JP2017045125A - 電子制御装置 - Google Patents

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Yoshimitsu Mitsuguchi
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Abstract

【課題】ソークタイマICを用いることなくマイコンを一時的に起動させることができ、マイコンの処理負荷を軽減できる電子制御装置を提供する。
【解決手段】電子制御装置のマイコン18は、動作モードとして通常モードとスリープモードを有する。マイコンは、通常モードにおいて所定の処理を実行する制御部20、マイコンを一時的に起動させる起動時刻が記憶される記憶部21、計時機能を有し、起動時刻に達したことを判定する判定部22、及びモード切替部23を有する。モード切替部は、IGSWがオフされると、電源ICがスリープモードにおいてマイコンの動作に必要な第1動作電圧を供給するための信号を出力し、通常モードから低消費電力モードに切り替える。起動時刻に達したと判定されると、電源ICが、制御部が所定処理の実行に必要な第2動作電圧を供給するための信号を一時的に出力し、低消費電力モードから通常モードに一時的に切り替える。
【選択図】図2

Description

本発明は、マイコンと、マイコンに動作電圧を供給する電源回路と、を備え、電源スイッチがオフされてから所定時間経過後にマイコンを一時的に起動させる電子制御装置に関する。
特許文献1には、マイコンと、マイコンに動作電圧を供給する電源回路と、を備え、電源スイッチがオフされてから所定時間経過後にマイコンを一時的に起動させる電子制御装置が開示されている。
この電子制御装置は、ソークタイマICをさらに備えている。電源スイッチがオフされると、マイコンは、通信によりソークタイマICに起動時刻をセットする。ソークタイマICは、起動時刻に達すると、メインリレーをオンさせて、電源回路からマイコンに動作電圧を一時的に供給させる。すなわち、マイコンを一時的に起動させる。起動したマイコンは、エバポリークチェックなどの処理を実行する。
特開2003−315474号公報
上記した従来の構成では、マイコンを一時的に起動させるために、マイコンとは別にソークタイマICが必要である。このため、コストが高くなる。
また、マイコンが、通信によりソークタイマICに起動時刻をセットしなければならない。起動時刻はソークタイマICのレジスタに設定されるが、レジスタ化けの虞があるため、マイコンが、通信によって定期的にレジスタリフレッシュを実施する必要がある。このレジスタリフレッシュは、マイコンが所定の処理を実行する通常モードにおいて定期的に実施される。したがって、マイコンの処理負荷が高いという問題がある。
本発明は上記問題点に鑑み、ソークタイマICを用いることなくマイコンを一時的に起動させることができ、マイコンの処理負荷を軽減できる電子制御装置を提供することを目的とする。
ここに開示される発明は、上記目的を達成するために以下の技術的手段を採用する。なお、特許請求の範囲及びこの項に記載した括弧内の符号は、ひとつの態様として後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものであって、発明の技術的範囲を限定するものではない。
開示された発明のひとつは、マイコン(18)と、マイコンに動作電圧を供給する電源回路(16)と、を備え、
電源スイッチ(100)がオフされた後にマイコンを一時的に起動させる電子制御装置であって、
マイコンは、
動作モードとして、通常モードと、通常モードよりも消費電力が小さい低消費電力モードと、を有するものであり、
通常モードにおいて、所定の処理を実行する制御部(20)と、
マイコンを一時的に起動させて通常モードとするための起動時刻が記憶される記憶部(21)と、
計時機能を有し、電源スイッチがオフされてから、設定された起動時刻に達したことを判定する判定部(22)と、
電源スイッチがオフされると、電源回路が、動作電圧として、低消費電力モードにおいてマイコンが動作するのに必要な第1動作電圧(V1)を供給するための信号を出力するとともに、通常モードから低消費電力モードに切り替え、判定部により起動時刻に達したと判定されると、電源回路が、動作電圧として、制御部が所定の処理を実行するのに必要な、第1動作電圧よりも高い第2動作電圧(V2)を供給するための信号を一時的に出力するとともに、低消費電力モードから通常モードに一時的に切り替えるモード切替部(23)と、
