JPH06311164A - データリンク層形式の自動設定装置 - Google Patents

データリンク層形式の自動設定装置

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JPH06311164A
JPH06311164A JP9819293A JP9819293A JPH06311164A JP H06311164 A JPH06311164 A JP H06311164A JP 9819293 A JP9819293 A JP 9819293A JP 9819293 A JP9819293 A JP 9819293A JP H06311164 A JPH06311164 A JP H06311164A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】ネットワークに影響を及ぼすことなく、データ
リンク層のヘッダの形式を自動的に設定する。 【構成】ネットワークに接続されたノード装置1に用い
られるデータリンク層形式の自動設定装置11におい
て、前記ネットワークからの受信データからデータリン
ク層のヘッダの形式を判断する判断部11aと、判断部
11aの判断結果からノード装置1におけるデータリン
ク層のヘッダの形式を設定する設定部11cとから構成
される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ネットワークのデータ
リンク層形式の自動設定装置に関し、特にアメリカ電気
・電子技術者協会(以下、「IEEE」という)80
2.3が標準化した搬送波感知多重アクセス/衝突検出
(CSMA/CD)方式を採るバス型LAN(以下、
「イーサネット」という)等のローカルエリアネットワ
ークにおけるデータリンク層形式の自動設定装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、イーサネット等のネットワークに
おいてデータ通信を行う際には、国際標準化機構(IS
O)で採択された開放型システム間相互接続(以下、
「OSI」という)の参照モデルに基づき、通信機能を
階層化するのが一般的である。
【0003】例えば、イーサネットは、物理層とデータ
リンク層の下位2層をサポートするため、ゼロックス・
ネットワーク・システム(XNS)プロトコル、TCP
/IP(Transmission Control Protocol / Internet P
rotocol)、ネットウエア(NetWare)等の上位プロトコ
ルがネットワーク上に構築されることになる。
【0004】ここで、物理層とは物理コネクションを活
性化・非活性化する手段を提供する層であるのに対し、
データリンク層はデータリンクコネクションの確立・開
放等のサービスを上位層に提供する層であるため、デー
タリンク層において当該データに宛先アドレス・送信元
アドレス等のヘッダを付加することになる。
【0005】また、データリンク層で付加されるヘッダ
形式は複数種類あるため、通信相手のヘッダ形式と同一
に設定する必要がある。
【0006】このデータリンク層のヘッダ形式を設定す
る従来の技術には、ユーザがコンソールか又はスイッチ
を用いて手動で設定する方式(以下、「手動設定方式」
という)と、データリンク層より上位のアプリケーショ
ンを用いて自動的に設定する方式(以下、「自動設定方
式」という)とがある。
【0007】この自動設定方式では、あるヘッダ形式で
とりあえず相手側に送信を行い、応答がなければ応答が
あるまで様々なヘッダ形式で試行錯誤的に送信を行い、
応答されたヘッダ形式を採用する方式を用いるのが一般
的である。
【0008】例えば、上位層のプロトコルであるネット
ワーク層のルーティング情報プロトコル(Routing Info
rmation Protocol:以下、「RIP」という)やサービ
ス通知プロトコル(Service Advertise Protocol:以
下、「SAP」という)等から送信要求を受けたなら
ば、まずデフォールトのヘッダ形式を用いてパケットを
送信し、相手側の機器からの応答があれば当該ヘッダ形
式を採用する。一方、相手側の機器からの応答がなけれ
ば、次のヘッダ形式を用いた送信を行い応答の有無を確
認する。以下、同様の手順を繰り返し、相手側の機器が
使用するヘッダ形式を判断することになる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、手動設
定方式では、人手を介してヘッダ形式を設定する必要が
あるため、ネットワークにデータリンク層のヘッダ形式
を複数持つのネットワーク機器が接続される場合には、
ヘッダ形式の変更が煩雑になるという問題がある。
【0010】また、自動設定方式では、上記問題は解決
できるものの、相手側が使用していないヘッダ形式でパ
ケットを送信するため、回線上に意味のないパケットを
滞留させ、ネットワーク効率の低下を招くという問題が
生じる。
【0011】ところで、特開平3−89645号公報に
