JP2009188631A - データ伝送方法およびデータ伝送装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】伝送フレームの最大サイズが制限されている場合においても、実効伝送性能を向上させることが可能なデータ伝送システムを提供する。
【解決手段】各スレーブ局A1〜D1は、リング状ネットワーク上を巡回する伝送フレームの1周目において、マスタ局M1が送出する基本フレームに各スレーブ局A1〜D1が順次自局データを追加しつつ中継しながら伝送フレームをリング状ネットワーク上に巡回させ、1周目において受信した伝送フレームのフレームサイズと、自局にて付加される送信データサイズとの総和が、伝送フレームのサイズの上限を超える場合、各スレーブ局A1〜D1が1周目において受信した伝送フレームに継続して送信される基本フレームを自局で創出し、創出した基本フレームに自局データを付加してリング状ネットワーク上に送出する。
【選択図】 図1

Description

本発明はデータ伝送方法およびデータ伝送装置に関し、特に、1周目のデータ付加フェーズと2周目のデータ削除フェーズでフレームを2周巡回させて、各局間でデータ交換を行うリング状ネットワークに適用して好適なものである。
マスタ局及び複数のスレーブ局で構築されるリング状ネットワークにおいて、このリング状ネットワークに伝送フレームを2周させ、伝送フレームの1周目と2周目とで異なる形態の処理を各スレーブ局で行うことにより、データ交換処理を完結させるプロトコルを持たせたものがある(特許文献1)。
図4は、従来のデータ伝送システムが適用されるリング状ネットワークの概略構成を示すブロック図である。
図4において、データを収集/配信するマスタ局M2と、このマスタ局M2に対して自局データを授受する複数のスレーブ局、例えば4つのスレーブ局A2〜D2とが伝送路Tを介してリング状に接続され、リング状ネットワークが構築されている。
そして、マスタ局M2から配信された1つの伝送フレームをこのリング状ネットワークに2周させ、各スレーブ局A2〜D2が1周目と2周目とで異なる形態の処理を行うことでデータ交換処理が完結される。
この一例として、マスタ局M2にて送出された1周目のデータ収集フレームにスレーブ局A2〜D2のデータを追加しながら中継送信し、さらに2周目のデータ収集フレームからスレーブ局A2〜D2の追加したデータを除去することにより、伝送効率向上を図りながらデータ交換を行うことができる。
図5は、従来のデータ伝送システムにおけるデータ付加フェーズとデータ削除フェーズを示すシーケンス図である。
図5において、マスタ局M2はデータを収集/交換するために、各スレーブ局A2〜D2の持つデータやステータスなどを収集するための制御コードを含む伝送フレームF1を創出し、スレーブ局A2〜D2に送信する。
マスタ局M2は、先ず1周目にデータ収集フレームであることを表すフレーム識別コードをヘッダ1に付加した伝送フレームF1を、1周目フレームCFとしてスレーブ局A2〜D2に送信する。なお、リング状ネットワークを巡回する伝送フレームF1には、伝送フレームF1の先頭を示すスタートデミリタSDおよび伝送フレームF1の終了を示すエンドデミリタEDを付加することができる。
一方、各スレーブ局A2〜D2は、受信待ちモードとなっており、1周目フレームCFを受信すると、そのフレーム識別コードを解析し、受信フレームがデータ収集フレームであることを認識すると、追加送信モードに遷移して、自局データA〜Dを1周目フレームCFにおけるヘッダ1の次に配置されるデータ部の一番最後尾にそれぞれ付加して後続局に送信し、送信が終わると、続いて自局データ除去/中継送信モードに遷移し、2周目のフレーム受信を待つ。
そして、1周目フレームCFは、全てのスレーブ局A2〜D2にて自局データA〜Dが順次付加された状態で、リング状ネットワークを一巡して最初に送出したマスタ局M2に戻る。
伝送フレームF1を生成・送出したマスタ局M2は、スレーブ局A2〜D2と同様に、各スレーブ局A2〜D2を一巡した伝送フレームF1に自局データMやステータスを付加し、その伝送フレームF1を2周目フレームSFとしてスレーブ局A〜Dに中継送信する。
2周目フレームSFを受信した各スレーブ局A2〜D2は、自局で順次付加した自局データA〜Dを順次除去していき、伝送フレームF1を最初に送出したマスタ局M2には、最終的には自局の追加したデータMのみが戻ってくる。
