JPH08265314A - 通信ネットワークシステム及びルーティングへのネットワークリソース反映方法 - Google Patents

通信ネットワークシステム及びルーティングへのネットワークリソース反映方法

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Publication number
JPH08265314A
JPH08265314A JP6292595A JP6292595A JPH08265314A JP H08265314 A JPH08265314 A JP H08265314A JP 6292595 A JP6292595 A JP 6292595A JP 6292595 A JP6292595 A JP 6292595A JP H08265314 A JPH08265314 A JP H08265314A
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JP
Japan
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node
resource
resource information
routing table
terminal
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Application number
JP6292595A
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English (en)
Inventor
Masayuki Etsuno
真行 越野
Tetsuji Iwayama
哲治 岩山
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 網制御センタによらず、ルーティングテーブ
ルを作成し、中継ルートを決定することである。 【構成】 端末#Aよりノード#1にコネクション設定
要求10が送信される。ノード#1はこのコネクション
設定要求10を受信すると、ルーティングテーブルのリ
ソース情報に応じて中継ルートを決定し、そのルートで
コネクション設定要求を送信するとともにルーティング
テーブルを書き換える。さらに書き換えられた内容を他
のノードにも通知する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ソースルーティング
型のネットワークにおけるルーティングへのネットワー
クリソース反映方式に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図8は例えば特開平2−277354号
公報に示された従来のルーティングへのネットワークリ
ソース反映方式の処理を示す図である。図8において、
1は網制御センタ、2はノード#1、3はノード#2、
4はノード#3、33は、端末からコネクション設定要
求がなされた場合にどのノードを経由して情報を伝達す
るかを示すルーティング情報である。
【0003】この方式において、網制御センタ1は、各
ノード#1、#2、#3のリソース状態を観測する。こ
こで、リソース状態とは、例えば各ノードに接続された
回線の空きの回線容量、空きのチャネル数、各ノード内
のCPUの使用率、メモリの空き容量、バッファの空き
容量等をいう。そして、網制御センタ1では、その情報
を元に各ノードのルーティング情報を作成しておき、定
時刻になるとその作成情報を各ノードに送信し、各ノー
ドのルーティングテーブルを更新する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の方式では、以上
のような構成であるので、ルーティングテーブルの作成
などを網制御センタで行っていたため、障害その他によ
り、網制御センタが機能しなかったり、センタがネット
ワークから孤立したりするとルーティングテーブル更新
が行われないという問題点があった。また、各ノードの
ルーティングテーブルの更新が定時刻にしかされないた
め、ルーティングテーブルが最新状況を反映していない
という問題点があった。
【0005】この発明は、上述のような課題を解決する
ためになされたもので、第1の目的は、網制御センタに
よらず、ルーティングテーブルを作成し、中継ルートを
決定することである。また、第2の目的は、最新の情報
によりルーティングテーブルを作成し、中継ルートを決
定することである。さらに、第3の目的は、ノード間の
通信量を低減することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、複数のノ
ードと前記ノードに収容された端末とを有する通信ネッ
トワークシステムにおいて、前記ノードは、リソース情
報を格納したルーティングテーブルと、前記ルーティン
グテーブルに格納されたリソース情報を通信ネットワー
ク内の他のノードに送信するリソース送信手段と、他の
ノードより送信されたリソース情報を前記ルーティング
テーブルに反映させるリソース変更手段と、前記端末間
の通信コネクションを前記ルーティングテーブルに格納
されたリソース情報により決定する通信コネクション決
定手段とを備えたものである。
【0007】第2の発明は、特に第1の発明におけるリ
ソース変更手段を、他の複数のノードより送信された第
1のリソース情報及び当該第1のリソース情報よりも後
に送信された第2のリソース情報のうち、少なくとも相
互に重複する情報については、第2のリソース情報を優
先的に前記ルーティングテーブルに反映させることとし
たものである。
【0008】第3の発明は、第1又は第2の発明におい
て、さらに前記ノードに第1のタイマを備え、また前記
リソース変更手段を当該第1のタイマにより一定期間の
経過を検出した後、他のノードより送信されたリソース
情報を前記テーブルに反映させることとしたものであ
る。
【0009】第4の発明は、第1、第2又は第3の発明
において、前記リソース送信手段を、前記端末から送信
されたコネクション要求に応じて、前記他のノードに送
信することとしたものである。
【0010】第5の発明は、第1、第2、第3又は第4
の発明において、前記ノードにさらに第2のタイマを備
