JP6043096B2 - モータ駆動回路、およびその駆動方法、それを用いた電子機器 - Google Patents

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本発明は、ステッピングモータの駆動技術に関する。
デジタルスチルカメラ、デジタルビデオカメラ、ディスク装置、プリンタ、コピー機などの電子機器において、レンズやピックアップ、ヘッド等の可動部品の位置調節、紙送り用ローラの駆動などにステッピングモータが多く用いられている。ステッピングモータは、外部から印加されたパルス信号に同期して回転する同期モータであり、起動、停止、位置決めに優れた制御性を持っている。さらにステッピングモータは、オープンループでの制御が可能であり、またデジタル信号処理に適するという特性を有する。
特開平9−103096号公報 特開2004−120957号公報 特開2000−184789号公報 特開2004−180354号公報
通常状態において、ステッピングモータのロータは、入力パルス信号と同期して回転する。ところが、過負荷や急な速度変化が生ずると、入力パルス信号とロータの回転との同期が失われる。これを脱調という。ひとたび脱調すると、その後、ステッピングモータを正常に駆動するために特別な処理が必要となるため、脱調を未然に検出することが望まれる。
本発明はかかる課題に鑑みてなされたものであり、そのある態様の例示的な目的のひとつは、脱調が起こる前にその予兆を検出可能なステッピングモータの駆動回路の提供にある。
本発明のある態様は、ステッピングモータの駆動回路に関する。モータ駆動回路は、パルス信号と同期して、ステッピングモータのコイルに接続されるブリッジ回路を制御し、ステッピングモータのコイルに供給される電力を制御するロジック回路と、コイルのハイインピーダンス区間においてコイルの両端間に生ずる逆起電力を検出し、(i)ハイインピーダンス区間内の検出タイミングにおける逆起電力と、(ii)ハイインピーダンス区間内の異なる2つのタイミングにおいて取得された2つの逆起電力の差分と、にもとづき、ステッピングモータの脱調の予兆を示す検出信号をアサートする脱調予測部と、を備える。
この態様によると、2つの逆起電力の差分にもとづいてステッピングモータの回転の有無を判定でき、回転状態と判定された場合には、検出タイミングにおける逆起電力にもとづき、電流の位相(電気角)に対するロータの回転角の遅れを推定することで脱調を予測できる。
脱調予測部は、差分が所定のしきい値より大きく、かつ検出タイミングの逆起電力が所定の範囲に含まれるとき、検出信号をアサートしてもよい。
検出タイミングは、ハイインピーダンス区間の終了の直前であってもよい。また検出タイミングは、ハイインピーダンス区間の略中央であってもよい。
2つのタイミングは、ハイインピーダンス区間の略中央と、ハイインピーダンス区間の終了の直前であってもよい。
脱調予測部は、コイルの一端に生ずる電圧を検出する第1アンプと、コイルの他端に生ずる電圧を検出する第2アンプと、第1アンプおよび第2アンプそれぞれの出力電圧を第1デジタル検出値、第2デジタル検出値に変換するA/Dコンバータと、第1デジタル検出値と第2デジタル検出値の差分を算出し、逆起電力を示すデジタル値を生成する減算器と、を含んでもよい。
脱調予測部は、第1タイミングおよび第2タイミングそれぞれにおいてアサートされる第1、第2タイミング信号を生成するタイミング発生器と、第1タイミングおよび第2タイミングそれぞれにおける逆起電力を示すデジタル値をホールドする保持部と、第1タイミングのデジタル値を所定の第1しきい値と比較するとともに、第1タイミングのデジタル値と第2タイミングのデジタル値の差分を所定の第2しきい値と比較する予測部と、を含んでもよい。
ある態様のモータ駆動回路は、ステッピングモータのコイルに流れる電流を所定の上限値より低く制限するカレントリミット回路をさらに備えてもよい。カレントリミット回路は、検出信号がアサートされると、上限値を上昇させてもよい。
これにより脱調を防止できる。
カレントリミット回路は、検出信号がアサートされると、上限値を所定の最大値まで増大させ、その後、上限値を通常の設定値に段階的に低下させてもよい。
カレントリミット回路は、コイルに流れる電流を示す電流検出値を上限値と比較し、電流が上限値を超えるとアサートされる比較信号を生成するコンパレータを含んでもよい。ロジック回路は、比較信号がアサートされると第1レベルに遷移し、その後所定のオフ時間経過後に第2レベルに遷移するパルス変調信号を生成し、当該パルス変調信号にもとづいてブリッジ回路をスイッチング駆動してもよい。
