JP2000049836A - リング状ネットワークのデータ伝送システム - Google Patents

リング状ネットワークのデータ伝送システム

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JP2000049836A
JP2000049836A JP10218082A JP21808298A JP2000049836A JP 2000049836 A JP2000049836 A JP 2000049836A JP 10218082 A JP10218082 A JP 10218082A JP 21808298 A JP21808298 A JP 21808298A JP 2000049836 A JP2000049836 A JP 2000049836A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】リング状ネットワークに伝送フレームを二巡さ
せてデータを収集/背信するマスタ局とこれに対してデ
ータ授受を行うスレーブ局との間でデータ交換を行い際
に、遅延バッファの存在による伝送効率の低下を防止す
る。 【解決手段】 マスタ局と複数のスレーブ局とを伝送路
で接続してリング状ネットワークを構築し、マスタ局に
ネットワークに接続された各局の接続情報に基づいて接
続装置の応じた伝送フレームのフォーマットを決定する
と共に、伝送フレームに対するアクセス位置情報を通知
し、且つスレーブ局数に基づいて遅延バッファを必要と
するか否かを判定し、スレーブ数が少ないときには一巡
した伝送フレームを遅延バッファを介して受信し、スレ
ーブ数が多い場合には遅延バッファを介することなく直
接一巡した伝送フレームを受信する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、マスタ局及び複数
のスレーブ局でリング状ネットワークを構築し、このリ
ング状ネットワークに伝送フレームを2周させ、各局で
伝送フレームの一周目と二周目とで異なる形態の処理を
行うことによりデータ交換処理を完結させるプロトコル
を有するリング状ネットワークにおけるデータ伝送シス
テムに関し、局遅延時間を減少させるようにしたもので
ある。
【0002】
【従来の技術】この種のリング状ネットワークにおける
データ転送システムとしては、例えば図11に示すよう
に、データを収集/配信するマスタ局Mと、このマスタ
局Mに対して自局データを授受する複数例えば4つのス
レーブ局A〜Dとが伝送路Tを介してリング状に接続さ
れてリング状ネットワークを構築し、このリング状ネッ
トワークに1つの伝送フレームを二周させ、各局が一周
目と二周目とで異なる状態、操作を行うことでデータ交
換処理を完結させるプロトコルを持つデータ転送システ
ムが提案されている。
【0003】その一例は、マスタ局Mが送出した一周目
のデータ収集フレームに自局のデータを追加しながら中
継送信し、さらに二周目のデータ収集フレームから自局
の追加したデータを除去することにより、伝送効率向上
を図りながらデータ交換を行うようにしている。
【0004】すなわち、図12に示すように、マスタ局
Mはデータを収集/交換するために、先ず、各スレーブ
局A〜Dの持つデータ、ステータスなどを収集するため
の制御コードを含む伝送フレームFをスレーブ局A〜D
に送信する。
【0005】マスタ局Mは、先ず一周目にデータ収集フ
レームであることを表すフレーム識別コードを付加した
データ収集フレームCFをスレーブ局A〜Dに送信す
る。各スレーブ局A〜Dは、受信待ちモードとなってお
り、データ収集フレームCFを受信すると、そのフレー
ム識別コード部を解析し、受信フレームがデータ収集フ
レームであることを認識すると、追加送信モードに遷移
して、自局データをデータ収集フレームCFにおけるヘ
ッダの次に配置されるデータ部の一番最後尾に付加して
後続局に送信し、送信が終わると、続いて自局データ除
去/中継送信モードに遷移し、二周目のフレーム受信を
待つ。
【0006】全てのスレーブ局A〜Dが順次自局データ
を付加した状態で、データ収集フレームCFはリング状
ネットワークを一巡して最初にフレームを送出したマス
タ局Mに戻る。
【0007】フレームを生成・送出したマスタ局Mは、
スレーブ局と同様にそのフレームに自局のデータ、ステ
ータスを付加し、二周目フレームSFとしてスレーブ局
A〜Dに中継送信する。
【0008】二周目フレームSFを受信した各スレーブ
局A〜Dは、順次自局で付加したデータを除去してい
き、最終的にフレームを最初に送出したマスタ局には自
局の追加したデータのみが戻ってくる。
【0009】このように伝送フレームを2巡させるトー
タルフレーム方式においては、リング状ネットワークに
接続された各局は、接続順や位置に関係なく互いにデー
タを交換することができ、且つ追加と削除を交互に行う
ことにより、トークンパス方式に比較して伝送効率を上
げることができる。
【0010】リング状ネットワークにおいては、伝送効
率、また各局が持つ伝送データバッファ資源などを考慮
し、受信フレームが全て受信される以前に状態を遷移
し、中継送信動作を開始するのが一般的である。したが
って、宛先局アドレス等と共にフレームを定義し、受信
可否、状態遷移などの制御情報として使用される重要な
情報であるフレーム識別コードは、通常フレームの先頭
側に配置される。
【0011】各局は、フレーム受信時、フレーム制御コ
ードなどを含むヘッダ部を一端バッファに格納し、解析
をした後、受信状態から次の中継/送信状態やフレーム
除去などの動作を行い、中継送信を開始する。受信から
中継送信開始までの時間が短いほど、各局で消費する遅
延時間が少なくなり、伝送効率が上がる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のトータルフレーム方式を採用したリング状ネットワ
ークにおけるデータ伝送システムにあっては、各局で消
費する遅延時間が少ないことにより、マスタ局で、所定
の伝送フレームを送信中にリングを一巡して戻ってきた
伝送フレームを受信することが生じ、この受信した伝送
フレームを自局で削除しないためには、遅延バッファを
設ける必要があり、この遅延バッファの遅延時間はリン
グ状ネットワークの構築状況に応じた最大遅延時間に設
定するのが一般的である。
【0013】ところが、遅延バッファの遅延時間を長く
設定すると、マスタ局での局遅延が発生し、トータルフ
レーム方式の第1の目的であるネットワークの伝送効率
が低下するという未解決の課題がある。
【0014】また、共通のリング状ネットワークにトー
