JP2015086763A - 内燃機関の制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】内燃機関の気筒間の噴射量ばらつきを精度良く補正できる領域を拡大する。【解決手段】噴射吐出重複領域以外の運転領域(燃料噴射弁31の噴射期間と高圧ポンプ14の吐出期間とが重複しない運転領域)のときには、燃圧センサ32の出力に基づいて各気筒毎に燃料噴射弁31の燃料噴射による燃圧降下量を噴射量ばらつきの情報として算出し、各気筒の燃料噴射による燃圧降下量に基づいて各気筒の燃料噴射弁31の噴射量ばらつきを補正する。一方、噴射吐出重複領域(燃料噴射弁31の噴射期間と高圧ポンプ14の吐出期間とが重複する運転領域)のときには、燃圧センサ32の出力に基づいて各気筒毎に噴射吐出による燃圧変化量(噴射吐出期間の前後の燃圧の差)を噴射量ばらつきの情報として算出し、各気筒の噴射吐出による燃圧変化量に基づいて各気筒の燃料噴射弁31の噴射量ばらつきを補正する。【選択図】図1

Description

本発明は、内燃機関で駆動される高圧ポンプから吐出される燃料を各気筒の燃料噴射弁に供給する内燃機関の制御装置に関する発明である。
内燃機関の気筒間の噴射量ばらつき(気筒間の空燃比ばらつき)を補正する技術として、例えば、特許文献1(特開2010−43614号公報)に記載されたものがある。このものは、燃圧(燃料圧力)を検出する燃圧センサの出力に基づいて各気筒毎に燃料噴射弁の燃料噴射に伴う燃圧降下量を噴射量ばらつきの情報として算出し、各気筒の燃圧降下量に基づいて各気筒の燃料噴射弁の噴射パルス幅を補正することで、各気筒の燃料噴射弁の噴射量ばらつきを補正するようにしている。
しかし、内燃機関で駆動される高圧ポンプから吐出される燃料を各気筒の燃料噴射弁に供給するシステムでは、内燃機関の運転領域によっては、燃料噴射弁の噴射期間と高圧ポンプの吐出期間とが重複することがある。燃料噴射弁の噴射期間と高圧ポンプの吐出期間とが重複する運転領域では、燃圧センサの出力に基づいて燃料噴射弁の燃料噴射に伴う燃圧降下量を算出する際に、高圧ポンプの燃料吐出による燃圧上昇の影響を受けて、燃料噴射弁の燃料噴射に伴う燃圧降下量を精度良く算出することが困難になる。
そこで、上記特許文献1では、高圧ポンプの無吐出期間中に燃圧センサにより検出される燃圧に基づいて燃料噴射弁の燃料噴射に伴う燃圧降下量を算出するようにしている。つまり、燃料噴射弁の噴射期間と高圧ポンプの吐出期間とが重複しない運転領域のときに、燃圧センサの出力に基づいて燃料噴射弁の燃料噴射に伴う燃圧降下量を算出するようにしている。
特開2010−43614号公報
各気筒の燃料噴射弁の噴射量ばらつきは、燃料噴射弁の噴射量に対して一律ではなく、内燃機関の運転領域に応じて燃料噴射弁の噴射量が変化すると、各気筒の燃料噴射弁の噴射量ばらつきも変化する。このため、特定の運転領域だけでなく幅広い運転領域で、各気筒の燃料噴射弁の噴射量ばらつきを補正することが好ましい。
しかし、上記特許文献1の技術では、燃料噴射弁の噴射期間と高圧ポンプの吐出期間とが重複しない運転領域のときに、燃料噴射弁の燃料噴射に伴う燃圧降下量を算出するだけであるため、燃料噴射弁の噴射期間と高圧ポンプの吐出期間とが重複する運転領域(噴射吐出重複領域)では、燃料噴射弁の燃料噴射に伴う燃圧降下量(噴射量ばらつきの情報)を算出することができない。このため、噴射吐出重複領域では、各気筒の燃料噴射弁の噴射量ばらつきを精度良く補正することができず、気筒間の噴射量ばらつきを精度良く補正できる領域が限定されてしまうという欠点がある。