ある態様のモータ駆動回路は、ステッピングモータのコイルに流れる電流が目標値と一致するようにデューティ比が調節されるパルス変調信号を生成するパルス変調器をさらに備えてもよい。パルス変調器は、検出信号がアサートされると、目標値を上昇させてもよい。
これにより脱調を防止できる。
パルス変調器は、検出信号がアサートされると、目標値を所定の最大値まで増大させ、その後、目標値を通常の設定値に段階的に低下させてもよい。
検出信号がアサートされると、ブリッジ回路に供給される電源電圧を上昇させてもよい。これにより脱調を防止できる。
検出信号がアサートされると、パルス信号の周波数を低下させてもよい。これにより脱調を防止できる。
検出信号がアサートされると、ステッピングモータのトルクが増大するように、ステッピングモータに供給する電力を制御してもよい。これにより脱調を防止できる。
タイミング発生器は、パルス信号の周期を測定し、測定された周期に所定の係数を乗算し、第1タイミング信号および第2タイミング信号の少なくとも一方を生成してもよい。
タイミング発生器は、パルス信号を分周または逓倍することにより、第1タイミング信号および第2タイミング信号の少なくとも一方を生成してもよい。
モータ駆動回路は、ひとつの半導体基板に一体集積化されてもよい。
「一体集積化」とは、回路の構成要素のすべてが半導体基板上に形成される場合や、回路の主要構成要素が一体集積化される場合が含まれ、回路定数の調節用に一部の抵抗やキャパシタなどが半導体基板の外部に設けられていてもよい。駆動回路を1つのICとして集積化することにより、回路面積を削減することができるとともに、回路素子の特性を均一に保つことができる。
本発明の別の態様は、電子機器に関する。電子機器は、ステッピングモータと、ステッピングモータを駆動する上述のいずれかのモータ駆動回路と、を備えてもよい。
なお、以上の構成要素の任意の組み合わせや本発明の構成要素や表現を、方法、装置、システムなどの間で相互に置換したものもまた、本発明の態様として有効である。
本発明のある態様によれば、脱調が起こる前にその予兆を検出できる。
実施の形態に係るモータ駆動回路の構成を示す回路図である。 モータ駆動回路の動作シーケンスを示す波形図である。 図3(a)〜(d)は、パルスレートが100pps、5400pps、6900pps、7400ppsのときの動作波形図である。 図4(a)は、第1タイミングにおける逆起電力とパルスレートの関係を、図4(b)は、第2タイミングにおける逆起電力とパルスレートの関係を示す図である。 脱調予測部の動作を示す波形図である。 図6(a)、(b)は、カレントリミット回路の動作を示す波形図である。 図7(a)〜(c)は、モータ駆動回路を備える電子機器の例を示す斜視図である。
以下、本発明を好適な実施の形態をもとに図面を参照しながら説明する。各図面に示される同一または同等の構成要素、部材、処理には、同一の符号を付するものとし、適宜重複した説明は省略する。また、実施の形態は、発明を限定するものではなく例示であって、実施の形態に記述されるすべての特徴やその組み合わせは、必ずしも発明の本質的なものであるとは限らない。
本明細書において、「部材Aが、部材Bと接続された状態」とは、部材Aと部材Bが物理的に直接的に接続される場合のほか、部材Aと部材Bが、電気的な接続状態に影響を及ぼさない他の部材を介して間接的に接続される場合も含む。
同様に、「部材Cが、部材Aと部材Bの間に設けられた状態」とは、部材Aと部材C、あるいは部材Bと部材Cが直接的に接続される場合のほか、電気的な接続状態に影響を及ぼさない他の部材を介して間接的に接続される場合も含む。
図1は、実施の形態に係るモータ駆動回路100の構成を示す回路図である。モータ駆動回路100はステッピングモータ1を駆動する。ステッピングモータ1は、PM(Permanent Magnet)型、VR型(Variable Reluctance)型、HB(Hybrid)型であるとを問わない。
モータ駆動回路100は、ブリッジ回路10、ロジック回路20、脱調予測部30、カレントリミット回路40を備える。モータ駆動回路100は、ひとつの半導体基板上に一体集積化される。
ステッピングモータ1は、2チャンネルのコイルL1、L2を含む。図1には、モータ駆動回路100のうち、第1チャンネルのコイルL1と関連する構成が示される。第2チャンネルのコイルL2に関連する構成は本明細書では省略されるが、当業者であれば第1チャンネルのコイルと同様に構成されることが理解される。
