JP2010258811A - 通信システム - Google Patents
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Abstract
【課題】ポーリング/セレクティング方式を用いた通信において、親ノードと通信速度が互いに異なる複数の子ノードとが効率よく通信を行う。
【解決手段】親ノード1と識別IDを有する複数の子ノード2とが識別IDを用いてポーリング/セレクティング方式でシリアル通信を行う通信システムにおいて、少なくとも1つの子ノード2は、他の子ノード2と異なる通信速度に設定され、親ノード1は、識別IDを含む一乃至複数の送信待ち信号を格納するバッファ12bと、各子ノード2の通信速度に関する情報を記憶する通信設定記憶部12cと、通信設定記憶部12cを参照して通信速度が速い子ノード2宛の信号から順に高い優先度を予め設定しバッファ12bに格納された送信待ち信号に対して優先度が高い信号から優先して高い送信順位を設定する演算部12dと、当該送信順位に従って信号の送信を行うシリアル通信部12eとを備える。
【選択図】図1
【解決手段】親ノード1と識別IDを有する複数の子ノード2とが識別IDを用いてポーリング/セレクティング方式でシリアル通信を行う通信システムにおいて、少なくとも1つの子ノード2は、他の子ノード2と異なる通信速度に設定され、親ノード1は、識別IDを含む一乃至複数の送信待ち信号を格納するバッファ12bと、各子ノード2の通信速度に関する情報を記憶する通信設定記憶部12cと、通信設定記憶部12cを参照して通信速度が速い子ノード2宛の信号から順に高い優先度を予め設定しバッファ12bに格納された送信待ち信号に対して優先度が高い信号から優先して高い送信順位を設定する演算部12dと、当該送信順位に従って信号の送信を行うシリアル通信部12eとを備える。
【選択図】図1
Description
本発明は、通信システムに関するものである。
従来から、ポーリング/セレクティング方式で通信を行う通信システムとして、図10に示すように、バッファ6aが設けられた親ノード6と、通信線8を介して親ノード6にマルチドロップ接続されてコマンド信号を受信する複数の子ノード7とを備え、親ノード6と複数の子ノード7とがRS485規格のシリアル通信を行うものが提供されている。
そして、親ノード6は、バッファ6aに格納されるコマンド信号を子ノード7へ送信し、子ノード7は、当該コマンド信号に応じた応答信号を親ノード6へ返信する。その際、親ノード6は、各子ノード7に対して固定された1つの通信速度でコマンド信号を送信する。
そのため、各子ノード7は、当該1つの通信速度に対応したものしか接続することができないという問題があった。
そのため、各子ノード7は、当該1つの通信速度に対応したものしか接続することができないという問題があった。
そこで、上記問題に対して、複数の通信速度に対応して、各子ノードと通信を行う度に通信先の子ノードの通信速度に切り替え可能な親ノードを備えた通信システムが提案された(例えば特許文献1参照)。
当該通信システムは、バッファがコマンド信号を先入れ先出しする構造を有している。そのため、当該バッファに複数のコマンド信号が格納されている場合、親ノードはバッファの先頭に格納されているコマンド信号から順に、宛先の子ノードに対応した通信速度に切り替えて送信を行う。
しかしながら上記従来例における通信システムでは、バッファの先頭に格納されているコマンド信号から順に送信が行われるため、通信速度の遅い子ノード宛のコマンド信号がバッファの先頭部分に集中すると、その後に続く通信速度の速い子ノード宛のコマンド信号は、親ノードが通信速度の遅い子ノードからの応答信号を受信するまで送信されず、通信速度の速い子ノード宛のコマンド信号を送信するまでに時間がかかり、通信速度の速い子ノードを用いているにも関わらず通信効率が悪くなる虞がある。
本発明は、上記事由に鑑みてなされたものであり、その目的は、ポーリング/セレクティング方式を用いて、親ノードと通信速度が互いに異なる複数の子ノードとが効率よく通信を行うことができる通信システムを提供することにある。
