JP2008236217A - FlexRayネットワーク接続方法、FlexRayネットワーク及びFlexRayネットワーク用電子制御ユニット - Google Patents

FlexRayネットワーク接続方法、FlexRayネットワーク及びFlexRayネットワーク用電子制御ユニット Download PDF

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慎一 田子
Hiroko Takahashi
博子 高橋
Satoru Endo
哲 遠藤
Yasuo Onaka
泰夫 大中
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Abstract

【課題】FlexRayネットワークにおいて新しいECUを容易に追加できる接続方法、及びそれを可能にするFlexRayネットワーク及びFlexRayネットワーク用ECUの実現。
【解決手段】複数のECU1-3が接続されているFlexRayネットワーク10に、追加ECU4を接続して自動コンフィグレーションを行う接続方法であって、複数のECUの1つECU1が、ネットワークに接続して通信を行うための通信条件データを有する同期データフレームをネットワークに周期的に出力し、ECU4の通信速度をネットワークの通信速度に設定してネットワークに接続し、ECU4はネットワークに出力される同期データフレームから通信条件データを抽出し、ECU4は抽出した通信条件データに従って設定を行う。
【選択図】図1

Description

本発明は、複数の電子制御ユニット(ECU)が接続されるFlexRayネットワーク接続方法、FlexRayネットワーク及びFlexRayネットワーク用電子制御ユニットに関し、特にデータを伝送するためのタイムトリガプロトコルを使用した同期通信システムであるFlexRayネットワークに電子制御ユニットを追加接続して自動コンフィグレーションを行うFlexRayネットワーク接続方法、そのような接続方法を可能にするFlexRayネットワーク及びFlexRayネットワーク用ECUに関する。
自動車内のネットワーク化が進められており、例えば、制御系のネットワーク規格として1990年のCAN−C(高速CAN)が導入された。その後、1994年にCAN−B(低速CAN)が、2001年にLINとByteflightが導入された。CAN−Cが導入されて十数年が経過し、この間に自動車に搭載されるECUの増加により、ゲートウェイの増加、ネットワーク・トポロジの複雑化、アプリケーションの増加に伴う相互接続性の問題、通信データ量の増加など、各種の問題が生じている。このような問題を解決するため、車両に搭載される電子制御ユニットを備える車載装置を、通信網にて接続する制御系車内LANインターフェース規格の1つとしてFlexRayが提案されている。
FlexRayは、ノード(ECU)ごとに一定のタイミング(スロット)で送信権を与える通信方式を採用している。
FlexRayは、スタティック・セグメント(Static Segment)とダイナミック・セグメント(Dynamic Segment)の構成や、スロットサイズなどさまざまな値を設計者が自由に設定できることが特徴である。
ネットワークでは、ネットワークを構築する時に、ネットワークに接続されるノードの接続条件を設定するコンフィグレーションを行う。構築済みのネットワークに新たにノードを追加する場合、再度コンフィグレーションを行う必要がある。特許文献1は、イーサネット(登録商標)などのLANにおいてノードを追加する場合の自動コンフィグレーション装置を記載している。また、特許文献2も、LANにおける自動コンフィグレーション方法を記載している。
特開平6−311164号公報 特開平2000−269998
上記のように、FlexRayは、ネットワークを設計者が自由に設定できることが特徴である。そのため、FlexRayネットワークは、それぞれが固有の通信条件を有することになり、FlexRayネットワークにECUを接続するためには、そのFlexRayネットワークの通信条件に従って、多数のFlexRay通信パラメータをECUに静的に設定して置かなければならない。言い換えれば、ある特定のFlexRayネットワークに接続されたECUは、FlexRayネットワークの条件が異なる他のFlexRayネットワークにはそのまま接続できない。すなわち、ECUはネットワーク間で互換性がない。
