JP2015091215A - モータ駆動回路およびその駆動方法、それを用いた電子機器 - Google Patents

モータ駆動回路およびその駆動方法、それを用いた電子機器 Download PDF

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Abstract

【課題】脱調を防止しつつ、高効率でステッピングモータを駆動する。
【解決手段】ロジック回路210は、入力パルスS1と同期して、ステッピングモータ102のコイルL1に接続されるブリッジ回路202を制御し、ステッピングモータ102のコイルL1に供給される電力を制御する。逆起電力検出部220は、コイルL1の両端間に生ずる逆起電力VBEMFを検出する。負荷角推定部230は、コイルL1のハイインピーダンス区間に設けられた検出区間における逆起電力にもとづいて、負荷角φを推定する。ロジック回路210は、推定された負荷角φが所定の目標角φREFに近づくように、コイルL1に供給される電力を調節可能に構成される。
【選択図】図1

Description

本発明は、ステッピングモータの駆動技術に関する。
デジタルスチルカメラ、デジタルビデオカメラ、ディスク装置、プリンタ、コピー機などの電子機器において、レンズやピックアップ、ヘッド等の可動部品の位置調節、紙送り用ローラの駆動などにステッピングモータが多く用いられている。ステッピングモータは、外部から印加された入力パルスに同期して回転する同期モータであり、起動、停止、位置決めに優れた制御性を持っている。さらにステッピングモータは、オープンループでの制御が可能であり、またデジタル信号処理に適するという特性を有する。
特開平9−103096号公報 特開2004−120957号公報 特開2000−184789号公報 特開2004−180354号公報
通常状態において、ステッピングモータのロータは、入力パルス数に比例したステップ角ずつ同期して回転する。ところが、急な負荷変動や速度変化が生ずると同期が失われる。これを脱調という。ひとたび脱調すると、その後、ステッピングモータを正常に駆動するために特別な処理が必要となるため、脱調を防止することが望まれる。
この問題を解決するために、多くの場合、想定される最大の負荷にマージンを設け、脱調マージンを考慮した出力トルクが得られるように、モータ駆動回路を設計することになるが、電力損失が大きくなる。またロータの位置を検出するためにセンサを用いると、部品点数の増加に伴うコスト増大が生ずる。
本発明はかかる課題に鑑みてなされたものであり、そのある態様の例示的な目的のひとつは、脱調を防止しつつ、高効率でステッピングモータを駆動可能な駆動回路の提供にある。
本発明のある態様は、ステッピングモータの駆動回路に関する。この駆動回路は、入力パルスと同期して、ステッピングモータのコイルに接続されるブリッジ回路を制御し、ステッピングモータのコイルに供給される電力を制御するロジック回路と、コイルの両端間に生ずる逆起電力を検出する逆起電力検出部と、コイルのハイインピーダンス区間に設けられた検出区間における逆起電力にもとづいて、負荷角を推定する負荷角推定部と、を備える。ロジック回路は、推定された負荷角が所定の目標角に近づくように、コイルに供給される電力を調節可能に構成される。
この態様によると、脱調を防止しつつ、高効率でステッピングモータを駆動できる。
「検出区間」は、ある瞬時的な時刻であってもよいし、ある時刻からある時刻までの時間区間であってもよい。
負荷角推定部は、逆起電力をデジタル値に変換するA/Dコンバータと、入力パルスの周期を測定する周期カウンタと、デジタル値に測定された周期を乗算することにより、負荷角に応じた負荷角検出値を生成する演算器と、を含んでもよい。ロジック回路は、負荷角検出値が目標角に応じた負荷角目標値に近づくように、コイルに供給される電力を調節してもよい。
ロジック回路は、負荷角検出値と負荷角目標値の誤差に応じた指令値を生成するコントローラと、指令値に応じたデューティ比を有する制御パルスを生成するパルス変調器と、制御パルスにもとづいてブリッジ回路を制御するプリドライバと、を含んでもよい。
ある態様の駆動回路は、ステッピングモータのコイルに流れる電流を示す電流検出値を生成する電流検出回路をさらに備えてもよい。ロジック回路は、負荷角検出値と負荷角目標値の誤差に応じた電流値を生成するコントローラと、電流検出値が電流値を超えないようにデューティ比が調節される制御パルスを生成する電流制御回路と、制御パルスにもとづいてブリッジ回路を制御するプリドライバと、を含んでもよい。