は、複数種類の上位プロトコルに対応したアドレスを予
め準備し、受信フレームの宛先アドレスと当該アドレス
とを比較して上位層に受信フレームを自動的に供給する
LANアダプタが開示されているが、データリンク層の
パケットの送信を行う際には、やはり手動設定方式か又
は自動設定方式を用いる必要があるため上記の問題を解
決することはできない。
【0012】そこで、本発明は、かかる問題点を除去
し、ネットワークに影響を及ぼすことなく、使用すべき
データリンク層のヘッダの形式を自動的に設定すること
ができるデータリンク層形式の自動設定装置を提供する
ことを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明では、ネットワークに接続されるノード装置
に用いられるデータリンク層形式の自動設定装置におい
て、前記ネットワークからの受信データからデータリン
ク層のヘッダの形式を判断する判断手段(図1の11
a)と、前記判断手段の判断結果から前記ノード装置に
おけるデータリンク層のヘッダの形式を設定する設定手
段(図1の11c)とを具備したことを特徴とする。
【0014】
【作用】本発明は、ネットワークに接続されるノード装
置がデータリンク層形式を自動的に設定する際に、前記
ネットワークから得られる受信データのデータリンク層
形式に基づき、当該ノード装置において使用するデータ
リンク層のヘッダ形式を前記判断手段を用いて判断し、
当該判断結果に基づき当該ノード装置のデータリンク層
形式を前記設定手段を用いて設定する。かかる構成によ
り、ネットワークに影響を及ぼすことなく、データリン
ク層のヘッダの形式を自動的に設定することができる。
【0015】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の一実施例につ
いて説明する。
【0016】図1は、ネットワークの全体構成と本発明
に係わるデータリンク層形式の自動設定装置(自動設定
モジュール)を内蔵するノード装置の構成を示すブロッ
ク図である。
【0017】図1に示すように、本実施例で用いる通信
システムは、4台のワークステーション(WS)2〜5
が接続されたローカルエリアネットワーク(LAN)と
してのイーサネット6に、パケットの送信及び受信を行
うイーサネットドライバ(トランシーバ)10、データ
リンク層のヘッダ形式(以下、「コンフィグレーショ
ン」という)を設定する自動設定モジュール11、1以
上の上位層プロトコルのうちの1つの上位層プロトコル
としてのネットウエア(NetWare)12を有するノード
装置1を接続した構成をとる。
【0018】ここで、イーサネットドライバ10は、通
常のものと同様にノード装置1宛の受信パケットを自動
設定モジュール11に送るようにして良いし、更にイー
サネット6上を流れるパケットを自動設定モジュール1
1に送るようにしても良い。
【0019】また、自動設定モジュール11は、判断部
11aと、記憶部11bと、設定部11cとから構成さ
れる。
【0020】判断部11aは、イーサネットドライバ1
0から受け取った受信パケットの持つコンフィグレーシ
ョンを判定するとともに、当該コンフィグレーションが
ノード装置1で使用可能なコンフィグレーションか否か
を判断する。
【0021】記憶部11bは、ノード装置1がサポート
する複数種類のコンフィグレーションを記憶する。そし
て、この記憶部11bの内容を参照して、判断部11a
の判断が行われる。
【0022】この際、上記受信パケットは、ノード装置
1を宛先として送信されたパケットだけでなく、イーサ
ネット6上を流れるパケットであれば、例えばワークス
テーション2〜5を宛先として送信されたパケットであ
ってもかまわない。
【0023】設定部11cは、判断部11aの判断結果
を受け取って、判断結果に対応したコンフィグレーショ
ンをデータリンク層に設定する。
【0024】次に、上記構成を持つノード装置1が、コ
ンフィグレーションを設定する一連の動作について図2
を用いて説明する。
【0025】今、ノード装置1を立ち上げる時点で、ワ
ークステーション2〜5が相互にデータ通信を行ってい
る場合を考える。この場合、ノード装置1のイーサネッ
トドライバ10は、イーサネット6からワークステーシ
ョン2〜5のいずれかを宛先とするイーサネットパケッ
トを受信する(S201)。この受信したパケットは、
ノード装置1の自動設定モジュール11内にある判断部
11aに出力される。
【0026】判断部11aは、まずこの受信パケットの
コンフィグレーションを判定する(S202)。このコ
ンフィグレーションの判定処理については後に詳述す
る。
【0027】その後、このコンフィグレーションがこの
ノード装置1で使用可能か否かを判断する(S20
3)。この判断は、判断部11aが記憶部11bに格納
された複数のコンフィグレーションを参照することによ
り行われる。すなわち、受信パケットのコンフィグレー
ションと、記憶部11bに格納されているこのノード装
置1がサポートするコンフィグレーションとを比較し