そこで、本発明が解決しようとする課題は、気筒間の噴射量ばらつきを精度良く補正できる領域を拡大することができる内燃機関の制御装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、請求項1に係る発明は、内燃機関で駆動される高圧ポンプ(14)から吐出される燃料を高圧燃料通路(29,30)を通して各気筒の燃料噴射弁(31)に供給するシステムに適用され、高圧燃料通路(29,30)内の燃料圧力(以下「燃圧」という)を検出する燃圧センサ(32)と、この燃圧センサ(32)の出力に基づいて各気筒毎に燃料噴射弁(31)の燃料噴射による燃圧降下量を算出し、該燃料噴射による燃圧降下量に基づいて各気筒の燃料噴射弁(31)の噴射量ばらつきを補正する噴射量ばらつき補正手段(38)とを備えた内燃機関の制御装置において、噴射量ばらつき補正手段(38)は、燃料噴射弁(31)の噴射期間と高圧ポンプ(14)の吐出期間とが重複する運転領域(以下「噴射吐出重複領域」という)のときに、燃圧センサ(32)の出力に基づいて各気筒の燃料噴射弁(31)の噴射量ばらつきを補正するようにしたものである。
このようにすれば、噴射吐出重複領域でも、燃圧センサ(32)の出力に基づいて各気筒の燃料噴射弁の噴射量ばらつきを精度良く補正することができ、気筒間の噴射量ばらつきを精度良く補正できる領域を拡大することができる。
この場合、請求項2のように、噴射量ばらつき補正手段(38)は、噴射吐出重複領域のときに、燃圧センサ(32)の出力に基づいて各気筒毎に噴射期間の開始時期と吐出期間の開始時期のうちの早い方から噴射期間の終了時期と吐出期間の終了時期のうちの遅い方までの期間(以下「噴射吐出期間」という)の前後の燃圧の差を噴射吐出による燃圧変化量として算出し、該噴射吐出による燃圧変化量に基づいて各気筒の燃料噴射弁(31)の噴射量ばらつきを補正するようにすると良い。
本出願人の研究によると、噴射吐出重複領域(燃料噴射弁の噴射期間と高圧ポンプの吐出期間とが重複する運転領域)では、燃料噴射弁の噴射期間と高圧ポンプの吐出期間とのOL量(オーバーラップ量)によらず、燃料噴射弁の噴射量ばらつきと噴射吐出による燃圧変化量(噴射吐出期間の前後の燃圧の差)との間に相関関係があることが判明した(図4参照)。つまり、燃料噴射弁の噴射量ばらつきに応じて噴射吐出による燃圧変化量が変化するため、噴射吐出による燃圧変化量は燃料噴射弁の噴射量ばらつきを反映した情報となる。
この点に着目して、本発明は、噴射吐出重複領域のときに、燃圧センサの出力に基づいて各気筒毎に噴射吐出による燃圧変化量(噴射吐出期間の前後の燃圧の差)を噴射量ばらつきの情報として算出し、各気筒の噴射吐出による燃圧変化量に基づいて各気筒の燃料噴射弁の噴射量ばらつきを補正するようにしている。これにより、噴射吐出重複領域でも、各気筒の燃料噴射弁の噴射量ばらつきを精度良く補正することができる。
その結果、噴射吐出重複領域以外の運転領域(燃料噴射弁の噴射期間と高圧ポンプの吐出期間とが重複しない運転領域)では、各気筒の燃料噴射による燃圧降下量に基づいて各気筒の燃料噴射弁の噴射量ばらつきを精度良く補正することができると共に、噴射吐出重複領域では、各気筒の噴射吐出による燃圧変化量に基づいて各気筒の燃料噴射弁の噴射量ばらつきを精度良く補正することができ、気筒間の噴射量ばらつきを精度良く補正できる領域を拡大することができる。
