JP2015094424A - トルクコンバータのロックアップ装置 - Google Patents

トルクコンバータのロックアップ装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2015094424A
JP2015094424A JP2013233981A JP2013233981A JP2015094424A JP 2015094424 A JP2015094424 A JP 2015094424A JP 2013233981 A JP2013233981 A JP 2013233981A JP 2013233981 A JP2013233981 A JP 2013233981A JP 2015094424 A JP2015094424 A JP 2015094424A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
plate
damper
torque converter
outer peripheral
inner peripheral
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2013233981A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6182434B2 (ja
Inventor
裕樹 河原
Hiroki Kawahara
裕樹 河原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Exedy Corp
Original Assignee
Exedy Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Exedy Corp filed Critical Exedy Corp
Priority to JP2013233981A priority Critical patent/JP6182434B2/ja
Publication of JP2015094424A publication Critical patent/JP2015094424A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6182434B2 publication Critical patent/JP6182434B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Mechanical Operated Clutches (AREA)

Abstract

【課題】ダイナミックダンパ装置を有するロックアップ装置において、部品点数を少なくし、かつ軸方向スペースを抑える。【解決手段】この装置は、ピストン30と、ドリブンプレート36と、ダンパ機構と、ダイナミックダンパ装置37と、を備えている。ドリブンプレート36はタービンに連結される。ダンパ機構は、内周側トーションスプリング35と第1及び第2プレート41,42とを有し、回転速度変動を減衰する。第2プレート42は、内周側トーションスプリング35を保持するとともに、外周部の一部にダンパプレート部45を有する。ダイナミックダンパ装置37は、ダンパプレート部45と相対回転自在に配置されたイナーシャリング46と、ダンパプレート部45とイナーシャリング46とを回転方向に弾性的に連結するスプリングユニット48と、を有し、回転速度変動を減衰する。【選択図】図3

