JP2015088988A - 通信装置 - Google Patents
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Abstract
Description
[第1実施形態]
[本実施形態の構成]
本発明が適用された通信システム1は、図1に示すように、マスタノードとして機能するデータ収集装置10と、スレーブノードとして機能する複数(本実施形態では5つ)のセンサ30a〜30eとを備えている。データ収集装置10および複数のセンサ30a〜30eは、入力端子と出力端子とを1つずつ備えており、自身の入力端子は他の装置の出力端子に接続され、自身の出力端子は他の装置の入力端子に接続されることでリング状に接続されている。
ここで、各センサ30a〜30eは、例えば、図4に示すように、車両の周囲の障害物を監視するためのレーザセンサとして構成されている。各センサ30a〜30eは、それぞれ異なる監視領域の障害物を同タイミングで検出し、同様の形式のデータ(計測データ出力数、計測データ出力タイミング、計測データ出力周期が共通)を出力するよう構成されている。図4には5個のセンサ装着例が示してあるが、実際の車両応用例としてセンサの数はいろいろの場合があり、少なければ2個の場合もある。しかしながらあまりに多い数のセンサは現実的に車両装着できないため、センサ構成数には上限がある。
FIFOブロック44は、先に記録されたデータを先に読み出すファーストインファーストアウトを実現するメモリとして構成されている。また、FIFOブロック44は、「計測転送モード」の際に、ノード番号情報ブロック43に記録された自身のノード番号に従って作動態様を変更する。
このように構成された通信システム1において、データ収集装置10は、図5に示すデータ収集処理を実施する。データ収集処理は、初期設定として、最初にノード番号を自動設定するための処理であり、例えばデータ収集装置10において通信を開始する旨の指令が入力されると開始される処理である。この処理は中央処理ブロック23が実施する。
続いて、計測転送モード開始の条件が発生したか否かを判定する(S25)。ここで、計測転送モードとは、各センサ30a〜30eが自分自身のタイミング判断で計測データの送信を行うモードである。つまり以後、データ収集装置10から送信に関するタイミング等の指示を受けることなく、センサの自己判断による送信を行う状態となる。
計測転送モード終了の条件が発生していれば(S50:YES)、計測終了コマンドをスレーブに送信し(S55)、S25の処理に戻る。ここで、計測終了コマンドは、スレーブに対して計測転送モードを終了させる旨を示すコマンドであり、図6(d)に示すように、計測転送モードを終了させる旨のコマンド内容を含み、指定番号は含まれている必要がない。
そして、受信コマンドが何れのコマンドであるかを判定する(S120、S130、S150、S155)。受信コマンドがノード番号設定コマンドであれば(S120:YES)、受信コマンドフレームから指定番号を読み出す(S210)。そして、読み出した指定番号をインクリメントし(S215)、この指定番号を自身のノード番号をとして自身のRAM等のメモリに記録する(S220)。
また、受信コマンドが最終ノード指定コマンドであれば(S120:NO、S130:YES)、自身のノード番号と受信コマンドフレームの指定番号とが一致するか否かを判定する(S135)。各番号が一致していれば(S135:YES)、自身が最終ノードであることをRAM等のメモリに記録し(S140)、後述するS230の処理に移行する。また、自身のノード番号と受信コマンドフレームの指定番号とが一致しなければ(S135:NO)、後述するS230の処理に移行する。
続いて、受信コマンドをシリアルに変換し(S230)、隣のノードに受信コマンドを送信して(S235)、センサ処理を終了する。
まず、自身がノード番号1のスレーブの場合、データ計測ブロック41から出力される計測データはFIFOブロック44内にあるメモリに記録されることなく、FIFOブロック44をスルーして出力され、送信処理ブロック45に入る。送信処理ブロック45は、通常、FIFOブロック44に対しFIFO出力要求信号を出してからFIFO出力を受け取るが、ノード番号が1の場合のみFIFO出力要求を出力せずにFIFOブロックから出力される信号をそのまま送信する。
送信処理ブロック45は、EOF受信完了信号が渡されるまで、受信処理ブロック42から渡された計測データをそのままスルーし、シリアルに変換して送信を行う。送信処理ブロック45はEOF受信完了信号を受けた後、FIFOブロック44に対しFIFO出力要求信号を出力することによって計測データを得る。そして送信処理ブロック45は、このFIFOブロック44が出力する計測データも続けてシリアル変換して送信を行う。
以上のように詳述した通信システム1においてセンサ30a〜30eの受信処理ブロック42は、送信元装置(入力側の他のセンサまたはデータ収集装置10)から送信されたデータを表す全データを受信する。そして、送信処理ブロック45は、全データのうちのヘッダデータ(データ種別等)およびフッタデータ(EOF等)のうちの少なくとも何れかを除く実データに、センサ30a〜30eが送信すべきデータを表す自データを加えた送信データを、予め設定された送信先装置(出力側の他のセンサまたはデータ収集装置10)に送信する。