FlexRayバス上に出力されている信号を捕捉し、解析する機能を有するFlexRayバスモニタまたはFlexRayバスアナライザと呼ばれる装置を有するECUが従来から商品化されている。以下、FlexRayバスモニタまたはFlexRayバスアナライザをまとめてFlexRayバスモニタと称する。FlexRayバスモニタは、解析により、FlexRayフレームに含まれるデータ(FlexRayフレームID、ペイロード長、データ、CRC、サイクルカウンタ等のデータ)を取得できる。
FlexRayバスモニタは、接続先のFlexRayネットワークの通信速度だけを装置に設定するだけで、FlexRayネットワーク上に流れるフレームをモニタすることができるが、ネットワークに参加して通信を行うことはできない。すなわち、ネットワークにノードを追加することはできない。そのため、以下のような課題があった。
1.従来のCANネットワークでは、異なる車種/異なるメーカ間で、ECU装置、試験装置、診断装置などが共有できた。しかし、既存のFlexRayネットワークでは、後から直接装置を接続することができないため、上記のような装置を、そのFlexRayネットワークシステムの通信条件に合わせて個別に開発しなければならない。
2.既存装置であるバスモニタまたはバスアナライザ装置では、FlexRayネットワーク上のフレームをモニタするための一部のFlexRay通信パラメータを、バス上の波形を解析することで取得できるが、ネットワークに参加して同期通信を行うのに必要なすべてのFlexRay通信パラメータを取得することはできない。
本発明は、FlexRayネットワークにおいて新しいECUを容易に追加できる接続方法、及びそのような接続方法を可能にするFlexRayネットワーク及びFlexRayネットワーク用ECUの実現を目的とする。
図1は、本発明の原理を説明する図である。図1に示すように、本発明のFlexRayネットワーク接続方法は、上記目的を実現するため、既に接続されているECUの1つ(ECU1)が、同期通信に必要なFlexRay通信パラメータをデータとして有する同期データフレーム(同期通信パラメータ送信用フレーム)を、FlexRayネットワーク10に周期的に出力するように構成しておく。このためECU1は、同期データフレームを作成してFlexRayネットワーク10に周期的に出力する同期通信パラメータ送信部11を有する。FlexRayネットワーク10に新たに追加電子制御ユニット(ECU4)を接続する場合には、追加電子制御ユニットECU4の通信速度をFlexRayネットワークの通信速度に設定し、さらに解析対象とする同期データフレームIDを設定した上で、FlexRayネットワーク10に接続し、FlexRayバスモニタを使用してフレーム構成に関するFlexRayパラメータ及び同期データフレームの同期通信に必要なFlexRay通信パラメータを抽出し、抽出した同期通信に必要なすべてのFlexRayパラメータをECU内のFlexRayコミュニケーションコントローラに設定して自動的にコンフィグレーションを行う。このため、追加電子制御ユニットECU4は、フレーム構成に関するFlexRayパラメータ及び同期データフレームの同期通信に必要なFlexRay通信パラメータを抽出して同期通信に必要なすべてのFlexRayパラメータを設定する同期通信パラメータ受信設定部12を有する。
本発明によれば、FlexRayネットワーク10上には同期データフレームが出力されており、接続に必要なフレーム構成に関するFlexRayパラメータおよび同期データフレームが有する同期通信に必要なFlexRay通信パラメータを抽出することが可能である。そこで、これらのパラメータを抽出して設定すれば、追加電子制御ユニットECU4を他のECUと相互通信可能な状態にできる。すなわち、自動的コンフィグレーションが行える。
従って、本発明のFlexRayネットワーク10では、同期データフレームが周期的に出力されている。また、本発明のECUは、FlexRayネットワーク10の構築時に、同期データフレームが周期的に出力するECUとして使用されるECU1は同期通信パラメータ送信部11を有し、追加電子制御ユニットECU4は同期通信パラメータ受信設定部12を有し、いずれにも使用できるECUは、同期通信パラメータ送信部11及び同期通信パラメータ受信設定部12を有する。FlexRayネットワーク10の構築時に使用されるが、同期データフレームが周期的に出力するECUでなければ、従来のものがそのまま使用できる。
本発明によれば、FlexRayネットワークにおいて新しいECUを容易に追加でき、他のFlexRayネットワークで使用されていたECUを容易に追加できるという効果を奏する。
本発明の実施例のFlexRayネットワーク及び電子制御ユニット(ECU)は、FlexRay規格に準拠したネットワーク及びECUである。パラメータの詳細については、FlexRay規格にに規定されているので、詳しい説明は省略する。まず、本発明で使用するECUの構成を説明する。