Description

本発明は、ロックアップ装置、特に、エンジン側の部材に連結されるフロントカバーとトルクコンバータ本体との間に配置され、フロントカバーからのトルクをトルクコンバータ本体のタービンに直接伝達するためのロックアップ装置に関する。
トルクコンバータにおいては、燃費低減のためにロックアップ装置が設けられている。ロックアップ装置は、フロントカバーとタービンとの間に配置されており、フロントカバーとタービンとを機械的に連結して両者の間でトルクを直接伝達するものである。
ロックアップ装置は、一般に、ピストンとダンパ機構とを有している。ピストンは、摩擦部材を有しており、油圧の作用によってフロントカバーに押し付けられ、フロントカバーからトルクが伝達される。また、ダンパ機構は複数のトーションスプリングを有しており、この複数のトーションスプリングによって、ピストンとタービンに連結された出力側の部材とが弾性的に連結されている。このようなロックアップ装置では、ピストンに伝達されたトルクは、複数のトーションスプリングを介して出力側の部材に伝達され、さらにタービンに伝達される。
また、特許文献1には、出力側の部材にイナーシャ部材を装着することにより、エンジンの回転速度変動を抑えるようにしたロックアップ装置が示されている。この特許文献1に示されたロックアップ装置は、タービンに固定された出力部材にイナーシャ部材が装着されている。出力部材とイナーシャ部材とは相対回転自在であり、出力部材とイナーシャ部材との間にはコイルスプリングが設けられている。
特許文献1のロックアップ装置では、出力部材にコイルスプリングを介してイナーシャ部材が連結されているため、イナーシャ部材及びコイルスプリングがダイナミックダンパとして機能し、これらによって出力側の部材(タービン)の回転速度変動が減衰される。
特開2009−293671号公報
特許文献1のロックアップ装置では、出力部材が第1出力プレートと第2出力プレートとによって構成されている。そして、この第1及び第2出力プレートの間にイナーシャ部材を構成する環状のプレート部材が配置され、環状のプレート部材の外周部にイナーシャ部材本体が固定されている。コイルスプリングは、第1及び第2出力プレートと環状のプレート部材とを回転方向に弾性的に連結している。
このような特許文献1の装置では、ピストンと出力部材(第1及び第2出力プレート)とを連結するダンパ機構とは別にダイナミックダンパ装置が設けられている。このため、特に、ダンパ機構を外周部及び内周部に設けると、2つのダンパ機構とダイナミックダンパ装置とをフロントカバーとトルクコンバータ本体との間に配置する必要があり、装置全体が大型化する。
本発明の課題は、ダイナミックダンパ装置を有するロックアップ装置において、部品点数を少なくでき、かつ特に軸方向スペースを抑えることにある。
本発明の一側面に係るトルクコンバータのロックアップ装置は、エンジン側の部材に連結されるフロントカバーとトルクコンバータ本体との間に配置され、フロントカバーからのトルクをトルクコンバータ本体のタービンに直接伝達するための装置である。このロックアップ装置は、クラッチ部と、出力回転部材と、ダンパ機構と、ダイナミックダンパ装置と、を備えている。クラッチ部はフロントカバーからのトルクを出力側に伝達する。出力回転部材は、クラッチ部と相対回転自在であり、タービンに連結される。ダンパ機構は、複数の第1弾性部材と保持プレートとを有し、クラッチ部と出力回転部材との間に配置されて回転速度変動を減衰する。保持プレートは、クラッチ部及び出力回転部材のうちの少なくともクラッチ部と相対回転自在に設けられ、第1弾性部材を保持するとともに外周部の一部にダンパプレート部を有する。ダイナミックダンパ装置は、ダンパプレート部と相対回転自在に配置されたイナーシャ部材と、ダンパプレート部とイナーシャ部材とを回転方向に弾性的に連結する複数の第2弾性部材と、を有し、回転速度変動を減衰する。
この装置では、クラッチ部がオン(動力伝達状態)の場合は、フロントカバーからの動力はクラッチ部から出力回転部材を介してタービンに伝達される。このとき、ダイナミックダンパ装置によって回転速度変動を抑えることができる。
ここでは、ダンパ機構を構成する保持プレートに形成されたダンパプレート部を、ダイナミックダンパ装置の構成としている。このため、装置全体の部品点数を少なくできる。また、2つのダンパ機構を設けた場合でも、装置全体が大型化して軸方向スペースが拡大するのを抑えることができる。
本発明の別の側面に係るトルクコンバータのロックアップ装置では、ダンパ機構の保持プレートは、出力回転部材を挟んで軸方向に対向する1対のプレート部材を有している。また、ダンパ機構は、1対のプレート部材を互いに固定する複数の固定部材をさらに有している。そして、保持プレートのダンパプレート部は、複数の固定部材が設けられた位置とは円周方向において異なる位置に設けられている。
この装置では、保持プレートを構成する1対のプレート部材を相互に固定するリベット等の固定部材が、ダンパプレート部とは円周方向にずれた位置に設けられている。このため、径方向寸法を抑えることができる。
本発明の別の側面に係るトルクコンバータのロックアップ装置では、保持プレートは、ダイナミックダンパ装置のイナーシャ部材を径方向に位置決めするためのインロー部を外周部に有している。
ここでは、保持プレートの一部によってイナーシャ部材、すなわちダイナミックダンパ装置の径方向の位置決めをすることができる。
本発明の別の側面に係るトルクコンバータのロックアップ装置では、保持プレートは、円板状の本体部と筒状部とを有している。本体部はダンパプレート部の内周部においてダンパプレート部とは軸方向において異なる位置に設けられている。筒状部は、軸方向に延び、ダンパプレート部と本体部とを連結する。そして、インロー部は、イナーシャ部材の内周端面が当接する外周面を有する筒状部である。
本発明の別の側面に係るトルクコンバータのロックアップ装置では、インロー部は、保持プレートに形成され、イナーシャ部材の内周端面が当接する突起部である。
本発明の別の側面に係るトルクコンバータのロックアップ装置では、保持プレートは、ダンパプレート部の内周部においてダンパプレート部とは軸方向において異なる位置に設けられた円板状の本体部をさらに有している。そして、インロー部は、イナーシャ部材の内周端面が当接する本体部の外周面である。
本発明の別の側面に係るトルクコンバータのロックアップ装置では、クラッチ部と保持プレートとを回転方向に弾性的に連結する前段側ダンパ機構をさらに備えている。
