JP2015093701A - 分包用積層材および分包用包装袋 - Google Patents

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Abstract

【課題】基材層及びシーラント層に優れた静電防止機能を持ち、かつ耐カール性、シール適性、ガスバリア性、防湿性、寸法精度、機械適性、カット性に優れると共に、粉末状あるいは顆粒状の医薬品を充填包装するのに有用な分包用積層材およびそれを用いた分包用包装袋の提供。【解決手段】基材層となる延伸フィルムの一方の面に静電防止層、シーラント層を順に積層した積層材であって、前記静電防止層が静電気誘導防止性を有する架橋性重合体を主成分とするものからなると共に、延伸フィルム表面及びシーラント表面の静電電位測定値が0.3kV以下であることを特徴とする分包用積層材。【選択図】図1

Description

本発明は、医薬品、食品、化粧品などを包装する為の分包用包装袋に関するものであり、更に詳しくは、粉末あるいは顆粒状の医薬品等を充填包装するのに有用な分包用積層材およびそれを用いた分包用包装袋に関するものである。
従来、合成樹脂のフィルムないしシートを使用して種々の包装用袋が提案され、種々の医薬品の充填包装に使用されている。例えば、粉末状あるいは顆粒状の医薬品であれば、分包の包装形態で包装されている。
近年、医薬品を充填包装する分包用積層材として、セロハンに低密度ポリエチレン等を積層したラミネ−トフィルム等が、手で容易に引裂くことができ、袋の内容物を目で確認できる事から汎用されている(例えば、特許文献1参照)。
また、内服薬、外服薬の投与期間は、人体に対する安全性の観点から、従来、薬事法により「内服薬、外服薬は、1回14日分以内」と規制されていたが、2002年度に「保険医療機関および保険医療養担当規則」が改正され、原則として投与期間の限度がなくなり、厚生労働大臣が定める内服薬および外用薬ごとに1回14日分、30日分、および90日分を限度とする内容に改正された。
このため分包用包装袋には、従来よりも医薬品を長期間保存するので、保存中の医薬品に変質することのない分包用包装袋の要望が高まっている。
しかしながら、従来のセロハンを積層したラミネートフィルムを分包用積層材とした分包用包装袋を使用すると、分包用積層材を透過する水分を防止する(以下「防湿性」という)のが不充分であり、長期間保存すると、医薬品が吸湿して変質してしまうという問題があった。また、セロハンを基材とした分包用包装袋では、吸湿によるカール発生のため、薬剤等の充填適正に問題があった。
またセロハンは、ポリエチレンテレフタレート、ポリアミドフィルム、ポリプロピレンフィルム等のプラスチックフィルムと比較してコストパフォーマンスに劣るという欠点がある。
そのため、近年セロハンの代替として延伸フィルムが使用された分包用積層袋があるが(例えば、特許文献2参照。)、これはシーラント層に静電防止剤を混入しているため、包装時のシール適正が低下してしまう不具合がある。また基材層である延伸フィルム側に静電防止効果が得られず、内容物の充填時に充填機が帯電してしまい充填が出来ないという問題点や、基材層にゴミが付着してしまうという問題点もある。
実公平1−37635号公報 特開2005−305830号公報
本発明は、基材層及びシーラント層に優れた静電防止機能を持ち、かつ耐カール性、シール適性、ガスバリア性、防湿性、寸法精度、機械適性、カット性に優れると共に、粉末状あるいは顆粒状の医薬品を充填包装するのに有用な分包用積層材およびそれを用いた分包用包装袋を提供することを課題としている。
前記課題を達成するため、本発明は、基材層となる延伸フィルムの一方の面に静電防止層、シーラント層を順に積層した積層材であって、前記静電防止層が静電気誘導防止性を有する架橋性重合体を主成分とするものからなると共に、延伸フィルム表面及びシーラント表面の静電電位測定値が0.3kV以下であることを特徴とする分包用積層材を提供する。