ブリッジ回路10は、ステッピングモータ1のコイルL1と接続される。ブリッジ回路10は、プリドライバ12、Hブリッジ回路14、検出抵抗Rsを含む。Hブリッジ回路14は、4つのトランジスタM1〜M4を含む。Hブリッジ回路14と接地ラインの間には、コイルL1に流れるコイル電流ICOIL1を検出するための検出抵抗Rsが設けられる。プリドライバ12は、ロジック回路20からの駆動信号にもとづいて、Hブリッジ回路14の各トランジスタM1〜M4を駆動する。
ロジック回路20は、ステッピングモータ1の回転速度(同期速度)を指示するパルス信号S1を受ける。ロジック回路20は、パルス信号S1と同期して、ブリッジ回路10を制御し、ステッピングモータ1のコイルL1に供給される電力を制御する。
具体的には、ロジック回路20は、パルス信号S1の所定のエッジごとにコイル電流ICOIL1の位相(電気角)が1−2相換算において45度変化するように、駆動信号S2を生成する。本明細書において、単位時間あたりに含まれる所定のエッジの個数をパルスレートといい、単位をpps(Pulse Per Sec.)と表記する。コイル電流ICOIL1の波形を変化させる所定のエッジは、ポジティブエッジ、ネガティブエッジのいずれか、あるいはそれら両方であってもよい。
一例として、ロジック回路20は、第1駆動区間、第1ハイインピーダンス区間、第2駆動区間、第2ハイインピーダンス区間を繰り返す。
(1)第1駆動区間(電気角0〜135度)
コイルL1に第1方向にコイル電流ICOIL1を流す。
(2)第1ハイインピーダンス区間(電気角135〜180度)
コイルL1の両端をハイインピーダンスとする。
(3)第2駆動区間(電気角180〜315度)
コイルL1に第2方向にコイル電流ICOIL1を流す。
(4)第2ハイインピーダンス区間(電気角315〜360度)
コイルL1の両端をハイインピーダンスとする。
図1に図示されない第2チャンネルCH2においては、コイルL2に流れる電流ICOIL2が、電流ICOIL1に対して90度進んだ、もしくは遅れた位相で制御される。
図2は、モータ駆動回路100の動作シーケンスを示す波形図である。図2には、上から順に、コイルL1の電流ICOIL1、コイルL2の電流ICOIL2、コイルL1の一端の電圧Vp、他端の電圧Vn、およびステッピングモータ1のロータの位置が示される。電流の位相とロータの位置の相対的な関係は、負荷の状態やパルスレートに応じて変化する。図2は、コイル電流に対するロータの遅延がゼロの場合を示している。負荷やパルスレートに応じて、ロータの遅れが大きくなり、遅れが90度を超えると脱調となる。
脱調予測部30は、第1ハイインピーダンス区間Hi−Z1に含まれる第1タイミングt1と第2タイミングt1それぞれにおいて、コイルL1の両端間に生ずる逆起電力VBEMFを検出する。そして脱調予測部30は、(i)第1タイミング(検出タイミングもという)t1における逆起電力VBEMF1と、(ii)第1タイミングt1と第2タイミングt2における2つの逆起電力VBEMF1、VBEMF2の差分δVBEMF(=|VBEMF1−VBEMF2|)と、にもとづき、ステッピングモータ1の脱調の予兆を示す検出信号S3をアサートする。
脱調予測部30は、検出タイミングt1の逆起電力VBEMF1が所定の範囲に含まれ、かつ差分δVBEMFが所定のしきい値VTH2より大きいとき、検出信号S3をアサートする。
本実施の形態では、第1タイミングt1は、第1ハイインピーダンス区間の略中央であり、第2タイミングt2は、第1ハイインピーダンス区間Hi−Z1の終了の直前に設定される。第1タイミングt1と第2タイミングt2は、ある程度離れていることが好ましい。ハイインピーダンス区間に遷移した直後は、コイルの両端間電圧にノイズが乗るため、正確な逆起電力を検出できない。そこで、タイミングt1、t2は、第1ハイインピーダンス区間Hi−Z1に遷移した直後を避けて設定することが望ましい。具体的には、第1ハイインピーダンス区間Hi−Z1に遷移した後、電気角で15度経過した後に、タイミングt1、t2を設定するとよい。
脱調予測部30は、第1アンプAMP1、第2アンプAMP2、A/Dコンバータ32、減算器34、タイミング発生器36、保持部38、予測部39を含む。