て、当該コンフィグレーションがこのノード装置1がサ
ポートするもので、かつ上位のパケットタイプが同一で
あれば使用可能であると判断する。これに対して、この
ノード装置1がサポートするものでなければ使用不能で
あると判断する。
【0028】なお、上記判断指標に代えて、この受信パ
ケットが、例えば上位プロトコル(RIP、SAP等)
の応答パケットである場合のように、信頼性が高いノー
ド(ルータ、サーバ等)が送信したものか否かを判断指
標とすることもできる。
【0029】その後、設定部11cは、この判断結果を
受け取り、判断結果に対応するコンフィグレーションの
設定を行う(S204)。
【0030】なお、S203において、受信パケットの
コンフィグレーションが使用可能でない場合は、このま
まこの処理を終了する。
【0031】次に、S202で行うコンフィグレーショ
ンの判定処理について、さらに詳細に説明する。
【0032】図3は、記憶部11bに記憶したこのノー
ド装置1でサポートする複数のコンフィグレーションの
一例を示した図である。
【0033】図3において、フォーマット1は、標準的
なイーサネットの改良型(バージョン2(v.2))フ
ォーマットであり、宛先アドレス(DA)を記述する第
1フィールド(6バイト)、発信元アドレス(SA)を
記述する第2フィールド(6バイト)、第3層のパケッ
トタイプ(TYPE)を記述する第3フィールド(2バ
イト)から構成されている。
【0034】フォーマット2は、IEEE802.3の
みに準拠したノベル(Novell)社独自のフォーマットで
あり、宛先アドレス及び発信元アドレスを記述する第1
フィールド及び第2フィールドと、フレーム長(LE
N)を記述する第3フィールド(2バイト)から構成さ
れる。
【0035】フォーマット3は、IEEE802.3と
802.2とに準拠したノベル社独自のフォーマットで
あり、フォーマット2の構成に、宛先サービスアクセス
ポイントヘッダ(DSAP)、送信元サービスアクセス
ポイントヘッダ(SSAP)、制御ヘッダを記述する第
4フィールド(3バイト)を付加した構成をとる。
【0036】フォーマット4は、IEEE802.3、
802.2、802.1に準拠したOSI国際標準のフ
ォーマットであり、フォーマット3の構成に、パケット
タイプ等を記述する第5フィールド(5バイト)を付加
した構成をとる。
【0037】ここで、フォーマット1〜4は、第1フィ
ールドと第2フィールドとを備える点では共通する。
【0038】しかし、フォーマット1は、第3フィール
ドにおいてパケットタイプを記述するのに対して、フォ
ーマット2〜4ではフレーム長を記述するという差異が
ある。
【0039】この際、パケットタイプとは、複数種類の
上位層プロトコルを指定するためのデータであるため、
このパケットタイプを有するフォーマット1では、マル
チプロトコルを許容できることになる。例えば、XNS
ではIDP(Internet Datagram Protocol)、ネットウ
エアではIPX、TCP/IPではIPがパケットタイ
プに対応する。
【0040】また、フォーマット2は第4フィールドを
使用しないのに対して、フォーマット3〜4では第4フ
ィールドを使用するという差異もある。
【0041】すなわち、フォーマット2では、第4フィ
ールドのDSAP及びSSAPに相当する2バイトの領
域に、上位層で使用するチェックサムの疑似データを示
す’FFFF(H)’が格納される。
【0042】これに対して、フォーマット3では、DS
AP及びSSAPの値として16進数の’E0’(以
下、「E0(H)」という)を使用し、フォーマット4で
は、’AA(H)’を使用する。
【0043】また、フォーマット4のみが使用する第5
フィールドには、フォーマット1の第3フィールドと同
様のパケットタイプ等が記述されるため、フォーマット
1と同様にマルチプロトコルが許容される。
【0044】なお、フォーマット2、3は、パケットタ
イプの記述はないので、パケットタイプをネットウエア
として扱う。
【0045】このように、上記フォーマット1〜4は、
第3フィールド以降に差異があるため、この差異を利用
してフォーマット1〜4を識別することができる。
【0046】図4は、上記フォーマット1〜4の識別手
順を示すフローチャートである。
【0047】まず、フォーマット1については、第3フ
ィールドを用いて識別を行う。
【0048】すなわち、第3フィールドには、フォーマ
ット1の場合にはパケットタイプが格納されるのに対し
て、フォーマット2〜4の場合にはフレーム長が格納さ
れるため、第3フィールドの値を確認して(S40
1)、パケットタイプが記述される場合にはフォーマッ
ト1であると判断する。
【0049】具体的には、フレーム長は1500バイト
以下に制限されるため、第3フィールドの値が0600
(H)以上の場合には、パケットタイプが記述されている
と判断する。
【0050】次に、フォーマット2〜4については、第
4フィールドを用いて識別を行う。
【0051】すなわち、フォーマット2の場合には、第