図1は本発明の一実施例における筒内噴射式エンジンの燃料供給システムの概略構成を示す図である。 図2は燃料噴射による燃圧降下量を説明する図である。 図3は噴射吐出による燃圧変化量を説明する図である。 図4は噴射量ばらつきと噴射吐出による燃圧変化量との関係を示す図である。 図5は噴射量ばらつき補正ルーチンの処理の流れを示すフローチャートである。
以下、本発明を実施するための形態を具体化した一実施例を説明する。
まず、図1に基づいて筒内噴射式のエンジン(内燃機関)の燃料供給システムの概略構成を説明する。
燃料を貯溜する燃料タンク11内には、燃料を汲み上げる低圧ポンプ12が設置されている。この低圧ポンプ12は、バッテリ(図示せず)を電源とする電動モータ(図示せず)によって駆動される。この低圧ポンプ12から吐出される燃料は、燃料配管13を通して高圧ポンプ14に供給される。燃料配管13には、プレッシャレギュレータ15が接続され、このプレッシャレギュレータ15によって低圧ポンプ12の吐出圧力(高圧ポンプ14への燃料供給圧力)が所定圧力に調圧され、その圧力を越える燃料の余剰分が燃料戻し管16により燃料タンク11内に戻されるようになっている。
高圧ポンプ14は、円筒状のポンプ室18内でピストン19(プランジャ)を往復運動させて燃料を吸入/吐出するピストンポンプであり、ピストン19は、エンジン(例えば4気筒エンジン)のカム軸20に嵌着されたカム21(例えば4つのカム山を有する4山カム)の回転運動によって駆動される。
この高圧ポンプ14の吸入口22側には、燃圧制御弁23が設けられている。この燃圧制御弁23は、常開型の電磁弁であり、吸入口22を開閉する弁体24と、この弁体24を開弁方向に付勢するスプリング25と、弁体24を閉弁方向に電磁駆動するソレノイド26とから構成されている。
高圧ポンプ14の吸入行程(ピストン19の下降時)において燃圧制御弁23の弁体24が開弁してポンプ室18内に燃料が吸入され、高圧ポンプ14の吐出行程(ピストン19の上昇時)において燃圧制御弁23の弁体24が閉弁してポンプ室18内の燃料が吐出されるように燃圧制御弁23のソレノイド26の通電を制御する。その際、燃圧制御弁23(ソレノイド26)の通電開始時期を制御して燃圧制御弁23の閉弁期間(閉弁開始時期からピストン19の上死点までの閉弁状態のクランク角区間)を制御することで、高圧ポンプ14の吐出量を制御して燃圧(燃料圧力)を制御する。尚、燃圧制御弁23の通電開始時期は、所定の基準クランク角位置(例えばピストン19の上死点に相当するクランク角位置)からのクランク角で設定される。
例えば、燃圧を上昇させるときには、燃圧制御弁23の通電開始時期を進角させて燃圧制御弁23の閉弁開始時期を進角させることで、燃圧制御弁23の閉弁期間を長くして高圧ポンプ14の吐出量を増加させる。逆に、燃圧を低下させるときには、燃圧制御弁23の通電開始時期を遅角させて燃圧制御弁23の閉弁開始時期を遅角させることで、燃圧制御弁23の閉弁期間を短くして高圧ポンプ14の吐出量を減少させる。