図2は、デュアルチャンネル型FlexRayネットワーク10A及び10Bに接続される実施例のFlexRayネットワーク用ECUの全体構成を示すブロック図である。図2では、既存のFlexRayネットワーク用ECUの構成のうち本発明に直接関係する部分と、本発明で加えられる部分を示し、既存の部分のうち本発明に直接関係しない部分を既存ECU処理部A11として示している。図2のブロック図において、FlexRayバスモニタ部A9、既存ECU処理部A11及びFlexRayコミュニケーション・コントローラ(CC)A13は、既存の部分である。本発明で加えられた部分は、パラメータ設定部A1、動作モード設定部A2、設定入力部A3、FlexRayパラメータ入力部A4、FlexRayCC初期化動作モード切替部A5、FlexRayパラメータ抽出制御部A6、通常モード動作制御部A7、設定保存メモリA8、FlexRayパラメータ保存メモリA10、及びFlexRayCC初期化処理部A12である。本発明で加えられた部分は、MCU、メモリ、入出力回路などの既存のハードウエアに、プログラムをインストールすることにより実現される。
実施例のFlexRayネットワーク用ECUは、通常モード(同期通信パラメータ送信有り)、通常モード(同期通信パラメータ送信無し)、及びFlexRayパラメータ抽出モードの3つの動作モードを有する。以下、図2の各部の処理を説明する。
図3は、パラメータ設定部A1における処理を示すフローチャートである。パラメータ設定処理100によれば、ステップ101で、指示された処理がFlexRayパラメータの設定または初期化であるかを判定し、そのような処理でなければステップ102に進んで、設定入力部A3へ通信速度と同期データフレーム(同期通信パラメータ用フレーム)IDを通知する。上記のようなFlexRayパラメータの設定または初期化である場合には、ステップ103に進む。ステップ103では、FlexRayパラメータの設定であればFlexRayパラメータ入力部A4へFlexRay通信パラメータを通知し、初期化であればFlexRayパラメータ入力部A4へ初期化要求を出す。
図4は、動作モード設定部A2における処理を示すフローチャートである。動作モード設定処理110によれば、ステップ111で、動作モードを通信パラメータ抽出モードまた通常モードのいずれかに設定する初期化を行う。ステップ112では、通常モードであるかを判定し、通常モードでなければ(すなわち通信パラメータ抽出モードであれば)そのまま終了し、通常モードであればステップ113に進む。ステップ113では、同期通信パラメータ送信の有無を設定し、終了する。
図5は、設定入力部A3における処理を示すフローチャートである。設定入力処理120によれば、ステップ121で設定保存メモリA8へ通信速度と同期通信パラメータ用フレームIDを保存する。
図6は、FlexRayパラメータ入力部A4における処理を示すフローチャートである。FlexRayパラメータ入力処理130によれば、ステップ131で、処理が初期化要求であるかを判定し、初期化要求でなければステップ132に進み、初期化要求であればステップ133に進む。ステップ132では、FlexRayパラメータ保存メモリA10へFlexRay通信パラメータを保存し、終了する。ステップ133では、FlexRayパラメータ保存メモリA10を初期化し、終了する。
図7は、FlexRayCC初期化動作モード切替部A5における処理を示すフローチャートである。FlexRayCC初期化動作モード切替処理140によれば、ステップ141で、動作モード設定部A2より動作モード状態の読み出しを行う。ステップ142では、読み出した動作モード状態が通信パラメータ抽出モードであるかを判定し、そうでなければ(通常モードであれば)ステップ143に進み、通信パラメータ抽出モードであればステップ144に進む。ステップ143では、通常モード動作制御部A7へ同期通信パラメータ送信の有無を通知した後起動要求を行う。ステップ144では、FlexRayパラメータ抽出部A6に対して起動要求を行う。
