JP2015090775A - 照明器具 - Google Patents

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Abstract

【課題】配光を制御することができ、光取り出し効率を向上することができる照明器具を提供する。【解決手段】発光素子を有するLED光源10と、LED光源10を囲み、LED光源10から遠ざかるほど開口が広がる筒状の反射部材30と、LED光源10に対向する主面に同心環状の複数の突起部40bを有し反射部材30の反射光の光出射方向の開口を覆うように配置されたレンズ部材40と、反射部材30から遠ざかるほど反射光の光出射方向に向かって開口が広がる筒状の補助反射部材50とを備え、レンズ部材40の突起部40bは、反射部材30の反射光の光出射方向の開口から補助反射部材50の内方に突出している。【選択図】図3

Description

本発明は、照明器具に関し、特に、発光ダイオード(LED:Light Emitting Diode)等の発光素子を光源とする埋込型の照明器具に関する。
従来、埋込型の照明器具として、例えば、ダウンライトやスポットライトのように天井に埋込配設されて下方に光を照射する天井埋込型照明器具、あるいは、地中に埋込配設されて上方に光を照射する地中埋込型照明器具等が知られている。従来の埋込型照明器具として、例えば特許文献1には、ダウンライトに関する照明器具が開示されている。
特許文献1に開示された従来の照明器具は、LED光源(LEDモジュール)と、LED光源を収納する器具本体とを備える。器具本体は、LED光源を取り付けるための筐体と、LED光源の光を入射する入射口及び当該入射口から入射した光を出射する出射口を有する枠体部と、LED光源と枠体部との間に配置された円環状の反射板と、反射板と枠体部との間に配置された透光パネルとを備える。反射板は、アルミニウムからなり、LED光源からの光を内周面で反射させて、枠体部の入射口に集光させるように構成されている。
また、特許文献2には、発散性の配光特性を有するLED光源に対して、光入射面及び光出射面のいずれか一面に同心円状のブレーズ形状が形成された集光素子を有する小型の光源モジュールが開示されている。
特開2011−210621号公報 特開2011−54829号公報
特許文献1に開示された従来の埋込型の照明器具では、配光制御するために補助反射部材を有することが好ましい。しかし、LED光源の種類によっては、補助反射部材による反射光がまぶしすぎたり、補助反射部材による反射光の反射方向を制御できなかったりする場合がある。したがって、配光を制御することができないという問題がある。
また、特許文献1に開示された従来の照明器具に対して、特許文献2に開示された光源モジュールを適用することにより、埋込型の照明器具においても、出射口からの光の取り出し効率を向上させ、また、高精度な配光制御が可能となると考えられる。しかしながら、LED光源と上述した透光パネル又は集光素子との距離が近い場合、LED光源から出射した光のエネルギーにより、透光パネルまたは集光素子が加熱され、所望の特性を発揮できないおそれがある。これにより、光取り出し効率が低下するという問題がある。
本発明は、このような問題を解決するためになされたものであり、配光を制御することができ、光取り出し効率を向上することができる照明器具を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る照明器具の一態様は、発光素子を有する光源と、前記光源を囲み、前記光源から遠ざかるほど開口が広がる筒状の反射部材と、前記光源に対向する主面に同心環状の複数の突起部を有し、前記反射部材の反射光の光出射方向の開口を覆うように配置された光学部材と、前記反射部材から遠ざかるほど前記光出射方向に向かって開口が広がる筒状の補助反射部材とを備え、前記光学部材の突起部は、前記反射部材の反射光の光出射方向の開口から前記補助反射部材の内方に突出していることを特徴とする。
また、本発明に係る照明器具の一態様において、前記光学部材の径は、前記反射部材の反射光の光出射方向の開口から前記補助反射部材の内方に向かうほど大きくてもよい。
また、本発明に係る照明器具の一態様において、前記光学部材は、前記光学部材を前記照明器具の本体に取り付けるための取り付け部を有し、前記取り付け部は、前記複数の突起部のうち最も外側の突起部の頂点に接合されていてもよい。
また、本発明に係る照明器具の一態様において、前記最も外側の突起部の高さは、他のいずれの突起部の高さよりも高くてもよい。
本発明によれば、配光を制御することができ、光取り出し効率を向上することができる照明器具を提供することができる。