請求項1の発明は、識別IDを有する複数の子ノードが親ノードに接続され、親ノードと複数の子ノードとが識別IDを用いてポーリング/セレクティング方式でシリアル通信を行う通信システムにおいて、少なくとも1つの子ノードは、他の子ノードと異なる通信速度に設定され、親ノードは、識別IDを含む一乃至複数の送信待ち信号を格納するバッファと、各子ノードの通信速度に関する情報を記憶する速度情報記憶部と、当該速度情報記憶部を参照して通信速度が速い子ノード宛の信号から順に高い優先度を予め設定しバッファに格納された送信待ち信号に対して優先度に基づいて高い送信順位を設定する演算部と、当該送信順位に従って信号の送信を行うシリアル通信部とが設けられることを特徴とする。
この発明によれば、親ノードが、通信速度が速い子ノード宛の信号から順に高い優先度を設定し、更に、バッファに格納された送信待ち信号に対して優先度の高いものから優先して高い送信順位を設定して、当該送信順位に従って信号の送信を行うことで、通信速度の早い子ノード宛の信号が優先的に送信され、親ノードと通信速度が互いに異なる複数の子ノードとが効率よく通信を行うことができる。
請求項2の発明は、請求項1の発明において、前記親ノードは、各子ノードに送信した信号に対する応答待ち時間を、各子ノードの通信速度に応じてそれぞれ設定することを特徴とする。
この発明によれば、通信速度が速い子ノード宛のコマンド信号に対する応答待ち時間を短く設定し、通信速度が遅い子ノード宛のコマンド信号に対する応答待ち時間を長く設定することで、各子ノードの通信速度に応じた応答待ち時間を設定でき、親ノードと通信速度が互いに異なる複数の子ノードとの通信効率を更に高めることができる。
請求項3の発明は、請求項1または2の発明において、前記親ノードは、複数のポートを用いて互いにパケット通信を行うマスタ装置と変換器とで構成され、当該変換器は、マスタ装置から送信されるパケット信号をシリアル信号に変換して子ノードへ送信すると共に、子ノードから送信されるシリアル信号をパケット信号に変換してマスタ装置へ送信し、前記マスタ装置は、各子ノードの識別IDと子ノードの通信速度毎に予め設定される各ポートとの対応関係を記憶するポート情報記憶部を備え、当該ポート情報記憶部を参照して変換器へ送信する信号に含まれる子ノードの識別IDに応じて使用するポートを切り替え、前記変換器は、各子ノードとシリアル通信を行い、前記バッファと、各ポートとシリアル通信側での信号の通信速度との対応関係を記憶する速度情報記憶部と、当該速度情報記憶部を参照してシリアル通信側での信号の通信速度を速く設定するポートを用いて入力される信号から順に高い優先度を予め設定し、バッファに格納された送信待ち信号に対して優先度が高い信号から優先して高い送信順位を設定する演算部と、当該送信順位に従って信号の送信を行うシリアル通信部とを備えることを特徴とする。
この発明によれば、マスタ装置が、コマンド信号を送信する際に送信先の子ノードの通信速度に応じて使用するポートを切り替えて、変換器がコマンド信号の入力されたポートに応じた通信速度で当該コマンド信号の送信を行うことで、マスタ装置のみが各子ノードの通信速度を記憶して、変換器は各子ノードの通信速度を記憶する必要がなくなるため、子ノードを追加した場合であってもマスタ装置の設定のみを変更すればよく、通信設定を容易に行うことができる。
以上説明したように、本発明では、ポーリング/セレクティング方式を用いた通信において、親ノードと通信速度が互いに異なる複数の子ノードとが効率よく通信を行うことができるという効果がある。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
(実施形態1)
本実施形態における通信システムは、図1に示すように、4つの子ノード2A〜2Dが親ノード1に接続され、親ノード1と各子ノード2A〜2Dとがポーリング/セレクティング方式でシリアル通信を行う通信システムである。なお、4つの子ノード2A〜2Dを区別しない場合は子ノード2と称す。
本実施形態における通信システムは、図1に示すように、4つの子ノード2A〜2Dが親ノード1に接続され、親ノード1と各子ノード2A〜2Dとがポーリング/セレクティング方式でシリアル通信を行う通信システムである。なお、4つの子ノード2A〜2Dを区別しない場合は子ノード2と称す。