図8は、FlexRayパラメータ抽出制御部A6における処理を示すフローチャートである。FlexRayパラメータ抽出制御処理150によれば、ステップ151で、FlexRayパラメータ保存メモリA10が初期化状態であるかを判定し、初期化状態でなければステップ156に進み、初期化状態であればステップ152に進む。ステップ152では、設定保存メモリA8より通信速度および同期通信パラメータ用フレームIDを読み出す。ステップ153では、FlexRayバスモニタ部A9へ通信速度および同期通信パラメータ用フレームIDを通知し、FlexRayバス上に流れるフレームの解析要求を行う。これに応じてFlexRayバスモニタ部A9がFlexRayバス上に流れるフレームの解析を行うので、その解析結果を取得する。ステップ154では、FlexRayパラメータ保存メモリA10に保存された固定パラメータ(FlexRay規格で共通に決められているパラメータ)と、FlexRayバスモニタ部A9から取得した通信パラメータとを使用して、計算パラメータを算出する。ステップ155では、取得したパラメータおよび算出したパラメータをFlexRayパラメータ保存メモリA10に保存する。ステップ156では、FlexRayCC初期化処理部A12へ初期化要求を行い、終了する。
図9は、通常モード動作制御部A7における処理を示すフローチャートである。通常モード動作制御160によれば、ステップ161で、同期通信パラメータの送信の有無を判定し、送信する場合にはステップ162に進み、送信しない場合にはステップ164に進む。ステップ162では、設定保存メモリA8より同期データフレームIDを読み出す。ステップ163では、FlexRayCC初期化処理部A12へ同期データフレームIDを通知する。ステップ164では、FlexRayCC初期化処理部A12へ初期化を行い、終了する。
図10は、FlexRayCC初期化処理部A12における処理を示すフローチャートである。FlexRayCC初期化処理170によれば、ステップ171で、FlexRayパラメータ保存メモリA10より通信パラメータ情報を読み出す。ステップ172では、同期データフレームIDの通知があるかを判定し、あればステップ173に進み、なければステップ175に進む。ステップ173では、同期通信パラメータ用のフレーム、すなわち同期データフレームを作成する。ステップ174では、FlexRayCC初期化処理部A12へ送信フレームを設定する。ステップ175では、FlexRayCCA13へFlexRay通信パラメータを設定する。ステップ176では、FlexRayCCA13へFlexRay通信の初期化要求を行い、終了する。
以上、図2のECUのブロック図における本発明で加えた部分の動作を説明した。従来の部分については、説明を省略する。
次に、実施例のECUを使用して、FlexRayネットワークを構築する時、及びすでに構築したFlexRayネットワークにECUを接続するための処理を説明する。
図11はFlexRayネットワークを構築する時の処理を説明する図であり、図12はすでに構築されたFlexRayネットワークに実施例のECUを新たに接続する処理を説明する図であり、図13はFlexRayネットワークへのECUの追加が完了した状態を示す図である。
図11の(A)に示すように、ECU1、ECU2及びECU3の3個のECUをデュアルチャンネル型FlexRayネットワーク10A及び10Bに接続して本発明のFlexRayネットワークを構築する。図11の(B)に示すように、ECU1は、図2に示した本発明の実施例のECUであり、同期通信パラメータを有する同期データフレームをFlexRayネットワーク10A及び10Bに周期的に出力するとする。言い換えれば、ECU1は、通常モード(同期通信パラメータ有り)に設定される。また、ECU2及びECU3は、図2に示した本発明の実施例のECUを使用することも、従来のFlexRayネットワーク用ECUを使用することも可能である。実施例のECUをECU2及びECU3として使用する場合には、ECU2及びECU3は、通常モード(同期通信パラメータ無し)に設定される。FlexRayネットワークが構築された状態では、ECU1からECU3は同期通信が可能な状態になる。
図12の(A)は、図11の(A)に示すECU1からECU3が接続されたFlexRayネットワークに、図2に示した本発明の実施例のECU4を新たに接続する(追加する)場合を示す。図12の(B)に示すように、ECU1からECU3は図11の(B)に示した状態であり、ECU4は通信パラメータ抽出モードに設定された状態でFlexRayネットワーク10A及び10Bに接続されるが、まだ他のECUに対して非同期通信の状態である。
図13の(A)は、図12の状態から、ECU4がECU1からECU3に対して同期通信が可能な状態、すなわちECU4のFlexRayネットワークへの接続が完了して同期通信状態になった場合を示す。図13の(B)に示すように、新たに追加されたECU4は、通信パラメータ抽出モードに設定されて接続されるが、通信パラメータ抽出が終了した後は通常モード(同期通信パラメータ無し)になる。
次に、図2の本発明の実施例のECUを、図11に示したECU1として使用する場合、すなわち通常モード(同期通信パラメータ送信有り)に設定してネットワークに接続する処理について図14を参照して説明する。
