JP2015093816A - ガラス微粒子堆積体の製造方法およびガラス母材の製造方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】バーナー22が形成する火炎内でガラス原料23を火炎熱分解反応させてガラス微粒子を生成し、生成したガラス微粒子を出発ロッド11に堆積させてガラス微粒子堆積体Mを作製する堆積工程を有するガラス微粒子堆積体の製造方法であって、堆積工程において、バーナー22から噴出するガラス原料23の液体原料用ポート31aを1つのバーナー22あたり少なくとも2つ設け、少なくとも1つの液体原料用ポート31aの面積をバーナー22の火炎形成部の面積の2.25×10−4以下とし、ガラス原料23を液体状態で各液体原料用ポート31aに供給し、各液体原料用ポート31aの外周から外側1.0mm以内の位置に噴出ガスポート31bの内周が配置され、各噴出ガスポート31bからガスを噴出する。
【選択図】図2
Description
特許文献2にはSiCl4やGeCl4またはOMCTS等のケイ素含有化合物を加水分解反応または酸化反応させる線状バーナーが開示されている。
反応容器内に出発ロッドとガラス微粒子生成用のバーナーを設置し、前記バーナーにガラス原料を導入し、前記バーナーが形成する火炎内でガラス原料を火炎熱分解反応させてガラス微粒子を生成し、生成したガラス微粒子を前記出発ロッドに堆積させてガラス微粒子堆積体を作製する堆積工程を有するガラス微粒子堆積体の製造方法であって、
前記堆積工程において、前記バーナーから噴出するガラス原料の出射口を1つのバーナーあたり少なくとも2つ設け、前記出射口のうち少なくとも1つの出射口の面積を前記バーナーの火炎形成部の面積の2.25×10−4以下とし、前記ガラス原料を液体状態で各前記出射口に供給し、各前記出射口の外周から外側1.0mm以内の位置にガス噴出口の内周が配置され、前記ガス噴出口からガスを噴出する。
上述のガラス微粒子堆積体の製造方法によってガラス微粒子堆積体を製造し、当該製造したガラス微粒子堆積体を加熱して透明なガラス母材を製造する透明化工程を有する。
最初に本願発明の実施形態の内容を列記して説明する。
本発明のガラス微粒子堆積体の製造方法は、
(1)反応容器内に出発ロッドとガラス微粒子生成用のバーナーを設置し、前記バーナーにガラス原料を導入し、前記バーナーが形成する火炎内でガラス原料を火炎熱分解反応させてガラス微粒子を生成し、生成したガラス微粒子を前記出発ロッドに堆積させてガラス微粒子堆積体を作製する堆積工程を有するガラス微粒子堆積体の製造方法であって、
前記堆積工程において、前記バーナーから噴出するガラス原料の出射口を1つのバーナーあたり少なくとも2つ設け、前記出射口のうち少なくとも1つの出射口の面積を前記バーナーの火炎形成部の面積の2.25×10−4以下とし、前記ガラス原料を液体状態で各前記出射口に供給し、各前記出射口の外周から外側1.0mm以内の位置にガス噴出口の内周が配置され、前記ガス噴出口からガスを噴出する。
この構成によれば、ガラス微粒子生成用バーナーの各出射口から噴出するガラス原料の投入量を減らすことができ、ガラス原料の反応を促進させて、ガラス微粒子堆積体のガラス原料収率を向上させることができる。また、液体状態でガラス原料を供給するので、沸点が高温のガラス原料を気化させるための高価な処理装置を備える必要がなく、ガラス微粒子堆積体の製造コストを抑えることができる。さらに、液体原料を噴出する出射口外側のごく近傍からガスを噴出するので、効率よくガラス原料を霧化できる。
この構成によれば、ガラス原料の反応をさらに促進させて、ガラス原料収率をさらに向上させることができる。
この構成によれば、ガラス原料を火炎内で広げる事ができるので、ガラス原料の反応を促進させることができる。
この構成によれば、酸素ガスを含むガスを液体原料の出射口外側のごく近傍から噴出することにより、ガラス原料の酸化反応を促進することができる。
この構成によれば、ガラス原料の噴霧液径を小さくすることができ、霧化したガラス原料の気化効率を上げることができる。
この構成によれば、ガラス原料をSiO2へ酸化反応させる効率を上げることができる。