タルフレーム方式の伝送方式と、一般に知られているト
ークンリング方式等の他の伝送方式を組み合わせて、メ
ッセージ伝送機能等の一般のネットワークとしての機能
もカバーするようにネットワークシステムにおいては、
トータルフレーム方式以外の方式を使用しているときで
も常にマスタ局で遅延バッファが介在することになり、
伝送効率が低下するという未解決の課題もある。
【0015】そこで、本発明は上記従来例の未解決の課
題に着目してなされたものであり、マスタ局の局遅延を
最小限に抑えて伝送効率の低下を防止することができる
リング状ネットワークにおけるデータ伝送方式を提供す
ることを目的としている。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に係るリング状ネットワークにおけるデー
タ伝送システムは、データを収集/配信するマスタ局
と、該マスタ局に対して自局データを授受する複数のス
レーブ局とがリング状ネットワークに接続され、且つ前
記リング状ネットワークに1つの伝送フレームを二周さ
せ、各局が一周目と二周目とで異なる形態の処理を行う
ことでデータ交換処理を完結させるようにしたリング状
ネットワークのデータ伝送システムにおいて、前記マス
タ局は、前記リング状ネットワークに伝送フレームを送
出中に当該リング状ネットワークを1周した当該伝送フ
レームを受信したときに伝送フレームの送出が終了する
までの間に受信した伝送フレームを格納する遅延バッフ
ァと、前記リング状ネットワークに接続されているスレ
ーブ局数を検出し、検出したスレーブ局数に基づいて前
記遅延バッファを必要とするか否かを判定するバッファ
要判定手段と、該バッファ要判定手段の判定結果が前記
遅延バッファを必要としない状態であるときに前記遅延
バッファを介することなく直接伝送フレームを受信する
伝送フレーム受信切換手段とを備えていることを特徴と
している。
【0017】この請求項1に係る発明においては、バッ
ファ用判定手段で、リング状ネットワークに接続されて
いるスレーブ局数が多く、これら各スレーブ局での局遅
延時間の合計時間が長くなって、マスタ局で伝送フレー
ムの送信が終了した後に一巡した伝送フレームを受信す
る場合には、遅延バッファを介することなく直接伝送フ
レームを受信し、各スレーブ局の局遅延時間の合計時間
が短くマスタ局で伝送フレームの送信中に一巡した伝送
フレームを受信するときには遅延バッファを介して伝送
フレームを受信する。
【0018】また、請求項2に係るリング状バッファに
おけるデータ伝送方式は、データを収集/配信するマス
タ局と、該マスタ局に対して自局データを授受する複数
のスレーブ局とがリング状ネットワークに接続され、且
つ前記リング状ネットワークに1つの伝送フレームを二
周させ、各局が一周目と二周目とで異なる形態の処理を
行うことでデータ交換処理を完結させるようにしたリン
グ状ネットワークのデータ伝送システムにおいて、前記
マスタ局は、前記リング状ネットワークに伝送フレーム
を送出中に当該リング状ネットワークを1周した当該伝
送フレームを受信したときに伝送フレームの送出が終了
するまでの間に受信した伝送フレームを格納する遅延時
間を変更可能な遅延バッファと、前記リング状ネットワ
ークに伝送フレームを送信中に一巡した伝送フレームを
受信したときに、伝送フレーム未伝送量に基づいて前記
遅延バッファの必要バッファ量を設定する遅延時間設定
手段とを備えていることを特徴としている。
【0019】この請求項2に係る発明においては、遅延
時間設定手段で、リング状ネットワークに対して伝送フ
レームを送信中に一巡した伝送フレームを受信したとき
に伝送フレーム未伝送量に基づいて必要な遅延バッファ
量を算出し、可変遅延バッファを設定することにより、
遅延時間を最適化する。
【0020】さらに、請求項3に係るリング状ネットワ
ークにおけるデータ伝送方式は、データを収集/配信す
るマスタ局と、該マスタ局に対して自局データを授受す
る複数のスレーブ局とが接続されたリング状ネットワー
クに対して、1つの伝送フレームを二周させ、各局が一
周目と二周目とで異なる形態の処理を行うことでデータ
交換処理を完結させるようにした第1のデータ伝送方式
と他の伝送フレームを使用した第2のデータ伝送方式と
で時分割でデータ伝送するようにしたネットワークシス
テムにおいて、前記マスタ局に設けられた前記リング状
ネットワークを管理する処理手段と、前記リング状ネッ
トワークに伝送フレームを送出中に当該リング状ネット
ワークを1周した当該伝送フレームを受信したときに伝
送フレームの送出が終了するまでの間に受信した伝送フ
レームを格納する遅延時間を変更可能な遅延バッファ
と、前記処理手段で第1の伝送方式を選択したときに前
記遅延バッファを介して伝送フレームを受信し、第2の
伝送方式を選択したときに前記遅延バッファを介するこ
となく伝送フレームを受信するようにした受信切換手段
とを備えていることを特徴としている。
【0021】この請求項3に係る発明においては、遅延
時間を必要とする第1の伝送方式と、トークンリング方
式等の他の遅延時間を必要としない第2の伝送方式とを
組み合わせてリング状ネットワークを使用する場合に、
第1の伝送方式を使用する場合には、遅延バッファを使
用して伝送フレームの受信を行い、第2の伝送方式を使
用する場合には遅延バッファを使用することなく伝送フ
レームを受信し、伝送方式に応じて遅延バッファを介在
させるか否かを選択する。
【0022】さらにまた、請求項4に係るリング状ネッ
トワークにおけるデータ伝送方式は、請求項3に係る発
明において、前記受信切換手段が、伝送フレームを監視
するフレーム監視制御回路で構成されていることを特徴
としている。
【0023】この請求項4に係る発明においては、伝送
フレームを監視するフレーム監視制御回路で遅延バッフ
ァを介在させるか否かの切換えをハードウェアで行うこ
とができる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1は本発明の第1実施形態の概
略構成を示すブロック図であり、リレー、スイッチ等の
オン/オフ機器を制御する信号を出力する3台の出力装
置SO1 〜SO3 と、リレー、スイッチ等のオン/オフ
機器の状態信号を入力する2台の入力装置SI1,SI2
と、各出力装置SO1 〜SO3 に対して出力指令データ
を送出して、オン/オフ機器の制御を行うと共に、各入
力装置SI1,SI2 からのオン/オフ機器の状態を表す
状態データを取込んでシステムの監視等を行うコンピュ
ータで構成される1つのファクトリーオートメーション
用の制御装置CRとが、制御装置CRを上流として、そ
の下流側に順次局を構成する入力装置SI1 、出力装置