電流制御回路は、電流検出値を電流値と比較し、電流検出値が電流値を超えるとアサートされる比較信号を生成するコンパレータと、比較信号がアサートされると制御パルスを第1レベルに遷移させ、所定の周期ごとに制御パルスを第2レベルに遷移させるロジック素子と、を含んでもよい。
コントローラは、PIコントローラを含んでもよい。
ロジック回路は、負荷角が目標角に近づくように、ブリッジ回路を駆動するための制御パルスをパルス変調してもよい。
ロジック回路は、負荷角が目標角に近づくように、ブリッジ回路に供給される電源電圧を調節してもよい。
検出区間は、ハイインピーダンス区間の略中央に位置してもよい。
検出区間は、ハイインピーダンス区間に遷移してから、ハイインピーダンス区間の長さに所定係数を乗じた時間の経過後に位置してもよい。ロジック回路もしくは逆起電力検出部は、ハイインピーダンス区間の長さを測定する測定部を備えてもよい。
駆動回路は、ひとつの半導体基板に一体集積化されてもよい。
「一体集積化」とは、回路の構成要素のすべてが半導体基板上に形成される場合や、回路の主要構成要素が一体集積化される場合が含まれ、回路定数の調節用に一部の抵抗やキャパシタなどが半導体基板の外部に設けられていてもよい。駆動回路を1つのICとして集積化することにより、回路面積を削減することができるとともに、回路素子の特性を均一に保つことができる。
本発明の別の態様は、電子機器に関する。電子機器は、ステッピングモータと、ステッピングモータを駆動する上述のいずれかのモータ駆動回路と、を備えてもよい。
なお、以上の構成要素の任意の組み合わせや本発明の構成要素や表現を、方法、装置、システムなどの間で相互に置換したものもまた、本発明の態様として有効である。
本発明のある態様によれば、脱調を防止しつつ、高効率でステッピングモータを駆動できる。
実施の形態に係るモータ駆動回路の構成を示すブロック図である。 モータ駆動回路の動作シーケンスを示す波形図である。 図1のモータ駆動回路による逆起電力VBEMFの検出動作を示す図である。 逆起電力検出部の構成例を示す回路図である。 負荷角推定部およびロジック回路の構成例を示すブロック図である。 ロジック回路の別の構成例を示すブロック図である。 負荷角φとトルク効率の関係を示す図である。 従来のモータ駆動回路の動作波形図である。 図1のモータ駆動回路の動作波形図である。 図10(a)〜(c)は、モータ駆動回路を備える電子機器の例を示す斜視図である。 検出区間の生成方法の一例を示す波形図である。
以下、本発明を好適な実施の形態をもとに図面を参照しながら説明する。各図面に示される同一または同等の構成要素、部材、処理には、同一の符号を付するものとし、適宜重複した説明は省略する。また、実施の形態は、発明を限定するものではなく例示であって、実施の形態に記述されるすべての特徴やその組み合わせは、必ずしも発明の本質的なものであるとは限らない。
本明細書において、「部材Aが、部材Bと接続された状態」とは、部材Aと部材Bが物理的に直接的に接続される場合のほか、部材Aと部材Bが、電気的な接続状態に影響を及ぼさない他の部材を介して間接的に接続される場合も含む。
同様に、「部材Cが、部材Aと部材Bの間に設けられた状態」とは、部材Aと部材C、あるいは部材Bと部材Cが直接的に接続される場合のほか、電気的な接続状態に影響を及ぼさない他の部材を介して間接的に接続される場合も含む。
図1は、実施の形態に係るモータ駆動回路200の構成を示すブロック図である。モータ駆動回路200は、ステッピングモータ102とともにアクチュエータ100を構成する。ステッピングモータ102は、PM(Permanent Magnet)型、VR型(Variable Reluctance)型、HB(Hybrid)型であるとを問わない。
モータ駆動回路200は、外部からの入力パルスS1を受け、入力パルスS1のパルス数に応じた角度、ステッピングモータ102を回転させる。モータ駆動回路200は、ブリッジ回路202_1、202_2、ロジック回路210、逆起電力検出部220、負荷角推定部230、を備え、ひとつの半導体基板上に一体集積化される。
ステッピングモータ102は、2チャンネルのコイルL1、L2を含む。
第1チャンネルCH1のブリッジ回路202_1は、ステッピングモータ102の第1コイルL1と接続される。第2チャンネルCH2のブリッジ回路202_2は、ステッピングモータ102の第2コイルL2と接続される。
ブリッジ回路202_1、202_2はそれぞれ、4つのトランジスタM1〜M4を含むHブリッジ回路である。Hブリッジ回路202_1のトランジスタM1〜M4は、ロジック回路210からの駆動信号S4_1にもとづいてスイッチングされ、それにより、第1コイルL1の両端間の電圧(第1コイル電圧ともいう)VL1がスイッチングされる。