親ノード1は、パーソナルコンピュータ(マスタ装置)11及び当該パーソナルコンピュータ11とローカルエリアネットワーク(LAN)13を介してパケット通信を行うターミナルコントローラ(変換器)12とから構成され、ターミナルコントローラ12は、パーソナルコンピュータ11から送信されるパケット信号をシリアル信号に変換して子ノード2へ送信すると共に、子ノード2から送信されるシリアル信号をパケット信号に変換してパーソナルコンピュータ11へ送信する。なお、以下パーソナルコンピュータ11はPC11と称し、ターミナルコントローラ12はTC12と称す。
また、子ノード2A〜2Dは、通信速度がそれぞれ115200bps、9600bps、19200bps、115200bpsに予め設定され、更に、No1〜No4の識別IDが各々割り当てられる。加えて、子ノード2A〜2Dは、通信線3を介してTC12とマルチドロップ接続されてRS485規格のシリアル通信を行う。
そして、PC11は、送信先の子ノード2の識別IDを含んだコマンド信号をTC12を介して子ノード2へ送信し、当該コマンド信号を受信した子ノード2は、コマンド信号に対応する応答信号をTC12を介してPC11へ返信する。
PC11は、ユーザーの入力操作等に基づいて子ノード2宛のコマンド信号を生成する信号生成部11aと、図2に示すように子ノード2A〜2Dの識別IDとLAN13の各ポート(P1〜P3)との対応関係を記憶するポート情報記憶部11bと、当該ポート情報記憶部11bのデータテーブルを参照して前記信号生成部11aから送信されるコマンド信号に含まれる識別IDに対応したポートを用いてコマンド信号の送信を行うネットワーク接続部11cとから構成される。ここで、図2に示す通り、通信速度が最も速い子ノード2A、2Dの識別IDを含んだコマンド信号(PS1)はポートP1を用いて送信され、次に通信速度の速い子ノード2Bの識別IDを含んだコマンド信号(PS2)はポートP2を用いて送信され、通信速度が最も遅い子ノード2Cの識別IDを含んだコマンド信号(PS3)はポートP3を用いて送信される。
TC12は、PC11のネットワーク接続部11cと通信を行うパケット通信部12aと、当該パケット通信部12aが受信したコマンド信号を格納するバッファ12bと、図3に示すようなデータテーブルを有する通信設定記憶部12cと、当該通信設定記憶部12cのデータテーブル参照して各ポートの優先度に基づいて当該通信設定記憶部12cの送信順位データを設定する演算部12dと、前記送信順位に従って通信線3を介して前記コマンド信号(PS1〜PS3)の送信を行うシリアル通信部12eとから構成される。
通信設定記憶部12cは、各ポートと、各ポートを介して送信されるコマンド信号のシリアル通信側での通信速度及び各ポートの優先度及び各ポートの送信順位との対応関係を示すデータテーブルを有している。ここで、前記優先度は、それぞれのポートに対応して設定されており、シリアル通信側での通信速度が速いコマンド信号の送信に用いられるポートから順に高く予め設定される。
また、送信順位は、バッファ12bに格納されているコマンド信号の送信に用いられたポート(P1〜P3)にのみ前記優先度に基づいて設定される。そして、ポートP1に対応するコマンド信号PS1の内でバッファ12bの先頭に格納されたコマンド信号PS1´と、ポートP2に対応するコマンド信号PS2の内でバッファ12bの先頭に格納されたコマンド信号PS2´と、ポートP3に対応するコマンド信号PS3の内でバッファ12bの先頭に格納されたコマンド信号PS3´との内、前記送信順位の高いポートに対応するコマンド信号から優先して子ノード2へ送信される。
以下、上記構成からなる本実施形態の通信システムのTC12具体的な動作について図3〜7を用いて説明を行う。なお、バッファ12bには、各ポートP1〜P3を介して当該バッファ12bに格納されて、各子ノード2A〜2Cへ各々送信されるコマンド信号PS1〜PS3が1つずつ予め格納されているものとする。
まず、演算部12dが、通信設定記憶部12cのデータテーブルを参照して、各ポートP1〜P3の優先度を予め設定しており、当該優先度に基づいて各ポートの送信順位を設定する(ステップS1)。