SO1 、出力装置SO2 、入力装置SI2 及び出力装置
SO3 の順となるように伝送路Tでリング状に接続され
てリング状ネットワークが構築されている。
【0025】制御装置CRは、電源が立ち上がって起動
がかかったときに、ネットワークに接続されている各出
力装置SO1 〜SO3 及び各入力装置SI1,SI2 の接
続状態を把握し、これに基づいて固定長の伝送フレーム
Fのフォーマットを決定して、このフォーマットに従っ
て各出力装置SO1,SO2 及び各入力装置SI1,SI 2
に対して伝送フレームFに対するデータアクセス位置を
データアクセス情報として通知する。
【0026】また、制御装置CRは、出力装置SO1,
2 及び入力装置SI1,SI2 に対してアクセスする要
求が発生したときに、出力装置SO1,SO2 に対する出
力指令データを書込んだ伝送フレームFを生成して、こ
れを伝送路Tに送出し、この伝送フレームFがリング状
ネットワークを一巡して戻ってきたときに伝送フレーム
Fに書込まれている入力装置SI1,SI2 の状態データ
を読込むと共に、受信した伝送フレームFを除去するよ
うにしている。
【0027】そして、2台の制御装置CR1 及びCR2
は、図2に示すように、上流側から入力側信号線11を
介して伝送されてくる入力フレームがセレクト信号SL
によって切換えられるセレクタ12に供給され、このセ
レクタ12の一方の出力端子to1側が遅延バッファ13
を介して他の同様にセレクト信号SL によって切換えら
れるセレクタ14の一方の入力端子ti1に、他方の出力
端子to2が直接スルーライン15を介して他のセレクタ
14の他方の入力端子ti2に接続され、他方のセレクタ
14から入力フレームを取り込むように構成されてい
る。
【0028】各セレクタ12及び14は入力されるセレ
クト信号SL が論理値“0”であるときに遅延バッファ
13を選択し、論理値“1”であるときにスルーライン
15を選択する。
【0029】また、遅延バッファ13は、自己が伝送フ
レームを送信している最中に、リング状ネットワークを
一巡してきた伝送フレームの先頭を受信したときに、自
己が送信中の伝送フレームの残り伝送時間以上の遅延時
間を有する例えばシフトレジスタで構成されている。
【0030】そして、セレクタ14と自己が出力する伝
送フレームを格納する出力バッファ16とを切換回路1
7で選択して出力側信号線18に接続するようにし、フ
レーム終了検出回路18で出力バッファ16から送出さ
れる伝送フレームFの最終位置にある特別な符号を持た
せたエンドデリミタ部EDを検出するまでは、切換回路
17を出力バッファ16側として伝送フレームFの送出
を継続し、フレーム終了検出回路18で伝送フレームF
のエンドデリミタ部EDを検出したときに切換回路17
をセレクタ14側に切換えて、ネットワークを一巡して
きた伝送フレームFを受信する。
【0031】さらに、2台の制御装置CR1 及びCR2
は、図3の処理を実行し、先ず、ステップS1で、自己
がマスタ制御装置となるか否かを判定する。この判定
は、例えば、各制御装置CR1 及びCR2 に予めマスタ
選択用のハードウェアスイッチを設けておき、これらの
何れか一方のハードウェアスイッチのみをオン状態とし
ておくことにより、自己のハードウェアスイッチがオン
状態であるか否かを判別することにより、マスタ制御装
置となるか否かを判別する。
【0032】ハードウェアスイッチがオフ状態である制
御装置は、ステップS2に移行して、後述する図3の出
力装置及び入力装置と同様の伝送処理を起動してから処
理を終了し、ハードウェアスイッチがオン状態である制
御装置は、ステップS3に移行する。
【0033】このステップS3では、前述した第1の実
施形態における制御装置CRと同様に、リング状ネット
ワークに接続されている各局の構成を把握する接続情報
の収集を行ってからステップS4に移行し、伝送フレー
ムFのフォーマットを決定する。
【0034】この伝送フレームFのフォーマット例とし
ては、図5に示すように、フレームの先頭を示すスター
トデリミタ部SDと、フレーム種別を表すフレーム制御
部FCと、データ部DTと、フレームの検査を行うフレ
ームチェックシーケンス部FCSとフレームの終了を示
すエンドデリミタ部EDとで構成されている。
【0035】そして、データ部DTの内容即ちデータ及
びデータ長などは上述したネットワークの接続情報によ
って決定される。この第1の実施形態では、前述したよ
うに、制御装置CRの下流側に入力装置SI1 、出力装
置SO1 、出力装置SO2 及び入力装置SI2 が順次正
常に接続されており、且つ2台の制御装置CR1 及びC
2 の管理対象となる出力装置SOi (i=1,2)及
び入力装置SIj (j=1,2)が異なる場合には、デ
ータ部DTの内容は、先頭に入力装置SI1 に対する書
込データ量がAバイトのデータ領域DT1 を設定し、以
下順次出力装置SO1 に対する読取データ量がBバイト
のデータ領域DT2 、出力装置SO2 に対する読取デー
タ量がCバイトのデータ領域DT3 及び入力装置SI2
に対する書込データ量がDバイトのデータ領域DT4
夫々設定する。
【0036】また、2台の制御装置CR1 及びCR2
共通の出力装置SOi に対してアクセスする場合には、
この出力装置SOi に対する制御データを異なる2つの
データ領域に分けて設定する。
【0037】次いで、ステップS5に移行して、決定さ
れた伝送フレームFのフォーマットに基づいて自局以外
の制御装置即ちマスタ制御装置以外の制御装置と出力装
置SO1,SO2 及び入力装置SI1,SI2 とに伝送フレ
ームFに対するアクセス位置及びデータ長でなるアクセ
ス位置情報を通知する。
【0038】次いで、ステップS6に移行して、接続ス
レーブ局数NS が予め設定した設定値K以上であるか否
かを判定する。この判定は、各スレーブ局が有する直遅
延時間の合計時間が伝送フレームFの送出開始から送出
終了までの伝送時間より長いか否かを判定するものであ
り、NS <Kであるときには、伝送フレームFの送信中
に一巡した伝送フレームFの先頭を受信するものと判断
してステップS7に移行し、セレクト信号SL を論理値
“0”に設定して、遅延バッファ13を介して伝送フレ
ームを受信するようにし、NS ≧Kであるときには、伝
送フレームFの送信中に一巡した伝送フレームFの先頭
を受信することがないものと判断してステップS8に移
行して、セレクト信号SL を論理値“1”に設定して、
スルーライン15を選択して、一巡した伝送フレームF
を直接受信するようにする。
【0039】次いでステップS9に移行して、自己が管