え、前記リソース送信手段を当該第2のタイマにより一
定期間の経過を検出した後、前記リソース情報を他のノ
ードに送信することとしたものである。
【0011】第6の発明は、第1、第2、第3、第4又
は第5の発明において、前記リソース送信手段を前記ル
ーティングテーブルに格納されたリソース情報としきい
値とを比較し、その比較結果に応じて、前記リソース情
報を他のノードに送信することとしたものである。
【0012】第7の発明は、第1、第2、第3、第4、
第5又は第6の発明において、ノードにさらに前記ルー
ティングテーブルに格納したリソース情報の平均値を算
出する平均値算出手段を備え、前記リソース送信手段を
前記平均値算出手段において算出された平均値を他のノ
ードへ送信することとしたものである。
【0013】第8の発明は、第1、第2、第3、第4、
第5又は第6の発明において、ノードにさらに前記ルー
ティングテーブルに格納したリソース情報の最大値を算
出する最大値算出手段を備え、前記リソース送信手段を
前記最大値算出手段において算出された最大値を他のノ
ードへ送信することとしたものである。
【0014】第9の発明は、第1、第2、第3、第4、
第5又は第6の発明において、ノードにさらに前記ルー
ティングテーブルに格納したリソース情報の最小値を算
出する最小値算出手段を備え、前記リソース送信手段を
前記最小値算出手段において算出された最小値を他のノ
ードへ送信することとしたものである。
【0015】第10の発明は、第1、第2のノードと、
前記第1のノードに収容された第1の端末とを有する通
信ネットワークにおいて、前記第1の端末より、コネク
ション設定要求を第1のノードに送信するステップと、
前記コネクション設定要求を受信し、第1のノード内の
ルーティングテーブルに格納されたリソース情報に応じ
て、中継ルートを決定するステップと、前記決定された
中継ルートに応じて第1のノード内のルーティングテー
ブルに格納されたリソース情報を変更するステップと、
第1のノード内のルーティングテーブルに格納されたリ
ソース情報を第2のノードに通知するステップとを備え
たものである。
【0016】
【作用】第1の発明におけるルーティングテーブルは、
リソース情報を格納し、リソース送信手段は、前記ルー
ティングテーブルに格納されたリソース情報を通信ネッ
トワーク内の他のノードに送信し、リソース変更手段
は、他のノードより送信されたリソース情報を前記ルー
ティングテーブルに反映させ、通信コネクション決定手
段は、前記端末間の通信コネクションを前記ルーティン
グテーブルに格納されたリソース情報により決定する。
【0017】第2の発明におけるリソース変更手段は、
他の複数のノードより送信された第1のリソース情報及
び当該第1のリソース情報よりも後に送信された第2の
リソース情報のうち、少なくとも相互に重複する情報に
ついては、第2のリソース情報を優先的に前記ルーティ
ングテーブルに反映させる。
【0018】第3の発明におけるリソース変更手段は、
当該第1のタイマにより一定期間の経過を検出した後、
他のノードより送信されたリソース情報を前記テーブル
に反映させる。
【0019】第4の発明におけるリソース送信手段は、
前記端末から送信されたコネクション要求に応じて、前
記他のノードに送信する。
【0020】第5の発明におけるリソース送信手段は当
該第2のタイマにより一定期間の経過を検出した後、前
記リソース情報を他のノードに送信する。
【0021】第6の発明におけるリソース送信手段は、
前記ルーティングテーブルに格納されたリソース情報と
しきい値とを比較し、その比較結果に応じて、前記リソ
ース情報を他のノードに送信する。
【0022】第7の発明における平均値算出手段は、前
記ルーティングテーブルに格納したリソース情報の平均
値を算出し、リソース送信手段は、前記平均値算出手段
において算出された平均値を他のノードへ送信する。
【0023】第8の発明における最大値算出手段は、ル
ーティングテーブルに格納したリソース情報の最大値を
算出し、リソース送信手段は、前記最大値算出手段にお
いて算出された最大値を他のノードへ送信する。
【0024】第9の発明における最小値算出手段は、ル
ーティングテーブルに格納したリソース情報の最小値を
算出し、リソース送信手段は、前記最小値算出手段にお
いて算出された最小値を他のノードへ送信する。
【0025】第10の発明において、前記第1の端末
は、コネクション設定要求を第1のノードに送信し、第
1のノードは前記コネクション設定要求を受信し、第1
のノード内のルーティングテーブルに格納されたリソー
ス情報に応じて、中継ルートを決定し、前記決定された
中継ルートに応じて第1のノード内のルーティングテー
ブルに格納されたリソース情報を変更し、第1のノード
内のルーティングテーブルに格納されたリソース情報を
第2のノードに通知する。
【0026】
【実施例】
実施例1.図1は実施例1に係る発明のルーティングへ
のネットワークリソース反映方式におけるルーティング
テーブル更新処理を示している。また、図2は実施例1
のネットワーク構成図である。また、図3は図2のノー
ド#1のルーティングテーブルのリソース情報の変化を
示す。
【0027】図1において、2〜4は図8において従来
例として説明した構成と同一又は相当部を示す。5はノ
ード#4、6は端末#A、7は端末#C、8は端末#C
である。9はノード#1において説明のために設定した
時点、10は端末#Aから端末Bに対して、送信された
要求リソース「2」のコネクション設定要求である。こ
こで要求リソース「2」とは、所定の回線の通信容量を
割り当てることの要求を意味する。
【0028】11は端末#Cから端末#Bに対して、送
信された要求リソース「1」のコネクション設定要求、
12はノード#2からノード#1に送信されたノード#
2のリソース通知、13はノード#4からノード#1に
送信されたノード#4のリソース通知、14はノード#
3からノード#1に送信されたノード#3のリソース通
知、15はノード#1内に備えられたタイマ、16は端
末#Aから端末#Bに対して、送信された要求リソース
「1」のコネクション設定要求である。
【0029】次に図2により、実施例1におけるネット
ワークの構成を説明する。端末#Aはノード#1に、端