ステップ201では、ネットワークの仕様に基づいて通信速度及び同期通信パラメータ用フレームIDの設定を行う。具体的には、パラメータ設定部A1に対して、通信速度及び同期通信パラメータ用フレームIDと共に、その設定である(すなわちFlexRayパラメータの設定または初期化ではない)ことを通知する。パラメータ設定部A1は、これに応じて図3のステップ101及び102を行い、設定入力部A3に通信速度及び同期通信パラメータ用フレームIDを通知する。設定入力部A3は通知された通信速度及び同期通信パラメータ用フレームIDを設定保存メモリA8に記憶する。
ステップ202では、FlexRayネットワークの仕様に基づいて決められているFlexRay通信パラメータの設定またはそのようなパラメータへの初期化を行う。具体的には、パラメータ設定部A1に対して、FlexRay通信パラメータの通知または初期化要求を行う。パラメータ設定部A1は、これに応じて図3のステップ101及び103を行い、FlexRayパラメータ入力部A4へFlexRay通信パラメータを通知するか初期化を要求する。FlexRayパラメータ入力部A4は、初期化要求でなければ(パラメータ設定要求であれば)図6のステップ131及び132を行い、FlexRayパラメータをFlexRayパラメータ保存メモリA10に保存し、初期化要求であれば図6のステップ131及び133を行い、FlexRayパラメータ保存メモリA10をデフォルト値に初期化する。
ステップ203では、ECUを通常モード(同期通信パラメータ送信有り)に設定する。具体的には、動作モード設定部A2に通常モード(同期通信パラメータ送信有り)を入力し、動作モード設定部A2はそれに応じてステップ111から113を行い、ステップ113で同期通信パラメータ送信有りに設定する。
ステップ204では、同期通信パラメータ送信有りを通知する。具体的には、FlexRayCC初期化モード切替部A5が、図7のステップ141から143を行い、動作モード設定部A2の設定を読み出し、通常モード動作制御部A7へ同期通信パラメータ送信有りを通知して起動を要求する。
ステップ205では、通常モード動作制御部A7が設定保存メモリA8から同期通信パラメータを送信する同期データフレームIDの情報を読み出し、FlexRayCC初期化処理部A12に同期データフレームIDを通知した後初期化要求を行う。
ステップ206では、FlexRayCC初期化処理部A12がFlexRayパラメータ保存メモリA10よりFlexRay通信パラメータを読み出し、同期通信パラメータが含まれる同期通信パラメータ用フレームを作成する。
ステップ207では、FlexRayCCA13へ同期通信パラメータ用フレームの送信設定を行った後、FlexRay通信パラメータを設定し、FlexRayCCA13は初期化完了を既存ECU処理部A11に通知する。
ステップ208では、既存ECU処理部A11が従来と同様の処理を行い、ネットワーク上に同期通信パラメータ用フレームを送信する。
以上のようにして、ECU1が同期通信パラメータ用フレームを出力するように構成できる。なお、比較的通信量の少ないECUをECU1として、ECU1に割当てられたスロットを、例えば3回に1回利用して同期通信パラメータ用フレームを送信するようにすることが望ましい。この場合、フレームIDで識別可能にする必要がある。また、ECU1が本来の処理のための通信を行うためのスロットに加えて、同期通信パラメータ用フレームを出力するためのスロットが割り当てられるように構成することも可能であり、この場合、フレームIDは当然異なる。
次に、図2の本発明の実施例のECUを、図11に示したECU2またはECU3として使用する場合、すなわち通常モード(同期通信パラメータ送信無し)に設定してネットワークに接続する処理について図15を参照して説明する。
ステップ301では、ネットワークの仕様に基づいて通信速度及びこのECUが出力するフレームのフレームIDの設定を行う。この処理は、図14のステップ201と同じである。
ステップ302では、FlexRayネットワークの仕様に基づいて決められているFlexRay通信パラメータの設定またはそのようなパラメータへの初期化を行う。この処理は、図14のステップ202と同じである。
ステップ303では、ECUを通常モード(同期通信パラメータ送信無し)に設定する。ECU1の場合(ステップ203)とは、図4のステップ113で同期通信パラメータ送信無しに設定する点が異なる。
ステップ304では、同期通信パラメータ送信無し、を通知する。
ステップ305では、FlexRay通信パラメータを設定し、FlexRayCCA13は初期化完了を既存ECU処理部A11に通知する。