理する出力装置SO1 及び又はSO 2 に対する制御デー
タを決定されたフォーマットのデータ領域に書込んで伝
送フレームFを生成し、これを送信バッファに格納し、
次いでステップS10に移行して、送信バッファに格納
されている伝送フレームFを下流側の出力装置SO1
送出する。
【0040】次いで、ステップS11に移行して、一巡
した伝送フレームFを受信したか否かを判定し、伝送フ
レームFを受信していないときにはこれを受信するまで
待機し、伝送フレームFを受信したときにはステップS
12に移行する。
【0041】このステップS12では、伝送フレームF
におけるデータ部DTの自己が必要とするデータ領域の
状態データを読込み、次いで、ステップS13に移行し
て、受信した伝送フレームFを再度下流側の出力装置S
1 に送出する。
【0042】次いで、ステップS14に移行して、2巡
した伝送フレームFを受信したか否かを判定し、伝送フ
レームFを受信していないときにはこれを受信するまで
待機し、伝送フレームFを受信したときにはステップS
15に移行する。
【0043】このステップS15では、受信した伝送フ
レームFをリング状ネットワークから除去してから前記
ステップS9に戻る。このとき、ステップS15で伝送
フレームFをネットワークから除去した後に、タイマ処
理を介挿することにより、伝送フレームFを周期的に伝
送することが可能となり、またステップS15で処理を
終了させて、割込み等によって伝送フレームFの送信を
イベント起動することもできる。
【0044】図3の処理において、ステップS6の処理
がバッファ要判定手段に対応し、ステップS7,S8及
びセレクタ12,13で伝送フレーム受信切換手段に対
応している。
【0045】また、マスタ制御装置CRM 以外の制御装
置と出力装置SO1,SO2 及び入力装置SI1,SI
2 は、図4の伝送処理を実行する。この伝送処理は、先
ず、ステップS21で、マスタ制御装置CRM から自己
宛のアクセス位置情報を含む伝送フレームを受信したか
否かを判定し、伝送フレームを受信していないときには
受信するまで待機し、受信したときには、ステップS2
2に移行して、アクセス位置情報を後述する伝送制御回
路10の読込カウンタ回路29又は書込カウンタ回路3
0にセットする。
【0046】次いで、ステップS23に移行して、出力
装置SO1,SO2 や制御装置CR1及び又はCR2 への
送信データがあるか否かを判定し、送信データがあると
きにはステップS24に移行して、送信データを後述す
る出力バッファ26に格納してからステップS25に移
行し、送信データがないときにはそのままステップS2
5に移行する。
【0047】ステップS25では、伝送フレームFを受
信したか否かを判定し、伝送フレームFを受信していな
いときにはこれを受信するまで待機し、受信したときに
はステップS26aに移行して、受信回数Nをインクリ
メントしてからステップS26bに移行して、受信回数
Nが“1”であるか否かを判定する。
【0048】伝送フレームFの受信回数Nが“1”であ
るときには、伝送フレームFの1回目の受信であると判
断してステップS27に移行し、アクセス位置情報に基
づいて伝送制御回路20を制御することにより伝送フレ
ームFに対するデータの書込処理を実行してから前記ス
テップS25に戻る。
【0049】一方、ステップS26の判定結果が伝送フ
レームFの受信回数Nが“2”であるときには、伝送フ
レームFの2回目の受信であると判断してステップS2
8に移行し、アクセス位置情報に基づいて伝送制御回路
20を制御することにより伝送フレームFに対するデー
タの書込処理を実行してからステップS29に移行し
て、受信回数Nを“0”にクリアしてから前記ステップ
S23に戻る。
【0050】ここで、伝送制御回路20は、図6に示す
ように、入力側の伝送路1に接続されて伝送フレームF
を受信する入力側信号線21と、この信号線21に切換
回路22を介して接続され他端が出力側の伝送路Tに接
続された出力側信号線23と、入力側信号線21にスイ
ッチング回路24を介して接続された受信バッファ25
と、切換回路22に接続された出力バッファ26とを備
えている。
【0051】また、伝送制御回路20は、入力側信号線
21に接続されたフレーム検出回路27及びクロック抽
出回路28を有する。フレーム検出回路27は、伝送フ
レームFの先頭に位置するスタートデリミタ部SDを抽
出するもので、このスタートデリミタ部SDの抽出は、
予めスタートデリミタ部SDに特別な符号を持たせ、こ
れを検出することにより行う。
【0052】そして、フレーム検出回路27は最初に伝
送フレームFのスタートデリミタ部SDを検出したとき
に書込カウンタ回路20に対してフレーム検出信号FS
1 を出力し、2回目に伝送フレームFのスタートデリミ
タ部SDを検出したときに読込カウンタ回路29に対し
てフレーム検出信号FS2 を出力するように構成されて
いる。
【0053】また、クロック抽出回路28は、PLL
(フェイス ロックド ループ)回路を含んで構成さ
れ、例えば伝送フレームFのスタートデリミタ部SDの
前に“1”“0”を繰り返す同期確立用のプリアンブル
部を設け、このプリアンブル部を受信したときに、これ
に同期したクロックパルスCLKを出力する。
【0054】そして、フレーム検出回路27のフレーム
検出信号FS及びクロック抽出回路28のクロックパル
スCLKが読込カウンタ回路29及び書込カウンタ回路
30に供給される。
【0055】読込カウンタ回路29は、前述したアクセ
ス位置情報に含まれるアクセス位置に対応するバイト数
とデータ長とが予めセットされ、フレーム検出回路27
からのフレーム検出信号FSが入力されたときに起動さ
れ、クロック抽出回路28によって伝送フレームFから
抽出されたクロックパルスCLKでカウントアップし、
そのカウント値がアクセス位置に対応するバイト数に達
すると、読込開始位置が到来したものとして読込切換信
号RSをオン状態とし、これをスイッチング回路24に
出力することにより、このスイッチング回路24がオン
状態となって受信バッファ15に必要なデータが格納さ
れ、その後カウント値が読込データ長に対応する値に達
すると、読込切換信号RSをオフ状態とし、スイッチン
グ回路24をオフ状態として受信バッファ25への読込
データの格納を終了する。
【0056】書込カウンタ回路30も同様に、アクセス
位置情報に含まれるアクセス位置に対応するバイト数と
データ長とが予めセットされ、フレーム検出回路27か
らのフレーム検出信号FSが入力されたときに起動さ
れ、クロック抽出回路28によって伝送フレームFから
抽出されたクロックパルスCLKでカウントアップし、