第1アンプAMP1および第2アンプAMP2はそれぞれ、コイルL1の一端、他端に生ずる電圧Vp、Vnを検出する。A/Dコンバータ32は、第1アンプAMP1および第2アンプAMP2それぞれの出力電圧Vp’、Vn’を、第1デジタル検出値Dp、第2デジタル検出値Dnに変換する。A/Dコンバータ32は、セレクタを含み、2つの電圧Vp、Vnを時分割でデジタル検出値に変換する。なお、A/Dコンバータは、電圧Vp、Vnごとに設けられてもよい。
減算器34は、第1デジタル検出値Dpと第2デジタル検出値Dnの差分を算出し、コイルL1の両端間の電圧ΔVpnを示すデジタル値ΔDpnを生成する。
タイミング発生器36は、第1タイミングt1および第2タイミングt2それぞれにおいてアサートされる第1タイミング信号St1、第2タイミング信号St2を生成する。たとえばタイミング発生器36は、パルス信号S1の周期を測定し、測定された周期に所定の係数を乗算し、第1タイミング信号St1および第2タイミング信号St2の少なくとも一方を生成する。本実施の形態においては、タイミング発生器36は、測定された周期に係数1/2を乗算する。そしてタイミング発生器36は、パルス信号S1のエッジから、1/2周期の経過後に、第1タイミング信号St1をアサートする。
保持部38は、第1タイミングt1および第2タイミングt2それぞれにおけるデジタル値ΔDpnを、逆起電力を示すデジタル値DBEMF、DBEMF2としてホールドする。
予測部39は、(i)検出タイミングt1のデジタル値DBEMF1を所定の第1しきい値DTH1と比較するとともに、(ii)第1タイミングt1のデジタル値DBEMF1と第2タイミングt2のデジタル値DBEMF2の差分δDBEMFを算出し、当該差分δDBEMFを所定の第2しきい値DTH2と比較する。そして、デジタル値DBEMF1と第1しきい値DTH1が所定の大小関係を満たし、かつ差分δBEMFの絶対値が第2しきい値DTH2よりも大きいとき、検出信号S3をアサートする。
図3(a)〜(d)は、パルスレートが100pps、5400pps、6900pps、7400ppsのときの動作波形図である。図3(a)〜(c)それぞれにおける、電気角に対するロータの遅れは0度、45度、90度であり、図3(d)は脱調した状態を示す。図3(a)〜(d)から、コイルL1に生ずる逆起電力は、電気角に対するロータの回転角の遅れに依存していることがわかる。
図4(a)は、第1タイミングt1における逆起電力VBEMF1とパルスレートの関係を、図4(b)は、第2タイミングt2における逆起電力VBEMF2とパルスレートの関係を示す図である。図4(a)、(b)には、電気角に対するロータの遅れ角が示される。
図4(a)、(b)には、脱調状態に対応する箇所にハッチングを付しており、逆起電力VBEMF1がしきい値DTH1に対応するしきい値電圧VTH1(≒−2V)より低くなると脱調している可能性が高く、逆起電力VBEMF2がしきい値電圧VTH1(≒−10V)より低くなると脱調している可能性が高いことがわかる。
モータ駆動回路100のユーザは、図4(a)、(b)に示す逆起電力と遅れ角の関係は、事前の測定あるいはシミュレーションによって取得することができ、第1しきい値DTH1は、あらかじめ取得された関係にもとづいて適切に設定される。
予測部39により生成された検出信号S3は、モータ駆動回路100自身がステッピングモータ1の脱調を防止するためのシーケンスのトリガとして利用することができる。あるいは、検出信号S3を外部のプロセッサに出力することにより、脱調の予兆を通知してもよい。
続いて、脱調を回避するための構成を説明する。モータ駆動回路100は、検出信号S3がアサートされると、脱調を防止するために、ステッピングモータ1のトルクが増大するように、ステッピングモータ1に供給する電力を制御する。
カレントリミット回路40は、コイルL1に流れる電流ICOIL1が設定された上限値ILIMを超えないように、ステッピングモータ1の通電状態を制御する。カレントリミット回路40は、検出信号S3がアサートされると、上限値ILIMを上昇させる。
カレントリミット回路40は、タイマー42、D/Aコンバータ44、コンパレータ46を含む。タイマー42には、上限値ILIMの通常時の設定値DINITと、最大値DMAXが与えられている。タイマー42は、通常時は、設定値DINITと等しい上限値DLIMを出力する。D/Aコンバータ44は、上限値DLIMを電圧VLIMに変換する。コンパレータ46は、検出抵抗Rsに生ずる検出電圧Vsを、電圧VLIMと比較し、Vs>VLIMのときアサートされる比較信号S4を生成する。
