力するので、WDC19は40msをカウントする前にクリアされる。これにより、比較器22がリセット信号発生器23を駆動することはない。
さて、マイコン5がエンジン制御プログラムの実行中に例えば暴走して正常に動作しなくなると、パルス発生器15が機能しなくなるので、ウォッチドッグ監視回路6にWDCパルスが与えられなくなる。すると、WDC19による経過時間がtWDCH(40ms)を上回るようになるので、比較器22によりリセット信号発生器23が駆動され、ウォッチドッグ監視回路6からマイコン5に対してリセット信号が出力される。これにより、マイコン5がリセットするようになる。
以上のような動作により、マイコン5が暴走した場合であっても、マイコン5がウォッチドッグ監視回路6によりリセット(再起動)するので、マイコン5の暴走状態が継続してしまうことを防止できる。
ところで、上述したようにユーザがIGスイッチ9をオフした場合は、マイコン5はシャットダウン処理を実行してからメインリレー7をオフするので、シャットダウン終了後にマイコン5への給電が停止する。従って、その後に、ユーザがIGスイッチ9をオンした場合は、上述したようにしてエンジンが再始動することになる。
しかしながら、ユーザがエンジンを再始動するためにIGスイッチ9をオフしてから直ちにスタート操作することがある。このような場合、マイコン5がシャットダウン処理の実行中にIGスイッチ9がオンすることに応じてマイコン5及びメインリレー駆動回路3にIGオン信号Siが出力される。すると、マイコン5は、シャットダウン処理の実行を終了すると、IGスイッチ9がオンしていることに応じて上述したエンジンを制御するためのベース処理を実行するようなる。このため、IGスイッチ9がオフしてから直ちにスタート操作された場合は、マイコン5によるシャットダウン処理が終了するまでベース処理を実行しないので、IGスイッチ9がスタート操作されてからエンジンが始動するまでが長くなるという事情がある。
そこで、本実施形態では、マイコン5は、上述した各処理に並列にリセット要求処理を実行する。即ち、マイコン5は、図5に示すように、リセット要求があったか否かを判定している(S301)。このリセット要求とは、マイコン5によるエンジン制御プログラムの実行時に、エンジン制御プログラムがマイコン5をリセットすることが必要となるような異常が発生したことを検知した場合のことである。リセット要求が有った場合は(S301:YES)、即リセットか否かを判断する(S302)。この即リセットとは、エンジン制御プログラムが、通常の異常に比較して、マイコン5を直ちにリセットすることが必要となるような緊急性の高い異常が発生したことを検知した場合のことである。通常のリセットの場合、つまりエンジン制御プログラムが緊急性の低い異常を検出した場合は、即リセットでないと判定し(S302:NO)、WDCパルス停止処理を実行する(S304)。これにより、図7に示すように、WDCパルスの出力が停止されるので、ウォッチドッグ監視回路6によりマイコン5をリセットすることができる。この場合、マイコン5は、上述したシャットダウン処理の実行を終了してからリセット(再起動)されるので、シャットダウン処理を確実に実行することができる。
マイコン5は、再起動すると、初期化処理を実行する。つまり、マイコン5は、図6に示すように、パルス発生器15に対してWDCパルスをハイレベルとするように指令し(S401)、tWDCH要求値出力部16に対してtWDCH要求値として40msを出力するように指令してから(S402)、各機能初期化処理を実行する(S403)。このとき、マイコン5からのtWDCH要求値はシリアル通信にてウォッチドッグ監視回路6へ通知される。これにより、図7に示すように、リセット信号が停止したところでWDCパルスが立上るようになり、以後においてはベース処理によりWDCパルスが15ms毎に立上りと立下りを交互に繰り返す。つまり、マイコン5から周期が30msのWDCパルスが出力されるようになる。
このようにWDCパルスはマイコン5がベース処理を実行することにより30msの周期で出力されるものの、初期化処理は他の処理に優先して実行する必要から、マイコン5の起動時にマイコン5から最初に出力されるWDCパルスのパルス幅は通常の15msよりも長くなっている(図7参照)。このように最初に出力されるWDCパルスのパルス幅が15msよりも長くなることから、その分を見込んでtWDCHは40msに設定されている。
さて、本実施形態の即リセットとは、マイコン5が図4のシャットダウン処理中にIGオン信号Siがオンしたことを検知した場合である。つまり、シャットダウン処理よりもリセットを優先するような緊急性の高い異常が発生した場合である。この場合、通常のリセットのようにWDCパルスの出力を停止しただけでは、マイコン5へのリセット信号の出力が遅れてしまうことから、本実施形態では、ウォッチドッグ監視回路6を利用して次のようにマイコン5へのリセット信号の出力を早めるようにした。