本発明の実施の形態に係る照明器具の概観断面図 本発明の実施の形態に係る照明器具の分解斜視図 本発明の実施の形態に係る照明器具の中心軸を含む平面で切断した場合の断面図 本発明の実施の形態に係るレンズ部材の一例を示す上面図 本発明の実施の形態に係るレンズ部材の一例を示す下面図 本発明の実施の形態に係るレンズ部材の中心軸を含む平面で切断した場合の断面図 従来の照明器具の光取り出し効率を説明する図 本発明の実施の形態に係る照明器具の光取り出し効率を説明する図
以下、本発明の実施の形態に係る照明器具について、図面を参照しながら説明する。なお、以下に説明する実施の形態は、いずれも本発明の好ましい一具体例を示すものである。したがって、以下の実施の形態で示される数値、形状、材料、構成要素、構成要素の配置位置及び接続形態などは、一例であって本発明を限定する主旨ではない。よって、以下の実施の形態における構成要素のうち、本発明の最上位概念を示す独立請求項に記載されていない構成要素については、任意の構成要素として説明される。なお、各図は、模式図であり、必ずしも厳密に図示したものではない。したがって、各図同士において厳密には一致していない部分も存在する。
(実施の形態)
まず、本発明の実施の形態に係る照明器具について、図1〜図3を用いて説明する。図1は、本発明の実施の形態1に係る照明器具の概観斜視図である。また、図2は、本発明の実施の形態に係る照明器具の分解斜視図である。図3は、本発明の実施の形態に係る照明器具の中心軸を含む平面で切断した場合の断面図である。
図1及び図2に示す照明器具1は、例えば、スポットライトや下方に光を照明するダウンライト等の照明器具に用いられる。
本実施の形態に係る照明器具1は、図1に示すように、筐体20と補助反射部材50とで囲まれており、図2に示すように、LED光源10と、筐体20と、反射部材30と、レンズ部材40と、補助反射部材50とを備える。照明器具1は、図2に示すように、筐体20と、LED光源10と、反射部材30と、レンズ部材40と、補助反射部材50とがこの順で組み合わされることにより構成される。なお、LED光源10は、本発明にかかる光源、レンズ部材40は本発明に係る光学部材に相当する。
以下、照明器具1における各構成部材について詳細に説明する。
[LED光源]
LED光源10は、発光素子を有する発光モジュールであって、所定の光を放射状に放出する。LED光源10は、白色光を放出するように構成されており、基板11と、基板11上に実装された複数のLED(ベアチップ)12と、LED12を封止する封止部材13とを備える。なお、本実施の形態において、LED光源10の光軸は鉛直方向である。
基板11は、LED12を実装するための実装基板であって、例えば樹脂基板、セラミックス基板又は絶縁被覆されたメタルベース基板等である。また、基板11としては、例えば、平面視において矩形形状である平面を有する板状の基板を用いることができる。基板11は、筐体20内部の固定部材と反射部材30との間に固定されている。これにより、LED12が発する熱は基板11を介して筐体20に伝導する。なお、LED12が発する熱を効率良く筐体20に伝導させるために、基板11としては、上記内部部材に密着させる面に金属材料が形成された基板やメタルベース基板を用いることが好ましい。なお、図示しないが、基板11には、LED12を発光させるための直流電力を外部から受電するための一対の電極端子(正電極端子及び負電極端子)が形成されている。
LED12は、発光素子の一例であって、単色の可視光を発するベアチップである。本実施の形態におけるLED12は、通電されれば青色光を発する青色発光LEDチップである。また、LED12は、基板11の一方の面(表面:図2及び図3では下面)にマトリクス状に複数個配置されている。LED12は、基板11にパターン形成された金属配線(不図示)やワイヤ(不図示)によって互いに電気的に接続されている。
封止部材13は、基板11上に複数のLED12を一括封止するように形成されている。封止部材13は、光波長変換材である蛍光体を含み、LED12からの光を波長変換する波長変換層として機能する。封止部材13としては、例えば、シリコーン樹脂に所定の蛍光体粒子と光拡散材とを分散させた蛍光体含有樹脂を用いることができる。
なお、LED光源10の光出射面の大きさは、一例として直径30〜40mmである。また、LED光源10の大きさはこれに限らず、例えば、直径10mmであってもよい。また、LED光源10は、面光源であってもよいし、点光源であってもよい。