末#Bはノード#3に、端末#Cはノード#4にそれぞ
れ収容されている。また、ノード#1は、中継回線#1
を介してノード#4と接続され、中継回線#2を介して
ノード#2と接続されている。ノード#3は、中継回線
#4を介してノード#4と接続され、中継回線#3を介
してノード#2と接続されている。即ち、ノード#1、
ノード#2、ノード#3、ノード#4はリング状に接続
されている。
【0030】図3において、21、22、23は、後で
説明する処理過程の各タイミングにおけるノード#1内
のルーティングテーブルを示したものである。この実施
例1では特に中継回線#1、#2、#3、#4の空きの
通信容量を示すリソース状態が当該ルーティングテーブ
ルに書き込まれている。
【0031】次に図1、図2、図3を参照しながら、処
理動作について説明する。図1の時点9において、ノー
ド#1のルーティングテーブルのリソース情報は、図3
の表21の状態にあると想定する。即ち、ノード#1の
ルーティングテーブルには、中継回線#1の空き通信容
量が「3」、中継回線#2の空き通信容量が「2」、中
継回線#3の空き通信容量が「1」、中継回線#4の空
き通信容量が「3」であることが書き込まれている。
【0032】その状況において、端末#Aから、端末#
Bに対して、要求リソースが「2」のコネクション設定
要求10が送信される。ノード#1は、このコネクショ
ン設定要求10を受信し、端末#Bがノード#3に収容
されており、ノード内のネットワークトポロジー情報か
ら図2の中継回線#1,#4を通るルートと、中継回線
#2,#3を通るルートの二つの中継ルートがあると判
断する。
【0033】そして、次に図3の表21により、二つの
中継ルートでコネクション設定要求10の要求リソース
「2」に見合うルートを探す。中継回線#1,#4を通
るルートは、それぞれリソースが「3」、「3」である
ため、中継回線の双方が要求リソース「2」に満足する
充分な空き通信容量を備えている。一方、中継回線#
2,#3を通るルートは、それぞれリソースが「2」、
「1」であり、特に中継回線#3のリソースが要求リソ
ース「2」よりも少ないため、コネクション設定要求1
0に対する中継ルートとしては不適格であることがわか
る。このようにして、中継回線#1,#4を通るルート
が選択される。
【0034】ルートの選択に応じて、コネクション要求
10は中継回線#1を経てノード#4に送信される。そ
れとともに、ノード#1内のルーティングテーブルのリ
ソース情報は、図3の表22に示されるように中継回線
#1,#4のリソースが「2」減らされ、それぞれ
「1」、「1」に変更される。
【0035】次にノード#4に送信されたコネクション
要求10は中継回線#4を経てノード#3に転送され
る。このとき、ノード#4においても、そのコネクショ
ン要求10に対応して、ノード#4内のルーティングテ
ーブルをノード#1内のルーティングテーブルと同じよ
うに変更し、自ノード内のルーティングテーブルの中継
回線#1,#4のリソース情報をそれぞれ「1」、
「1」とする。
【0036】ノード#3では、ノード#4からコネクシ
ョン設定要求10を受信すると、宛先端末#Bにコネク
ション設定要求を送信し、自ノード内のルーティングテ
ーブルの中継回線#4のリソース情報を「1」とする。
このようにして、端末#Aから送信されたコネクション
要求10は端末#Bに送信される。
【0037】次に図1に示されるように端末#Cから端
末#Bに対して要求リソース「1」のコネクション要求
がなされたとする。ノード#4では、端末#Cからコネ
クション設定要求11を受信すると、中継回線#4によ
りノード#3にこのコネクション設定要求11を転送す
る。その際、ノード#4は、自ノード内のルーティング
テーブルの中継回線#4のリソース情報を「1」から
「0」に変更する。
【0038】ノード#3ではノード#4より転送された
コネクション設定要求11を受信し、端末#Bにこのコ
ネクション設定要求11を送信する。その際、ノード#
3は、自ノード内のルーティングテーブルの中継回線#
4のリソース情報を「1」から「0」に変更する。
【0039】その後、図1に示されるようにノード#2
は、ノード#1に対して、中継回線#2のリソースが
「2」、中継回線#3のリソースが「1」であることを
示すリソース通知12を送信する。次に、ノード#4
は、ノード#1に対して、中継回線#1のリソースが
「1」、中継回線#4のリソースが「0」であることを
示すリソース通知13を送信する。その後、ノード#3
は、ノード#1に対して、中継回線#3のリソースが
「1」、中継回線#4のリソースが「0」であることを
示すリソースを送信する。
【0040】コネクション設定要求を受信した場合に
は、コネクション設定要求が通過したノードはそのコネ
クション設定要求に伴うリソースの変化を検出するがで
きるが、コネクション設定要求が通過しないノードは検
出できない。それ故、このようにノード間でリソース情
報を交換することとしている。この図1においては、説
明を簡略化するため、記載していないが、各ノードはノ
ード#1のみならず、他のノードに対しても同様のリソ
ース通知を送信している。
【0041】ノード#1は、ノード#2、#3、#4か
ら、リソース通知12、13、14を受信する。これら
リソース通知12、13、14により得られた各中継回
線のリソースの内容は、ルーティングテーブル更新タイ
マTrt15が起動中であることを認識し、ノード内の
メモリに保持しておく。Trtタイマ15がタイムアウ
トすると、ノード#1は、ノード内のメモリに保持され
ているリソース通知12、13、14を最新のものから
順に見ていく。即ち、リソース通知14、リソース通知
13、リソース通知12の順で見ていく。
【0042】まず、リソース通知14を見て、ルーティ
ングテーブルの中継回線#3,#4のリソースをそれぞ
れ1,0とする。続いて、リソース通知13を見ると、
通知された中継回線のうち、中継回線#1はノード#1
の回線でもあるので無視し、もう一つの中継回線#4の
リソース=0のみをルーティングテーブルに反映させ
る。最後にリソース通知12を見るが、通知された中継
回線#2、#3は、リソース通知12、13によりすで
に最新状態に書き換えられているため無視する。