そのカウント値がアクセス位置に対応するバイト数に達
すると、書込開始位置が到来したものとして書込切換信
号WSをオン状態とし、これを切換回路22に出力する
ことにより、この切換回路24を出力バッファ26側に
切換え、この出力バッファ26に予め格納されているオ
ン/オフ機器の状態を表す状態データが出力側信号線2
3に送出されその後カウント値が書込データ長に対応す
る値に達すると、書込切換信号WSをオフ状態とし、切
換回路22を入力信号線21側に切換えて、書込データ
に続けて伝送フレームの後続するデータ領域、フレーム
チェックシーケンス部FCS及びエンドデリミタ部ED
を出力側信号線23に送出する。
【0057】次に、上記第1の実施形態の動作を説明す
る。今、リング状ネットワークに接続されている複数の
制御装置CR1 及びCR2中から選択された1台をマス
タ制御装置CRM とし、このマスタ制御装置CRMで、
リング状ネットワークに接続されている装置の接続情報
を収集して、これら間のデータの授受を行うための伝送
フレームFのフォーマットを決定し、決定されたフォー
マットに基づいて各装置に伝送フレームFに対するアク
セス位置及びデータ長を通知し、次いで接続されている
スレーブ局数NS が設定値K以上であるか否かを判定
し、この実施形態のようにスレーブ局数NS が5程度で
あって設定値Kより少ないので、ステップS7に移行し
て、セレクト信号SL が論理値“0”に設定される。
【0058】このため、マスタ制御装置の入力側信号線
11に介装されたセレクタ12及び14が夫々遅延バッ
ファ13側に切換えられ、入力側信号線11から入力さ
れる入力フレームFが遅延バッファ13を介して入力さ
れるように設定される。
【0059】その後、自己の管理下にある出力装置SO
i に対する制御データを所定のデータ領域に格納した伝
送フレームFを生成して、これを下流側の出力装置SO
1 に伝送路1を介して送出する。
【0060】この伝送フレームFを出力装置SO1 で受
信すると、この出力装置SO1 ではデータの読込みのみ
で送信データがないので、出力バッファ16にはデータ
が格納されていないと共に、1巡目の伝送フレームFを
受信したことにより、フレーム検出回路27からフレー
ム検出信号FS1 が書込カウンタ回路30に出力され
て、この書込カウンタ回路30が起動されてクロック抽
出回路28のクロックパルスCLKをカウントアップす
ることになるが、書込カウンタ回路30にはアクセス位
置及びデータ長に対するプリセット値が設定されていな
いので、カウント値のカウントアップにかかわらず書込
切換信号WSはオフ状態を維持するので、切換回路22
は入力側信号線21を選択した状態に維持される。
【0061】このため、入力信号線21に入力された伝
送フレームFは単に中継されるだけでそのまま切換回路
22を介して出力信号線23から下流側の入力装置SI
1 に送出される。
【0062】この入力装置SI1 では、例えばマスタ制
御装置CRM のみに状態データを送信するように設定さ
れているものとすると、この状態データが出力バッファ
26に格納されていると共に、書込カウンタ回路30に
アクセス情報に含まれるアクセス位置及びデータ長に対
応するプリセット値が設定されているので、1巡目の伝
送フレームを受信したときに、伝送フレームFにおける
データ部DTの指定されたデータ領域に状態データを書
込んだ後、伝送フレームFを下流側の制御装置CR2
送出する。
【0063】この制御装置CR2 では、出力装置SO2
に対して制御データを送信する必要があり、この制御デ
ータが出力バッファ26に格納されていると共に、書込
カウンタ回路30にアクセス情報に含まれるアクセス位
置及びデータ長に対応するプリセット値が設定されてい
るので、1巡目の伝送フレームを受信したときに、デー
タ部DTの所定データ領域に制御データを書込んだ後、
伝送フレームFを下流側の入力装置SI2 に伝送する。
【0064】この入力装置SI2 では制御装置CR2
対して状態データを送信する必要があるものとすると、
この状態データが出力バッファ26に格納されていると
共に、書込カウンタ回路30にアクセス情報に含まれる
アクセス位置及びデータ長に対応するプリセット値が設
定されているので、1巡目の伝送フレームを受信したと
きに、データ部DTの所定データ領域に状態データを書
込んだ後、伝送フレームFを下流側の出力装置SO2
伝送する。
【0065】この出力装置SO2 では、前述した出力装
置SO1 と同様に書込データがないので、単に伝送フレ
ームFを中継して、これを下流側のマスタ制御装置CR
M に送出する。
【0066】このマスタ制御装置CRM では、スレーブ
局数が少ないことにより、最初の伝送フレームFの送信
中に、1巡してきた伝送フレームFを受信することにな
るが、このとき前述したように入力側信号線11がセレ
クタ12を介して遅延バッファ13に接続されており、
この遅延バッファ13で一巡してきた伝送フレームFを
受信する。
【0067】そして、最初の伝送フレームFの送信が完
了した時点でフレーム終了検出回路18によって切換回
路17がセレクタ14側に切換えられることにより、遅
延バッファ13で受信した一巡した伝送フレームFの処
理を行う。すなわち、受信した伝送フレームFのデータ
部DTに書込まれているデータ領域のうち自己の必要と
するデータ領域の状態データを読込んだ後、伝送フレー
ムFを再度下流側の出力装置SO1 に送出する。
【0068】この出力装置SO1 では、伝送フレームF
を受信したときに、伝送回数Nが“2”となって2巡目
を表すので、読込処理を実行する。この読込処理は、ア
クセス位置情報に従って、伝送フレームFにおけるデー
タ部DTの所定データ領域から制御データを読出し、こ
れを受信バッファ25に複写した後、伝送フレームFを
下流側の入力装置SI1 に送出する。
【0069】この入力装置SI1 では、読込データがな
く、読込カウンタ回路29にプリセット値が設定されて
いないので、受信バッファ25に伝送フレームFの制御
データが複写されることはなく、伝送フレームFが中継
されるだけでそのまま出力信号線23を経て下流側の制
御装置CR2 に送出する。
【0070】この制御装置CR2 では、伝送フレームF
のデータ部DTに書込まれているデータ領域のうち自己
の必要する状態データをアクセス位置情報に基づいて読
込んだ後、伝送フレームFを下流側の入力装置SI2
送出する。
【0071】この入力装置SI2 では、読込データがな
いので、伝送フレームFをそのまま中継して下流側の出
力装置SO2 に送出し、この出力装置SO2 で伝送フレ
ームFのデータ部DTに書込まれているデータ領域のう