この構成によれば、ガラス微粒子を生成する際にHCl等の有害物質が発生することなく、ガラス微粒子堆積体の製造コストを抑えることができる。
(13)上記の(1)から(12)のいずれかのガラス微粒子堆積体の製造方法によってガラス微粒子堆積体を製造し、当該製造したガラス微粒子堆積体を加熱して透明なガラス母材を製造する透明化工程を有する。
この構成によれば、ガラス微粒子堆積体のガラス原料収率を向上させることができるガラス母材の製造方法を提供することができる。
以下、本発明に係るガラス微粒子堆積体の製造方法およびガラス母材の製造方法の実施形態の例を添付図面に基づいて説明する。なお、以下に示す製造方法としては、OVD(Outside Vapor Deposition)法を例に説明するが、本発明はOVD法に限定されるものではない。OVD法と同様にガラス原料から火炎熱分解反応を利用してガラスを堆積させる方法、例えば、VAD(Vapor Phase Axial Deposition)法やMMD(Multiburner Multilayer Deposition)法等に本発明を適用することも可能である。
原料供給装置21は、液体原料23を貯留する原料容器24と、液体原料23を供給するポンプ25と、液体原料23をバーナー22へ導く供給配管26と、原料容器24とポンプ25と供給配管26の一部とを含む温度調整する温調ブース27からなる。
図2(a)に示すバーナー22は、バーナー面の中央部に、液体原料23を噴出する原料ポート31を有している。原料ポート31内には、液体原料23を噴出する液体原料用ポート(ガラス原料の出射口の一例)31aと、その周囲に噴出ガスポート(ガス噴出口の一例)31bが存在する。噴出ガスポート31bは、その内周が液体原料用ポート31aの外周から外側1.0mm以内に配置されるように、設置されている。原料ポート31は、液体原料用ポート31aから噴出した液体原料に噴出ガスポート31bから噴出したガスを当てることによって、液体原料を霧化する。原料ポート31の外周には、シールガスポート32が設けられている。さらに、シールガスポート32の周囲には、燃焼用ガスを噴出する燃焼ガスポート33が同心円状に複数個配置されている。
中心の原料ポート31の液体原料用ポート31aからは、例えば、液体原料23としてOMCTSなどに代表されるシロキサン液が噴出される。中心の原料ポート31の噴出ガスポート31bからは、例えば、窒素(N2)、酸素(O2)、アルゴン(Ar)等のガスがそれぞれ単体で、もしくは混合されて噴出される。シールガスポート32からはシールガスとして例えば不活性ガスである窒素(N2)やアルゴン(Ar)ガスが供給される。また、燃焼ガスポート33は、例えば内周側のポート33aから可燃性ガスである水素(H2)が噴出され、外周側のポート33bから助燃性ガスである酸素(O2)が噴出される。
さらに好ましくは、各液体原料用ポート31aの面積を火炎形成部35の面積に対して1.00×10−4以下に設定する。さらに好ましくは、各液体原料用ポート31aの面積を火炎形成部35の面積に対して2.50×10−5以下、さらに好ましくは4.00×10−6以下とする。
なお、1つの液体原料用ポート31aの面積の下限値は、加工精度の限界値で決まる。
[堆積工程]
OVD法(外付け法)によってガラス微粒子の堆積を行い、ガラス微粒子堆積体Mを製造する。先ず、図1に示すように、昇降回転装置3に支持棒10を取り付け、さらに支持棒10の下端部に出発ロッド11を取り付けた状態で、出発ロッド11および支持棒10の一部を反応容器2内に納める。
次に、得られるガラス微粒子堆積体Mを不活性ガスと塩素ガスの混合雰囲気中で1100℃に加熱した後、He雰囲気中で1550℃に加熱して透明ガラス母材を得る。このようなガラス母材の製造を繰り返し行う。
また、各液体原料用ポート31aの外周近傍の噴出ガスポート31bから1283m/s以上の流速となるガスを噴出することで、上述の効果をさらに高めることができる。
SiCl4+2H20→ SiO2+4HCl …式(1)
この場合、副産物として環境へ悪影響を及ぼすHCl(塩酸)が生成されるため、塩酸を無害化する処理装置が必要となり、ガラス母材を製造するためのランニングコストが非常に高くなってしまう。