【0043】以上、一連のリソース通知の処理により、
ノード#1のルーティングテーブルのリソース情報は、
図3の表23に示されるとおり、中継回線#1、#2、
#3、#4のリソースはそれぞれ「1」、「2」、
「1」、「0」の状態となる。ノード#1以外の他のノ
ード#2、#3、#4でも同様に各ノード内に備えられ
たルーティングテーブルが書き換えられる。
【0044】このようにしてルーティングテーブルが書
き換えられた後、端末#Aから端末#Bに対して、要求
リソース「1」のコネクション設定要求16が送信され
た場合を説明する。ノード#1は端末#Aより送信され
たコネクション設定要求16を受信すると、図3の表2
3に示されるルーティングテーブルに応じて中継ルート
を決定する。表23に示されるルーティングテーブルに
示されるように、中継回線#1、#4の中継ルートは、
中継回線#4のリソースが「0」であるからコネクショ
ン要求16のリソース要求「1」に対応することができ
ず、中継ルートとしては不適格と判断される。
【0045】一方、中継回線#2,#3を経由する中継
ルートは、そのリソースが「2」、「1」であるので、
コネクション要求16のリソース要求「1」に対応する
ことができ、中継ルートとして適格性を有するものと判
断される。このようにして中継ルート#2、#3が選択
され、上記コネクション要求10、11の場合と同様
に、端末#Bにコネクション要求16が送信される。
【0046】以上のように、実施例1に開示された発明
は、特にノードが、リソース情報を格納したルーティン
グテーブルと、前記ルーティングテーブルに格納された
リソース情報を通信ネットワーク内の他のノードに送信
するリソース送信手段と、他のノードより送信されたリ
ソース情報を前記ルーティングテーブルに反映させるリ
ソース変更手段と、前記端末間の通信コネクションを前
記ルーティングテーブルに格納されたリソース情報によ
り決定する通信コネクション決定手段とを備えているの
で、通信コネクションの設定のためのリソース情報の更
新を網制御センタを介さずにでき、ネットワーク障害に
強いルーティングテーブルの更新が行うことができると
いう効果を奏する。
【0047】また、実施例1に開示された他の発明は、
特にリソース変更手段を、他の複数のノードより送信さ
れた第1のリソース情報及び当該第1のリソース情報よ
りも後に送信された第2のリソース情報のうち、少なく
とも相互に重複する情報については、第2のリソース情
報を優先的に前記ルーティングテーブルに反映させるこ
ととしたので、新しい情報に基づいて通信コネクション
の設定を行うことができるという効果を奏する。
【0048】さらに実施例1に開示された他の発明は、
さらに前記ノードに第1のタイマを備え、また前記リソ
ース変更手段を当該第1のタイマにより一定期間の経過
を検出した後、他のノードより送信されたリソース情報
を前記テーブルに反映させることとしたので、テーブル
の更新頻度を低下させることができ、負荷を軽減するこ
とができるという効果を奏する。
【0049】実施例2.実施例2は、コネクション設定
の度にノード内のリソース情報を他ノードにブロードキ
ャスト通知する方式である。この実施例2におけるネッ
トワーク構成は図2で示される構成と同じである。ま
た、ノード#1の中継回線#1の初期リソース量を
「3」とする。
【0050】図4において、2〜6は実施例1又は従来
例において示した構成と同一又は相当部を示す。24は
端末#Aから端末#Bに対して送信される要求リソース
「2」のコネクション設定要求、26はノード#1から
ノード#2、#3、#4に対して送信され、中継回線#
1、#2、#3、#4のリソースを通知するリソース通
知である。
【0051】次に実施例2における処理動作について説
明する。まず端末#Aからコネクション設定要求24が
ノード#1に送信される。次にノード#1において、実
施例1で詳述したと同様の方法で中継回線#1、#4を
経由する中継ルートを選択する。このとき、ノード#1
は自ノード内のルーティングテーブルの中継回線#1の
リソースを「3」から要求リソース「2」の分だけ減算
した値「1」に変更する。
【0052】コネクション設定要求24は、次の転送先
であるノード#4に送信される。その後、ノード#4は
ノード#3にそのコネクション設定要求24を送信し、
さらにノード#3は図示しない端末#Bに送信する。
【0053】ノード#1は、受信したコネクション設定
要求24をノード#3に送信した後、他のノード#2、
#3、#4に、中継回線#1のリソース量を「1」とす
る自ノード回線のリソース情報を盛り込んだリソース通
知26を送信する。他のノード#2、#3、#4は、リ
ソース通知26を受信し、各ノード内のルーティングテ
ーブルの中継回線#1のリソース値を「1」に書き換え
る。
【0054】以上のように、実施例2に記載された発明
は、リソース送信手段を、前記端末から送信されたコネ
クション要求に応じて、前記他のノードに送信すること
としたので、リソース情報が変更されたときに他のノー
ドにその情報を通知することになるので、他のノードに
おいても最新のリソース状態にルーティングテーブルを
書き換えることができるという効果を奏する。
【0055】実施例3.実施例3は、タイマがタイムア
ウトする度にノード内のリソース情報を他ノードにブロ
ードキャスト通知する方式である。ネットワーク構成は
図2で示される構成と同じである。また、ノード#1の
中継回線#1の初期リソース量を「3」とする。
【0056】図5において、2〜6は実施例1又は従来
例において示した構成と同一又は相当部を示す。24は
端末#Aから端末#Bに対して送信される要求リソース
「2」のコネクション設定要求、25は端末#Aから端
末#Bに対して送信される要求リソース「1」のコネク
ション設定要求、26はノード#1からノード#2、#
3、#4に対して送信され、中継回線#1、#2、#
3、#4のリソースを通知するリソース通知、27は一
定期間を検出するタイマである。
【0057】次に処理動作について説明する。端末#A
は要求リソース「2」のコネクション設定要求24をノ
ード#1に送信する。これをノード#1は受信し、中継
ルートを決定した後、ノード#4、ノード#3を介して
端末#Bに送信する。さらに、端末#Aは要求リソース