蛍光体粒子としては、LED12が青色光を発光する青色発光ダイオードである場合、白色光を得るために、例えばYAG系の黄色蛍光体粒子を用いることができる。これにより、LED12が発した青色光の一部は、封止部材13に含まれる黄色蛍光体粒子によって黄色光に波長変換される。つまり、黄色蛍光体粒子は、LED12が発する青色光(励起光)によって励起され、青色光に対して補色の関係にある黄色光を蛍光発光する。そして、黄色蛍光体粒子に吸収されなかった青色光と、黄色蛍光体粒子によって波長変換された黄色光とは、封止部材13中で拡散及び混合されることにより、封止部材13から白色光となって出射される。光拡散材としては、シリカなどの粒子が用いられる。
なお、演色性を高めるために、封止部材13内に、黄色蛍光体粒子に加えて赤色蛍光粒子を混合しても構わない。また、封止部材13は、必ずしもシリコーン樹脂によって形成する必要はなく、フッ素系樹脂などの有機材のほか、低融点ガラスやゾルゲルガラス等の無機材によって形成してもよい。また、封止部材13は、全てのLED12を一括封止してもよく、また、LED12の列ごとに直線状に封止しても構わない。
[筐体]
次に、筐体20について説明する。筐体20は、LED光源10が取り付けられる取付台であるとともに、LED光源10で発生する熱を放熱するヒートシンクである。筐体20は、金属材料を用いて略円柱状に形成されており、本実施の形態ではアルミダイカスト製である。
筐体20は、LED光源10を取り付けるための光源取付部(図示せず)を有する。本実施の形態において、光源取付部は、反射部材30とLED光源10とで形成される凹部形状と接している。LED光源10は、この光源取付部に固定されている。これにより、LED光源10が筐体20に保持される。
なお、筐体20の天井側部分には、筐体20の天井側に向かって突出する複数の放熱フィンが設けられていてもよい。放熱フィンは、例えば、一方向に沿って互いに一定の間隔をあけて設けられていてもよい。これにより、LED光源10で発生する熱を効率よく放熱させることができる。
[反射部材]
次に、反射部材30について説明する。反射部材30は、反射機能を有する第1反射部材であって、レンズ部材40を透過したLED光源10からの光が入射する開口である入射口と、入射口から入射した光が反射部材30から出射する開口である出射口とを有する。反射部材30は、内径が入射口から出射口に向かって漸次大きくなるように構成された円環枠状(漏斗状)であり、例えば、ポリブチレンテレフタレート(PBT)等の硬質の白色樹脂材料を用いて形成することができる。PBTを用いた反射部材は、耐熱性及び高反射率を有し、さらに、難燃グレードの選択が可能となる。
反射部材30の内周面は、LED光源10からの光を反射する反射面である。反射面は、入射口から入射した光を反射させて出射口から出射させるように構成されている。
なお、反射部材30は、硬質の白色樹脂材料ではなく、例えば、アルミニウム等の金属材料によって形成してもよい。あるいは、樹脂製の反射部材30の内面に、反射面として、銀やアルミニウム等の金属材料からなる金属蒸着膜(金属反射膜)を形成してもよい。
[補助反射部材]
次に、補助反射部材50について説明する。補助反射部材50は、内面に反射面を有する略円筒状のコーン部51と、コーン部51が取り付けられる本体部52とを有する。コーン部51は、金属材料を用いて成形されており、例えば、アルミニウム合金等を絞り加工またはプレス成形することによって作製することができる。本体部52は、硬質の樹脂材料又は金属材料によって成形されている。補助反射部材50は、本体部52が筐体20に取り付けられることによって固定されている。
補助反射部材50(コーン部51)の上部には、反射部材30の内部を直接又は反射して通過したLED光源10からの光が入射する入射口が設けられている。また、補助反射部材50(コーン部51)の下部には、補助反射部材50に入射した光を外部に出射させる出射口が設けられている。これら入射口及び出射口は円形状に開口されており、出射口の開口径は入射口の開口径よりも大きくなっている。また、コーン部51の内周面は、光を反射する反射面となっており、本実施の形態における反射面は、金属反射面である。反射面は、入射口から入射した光が当該反射面で反射して出射口から出射されるように構成されている。なお、出射口から出射する光の角度は反射面の形状によって適宜調整することができる。本実施の形態における反射面は、入射口から入射した光がほぼ鉛直下方に反射するように構成されている。
なお、コーン部51は、反射部材30から鉛直方向に所定の間隔をあけて配置されている。また、コーン部51の入射口の開口径は、後述する反射部材30の出射口の開口径と略同等となっている。
また、本体部52の下端部には、径方向の外向きに突出するフランジ(図示せず)が周方向に亘って一体に形成されている。