ちアクセス位置情報に基づいくデータ領域の制御データ
を読込んだ後、伝送フレームFを下流側のマスタ制御装
置CRM に送出する。
【0072】このマスタ制御装置CRM では、2巡して
きた伝送フレームFを再度遅延バッファ13を介して受
信し、一巡目の伝送フレームFの伝送が終了した時点
で、この伝送フレームFをリング状ネットワークから除
去した後、直ちに又は所定時間経過後に新たな伝送フレ
ームFを生成して、これを下流側の出力装置SO1 に送
出する。
【0073】一方、マスタ制御装置CRM で、伝送フレ
ームFを生成する際に、リング状ネットワークに接続さ
れているスレーブ局数NS が設定値K以上であるときに
は、各スレーブ局での局遅延時間がマスタ制御装置CR
M から送信する伝送フレームFの送信開始から送信完了
迄の伝送時間以上となるので、図3のステップS6から
ステップS8に移行して、論理値“1”のセレクト信号
L が出力されることにより、マスタ制御装置CRM
入力側信号線11がセレクタ12によってスルーライン
15に接続され、入力された伝送フレームFがスルーラ
イン15を通じて直接受信されるので、直ちに一巡目又
は二巡目の処理が実行されることになり、不必要な遅延
バッファが介装されることにより、受信待ち状態が発生
して、伝送効率を低下させることを確実に防止すること
ができる。
【0074】次に、本発明の第2の実施形態を図7につ
いて説明する。この第2の実施形態は、遅延バッファを
通じて受信するか否かを選択する場合に代えて、遅延時
間を変更可能な可変遅延バッファを適用して、遅延時間
を最小限にするようにしたものである。
【0075】この第2の実施形態では、伝送フレームを
受信する受信回路が、図7に示すように、入力側信号線
11に局間の周波数誤差を吸収・補正するためのエラス
ティックバッファ31が接続され、このエラスティック
バッファ31から出力される入力伝送フレームが所定N
(Nは正の整数)ビットの遅延が可能で、且つ各ビット
位置に夫々出力端子t1 〜tN が接続され可変遅延バッ
ファ32に入力される。この可変遅延バッファ32の各
出力端子t1 〜tN とその入力側信号線とがこれらの内
の1つを選択するN:1セレクタ33に接続され、この
セレクタ33から受信した伝送フレームFの遅延出力を
得るように構成されていることを除いては前述した第1
の実施形態と同様に構成されている。
【0076】ここで、N:1セレクタ33は、送信する
伝送フレームFと受信する伝送フレームFの双方を監視
してN:1セレクタ33の切換位置を指定する切換位置
信号SLを出力するセレクタ制御回路34によって切換
え制御される。
【0077】このセレクタ制御回路34は、図8に示す
制御処理を実行する。この制御処理は、伝送フレームF
を送信開始することにより起動され、クロック信号が入
力される毎に割込処理として実行される。
【0078】そして、先ず、ステップS31で、伝送フ
レームFの送信開始時であるか否かを判定し、送信開始
時であるときにはステップS32に移行して、Nビット
即ち可変遅延バッファ32の最終出力端子tN を選択す
る位置選択信号SLをN:1セレクタ33に出力してか
ら割込処理を終了し、送信開始時でないときにはステッ
プS33に移行する。
【0079】このステップS33では、伝送フレームF
の送信中に一巡した伝送フレームを受信したことを表す
受信フラグFGが“1”にセットされているか否かを判
定し、これが“0”にリセットされているときには、ス
テップS34に移行して、送信中の伝送フレームFのエ
ンドデリミタ部EDを検出したか否かを判定し、エンド
デリミタ部EDを検出したときには伝送フレームFの送
信中に受信フレームFを受信しなかったものと判断して
ステップS35に移行し、“0”ビット即ち可変遅延バ
ッファ32の入力側信号線を選択する位置選択信号SL
をN:1セレクタ33に出力してから割込処理を停止す
る。
【0080】また、前記ステップS34の判定結果が、
エンドデリミタ部EDを検出しないときには、ステップ
S36に移行して、受信した伝送フレームFの先頭のセ
ンドデリミタ部SDを検出したか否かを判定し、センド
デリミタ部SDを検出していないときにはそのまま割込
処理を終了し、センドデリミタ部SDを検出したときに
は、ステップS37に移行してビットカウンタのカウン
ト値CN を“0”にクリアし、次いでステップS38に
移行して、受信フラグFGを“1”にセットしてから割
込処理を終了する。
【0081】一方、ステップS33の判定結果が、受信
フラグFGが“1”にセットされているときには、ステ
ップS39に移行して、ビットカウンタのカウント値C
N を“1”だけインクリメントしてからステップS40
に移行し、送信中の伝送フレームFのエンドデリミタ部
EDを検出したか否かを判定し、検出していないときに
はそのまま割込処理を終了し、エンドデリミタ部EDを
検出したときにはステップS41に移行して、ビットカ
ウンタのカウント値CN を位置検出信号SLとしてN:
1セレクタ33に出力し、次いでステップS42に移行
して、受信フラグFGを“0”にリセットしてから割込
処理を停止する。
【0082】この図8の処理が遅延時間設定手段に対応
している。したがって、第2の実施形態によると、マス
タ制御装置CRM で伝送フレームFを生成して送信を開
始すると、N:1セレクタ32の選択位置を可変遅延バ
ッファ31の最終出力端子tN となるように制御するが
(ステップS32)、一巡した伝送フレームFを受信す
ることなく、エンドデリミタ部EDを検出すると、
“0”ビット位置を表す位置選択信号SLを出力する
(ステップS35)。このため、N:1セレクタ33が
“0”ビット位置即ち可変遅延バッファ32の入力側信
号線を選択することになり、可変遅延バッファ32を介
することなく直接一巡した伝送フレームFを受信するこ
とができ、不必要な遅延時間を生じることを確実に防止
する。
【0083】一方、送信中の伝送フレームのエンドデリ
ミタ部EDを検出する前に、一巡してきた伝送フレーム
Fの先頭部のセンドデリミタ部SDを検出したときに
は、ビットカウンタのカウント値CN が“0”にクリア
され(ステップS37)、次いで受信フラグFGが
“1”にセットされる。
【0084】このため、次に図8の処理が実行される毎
に、ステップS33からステップS39に移行し、ビッ
トカウンタのカウント値CN を“1”だけインクリメン
トすることが送信中の伝送フレームFのエンドデリミタ
部EDを検出するまで繰り返される。
【0085】そして、送信中の伝送フレームFのエンド
デリミタ部EDが検出されると、そのときのビットカウ