4フィールドのDSAP及びSSAPに相当する領域に
各々’FF(H)’が格納される。これに対して、フォー
マット3のDSAP及びSSAPには各々”E0(H)”
が、フォーマット4の場合には各々’AA(H)’が格納
される。
【0052】そこで、第4フィールドの2バイト(DS
APとSSAP)が、’FFFF(H)’であれば(S4
02)、フォーマット2であると判断し、’E0E0
(H)’であれば(S403)、フォーマット3であると
判断し、’AAAA(H)’であれば(S404)、フォ
ーマット4であると判断する。
【0053】なお、上記フォーマット1〜4のいずれに
も該当しない場合には、サポートするコンフィグレーシ
ョンが存在しないと判断する(S405)。
【0054】このように、記憶部11bに記憶したノー
ド装置1がサポートするコンフィグレーションを基に、
判断部11aが受信パケットのコンフィグレーションを
判定(S202)することができる。
【0055】このため、例えばワークステーション2〜
5がフォーマット1のコンフィグレーションを使用する
場合には、上述した一連のパケット受信処理により、ノ
ード装置1のコンフィグレーションをフォーマット1に
設定することができる。
【0056】ところが、例えば信頼性の低い機器をワー
クステーション2〜5に用いた場合には、ワークステー
ションにフォーマット1を設定したにもかかわらず、フ
ォーマット2を誤って使用される場合がある。
【0057】このような場合に、上記コンフィグレーシ
ョンの設定処理を実施すると、フォーマット2はノード
装置1がサポートするコンフィグレーションであるた
め、上記誤りが発生する度にコンフィグレーションのフ
ォーマットを変更する必要が生じ、ノード装置1の送信
動作を制限する結果となる。
【0058】そこで、以下に示す第2の実施例では、上
記の誤りの都度行われる不要な設定(変更)動作を除く
ために、統計手法を適用した場合の処理手順について示
す。
【0059】図5は、統計手法を用いてコンフィグレー
ションを設定する手順を示すフローチャートである。
【0060】図5に示すように、前例(図2)と同様
に、イーサネットパケットを受信した(S501)なら
ば、S401〜S404を用いてこの受信パケットのコ
ンフィグレーションを判定し(S502)、当該コンフ
ィグレーションが使用可能か否かを判断する(S50
3)。そして、使用可能と判断した場合には、受信パケ
ットのコンフィグレーションのフォーマットを記憶部1
1bに記憶する(S504)。
【0061】次に、受信パケットの統計処理に移行する
前に、記憶部11bに記憶した前回受信したパケットの
フォーマットを取り出して、受信パケットのフォーマッ
トと比較する(S505)。その結果、受信パケットの
フォーマットが、記憶部11bに記憶された前回受信し
たパケットのフォーマットと一致するならば統計処理
(S506)へ移行する。これに対して、両者が一致し
ない場合には処理を終了する。
【0062】ここで、今回受信したパケットのフォーマ
ットが、前回受信したフォーマットと一致することを統
計処理移行の条件としたのは、2度連続受信したフォー
マットを持つ受信パケットのみを統計処理の対象とする
ことにより、フォーマットに誤りのある受信パケットを
排除するためである。
【0063】また、コンフィグレーションの統計処理
(S506)では、例えば各フォーマットの度数分布を
計算する等の処理を行い、この処理結果に基づいてコン
フィグレーションの設定又は変更を行うか否かの判断を
行う(S507)。
【0064】ここで、上記の判断(S507)を行う際
には、例えば一定時間に受信したパケットのうち、ある
フォーマットのパケットが80パーセント以上である場
合には設定を行うものと判断する。
【0065】なお、S507の判断基準については、S
506で使用する統計処理の方式と連携して定めること
になる。
【0066】その後、設定(変更)を行うという判断結
果の場合には、設定部11cがこのコンフィグレーショ
ンを設定(変更)する(S508)のに対して、設定又
は変更を行わない場合には処理を終了する。
【0067】また、この設定処理が終了したならば、こ
の設定処理が初期設定にあたるか否かを確認する(S5
09)。そして、この設定が初期設定である場合には、
この時点ではじめてパケットの送信を許可する(S51
0)。
【0068】S509〜S510の処理を採用した理由
は、電源投入時のようにコンフィグレーションが確定し
ていない段階で、上位プロトコルから送信要求があった
場合に、誤ったフォーマットでパケットを組み立てて送
信することを防ぐためである。
【0069】なお、本実施例では、2度同じフォーマッ
トを持つパケットを連続受信する(S504〜S50
5)ことを、受信パケットが有効とみなすための条件と
したが、3度以上の連続受信を条件とすることも可能で
ある。
【0070】また、統計処理(S506)においては、
度数分布を用いることとしたが、標準偏差等を用いた処
理を行うこともできる。