[レンズ部材]
次に、レンズ部材40について説明する。レンズ部材40は、図3に示したように、LED光源10(LED12)と対向する位置に配置され、光入射面と光出射面とを有する。LED光源10の光出射側に設けられている。レンズ部材40によって、LED光源10が保護されている。本実施の形態におけるレンズ部材40は、筐体20の凹部の内底面に固定される。なお、図3におけるレンズ部材40は、レンズ部材40の断面のみを示し、当該断面より奥側に位置する突起部40bの各頂点は、図示を省略している。
本実施の形態におけるレンズ部材40は、反射部材30の出射口と、補助反射部材50の入射口との間に固定され、レンズ部材40の厚さ方向の主面(図3で上側面)である光入射面から入射したLED光源10からの光を、当該主面に対向する他の面(図3で下側面)である光出射面から出射させる。
レンズ部材40は、透光性材料を用いて形成されており、例えばPMMA(アクリル)やポリカーボネート(PC)等の透明樹脂材料又はガラス材料等の絶縁性を有する透明材料を用いて形成することができる。
ここで、レンズ部材40の構造について、図4〜図6を用いて詳述する。図4は、本発明の実施の形態に係るレンズ部材の一例を示す上面図である。図5は、本発明の実施の形態に係るレンズ部材の一例を示す下面図である。
図4に示すように、レンズ部材40は、上面から見たときに、略円環状の形状を有する取り付け部40aと、4つの突起部40bとを有している。4つの突起部40bのうち最も外側に配置される突起部40bは、他の3つの突起部40bよりも高さが高くなるように形成されている。また、4つの突起部40bの最も内側に設けられた突起部40bの内側は、平面形状を有している。取り付け部40aと最も外側の突起部40bの頂点とは、接合されている。
また、図5に示すように、レンズ部材40は、下面から見たときに、レンズ部材40の主面に対向する他の面が平坦な円状の形状を有している。主面に対向する他の面の径は、主面における最も外側の突起部40bの頂点により構成される円環の径よりも大きく形成されている。すなわち、レンズ部材40の径は、前記反射部材の反射光の光出射方向の開口から前記補助反射部材の内方に向かうほど大きい。これにより、レンズ部材40に入射した光をレンズ部材40の端面で反射して、配光制御することができる。
なお、レンズ部材40は、下面すなわちレンズ部材40の主面に対向する他の面においても突起部40bを有していてもよい。
レンズ部材40は、図3に示したように、反射部材30の出射口側に配置され、取り付け部40aが筐体20の凹部の内底面に固定される。また、4つの突起部40bは、補助反射部材50の入射口の内側に配置される。したがって、レンズ部材40において、4つの突起部40bが設けられた主面がLED光源10と対向し主面に対向する他の面が補助反射部材50の入射光側に配置される。よって、レンズ部材40において、主面が光入射面、主面に対向する他の面が光出射面となる。
図6は、図4に示した、レンズ部材の中心を含むAA’線において、レンズ部材40を主面に垂直な平面で切断したときの断面図である。
図6に示すように、レンズ部材40は、反射部材30の反射光の光出射方向の開口から補助反射部材50の内方に突出している。また、レンズ部材40において、取り付け部40aと最も外側の突起部40bの頂点とは、接合されている構成により、反射部材30の反射光の光出射方向の開口から補助反射部材50の内方に突出している。これにより、レンズ部材40の主面とLED光源10との距離を保つことができるため、レンズ部材40は、LED光源10から出射された光のエネルギーにより加熱されることがなく、熱による特性の劣化を低減することができる。なお、取り付け部40aと最も外側の突起部40bとは、一体に形成されていてもよい。
また、図6に示すように、レンズ部材40において、最も外側の突起部40bの高さは、他の3つの突起部40bの高さよりも高くなるように形成されている。また、他の3つの突起部40bの高さは、最も外側の突起部40bに近い側からレンズ部材40の中心に向かって低くなるように形成されている。突起部40bのうち最も外側の突起部40bのみ他の3つの突起部40bよりも高さが高いため、レンズ部材40の中心付近とLED光源10との距離を保つことができる。したがって、レンズ部材40は、LED光源10から出射された光のエネルギーによる熱の影響をより低減することができる。なお、他の3つの突起部40bの高さは、最も外側の突起部40bの高さより低ければ、全て同じ高さであってもよい。また、全ての突起部40bの高さが全て同じであってもよい。
図7Aは、本発明の実施の形態に係る照明器具の光取り出し効率を説明する図であり、図7Bは、従来の照明器具の光取り出し効率を説明する図である。