即ち、マイコン5は、図5に示すリセット要求処理において、即リセットであると判定した場合は(S302:YES)、tWDCH要求値出力部16からtWDCH要求値として設定可能な最小値である10ms(第2基準時間に相当)を出力してから(S303)、WDCパルス停止処理を実行する(S304)。これにより、ウォッチドッグ監視回路6のtWDCHメモリ21にはtWDCHとして10msが設定された状態でWDCパルスが停止するようになるので、WDC19による経過時間が10msを上回るようになる。すると、ウォッチドッグ監視回路6からマイコン5に対してリセット信号が出力されるようになるので、マイコン5がシャットダウン処理中であっても強制的にリセットするようになる。従って、マイコン5は、上述した電源保持処理及び初期化処理を実行してからベース処理によりエンジンを制御するようになる。
以上のような動作により、ユーザがIGスイッチ9をオフしてから直ちにオンした場合は、マイコン5は、エンジン制御プログラムの実行時に即リセットが必要であると判断し、ウォッチドッグ監視回路6を利用することにより自分自身を直ちに強制的にリセット(再起動)することによりエンジンを直ちに始動することができる。
このような実施形態によれば、マイコン5は、IGスイッチ9がオフされることに応じてシャットダウン処理の実行中にIGスイッチ9がオンした場合は、即リセットであると判定して、ウォッチドッグ監視回路6に対するtWDCH要求値として設定可能な最小値を与えるようにした。これにより、マイコン5がリセットするまでの時間を短縮することができるので、IGスイッチ9がオフしてから直ちにスタート操作された場合であっても、エンジンを直ちに始動することができる。
(その他の実施形態)
本発明は、上記実施形態に限定されることなく、次のように変形または拡張したり、各変形例を上記実施形態と組合せたり、各変形例を組合せるようにしてもよい。
上記実施形態では、マイコン5がウォッチドッグ監視回路6にtWDCH要求値を与えるように構成したが、マイコン5以外の電子回路がtWDCH要求値をウォッチドッグ監視回路6に与えるようにしてもよい。
即リセットの場合はtWDCH要求値として設定可能な最小値である10msとしたが、最小値に限定されることはなく、40ms未満であれば任意の値としてもよいし、設定可能であれば10msよりも小さい値としてもよい。また、マイコン5のベース処理の各種演算時間が長い場合はWDCパルスの反転時間も大きくなるため、これに合わせてtWDCH要求値を40msより大きな値としてもよい。
マイコン5からtWDCH要求値をウォッチドッグ監視回路6に対してシリアル通信により与えるようにしたが、PWM(Pulse Width Modulation)通信により与えるようにしてもよい。
本発明を電気自動車やハイブリッド車に適用するようにしてもよい。
マイコン5が即リセットを要求する場合としては、マイコン5が実行するプログラムのセルフチェックが異常を検出した場合、或いはプログラムのタスクモニタが異常を検出した場合などプログラム毎に任意に設定すればよい。
図面中、1はエンジン制御装置、5はマイクロコンピュータ(変更手段)、6はウォッチドッグ監視回路(ウォッチドッグ手段)である。

Claims (5)

  1. プログラムの実行に応じて一定周期でウォッチドッグカウンターパルスを出力するマイクロコンピュータ(5)と、
    前記マイクロコンピュータからのウォッチドッグカウンターパルスがウォッチドッグインターバル時間として設定された第1基準時間内に入力しなかった場合は、前記マイクロコンピュータにリセット信号を出力するウォッチドッグ手段(6)と、
    前記マイクロコンピュータが要求した場合は、前記ウォッチドッグインターバル時間を前記第1基準時間とは異なる第2基準時間に変更し、前記マイクロコンピュータがリセット状態から起動した場合は前記ウォッチドッグインターバル時間を前記第1基準時間に復帰する変更手段(5)と、を備え、
    前記マイクロコンピュータは、前記変更手段が前記ウォッチドッグインターバル時間を前記第2基準時間に変更した場合は、ウォッチドッグカウンターパルスの出力を停止することを特徴とするマイクロコンピュータの監視装置。
  2. 前記第2基準時間は、前記ウォッチドッグインターバル時間として設定可能な最小時間であることを特徴とする請求項1記載のマイクロコンピュータの監視装置。
  3. 前記マイクロコンピュータは、前記変更手段の動作を実行することを特徴とする請求項1または2記載のマイクロコンピュータの監視装置。
  4. 前記リセット手段は、前記ウォッチドッグ手段に設定された前記ウォッチドッグインターバル時間をシリアル通信により変更することを特徴とする請求項1から3の何れか一項に記載のマイクロコンピュータの監視装置。
  5. 前記リセット手段は、前記ウォッチドッグ手段に設定された前記ウォッチドッグインターバル時間をPWM(Pulse Width Modulation)通信により変更することを特徴とする請求項1から3の何れか一項に記載のマイクロコンピュータの監視装置。
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