ここで、各ポートP1〜P3を用いて送信された各コマンド信号PS1〜PS3のシリアル通信側での通信速度は、それぞれ115200bps、19200bps、9600bpsに設定される。そのため、図3に示すように、シリアル通信側での通信速度が最も速く設定されるコマンド信号PS1に対応するポートP1の優先度が1、前記通信速度が次に速く設定されるコマンド信号PS2に対応するポートP2の優先度が2、前記通信速度が最も遅く設定されるコマンド信号に対応するポートP3の優先度が3に設定される。
そして、演算部12dは、当該優先度が高いポートから優先して送信順位を設定するため、ポートP1の送信順位を1、ポートP2の送信順位を2、ポートP3の送信順位を3に設定して、まず送信順位が1に設定されたポートP1を選択する(ステップS2)。
次に、演算部12dは、図3に示す通信設定記憶部12cのデータテーブルを参照して、シリアル通信部12eから送信するコマンド信号の通信速度の設定を、送信順位が1のポート(P1)に対応する通信速度(115200bps)に変更する(ステップS3)。
更に、演算部12dは、前記送信順位が1に設定されたポートが複数存在するか否かを確認し(ステップS4)、送信順位が1に設定されたポートが1つの場合には、図5に示すように、選択されたポートP1の送信順位を設定なしにして、当該選択されたポート(P1)以外の残りのポート(P2,P3)の送信順位をそれぞれ1繰り上げる(ステップS5)。なお、ステップS5において、ポートP1を介してバッファ12bに格納されたコマンド信号が複数存在する場合、ポートP1の送信順位は、バッファ12bに格納された前記複数のコマンド信号が順次送信されて残り1つになるまで引き続き1に保たれて、その他のポートP2,P3の送信順位もそれぞれ2,3に保たれる。
そして、シリアル通信部12eは、上記ステップS2で選択されたポート(P1)を用いてバッファ12bに格納されたコマンド信号(PS1´)を、バッファ12bから取り出して子ノード2Aへ送信する(ステップS6)。
続いて、シリアル通信部12eが、上記コマンド信号に対する応答待ち時間の計時を開始し(ステップS7)、予め設定された応答待ち時間が経過するまでに応答信号を受信した場合には、当該応答信号をマスタ装置11へ送信する(ステップS8)。
また、上記ステップS7において、上記応答待ち時間が経過するまでに応答信号を受信できなかった場合には、応答待ちを解除してステップS1に戻る。
ここで、各子ノード2に対する上記応答待ち時間は、通信速度が速い子ノード2に対しては短く設定され、通信速度が遅い子ノードに対しては長く設定される。そのため、各子ノードの通信速度に応じた応答待ち時間が設定されて通信効率の向上を図ることができる。
次に、図5で示したように、上記ステップS5で送信順位が1繰り上げられて送信順位が1となったポートP2に対応するコマンド信号PS2´の送信が行われる。ここで、コマンド信号PS2´に対して、上記コマンド信号PS1´と同様にステップS1〜ステップS8の処理が行われて送信が行われる。
そして、通信設定記憶部12cのデータテーブルは、図6に示すように。コマンド信号PS2´の送信処理が行われた際に、ステップS5においてポートP3の送信順位が1繰り上げられる。
続いて、通信設定記憶部12cのデータテーブルが上記図6に示す状態となった後に、
マスタ装置11から変換器12へ新たなコマンド信号が送信されることなく、バッファ12bにポート3に対応するコマンド信号PS3´以外の信号が格納されていない場合には、当該コマンド信号PS3´の送信処理が上記コマンド信号PS1´,PS2´と同様に行われる。
マスタ装置11から変換器12へ新たなコマンド信号が送信されることなく、バッファ12bにポート3に対応するコマンド信号PS3´以外の信号が格納されていない場合には、当該コマンド信号PS3´の送信処理が上記コマンド信号PS1´,PS2´と同様に行われる。
また、通信設定記憶部12cのデータテーブルが上記図6に示す状態となった後に、マスタ装置11から変換器12へポートP1を用いてコマンド信号PS1´が送信された場合には、ポートP1の優先度が1であることからポートP1の送信順位も1に設定される。すると、図7に示すように、既に送信順位が1に設定されているポートP3と、上記新たに送信順位が1に設定されるポートP1とで送信順位が1のポートが重複する。