以上のような本発明では、ダイナミックダンパ装置を有するロックアップ装置において、部品点数を少なくでき、かつ特に軸方向スペースを抑えることができる。
本発明の一実施形態によるロックアップ装置を備えたトルクコンバータの断面構成図。 図2のロックアップ装置を抽出して示す図。 図2の中間部材及びダイナミックダンパ装置を抽出して示す図。 ダイナミックダンパ装置の正面部分図。 ダイナミックダンパ装置のイナーシャリングの正面部分図。 ダイナミックダンパ装置のストップピンを示す図。 エンジン回転数と回転速度変動の特性図。 インロー部の他の実施形態を示す図。 インロー部のさらに他の実施形態を示す図。 インロー部のさらに他の実施形態を示す図。
図1は、本発明の一実施形態によるロックアップ装置を有するトルクコンバータ1の断面部分図である。図1の左側にはエンジン(図示せず)が配置され、図の右側にトランスミッション(図示せず)が配置されている。なお、図1に示すO−Oがトルクコンバータ及びロックアップ装置の回転軸線である。
[トルクコンバータ1の全体構成]
トルクコンバータ1は、エンジン側のクランクシャフト(図示せず)からトランスミッションの入力シャフトにトルクを伝達するための装置であり、入力側の部材に固定されるフロントカバー2と、3種の羽根車(インペラ3、タービン4、ステータ5)からなるトルクコンバータ本体6と、ロックアップ装置7と、から構成されている。
フロントカバー2は、円板状の部材であり、その外周部にはトランスミッション側に突出する外周筒状部10が形成されている。インペラ3は、フロントカバー2の外周筒状部10に溶接により固定されたインペラシェル12と、その内側に固定された複数のインペラブレード13と、インペラシェル12の内周側に設けられた筒状のインペラハブ14とから構成されている。
タービン4は流体室内でインペラ3に対向して配置されている。タービン4は、タービンシェル15と、タービンシェル15に固定された複数のタービンブレード16と、タービンシェル15の内周側に固定されたタービンハブ17と、から構成されている。タービンハブ17は外周側に延びるフランジ17aを有しており、このフランジ17aにタービンシェル15の内周部が複数のリベット18によって固定されている。また、タービンハブ17の内周部には、図示しないトランスミッションの入力シャフトがスプライン係合している。
ステータ5は、インペラ3とタービン4の内周部間に配置され、タービン4からインペラ3へと戻る作動油を整流するための機構である。ステータ5は主に、ステータキャリア20と、その外周面に設けられた複数のステータブレード21と、から構成されている。ステータキャリア20は、ワンウエイクラッチ22を介して図示しない固定シャフトに支持されている。なお、ステータキャリア20の軸方向両側には、スラストベアリング24,25が設けられている。
[ロックアップ装置7]
図2に、図1のロックアップ装置7を抽出して示している。ロックアップ装置7は、フロントカバー2とタービン4との間の空間に配置されている。ロックアップ装置7は、ピストン30と、ドライブプレート31と、外周側トーションスプリング32と、フロート部材33と、中間部材(保持プレート)34と、内周側トーションスプリング(第1弾性部材)35と、ドリブンプレート(出力回転部材)36と、ダイナミックダンパ装置37と、を有している。
なお、ドライブプレート31、外周側トーションスプリング32、及びフロート部材33によって前段側ダンパ機構が構成されている。また、中間部材34及び内周側トーションスプリング35によってダンパ機構が構成されている。
<ピストン30>
ピストン30は、環状に形成され、フロントカバー2のトランスミッション側に配置されている。ピストン30の内周部には、トランスミッション側に延びる筒状部30aが形成されている。筒状部30aは、タービンハブ17の外周面に軸方向移動自在及び相対回転自在に支持されている。また、ピストン30の外周部において、フロントカバー2側の面には、環状の摩擦材38が固定されている。この摩擦材38がフロントカバー2に押し付けられることによって、フロントカバー2からピストン30にトルクが伝達される。
なお、タービンハブ17の外周面には、エンジン側の小径部17b及びトランスミッション側の大径部17cからなる段付き部が形成されている。ピストン30は小径部17bに支持されており、大径部17cの側面によってトランスミッション側への軸方向移動が規制されている。また、小径部17bにはシール部材40が装着されており、これによりピストン30の内周面とタービンハブ17との間がシールされている。
<ドライブプレート31>
ドライブプレート31は、ピストン30の外周側において、トランスミッション側の側面に固定されている。具体的には、ドライブプレート31は、環状に形成されており、内周部31aがピストン30のトランスミッション側の面にリベット(図示せず)により固定されている。ドライブプレート31の外周部には複数の係合部31bが形成されている。係合部31bは、外周端部がトランスミッション側に折り曲げられ、外周側トーションスプリング32の円周方向の両端に係合している。
<外周側トーションスプリング32及びフロート部材33>
複数の外周側トーションスプリング32は、例えば、1組2個で合計6個のスプリングからなり、各組の2個の外周側トーションスプリング32が直列に作用するように、フロート部材33が設けられている。
フロート部材33は、断面C字状で環状の部材であり、ピストン30の外周部とドライブプレート31の外周部との軸方向間に配置されている。フロート部材33は、ドライブプレート31と相対回転可能に配置されており、外周部33aが外周側トーションスプリング32の外周部を支持し、側部33bが外周側トーションスプリング32のエンジン側の側部を支持している。
また、フロート部材33の軸方向トランスミッション側の先端部33cは、内周側でかつエンジン側に折り曲げられており、この先端部の折り曲げ部33cが1組の外周側トーションスプリング32の間に挿入されている。すなわち、折り曲げ部33cの円周方向の両端面が、対応する外周側トーションスプリング32の端面に当接している。
フロート部材33の内周端部33dは、ドライブプレート31のピストン側の側面に当接可能である。また、フロート部材33の内周端面は、ドライブプレート31の一部に形成された支持部31cの外周面に支持されている。すなわち、フロート部材33は、ピストン30及びドライブプレート31によって軸方向の移動が規制され、ドライブプレート31の支持部31cによって径方向に位置決めされている。