このように伝送フレームF1を二巡させるトータルフレーム方式においては、リング状ネットワークに接続された各スレーブ局A2〜D2は、接続順や位置に関係なく互いにデータを交換することができ、かつ追加と削除を交互に行うことにより、トークンパス方式に比較して伝送効率を上げることができる。
また、リング状ネットワークにおいては、伝送効率や各局が持つ伝送データバッファ資源などを考慮し、受信フレームが全て受信される以前に状態を遷移し、中継送信動作を開始するのが一般的である。従って、宛先局アドレス等とともにフレームを定義し、受信可否、状態遷移などの制御情報として使用される重要な情報であるフレーム識別コードは、通常フレームの先頭側に配置される。
各スレーブ局A2〜D2は、フレーム受信時、フレーム制御コードなどを含むヘッダ部を一端バッファに格納し、解析をした後、受信状態から次の中継/送信状態やフレーム除去などの動作を行い、中継送信を開始する。受信から中継送信開始までの時間が短いほど、各スレーブ局A2〜D2で消費する遅延時間が少なくなり、伝送効率が上がる。
このような回線上を流れる伝送フレームF1そのものから、ビットレートの数倍のサンプリングクロックにより同期クロックを抽出して伝送フレームF1の受信もしくは再生中継を行うような通信においては、伝送フレームF1の最大サイズは、サンプリングクロックの周波数精度と、受信フレーム長によって制限される。例えば、水晶発振器などでは、安価な汎用品では数十ppm程度の精度が主流であり、フレーム長の最大サイズは2Kバイト程度に制限される。
特開2000−49836号公報
しかしながら、図4のデータ伝送システムでは、マスタ局M2のみがデータ交換を行うための基本フレームを創出する機能を有していたため、1回のアクションでデータ交換を行えるサイズが伝送フレームF1の最大サイズによって制限されていた。
このため、システム全体がひとつのアクションで交換できるデータ容量は、フレーム最大長以下となり、システム全体のデータ容量を増やそうとすると、マスタ局M2において複数のアクションを起こす必要があり、各アクション間に収集されたデータの処理を行う必要もあることから、オーバヘッド時間も含めて、実効伝送効率が低下するという問題があった。
特に、プログラマブルコントローラなどの場合は、制御対象である入出力データの収集処理を定周期的に行うシステムバスの実効伝送性能が、システムの制御性能や制御対象の規模に直結するため、実効伝送効率の低下によってシステム全体の効率が大きく低下するという問題があった。
そこで、本発明の目的は、伝送フレームの最大サイズが制限されている場合においても、実効伝送性能を向上させることが可能なデータ伝送方法およびデータ伝送装置を提供することである。
上述した課題を解決するために、請求項1記載のデータ伝送方法によれば、リング状ネットワーク上で送信された1或いは複数の第1の伝送フレームを受信する伝送フレーム受信手段と、前記伝送フレーム受信手段にて受信された前記第1の伝送フレームのフレームサイズを判別するフレームサイズ判別手段と、前記フレームサイズ判別手段にて判別された前記第1の伝送フレームのフレームサイズに基づいて、前記リング状ネットワークに新たに第2の伝送フレームを創出する伝送フレーム創出手段と、前記第1の伝送フレーム及び前記第2の伝送フレームを、前記リング状ネットワーク上で巡回する1周目と2周目とで異なる形態の処理を行う伝送フレーム処理手段と、前記伝送フレーム処理手段にて処理された前記第1の伝送フレーム及び前記第2の伝送フレームを前記リング状ネットワーク上に送信する伝送フレーム送信手段とを備えることを特徴とする。
また、請求項2記載のデータ伝送方法によれば、前記フレームサイズ判別手段は、前記第1の伝送フレームの1周目において受信された前記第1の伝送フレームのフレームサイズと、自局にて付加される送信データサイズとの総和が、前記第1の伝送フレームのサイズの上限を超えるか否かを判別し、前記伝送フレーム創出手段は、前記フレームサイズ判別手段にて、前記第1の伝送フレームのサイズの上限を超えると判別された場合は、1周目において受信した前記第1の伝送フレームに継続して送信される前記第2の伝送フレームとして自局データを含んだ新たな伝送フレームを創出し、前記伝送フレーム処理手段は、前記第1の伝送フレームの1周目において自局データを追加し、前記第1の伝送フレーム及び前記第2の伝送フレームの2周目において自局データを削除することを特徴とする。