ンタのカウント値CN をビット位置とする位置検出信号
SLが出力される(ステップS41)。このため、N:
1セレクタ33で現在受信した伝送フレームFの先頭を
表すセンドデリミタ部SDが格納されているビットの次
のビット位置の出力端子ti が選択される。
【0086】このため、送信中の伝送フレームFの送信
が完了した次のクロック信号が得られる時点で、可変遅
延バッファ32の出力端子ti から受信した伝送フレー
ムFがエンドデリミタ部SDから順次読込まれることに
なり、ネットワークのスレーブ局数にかかわりなく伝送
フレームの送信完了後直ちに一巡した伝送フレームの処
理を開始することができ、遅延時間を必要最小限に設定
することができる。
【0087】なお、上記第2の実施形態においては、可
変遅延バッファ32の各ビット位置に出力端子t1 〜t
N を設け、これをN:1セレクタ33で選択する場合に
ついて説明したが、これに限定されるものではなく、前
述した第1の実施形態における受信回路におけるセレク
タ12を省略して1ビット又は数ビットの遅延バッファ
とスルーラインとを並列に接続し、これらをセレクタで
選択するようにした単位遅延バッファ部を所要数直列に
接続し、セレクタで選択するスルーライン数を設定する
ことにより、遅延時間を可変するようにすることもでき
る。
【0088】次に、本発明の第3の実施形態を図9につ
いて説明する。この第3の実施形態は、前述した第1及
び第2の実施形態における伝送フレームを二巡させるこ
とによりデータ伝送を行うトータルフレーム方式と一般
的なトークンフレームを巡回させるトークンリング方式
とを併用する場合に本発明を適用したものである。
【0089】この第3の実施形態では、マスタ制御装置
CRM で、伝送フレームを二巡させることによりデータ
伝送を行うトータルフレーム方式(第1の伝送方式)と
一般的なトークンフレームを巡回させるトークンリング
方式等のデータ伝送方式(第2の伝送方式)とを組み合
わせ、これらを選択的に使用する構成とされ、且つ図2
に示すフレーム受信回路を備えており、さらにこれらの
伝送方式で伝送フレームを生成する毎に、図9の遅延バ
ッファ選択処理を実行する。
【0090】この遅延バッファ選択処理は、先ず、ステ
ップS51で、データ伝送を開始するデータ伝送方式が
トータルフレーム方式であるか否かを判定し、トータル
フレーム方式であるときにはステップS52に移行し
て、論理値“0”の選択信号S L をセレクタ12,14
に出力して遅延バッファ13を介して伝送フレームを受
信してから処理を終了し、トータルフレーム方式ではな
いときには、ステップS43に移行して、論理値“1”
の選択信号SL をセレクタ12,14に出力してスルー
ライン15を介して直接伝送フレームを受信してから処
理を終了する。
【0091】この図9の処理が受信切換手段に対応して
いる。この第3の実施形態によると、マスタ制御装置C
M がトータルフレーム方式及びトークンリング方式等
の他の伝送方式を選択して伝送フレームを生成する際
に、図9の処理が起動されることにより、トータルフレ
ーム方式であるときには遅延バッファ13を介して伝送
フレームを受信し、トークンリング方式等の他の伝送方
式であるときにはスルーライン15を介して遅延バッフ
ァ13を介することなく直接伝送フレームを受信するこ
とができ、伝送フレームの送信中にネットワークを一巡
した伝送フレームの先頭を受信する可能性のあるトータ
ルフレーム方式を使用する場合のみに遅延バッファが介
挿されることにより、他のデータ伝送方式のデータ伝達
効率が低下することを防止することができる。
【0092】なお、上記第3の実施形態においても、伝
送方式がトータルフレーム方式である場合に、前述した
第1の実施形態又は第2の実施形態を適用することがで
きることは言うまでもない。
【0093】また、上記第3の実施形態においては、マ
スタ制御装置CRM の内部のソフトウェア処理によって
遅延バッファを介挿するか否かを判断するようにした場
合について説明したが、これに限定されるものではな
く、図10に示すように、トータルフレーム伝送方式に
よる伝送フレームの送信開始を検出するトータルフレー
ム送信起動検出回路51を設け、このトータルフレーム
送信起動検出回路51の検出信号でJKフリップフロッ
プ52をセットし、このJKフリップフロップ52の出
力信号を選択信号SL としてセレクタ12及び14に供
給すると共に、JKフリップフロップ52を一巡した伝
送フレームを受信したときのエンドデリミタ部EDをフ
レーム検出回路53で検出したときにリセットするよう
に構成するようにしてもよい。
【0094】この場合は、遅延バッファ13を使用する
か否かの選択をハードウェアによって自動的に切換える
ことができるので、高速でしかもマスタ制御装置CRM
のファームウェアの負荷を少なくすることができる。
【0095】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に係る発
明によれば、バッファ用判定手段で、リング状ネットワ
ークに接続されているスレーブ局数が多く、これら各ス
レーブ局での局遅延時間の合計時間が長くなって、マス
タ局で伝送フレームの送信が終了した後に一巡した伝送
フレームを受信する場合には、遅延バッファを介するこ
となく直接伝送フレームを受信し、各スレーブ局の局遅
延時間の合計時間が短くマスタ局で伝送フレームの送信
中に一巡した伝送フレームを受信するときには遅延バッ
ファを介して伝送フレームを受信するので、常時遅延バ
ッファが介挿されることを防止して、必要時に遅延バッ
ファを使用することが可能となり、伝送効率を向上させ
ることができるという効果が得られる。
【0096】また、請求項2に係る発明によれば、遅延
時間設定手段で、リング状ネットワークに対して伝送フ
レームを送信中に一巡した伝送フレームを受信したとき
に伝送フレーム未伝送量に基づいて必要な遅延バッファ
量を算出し、可変遅延バッファを設定するので、構築さ
れたリング状ネットワークに必要最小限の遅延バッファ
量を設定することができ、遅延時間を少なくして伝送効
率を向上させることができるという効果が得られる。こ
の結果、従来例に比較してネットワークに接続する局数
を増加させることができると共に、同一時間内でより多
くのデータを伝送することができる。
【0097】さらに、請求項3に係る発明に遅延時間を
必要とする第1の伝送方式と、トークンリング方式等の
他の遅延時間を必要としない第2の伝送方式とを組み合
わせてリング状ネットワークを使用する場合に、第1の
伝送方式を使用する場合には、遅延バッファを使用して
伝送フレームの受信を行い、第2の伝送方式を使用する