を有することを特徴とする。
これによれば、マイコンの記憶部に起動時刻が記憶される。マイコンの判定部が計時機能を有しており、低消費電力モードにおいて、起動時刻に達したか否かを判定する。マイコンのモード切替部は、判定部により起動時刻に達したと判定されると、電源回路が第2動作電圧を供給するための信号を一時的に出力するとともに、低消費電力モードから通常モードに一時的に切り替える。したがって、ソークタイマICを用いなくてもマイコンを一時的に起動させることができる。すなわち、制御部が、一時的に所定の処理を実行することができる。
また、マイコンとソークタイマICとの間での通信が不要になる。具体的には、起動時刻の設定や、定期的なレジスタリフレッシュが不要になる。したがって、マイコンの処理負荷を軽減することもできる。
第1実施形態に係る電子制御装置の概略構成を示す図である。 マイコンの概略構成を示す図である。 イグニッションオフ後に、マイコンが実行する処理を示すフローチャートである。 図3に示す処理を説明するためのタイミングチャートである。 第1変形例を示すフローチャートである。 第1変形例を示すフローチャートである。 第2変形例を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施形態を図に基づいて説明する。なお、各実施形態において、共通乃至関連する要素には同一の符号を付与するものとする。
(第1実施形態)
先ず、図1に基づき、本実施形態に係る電子制御装置の概略構成を説明する。電子制御装置は、車両に搭載されたエンジンを制御するエンジンECU(Electronic Control Unit)として構成されている。
図1に示す電子制御装置10は、車両のエンジンコンパートメントに配置される。エンジンコンパートメントはエンジンルームとも称される。電子制御装置10は、外部接続端子として、IG端子11、GND端子12、Vbat端子13、VB端子14、及びMR端子15を備えている。さらに電子制御装置10は、電源IC16、入力回路17、マイコン18、及びメインリレー駆動回路19を備えている。電源IC16が、電源回路に相当する。
IG端子11は、イグニッションスイッチ100の一端に接続される。以下、イグニッションスイッチ100をIGSW100と示す。IGSW100の他端は、バッテリ101の正極端子101aに接続される。IGSW100が搭乗者によってオンされると、IG端子11と正極端子101aが電気的に接続される。バッテリ101は直流電源である。IGSW100が、電源スイッチに相当する。
GND端子12は、バッテリ101の負極端子101bに接続される。GND端子12と電子制御装置10内のグランドが電気的に接続されている。
Vbat端子13は、バッテリ101の正極端子101aに接続される。Vbat端子13は、メインリレー102のオンオフによらず、正極端子101aに常時接続される。
VB端子14は、メインリレー102を構成するコイル103及び接点104のうち、接点104の一端に接続される。メインリレー102は、電源リレーとも称される。接点104の他端は、バッテリ101の正極端子101aに接続される。コイル103に電流が流れることで接点104が閉じる、すなわちメインリレー102がオンすると、バッテリ101の正極端子101aとVB端子14が、メインリレー102(接点104)を介して電気的に接続される。
MR端子15は、コイル103の一端に接続される。コイル103の他端は、接点104と正極端子101aとの接続点に接続されている。
電源IC16は、Vbat端子13とVB端子14に接続されている。電源IC16は、動作電圧V1を生成して出力する第1回路16aと、動作電圧V2を生成して出力する第2回路16bを有している。
電源IC16は、Vbat端子13を介して入力されるバッテリ電圧Vbatから動作電圧V1を生成し、マイコン18に出力する。動作電圧V1は、スリープモードにおいて、マイコン18が後述する所定処理を実行できるように設定されている。電源IC16は、VB端子14を介して入力されるバッテリ電圧VBから動作電圧V2を生成し、マイコン18に出力する。動作電圧V2は、通常モードにおいてマイコン18が動作できるように設定されている。