また、請求項3記載のデータ伝送方法によれば、前記伝送フレーム処理手段は、前記伝送フレーム創出手段が前記第2の伝送フレームを創出したときには前記第1の伝送フレームのサイズの上限を超えることを示す識別子を、前記第1の伝送フレームのヘッダ部に付加し、前記フレームサイズ判別手段は、前記第1の伝送フレームの前記ヘッダ部に前記識別子があるときは、該識別子により前記第1の伝送フレームのサイズの上限を超えるか否かを判別することを特徴とする。
また、請求項4記載のデータ伝送方法によれば、マスタ局及び複数のスレーブ局で構築されるリング状ネットワークに伝送フレームを2周させ、前記伝送フレームの1周目と2周目とで異なる形態の処理を各スレーブ局で行うことにより、データ交換処理を完結させるデータ伝送方法において、前記リング状ネットワーク上の新たな伝送フレームが前記スレーブ局において生成されることを特徴とする。
また、請求項5記載のデータ伝送方法によれば、前記伝送フレームの1周目において、前記マスタ局が送出する前記伝送フレームに各スレーブ局が順次自局データを追加しつつ中継しながら伝送フレームを巡回させるステップと、前記スレーブ局が1周目において受信した前記伝送フレームのフレームサイズと、自局にて付加される送信データサイズとの総和が、前記伝送フレームのサイズの上限を超える場合は、前記スレーブ局が1周目において受信した前記伝送フレームに継続して前記新たな伝送フレームを自局で創出し、該創出した前記新たな伝送フレームに自局データを付加して送出するステップと、前記伝送フレームの2周目において、前記リング状ネットワークを一巡した前記伝送フレーム及び前記新たな伝送フレームから各スレーブ局が自局データを削除しつつ中継しながら巡回させるステップとを備えることを特徴とする。
また、請求項6記載のデータ伝送方法によれば、前記スレーブ局は、前記伝送フレームのサイズの上限を超えることを示す識別子を、1周目において受信した前記伝送フレームのヘッダ部に付加し、前記伝送フレームに前記識別子があるときは、前記伝送フレームのサイズの上限を超えるか否かの判別に前記識別子を用いるステップをさらに備える特徴とする。
以上説明したように、本発明によれば、リング状ネットワークに伝送フレームを巡回させるシーケンスの基点となる新たな伝送フレームをスレーブ局で創出することができ、伝送フレームのフレーム長の最大サイズが2Kバイト程度に制限されている場合においても、マスタ局において複数のアクションを起こすことなく、システム全体のデータ容量を増やすことが可能となることから、実効伝送効率を向上させることができる。
また、自局で創出した新たな伝送フレームが存在することを示す識別子を、1周目において受信した伝送フレームのヘッダ部に付加することで、局当たりの伝送遅延を低減させることができ、リング状ネットワークに接続される局数が大きなシステムであっても、全体の伝送時間に占めるオーバヘッド時間を減少させることが可能となることから、システム全体の実効伝送効率を向上させることができる。
以下、本発明の実施形態に係るデータ伝送装置について図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係るデータ伝送システムが適用されるリング状ネットワークの概略構成を示すブロック図である。
図1において、データを収集/配信するマスタ局M1と、このマスタ局M1に対して自局データを授受する複数のスレーブ局、例えば4つのスレーブ局A1〜D1とが伝送路Tを介してリング状に接続され、リング状ネットワークが構築されている。
ここで、スレーブ局A1〜D1には、伝送フレーム受信手段11、フレームサイズ判別手段12、伝送フレーム創出手段13、伝送フレーム処理手段14および伝送フレーム送信手段15がそれぞれ設けられている。伝送フレーム受信手段11は、リング状ネットワーク上で送信された伝送フレーム(第1の伝送フレーム)を受信することができる。フレームサイズ判別手段12は、伝送フレーム受信手段11にて受信された伝送フレームのフレームサイズを判別することができる。伝送フレーム創出手段13は、伝送フレーム受信手段11にて受信された伝送フレームのフレームサイズに基づいて、リング状ネットワークに伝送フレームを巡回させるシーケンスの基点となる基本フレーム(第2の伝送フレーム)を自局で創出することができる。伝送フレーム処理手段14は、伝送フレーム創出手段13にて創出された基本フレームについて、リング状ネットワーク上で巡回する1周目と2周目とで異なる形態の処理を行うことができる。伝送フレーム送信手段15は、伝送フレーム処理手段14にて処理された基本フレームをリング状ネットワーク上で送信することができる。