一方、本実施形態のように、例えばOMCTS等に代表されるシロキサン液を用いた場合は、以下の式(2)に基づきSiO2ガラス微粒子が生成される。
[SiO(CH3)2]4+16O2→4SiO2+8CO2+12H20 …式(2)
このように、バーナーに供給するガラス原料として、シロキサン、より好ましくはOMCTSを用いると、塩酸のような有害物質が排出されない。そのため、有害物質を除去または無害化するための処理装置を設ける必要がなく、ガラス母材の製造コストを抑えることができる。
このように、1つのバーナー22あたり5つ以上の原料ポート31A,31B,31Cを設けることにより、作製されるガラス微粒子堆積体Mのガラス原料収率をさらに高めることができる。
線状バーナー122においては、バーナー122の短手方向の中央部に、複数の原料ポート131がバーナー122の長手方向に沿って一列に配置されている。原料ポート131の構造は、上記の原料ポート31と同じである。一列に配列された原料ポート131の両側には複数のシールガスポート132が配列されている。さらに、シールガスポート132の外側には、複数の燃焼ガスポート133が2列で配列されている。上記の実施形態と同様に、中心の原料ポート131の液体原料用ポート(ガラス原料の出射口の一例)からは、例えば、液体原料23としてOMCTSなどに代表されるシロキサン液が噴出される。液体原料用ポートの周囲には、噴出ガスポートが存在し、例えば、窒素(N2)、酸素(O2)、アルゴン(Ar)等のガスがそれぞれ単体で若しくは混合されて噴出される。シールガスポート132からはシールガスとして、例えば窒素(N2)やアルゴン(Ar)ガスが供給される。また、2列に配列された燃焼ガスポート133のうち内側のポート133aから可燃性ガスである水素(H2)が噴出され、外側のポート133bから助燃性ガスである酸素(O2)が噴出される。
なお、さらに好ましくは、各原料ポート131の液体原料用ポートの面積を火炎形成部135の面積に対して1.00×10−4以下に設定する。さらに好ましくは、各原料ポート131の液体原料用ポートの面積を火炎形成部35の面積に対して2.50×10−5以下、さらに好ましくは4.00×10−6以下とする。
また、SiCl4のようなシロキサン以外の原料であっても、ガラス原料収率を上げる効果は同様にある。
その結果を表1に示す。
実施例1から、バーナー単体あたりの原料ポートの数が2つ、1つの液体原料用ポートの面積の火炎形成部の面積に対する割合が2.50×10−5、各噴出ガスポートから噴出するガスのO2分子流量が0.027mol/分、各噴出ガスポートから噴出するガスの流速が513m/sとすると、原料収率が50%になるという結果が得られる。
一方、比較例1のように、バーナー単体あたりの原料ポートの数が1つで、液体原料用ポートの面積の火炎形成部の面積に対する割合が2.50×10−5よりも大きく、例えば4.00×10−4であり、噴出ガスポートの内周が液体原料用ポートの外周より1.1mm離れている場合、各噴出ガスポートから噴出するガスのO2分子流量Zおよび各噴出ガスポートから噴出するガスの流速Wが実施例1と同じ値であっても、原料収率は20%に留まるという結果が得られる。
実施例2〜5においては、実施例1よりもバーナー単体あたりの原料ポートの数Xを増やし、実施例2は原料ポートが5つ、実施例3は原料ポートが10個、実施例4は原料ポートが50個、実施例5は原料ポートが100個のバーナーを用いる。なお、実施例2〜5において、1つの液体原料用ポートの面積の火炎形成部の面積に対する割合Y、各噴出ガスポートから噴出するガスのO2分子流量Zおよび各噴出ガスポートから噴出するガスの流速Wは、実施例1と同一の値を用いる。
その結果、表1に示すようにバーナー単体あたりの原料ポートの数が増えるほど原料収率が向上することが確認できる。なお、実施例4,5では、バーナーとして、図5の線状バーナーを使用している。
実施例6〜8においては、1つの液体原料用ポートの面積の火炎形成部の面積に対する割合Yを変更して、実施例6は2.25×10−4、実施例7は1.00×10−4、実施例8は4.00×10−6であるバーナーを用いる。なお、実施例6〜8において、バーナー単体あたりの原料ポートの数Xと、各噴出ガスポートから噴出するガスのO2分子流量Zおよび各噴出ガスポートから噴出するガスの流速Wは、実施例2と同一の値を用いる。