「1」のコネクション設定要求25をノード#1に送信
する。これをノード#1は受信し、中継ルートを決定し
た後、ノード#4、ノード#3を介して端末#Bに送信
する。
【0058】この場合、ノード#1は、端末#Aより受
信した二つのコネクション設定要求をノード#4、#3
に送信するが、リソース残量配信タイマTrsc27が
起動中であるため、他のノードに対するリソース通知の
送信は行わない。そして、ノード#1は、Trsc27
がタイムアウトした時点で、他のノード#2、#3、#
4に、中継回線#1のリソース量を「0」とする自ノー
ド回線のリソース情報を盛り込んだリソース通知26を
送信する。
【0059】以上のように、実施例3に記載された発明
は、ノードにさらに第2のタイマを備え、前記リソース
送信手段を当該第2のタイマにより一定期間の経過を検
出した後、前記リソース情報を他のノードに送信するこ
ととしたので、リソース情報の通知を低減することがで
き、また、リソース情報の通知タイミングが決められて
いるので、他の情報のやりとりに悪影響を及ぼさないと
いう効果を奏する。さらにノード間でリソースの通知タ
イミングをずらすことができ、トラフィック量の低減を
図ることができる。
【0060】なお、実施例3では、コネクション設定要
求元である端末#Aを収容するノード#1からリソース
通知を行う場合について説明したが、さらに他のノード
#2、#3、#4からもリソース通知を行ってもよい。
【0061】実施例4.実施例4は、リソースがしきい
値以下になったらノード内のリソース情報を他ノードに
ブロードキャスト通知する方式である。ネットワーク構
成は図2で示される構成と同じとする。また、ノード#
1の中継回線#1の初期リソース量を「3」、しきい値
を「0」とする。
【0062】図6において、2〜6は実施例1又は従来
例において示した構成と同一又は相当部を示す。24は
端末#Aから端末#Bに対して送信される要求リソース
「2」のコネクション設定要求、25は端末#Aから端
末#Bに対して送信される要求リソース「1」のコネク
ション設定要求、26はノード#1からノード#2、#
3、#4に対して送信され、中継回線#1、#2、#
3、#4のリソースを通知するリソース通知である。
【0063】次に処理動作について説明する。端末#A
は、要求リソース「2」のコネクション設定要求24を
ノード#1に送信する。これをノード#1は受信し、中
継ルートを決定した後、ノード#4、ノード#3を介し
て端末#Bに送信する。このとき、ノード#1は、自ノ
ード内のルーティングテーブルの中継回線#1のリソー
スを「3」から「1」に変更する。そして、ノード#1
は自ノード内のルーティングテーブルのリソースをしき
い値「0」と比較する。すると、この時点において当該
リソースは、しきい値よりも大きいから、他のノードに
対するリソース通知は送信されない。
【0064】さらに、端末#Aは要求リソース「1」の
コネクション設定要求25をノード#1に送信する。こ
れをノード#1は受信し、中継ルートを決定した後、ノ
ード#4、ノード#3を介して端末#Bに送信する。こ
のとき、ノード#1は、自ノード内のルーティングテー
ブルの中継回線#1のリソースを「1」から「0」に変
更する。そして、ノード#1は自ノード内のルーティン
グテーブルのリソースをしきい値「0」と比較する。す
ると、この時点において当該リソースは、しきい値と等
しいから、他のノード#2、#3、#4に対して中継回
線#1のリソース量を0とする自ノード回線のリソース
情報を盛り込んだリソース通知26が送信される。
【0065】以上のように、実施例4に記載された発明
は、リソース送信手段を前記ルーティングテーブルに格
納されたリソース情報としきい値とを比較し、その比較
結果に応じて、前記リソース情報を他のノードに送信す
ることとしたので、通信コネクションの設定に重要な影
響を及ぼす場合のみ、リソース情報を通知でき、リソー
ス情報の通知の回数を低減し、トラフィック量の低減を
図ることができるという効果を奏する。
【0066】なお、実施例4では、コネクション設定要
求元である端末#Aを収容するノード#1からリソース
通知を行う場合について説明したが、さらに他のノード
#2、#3、#4からもリソース通知を行ってもよい。
【0067】実施例5.実施例5は、タイマがタイムア
ウトする度にそのノードの平均リソース量を、他ノード
にブロードキャスト通知する方式を示す。ネットワーク
構成は図2で示される構成と同じとする。また、ノード
#1の中継回線#1の初期リソース量を「3」とする。
【0068】図7において、2〜6、24〜26は実施
例4又は従来例において示した構成と同一又は相当部を
示す。27は、所定期間をカウントし、タイムアウトを
出力するリソース残量測定タイマ、28は端末#Bから
端末#Aに対して送信されるコネクション切断、29は
端末#Bから端末#Aに対して送信されるコネクション
切断、30は所定期間をカウントし、タイムアウト3
1、32を出力するリソース残量測定タイマである。
【0069】次に処理動作を説明する。端末#Aは、要
求リソース「2」のコネクション設定要求24をノード
#1に送信する。これをノード#1は受信し、中継ルー
トを決定した後、ノード#4、ノード#3を介して端末
#Bに送信する。このとき、ノード#1は、自ノード内
のルーティングテーブルの中継回線#1のリソースを
「3」から「1」に変更する。
【0070】さらに、端末#Aは要求リソース「1」の
コネクション設定要求25をノード#1に送信する。こ
れをノード#1は受信し、中継ルートを決定した後、ノ
ード#4、ノード#3を介して端末#Bに送信する。こ
のとき、ノード#1は、自ノード内のルーティングテー
ブルの中継回線#1のリソースを「1」から「0」に変
更する。その後、タイマ30がタイムアウト31する
が、ルーティングテーブルの中継回線#1のリソースを
「0」のまま、保持し、さらにタイマ30を再起動させ
る。
【0071】端末#Aより端末#Bに送信されたコネク
ション設定要求24、25に対して、端末#Bよりコネ
クション切断28、29が端末#Aに送信される。ノー
ド#1は、端末#Aにコネクション切断28、29を送
信後、そのコネクション分だけリソースを「0」から