図7Aに示すように、照明器具1では、レンズ部材40は、反射部材30の反射光の光出射方向の開口から補助反射部材50の内方に突出し、また、レンズ部材40の径は、反射部材30の反射光の光出射方向の開口から補助反射部材50の内方に向かうほど大きいので、LED光源10から出射した光成分L1は、最も外側の突起部40bの内周面を透過し、さらに最も外側の突起部40bの外周面で反射され、レンズ部材40の主面に対向する他の面から出射される。同様に、LED光源10から出射した光成分L3は、外側から2番目の突起部40bの内周面を透過し、さらに当該突起部40bの外周面で反射され、レンズ部材40の主面に対向する他の面から出射される。また、LED光源10から出射した光成分L2は、レンズ部材40の中心付近の平面を透過する。このとき、光成分L2は、レンズ部材40の主面および主面と対向する他の面において屈折する。
したがって、図7Aに示す照明器具1では、レンズ部材40で光成分が反射され、レンズ部材40によって配光を制御することができるため、補助反射部材50で反射する光成分が低減する。これにより、補助反射部材50で反射した光がまぶしすぎたり、配光制御ができなかったりする課題が解消された照明器具を提供することができる。
一方、図7Bに示すように、従来の照明器具において、LED光源110から出射した光成分L4は、光制御性を有しない透光カバー140を透過して補助反射部材150により反射する。同様に、光成分L6は、透光カバー140を透過して補助反射部材150により反射する。光成分L5は、透光カバー140を透過して補助反射部材150で反射することなく出射する。したがって、補助反射部材150で反射する光量が多く、まぶしすぎたり、透光カバー140を透過した光を配光制御できなかったりするため、所望でない方向に光が出射するというおそれが生じる。
このように、LED光源10から出射した光は、レンズ部材40で配光制御されるため、補助反射部材50で反射する光量を低減するとともに、LED光源10から出射した光の取り出し効率を向上することができる。
さらに、レンズ部材40は、反射部材30の反射光の光出射方向の開口から補助反射部材50の内方に突出しているため、レンズ部材40の主面とLED光源10との距離を保つことができる。したがって、レンズ部材40は、LED光源10から出射された光のエネルギーにより加熱されることがなく、熱による特性の劣化を低減することができる。
[効果]
本実施の形態にかかる照明器具1は、LED12を有するLED光源10と、LED光源10を囲み、LED光源10から遠ざかるほど開口が広がる筒状の反射部材30と、LED光源10に対向する主面に同心環状の複数の突起部40bを有し、反射部材30の反射光の光出射方向の開口を覆うように配置されたレンズ部材40と、反射部材30から遠ざかるほど光出射方向に向かって開口が広がる筒状の補助反射部材50とを備え、レンズ部材40の突起部40bは、反射部材30の反射光の光出射方向の開口から補助反射部材50の内方に突出している。
これにより、レンズ部材40の主面とLED光源10との距離を保つことができるため、レンズ部材40は、LED光源10から出射された光のエネルギーにより加熱されることがなく、熱による特性の劣化を低減することができる。
また、レンズ部材40をハイブリッドレンズのように厚肉に形成する場合に比べて、レンズ部材40の形成が容易である。したがって、光出力が大きく大容量であるハイパワーのLED照明器具を実現することができる。
さらに、突起部のうち最も外側の突起部40bのみ他の3つの突起部40bよりも高さが高いため、レンズ部材40の中心付近とLED光源10との距離を保つことができる。したがって、レンズ部材40は、LED光源10から出射された光による熱の影響を低減して、耐熱効果の高い照明器具1を提供することができる。
また、レンズ部材40の径は、反射部材30の反射光の光出射方向の開口から補助反射部材50の内方に向かうほど大きくてもよい。
これにより、レンズ部材40に入射した光をレンズ部材40の端面で反射して、配光制御することができる。
また、レンズ部材40は、レンズ部材40を照明器具1の本体に取り付けるための取り付け部40aを有し、取り付け部40aは、複数の突起部のうち最も外側の突起部40bの頂点に接合されていてもよい。
これにより、レンズ部材40の主面とLED光源10との距離を保つことができるため、レンズ部材40は、LED光源10から出射された光のエネルギーにより加熱されることがなく、熱による特性の劣化を低減することができる。
また、最も外側の突起部40bの高さは、他のいずれの突起部40bの高さよりも高くてもよい。