ブリッジ回路202_2は、ブリッジ回路202_1と同様に構成され、そのトランジスタM1〜M4は、ロジック回路210からの駆動信号S4_2(不図示)にもとづいてスイッチングされ、それにより、第2コイルL2の両端間の電圧(第2コイル電圧ともいう)VL2がスイッチングされる。
ロジック回路210は、ステッピングモータ102の回転速度(同期速度)を指示する入力パルスS1を受ける。ロジック回路210は、入力パルスS1と同期して、ブリッジ回路202_1、202_2を制御し、ステッピングモータ102の第1コイルL1、第2コイルL2それぞれに供給される電流(電力)を制御する。
具体的には、ロジック回路210は、入力パルスS1の所定のエッジごとに、コイル電流ICOIL1の位相(電気角)が1−2相換算において45度変化するように、駆動信号S4_1を生成する。本明細書において、単位時間あたりに含まれる所定のエッジの個数をパルスレートといい、単位をpps(Pulse Per Sec.)と表記する。コイル電流ICOIL1の波形を変化させる所定のエッジは、ポジティブエッジ、ネガティブエッジのいずれか、あるいはそれら両方であってもよい。
一例として、ロジック回路210は、第1駆動区間、第1ハイインピーダンス区間、第2駆動区間、第2ハイインピーダンス区間を繰り返す駆動信号S4_1を生成する。
(1)第1駆動区間(電気角0〜135度)
第1コイルL1に第1方向(ICOIL1>0)にコイル電流ICOIL1を流す。
(2)第1ハイインピーダンス区間Hi−z1(電気角135〜180度)
第1コイルL1の両端をハイインピーダンスとする。
(3)第2駆動区間(電気角180〜315度)
第1コイルL1に第2方向(ICOIL1<0)にコイル電流ICOIL1を流す。
(4)第2ハイインピーダンス区間Hi−z2(電気角315〜360度)
第1コイルL1の両端をハイインピーダンスとする。
第2チャンネルCH2においては、第2コイルL2に流れる電流ICOIL2が、電流ICOIL1に対して90度進んだ、もしくは遅れた位相で制御される。ロジック回路210は、第3駆動区間、第3ハイインピーダンス区間、第4駆動区間、第4ハイインピーダンス区間を順に繰り返す駆動信号S4_2を生成する。
(1)第3駆動区間(電気角270〜45度)
第2コイルL2に第2方向(ICOIL2<0)にコイル電流ICOIL2を流す。
(2)第3ハイインピーダンス区間Hi−z3(電気角45〜90度)
第2コイルL2の両端をハイインピーダンスとする。
(3)第4駆動区間(電気角90〜225度)
第2コイルL2に第1方向(ICOIL2>0)にコイル電流ICOIL2を流す。
(4)第4ハイインピーダンス区間Hi−z4(電気角225〜270度)
第2コイルL2の両端をハイインピーダンスとする。
ロジック回路210は、入力パルスS1と同期して、第1チャンネルCH1、第2チャンネルCH2それぞれの状態を変化させる。またロジック回路210は、入力パルスS1より高い周波数を有し、かつパルス変調された制御パルスS2を生成し、各状態において、制御パルスS2にもとづいてブリッジ回路202のトランジスタM1〜M4を高速にスイッチングさせる。
図2は、モータ駆動回路200の動作シーケンスを示す波形図である。図2には、上から順に、コイルL1の電流ICOIL1、コイルL2の電流ICOIL2、コイルL1の一端の電圧Vp、他端の電圧Vn、およびステッピングモータ102のロータの位置が示される。電流の位相とロータの位置の相対的な関係は、負荷の状態やパルスレートに応じて変化する。図2は、コイル電流に対するロータの遅延がゼロの場合を示している。負荷やパルスレートに応じて、ロータの遅れが大きくなり、遅れが90度を超えると脱調する可能性が高くなる。
逆起電力検出部220は、第1、第2ハイインピーダンス区間Hi−z1、Hi−z2において、第1コイルL1の逆起電力VBEMF1_1、VBEMF1_2を検出する。また逆起電力検出部220は、第3、第4ハイインピーダンス区間Hi−z3、Hi−z4において、第2コイルL2の逆起電力VBEMF2_1、VBEMF2_2を検出する。
図3は、図1のモータ駆動回路200による逆起電力VBEMFの検出動作を示す図である。図3は、上から順に、コイル電流ICOIL1、第1コイル電圧VL1=Vp−Vn、コイル電流ICOIL2、第2コイル電圧VL2=Vp−Vn、を示す。ハイインピーダンス区間それぞれに検出区間t1〜t4が設定され、検出区間t1〜t4それぞれにおいて、逆起電力VBEMF1_1、VBEMF1_2、VBEMF2_1、VBEMF2_2が検出される。検出区間は、たとえばハイインピーダンス区間の中央に設定してもよい。