ここで、伝送フレーム処理手段14は、伝送フレームの1周目において、マスタ局M1が送出する基本フレームに自局データを追加し、伝送フレームの2周目において、リング状ネットワークを一巡した伝送フレームから自局データを削除することができる。また、伝送フレーム処理手段14は、自局で創出した基本フレームが存在することを示す識別子を、1周目において受信した伝送フレームのヘッダ部に付加することができる。
また、伝送フレーム創出手段13は、1周目において受信された伝送フレームのフレームサイズと、自局にて付加される送信データサイズとの総和が、伝送フレームのサイズの上限を超える場合は、1周目において受信した伝送フレームに継続して送信される基本フレームを自局で創出することができる。
そして、各スレーブ局A1〜D1は、リング状ネットワーク上を巡回する伝送フレームの1周目において、マスタ局M1が送出する基本フレームに各スレーブ局A1〜D1が自局データを順次追加しつつ中継しながら伝送フレームをリング状ネットワーク上に巡回させる。
そして、各スレーブ局A1〜D1は、1周目において受信した伝送フレームのフレームサイズと、自局にて付加される送信データサイズとの総和が、伝送フレームのサイズの上限を超えるかどうかを判断し、伝送フレームのサイズの上限を超える場合には、各スレーブ局A1〜D1が1周目において受信した伝送フレームに継続して送信される基本フレームを自局で創出し、創出した基本フレームに自局データを付加してリング状ネットワーク上に送出する。なお、各スレーブ局A1〜D1は、基本フレームを自局で創出した場合には、自局で創出した基本フレームが存在することを示す識別子を、1周目において受信した伝送フレームのヘッダ部に付加することができる。
そして、各スレーブ局A1〜D1は、伝送フレームの2周目において、リング状ネットワークを一巡した伝送フレームから自局データを削除しつつ中継しながら伝送フレームをリング状ネットワーク上に巡回させることで、データ交換処理を完結させることができる。
これにより、リング状ネットワークに伝送フレームを巡回させるシーケンスの基点となる基本フレームを各スレーブ局A1〜D1で創出することができ、伝送フレームのフレーム長の最大サイズが2Kバイト程度に制限されている場合においても、マスタ局M1において複数のアクションを起こすことなく、システム全体のデータ容量を増やすことが可能となることから、実効伝送効率を向上させることができる。
また、自局で創出した基本フレームが存在することを示す識別子を、1周目において受信した伝送フレームのヘッダ部に付加することで、局当たりの伝送遅延を低減させることができ、リング状ネットワークに接続される局数が大きなシステムであっても、全体の伝送時間に占めるオーバヘッド時間を減少させることが可能となることから、システム全体の実効伝送効率を向上させることができる。
図2は、本発明の一実施形態に係るデータ伝送システムにおけるデータ付加フェーズとデータ削除フェーズを示すシーケンス図である。
図2において、マスタ局M1が送出した伝送フレームF1に対し、各スレーブ局A1〜D1は、自局データを1周目で付加していき、フレームヘッダ1のサイズを更新しつつ中継し、自局データA〜Dを後尾に付加し、エンドデリミタEDを最後尾に付加して送出する処理を順次行う。ここで、各スレーブ局A1〜D1において付加されるデータサイズが従来例に比較して大きいものとする。
この場合、例えば、スレーブ局C1は、自局で付加されるデータサイズと、1周目で受信した伝送フレームF1のフレームサイズの和がフレーム最大長を超えることを検出すると、最初に受信した伝送フレームF1にはデータCを付加することなく中継する。更に基本フレームを新たに創出し、この基本フレームにデータCを付加することで、伝送フレームF2を生成し、伝送フレームF1に継続して伝送フレームF2をリング状ネットワーク上に送出する。
また、伝送フレームF1、F2を受信したスレーブ局D1も、その伝送フレームF1、F2に自局データを付加しようとした場合、伝送フレームF1、F2がともにサイズオーバーとなったことを検出すると、伝送フレームF1、F2にデータDを付加することなく中継する。更に基本フレームを新たに創出し、この基本フレームにデータDを付加することで、伝送フレームF3を生成し、伝送フレームF1、F2に継続して伝送フレームF3をリング状ネットワーク上に送出する。
そして、マスタ局M1は、1周目の伝送フレームF1、F2、F3が戻ってきたことを検出すると、スレーブ局A1〜D1にてそれぞれ付加されたデータA〜Dを取り込みつつ、スタートデリミタSDを2周目であることを示す値に更新し、伝送フレームF1、F2、F3の中継を行う。ここで、マスタ局M1においても、その伝送フレームF1、F2に自局データを付加しようとした場合、フレームF1、F2がともにサイズオーバーとなったことを検出すると、自局データMをフレームF3に付加して送信する。