そして、上記で示したように、ステップS1において、送信順位が1のポートが重複した場合には、ステップS2において優先度の高い方のポート(P1)を選択する。更に、ステップS4において、上記ステップS2で選択されなかったポート(P3)の送信順位は繰り上げられることなく、ステップS6においてコマンド信号PS1´の送信が行われる。
そして、コマンド信号PS1´に対する送信処理が完了した後、コマンド信号PS3´の送信処理が行われる。
このようにして、本実施形態の通信システムでは、シリアル通信側での通信速度が速いコマンド信号に対応するポートから順に高い優先度が設定され、当該優先度が高いポートから優先して高い送信順位が設定されることで、通信速度の速いコマンド信号から優先して送信が行われるため、親ノード1と通信速度が互いに異なる複数の子ノード2とが効率よく通信を行うことができる。
更に、PC11からTC12へコマンド信号を送信する際、PC11が送信先の子ノード2の通信速度に応じて使用するポートを切り替えて、TC12がコマンド信号の入力されたポートに応じた通信速度で当該コマンド信号の送信を行うことで、PC11のみが各子ノード2の通信速度を記憶して、TC12は各子ノード2の通信速度を記憶する必要がなくなるため、子ノード2を追加した場合であってもPC11の設定のみを変更すればよく、通信設定を容易に行うことができる。
(実施形態2)
本実施形態の通信システムと実施形態1の通信システムとで異なる点は、本実施形態では親ノード1が一つのパーソナルコンピュータ等の親機16のみからなる点である。なお、それ以外の実施形態1と共通する構造については、共通の符号を付して説明を省略する。
本実施形態の通信システムと実施形態1の通信システムとで異なる点は、本実施形態では親ノード1が一つのパーソナルコンピュータ等の親機16のみからなる点である。なお、それ以外の実施形態1と共通する構造については、共通の符号を付して説明を省略する。
親機16は、図8に示すように、前記信号生成部11aと、前記バッファ12bと、前記シリアル通信部12eと、図9に示すようなデータテーブルを記憶する通信速度記憶部16aと、当該通信速度記憶部16aのデータテーブルを参照して各子ノード2の優先度に基づいて当該データテーブルの送信順位データを設定する演算部16bとを備える。
速度情報記憶部16aは、各子ノード2の識別IDと各子ノード2宛のコマンド信号に設定される通信速度及び各子ノードの優先度及び各子ノードの送信順位との対応関係を記憶する。ここで、前記優先度は、各識別IDに対応して設定されており、通信速度が速い子ノード2の識別IDから順に高く設定される。
また、送信順位は、バッファ12bに格納されたコマンド信号に含まれる識別ID(No1〜No4)にのみ前記優先度に基づいて設定される。そして、識別IDNo1に対応するコマンド信号QS1の内でバッファ12bの先頭に格納されたコマンド信号QS1´と、識別IDNo2に対応するコマンド信号QS2の内でバッファ12bの先頭に格納されたコマンド信号QS2´と、識別IDNo3に対応するコマンド信号QS3の内でバッファ12bの先頭に格納されたコマンド信号QS3´と、識別IDNo4に対応するコマンド信号QS4の内でバッファ12bの先頭に格納されたコマンド信号QS4´との内、前記送信順位の高い識別IDに対応するコマンド信号から優先して子ノード2へ送信される。なお、通信設定記憶部16aのデータテーブルにおいて、送信順位が1の識別IDが重複する場合(例えば、バッファ12bにコマンド信号QS1´、QS4´が格納されている場合)、上位に格納されている識別ID(No1)を優先する。
このように、本実施形態における通信システムでは、優先度と送信順位とが各識別IDに対して設定されており、演算部16bが、通信速度の速いコマンド信号に対応する識別IDから順に高い優先度を予め設定し、当該優先度の高い識別IDから優先して高い送信順位を設定する。
そして、実施形態1と同様に、親機16は、前記送信順位の高い識別IDに対応するコマンド信号から順に子ノード2へ送信することで、通信速度の速いコマンド信号から優先して送信が行われるため、親ノード1と通信速度が互いに異なる複数の子ノード2とが効率よく通信を行うことができる。