一方、高圧ポンプ14の吐出口27側には、吐出した燃料の逆流を防止する逆止弁28が設けられている。高圧ポンプ14から吐出される燃料は、高圧燃料配管29を通してデリバリパイプ30に送られ、このデリバリパイプ30からエンジンの各気筒に取り付けられた燃料噴射弁31に高圧の燃料が分配される。デリバリパイプ30(又は高圧燃料配管29)には、高圧燃料配管29やデリバリパイプ30等の高圧燃料通路内の燃圧(燃料圧力)を検出する燃圧センサ32が設けられている。また、デリバリパイプ30には、リリーフ弁33が設けられ、このリリーフ弁33の排出ポートがリリーフ配管34を介して燃料タンク11(又は低圧側の燃料配管13)に接続されている。
本実施例では、4気筒エンジンの各気筒に燃料噴射弁31が設けられ、高圧ポンプ14を駆動するカム21として、4つのカム山を有する4山カムが用いられている。これにより、エンジンのカム軸20が1回転(つまりクランク軸が2回転)する毎に燃料噴射弁31の燃料噴射が4回行われると共に高圧ポンプ14の燃料吐出が4回行われる。
また、エンジンには、吸入空気量を検出するエアフローメータ36や、クランク軸(図示せず)の回転に同期して所定クランク角毎にパルス信号を出力するクランク角センサ37が設けられている。このクランク角センサ37の出力信号に基づいてクランク角やエンジン回転速度が検出される。
上述した各種センサの出力は、電子制御ユニット(以下「ECU」と表記する)38に入力される。このECU38は、マイクロコンピュータを主体として構成され、内蔵されたROM(記憶媒体)に記憶された各種のエンジン制御用のプログラムを実行することで、エンジン運転状態に応じて、燃料噴射量、点火時期、スロットル開度(吸入空気量)等を制御する。
その際、ECU38は、エンジン運転状態(例えばエンジン回転速度やエンジン負荷等)に応じて目標燃圧をマップ等により算出し、燃圧センサ32で検出した高圧燃料通路内の実燃圧を目標燃圧に一致させるように高圧ポンプ14の吐出量(燃圧制御弁23の通電時期)をフィードバック制御する燃圧フィードバック制御を実行する。
また、ECU38は、エンジン運転状態(例えばエンジン回転速度やエンジン負荷等)に応じて要求噴射量を算出して、この要求噴射量と燃圧センサ32で検出した実燃圧(又は目標燃圧)とに応じて燃料噴射弁31の噴射時間(噴射パルス幅)を算出し、この噴射時間で燃料噴射弁31を開弁駆動して要求噴射量分の燃料を噴射する。
更に、ECU38は、所定の空燃比フィードバック制御実行条件が成立したときに、エンジンの排出ガスの空燃比又はリッチ/リーン等を検出する排出ガスセンサ(例えば空燃比センサや酸素センサ等)の出力に基づいて排出ガスの空燃比を目標空燃比に一致させるように空燃比フィードバック補正量を算出し、この空燃比フィードバック補正量を用いて要求噴射量を補正する空燃比フィードバック制御を実行する。
ところで、各気筒の燃料噴射弁31の噴射時間(噴射パルス幅)が同一であっても、各気筒の燃料噴射弁31の個体差(製造ばらつき)や経時変化等によって各気筒の燃料噴射弁31の噴射量にばらつきが生じることがある。
そこで、ECU38は、燃圧センサ32の出力に基づいて各気筒毎に燃料噴射弁31の燃料噴射による燃圧降下量を噴射量ばらつきの情報として算出し、各気筒の燃料噴射による燃圧降下量に基づいて各気筒の燃料噴射弁31の噴射量ばらつきを補正するようにしている。