そして、各スレーブ局A1〜D1は、2周目すなわち自局データの削除フェーズにおいて、受信した伝送フレームF1、F2、F3の先頭から自局データを順次削除していく。このとき、受信した伝送フレームF1、F2、F3のフレームサイズから自局データサイズを減算した値が基本フレーム長に等しい場合は、その伝送フレームは全て削除すべきものとみなし、フレーム中継を行うことなく、その伝送フレームを回線から除去する。また、除去した伝送フレームに続いて受信する伝送フレームはそのまま中継する。
このようにして、最終的にマスタ局M1は、いずれかのスレーブ局A1〜D1が創出した基本フレームに自局のデータが付加された伝送フレームを受信することになり、その伝送フレームを回線から除去してデータ交換シーケンスが終了する。
ここで、各スレーブ局A1〜D1は、1周目すなわちデータ付加フェーズにおいて、中継する伝送フレームのサイズの和がフレーム最大長を超えることを検出した場合、その伝送フレームにデータA〜Dをそれぞれ付加する代わりに、その伝送フレームのヘッダ部にサイズオーバーが発生したことを示す識別子もしくはフラグを追加するようにしてもよい。
各スレーブ局A1〜D1は、この識別子もしくはフラグが付加された先行する伝送フレームの中継送信後、新たに基本フレームの創出シーケンスを開始するが、後続のスレーブ局A1〜D1は、先行する伝送フレームのヘッダ部をチェックするだけでフレームサイズの演算をすることなく、その伝送フレームにデータA〜Dをそれぞれ付加するか否かの判断をそれぞれ行うことができ、処理負荷を軽減させ、中継送信の開始タイミングを早めることができる。
図3は、図1の各スレーブ局A1〜D1で行われる動作を示すフローチャートである。
図3において、図1の伝送フレーム受信手段11は、リング状ネットワーク上で巡回する1周目の伝送フレームを受信すると(ステップS1)、フレームサイズ判別手段12は、1周目において受信された伝送フレームのフレームサイズと、自局にて付加される送信データサイズとの総和が、伝送フレームのサイズの上限を超えるかどうかを判断する(ステップS2)。そして、伝送フレームのサイズの上限を超える場合、伝送フレーム創出手段13は、基本フレームを自局で創出し(ステップS3)、伝送フレーム処理手段14は、その基本フレームに自局データを付加することで新たな伝送フレームを生成する(ステップS4)。
一方、伝送フレームのサイズの上限以下の場合、伝送フレーム処理手段14は、伝送フレーム受信手段11にて受信された伝送フレームに自局データを付加する(ステップS5)。
そして、伝送フレーム受信手段11にて受信された伝送フレームまたは伝送フレーム創出手段13にて創出された基本フレームに自局データが付加されると、伝送フレーム送信手段15は、その自局データが付加されたフレームをリング状ネットワーク上に送出する(ステップS6)。
次に、伝送フレーム受信手段11は、リング状ネットワーク上で巡回する2周目の伝送フレームを受信すると(ステップS7)、受信した伝送フレームのフレームサイズから自局データサイズを減算した値が基本フレーム長に等しいかどうかを判断する(ステップS8)。そして、受信した伝送フレームのフレームサイズから自局データサイズを減算した値が基本フレーム長に等しい場合、フレーム中継を行うことなく、その伝送フレームを回線から除去する(ステップS9)。
一方、受信した伝送フレームのフレームサイズから自局データサイズを減算した値が基本フレーム長に等しくない場合、その伝送フレームから自局データを除去してから(ステップS10)、その伝送フレームをリング状ネットワーク上に送出する(ステップS11)。
以上説明したように、リング状ネットワークに送出する伝送フレームのフレーム長が制限されている場合においても、マスタ局で複数のアクションを起こすことなく、データの送受信を効率的に行う事を可能である。なお、ここでは説明の為に基本フレーム・伝送フレームと区別したが、両者とも伝送フレームとして機能的・構造的に差異は無く、よって各局においては同様に処理されるものとする。