また、各子ノード2に送信するコマンド信号の応答待ち時間についても実施形態1同様、送信先の子ノード2の通信速度に応じて設定されるため、親ノードと通信速度が互いに異なる複数の子ノードとの通信効率を更に高めることができる。
1 親ノード
2、2A〜2D 子ノード
3 通信線
11 パーソナルコンピュータ(PC)
11a 信号生成部
11b ポート情報記憶部
11c ネットワーク接続部
12 ターミナルコントローラ(TC)
12a パケット通信部
12b バッファ
12c 通信設定記憶部
12d 演算部
12e シリアル通信部
13 ローカルエリアネットワーク(LAN)
P1〜P3 ポート
2、2A〜2D 子ノード
3 通信線
11 パーソナルコンピュータ(PC)
11a 信号生成部
11b ポート情報記憶部
11c ネットワーク接続部
12 ターミナルコントローラ(TC)
12a パケット通信部
12b バッファ
12c 通信設定記憶部
12d 演算部
12e シリアル通信部
13 ローカルエリアネットワーク(LAN)
P1〜P3 ポート
Claims (3)
- 識別IDを有する複数の子ノードが親ノードに接続され、親ノードと複数の子ノードとが識別IDを用いてポーリング/セレクティング方式でシリアル通信を行う通信システムにおいて、
少なくとも1つの子ノードは、他の子ノードと異なる通信速度に設定され、
親ノードは、識別IDを含む一乃至複数の送信待ち信号を格納するバッファと、各子ノードの通信速度に関する情報を記憶する速度情報記憶部と、当該速度情報記憶部を参照して通信速度が速い子ノード宛の信号から順に高い優先度を予め設定しバッファに格納された送信待ち信号に対して優先度に基づいて送信順位を設定する演算部と、当該送信順位に従って信号の送信を行うシリアル通信部とが設けられることを特徴とする通信システム。 - 前記親ノードは、各子ノードに送信した信号に対する応答待ち時間を、各子ノードの通信速度に応じてそれぞれ設定することを特徴とする請求項1記載の通信システム。
- 前記親ノードは、複数のポートを用いて互いにパケット通信を行うマスタ装置と変換器とで構成され、当該変換器は、マスタ装置から送信されるパケット信号をシリアル信号に変換して子ノードへ送信すると共に、子ノードから送信されるシリアル信号をパケット信号に変換してマスタ装置へ送信し、
前記マスタ装置は、各子ノードの識別IDと各ポートとの対応関係を記憶するポート情報記憶部を備え、当該ポート情報記憶部を参照して変換器へ送信する信号に含まれる子ノードの識別IDに応じて使用するポートを切り替え、
前記変換器は、各子ノードとシリアル通信を行い、前記バッファと、各ポートとシリアル通信側での信号の通信速度との対応関係を記憶する速度情報記憶部と、当該速度情報記憶部を参照してシリアル通信側での信号の通信速度を速く設定するポートを用いて入力される信号から順に高い優先度を予め設定し、バッファに格納された送信待ち信号に対して優先度が高い信号から優先して高い送信順位を設定する演算部と、当該送信順位に従って信号の送信を行うシリアル通信部とを備えることを特徴とする請求項1または2記載の通信システム。
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016025566A (ja) * | 2014-07-23 | 2016-02-08 | 株式会社東芝 | 遠方監視制御装置 |
KR102145579B1 (ko) * | 2019-12-30 | 2020-08-18 | 남호영 | 서버와 클라이언트간 데이터 전송 시스템 |
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2009
- 2009-04-24 JP JP2009107023A patent/JP2010258811A/ja not_active Withdrawn
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KR102145579B1 (ko) * | 2019-12-30 | 2020-08-18 | 남호영 | 서버와 클라이언트간 데이터 전송 시스템 |
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