ロジック回路20は、比較信号S4がアサートされると第1レベルに遷移し、その後、所定のオフ時間TOFF経過後に第2レベルに遷移するパルス変調信号Spを生成する。ロジック回路20は、このパルス変調信号Spにもとづいてブリッジ回路10のトランジスタM1〜M4をスイッチングする。この構成によって、コイルL1に流れる電流ICOIL1が、上限値DLIMに応じた上限電流ILIM以下に制限される。
タイマー42は、検出信号S3がアサートされると、上限値DLIMを最大値DMAXに増大させ、その後、上限値DLIMを所定時間が経過するたびに、通常の設定値DINITに向かって段階的に低下させる。
以上がモータ駆動回路100の構成である。続いてその動作を説明する。
図5は、脱調予測部30の動作を示す波形図である。A/Dコンバータ32によって、所定のサンプリングレートでコイルL1の両端間の電圧ΔVpnを示すデジタル値Dpnが生成される。保持部38は、第1タイミング信号St1がアサートされた直前のサンプリングにて生成されたデジタル値Diを逆起電力VBEMF1に応じたデジタル値DBEMF1として、第2タイミング信号St2がアサートされた直前のサンプリングにて生成されたデジタル値Djを逆起電力VBEMF2に応じたデジタル値DBEMF2としてホールドする。
そして、デジタル値DBEMF1を第1しきい値DTH1と比較し、それらが所定の大小関係を満たし、かつ、異なるタイミングにおける逆起電力の差分δDBEMFが第2しきい値DTH2より大きいとき、検出信号S3をアサートする。
異なる2つのタイミングにおける逆起電力の差分δDBEMFは、ステッピングモータ1の停止状態においてゼロであり、ステッピングモータ1の回転数が大きくなると、差分は増大する。そこで差分δDBEMFを第2しきい値DTH2と比較することにより、ステッピングモータ1の回転、停止を判別できる。そしてステッピングモータ1が回転している場合には、検出タイミングt1における逆起電力VBEMF1をしきい値DTH1と比較することにより、ロータの遅れ角を推定し、ステッピングモータ1の脱調の予兆を検出できる。
図6(a)、(b)は、カレントリミット回路40の動作を示す波形図である。図6(b)に示すように、コイルL1に流れる電流ICOIL1が上限値ILIMを超えないように、パルス信号Spが生成され、Hブリッジ回路14がスイッチングする。
図6(a)に示すように、検出信号S3がアサートされると、電流の上限値ILIMが最大値IMAXに増大する。その結果、パルス信号Spのハイレベルの区間、つまりコイルL1の通電時間が長くなり、コイル電流ICOIL1の平均値が増大してトルクが増大する。これにより、脱調を予防することができる。
最後に、モータ駆動回路100の用途を説明する。モータ駆動回路100は、さまざまな電子機器に利用される。図7(a)〜(c)は、モータ駆動回路100を備える電子機器の例を示す斜視図である。
図7(a)の電子機器は、ハードディスク装置500である。ハードディスク装置500は、磁気ディスク502と、ヘッド504、アーム506を備える。ヘッド504は、磁気ディスク502にデータを書き込み、読み出すために設けられる。ヘッド504は、アーム506の先端に取り付けられており、アーム506の位置を変化させることにより、ヘッド504と磁気ディスク502の相対的な位置関係が制御される。モータ201は、アーム506を稼働するために設けられる。モータ駆動回路100は、モータ201を制御する。この構成によれば、ヘッド504を高精度に位置決めできる。
図7(b)の電子機器は、デジタルスチルカメラやデジタルビデオカメラ、携帯電話端末など、撮像機能付きデバイス600である。デバイス600は、撮像素子602、オートフォーカス用レンズ604を備える。ステッピングモータ201は、オートフォーカス用レンズ604の位置決めを行う。モータ駆動回路100はステッピングモータ201を駆動するこの構成によれば、オートフォーカス用レンズ604を高精度に位置決めできる。オートフォーカス用レンズの他、手ぶれ補正用のレンズの駆動にモータ駆動回路100を用いてもよい。
図7(c)の電子機器は、プリンタ700である。プリンタ700は、ヘッド702、ガイドレール704を備える。ヘッド702は、ガイドレール704に沿って位置決め可能に支持されている。ステッピングモータ201は、ヘッド702の位置を制御する。モータ駆動回路100は、ステッピングモータ201を制御する。この構成によれば、ヘッド702を高精度に位置決めできる。ヘッド駆動用のほか、用紙送り機構用のモータの駆動に、モータ駆動回路100を用いてもよい。