図4は、逆起電力検出部220の構成例を示す回路図である。なお逆起電力検出部220の構成はそれには限定されない。
本実施の形態では、単一の逆起電力検出部220が、2チャンネルで共有される。チャンネルセレクタ222は、ステッピングモータ102の回転と同期しており、第1、第2ハイインピーダンス区間Hi−z1、Hi−z2において、第1コイルL1側を選択し、第3、第4ハイインピーダンス区間Hi−z3、Hi−z4において、第2コイルL2側を選択する。
逆起電力検出部220は、第1、第2ハイインピーダンス区間Hi−z1、Hi−z2において、第1コイルL1に生ずる逆起電力VBEMF1=Vp−Vnを、第3、第4ハイインピーダンス区間Hi−z3、Hi−z4において、第2コイルL2に生ずる逆起電力VBEMF2=Vp−Vnを検出する。
たとえば逆起電力検出部220は、ローパスフィルタ224、極性切りかえスイッチ226、差動アンプ228、を備える。ローパスフィルタ224は、チャンネルセレクタ222からの電圧のペアVp、Vnそれぞれを分圧し、ノイズ成分を除去する。
極性切りかえスイッチ226は、検出した逆起電力VBEMFが負荷角0の場合に同じ極性を有するように(本実施の形態では、VBEMF>0となるように)、ローパスフィルタ224を通過した電圧Vp、Vnを入れ替える。極性切りかえスイッチ226の機能は、チャンネルセレクタ222に組み込んでもよい。
差動アンプ228は、極性切りかえスイッチ226から出力される電圧Vp1/2、Vn1/2の差分を増幅し、逆起電力VBEMF1/2を生成する。
図1に戻る。
負荷角推定部230は、ハイインピーダンス区間に設定された検出区間における逆起電力VBEMFにもとづいて、負荷角φを推定する。負荷角φは、第1コイルL1および第2コイルL2に流れる駆動電流で定まる電流ベクトル(つまり位置指令)と、ロータ(可動子)の位置の差に相当する。
検出区間は、ハイインピーダンス区間に遷移してから、測定部により測定されたハイインピーダンス区間の長さに所定係数を乗じた時間の経過後に位置してもよい。たとえば所定係数を1/2とし、検出区間を、ハイインピーダンス区間の略中央に設定してもよい。
モータ駆動回路200は、ハイインピーダンス区間の長さを測定する測定部を備えてもよく、測定部は、ロジック回路210もしくは逆起電力検出部220に内蔵されてもよい。ハイインピーダンス区間の長さは、入力パルスS1の周期に比例する。そこで測定部は、入力パルスS1の周期を測定してもよい。
検出区間における逆起電力VBEMFは、以下の式で与えられる。
BEMF=K・ω・cosφ
は誘起電圧定数、ωは回転速度である。したがって、逆起電力VBEMFを測定することで、負荷角φと相関を有する推定値を生成することができる。
ロジック回路210は、推定された負荷角φが所定の目標角φREFに近づくように、コイルL1、L2に供給される電力を調節可能に構成される。
図5は、負荷角推定部230およびロジック回路210の構成例を示すブロック図である。
負荷角推定部230は、A/Dコンバータ232、周期カウンタ234、演算器236を含む。A/Dコンバータ232は、逆起電力VBEMFをデジタル値に変換する。周期カウンタ234は、入力パルスS1の周期TCLKを測定する。演算器236は、デジタル値DBEMFに、周期カウンタ234により測定された周期TCLKを乗算することにより、負荷角φに応じた負荷角検出値yを生成する。
y=DBEMF×TCLK=K・ω・cosφ×TCLK …(1)
ここで、入力パルスS1に対してステッピングモータ102が同期して回転するとき、ステッピングモータ102の回転速度ωは、入力パルスS1の周波数fCLKに比例し、周期TCLKに反比例する。
ω=C・fCLK=C/TCLK …(2)
Cは係数である。
したがって、TCLK=C/ωとなる。これを式(1)に代入すると、式(3)を得る。
y=K・ω・cosφ×C/ω=K・C・cosφ …(3)
ロジック回路210は、負荷角検出値yが目標角φREFに応じた負荷角目標値yREFに近づくように、コイルに供給される電力を調節する。
REF=K・C・cosφREF …(4)
φREFの値はユーザが任意に設定すればよく、ステッピングモータ102を高効率に駆動可能な値とすることが望ましい。
ロジック回路210は、コントローラ211、パルス変調器216、プリドライバ218を備える。