しかし、エンジンで駆動される高圧ポンプ14から吐出される燃料を各気筒の燃料噴射弁31に供給するシステムでは、エンジンの運転領域によっては、燃料噴射弁31の噴射期間と高圧ポンプ14の吐出期間とが重複することがある。燃料噴射弁31の噴射期間と高圧ポンプ14の吐出期間とが重複する運転領域(以下「噴射吐出重複領域」という)では、燃圧センサ32の出力に基づいて燃料噴射弁31の燃料噴射による燃圧降下量を算出する際に、高圧ポンプ14の燃料吐出による燃圧上昇の影響を受けて、燃料噴射弁31の燃料噴射による燃圧降下量を精度良く算出することが困難になる。
そこで、本実施例では、ECU38により後述する図5の噴射量ばらつき補正ルーチンを実行することで、噴射吐出重複領域以外の運転領域のときには、燃圧センサ32の出力に基づいて各気筒毎に燃料噴射弁31の燃料噴射による燃圧降下量(図2参照)を算出し、各気筒の燃料噴射による燃圧降下量に基づいて各気筒の燃料噴射弁31の噴射量ばらつきを補正する。一方、噴射吐出重複領域のときには、燃圧センサ32の出力に基づいて各気筒毎に噴射期間の開始時期と吐出期間の開始時期のうちの早い方から噴射期間の終了時期と吐出期間の終了時期のうちの遅い方までの期間(以下「噴射吐出期間」という)の前後の燃圧の差を噴射吐出による燃圧変化量(図3参照)として算出し、各気筒の噴射吐出による燃圧変化量に基づいて各気筒の燃料噴射弁31の噴射量ばらつきを補正するようにしている。
図4に示すように、本出願人の研究によると、噴射吐出重複領域(燃料噴射弁31の噴射期間と高圧ポンプ14の吐出期間とが重複する運転領域)では、燃料噴射弁31の噴射期間と高圧ポンプ14の吐出期間とのOL量(オーバーラップ量)によらず、燃料噴射弁31の噴射量ばらつきと噴射吐出による燃圧変化量(噴射吐出期間の前後の燃圧の差)との間に相関関係があることが判明した。つまり、燃料噴射弁31の噴射量ばらつきに応じて噴射吐出による燃圧変化量が変化するため、噴射吐出による燃圧変化量は燃料噴射弁31の噴射量ばらつきを反映した情報となる。
従って、噴射吐出重複領域のときに、燃圧センサ32の出力に基づいて各気筒毎に噴射吐出による燃圧変化量を噴射量ばらつきの情報として算出し、各気筒の噴射吐出による燃圧変化量に基づいて各気筒の燃料噴射弁31の噴射量ばらつきを補正するようにすれば、噴射吐出重複領域でも、各気筒の燃料噴射弁31の噴射量ばらつきを精度良く補正することができる。
また、本実施例では、高圧ポンプ14の各燃料吐出の吐出量ばらつきの影響を補償するために、噴射吐出重複領域以外の運転領域のときに、燃圧センサ32の出力に基づいて高圧ポンプ14の各燃料吐出毎に燃料吐出による燃圧上昇量を算出し、この燃料吐出による燃圧上昇量に基づいて高圧ポンプ14の各燃料吐出の吐出量ばらつきを学習する。そして、噴射吐出重複領域のときに、各燃料吐出の吐出量ばらつき(学習値)を用いて各気筒の噴射吐出による燃圧変化量を補正し、補正後の各気筒の噴射吐出による燃圧変化量に基づいて各気筒の燃料噴射弁31の噴射量ばらつきを補正するようにしている。
以下、本実施例でECU38が実行する図5の噴射量ばらつき補正ルーチンの処理内容を説明する。
図5に示す噴射量ばらつき補正ルーチンは、ECU38の電源オン期間中(イグニッションスイッチのオン期間中)に所定周期で繰り返し実行され、特許請求の範囲でいう噴射量ばらつき補正手段としての役割を果たす。