その結果、表1の実施例6に示すように、1つの液体原料用ポートの面積の火炎形成部の面積に対する割合を2.25×10−4以下とすることで、比較例1と比べて原料収率が十分に向上することが確認できる。また、実施例2、6〜8の結果から、1つの液体原料用ポートの面積の火炎形成部の面積に対する割合Yを小さくしていくほど、原料収率が向上することが確認できる。
実施例9〜12においては、各噴出ガスポートから噴出するガスのO2分子流量Zおよび各噴出ガスポートから噴出するガスの流速Wの値を変更し、実施例9は0mol/分及び513m/s、実施例10は0.045mol/分および856m/s、実施例11は0.067mol/分および1284m/s、実施例12は0.089mol/分および1711m/sとする。なお、実施例9〜12において、バーナー単体あたりの原料ポートの数Xと、1つの液体原料用ポートの面積の火炎形成部の面積に対する割合Yは、実施例2と同一の値を用いる。
その結果、表1に示すように、各噴出ガスポートから噴出するガスのO2分子流量Zを増やすことで、比較例1と比べて原料収率が十分に向上することが確認できる。具体的には、実施例10のように、ガス中のO2分子流量(0.045mol/分)を液体原料として噴出されるOMCTS中のSi原子流量(0.044mol/分)以上とすることで、原料収率が大きく向上する。また、実施例11,12のようにガス中のO2分子数をOMCTS中のSi原子数の1.5倍以上とすると原料収率がさらに向上することから、分子流量Zを増やすほど原料収率が向上することが確認できる。また、実施例9はO2分子流量が0mol/分の例であるが、各噴出ガスポートから噴出するガスの流速Wが比較例1と同じ値であっても、原料収率は実施例9の方が圧倒的に高いことがわかる。このことから、バーナー単体あたりの原料ポートの数が2つ以上で、液体原料用ポートの面積の火炎形成部の面積に対する割合が2.25×10−4以下であり、噴出ガスポートを液体原料用ポートの外周から1.0mm以内の範囲に設置させる事が原料収率の向上に重要であることがわかる。
実施例13〜15においては、噴出ガスポートから噴出するガスの流速Wについて、実施例13は152m/s、実施例14は856m/s、実施例15は2158m/sとする。なお、実施例13〜15において、バーナー単体あたりの原料ポートの数Xと、1つの液体原料用ポートの面積の火炎形成部の面積に対する割合Yと、各噴出ガスポートから噴出するガスのO2分子流量Zは、実施例2と同一の値を用いる。
その結果、表1に示すように各噴出ガスポートから噴出するガスの流速Wを152m/s以上とすることで、比較例1と比べて原料収率が十分に向上することが確認できる。また、実施例2,13〜15の結果から、流速Wを上げるほど原料収率が向上することが確認できる。
比較例2、3は、比較例1と同じく原料ポートの数を1つとし、各パラメータを変更する例である。上記の実施例9〜15から、各噴出ガスポートから噴出するガスのO2分子流量Zを増やすか、各噴出ガスポートから噴出するガスの流速Wを上げると原料収率が向上するという結果が得られている。しかし、表1の比較例2および3に示すように、バーナー単体あたりの原料ポートの数が1つであって、1つの液体原料用ポートの面積の火炎形成部の面積に対する割合Yが大きく、噴出ガスポートの内周が液体原料用ポートの外周から1.0mmより大きく離れていると、各パラメータを変更した効果は若干あるものの、原料収率を実施例の値ほどに向上させることはできない。
[比較例4]
比較例4は原料を気化させた状態でバーナーに供給する例であるが、高価な気化器(図示省略)が必要となるため、原料を液体で供給する場合(実施例1〜15、比較例1〜3)と比べて、設備コストが1.3倍になることがわかる。また、気化状態の原料を液体原料用ポートから出射し、その外周からO2分子流量0.027mol/分を含むガスを導入すると、バーナー近傍でガラス粒子が生成されて、ガラス粒子がバーナーに堆積してしまい、バーナーが詰まる問題が生じる。このため原料収率は測定不可能となる。
2:反応容器
3:昇降回転装置
5:制御部
10:支持棒
11:出発ロッド