以上のように、直列に作用するように配置された1組の外周側トーションスプリング32の円周方向両端がドライブプレート31の係合部31bに係合し、1組の外周側トーションスプリング32の中間部にフロート部材33の折り曲げ部33cが挿入されている。
<中間部材34>
図3は、図1の中間部材34及びダイナミックダンパ装置37を抽出して示したものである。中間部材34は、外周側トーションスプリング32と内周側トーションスプリング35とを直列に作用させるために設けられた両者を連結する部材であり、内周側トーションスプリング35を保持する機能も有している。中間部材34は、第1プレート41と第2プレート42とから構成されており、ドライブプレート31及びドリブンプレート36に対して相対回転自在である。
第1及び第2プレート41,42はピストン3とタービンシェル15との間に配置された環状かつ円板状の部材である。第1プレート41と第2プレート42とは軸方向に間隔をあけて配置されている。第1プレート41がエンジン側に配置され、第2プレート42がトランスミッション側に配置されている。
第2プレート42は、円板状の本体部42dを有し、本体部42dの外周部には、図4に示すように、円周方向に所定の間隔で複数の突出部42aが形成されている。複数の突出部42aは第2プレート42の外周部をさらに径方向外方に突出して形成されたものである。そして、この第2プレート42の突出部42aと第1プレート41の外周部とが、複数のリベット43によって互いに相対回転不能でかつ軸方向に移動不能に連結されている。本体部42dの外周部には、本体部42dの外周部をいったんタービン4側に折り曲げて形成されたインロー部45bを有している。このインロー部45bは筒状に形成されている。
また、第1プレート41及び第2プレート42には、それぞれ軸方向に貫通する窓部41b,42bが形成されている。窓部41b,42bは、円周方向に延びて形成されており、内周部と外周部には、軸方向に切り起こされた切り起こし部が形成されている。
図3に示すように、第1プレート41の外周端部には、外周側トーションスプリング32にまで延びる複数の係止部41cが形成されている。複数の係止部41cは第1プレート41の先端を軸方向エンジン側に折り曲げて形成されたものである。この複数の係止部41cは、円周方向に所定の間隔をあけて配置されており、2つの係止部41cの間に、直列に作用する1組の外周側トーションスプリング32が配置されている。
以上のような中間部材34によって、外周側トーションスプリング32と内周側トーションスプリング35とを直列的に作用させることが可能となる。
<内周側トーションスプリング35>
複数の内周側トーションスプリング35のそれぞれは、図3及び図4に示すように、大コイルスプリング35aと、大コイルスプリング35aの内部に挿入され大コイルスプリング35aのスプリング長と同じ長さの小コイルスプリング35bと、の組合せからなる。各内周側トーションスプリング35は、中間部材34の両プレート41,42の窓部41b,42b内に配置されている。そして、各内周側トーションスプリング35は窓部41b,42bによって円周方向両端及び半径方向両側が支持されている。さらに、各内周側トーションスプリング35は窓部41b,42bの切り起こし部によって軸方向への飛び出しが規制されている。
<ドリブンプレート36>
ドリブンプレート36は、環状かつ円板状の部材であり、内周部がタービンシェル15とともにリベット18によってタービンハブ17のフランジ17aに固定されている。このドリブンプレート36は、第1プレート41と第2プレート42との間に、両プレート41,42に対して相対回転可能に配置されている。そして、ドリブンプレート36の外周部には、第1及び第2プレート41,42の窓部41b,42bに対応して、窓孔36aが形成されている。窓孔36aは軸方向に貫通する孔であり、この窓孔36aに内周側トーションスプリング35が配置されている。
また、ドリブンプレート36の外周部には、径方向外方に突出する複数のストッパ用突起部36b(図4参照)が形成されている。ストッパ用突起部36bは、軸方向において、第2プレート42の突出部42a及びこの突出部42aに固定された第1プレート41の一部と同じ位置に配置されている。また、ストッパ用突起部36bは2つの突出部42aの円周方向間に配置されている。したがって、第1及び第2プレート41,42とドリブンプレート36との相対回転が大きくなった場合は、ストッパ用突起部36bと突出部42aとが当接し、両者の相対回転は規制される。
[ダイナミックダンパ装置37]
ダイナミックダンパ装置37は、図3及び図4に示すように、中間部材34の第2プレート42の外周延長部であるダンパプレート部45と、1対のイナーシャリング46と、1対の蓋部材47と、スプリングユニット(第2弾性部材)48と、ストップピン49と、を有している。なお、図4はダイナミックダンパ装置34をタービン4側から視た部分図である。
<ダンパプレート部45>
ダンパプレート部45は、前述のように、中間部材34を構成する第2プレート42の外周部をさらに径方向外方に延長して形成された部分である。図4に示すように、ダンパプレート部45は、突出部42aの円周方向間に配置されている。すなわち、ダンパプレート部45と、リベット43が設けられた突出部42aと、は円周方向において異なる位置に設けられている。このため、第2プレート42の径方向寸法を抑えることができる。
また、ダンパプレート部45は突出部42aよりさらに外方に延びている。このダンパプレート部45にはスプリング収納部45aが形成されている。スプリング収納部45aは、円周方向に延びて形成されており、軸方向に貫通している。
<イナーシャリング46>
1対のイナーシャリング46は、板金部材をプレス加工して形成されたものであり、ダンパプレート部45の軸方向両側に配置されている。2つのイナーシャリング46は同様の構成である。イナーシャリング46は、図5に示すように、円周方向に所定の間隔で複数のスプリング収納部46a(第2開口)を有している。このスプリング収納部46aはダンパプレート部45のスプリング収納部45aに対応する位置に形成されている。また、イナーシャリング46は複数の貫通孔46bを有している。複数の貫通孔46bは、ストップピン49が装着される孔であり、複数のダンパプレート部45の円周方向間に形成されている。さらに、イナーシャリング46の内周縁には、組み付け時に第2プレート42の各突出部42aとの干渉を避けるために、外周側に凹む切欠き46cが形成されている。