「2」に、さらに「2」から「3」に増加させる。
【0072】リソース残量測定タイマTscl30の2
回目のタイムアウト32で、ノード#1はこの時点での
中継回線#1のリソース「3」を保持しておき、再びT
scl30を起動する。リソース残量配信用タイマTr
sc27がタイムアウトすると、ノード#1は先に保持
していたリソース量の平均値を算出する。
【0073】この実施例5では、そのリソース量の平均
値は、3+0/2=1.5となり、小数点以下を切り捨
てると「1」となる。そして、他のノード#2、#3、
#4に、中継回線#1のリソース量を算出した平均値
「1」とする、自ノード回線のリソース情報を盛り込ん
だリソース通知を送信する。
【0074】以上のように、実施例5に記載された発明
は、ノードにさらに前記ルーティングテーブルに格納し
たリソース情報の平均値を算出する平均値算出手段を備
え、前記リソース送信手段を前記平均値算出手段におい
て算出された平均値を他のノードへ送信することとした
ので、リソース情報の通知の回数を低減し、トラフィッ
ク量の低減を図ることができるという効果を奏する。
【0075】なお、実施例5では、コネクション設定要
求元である端末#Aを収容するノード#1からリソース
通知を行う場合について説明したが、さらに他のノード
#2、#3、#4からもリソース通知を行ってもよい。
【0076】実施例6.実施例6は、タイマがタイムア
ウトする度にそのノードの最大リソース量を、他ノード
にブロードキャスト通知する方式を示す。ネットワーク
構成は図2で示される構成と同じとする。また、ノード
#1の中継回線#1の初期リソース量を3とする。
【0077】次に処理動作を説明する。端末#Aは、要
求リソース「2」のコネクション設定要求24をノード
#1に送信する。これをノード#1は受信し、中継ルー
トを決定した後、ノード#4、ノード#3を介して端末
#Bに送信する。このとき、ノード#1は、自ノード内
のルーティングテーブルの中継回線#1のリソースを
「3」から「1」に変更する。
【0078】さらに、端末#Aは要求リソース「1」の
コネクション設定要求25をノード#1に送信する。こ
れをノード#1は受信し、中継ルートを決定した後、ノ
ード#4、ノード#3を介して端末#Bに送信する。こ
のとき、ノード#1は、自ノード内のルーティングテー
ブルの中継回線#1のリソースを「1」から「0」に変
更する。その後、タイマ30がタイムアウト31する
が、ルーティングテーブルの中継回線#1のリソースを
「0」のまま、保持し、さらにタイマ30を再起動させ
る。
【0079】端末#Aより端末#Bに送信されたコネク
ション設定要求24、25に対して、端末#Bよりコネ
クション切断28、29が端末#Aに送信される。ノー
ド#1は、端末#Aにコネクション切断28、29を送
信後、そのコネクション分だけリソースを「0」から
「2」に、さらに「2」から「3」に増加させる。
【0080】リソース残量測定タイマTscl30の2
回目のタイムアウト32で、ノード#1はこの時点での
中継回線#1のリソース値が「3」であることを認識す
るが、この値がタイムアウト31時点でのリソース値
「0」よりも大きいので、この「0」という値を捨て、
「3」という最大値のみ保持しておき、再びTscl3
0を起動する。リソース残量配信用タイマTrsc27
がタイムアウトすると、他のノード#2、#3、#4
に、中継回線#1のリソース量「3」とする、自ノード
回線のリソース情報を盛り込んだリソース通知を送信す
る。
【0081】以上のように、実施例6に記載された発明
は、ノードにさらに前記ルーティングテーブルに格納し
たリソース情報の最大値を算出する最大値算出手段を備
え、前記リソース送信手段を前記最大値算出手段におい
て算出された最大値を他のノードへ送信することとした
ので、リソース情報の通知の回数を低減し、トラフィッ
ク量の低減を図ることができるという効果を奏する。
【0082】なお、実施例6では、コネクション設定要
求元である端末#Aを収容するノード#1からリソース
通知を行う場合について説明したが、さらに他のノード
#2、#3、#4からもリソース通知を行ってもよい。
【0083】実施例7.実施例7は、タイマがタイムア
ウトする度にそのノードの最小リソース量を、他ノード
にブロードキャスト通知する方式を示す。ネットワーク
構成は図2で示される構成と同じとする。また、ノード
#1の中継回線#1の初期リソース量を「3」とする。
【0084】次に処理動作を説明する。端末#Aは、要
求リソース「2」のコネクション設定要求24をノード
#1に送信する。これをノード#1は受信し、中継ルー
トを決定した後、ノード#4、ノード#3を介して端末
#Bに送信する。このとき、ノード#1は、自ノード内
のルーティングテーブルの中継回線#1のリソースを
「3」から「1」に変更する。
【0085】さらに、端末#Aは要求リソース「1」の
コネクション設定要求25をノード#1に送信する。こ
れをノード#1は受信し、中継ルートを決定した後、ノ
ード#4、ノード#3を介して端末#Bに送信する。こ
のとき、ノード#1は、自ノード内のルーティングテー
ブルの中継回線#1のリソースを「1」から「0」に変
更する。その後、タイマ30がタイムアウト31する
が、ルーティングテーブルの中継回線#1のリソースを
「0」のまま、保持し、さらにタイマ30を再起動させ
る。
【0086】端末#Aより端末#Bに送信されたコネク
ション設定要求24、25に対して、端末#Bよりコネ
クション切断28、29が端末#Aに送信される。ノー
ド#1は、端末#Aにコネクション切断28、29を送
信後、そのコネクション分だけリソースを「0」から
「2」に、さらに「2」から「3」に増加させる。
【0087】リソース残量測定タイマTscl30の2
回目のタイムアウト32で、ノード#1はこの時点での
中継回線#1のリソース値が「3」であることを認識す
るが、この値がタイムアウト31時点でのリソース値
「0」よりも大きいので、この「3」という値を捨て、
「0」という最小値のみ保持しておき、再びTscl3
0を起動する。リソース残量配信用タイマTrsc27
がタイムアウトすると、他のノード#2、#3、#4
に、中継回線#1のリソース量「0」とする、自ノード
回線のリソース情報を盛り込んだリソース通知を送信す