コントローラ211は、負荷角検出値yと負荷角目標値yREFの誤差に応じた指令値S3を生成する。たとえばコントローラ211は、減算器212およびPI(比例・積分)コントローラ214を含む。減算器212は、負荷角検出値yと負荷角目標値yREFの差分Δyを計算する。PIコントローラ214は、差分ΔyがゼロとなるようにPI制御演算を行い、指令値S3を生成する。PIコントローラ214に代えて、P(比例)制御演算を行うPコントローラ、PID(比例・積分・微分)制御演算を行うPIDコントローラを用いてもよい。あるいはコントローラ211の処理は、誤差増幅器を用いたアナログ回路でも実現可能である。
パルス変調器216は、指令値S3に応じたデューティ比を有する制御パルスS2を生成する。パルス変調器216は、たとえばパルス幅変調、パルス周波数変調、パルス密度変調などを行ってもよい。パルス変調器216の構成は特に限定されず、公知技術を用いればよい。
プリドライバ218は、制御パルスS2および入力パルスS1にもとづいてブリッジ回路202を制御する。
図6は、ロジック回路210の別の構成例を示すブロック図である。ロジック回路210は、コントローラ(以下、電流値設定部という)213および電流制御回路240を備える。電流値設定部213は、図5のコントローラ211に対応し、電流制御回路240は図5のパルス変調器216に対応するものと把握できる。
電流検出回路238は、ステッピングモータ102のコイルL1、L2に流れる電流を示す電流検出値VCSを生成する。たとえば電流検出回路238は、ブリッジ回路202と接地ラインの間に設けられた電流検出抵抗RCSを含む。電流検出抵抗RCSには、コイル電流に比例した電圧降下VCSが発生する。なお電流検出回路238は電圧降下VCSを増幅するアンプや、電圧降下VCSを分圧する分圧回路をさらに備えてもよい。
電流値設定部213は、負荷角検出値yと負荷角目標値yREFの誤差に応じた電流値S5を生成する。電流値設定部213は、図5のコントローラ211と同様に構成することができる。
電流制御回路240は、電流検出値VCSが電流値S5を超えないようにデューティ比が調節される制御パルスS2を生成する。
電流制御回路240は、コンパレータ242、ロジック素子246、D/Aコンバータ248、オシレータ244を含む。D/Aコンバータ248は、電流値S5をアナログの上限電圧VCLIMに変換する。コンパレータ242は、検出電圧VCSを上限電圧VCLIMと比較し、検出電圧VCSが上限電圧VCLIMに達すると、比較信号S6をアサート(たとえばハイレベル)する。
ロジック素子246は、比較信号S6がアサートされると制御パルスS2を第1レベル(ブリッジ回路202の非導通状態に対応するレベル、たとえばローレベル)に遷移させる。またロジック素子246は、所定のスイッチング周期TSWごとに制御パルスS2を第2レベル(ブリッジ回路202の導通状態に対応するレベル、たとえばハイレベル)に遷移させる。オシレータ244は、スイッチング周期TSWを有する内部クロックS7を生成する。ロジック素子246は、セット端子に内部クロックS7を受け、リセット端子に比較信号S6を受けるRSフリップフロップであってもよい。
プリドライバ218は、制御パルスS2および入力パルスS1にもとづいて駆動信号S4を生成し、ブリッジ回路202をスイッチングして、ステッピングモータ102に供給する電力を調節する。
図7は、負荷角φとトルク効率の関係を示す図である。トルク効率は、モータの出力トルクTOUTと、K×IOUTの比で与えられる。Kは、モータのトルク定数を、IOUTはコイル電流である。
図7から明らかなように、負荷角φが90度に近づくにしたがい、トルク効率は増大するが、負荷角φが90度より大きくなると脱調する可能性が高くなる。したがって、負荷角φの目標値φREFは、90度を超えない範囲で大きな値とすることが好ましい。たとえばマージンを考慮すると、目標角φREFは30度〜60度、より具体的には45度付近に設定してもよい。
以上がモータ駆動回路200の構成である。続いてその動作を説明する。
図8は、従来のモータ駆動回路の動作波形図である。図9は、図1のモータ駆動回路200の動作波形図である。図8、図9にはそれぞれ、負荷トルクを、時刻t1、t2において変化させたときの動作が示される。
図1のモータ駆動回路200の効果をより明確とするため、はじめに図8を参照して、従来のモータ駆動回路の動作を説明する。従来のモータ駆動回路では、モータのコイル電流の振幅が一定値となるように、あるいは所定値を超えないように、出力電圧のデューティ比が制御される。そして脱調を防止するために、想定される最大の負荷にマージンを設け、脱調マージンを考慮した出力トルクが得られるように、コイル電流の目標値が設定されている。