1対の蓋部材47は1対のイナーシャリング46の軸方向外側に配置されている。具体的には、一方の蓋部材47はフロントカバー2側に配置されたイナーシャリング46のさらにフロントカバー2側に配置され、他方の蓋部材47はタービン4側に配置されたイナーシャリング46のさらにタービン4側に配置されている。
<蓋部材47>
蓋部材47は、図4に示すように、環状に形成され、外径はイナーシャリング46の外径と同寸法であり、内径は第2プレート42の突出部42aの外径よりも大きい寸法である。そして、蓋部材47には、イナーシャリング46の貫通孔46bに対応する位置に貫通孔47bが形成されている。
<スプリングユニット48>
スプリングユニット48は、図4に示すように、複数のスプリング収納部45aのそれぞれに収納された大小のコイルスプリング48a,48bから構成されている。大コイルスプリング48aはスプリング収納部45aの円周方向長さとほぼ同じ長さを有している。したがって、大コイルスプリング48aの両端部はダンパプレート部45及びイナーシャリング46のスプリング収納部45a,46aの円周方向端部に当接している。また、小コイルスプリング48bは、大コイルスプリング48aの内周部に配置され、大コイルスプリング48aの長さにより短く設定されている。このため、小コイルスプリング48bは大コイルスプリング48aの作動より遅れて作動する。
<ストップピン49>
ストップピン49はイナーシャリング46及び蓋部材47の貫通孔46b,47bに装着されている。すなわち、ストップピン49は複数のダンパプレート部45の円周方向間に配置されている。ストップピン49は、図6に示すように、軸方向の中央部に大径胴部49aを有し、その両側に小径胴部49bを有している。大径胴部49aは、イナーシャリング46の貫通孔46bより大径である。また、大径胴部49aの厚みは、ダンパプレート部45の厚みより若干厚く形成されている。
小径胴部49bはイナーシャリング46の貫通孔46b及び蓋部材47の貫通孔47bを挿通している。そして、小径胴部49bの頭部をかしめることによって、ダンパプレート部45の軸方向両側にイナーシャリング46及び蓋部材47が固定されている。
以上のような構成により、ダンパプレート部45とイナーシャリング46及び蓋部材47とは、隣接するダンパプレート部45の間でストップピン49が移動し得る範囲で相対回転が可能である。そして、ストップピン49の大径胴部49aがダンパプレート部45の円周方向端面に当接することによって、両者の相対回転が規制される。
また、イナーシャリング46及び蓋部材47がストップピン49によって固定された状態で、イナーシャリング46の内周面がダンパプレート部45のインロー部45bの外周面に当接し、これによりイナーシャリング46,蓋部材47及び大小コイルスプリング48a,48bが径方向に位置決めされている。
[動作]
まず、トルクコンバータ本体の動作について簡単に説明する。フロントカバー2及びインペラ3が回転している状態では、インペラ3からタービン4へ作動油が流れ、作動油を介してインペラ3からタービン4へトルクが伝達される。タービン4に伝達されたトルクはタービンハブ17を介してトランスミッションの入力シャフト(図示せず)に伝達される。
トルクコンバータ1の速度比があがり、入力シャフトが一定の回転速度になると、フロントカバー2とピストン30との間の作動油がドレンされ、ピストン30のタービン4側に作動油が供給される。すると、ピストン30がフロントカバー2側に移動させられる。この結果、ピストン30に固定された摩擦部材38がフロントカバー2に押圧され、ロックアップクラッチがオンになる。
以上のようなクラッチオン状態では、トルクは、フロントカバー2→ピストン30→ドライブプレート31→外周側トーションスプリング32→中間部材34→内周側トーションスプリング35→ドリブンプレート36の経路で伝達され、タービンハブ17に出力される。
ロックアップ装置7においては、トルクを伝達すると共にフロントカバー2から入力されるトルク変動を吸収・減衰する。具体的には、ロックアップ装置7において捩り振動が発生すると、外周側トーションスプリング32と内周側トーションスプリング35とがドライブプレート31とドリブンプレート36との間で直列に圧縮される。さらに、外周側トーションスプリング32においても、1組の外周側トーションスプリング32が直列に圧縮される。このため、捩り角度を広くすることができる。
[ダイナミックダンパ装置37の動作]
中間部材34に伝達されたトルクは、内周側トーションスプリング35を介してドリブンプレート36に伝達され、さらにタービンハブ17を介してトランスミッション側の部材に伝達される。このとき、中間部材34にはダイナミックダンパ装置37が設けられているので、エンジンの回転速度変動を効果的に抑制することができる。すなわち、ダンパプレート部45の回転とイナーシャリング46及び蓋部材47の回転とは、ダンパ機構48の作用によって位相にズレが生じる。具体的には、所定のエンジン回転数においてイナーシャリング46及び蓋部材47はダンパプレート部45の回転速度変動を打ち消す位相で変動する。この位相のズレによって、トランスミッションの回転速度変動を吸収することができる。
また、本実施形態では、ダイナミックダンパ装置37を中間部材34に固定し、ダイナミックダンパ装置37とタービンハブ17との間に振動を抑えるための内周側トーションスプリング35を配置している。この内周側トーションスプリング35の作用によって、図7に示すように、より効果的に回転速度変動を抑えることができる。図7において、特性C1は、従来のロックアップ装置における回転速度変動を示している。特性C2はダイナミックダンパ装置をタービンハブに装着し、ダイナミックダンパ装置の出力側にトーションスプリングがない場合の変動を示している。また、特性C3は本実施形態のように、ダイナミックダンパ装置37を中間部材34に装着し、ダイナミックダンパ装置37の出力側に内周側トーションスプリング35を設けた場合の変動を示している。
図7の特性C2と特性C3とを比較して明らかなように、ダイナミックダンパ装置37の出力側に内周側トーションスプリング35を設けた場合は、回転速度変動のピークが低くなり、かつエンジン回転数の常用域においても回転速度変動が抑えることができる。