る。
【0088】以上のように、実施例7に記載された発明
は、ノードにさらに前記ルーティングテーブルに格納し
たリソース情報の最小値を算出する最小値算出手段を備
え、前記リソース送信手段を前記最小値算出手段におい
て算出された最小値を他のノードへ送信することとした
ので、リソース情報の通知の回数を低減し、トラフィッ
ク量の低減を図ることができるとともに最悪のケースで
ルーティングに反映できるという効果を奏する。
【0089】なお、実施例7では、コネクション設定要
求元である端末#Aを収容するノード#1からリソース
通知を行う場合について説明したが、さらに他のノード
#2、#3、#4からもリソース通知を行ってもよい。
【0090】尚、上記実施例1〜7では、リソース情報
として空き回線の通信容量を用いたが、これに限定され
ず、空きチャネル数、各ノード内のCPUの使用率、メ
モリ、バッファの空き容量等を使用してもよい。要する
に、端末間の通信コネクションを設定する上で必要な情
報であればその種類は限定されない。
【0091】
【発明の効果】第1の発明は、特に前記ノードが、リソ
ース情報を格納したルーティングテーブルと、前記ルー
ティングテーブルに格納されたリソース情報を通信ネッ
トワーク内の他のノードに送信するリソース送信手段
と、他のノードより送信されたリソース情報を前記ルー
ティングテーブルに反映させるリソース変更手段と、前
記端末間の通信コネクションを前記ルーティングテーブ
ルに格納されたリソース情報により決定する通信コネク
ション決定手段とを備えているので、通信コネクション
の設定のためのリソース情報の更新を網制御センタを介
さずにでき、ネットワーク障害に強いルーティングテー
ブルの更新が行うことができるという効果を奏する。
【0092】第2の発明は、特に第1の発明におけるリ
ソース変更手段を、他の複数のノードより送信された第
1のリソース情報及び当該第1のリソース情報よりも後
に送信された第2のリソース情報のうち、少なくとも相
互に重複する情報については、第2のリソース情報を優
先的に前記ルーティングテーブルに反映させることとし
たので、新しい情報に基づいて通信コネクションの設定
を行うことができるという効果を奏する。
【0093】第3の発明は、第1又は第2の発明におい
て、さらに前記ノードに第1のタイマを備え、また前記
リソース変更手段を当該第1のタイマにより一定期間の
経過を検出した後、他のノードより送信されたリソース
情報を前記テーブルに反映させることとしたので、テー
ブルの更新頻度を低下させることができ、負荷を軽減す
ることができるという効果を奏する。
【0094】第4の発明は、第1、第2又は第3の発明
において、前記リソース送信手段を、前記端末から送信
されたコネクション要求に応じて、前記他のノードに送
信することとしたので、リソース情報が変更されたとき
に他のノードにその情報を通知することになるので、他
のノードにおいても最新のリソース状態にルーティング
テーブルを書き換えることができる。
【0095】第5の発明は、第1、第2、第3又は第4
の発明において、前記ノードにさらに第2のタイマを備
え、前記リソース送信手段を当該第2のタイマにより一
定期間の経過を検出した後、前記リソース情報を他のノ
ードに送信することとしたので、リソース情報の通知を
低減することができ、また、リソース情報の通知タイミ
ングが決められているので、他の情報のやりとりに悪影
響を及ぼさないという効果を奏する。さらにノード間で
リソースの通知タイミングをずらすことができ、トラフ
ィック量の低減を図ることができる。
【0096】第6の発明は、第1、第2、第3、第4又
は第5の発明において、前記リソース送信手段を前記ル
ーティングテーブルに格納されたリソース情報としきい
値とを比較し、その比較結果に応じて、前記リソース情
報を他のノードに送信することとしたので、通信コネク
ションの設定に重要な影響を及ぼす場合のみ、リソース
情報を通知でき、リソース情報の通知の回数を低減し、
トラフィック量の低減を図ることができるという効果を
奏する。
【0097】第7の発明は、第1、第2、第3、第4、
第5又は第6の発明において、ノードにさらに前記ルー
ティングテーブルに格納したリソース情報の平均値を算
出する平均値算出手段を備え、前記リソース送信手段を
前記平均値算出手段において算出された平均値を他のノ
ードへ送信することとしたので、リソース情報の通知の
回数を低減し、トラフィック量の低減を図ることができ
るという効果を奏する。
【0098】第8の発明は、第1、第2、第3、第4、
第5又は第6の発明において、ノードにさらに前記ルー
ティングテーブルに格納したリソース情報の最大値を算
出する最大値算出手段を備え、前記リソース送信手段を
前記最大値算出手段において算出された最大値を他のノ
ードへ送信することとしたので、リソース情報の通知の
回数を低減し、トラフィック量の低減を図ることができ
るという効果を奏する。
【0099】第9の発明は、第1、第2、第3、第4、
第5又は第6の発明において、ノードにさらに前記ルー
ティングテーブルに格納したリソース情報の最小値を算
出する最小値算出手段を備え、前記リソース送信手段を
前記最小値算出手段において算出された最小値を他のノ
ードへ送信することとしたので、リソース情報の通知の
回数を低減し、トラフィック量の低減を図ることができ
るとともに最悪のケースでルーティングに反映できると
いう効果を奏する。
【0100】第10の発明は、第1、第2のノードと、
前記第1のノードに収容された第1の端末とを有する通
信ネットワークにおいて、前記第1の端末より、コネク
ション設定要求を第1のノードに送信するステップと、
前記コネクション設定要求を受信し、第1のノード内の
ルーティングテーブルに格納されたリソース情報に応じ
て、中継ルートを決定するステップと、前記決定された
中継ルートに応じて第1のノード内のルーティングテー
ブルに格納されたリソース情報を変更するステップと、
第1のノード内のルーティングテーブルに格納されたリ
ソース情報を第2のノードに通知するステップとを備え
ているので、通信コネクションの設定のためのリソース
情報の更新を網制御センタを介さずにでき、ネットワー
ク障害に強いルーティングテーブルの更新が行うことが
できるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1に係るルーティングテーブル更新処理
を示す図である。
【図2】実施例1〜7に係るルーティングテーブル更新
処理のネットワーク構成を示す図である。
【図3】実施例1に係るルーティングテーブル更新処理
におけるルーティングテーブルのリソース情報の変換を
示す図である。
【図4】実施例2に係るルーティングテーブル更新処理
を示す図である。
【図5】実施例3に係るルーティングテーブル更新処理
を示す図である。
【図6】実施例4に係るルーティングテーブル更新処理
を示す図である。
【図7】実施例5〜7に係るルーティングテーブル更新
処理を示す図である。
【図8】従来のルーティングテーブル更新処理を示す図
である。
【符号の説明】
2 ノード#1、3 ノード#2、4 ノード#3、5
ノード#4、6 端末#A、7 端末#C、8 端末
#B。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のノードと前記ノードに収容された
    端末とを有する通信ネットワークシステムにおいて、前
    記ノードは、リソース情報を格納したルーティングテー
    ブルと、前記ルーティングテーブルに格納されたリソー
    ス情報を通信ネットワーク内の他のノードに送信するリ
    ソース送信手段と、他のノードより送信されたリソース
    情報を前記ルーティングテーブルに反映させるリソース
    変更手段と、前記端末間の通信コネクションを前記ルー
    ティングテーブルに格納されたリソース情報により決定
    する通信コネクション決定手段とを備えたことを特徴と
    する通信ネットワークシステム。
  2. 【請求項2】 前記リソース変更手段は、他の複数のノ
    ードより送信された第1のリソース情報及び当該第1の
    リソース情報よりも後に送信された第2のリソース情報
    のうち、少なくとも相互に重複する情報については、第
    2のリソース情報を優先的に前記ルーティングテーブル
    に反映させることを特徴とする請求項1記載の通信ネッ
    トワークシステム。
  3. 【請求項3】 前記ノードはさらに第1のタイマを有
    し、前記リソース変更手段は当該第1のタイマにより一
    定期間の経過を検出した後、他のノードより送信された
    リソース情報を前記テーブルに反映させることを特徴と
    する請求項1又は2記載の通信ネットワークシステム。
  4. 【請求項4】 前記リソース送信手段は、前記端末から
    送信されたコネクション要求に応じて、前記他のノード
    に送信することを特徴とする請求項1、2又は3記載の
    通信ネットワークシステム。
  5. 【請求項5】 前記ノードはさらに第2のタイマを有
    し、前記リソース送信手段は当該第2のタイマにより一
    定期間の経過を検出した後、前記リソース情報を他のノ
    ードに送信することを特徴とする請求項1、2又は3記
    載の通信ネットワークシステム。
  6. 【請求項6】 前記リソース送信手段は、前記ルーティ
    ングテーブルに格納されたリソース情報としきい値とを
    比較し、その比較結果に応じて、前記リソース情報を他
    のノードに送信することを特徴とする請求項1、2、
    3、4又は5記載の通信ネットワークシステム。
  7. 【請求項7】 前記ノードはさらに前記ルーティングテ
    ーブルに格納したリソース情報の平均値を算出する平均
    値算出手段を有し、前記リソース送信手段は、前記平均
    値算出手段において算出された平均値を他のノードへ送
    信することを特徴とする請求項1、2、3、4、5又は
    6記載の通信ネットワークシステム。
  8. 【請求項8】 前記ノードは、前記ルーティングテーブ
    ルに格納したリソース情報の最大値を算出する最大値算
    出手段を有し、前記リソース送信手段は、前記最大値算
    出手段において算出された最大値を他のノードへ送信す
    ることを特徴とする請求項1、2、3、4、5又は6記
    載の通信ネットワークシステム。
  9. 【請求項9】 前記ノードは、前記ルーティングテーブ
    ルに格納したリソース情報の最小値を算出する最小値算
    出手段を有し、前記リソース送信手段は、前記最小値算
    出手段において算出された最小値を他のノードへ送信す
    ることを特徴とする請求項1、2、3、4、5又は6記
    載の通信ネットワークシステム。
  10. 【請求項10】 第1、第2のノードと、前記第1のノ
    ードに収容された第1の端末とを有する通信ネットワー
    クにおいて、前記第1の端末より、コネクション設定要
    求を第1のノードに送信するステップと、前記コネクシ
    ョン設定要求を受信し、第1のノード内のルーティング
    テーブルに格納されたリソース情報に応じて、中継ルー
    トを決定するステップと、前記決定された中継ルートに
    応じて第1のノード内のルーティングテーブルに格納さ
    れたリソース情報を変更するステップと、第1のノード
    内のルーティングテーブルに格納されたリソース情報を
    第2のノードに通知するステップとを有するルーティン
    グへのネットワークリソース反映方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003087310A (ja) * 2001-09-06 2003-03-20 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 通信ネットワークにおけるルーティング方法及びそれを用いた通信システム
US7535896B2 (en) 2002-10-23 2009-05-19 Ntt Docomo, Inc. Routing control system, routing control device, and routing control method

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