ステップ306では、既存ECU処理部A11が従来と同様の処理を行い、通信を開始する。
以上のようにして、実施例のECUがECU2またはECU3として使用できるように設定できる。ここで、ECU2またはECU3の設定においては、同期通信パラメータ用フレームIDの設定を行う必要はないが、ネットワークに出力されているフレームが同期通信パラメータ用フレームIDであることを識別して、何ら処理を行わないようにすることが望ましい。なお、従来のFlexRayネットワーク用ECUを、ECU2またはECU3として使用することも可能である。
次に、図2の本発明の実施例のECUを、図12及び図13に示したECU4として使用する場合、すなわち通信パラメータ抽出モードに設定してネットワークに接続する処理について図16を参照して説明する。
ステップ401では、ネットワークの仕様に基づいて通信速度及び同期通信パラメータ用フレームIDの設定を行う。この処理は、図14のステップ201と同じである。
ステップ402では、FlexRayネットワークの仕様に基づいて決められているFlexRay通信パラメータの設定またはそのようなパラメータへの初期化を行う。この処理は、図14のステップ202と同じである。すでにネットワークに接続したことがあり、すべてのパラメータが記憶されている場合には、初期化すればよいが、そうでない場合には、共通のFlexRay通信パラメータ(固定パラメータ)以外を設定することはできないので、設定できない部分についてはデフォルト値を設定する。
ステップ403では、ECUをFlexRayパラメータ抽出モードに設定する。具体的には、動作モード設定部A2にFlexRayパラメータ抽出モードを入力し、動作モード設定部A2はそれに応じてステップ111で、FlexRayパラメータ抽出モードに設定する。
ステップ404では、FlexRayネットワークに接続する。
ステップ405では、パラメータが設定済みであるか判定し、決定済みであればステップ407に進み、決定済みでなければステップ406に進む。
ステップ406では、バスモニタ部A9を使用して通信パラメータ及び同期通信パラメータ用フレームIDのペイロード部の情報を抽出する。具体的には、FlexRayパラメータ抽出制御部A6が、FlexRayバスモニタ部A9にてバス上の解析をするために必要な、通信速度、同期通信パラメータ用フレームIDを設定保存メモリA8より読み出し、FlexRayバスモニタ部A9に通知する。これに応じて、FlexRayバスモニタ部A9は、バス上の波形を解析し、抽出した通信パラメータ及び同期通信パラメータ用フレームIDのペイロード部をFlexRayパラメータ抽出制御部A6に通知する。FlexRayパラメータ抽出制御部A6は、FlexRayパラメータ保存メモリA10に保存された固定パラメータ、FlexRayバスモニタ部A9より通知された通信パラメータおよびペイロード情報に設定された通信パラメータを使用して、計算により求める算出パラメータを算出し、必要なパラメータをすべて取得する。
ステップ407では、取得したパラメータに基づいてECUを通常モード(同期通信パラメータ送信無し)に設定する。これは、図14のステップ202と同じである。
ステップ408では、同期通信パラメータ送信無し、を通知する。これは、ステップ204と同じである。
ステップ409では、FlexRay通信パラメータを設定し、FlexRayCCA13は初期化完了を既存ECU処理部A11に通知する。
ステップ410では、既存ECU処理部A11が従来と同様の処理を行い、通信を開始する。
以上のようにして、ECU4を通信パラメータ抽出モードに設定してFlexRayネットワークに接続すると、自動的に必要なパラメータを取得して、通常モード(同期通信パラメータ送信無し)に設定されて同期通信が行える状態になる。
以上本発明の実施例を説明したが、各種の変形例が可能であるのはいうまでもない。例えば、図2の実施例のECUは、同期通信パラメータ用フレームを送信するECU1として設定することも、通信パラメータ抽出モードに設定してFlexRayネットワークに後から接続するECU4としても設定することも可能であるが、ECU1として使用するECUであれば通信パラメータ抽出モードに設定できるように構成する必要はなく、ECU4として使用するECUであれば同期通信パラメータ用フレームを送信できるように構成する必要はない。
本発明は、FlexRayネットワークに適用可能である。