これにより、レンズ部材40は、LED光源10から出射された光のエネルギーによる熱の影響をより低減することができる。
(その他)
以上、本発明に係る照明器具について、実施の形態に基づいて説明したが、本発明は、前述した実施の形態に限定されるものではない。
例えば、前述した実施の形態において、取り付け部40aは、レンズ部材40においてLED光源10から遠い側に配置したが、LED光源10に近い側に配置される構成としても構わない。
また、前述した実施の形態において、LED光源10は、青色LEDと黄色蛍光体とによって白色光を放出するように構成したが、これに限らない。例えば、赤色蛍光体及び緑色蛍光体を含有する蛍光体含有樹脂を用いて、これと青色LEDと組み合わせることによりに白色光を放出するように構成しても構わない。
また、前述した実施の形態において、LED12は、青色を発光するLEDを用いたが、これに限らない。LED12としては、青色以外の色を発光するLEDを用いても構わない。例えば、LED12として紫外線発光のLEDチップを用いる場合、蛍光体粒子としては、三原色(赤色、緑色、青色)に発光する各色蛍光体粒子を組み合わせたものを用いることができる。さらに、蛍光体粒子以外の波長変換材を用いてもよく、例えば、波長変換材として、半導体、金属錯体、有機染料、顔料など、ある波長の光を吸収し、吸収した光とは異なる波長の光を発する物質を含んでいる材料を用いてもよい。
また、前述した実施の形態において、発光素子としてLEDを例示したが、半導体レーザ等の半導体発光素子、有機EL(Electro Luminescence)又は無機EL等の発光素子を用いてもよい。
また、前述した実施の形態において、面光源としてLED光源を例示したが、複数の電球の各光源が同一面上に配置された光源を用いてもよい。
また、前述した実施の形態において、反射部材30は、入射口から入射した光を反射するとしたが、レンズ部材40で跳ね返った光を再度出射口へと導いてもよい。つまり、レンズ部材40で反射された光を反射して、出射口から出射させてもよい。
また、前述した実施の形態において、レンズ部材40は、光入射側に、円環状の突起部40bを有するとしたが、当該突起部40bの形状は、円環状に限定されない。円環状ではなく、方形環状など多角形環状でもよく、また、楕円環状であってもよい。つまり、上記突起部及び溝部の形状は、同心環状であればよい。
また、前述した実施の形態において、LED光源10は、基板11上にLEDチップを直接実装してLEDチップを蛍光体含有樹脂によって一括封止したCOB(Chip On Board)型の構成としたが、これに限らない。例えば、樹脂成形されたキャビティの中にLEDチップを実装して当該キャビティ内に蛍光体含有樹脂を封入したパッケージ型のLED素子を用いて、このLED素子を基板上に複数個実装することで構成された表面実装型(SMD:Surface Mount Device)のLED光源を用いても構わない。
その他、本発明の趣旨を逸脱しない限り、当業者が思いつく各種変形を本実施の形態に施したもの、又は、実施の形態における構成要素を組み合わせて構築される形態も、本発明の範囲内に含まれる。
1 照明器具
10 LED光源(光源)
11 基板
12 LED
13 封止部材
20 筐体
30 反射部材
40 レンズ部材(光学部材)
40a 取り付け部(光学部材)
40b 突起部(光学部材)
50 補助反射部材

Claims (4)

  1. 発光素子を有する光源と、
    前記光源を囲み、前記光源から遠ざかるほど開口が広がる筒状の反射部材と、
    前記光源に対向する主面に同心環状の複数の突起部を有し、前記反射部材の反射光の光出射方向の開口を覆うように配置された光学部材と、
    前記反射部材から遠ざかるほど前記光出射方向に向かって開口が広がる筒状の補助反射部材とを備え、
    前記光学部材の突起部は、前記反射部材の反射光の光出射方向の開口から前記補助反射部材の内方に突出している
    照明器具。
  2. 前記光学部材の径は、前記反射部材の反射光の光出射方向の開口から前記補助反射部材の内方に向かうほど大きい
    請求項1に記載の照明器具。
  3. 前記光学部材は、前記光学部材を前記照明器具の本体に取り付けるための取り付け部を有し、
    前記取り付け部は、前記複数の突起部のうち最も外側の突起部の頂点に接合されている
    請求項1又は2に記載の照明器具。
  4. 前記最も外側の突起部の高さは、他のいずれの突起部の高さよりも高い
    請求項1〜3のいずれか1項に記載の照明器具。
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