本発明の分包用積層材において、前記シーラント層が押出ラミネート用樹脂組成物からなることが好ましい。
本発明の分包用積層材において、前記シーラント層がポリエチレン系樹脂からなることが好ましい。
本発明の分包用積層材において、前記シーラント層が、JISK6922‐1で測定した密度が915kg/m以下の低密度ポリエチレンからなることが好ましい。
本発明の分包用積層材において、前記シーラント層が、樹脂100質量部に対して、スリップ剤として脂肪酸アミド0.01〜0.3質量部が配合された樹脂組成物からなることが好ましい。
本発明の分包用積層材において、前記基材層となる延伸フィルムと静電防止層の間に、無機酸化物の薄膜からなるバリア層が設けられたことが好ましい。
本発明の分包用積層材において、前記基材層がポリエチレンテレフタレート、ポリアミド、ポリプロピレンからなる群から選択される樹脂からなる1層又は2層以上の延伸フィルムであることが好ましい。
また本発明は、前記分包用積層材を用いて、長手方向の中心線に設けた折り目を介して該シーラント層が内面側となるように2つ折りし、長手方向の端縁部をヒートシールし、長手方向と直角に所定間隔でヒートシール部を順次設け、前記ヒートシール部間の折り目と反対側の端辺に開口部を設け、さらに、該ヒートシール部の開口部側に手で切り易くするための細孔構造を形成してなることを特徴とする分包用包装袋を提供する。
本発明の分包用積層材は、基材層及びシーラント層からの静電防止性に優れ、充填適正に効果を発揮するとともに、良好なヒートシール強度が得られる。またガスバリア性、防湿性に優れるので、該分包用積層材を用いて作製した分包用包装袋は、粉末あるいは顆粒状さらには固形状の医薬品、食品、化粧品等を長期間保存することができる。
本発明の分包用積層材の第1実施形態を示す断面図である。 本発明の分包用積層材の第2実施形態を示す断面図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
図1は、本発明の分包用積層材の第1実施形態を示す断面図である。本実施形態の分包用積層材は、基材層となる延伸フィルム1の一方の面に、静電防止層2とシーラント層3とを順に積層した構造になっている。
また図2は、本発明の分包用積層材の第2実施形態を示す断面図である。本実施形態の分包用積層材は、一方の面に無機酸化物の薄膜からなるバリア層4を形成した延伸フィルム1を用い、該バリア層4側の面に、静電防止層2とシーラント層3とを順に積層した構造になっている。
前記延伸フィルム1としては、ポリエチレンテレフタレートフィルム、ポリアミドフィルム、ポリプロピレンフィルムが挙げられる。バリア層4としては、アルミ蒸着、アルミナ蒸着、二酸化珪素蒸着や、塩化ビニリデン樹脂コートが挙げられる。また、延伸フィルム1の表面にウレタン系インキ等を用い、印刷されたものでもよい。これらの基材は、単独で使用することもできるが、2種類以上積層したものを基材とすることもできる。
また前記延伸フィルム1の表面に、前処理としてコロナ処理、低温プラズマ処理、イオンボンバード処理を施しておいてもよく、さらに薬品処理、溶剤処理などを施してもよい。
前記延伸フィルム1の厚さは特に制限を受けるものではないが、包装材料としての適性、他のフィルムを積層あるいは蒸着層を形成する場合の加工性等を考慮すると、5〜30μmの範囲が好ましい。
前記静電防止層2は、グラビア印刷方式などで延伸フィルム1の一方の面側に塗布し、乾燥硬化させて得られる。この静電防止層2は、延伸フィルム1やシーラント層3との接着強度を向上させ、かつ耐水性や耐溶剤性を付与するとともに、その静電防止性能により、延伸フィルム1及びシーラント層3の外表面に優れた静電防止効果を付与することができるものである。