本発明のFlexRayネットワークの基本構成を示す図である。 本発明の実施例のFlexRayネットワークに接続される電子制御ユニット(ECU)の全体構成を示すブロック図である。 パラメータ設定部A1の処理を示すフローチャートである。 動作モード設定部A2の処理を示すフローチャートである。 設定入力部A3の処理を示すフローチャートである。 FlexRayパラメータ入力部A4の処理を示すフローチャートである。 FlexRayCC初期化動作モード切替部A5の処理を示すフローチャートである。 FlexRayパラメータ抽出部A6の処理を示すフローチャートである。 通常モード動作制御部A7の処理を示すフローチャートである。 FlexRayCC初期化処理部A12の処理を示すフローチャートである。 実施例のECUを使用してFlexRaネットワークを構築した時の状態を示す図である。 実施例のFlexRaネットワークに実施例のECUを追加した時の状態を示す図である。 実施例のFlexRaネットワークへのECUの追加が完了した時の状態を示す図である。 実施例のECUを使用して通常モード(同期通信パラメータ送信有り)に設定する処理を示すフローチャートである。 実施例のECUを使用して通常モード(同期通信パラメータ送信無し)に設定する処理を示すフローチャートである。 実施例のECUを使用して通信パラメータ抽出モードに設定してネットワークに接続する処理を示すフローチャートである。
符号の説明
10、10A、10B FlexRayネットワーク
11 同期通信パラメータ送信部
12 同期通信パラメータ受信設定部
ECU1〜ECU4 電子制御ユニット
A1 パラメータ設定部
A2 動作モード設定部
A3 設定入力部
A4 FlexRayパラメータ入力部
A5 FlexRayCC初期化動作モード切替部
A6 FlexRayパラメータ抽出制御部
A7 通常モード動作制御部
A8 設定保存メモリ
A9 FlexRayバスモニタ部
A10 FlexRayパラメータ保存メモリ
A11 既存ECU処理部
A12 FlexRayCC初期化処理部
A13 FlexRayCC

Claims (5)

  1. 複数の電子制御ユニットが接続されているFlexRayネットワークに、新たに追加電子制御ユニットを追加接続して自動コンフィグレーションを行うFlexRayネットワーク接続方法であって、
    前記追加電子制御ユニットは、
    前記FlexRayネットワークの通信速度に等しい通信速度で前記FlexRayネットワークに接続され、
    前記複数の電子制御ユニットの1つから周期的に出力される同期データフレームに基づいて、該追加電子制御ユニットの通信条件データを抽出し、
    抽出した前記通信条件データに従って前記追加電子制御ユニットの設定を行う、
    ことを特徴とするFlexRayネットワーク接続方法。
  2. 複数の電子制御ユニットが接続されているFlexRayネットワークであって、
    前記FlexRayネットワークに接続されている前記複数の電子制御ユニットの1つは、前記FlexRayネットワークに接続して通信を行うための通信条件データを有する同期データフレームを、前記FlexRayネットワークに周期的に出力することを特徴とするFlexRayネットワーク。
  3. FlexRayネットワークに接続されるFlexRayネットワーク用電子制御ユニットであって、
    前記FlexRayネットワークに接続して通信を行うための通信条件データを記憶する通信条件データ記憶部と、
    記憶されている前記通信条件データを有する同期データフレームを作成する同期データフレーム作成部と、
    前記同期データフレームを、前記FlexRayネットワークに周期的に出力する出力部と、を備えることを特徴とするFlexRayネットワーク用電子制御ユニット。
  4. 通信速度を前記FlexRayネットワークの通信速度に設定して前記FlexRayネットワークに接続した状態で、前記FlexRayネットワークに出力される前記同期データフレームから、前記通信条件データを抽出するデータ抽出部をさらに備えることを特徴とする請求項3に記載のFlexRayネットワーク用電子制御ユニット。
  5. FlexRayネットワークに接続されるFlexRayネットワーク用電子制御ユニットであって、
    通信速度を前記FlexRayネットワークの通信速度に設定して前記FlexRayネットワークに接続した状態で、前記FlexRayネットワークに出力される前記同期データフレームから、前記通信条件データを抽出するデータ抽出部と、
    抽出した前記通信条件データに従って前記FlexRayネットワークで通信を行うための設定を行う通信条件設定部と、を備えることを特徴とするFlexRayネットワーク用電子制御ユニット。
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