ここで、スプリングユニット48は2段の捩じり特性を有している。具体的には、ダンパプレート部45とイナーシャリング46及び蓋部材47との間に相対回転が生じると、低捩じり角度領域では、まず大コイルスプリング48aのみが圧縮され、低剛性の捩じり特性(1段目の捩じり特性)によってスプリングユニット48が作動する。この場合は、イナーシャリング46及び蓋部材47はダンパプレート部45に対して比較的小さい抵抗で相対回転し、効果的に回転速度変動を抑えることができる。
そして、より大きい回転変動が生じてダンパプレート部45とイナーシャリング46及び蓋部材47との間に、さらに大きな相対回転が生じると、大コイルスプリング48aに加えて小コイルスプリング48bも圧縮されることになる。このため、低剛性の捩じり特性に比較して高い剛性の捩じり特性(2段目の捩じり特性)でスプリングユニット48が作動する。
このように大きい回転変動が生じた場合は、1段目の捩じり特性を経て2段目の捩じり特性でスプリングユニット48が作動する。この場合は、1段目の捩じり特性で作動している場合に比較して、ダンパプレート部45に対してイナーシャリング46及び蓋部材47が回転しにくくなり、両者の相対回転速度が低下する。このため、ダンパプレート部45の円周方向端面がストップピン49に衝突しても、従来の1段の捩じり特性のみを有するダイナミックダンパ装置に比較して衝撃が抑えられる。
[特徴]
(1)中間部材34を構成する第2プレート42の一部によって、ダイナミックダンパ装置37のダンパプレート部45が構成されている。このため、装置全体の部品点数を抑えることができる。特に、外周側トーションスプリング32及び内周側トーションスプリング35とともにダイナミックダンパ装置37を設けた場合でも、装置全体が大型化するのを避けることができる。
(2)第2プレート42にインロー部45bを設け、このインロー部45bによってダイナミックダンパ装置37の径方向の位置決めを行っている。このため、簡単な構成でダイナミックダンパ装置37の径方向の位置決めを行うことができる。
(3)第2プレート42において、第1プレート41との固定部分(リベット43が設けられた部分)と、ダンパプレート部45と、を円周方向において異なる位置に設けている。このため、第2プレート42が径方向に大きくなるのを抑えることができる。
(4)1対のイナーシャリング46をダンパプレート部45の両側に配置してダイナミックダンパ装置37を構成しているので、1対のイナーシャリング46をプレート部材で形成することができる。したがって、イナーシャリングを鋳造品や鍛造品で形成する場合に比較して製造コストを抑えることができる。
(5)ダンパプレート部45及びイナーシャリング46の内部にダンパ機構48を収容しているので、特に、軸方向におけるダイナミックダンパ装置の占有スペースをコンパクトにすることができる。
(6)イナーシャリング46を軸方向に分割しているので、ダンパプレート部45の差し込み、及びダンパ機構48の組付が容易になる。
(7)中間部材34にダイナミックダンパ装置37を装着し、ダイナミックダンパ装置37の出力側に内周側トーションスプリング35を設けているので、より効果的に回転速度変動を抑えることができる。
[他の実施形態]
本発明は以上のような実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲を逸脱することなく種々の変形又は修正が可能である。
(a)前記実施形態では、内周側のトーションスプリングに加えて外周側のトーションスプリングを有するロックアップ装置に本発明を適用したが、いずれか一方側にのみトーションスプリングが設けられている装置にも本発明を同様に適用することができる。
(b)ダイナミックダンパ装置のダンパ機構を2段特性としたが、1段特性の場合にも本発明を適用することができる。
(c)ダイナミックダンパ装置を径方向に位置決めするための別の実施形態を図8に示している。
図8に示す実施形態では、ダイナミックダンパ装置37における第2プレート52の構成のみが前記実施形態と異なっている。すなわち、第2プレート52は前記実施形態と同様に、円板状の本体部52dと、本体部52dの外周側に形成されたダンパプレート部55と、を有している。そして、ダンパプレート部55の内周側、すなわち本体部52dの外周部に、径方向外方に延びて形成された複数のインロー部55bを有している。本体部52dとインロー部55bとは、軸方向において同じ位置に形成されている。
そして、フロントカバー側のイナーシャリング46の内周端面がインロー部55bの外周端面に当接し、これによりダイナミックダンパ装置37は径方向に位置決めされている。
(d)インロー部のさらに別の実施形態を図9に示している。ここでは、ダイナミックダンパ装置37における第2プレート62の構成のみが前記実施形態と異なっている。すなわち、第2プレート62は前記実施形態と同様に、円板状の本体部62dと、本体部62dの外周側に形成されたダンパプレート部65と、を有している。そして、ダンパプレート部65の内周側に、軸方向フロントカバー側に切り起こされた複数のインロー部65bを有している。
そして、フロントカバー側のイナーシャリング46の内周端面がインロー部65bの外周端面に当接し、これによりダイナミックダンパ装置37は径方向に位置決めされている。
(e)図10にさらに別の実施形態を示す。この実施形態では、中間部材を構成する第2プレート72は、円板状の本体部72dと、本体部72dの外周側に形成されたダンパプレート部75と、を有している。そして、本体部72dの外周端面75bが、フロントカバー側のイナーシャリング46の内周端面に当接するインロー部となっており、これによりダイナミックダンパ装置37は径方向に位置決めされている。
(f)前記実施形態では、ダイナミックダンパ装置をピストン及びドリブンプレートに対して相対回転自在に設けたが、ダイナミックダンパ装置をドリブンプレートに固定し、入力側の部材(ピストン)に対してのみ相対回転自在としてもよい。
1 トルクコンバータ
2 フロントカバー
4 タービン
6 トルクコンバータ本体
7 ロックアップ装置
30 ピストン
31 ドライブプレート
32 外周側トーションスプリング
34 中間部材
35 内周側トーションスプリング
36 ドリブンプレート
37 ダイナミックダンパ装置
42d,52d,65d,75d 本体部
45,55,65,75 ダンパプレート部
45b,55b,65b,75b インロー部
46 イナーシャリング
48 スプリングユニット