さらに前記静電防止層を詳しく説明すると、静電誘導防止性を有する架橋反応性重合体からなるアンカーコート剤であり、さらに具体的には、側鎖にカルボキシル基及び4級アンモニウム塩基を有する架橋性高分子が好ましい。この静電誘導防止アンカーコート剤をグラビア方式、ロールコート方式、リップコート方式等で透明な延伸フィルム1に塗布し、約90℃で数秒間乾燥して硬化させ、塗工量1g〜10g/m(ウエット塗布量)の静電誘導防止性を有する静電防止層2とすることができる。
前記シーラント層3は、ヒートシール性に優れる樹脂としてポリオレフィン系樹脂からなっており、特に低密度ポリエチレンの使用が好ましい。このシーラント層3の積層方法は、前記ポリオレフィン系樹脂を公知の溶融押出法で前記静電防止層2の表面に積層する方法が好ましい。前記シーラント層3の厚みは特に限定しないが、通常30〜50μmのものが使用される。
本発明の分包用積層材10,11は、延伸フィルム表面及びシーラント表面の静電電位測定値が絶対値として0.3kV以下になっている。この静電電位測定値が0.3kVを超えると、内容物の充填時に充填機が帯電して充填し難くなるという問題や、基材層にゴミが付着し易くなるという問題を生じる。
本発明に係る分包用包装袋は、長尺の前記分包用積層材を用い、長手方向の中心線に設けた折り目を介して該シーラント層が内面側となるように2つ折りし、長手方向と直角に所定間隔でヒートシール部を順次設け、前記ヒートシール部間の折り目と反対側の端辺に開口部を設け、さらに、該ヒートシール部の開口部側に手で切り易くするための細孔構造を形成して構成される。前記細孔構造は、延伸フィルム1のみに形成(シーラント層3は未貫通)してもよいし、分包用積層材の全層を貫通して形成してもよく、どちらの細孔構造でも手切れ性は得られるが、より好ましくは分包用積層材の全層を貫通して細孔構造を形成した方が、より安定した手切れ性が確保できる。
[実施例1]
2軸延伸ポリエステルフィルム1として、厚さ12μmの2軸延伸PETフィルム(東洋紡社製、商品名「E5100」)を使用し、高分子静電誘導防止AC剤(アルテック社製、商品名「PA100」)をグラビアコート方式で前記の透明な2軸延伸ポリエステルフィルム1の片面に塗布し、90℃の雰囲気中で35〜40mの風量で乾燥し、塗工量3g/m(ウエット)の静電防止層2を得た。続いて前記のように得られた静電防止層2の面に、スリップ剤としてエルカ酸アミドを0.1質量部となるように配合した低密度ポリエチレン(密度915kg/m)を溶融押出法により押し出し積層して、厚さ45μmのシーラント層3を形成し、本発明の分包用積層材を作製した。
次に、前記のように得られた長尺の分包用積層材を、長手方向の中心線に設けた折り目を介して該シーラント層3が内面側となるように2つ折りし、長手方向と直角に所定間隔でヒートシール部を順次設け、前記ヒートシール部間の折り目と反対側の端辺に開口部を設け、さらに、該ヒートシール部の開口部側に手で切り易くするための細孔構造を形成して分包用包装袋を作製した。
[実施例2]
実施例1において、2軸延伸ポリエステルフィルム1の一方の面にアルミナ蒸着膜からなるバリア層4を積層し、このバリア層4側に静電防止層2とシーラント層3を積層したこと以外は実施例1と同様にして、実施例2の分包用積層材及び分包用包装袋を作製した。
[比較例1]
実施例1おいて、ポリエチレンイミンを主成分として含有する高分子静電誘導防止AC剤を塗布する代わりに、ウレタン系アンカーコート剤(三井化学社製、商品名「A3210」)を2軸延伸ポリエステルフィルム1に塗布し、シーラント層3として低密度ポリエチレン(密度919kg/m)を100質量部、静電防止剤を構成するグリセリンステアリン酸エステルを0.25質量部、ジグリセリンステアリン酸エステルを0.25質量部、スリップ剤としてエルカ酸アミドを0.1質量部となるように配合したこと以外は実施例1と同様にして比較例1の分包用積層材及び分包用包装袋を作製した。
[比較例2]