なお、動作電圧V1は、動作電圧V2よりも低い値が設定されている。動作電圧V1,V2が動作電圧に相当する。動作電圧V1が第1動作電圧に相当し、動作電圧V2が第2動作電圧に相当する。電源IC16は、周知のシリーズ電源やスイッチング電源にて構成されている。
電源IC16(第2回路16b)は、メインリレー102がオンしている期間のみ、動作電圧V2を生成して出力する。電源IC16(第1回路16a)は、メインリレー102のオンオフに関わらず、バッテリ101とVbat端子13が接続されている期間において、動作電圧V1を生成して出力する。
入力回路17は、IGSW100を介してIG端子11から入力されるバッテリ電圧を、マイコン18が入力可能な電圧レベルのIG信号に変換して、マイコン18へ出力する。入力回路17は、バッファとも称される。
マイコン18は、CPU、ROM、RAM、レジスタ、及びI/Oポートなどを備えて構成されたマイクロコンピュータである。マイコン18は、電源IC16から動作電圧の供給を受けて動作する。マイコン18において、CPUが、RAMやレジスタの一時記憶機能を利用しつつ、ROMに予め記憶された制御プログラム、バスを介して取得した各種データなどに応じて信号処理を行う。また、この信号処理で得られた信号を、バスなどに出力したりする。このようにして、マイコン18は、各種機能を実行する。
マイコン18は、動作モードとして、通常モードと、通常モードよりも消費電力が小さいスリープモードを有している。電源IC16から動作電圧V2が供給されると通常モードとなり、動作電圧V2が供給されず、動作電圧V1のみが供給されるとスリープモードとなる。換言すれば、マイコン18の後述する制御部20が所定の処理を実行する期間が通常モードとされ、制御部20が処理を実行しない期間がスリープモードとされる。スリープモードが、低消費電力モードに相当する。
マイコン18は、通常モードにおいて、電源IC16から動作電圧V2の供給を受けて動作し、図示しないエンジンが出力すべき目標トルクを算出する。また、マイコン18は、エンジンが要求される目標トルクを生じるために、スロットルバルブの開度、燃料噴射量、及び点火タイミングなどを制御する。なお、イグニッションオフ後に、マイコン18が実行するソークタイマ機能を用いた処理については後述する。
メインリレー駆動回路19は、メインリレー102を駆動させるための回路である。メインリレー駆動回路19は、メインリレー102を駆動させるためのドライバとも称される。メインリレー駆動回路19は、MOSFETなどのスイッチや、逆流防止用のダイオードなどを有して構成されている。メインリレー駆動回路19には、IG信号とマイコン18からの制御信号が入力される。
IG信号は、IGSW100がオンされるとHレベル、オフされるとLレベルとなる。一方、マイコン18からは、制御信号として、後述するLレベルのスリープ信号、又は、Hレベルのウェイクアップ信号が出力される。IG信号及びマイコン18からの制御信号の少なくとも一方がHレベルの場合、メインリレー駆動回路19のスイッチがオンとなり、これによりコイル103に電流が流れてメインリレー102がオンする。一方、両信号がともにLレベルの場合、メインリレー駆動回路19のスイッチがオフとなり、コイル103に電流が流れず、メインリレー102はオフとなる。
次に、図2に基づき、マイコン18の概略構成について説明する。
図2に示すように、マイコン18は、制御部20、記憶部21、判定部22、及びモード切替部23を有している。
制御部20は、通常モードにおいて、所定の処理を実行する。すなわち、制御部20は、電源IC16から動作電圧V2が供給されているときに、所定の処理を実行する。具体的には、上記したように、エンジンが出力すべき目標トルクを算出する。また、エンジンが要求される目標トルクを生じるために、スロットルバルブの開度、燃料噴射量、及び点火タイミングなどを制御する。
加えて制御部20は、後述するソークタイマ機能により、スリープモードから一時的に切り替わった通常モードにおいて、上記とは異なる処理を実行する。本実施形態では、一例として、エバポレータ系のガス漏れを検出するエバポリークチェックを実行する。制御部20は、IGSW100がオフされると、IGSW100がオンされるまでの間、所定時間(たとえば5時間)ごとにエバポリークチェックを実行する。