従来のモータ駆動回路では、負荷トルクの大きさにかかわらず、モータのコイル電流の振幅は実質的に一定に保たれており、負荷トルクの変動にともない負荷角φが変化する。したがって、脱調を防止するためにコイル電流を大きくすると、負荷角φが小さい値に保たれ、脱調しにくくなる反面、トルク効率は低下する。反対にトルク効率を高くするためにコイル電流の設定値を小さくすると、脱調する可能性が高くなる。
続いて図9を参照して、図1のモータ駆動回路200の動作を説明する。モータ駆動回路200において、ロジック回路210は、推定された負荷角φが所定の目標角φREFに近づくように、コイルに供給される電力、より具体的には、コイルに印加されるスイッチング電圧のデューティ比を調節する。これにより、負荷トルクが大きいときにはコイル電流の振幅が増大し、負荷トルクが小さいときにはコイル電流の振幅が減少する。
このモータ駆動回路200によれば、目標角φREFの値を適切に選択することにより、脱調を抑制しつつ、高効率でモータを回転させることができる。
最後に、モータ駆動回路200の用途を説明する。モータ駆動回路200は、さまざまな電子機器に利用される。図10(a)〜(c)は、モータ駆動回路200を備える電子機器の例を示す斜視図である。
図10(a)の電子機器は、光ディスク装置500である。光ディスク装置500は、光ディスク502と、ピックアップ504、を備える。ピックアップ504は、光ディスク502にデータを書き込み、読み出すために設けられる。ピックアップ504は、光ディスク502の記録面上を、光ディスクの半径方向に可動となっている(トラッキング)。また、ピックアップ504と光ディスクの距離も可変となっている(フォーカシング)。ピックアップ504は、図示しないステッピングモータにより位置決めされる。モータ駆動回路200は、ステッピングモータを制御する。この構成によれば、脱調を防止しながら高効率で、ピックアップ504を高精度に位置決めできる。
図10(b)の電子機器は、デジタルスチルカメラやデジタルビデオカメラ、携帯電話端末など、撮像機能付きデバイス600である。デバイス600は、撮像素子602、オートフォーカス用レンズ604を備える。ステッピングモータ102は、オートフォーカス用レンズ604の位置決めを行う。モータ駆動回路200はステッピングモータ102を駆動するこの構成によれば、脱調を防止しながら高効率で、オートフォーカス用レンズ604を高精度に位置決めできる。オートフォーカス用レンズの他、手ぶれ補正用のレンズの駆動にモータ駆動回路200を用いてもよい。あるいはモータ駆動回路200は、絞り制御に用いてもよい。
図10(c)の電子機器は、プリンタ700である。プリンタ700は、ヘッド702、ガイドレール704を備える。ヘッド702は、ガイドレール704に沿って位置決め可能に支持されている。ステッピングモータ102は、ヘッド702の位置を制御する。モータ駆動回路200は、ステッピングモータ102を制御する。この構成によれば、脱調を防止しながら高効率で、ヘッド702を高精度に位置決めできる。ヘッド駆動用のほか、用紙送り機構用のモータの駆動に、モータ駆動回路200を用いてもよい。
以上、本発明について、実施の形態をもとに説明した。この実施の形態は例示であり、それらの各構成要素や各処理プロセスの組み合わせにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。以下、こうした変形例について説明する。
(変形例1)
ロジック回路210は、負荷角φが目標角φREFに近づくように、制御パルスS2のデューティ比を調節することに代えて、あるいはそれと組み合わせて、ブリッジ回路202に供給される電源電圧VDDを調節してもよい。電源電圧VDDを変化させることにより、ステッピングモータ102のコイルL1、L2に供給される電力を変化させることができる。
(変形例2)
ロジック回路210は、負荷角推定部230により推定された負荷角φにもとづいて、脱調の有無を判定し、および/または脱調の予兆を検出することができる。たとえばロジック回路210は、推定された負荷角φが90度を超えたこと、あるいは90度に近づいたことを検出してもよい。そしてロジック回路210は、脱調の有無および/または脱調の予兆を示す通知信号を、外部のプロセッサ(不図示)に出力することにより、外部に脱調の有無、予兆を通知してもよい。これにより外部のプロセッサが、脱調状態から復帰するためのシーケンスを開始することができる。
(変形例3)