場合には遅延バッファを使用することなく伝送フレーム
を受信し、伝送方式に応じて遅延バッファを介在させる
か否かを選択することができるので、高高率なネットワ
ークを実現することができるという効果が得られる。
【0098】なおさらに、請求項4に係る発明によれ
ば、請求項3の効果に加えて、知恵バッファをハードウ
ェアで自動的に切換えるので、高速でしかもマスタ局の
ファームウェアの負荷を少なくすることができるという
効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用し得るリング状ネットワークの一
例を示す構成図である。
【図2】マスタ制御装置のフレーム受信回路の一例を示
すブロック図である。
【図3】マスタ制御装置におけるフレーム伝送処理の一
例を示すフローチャートである。
【図4】他の装置におけるフレーム伝送処理の一例を示
すフローチャートである。
【図5】伝送フレームの構成を示す説明図である。
【図6】伝送制御装置の一例を示すブロック図である。
【図7】本発明の第2の実施形態を示す構成図である。
【図8】第2の実施形態における遅延バッファ設定処理
の一例を示すフローチャートである。
【図9】本発明の第3の実施形態における遅延バッファ
選択処理の一例を示すフローチャートである。
【図10】第3の実施形態における変形例を示すブロッ
ク図である。
【図11】従来例のリング状ネットワークを示す構成図
である。
【図12】従来例の伝送方式を示すタイムチャートであ
る。
【符号の説明】
CRM マスタ制御装置 SI1,SI2 入力装置 SO1,SO2 出力装置 T 伝送路 F 伝送フレーム 11 入力側信号線 12,14 セレクタ 13 遅延バッファ 15 スルーライン 32 可変遅延バッファ 33 N:1セレクタ 34 セレクタ制御回路 41 トータルフレーム送信起動検出回路 42 JKフリップフロップ 43 フレーム検出回路

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 データを収集/配信するマスタ局と、該
    マスタ局に対して自局データを授受する複数のスレーブ
    局とがリング状ネットワークに接続され、且つ前記リン
    グ状ネットワークに1つの伝送フレームを二周させ、各
    局が一周目と二周目とで異なる形態の処理を行うことで
    データ交換処理を完結させるようにしたリング状ネット
    ワークのデータ伝送システムにおいて、前記マスタ局
    は、前記リング状ネットワークに伝送フレームを送出中
    に当該リング状ネットワークを1周した当該伝送フレー
    ムを受信したときに伝送フレームの送出が終了するまで
    の間に受信した伝送フレームを格納する遅延バッファ
    と、前記リング状ネットワークに接続されているスレー
    ブ局数を検出し、検出したスレーブ局数に基づいて前記
    遅延バッファを必要とするか否かを判定するバッファ要
    判定手段と、該バッファ要判定手段の判定結果が前記遅
    延バッファを必要としない状態であるときに前記遅延バ
    ッファを介することなく直接伝送フレームを受信する伝
    送フレーム受信切換手段とを備えていることを特徴とす
    るリング状ネットワークにおけるデータ伝送システム。
  2. 【請求項2】 データを収集/配信するマスタ局と、該
    マスタ局に対して自局データを授受する複数のスレーブ
    局とがリング状ネットワークに接続され、且つ前記リン
    グ状ネットワークに1つの伝送フレームを二周させ、各
    局が一周目と二周目とで異なる形態の処理を行うことで
    データ交換処理を完結させるようにしたリング状ネット
    ワークのデータ伝送システムにおいて、前記マスタ局
    は、前記リング状ネットワークに伝送フレームを送出中
    に当該リング状ネットワークを1周した当該伝送フレー
    ムを受信したときに伝送フレームの送出が終了するまで
    の間に受信した伝送フレームを格納する遅延時間を変更
    可能な遅延バッファと、前記リング状ネットワークに伝
    送フレームを送信中に一巡した伝送フレームを受信した
    ときに、伝送フレーム未伝送量に基づいて前記遅延バッ
    ファの必要バッファ量を設定する遅延時間設定手段とを
    備えていることを特徴とするリング状ネットワークにお
    けるデータ伝送システム。
  3. 【請求項3】 データを収集/配信するマスタ局と、該
    マスタ局に対して自局データを授受する複数のスレーブ
    局とが接続されたリング状ネットワークに対して、1つ
    の伝送フレームを二周させ、各局が一周目と二周目とで
    異なる形態の処理を行うことでデータ交換処理を完結さ
    せるようにした第1のデータ伝送方式と他の伝送フレー
    ムを使用した第2のデータ伝送方式とで時分割でデータ
    伝送するようにしたネットワークシステムにおいて、前
    記マスタ局に設けられた前記リング状ネットワークを管
    理する処理手段と、前記リング状ネットワークに伝送フ
    レームを送出中に当該リング状ネットワークを1周した
    当該伝送フレームを受信したときに伝送フレームの送出
    が終了するまでの間に受信した伝送フレームを格納する
    遅延時間を変更可能な遅延バッファと、前記処理手段で
    第1の伝送方式を選択したときに前記遅延バッファを介
    して伝送フレームを受信し、第2の伝送方式を選択した
    ときに前記遅延バッファを介することなく伝送フレーム
    を受信するようにした受信切換手段とを備えていること
    を特徴とするリング状ネットワークにおけるデータ伝送
    システム。
  4. 【請求項4】 前記受信切換手段は、伝送フレームを監
    視するフレーム監視制御回路で構成されていることを特
    徴とする請求項3に記載のリング状ネットワークにおけ
    るデータ伝送システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009188631A (ja) * 2008-02-05 2009-08-20 Fuji Electric Systems Co Ltd データ伝送方法およびデータ伝送装置
JP2010093551A (ja) * 2008-10-08 2010-04-22 Fuji Electric Systems Co Ltd メッセージ伝送装置及びメッセージ伝送方法

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