【0071】上記の統計手法を用いた処理を行うことに
より、例えば、フォーマット1を用いてパケットの送信
を行うワークステーション2が、誤ってフォーマット2
を用いてパケットを送信した場合でも、ノード装置1の
コンフィグレーションをフォーマット2に変更すること
なく、本来使用すべきフォーマット1に設定を続行でき
る。
【0072】また、上記実施例では、イーサネット6上
を流れるワークステーション2〜5宛のパケットを受信
した場合について説明したが、ノード装置1を宛先とす
るパケットを受信した場合についても、同様の処理が可
能である。
【0073】上述したように、本実施例では、判断部1
1aがイーサネット6から受信したパケットから設定す
べきコンフィグレーションを判断し、設定部11cが判
断部11aの判断結果に基づいてコンフィグレーション
を設定することにより、イーサネット6に不要なパケッ
トを送出することなく、コンフィグレーションを自動的
に設定することができる。
【0074】また、イーサネット6上に誤ったフォーマ
ットを持つパケットが送信された場合にも、統計手法を
用いることにより、使用頻度が高いコンフィグレーショ
ンを設定することもできる。
【0075】さらに、本自動設定を行うことにより、デ
ータリンク層より上位層のアプリケーションを用いた試
行錯誤的送信を行う必要がなくなるため、上位層のアプ
リケーションと独立に、データリンク層レベルで、コン
フィグレーションを判断・設定しているので、ヘッダ形
式が変更された場合にもリセット処理等を行うことなく
動的にコンフィグレーションを自動設定できる。
【0076】なお、本実施例では、ノード装置1がサポ
ートするコンフィグレーションを記憶部11bに記憶す
ることとしたが、判断部11a内に保持することも可能
である。
【0077】また、本実施例では、イーサネットのデー
タリンク層の4つのフォーマットのヘッダ形式について
コンフィグレーションの判断を行ったが、同一ネットワ
ーク上に混在可能なパケットであれば本発明を適用する
ことができる。
【0078】さらに、本発明を手動設定方式と併用し
て、状況に併せて臨機にコンフィグレーションの設定手
法を使い分けることもできる。
【0079】なお、本実施例ではネットワークとしてイ
ーサネット6を用い、上位プロトコル群としてネットウ
エア12(IPX/SPX)を用いたが、本発明は各種
ネットワーク、及びTCP/IP等の各種上位プロトコ
ルのうち、1以上のプロトコルに対して適用可能であ
る。
【0080】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明で
は、ネットワークに接続されるノード装置においてデー
タリンク層形式を自動設定する際に、ネットワークから
の受信データからデータリンク層のヘッダの形式を判断
し、当該判断結果に応じてデータリンク層のヘッダの形
式を設定するように構成したので、ネットワークに悪影
響を及ぼすことなく、使用すべきデータリンク層のヘッ
ダの形式を自動的に設定することができる利点がある。
【0081】更に、従来のように、上位層の自動設定用
の特別なアプリケーションを用いることなく、上位層の
アプリケーションと独立に、データリンク層レベルで、
データリンク層のヘッダ形式を判断・設定しているの
で、ヘッダ形式が変更された場合にもリセット処理等を
行うことなく動的にデータリンク層のヘッダ形式を自動
設定できる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係わるネットワークの全体構成とノ
ード装置の構成を示すブロック図。
【図2】 図1に示すノード装置におけるパケット受信
時の処理手順の一例を示すフローチャート。
【図3】 図1に示すノード装置にサポートされる4つ
のヘッダ形式を示す図。
【図4】 図2に示すヘッダ形式の識別手順を示すフロ
ーチャート。
【図5】 図1に示すノード装置におけるパケット受信
時の別の処理手順を示すフローチャート。
【符号の説明】
1 ノード装置、 2〜5 ワークステーション(W
S)、6 イーサネット、 10 イーサネットドライ
バ、11 自動設定モジュール、 11a 判断部、
11b 記憶部、11c 設定部、 12 ネットウエ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ネットワークに接続されるノード装置に
    用いられるデータリンク層形式の自動設定装置におい
    て、 前記ネットワークからの受信データからデータリンク層
    のヘッダの形式を判断する判断手段と、 前記判断手段の判断結果から前記ノード装置におけるデ
    ータリンク層のヘッダの形式を設定する設定手段とを具
    備するデータリンク層形式の自動設定装置。
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Cited By (3)

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