21:原料供給装置
22:バーナー
23:液体原料
24:原料容器
25:ポンプ
26:供給配管
27:温調ブース
28:テープヒータ
30:ガラス微粒子
31:原料ポート
31a:液体原料用ポート(ガラス原料の出射口の一例)
31b:噴出ガスポート(ガス噴出口の一例)
32:シールガスポート
33:燃焼ガスポート
35:火炎形成部
122:線状バーナー
131:原料ポート
132:シールガスポート
133:燃焼ガスポート
135:火炎形成部
M:ガラス微粒子堆積体
Claims (14)
- 反応容器内に出発ロッドとガラス微粒子生成用のバーナーを設置し、前記バーナーにガラス原料を導入し、前記バーナーが形成する火炎内でガラス原料を火炎熱分解反応させてガラス微粒子を生成し、生成したガラス微粒子を前記出発ロッドに堆積させてガラス微粒子堆積体を作製する堆積工程を有するガラス微粒子堆積体の製造方法であって、
前記堆積工程において、前記バーナーから噴出するガラス原料の出射口を1つのバーナーあたり少なくとも2つ設け、前記出射口のうち少なくとも1つの出射口の面積を前記バーナーの火炎形成部の面積の2.25×10−4以下とし、前記ガラス原料を液体状態で各前記出射口に供給し、各前記出射口の外周から外側1.0mm以内の位置にガス噴出口の内周が配置され、前記ガス噴出口からガスを噴出する、ガラス微粒子堆積体の製造方法。 - 前記堆積工程において、前記1つのバーナーあたり5つ以上の前記出射口を設ける、請求項1に記載のガラス微粒子堆積体の製造方法。
- 前記堆積工程において、前記1つの出射口の面積を前記火炎形成部の面積の1.00×10−4以下とする、請求項1または請求項2に記載のガラス微粒子堆積体の製造方法。
- 前記堆積工程において、前記1つの出射口の面積を前記火炎形成部の面積の2.50×10−5以下とする、請求項1または請求項2に記載のガラス微粒子堆積体の製造方法。
- 前記堆積工程において、前記1つの出射口の面積を前記火炎形成部の面積の4.00×10−6以下とする、請求項1または請求項2に記載のガラス微粒子堆積体の製造方法。
- 前記堆積工程において、前記ガス噴出口から酸素ガスを含むガスを噴出して、各前記出射口から噴出される前記ガラス原料を霧化する、請求項1から請求項5のいずれか一項に記載のガラス微粒子堆積体の製造方法。
- 前記堆積工程において、各前記ガス噴出口から856m/s以上の流速となるガスを噴出して、各前記出射口から噴出される前記ガラス原料を霧化する、請求項6に記載のガラス微粒子堆積体の製造方法。
- 前記堆積工程において、各前記ガス噴出口から1283m/s以上の流速となるガスを噴出して、各前記出射口から噴出される前記ガラス原料を霧化する、請求項6に記載のガラス微粒子堆積体の製造方法。
- 前記堆積工程において、各前記ガス噴出口から噴出する前記ガスに含まれる酸素分子数を各前記出射口から噴出する前記ガラス原料の中に含まれるSi原子数以上とする、請求項7または請求項8に記載のガラス微粒子堆積体の製造方法。
- 前記堆積工程において、各前記ガス噴出口から噴出する前記ガスに含まれる酸素分子数を各前記出射口から噴出する前記ガラス原料の中に含まれるSi原子数の1.5倍以上とする、請求項7または請求項8に記載のガラス微粒子堆積体の製造方法。
- 前記堆積工程において、前記バーナーに供給する前記ガラス原料をシロキサンとする、請求項1から請求項10のいずれか一項に記載のガラス微粒子堆積体の製造方法。
- 前記堆積工程において、前記バーナーに供給する前記ガラス原料をオクタメチルシクロテトラシロキサン(OMCTS)とする、請求項1から請求項10のいずれか一項に記載のガラス微粒子堆積体の製造方法。
- 請求項1から請求項12のいずれか一項に記載のガラス微粒子堆積体の製造方法によってガラス微粒子堆積体を製造し、当該製造したガラス微粒子堆積体を加熱して透明なガラス母材を製造する透明化工程を有する、ガラス母材の製造方法。
- 前記堆積工程における前記出発ロッドへのガラス微粒子の堆積をOVD法、VAD法、MMD法のいずれかにより行う、請求項13に記載のガラス母材の製造方法。
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