なお、IGSW100がオンされており、目標トルクの算出などを実行する通常モードを定常モード、IGSW100がオフされており、エバポリークチェックを実行する通常モードをウェイクアップモードと称することもできる。また、目標トルクの算出などを実行する通常モードを第1通常モード、エバポリークチェックを実行する通常モードを第2通常モードと称することもできる。制御部20のうち、目標トルクの算出などを実行する機能部を第1制御部と称し、エバポリークチェックを実行する機能部を第2制御部と称することもできる。
記憶部21は、マイコン18をスリープモードから一時的に起動させて、通常モードとするための起動時刻が記憶される。本実施形態では、IGSW100がオフされた直後のしばらくの間(以下、保持期間と示す)、モード切替部23から引き続きウェイクアップ信号(Hレベル)が出力され、電源IC16からマイコン18に動作電圧V2が供給される。この保持期間において、起動時刻が記憶部21に設定(記憶)される。換言すれば、スリープモードに切り替わる直前において、起動時刻が記憶部21に設定される。具体的には、制御部20が、図示しないROMから起動時刻を読み出し、記憶部21にセットする。記憶部21は、スリープモードでもデータ(起動時刻)を保持するように、たとえばバックアップRAM(SRAM)により構成されている。
判定部22は、計時機能を有し、スリープモードにおいて、設定された起動時刻に達したことを判定する。したがって、判定部22は、スリープモードにおいて動作する。判定部22は、計時部22aと比較部22bを有している。計時部22aは、たとえばフリーランカウンタからなる。比較部22bは、計時部22aのカウント値と、記憶部21から取得した起動時刻とを比較し、その比較結果、すなわち判定結果をモード切替部23に出力する。
なお、計時部22aは、必ずしもフリーランカウンタである必要はない。たとえば計時部22aをリアルタイムクロック(RTC)とし、計時部22aであるRTCから出力された現在時刻と、記憶部21から取得した起動時刻を比較し、現在時刻が起動時刻に達したか否かを判定するようにしてもよい。
上記した判定部22は、ソークタイマとも称される。ソークタイマとは、IGSW100のオフによりエンジンの駆動が停止して走行ができない状態の時間を計測するためのタイマである。ソークタイマは、指定した時刻に電子制御装置10の電源をオンにする機能、すなわち動作電圧V2をマイコン18に供給する機能も有している。
モード切替部23は、IGSW100がオンされると、ウェイクアップ信号(Hレベル)を出力する。これにより、メインリレー駆動回路19のスイッチがオンされ、メインリレー102がオンとなり、マイコン18には、電源IC16から動作電圧V2が供給される。
モード切替部23は、IGSW100がオフされた直後の保持期間において、ウェイクアップ信号(Hレベル)の出力を保持する。これにより、メインリレー駆動回路19のスイッチがオンされ、メインリレー102がオンとなり、マイコン18には、電源IC16から動作電圧V2が供給される。
IGSW100がオフされ、上記した保持期間が終了すると、モード切替部23は、電源IC16が動作電圧V1のみを供給するように、メインリレー駆動回路19に対してスリープ信号(Lレベル)を出力する。これにより、メインリレー駆動回路19のスイッチがオフされ、メインリレー102がオフとなり、マイコン18には、電源IC16から動作電圧V1のみが供給される。したがって、マイコン18の動作モードは、スリープモードとなる。
一方、判定部22により起動時刻に達したと判定されると、モード切替部23は、電源IC16が動作電圧として動作電圧V2を供給するように、メインリレー駆動回路19に対してウェイクアップ信号を一時的に出力する。これにより、メインリレー駆動回路19のスイッチがオンされ、IGSW100がオフにも関わらずメインリレー102がオンとなり、マイコン18には、電源IC16から動作電圧V2が供給される。したがって、マイコン18の動作モードは、通常モードとなる。なお、ウェイクアップ信号を出力する期間は、マイコン18の制御部20が所定処理(エバポリークチェック)を実行する間である。したがって、マイコン18の動作モードは一時的に通常モードに切り替わり、制御部20の処理実行後、スリープモードに戻る。
このように、モード切替部23は、メインリレー102のオンオフを制御するため、メインリレー制御部とも称される。モード切替部23は、通常モード、スリープモードいずれにおいても動作する。