本ルーチンが起動されると、まず、ステップ101で、燃料噴射弁31の制御量と高圧ポンプ14の制御量とに基づいて噴射吐出重複領域(燃料噴射弁31の噴射期間と高圧ポンプ14の吐出期間とが重複する運転領域)であるか否かを判定する。例えば、燃料噴射弁31の噴射時期と噴射時間から噴射の開始タイミングと終了タイミングを求め、以下の方法で求めた高圧ポンプ14の吐出タイミングと重複していないか判定する。まず、高圧ポンプ14のピストン19を駆動するカム21の位相から高圧ポンプ14のピストン19の上死点タイミングを求める。次に、燃圧センサ32の出力と目標燃圧等に基づいて燃圧制御弁23の通電開始時期を求める。高圧ポンプ14の吐出タイミングは、燃圧制御弁23の通電開始時期とピストン19の上死点タイミングに基づいて求められる。
このステップ101で、噴射吐出重複領域はないと判定された場合、つまり、噴射吐出重複領域以外の運転領域(燃料噴射弁31の噴射期間と高圧ポンプ14の吐出期間とが重複しない運転領域)であると判定された場合には、ステップ102に進み、燃圧センサ32の出力に基づいて各気筒毎に燃料噴射弁31の燃料噴射による燃圧降下量を算出する。この場合、例えば、各気筒毎に、それぞれ燃料噴射開始直前の所定期間に検出した燃圧(例えば複数回の検出値の平均値)と、燃料噴射終了直後の所定期間に検出した燃圧(例えば複数回の検出値の平均値)との差を、燃料噴射による燃圧降下量として算出する。
この後、ステップ103に進み、全気筒の燃料噴射による燃圧降下量の平均値を算出し、各気筒毎に、それぞれ燃料噴射による燃圧降下量と平均値との偏差を噴射量ばらつきとして算出することで、各気筒の燃料噴射弁31の噴射量ばらつきを算出する。
この後、ステップ104に進み、燃圧センサ32の出力に基づいて高圧ポンプ14の各燃料吐出毎に燃料吐出による燃圧上昇量を算出する。この場合、例えば、高圧ポンプ14の各燃料吐出毎に、それぞれ燃料吐出終了直後の所定期間に検出した燃圧(例えば複数回の検出値の平均値)と、燃料吐出開始直前の所定期間に検出した燃圧(例えば複数回の検出値の平均値)との差を、燃料吐出による燃圧上昇量として算出する。
この後、ステップ105に進み、高圧ポンプ14の各燃料吐出毎に、それぞれ燃料吐出による燃圧上昇量と基準値との偏差を吐出量ばらつきとして算出することで、高圧ポンプ14の各燃料吐出の吐出量ばらつきを算出する。そして、高圧ポンプ14の各燃料吐出の吐出量ばらつきをECU38等のメモリに記憶することで、高圧ポンプ14の各燃料吐出の吐出量ばらつきを学習する。これらのステップ104,105の処理が特許請求の範囲でいう吐出量ばらつき学習手段としての役割を果たす。
この後、ステップ109に進み、各気筒毎に、それぞれ燃料噴射弁31の噴射量ばらつきが小さくなるように噴射量ばらつき補正量を算出する。ECU38は、各気筒毎に、それぞれ噴射量ばらつき補正量を用いて要求噴射量を補正することで、各気筒の燃料噴射弁31の噴射量を気筒毎に補正して、各気筒の燃料噴射弁31の噴射量ばらつきを小さくする(気筒間の噴射量ばらつきを小さくする)。
一方、上記ステップ101で、噴射吐出重複領域である判定された場合には、ステップ106に進み、燃圧センサ32の出力に基づいて各気筒毎に噴射吐出による燃圧変化量(噴射吐出期間の開始前の燃圧と噴射吐出期間の終了後の燃圧との差)を算出する。
図3(a)に示すように、噴射期間の後側部と吐出期間の前側部とが重複する場合、つまり、噴射期間の開始時期から吐出期間の終了時期までが噴射吐出期間となる場合には、噴射吐出による燃圧変化量を次のようにして算出する。各気筒毎に、それぞれ燃料噴射弁31の燃料噴射開始直前の所定期間に検出した燃圧(例えば複数回の検出値の平均値)と、高圧ポンプ14の燃料吐出終了直後の所定期間に検出した燃圧(例えば複数回の検出値の平均値)との差を、噴射吐出による燃圧変化量として算出する。