Claims (7)

  1. エンジン側の部材に連結されるフロントカバーとトルクコンバータ本体との間に配置され、前記フロントカバーからのトルクを前記トルクコンバータ本体のタービンに直接伝達するためのロックアップ装置であって、
    前記フロントカバーからのトルクを出力側に伝達するクラッチ部と、
    前記クラッチ部と相対回転自在であり、前記タービンに連結された出力回転部材と、
    複数の第1弾性部材と、前記クラッチ部及び前記出力回転部材のうちの少なくとも前記クラッチ部と相対回転自在に設けられ前記第1弾性部材を保持するとともに外周部の一部にダンパプレート部を有する保持プレートと、を有し、前記クラッチ部と前記出力回転部材との間に配置されて回転速度変動を減衰するダンパ機構と、
    前記ダンパプレート部と相対回転自在に配置されたイナーシャ部材と、前記ダンパプレート部と前記イナーシャ部材とを回転方向に弾性的に連結する複数の第2弾性部材と、を有し、回転速度変動を減衰するダイナミックダンパ装置と、
    を備えたトルクコンバータのロックアップ装置。
  2. 前記ダンパ機構の保持プレートは、前記出力回転部材を挟んで軸方向に対向する1対のプレート部材を有し、
    前記ダンパ機構は、前記1対のプレート部材を互いに固定する複数の固定部材をさらに有し、
    前記保持プレートのダンパプレート部は、前記複数の固定部材が設けられた位置とは円周方向において異なる位置に設けられている、
    請求項1に記載のトルクコンバータのロックアップ装置。
  3. 前記保持プレートは、前記ダイナミックダンパ装置のイナーシャ部材を径方向に位置決めするためのインロー部を外周部に有している、請求項1又は2に記載のトルクコンバータのロックアップ装置。
  4. 前記保持プレートは、
    前記ダンパプレート部の内周部において前記ダンパプレート部とは軸方向において異なる位置に設けられた円板状の本体部と、
    軸方向に延び、前記ダンパプレート部と前記本体部とを連結する筒状部と、
    をさらに有し、
    前記インロー部は、前記イナーシャ部材の内周端面が当接する外周面を有する前記筒状部である、
    請求項3に記載のトルクコンバータのロックアップ装置。
  5. 前記インロー部は、前記保持プレートに形成され、前記イナーシャ部材の内周端面が当接する突起部である、請求項3に記載のトルクコンバータのロックアップ装置。
  6. 前記保持プレートは、前記ダンパプレート部の内周部において前記ダンパプレート部とは軸方向において異なる位置に設けられた円板状の本体部をさらに有し、
    前記インロー部は、前記イナーシャ部材の内周端面が当接する前記本体部の外周面である、
    請求項3に記載のトルクコンバータのロックアップ装置。
  7. 前記クラッチ部と前記保持プレートとを回転方向に弾性的に連結する前段側ダンパ機構をさらに備えた、請求項1から6のいずれかに記載のトルクコンバータのロックアップ装置。
JP2013233981A 2013-11-12 2013-11-12 トルクコンバータのロックアップ装置 Active JP6182434B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013233981A JP6182434B2 (ja) 2013-11-12 2013-11-12 トルクコンバータのロックアップ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013233981A JP6182434B2 (ja) 2013-11-12 2013-11-12 トルクコンバータのロックアップ装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015094424A true JP2015094424A (ja) 2015-05-18
JP6182434B2 JP6182434B2 (ja) 2017-08-16