さらに、上記通信システム1においてセンサ30a〜30eの送信処理ブロック45は、データ収集装置10からデータ送信を許可する許可指令(計測開始コマンド)を受けるとデータの送信を開始し、データ収集装置10からデータ送信を停止する停止指令(計測終了コマンド)を受けるとデータの送信を停止する。
このような通信システム1によれば、センサ30a〜30eが他のセンサ30a〜30eから送信されるデータ構成を把握しやすくすることができ、データを効率的に送信することができる。
次に、別形態の通信システム2について説明する。本実施形態(第2実施形態)では、第1実施形態の通信システム1と異なる箇所のみを詳述し、第1実施形態の通信システム1と同様の箇所については、同一の符号を付して説明を省略する。
本発明は、上記の実施形態によって何ら限定して解釈されない。また、上記の実施形態の構成の一部を、課題を解決できる限りにおいて省略した態様も本発明の実施形態である。また、上記の複数の実施形態を適宜組み合わせて構成される態様も本発明の実施形態である。また、特許請求の範囲に記載した文言のみによって特定される発明の本質を逸脱しない限度において考え得るあらゆる態様も本発明の実施形態である。また、上記の実施形態の説明で用いる符号を特許請求の範囲にも適宜使用しているが、各請求項に係る発明の理解を容易にする目的で使用しており、各請求項に係る発明の技術的範囲を限定する意図ではない。
上記実施形態のデータ収集装置10は、本発明でいうマスタノードに相当し、上記実施形態のセンサ30a〜30e、50a〜50eは、本発明でいうスレーブノードおよび通信装置に相当する。また、上記実施形態の受信処理ブロック42は、本発明でいう受信手段、取得手段に相当し、FIFOブロック44は、本発明でいう格納手段に相当する。
Claims (5)
- マスタノード(10)とスレーブノード(30a〜30e、50a〜50e)とをリング状に接続して構成される通信システム(1)においてスレーブノードとして機能する通信装置(30a〜30e)であって、
当該通信装置に接続された2つの通信装置のうちの予め設定された送信元装置から送信されたデータを表す全データを受信する受信手段(42)と、
前記全データのうちのヘッダデータおよびフッタデータのうちの少なくとも何れかを除く実データに、当該通信装置が送信すべきデータを表す自データを加えた送信データを、前記2つの通信装置のうちの予め設定された送信先装置に送信する送信データ送信手段(45)と、
を備えたことを特徴とする通信装置。 - 請求項1に記載の通信装置において、
前記マスタノードからデータ送信の許可を受けた後に、当該通信装置に接続された2つの通信装置のうちの予め設定された送信先装置に当該通信装置が通信すべきデータを表す自データを送信する自データ送信手段(45)と、
前記自データの送信中に、前記受信手段が受信した全データのうちの少なくとも前記実データを記録手段に格納する格納手段(44)と、
前記自データの送信後に、前記実データを前記送信先装置に送信する全データ送信手段(45)と、
を備えたことを特徴とする通信装置。 - 請求項1に記載の通信装置において、
前記送信データ送信手段は、
前記全データから、データの終点を示す終点データを取り除いた実データを前記2つの通信装置のうちの予め設定された送信先装置に送信する実データ送信手段(45)と、
前記実データ送信後に、前記送信先装置に当該通信装置が通信すべきデータを表す自データを送信する自データ送信手段(45)と、
前記自データ送信後に、前記送信先装置に前記終点データを送信する終点データ送信手段(45)と、
を備えたことを特徴とする通信装置。 - 請求項1〜請求項3の何れか1項に記載の通信装置において、
前記送信データ送信手段は、前記マスタノードからデータ送信を許可する許可指令を受けるとデータの送信を開始し、前記マスタノードからデータ送信を停止する停止指令を受けるとデータの送信を停止すること
を特徴とする通信装置。 - 請求項1〜請求項4の何れか1項に記載の通信装置において、
センサによる検出結果を前記自データとして取得する取得手段(42)、
を備え、
当該通信装置は、前記通信システムを構成する他のスレーブノードと共通の構成とされていること
を特徴とする通信装置。
Priority Applications (1)
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JP2013226862A JP2015088988A (ja) | 2013-10-31 | 2013-10-31 | 通信装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2013226862A JP2015088988A (ja) | 2013-10-31 | 2013-10-31 | 通信装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2015088988A true JP2015088988A (ja) | 2015-05-07 |
Family
ID=53051338
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2013226862A Pending JP2015088988A (ja) | 2013-10-31 | 2013-10-31 | 通信装置 |
Country Status (1)
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2013
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