実施の形態では、ブリッジ回路10の出力段がフルブリッジ回路で構成される場合を説明したが、本発明はそれには限定されず、その出力段はハーフブリッジ回路で構成されてもよい。
(変形例4)
実施の形態では、コイルL1、L2それぞれの逆起電力VBEMF1、VBEMF2を監視し、脱調を予測する場合を説明したが、本発明はそれには限定されず、それらの一方のみを検出してもよい。この場合、チャンネルセレクタ222が不要となる。
(変形例5)
実施の形態では、第1ハイインピーダンス区間Hi−z1、第2ハイインピーダンス区間Hi−z2それぞれにおける逆起電力にもとづいて、負荷角φを推定したが、一方のハイインピーダンス区間のみの逆起電力のみを検出して、負荷角φを推定してもよい。同様に、第3ハイインピーダンス区間Hi−z3、第4ハイインピーダンス区間Hi−z4のいずれか一方のみの逆起電力VBEMFにもとづいて負荷角φを推定してもよい。
(変形例6)
実施の形態では、ハイインピーダンス区間の中央に検出区間を配置する場合を説明したが、本発明はそれには限定されない。
所定の係数は、1/2〜3/4程度としてもよい。
あるいは、所定の係数は、1を超えない範囲でなるべく大きな値としてもよい。この場合には、検出区間は、ハイインピーダンス区間の終了直前となる。
(変形例7)
逆起電力の検出区間は、以下のように生成してもよい。
1. クロック信号を用いて、入力パルスS1の周期Tpを測定する。そして、所定の整数をNとするとき、ハイインピーダンス区間Hi−zに遷移した後、時間Tp/Nが経過した時刻を、検出区間としてもよい。
2. 図11は、検出区間の生成方法の一例を示す波形図である。入力パルスS1を、遅延時間τ遅延させたレプリカS1’を生成する。遅延時間τは、一定としてもよいが、入力パルスS1の周期に比例するよう制御することが望ましい。そして、ステップ信号のレプリカS1’と同期して、駆動区間とハイインピーダンス区間を切りかえる。逆起電力を検出すべきハイインピーダンス区間Hi−zにおいて、オリジナルの入力パルスS1のエッジ(ここではポジティブエッジ)から、ステップ信号のレプリカS1’の対応するエッジ(ポジティブエッジ)までの区間を、検出区間t1(t2)としてもよい。
実施の形態にもとづき、具体的な語句を用いて本発明を説明したが、実施の形態は、本発明の原理、応用を示しているにすぎず、実施の形態には、請求の範囲に規定された本発明の思想を逸脱しない範囲において、多くの変形例や配置の変更が可能である。
100…アクチュエータ、102…ステッピングモータ、L1…第1コイル、L2…第2コイル、200…モータ駆動回路、202…ブリッジ回路、RCS…検出抵抗、210…ロジック回路、211…コントローラ、213…電流値設定部、212…減算器、214…PIコントローラ、216…パルス変調器、218…プリドライバ、220…逆起電力検出部、222…チャンネルセレクタ、224…ローパスフィルタ、226…極性切りかえスイッチ、228…差動アンプ、230…負荷角推定部、232…A/Dコンバータ、234…周期カウンタ、236…演算器、238…電流検出回路、240…電流制御回路、242…コンパレータ、244…オシレータ、246…ロジック素子、248…D/Aコンバータ、S1…入力パルス、S2…制御パルス、S3…指令値、S4…駆動パルス、S5…電流値、S6…比較信号、y…負荷角検出値、yREF…負荷角目標値、Δy…誤差角。

Claims (16)

  1. ステッピングモータの駆動回路であって、
    入力パルスと同期して、前記ステッピングモータのコイルに接続されるブリッジ回路を制御し、前記ステッピングモータのコイルに供給される電力を制御するロジック回路と、
    前記コイルの両端間に生ずる逆起電力を検出する逆起電力検出部と、
    前記コイルのハイインピーダンス区間に設けられた検出区間における逆起電力にもとづいて、負荷角を推定する負荷角推定部と、
    を備え、
    前記ロジック回路は、推定された前記負荷角が所定の目標角に近づくように、前記コイルに供給される電力を調節可能に構成されることを特徴とするモータ駆動回路。
  2. 前記負荷角推定部は、
    前記逆起電力をデジタル値に変換するA/Dコンバータと、
    前記入力パルスの周期を測定する周期カウンタと、
    前記デジタル値に、測定された前記周期を乗算することにより、前記負荷角に応じた負荷角検出値を生成する演算器と、
    を含み、
    前記ロジック回路は、前記負荷角検出値が前記目標角に応じた負荷角目標値に近づくように、前記コイルに供給される電力を調節することを特徴とする請求項1に記載のモータ駆動回路。