Family

ID=53196958

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013233981A Active JP6182434B2 (ja) 2013-11-12 2013-11-12 トルクコンバータのロックアップ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6182434B2 (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2017073193A1 (ja) * 2015-10-30 2017-05-04 株式会社エクセディ ダンパ装置
KR20180042164A (ko) 2015-08-20 2018-04-25 가부시키가이샤 에쿠세디 토크 변동 억제 장치, 토크 컨버터 및 동력 전달 장치
KR20180052596A (ko) 2015-09-11 2018-05-18 가부시키가이샤 에쿠세디 토크 변동 억제 장치, 토크 컨버터 및 동력 전달 장치
JP2018096454A (ja) * 2016-12-13 2018-06-21 株式会社エクセディ 振動低減装置
US10648533B2 (en) 2016-07-20 2020-05-12 Exedy Corporation Torque fluctuation inhibiting device, torque converter and power transmission device
US11015674B2 (en) 2017-02-17 2021-05-25 Exedy Corporation Torque fluctuation inhibiting device, torque converter and power transmission device
US11156277B2 (en) 2017-02-17 2021-10-26 Exedy Corporation Torque fluctuation inhibiting device, torque converter and power transmission device

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2012043301A1 (ja) * 2010-09-30 2012-04-05 アイシン・エィ・ダブリュ株式会社 流体伝動装置
WO2015046076A1 (ja) * 2013-09-30 2015-04-02 アイシン・エィ・ダブリュ株式会社 ダンパ装置および発進装置

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2012043301A1 (ja) * 2010-09-30 2012-04-05 アイシン・エィ・ダブリュ株式会社 流体伝動装置
WO2015046076A1 (ja) * 2013-09-30 2015-04-02 アイシン・エィ・ダブリュ株式会社 ダンパ装置および発進装置

Cited By (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10184542B2 (en) 2015-08-20 2019-01-22 Exedy Corporation Torque fluctuation inhibiting device, torque converter and power transmission device
KR20180042164A (ko) 2015-08-20 2018-04-25 가부시키가이샤 에쿠세디 토크 변동 억제 장치, 토크 컨버터 및 동력 전달 장치
US10626950B2 (en) 2015-08-20 2020-04-21 Exedy Corporation Torque fluctuation inhibiting device, torque converter and power transmission device
US10626949B2 (en) 2015-08-20 2020-04-21 Exedy Corporation Torque fluctuation inhibiting device, torque converter and power transmission device
US10619702B2 (en) 2015-08-20 2020-04-14 Exedy Corporation Torque fluctuation inhibiting device, torque converter and power transmission device
US10487911B2 (en) 2015-09-11 2019-11-26 Exedy Corporation Torque fluctuation inhibiting device, torque converter and power transmission device
KR20180052596A (ko) 2015-09-11 2018-05-18 가부시키가이샤 에쿠세디 토크 변동 억제 장치, 토크 컨버터 및 동력 전달 장치
WO2017073193A1 (ja) * 2015-10-30 2017-05-04 株式会社エクセディ ダンパ装置
CN108138902A (zh) * 2015-10-30 2018-06-08 株式会社艾科赛迪 减振装置
US10648532B2 (en) 2015-10-30 2020-05-12 Exedy Corporation Damper device
CN108138902B (zh) * 2015-10-30 2020-05-15 株式会社艾科赛迪 减振装置
US10648533B2 (en) 2016-07-20 2020-05-12 Exedy Corporation Torque fluctuation inhibiting device, torque converter and power transmission device
JP2018096454A (ja) * 2016-12-13 2018-06-21 株式会社エクセディ 振動低減装置
US11015674B2 (en) 2017-02-17 2021-05-25 Exedy Corporation Torque fluctuation inhibiting device, torque converter and power transmission device
US11156277B2 (en) 2017-02-17 2021-10-26 Exedy Corporation Torque fluctuation inhibiting device, torque converter and power transmission device

Also Published As

Publication number Publication date
JP6182434B2 (ja) 2017-08-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6182434B2 (ja) トルクコンバータのロックアップ装置
JP5685304B2 (ja) トルクコンバータのロックアップ装置
JP5878893B2 (ja) トルクコンバータのロックアップ装置
JP6334284B2 (ja) 動力伝達装置及びトルクコンバータのロックアップ装置
JP5852701B2 (ja) 流体式動力伝達装置
JP6245871B2 (ja) トルクコンバータのロックアップ装置
KR102520918B1 (ko) 진동 저감 장치
JP5734365B2 (ja) トルクコンバータのロックアップ装置
JP2011122622A (ja) トルクコンバータ用ロックアップ装置
JP2011047442A (ja) トルクコンバータ用ロックアップ装置
JP2011122640A (ja) トルクコンバータ用ロックアップ装置
JP6230874B2 (ja) ダイナミックダンパ装置及びトルクコンバータのロックアップ装置
JP5791773B1 (ja) 流体式動力伝達装置
JP6182433B2 (ja) ダイナミックダンパ装置及びトルクコンバータのロックアップ装置
JP6461469B2 (ja) トルクコンバータのロックアップ装置
JP6247524B2 (ja) トルクコンバータのロックアップ装置
JP6234183B2 (ja) トルクコンバータ
JP5763733B2 (ja) トルクコンバータのロックアップ装置
JP6130286B2 (ja) トルクコンバータのロックアップ装置
JP2015098930A (ja) トルクコンバータのロックアップ装置
JP2009019649A (ja) ロックアップダンパー
JP6234182B2 (ja) トルクコンバータのロックアップ装置
JP6163412B2 (ja) トルクコンバータのロックアップ装置
JP2015215021A (ja) 動力伝達装置
JP2007113745A (ja) 流体式トルク伝達装置およびそれに用いられるロックアップ装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160602

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170329

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170404

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170526

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170704

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170724

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6182434

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250