次に、図3及び図4に基づき、イグニッションオフ後に、マイコン18が実行するソークタイマ機能を用いた処理について説明する。IGSW100がオフされると、マイコン18は図3に示す処理を実行する。図4では、時刻t1でIGSW100がオフされ、IG信号がHレベルからLレベルに切り替わっている。
図3に示すように、先ずマイコン18は、記憶部21に起動時刻を設定する(ステップS10)。具体的には、制御部20が、起動時刻に関するデータをROMから読み出して、記憶部21(SRAM)に記憶させる。マイコン18は、この処理を上記した保持期間において実行する。図4に示すように、時刻t1の直後に、記憶部21に起動時刻が設定される。
ステップS10の処理が終了すると、モード切替部23は、メインリレー駆動回路19に対してスリープ信号(Lレベル)を出力する(ステップS20)。これにより、メインリレー駆動回路19のスイッチがオフされて、メインリレー102がオフとなる。したがって、マイコン18に電源IC16から動作電圧V1のみが供給され、マイコン18の動作モードがスリープモードに移行する(ステップS30)。図4に示すように、起動時刻の設定後、マイコン18の動作モードがスリープモードとなる。
スリープモードにおいて、マイコン18の判定部22は動作する。そして、マイコン18(判定部22)は、起動時刻に達したか否かを判定する(ステップS40)。具体的には、比較部22bが、計時部22a(フリーランカウンタ)のカウント値と、記憶部21から取得した起動時刻とを比較する。
カウント値が起動時刻に未達の場合、比較部22bはLレベルの信号を出力し、カウント値が起動時刻に達すると、比較部22bはHレベルの信号を出力する。判定部22は、起動時刻に達したと判定すると、モード切替部23は、メインリレー駆動回路19に対してウェイクアップ信号(Hレベル)を出力する(ステップS50)。起動時刻に達するまで、ステップS40の処理が繰り返し実行される。
ステップS50により、メインリレー駆動回路19のスイッチがオンされて、メインリレー102がオンとなる。したがって、マイコン18に電源IC16から動作電圧V2が供給され、マイコン18の動作モードが通常モードに移行する(ステップS60)。図4に示すように、時刻t2においてカウント値が起動時刻に達し、マイコン18の動作モードが通常モードとなる。
通常モードに移行すると、マイコン18(制御部20)は、エバポリークチェックを実施する(ステップS70)。そして、エバポリークチェックが終了すると、マイコン18は一連の処理を終了する。
次に、本実施形態に係る電子制御装置10の効果について説明する。
本実施形態によれば、マイコン18が、記憶部21、判定部22、及びモード切替部23を有している。記憶部21には、起動時刻が記憶される。判定部22は計時機能を有しており、スリープモードにおいて、起動時刻に達したか否かを判定する。モード切替部23は、判定部22により起動時刻に達したと判定されると、電源IC16が動作電圧V2を供給するようにウェイクアップ信号を一時的に出力する。これにより、電源IC16からマイコン18に動作電圧V2が供給され、マイコン18の動作モードがスリープモードから通常モードに一時的に切り替わる。
このように、マイコン18自身が、起動時刻を記憶する記憶部21と、ソークタイマ機能を有する判定部22と、判定結果に応じて動作電圧を切り替えるモード切替部23を有している。したがって、ソークタイマICを用いなくてもマイコン18を一時的に起動させることができる。すなわち、マイコン18の制御部20が、一時的に処理(エバポリークチェック)を実行することができる。
また、マイコンとソークタイマICとの間での通信も不要になる。具体的には、起動時刻の設定や、定期的なレジスタリフレッシュが不要になる。したがって、マイコン18の処理負荷を軽減することもできる。本実施形態によれば、IGSW100がオフされると、スリープモードに移行する前に、記憶部21に起動時刻が設定(記憶)される。また、エバポリークチェックの実施後、IGSW100がオンされていないと、再び起動時刻が設定される。このように、起動時刻はIGSW100がオフの間だけ設定される。上記したように、通常動作モードにおいて定期的な処理は不要となるため、マイコン18の処理負荷を軽減することができる。
なお、起動時刻の設定は、IGSW100がオフされた直後の保持期間に限定されない。たとえば、図5に示すように、通常モードにおいて、制御部20による処理が実行されないアイドル状態になると、マイコン18が、図3に示した処理のうちのステップS10の処理、すなわち起動時刻設定処理を実行してもよい。アイドル時の処理はステップS10のみである。そして、IGSW100がオフされると、図6に示すように、図3に示した処理のうちのステップS20以降を実施するようにしてもよい。図5及び図6は、第1変形例を示すフローチャートである。