  3. 前記ロジック回路は、
    前記負荷角検出値と前記負荷角目標値の誤差に応じた指令値を生成するコントローラと、
    前記指令値に応じたデューティ比を有する制御パルスを生成するパルス変調器と、
    前記制御パルスにもとづいて前記ブリッジ回路を制御するプリドライバと、
    を含むことを特徴とする請求項2に記載のモータ駆動回路。
  4. 前記ステッピングモータのコイルに流れる電流を示す電流検出値を生成する電流検出回路をさらに備え、
    前記ロジック回路は、
    前記負荷角検出値と前記負荷角目標値の誤差に応じた電流値を生成するコントローラと、
    前記電流検出値が前記電流値を超えないようにデューティ比が調節される制御パルスを生成する電流制御回路と、
    前記制御パルスにもとづいて前記ブリッジ回路を制御するプリドライバと、
    を含むことを特徴とする請求項2に記載のモータ駆動回路。
  5. 前記電流制御回路は、
    前記電流検出値を前記電流値と比較し、前記電流検出値が前記電流値を超えるとアサートされる比較信号を生成するコンパレータと、
    前記比較信号がアサートされると前記制御パルスを第1レベルに遷移させ、所定の周期ごとに前記制御パルスを第2レベルに遷移させるロジック素子と、
    を含むことを特徴とする請求項4に記載のモータ駆動回路。
  6. 前記コントローラは、PIコントローラを含むことを特徴とする請求項3から5のいずれかに記載のモータ駆動回路。
  7. 前記ロジック回路は、前記負荷角が前記目標角に近づくように、前記ブリッジ回路を駆動するための制御パルスをパルス変調することを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載のモータ駆動回路。
  8. 前記ロジック回路は、前記負荷角が前記目標角に近づくように、前記ブリッジ回路に供給される電源電圧を調節することを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載のモータ駆動回路。
  9. 前記検出区間は、前記ハイインピーダンス区間の略中央に位置することを特徴とする請求項1から8のいずれかに記載のモータ駆動回路。
  10. 前記検出区間は、前記ハイインピーダンス区間に遷移してから、前記ハイインピーダンス区間の長さに所定係数を乗じた時間の経過後に位置することを特徴とする請求項1から8のいずれかに記載のモータ駆動回路。
  11. ひとつの半導体基板に一体集積化されたことを特徴とする請求項1から10のいずれかに記載のモータ駆動回路。
  12. ステッピングモータと、
    前記ステッピングモータを駆動する請求項1から11のいずれかに記載のモータ駆動回路と、
    を備えることを特徴とする電子機器。
  13. ステッピングモータの駆動方法であって、
    入力パルスと同期して、前記ステッピングモータのコイルに接続されるブリッジ回路を制御し、前記ステッピングモータのコイルに供給される電力を制御するステップと、
    前記コイルのハイインピーダンス区間に設けられた検出区間における逆起電力を検出するステップと、
    前記検出区間における前記逆起電力にもとづき、負荷角を推定するステップと、
    推定された前記負荷角が所定の目標角に近づくように、前記コイルに供給される電力を調節するステップと、
    を備えることを特徴とする駆動方法。
  14. 前記負荷角を推定するステップは、
    前記逆起電力をデジタル値に変換するステップと、
    前記入力パルスの周期を測定するステップと、
    前記デジタル値に測定された前記周期を乗算することにより、前記負荷角に応じた検出値を生成するステップと、
    を含み、
    前記コイルに供給される電力を調節するステップは、前記検出値が前記目標角に応じた目標値に近づくように、前記コイルに供給される電力を調節することを特徴とする請求項13に記載の駆動方法。
  15. 前記コイルに供給される電力を調節するステップは、前記検出値が前記目標角に近づくように、前記ブリッジ回路を駆動するための制御パルスをパルス変調するステップを含むことを特徴とする請求項14に記載の駆動方法。
  16. 前記コイルに供給される電力を調節するステップは、前記検出値が前記目標角に近づくように、前記ブリッジ回路に供給される電源電圧を調節するステップを含むことを特徴とする請求項14に記載の駆動方法。
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