以上、本発明について、実施の形態をもとに説明した。この実施の形態は例示であり、それらの各構成要素や各処理プロセスの組み合わせにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。以下、こうした変形例について説明する。
(変形例1)
脱調予測部30は、第1タイミングt1を検出タイミングとして脱調を予測したが、本発明はそれには限定されず、第2タイミングt2を、検出タイミングとしてもよい。この場合、図4(b)にもとづいてしきい値DTH1を設定すればよい。
(変形例2)
脱調予測部30は、第1ハイインピーダンス区間Hi−Z1に加えて、またはそれに代えて、第2ハイインピーダンス区間Hi−Z2における逆起電力にもとづいて、脱調の予兆を検出してもよい。第2ハイインピーダンス区間Hi−Z2では、第1ハイインピーダンス区間Hi−Z1とは逆起電力の極性が反対となるため、予測部39における判定しきい値DTH1、DTH2を変更すればよい。
(変形例3)
実施の形態では、カレントリミット回路40によりコイル電流を制御する場合を説明したが、本発明はそれには限定されず、カレントリミット回路40に代えて、一般的なパルス変調器を設けてもよい。パルス変調器は、ステッピングモータ1のコイルL1に流れる電流ICOIL1の平均値が目標値と一致するようにデューティ比が調節されるパルス変調信号を生成する。ロジック回路20は、パルス変調信号にもとづいてブリッジ回路10を制御する。
パルス変調器は、検出信号S3がアサートされると、目標値を上昇させてもよい。これにより、トルクを一時的に増大させ、脱調を防止できる。
(変形例4)
モータ駆動回路100は、検出信号S3がアサートされると、ブリッジ回路10に供給される電源電圧VDDを上昇させてもよい。これによりトルクを一時的に増大させ、脱調を防止できる。
(変形例5)
モータ駆動回路100は、検出信号S3がアサートされると、パルス信号S1の周波数、すなわちパルスレートを低下させてもよい。パルス信号S1が外部のプロセッサから与えられる場合、検出信号S3をプロセッサに出力し、プロセッサが、検出信号S3のアサートを契機としてパルスレートを低下させてもよい。パルスレートを低下させることにより、一時的に回転数を落とし、トルクを高めることで脱調を防止できる。
(変形例6)
タイミング発生器36は、パルス信号S1を分周または逓倍することにより、第1タイミング信号St1および第2タイミング信号St2の少なくとも一方を生成してもよい。
実施の形態では出力回路18がフルブリッジ回路(BTL形式:Bridged Transless)で構成される場合を説明したが、本発明はそれには限定されず、その出力段はハーフブリッジ回路で構成されてもよい。
実施の形態にもとづき、具体的な語句を用いて本発明を説明したが、実施の形態は、本発明の原理、応用を示しているにすぎず、実施の形態には、請求の範囲に規定された本発明の思想を逸脱しない範囲において、多くの変形例や配置の変更が可能である。
1…ステッピングモータ、L1…コイル、100…モータ駆動回路、10…ブリッジ回路、12…プリドライバ、14…Hブリッジ回路、Rs…検出抵抗、20…ロジック回路、S1…パルス信号、S2…駆動信号、S3…検出信号、S4…比較信号、30…脱調予測部、AMP1…第1アンプ、AMP2…第2アンプ、32…A/Dコンバータ、34…減算器、36…タイミング発生器、38…保持部、39…予測部、St1…第1タイミング信号、St2…第2タイミング信号、40…カレントリミット回路、42…タイマー、44…D/Aコンバータ、46…コンパレータ、50…逆起電力検出回路。

Claims (20)

  1. ステッピングモータの駆動回路であって、
    パルス信号と同期して、前記ステッピングモータのコイルに接続されるブリッジ回路を制御し、前記ステッピングモータのコイルに供給される電力を制御するロジック回路と、
    前記コイルのハイインピーダンス区間において前記コイルの両端間に生ずる逆起電力を検出し、(i)前記ハイインピーダンス区間内の検出タイミングにおける逆起電力と、(ii)前記ハイインピーダンス区間内の異なる2つのタイミングにおいて取得された2つの逆起電力の差分と、にもとづき、前記ステッピングモータの脱調の予兆を示す検出信号をアサートする脱調予測部と、
    前記ステッピングモータのコイルに流れる電流を所定の上限値より低く制限するカレントリミット回路と、
    を備え、
    前記カレントリミット回路は、前記検出信号がアサートされると、前記上限値を上昇させることを特徴とするモータ駆動回路。