本発明の一実施形態に係るデータ伝送システムが適用されるリング状ネットワークの概略構成を示すブロック図である。 本発明の一実施形態に係るデータ伝送システムにおけるデータ付加フェーズとデータ削除フェーズを示すシーケンス図である。 図1の各スレーブ局A1〜D1で行われる動作を示すフローチャートである。 従来のデータ伝送システムが適用されるリング状ネットワークの概略構成を示すブロック図である。 従来のデータ伝送システムにおけるデータ付加フェーズとデータ削除フェーズを示すシーケンス図である。
符号の説明
A1〜D1 スレーブ局
M1 マスタ局
11 伝送フレーム受信手段
12 フレームサイズ判別手段
13 伝送フレーム創出手段
14 伝送フレーム処理手段
15 伝送フレーム送信手段

Claims (6)

  1. リング状ネットワーク上で送信された1或いは複数の第1の伝送フレームを受信する伝送フレーム受信手段と、
    前記伝送フレーム受信手段にて受信された前記第1の伝送フレームのフレームサイズを判別するフレームサイズ判別手段と、
    前記フレームサイズ判別手段にて判別された前記第1の伝送フレームのフレームサイズに基づいて、前記リング状ネットワークに新たに第2の伝送フレームを創出する伝送フレーム創出手段と、
    前記第1の伝送フレーム及び前記第2の伝送フレームを、前記リング状ネットワーク上で巡回する1周目と2周目とで異なる形態の処理を行う伝送フレーム処理手段と、
    前記伝送フレーム処理手段にて処理された前記第1の伝送フレーム及び前記第2の伝送フレームを前記リング状ネットワーク上に送信する伝送フレーム送信手段とを備えることを特徴とするデータ伝送装置。
  2. 前記フレームサイズ判別手段は、前記第1の伝送フレームの1周目において受信された前記第1の伝送フレームのフレームサイズと、自局にて付加される送信データサイズとの総和が、前記第1の伝送フレームのサイズの上限を超えるか否かを判別し、
    前記伝送フレーム創出手段は、前記フレームサイズ判別手段にて、前記第1の伝送フレームのサイズの上限を超えると判別された場合は、1周目において受信した前記第1の伝送フレームに継続して送信される前記第2の伝送フレームとして自局データを含んだ新たな伝送フレームを創出し、
    前記伝送フレーム処理手段は、前記第1の伝送フレームの1周目において自局データを追加し、前記第1の伝送フレーム及び前記第2の伝送フレームの2周目において自局データを削除することを特徴とする請求項1記載のデータ伝送装置。
  3. 前記伝送フレーム処理手段は、前記伝送フレーム創出手段が前記第2の伝送フレームを創出したときには前記第1の伝送フレームのサイズの上限を超えることを示す識別子を、前記第1の伝送フレームのヘッダ部に付加し、
    前記フレームサイズ判別手段は、前記第1の伝送フレームの前記ヘッダ部に前記識別子があるときは、該識別子により前記第1の伝送フレームのサイズの上限を超えるか否かを判別することを特徴とする請求項2記載のデータ伝送装置。
  4. マスタ局及び複数のスレーブ局で構築されるリング状ネットワークに伝送フレームを2周させ、前記伝送フレームの1周目と2周目とで異なる形態の処理を各スレーブ局で行うことにより、データ交換処理を完結させるデータ伝送方法において、
    前記リング状ネットワーク上の新たな伝送フレームが前記スレーブ局において生成されることを特徴とするデータ伝送方法。
  5. 前記伝送フレームの1周目において、前記マスタ局が送出する前記伝送フレームに各スレーブ局が順次自局データを追加しつつ中継しながら伝送フレームを巡回させるステップと、
    前記スレーブ局が1周目において受信した前記伝送フレームのフレームサイズと、自局にて付加される送信データサイズとの総和が、前記伝送フレームのサイズの上限を超える場合は、前記スレーブ局が1周目において受信した前記伝送フレームに継続して前記新たな伝送フレームを自局で創出し、該創出した前記新たな伝送フレームに自局データを付加して送出するステップと、
    前記伝送フレームの2周目において、前記リング状ネットワークを一巡した前記伝送フレーム及び前記新たな伝送フレームから各スレーブ局が自局データを削除しつつ中継しながら巡回させるステップとを備えることを特徴とする請求項4記載のデータ伝送方法。
  6. 前記スレーブ局は、前記伝送フレームのサイズの上限を超えることを示す識別子を、1周目において受信した前記伝送フレームのヘッダ部に付加し、
    前記伝送フレームに前記識別子があるときは、前記伝送フレームのサイズの上限を超えるか否かの判別に前記識別子を用いるステップをさらに備える特徴とする請求項5記載のデータ伝送方法。
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