比較例1において、2軸延伸ポリエステルフィルム1の一方の面にアルミナ蒸着膜からなるバリア層4を積層したこと以外は比較例1と同様にして、比較例2の分包用積層材及び分包用包装袋を作製した。
<評価>
実施例1,2及び比較例1,2で作製した分包用積層材及び分包用包装袋について、下記<静電電位の測定方法>、<摩擦係数の測定方法>、<カールの評価方法>及び<手切れ性の評価>に記した方法に従って測定・評価した。その結果を表1に示す。
<静電電位の測定方法>
アキレス社製帯電圧測定器AS-miniを用いて、2軸延伸ポリエステルフィルム(基材層)及びシーラント層の静電電位の測定を行った(単位:kV)。
<摩擦係数の測定方法>
JIS K7125 摩擦係数試験方法に基づいて測定した。
<カールの評価方法>
分包用積層材を2cm×2cmの大きさにカットし、その試験片のカールの有無を目視で判断した。耐カール性の判断基準は、
良好(○):カール無し
不良(×):カール有り
とした。
<手切れ性の評価>
手切れ性の評価基準は、分包用包装袋にミシン目(穴径1mm、ピッチ1mm)を形成し、手でミシン目に沿って引き裂いた際の手切れ性を官能評価した。評価基準は
良好(○):ミシン目に沿ってスムーズにカット可能
不良(×):ミシン目に沿ってカットし難い
とした。
Figure 2015093701
表1の結果から、本発明に係る実施例1,2は、比較例1,2と比べて優れた静電気誘導防止性を有していた。
また、本発明に係る実施例1,2は、比較例1,2と比べ、手切れ性が良好であった。
[実施例3]
2軸延伸ポリエステルフィルム1として、厚さ12μmの2軸延伸PETフィルム(東洋紡社製、商品名「TF110」)を使用し、高分子静電誘導防止AC剤(アルテック社製、商品名「PA100」)をグラビアコート方式で前記の透明な2軸延伸ポリエステルフィルム1の片面に塗布し、90℃の雰囲気中で35〜40mの風量で乾燥し、塗工量3g/m(ウエット)の静電防止層2を得た。続いて前記のように得られた静電防止層2の面に、スリップ剤としてエルカ酸アミドを0.1質量部となるように配合した低密度ポリエチレン(密度915kg/m)を溶融押出法により押し出し積層して、厚さ45μmのシーラント層3を形成し、本発明の分包用積層材を作製した。
次に、前記のように得られた長尺の分包用積層材を、長手方向の中心線に設けた折り目を介して該シーラント層3が内面側となるように2つ折りし、長手方向と直角に所定間隔でヒートシール部を順次設け、前記ヒートシール部間の折り目と反対側の端辺に開口部を設け、分包用包装袋を作製した。
[実施例4]
実施例3において、2軸延伸ポリエステルフィルム1(東洋紡社製、商品名「TF110」)の一方の面にアルミナ蒸着膜からなるバリア層4を積層し、このバリア層4側に静電防止層2とシーラント層3を積層したこと以外は実施例3と同様にして、実施例4の分包用積層材及び分包用包装袋を作製した。
[比較例3]
実施例3において、ポリエチレンイミンを主成分として含有する高分子静電誘導防止AC剤を塗布する代わりに、ウレタン系アンカーコート剤(三井化学社製、商品名「A3210」)を2軸延伸ポリエステルフィルム(東洋紡社製、商品名「E5100」)に塗布し、シーラント層として低密度ポリエチレン(密度919kg/m)を100質量部、静電防止剤を構成するグリセリンステアリン酸エステルを0.25質量部、ジグリセリンステアリン酸エステルを0.25質量部、スリップ剤としてエルカ酸アミドを0.1質量部となるように配合したこと以外は実施例3と同様にして比較例3の分包用積層材及び分包用包装袋を作製した。
[比較例4]
比較例3において、2軸延伸ポリエステルフィルム1(東洋紡社製、商品名「E5100」)の一方の面にアルミナ蒸着膜からなるバリア層を積層したこと以外は比較例3と同様にして、比較例4の分包用積層材及び分包用包装袋を作製した。
<評価>