また、マイコン18が提供する各機能及び/又は手段は、実体的なメモリに記録されたソフトウェア及びそれを実行するコンピュータ、ソフトウェアのみ、ハードウェアのみ、あるいはそれらの組合せによって提供することができる。たとえばハードウェアである電子回路によって提供される場合、それは多数の論理回路を含むデジタル回路、又はアナログ回路によって提供することができる。
たとえば上記実施形態では、判定部22がハードウェアにより提供される例を示したが、その一部がソフトウェアにより提供されてもよい。たとえば、ハードウェアにより提供される比較部22bに代えて、ソフトウェアにより提供される比較部22bを採用することもできる。この場合、図7の第2変形例に示すように、ステップS30終了後、ステップS40を実行する前に、ソフトウェアにより提供される比較部22bが、計時部の値、すなわち現在時刻を取得(ステップS31)し、取得した現在時刻についてステップS40を実行する。そして、現在時刻が起動時刻に達したと判定すると、ウェイクアップ信号の出力要求をモード切替部23に出力する。
上記実施形態の構造は、あくまで例示であって、本発明の範囲はこれらの記載の範囲に限定されるものではない。本発明の範囲は、特許請求の範囲の記載によって示され、さらに特許請求の範囲の記載と均等の意味及び範囲内でのすべての変更を含むものである。
電源IC16とメインリレー駆動回路19が別個に設けられる例を示したが、一体化してもよい。すなわち、電源IC16が、メインリレー駆動回路19に相当するメインリレー駆動部を有する構成としてもよい。
一時的に起動するマイコン18が実行する処理は、エバポリークチェックに限定されるものではない。また、1種類の処理に限定されるものでもない。
10…電子制御装置、11…IG端子、12…GND端子、13…Vbat端子、14…VB端子、15…MR端子、16…電源IC、16a…第1回路、16b…第2回路、17…入力回路、18…マイコン、19…メインリレー駆動回路、20…制御部、21…記憶部、22…判定部、22a…計時部、22b…比較部、23…モード切替部、100…イグニッションスイッチ、101…バッテリ、101a…正極端子、101b…負極端子、102…メインリレー、103…コイル、104…接点

Claims (3)

  1. マイコン(18)と、前記マイコンに動作電圧を供給する電源回路(16)と、を備え、
    電源スイッチ(100)がオフされた後に前記マイコンを一時的に起動させる電子制御装置であって、
    前記マイコンは、
    動作モードとして、通常モードと、前記通常モードよりも消費電力が小さい低消費電力モードと、を有するものであり、
    前記通常モードにおいて、所定の処理を実行する制御部(20)と、
    前記マイコンを一時的に起動させて前記通常モードとするための起動時刻が記憶される記憶部(21)と、
    計時機能を有し、前記電源スイッチがオフされてから、設定された前記起動時刻に達したことを判定する判定部(22)と、
    前記電源スイッチがオフされると、前記電源回路が、前記動作電圧として、前記低消費電力モードにおいて前記マイコンが動作するのに必要な第1動作電圧(V1)を供給するための信号を出力するとともに、前記通常モードから前記低消費電力モードに切り替え、前記判定部により前記起動時刻に達したと判定されると、前記電源回路が、前記動作電圧として、前記制御部が所定の処理を実行するのに必要な、前記第1動作電圧よりも高い第2動作電圧(V2)を供給するための信号を一時的に出力するとともに、前記低消費電力モードから前記通常モードに一時的に切り替えるモード切替部(23)と、
    を有することを特徴とする電子制御装置。
  2. 前記電源スイッチがオフされると、前記低消費電力モードに移行する前に、前記記憶部に前記起動時刻が設定されることを特徴とする請求項1に記載の電子制御装置。
  3. 前記制御部による処理が実行されないアイドル状態になると、前記記憶部に前記起動時刻が設定されることを特徴とする請求項1に記載の電子制御装置。
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