  2. 前記脱調予測部は、前記2つの逆起電力の差分が所定のしきい値より大きく、かつ前記検出タイミングにおける逆起電力が所定の範囲に含まれるとき、前記検出信号をアサートすることを特徴とする請求項1に記載のモータ駆動回路。
  3. 前記検出タイミングは、前記ハイインピーダンス区間の略中央であることを特徴とする請求項1または2に記載のモータ駆動回路。
  4. 前記検出タイミングは、前記ハイインピーダンス区間の終了の直前であることを特徴とする請求項1または2に記載のモータ駆動回路。
  5. 前記2つのタイミングは、前記ハイインピーダンス区間の略中央と、前記ハイインピーダンス区間の終了の直前であることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載のモータ駆動回路。
  6. 前記脱調予測部は、
    前記コイルの一端に生ずる電圧を検出する第1アンプと、
    前記コイルの他端に生ずる電圧を検出する第2アンプと、
    前記第1アンプおよび第2アンプそれぞれの出力電圧を第1デジタル検出値、第2デジタル検出値に変換するA/Dコンバータと、
    前記第1デジタル検出値と前記第2デジタル検出値の差分を算出し、前記コイルの両端間の電圧を示すデジタル値を生成する減算器と、
    を含むことを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載のモータ駆動回路。
  7. 前記脱調予測部は、
    第1タイミングおよび第2タイミングそれぞれにおいてアサートされる第1タイミング信号および第2タイミング信号を生成するタイミング発生器と、
    前記第1タイミングおよび前記第2タイミングそれぞれにおける逆起電力を示すデジタル値をホールドする保持部と、
    前記第1タイミングのデジタル値と前記第2タイミングのデジタル値の差分を所定の第1しきい値と比較するとともに、前記第1タイミングのデジタル値を所定の第2しきい値と比較する予測部と、
    を含むことを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載のモータ駆動回路。
  8. 前記カレントリミット回路は、
    前記検出信号がアサートされると、前記上限値を所定の最大値まで増大させ、その後、上限値を通常の設定値に段階的に低下させることを特徴とする請求項に記載のモータ駆動回路。
  9. 前記カレントリミット回路は、前記コイルに流れる電流を示す電流検出値を上限値と比較し、前記電流が上限値を超えるとアサートされる比較信号を生成するコンパレータを含み、
    前記ロジック回路は、前記比較信号がアサートされると第1レベルに遷移し、その後所定のオフ時間経過後に第2レベルに遷移するパルス変調信号を生成し、当該パルス変調信号にもとづいて前記ブリッジ回路をスイッチング駆動することを特徴とする請求項8に記載のモータ駆動回路。
  10. 前記ステッピングモータのコイルに流れる電流が目標値と一致するようにデューティ比が調節されるパルス変調信号を生成するパルス変調器をさらに備え、
    前記パルス変調器は、前記検出信号がアサートされると、前記目標値を上昇させることを特徴とする請求項1から7のいずれかに記載のモータ駆動回路。
  11. ステッピングモータの駆動回路であって、
    パルス信号と同期して、前記ステッピングモータのコイルに接続されるブリッジ回路を制御し、前記ステッピングモータのコイルに供給される電力を制御するロジック回路と、
    前記コイルのハイインピーダンス区間において前記コイルの両端間に生ずる逆起電力を検出し、(i)前記ハイインピーダンス区間内の検出タイミングにおける逆起電力と、(ii)前記ハイインピーダンス区間内の異なる2つのタイミングにおいて取得された2つの逆起電力の差分と、にもとづき、前記ステッピングモータの脱調の予兆を示す検出信号をアサートする脱調予測部と、
    前記ステッピングモータのコイルに流れる電流が目標値と一致するようにデューティ比が調節されるパルス変調信号を生成するパルス変調器と、
    を備え、
    前記パルス変調器は、前記検出信号がアサートされると、前記目標値を所定の最大値まで増大させ、その後、目標値を通常の設定値に段階的に低下させることを特徴とするモータ駆動回路。
  12. 前記検出信号がアサートされると、前記ブリッジ回路に供給される電源電圧を上昇させることを特徴とする請求項1から7のいずれかに記載のモータ駆動回路。