実施例3,4及び比較例3,4で作製した分包用積層材及び分包用包装袋について、下記<静電電位の測定方法>、<摩擦係数の測定方法>、<カールの評価方法>及び<手切れ性の評価>に記した方法に従って測定・評価した。その結果を表2に示す。
<静電電位の測定方法>
アキレス社製帯電圧測定器AS-miniを用いて、2軸延伸ポリエステルフィルム(基材層)及びシーラント層の静電電位の測定を行った(単位:kV)。
<摩擦係数の測定方法>
JIS K7125 摩擦係数試験方法に基づいて測定した。
<カールの評価方法>
分包用積層材を2cm×2cmの大きさにカットし、その試験片のカールの有無を目視で判断した。耐カール性の判断基準は、
良好(○):カール無し
不良(×):カール有り
とした。
<手切れ性の評価>
手切れ性の評価基準は、分包用包装袋にミシン目(穴径1mm、ピッチ1mm)を形成し、手でミシン目に沿って引き裂いた際の手切れ性を官能評価した。評価基準は
良好(○):ミシン目に沿ってスムーズにカット可能
不良(×):ミシン目に沿ってカットし難い
とした。
Figure 2015093701
表2の結果から、本発明に係る実施例3,4は、比較例3,4と比べて優れた静電気誘導防止性を有していた。
また、本発明に係る実施例3,4は、比較例3,4と比べて、耐カール性に優れており、さらに手切れ性も良好であった。
本発明は、基材層及びシーラント層に優れた帯電防止機能を持ち、かつ耐カール性、シール適性、ガスバリア性、防湿性、寸法精度、機械適性、カット性に優れると共に、粉末状あるいは顆粒状の医薬品、食品、化粧品等を充填包装するのに有用な分包用積層材およびそれを用いた分包用包装袋を提供する。
1…延伸フィルム、2…静電防止層、3…シーラント層、4…バリア層、10,11…分包用積層材。

Claims (8)

  1. 基材層となる延伸フィルムの一方の面に静電防止層、シーラント層を順に積層した積層材であって、前記静電防止層が静電気誘導防止性を有する架橋性重合体を主成分とするものからなると共に、延伸フィルム表面及びシーラント表面の静電電位測定値が0.3kV以下であることを特徴とする分包用積層材。
  2. 前記シーラント層が押出ラミネート用樹脂組成物からなることを特徴とする請求項1に記載の分包用積層材。
  3. 前記シーラント層がポリエチレン系樹脂からなることを特徴とする請求項1又は2に記載の分包用積層材。
  4. 前記シーラント層が、JISK6922‐1で測定した密度が915kg/m以下の低密度ポリエチレンからなることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の分包用積層材。
  5. 前記シーラント層が、樹脂100質量部に対して、スリップ剤として脂肪酸アミド0.01〜0.3質量部が配合された樹脂組成物からなることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の分包用積層材。
  6. 前記基材層となる延伸フィルムと静電防止層の間に、無機酸化物の薄膜からなるバリア層が設けられたことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の分包用積層材。
  7. 前記基材層がポリエチレンテレフタレート、ポリアミド、ポリプロピレンからなる群から選択される樹脂からなる1層又は2層以上の延伸フィルムである請求項1〜6のいずれか1項に記載の分包用積層材。
  8. 請求項1〜7のいずれか1項に記載の分包用積層材を用いて、長手方向の中心線に設けた折り目を介して該シーラント層が内面側となるように2つ折りし、長手方向の端縁部をヒートシールし、長手方向と直角に所定間隔でヒートシール部を順次設け、前記ヒートシール部間の折り目と反対側の端辺に開口部を設け、さらに、該ヒートシール部の開口部側に手で切り易くするための細孔構造を形成してなることを特徴とする分包用包装袋。
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