  13. 前記検出信号がアサートされると、前記パルス信号の周波数を低下させることを特徴とする請求項1から7のいずれかに記載のモータ駆動回路。
  14. 前記検出信号がアサートされると、前記ステッピングモータのトルクが増大するように、前記ステッピングモータに供給する電力を制御することを特徴とする請求項1から7のいずれかに記載のモータ駆動回路。
  15. 前記タイミング発生器は、前記パルス信号の周期を測定し、測定された周期に所定の係数を乗算し、前記第1タイミング信号および前記第2タイミング信号の少なくとも一方を生成することを特徴とする請求項7に記載のモータ駆動回路。
  16. ステッピングモータの駆動回路であって、
    パルス信号と同期して、前記ステッピングモータのコイルに接続されるブリッジ回路を制御し、前記ステッピングモータのコイルに供給される電力を制御するロジック回路と、
    前記コイルのハイインピーダンス区間において前記コイルの両端間に生ずる逆起電力を検出し、(i)前記ハイインピーダンス区間内の検出タイミングにおける逆起電力と、(ii)前記ハイインピーダンス区間内の異なる2つのタイミングにおいて取得された2つの逆起電力の差分と、にもとづき、前記ステッピングモータの脱調の予兆を示す検出信号をアサートする脱調予測部と、
    を備え、
    前記脱調予測部は、
    第1タイミングおよび第2タイミングそれぞれにおいてアサートされる第1タイミング信号および第2タイミング信号を生成するタイミング発生器と、
    前記第1タイミングおよび前記第2タイミングそれぞれにおける逆起電力を示すデジタル値をホールドする保持部と、
    前記第1タイミングのデジタル値と前記第2タイミングのデジタル値の差分を所定の第1しきい値と比較するとともに、前記第1タイミングのデジタル値を所定の第2しきい値と比較する予測部と、
    を含み、
    前記タイミング発生器は、前記パルス信号を分周または逓倍することにより、前記第1タイミング信号および前記第2タイミング信号の少なくとも一方を生成することを特徴とするモータ駆動回路。
  17. ひとつの半導体基板に一体集積化されたことを特徴とする請求項1から16のいずれかに記載のモータ駆動回路。
  18. ステッピングモータと、
    前記ステッピングモータを駆動する請求項1から17のいずれかに記載のモータ駆動回路と、
    を備えることを特徴とする電子機器。
  19. ステッピングモータの駆動方法であって、
    パルス信号と同期して、前記ステッピングモータのコイルに接続されるブリッジ回路を制御し、前記ステッピングモータのコイルに供給される電力を制御するステップと、
    前記コイルのハイインピーダンス区間において前記コイルの両端間に生ずる逆起電力を検出するステップと、
    (i)前記ハイインピーダンス区間内の検出タイミングにおける逆起電力と、(ii)前記ハイインピーダンス区間内の異なる2つのタイミングにおいて取得された2つの逆起電力の差分と、にもとづき、前記ステッピングモータの脱調の予兆を示す検出信号をアサートするステップと、
    前記ステッピングモータのコイルに流れる電流を所定の上限値より低く制限するステップと、
    前記検出信号がアサートされると、前記上限値を上昇させるステップと、
    を備えることを特徴とする駆動方法。
  20. ステッピングモータの駆動方法であって、
    前記ステッピングモータのコイルに流れる電流が目標値と一致するようにデューティ比が調節されるパルス変調信号を生成するステップと、
    前記パルス変調信号にもとづいて、前記ステッピングモータのコイルに接続されるブリッジ回路を制御し、前記ステッピングモータのコイルに供給される電力を制御するステップと、
    前記コイルのハイインピーダンス区間において前記コイルの両端間に生ずる逆起電力を検出するステップと、
    (i)前記ハイインピーダンス区間内の検出タイミングにおける逆起電力と、(ii)前記ハイインピーダンス区間内の異なる2つのタイミングにおいて取得された2つの逆起電力の差分と、にもとづき、前記ステッピングモータの脱調の予兆を示す検出信号をアサートするステップと、
    前記検出信号がアサートされると、前記目標値を所定の最大値まで増大させ、その後、目標値を通常の設定値に段階的に低下させるステップと、
    を備えることを特徴とする駆動方法。
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