図3(b)に示すように、吐出期間の後側部と噴射期間の前側部とが重複する場合、つまり、吐出期間の開始時期から噴射期間の終了時期までが噴射吐出期間となる場合には、噴射吐出による燃圧変化量を次のようにして算出する。各気筒毎に、それぞれ高圧ポンプ14の燃料吐出開始直前の所定期間に検出した燃圧(例えば複数回の検出値の平均値)と、燃料噴射弁31の燃料噴射終了直後の所定期間に検出した燃圧(例えば複数回の検出値の平均値)との差を、噴射吐出による燃圧変化量として算出する。
図3(c)に示すように、噴射期間が吐出期間を包括するように重複する場合(吐出期間全体が噴射期間内に含まれるように重複する場合)、つまり、噴射期間の開始時期から噴射期間の終了時期までが噴射吐出期間となる場合には、噴射吐出による燃圧変化量を次のようにして算出する。各気筒毎に、それぞれ燃料噴射弁31の燃料噴射開始直前の所定期間に検出した燃圧(例えば複数回の検出値の平均値)と、燃料噴射弁31の燃料噴射終了直後の所定期間に検出した燃圧(例えば複数回の検出値の平均値)との差を、噴射吐出による燃圧変化量として算出する。
図3(d)に示すように、吐出期間が噴射期間を包括するように重複する場合(噴射期間全体が吐出期間内に含まれるように重複する場合)、つまり、吐出期間の開始時期から吐出期間の終了時期までが噴射吐出期間となる場合には、噴射吐出による燃圧変化量を次のようにして算出する。各気筒毎に、それぞれ高圧ポンプ14の燃料吐出開始直前の所定期間に検出した燃圧(例えば複数回の検出値の平均値)と、高圧ポンプ14の燃料吐出終了直後の所定期間に検出した燃圧(例えば複数回の検出値の平均値)との差を、噴射吐出による燃圧変化量として算出する。
この後、ステップ107に進み、高圧ポンプ14の各燃料吐出の吐出量ばらつき(学習値)を用いて各気筒の噴射吐出による燃圧変化量を補正する。この場合、例えば、各気筒毎に、それぞれ噴射吐出による燃圧変化量に該当気筒の燃料噴射に対応する燃料吐出の吐出量ばらつきを加算することで、各気筒の噴射吐出による燃圧変化量を補正する。
この後、ステップ108に進み、補正後の各気筒の噴射吐出による燃圧変化量を用いて、全気筒の噴射吐出による燃圧変化量の平均値を算出し、各気筒毎に、それぞれ噴射吐出による燃圧変化量と平均値との偏差を噴射量ばらつきとして算出することで、各気筒の燃料噴射弁31の噴射量ばらつきを算出する。
この後、ステップ109に進み、各気筒毎に、それぞれ燃料噴射弁31の噴射量ばらつきが小さくなるように噴射量ばらつき補正量を算出する。ECU38は、各気筒毎に、それぞれ噴射量ばらつき補正量を用いて要求噴射量を補正することで、各気筒の燃料噴射弁31の噴射量を気筒毎に補正して、各気筒の燃料噴射弁31の噴射量ばらつきを小さくする(気筒間の噴射量ばらつきを小さくする)。
以上説明した本実施例では、噴射吐出重複領域以外の運転領域のときには、燃圧センサ32の出力に基づいて各気筒毎に燃料噴射弁31の燃料噴射による燃圧降下量を噴射量ばらつきの情報として算出し、各気筒の燃料噴射による燃圧降下量に基づいて各気筒の燃料噴射弁31の噴射量ばらつきを補正する。一方、噴射吐出重複領域のときには、燃圧センサ32の出力に基づいて各気筒毎に噴射吐出による燃圧変化量(噴射吐出期間の前後の燃圧の差)を噴射量ばらつきの情報として算出し、各気筒の噴射吐出による燃圧変化量に基づいて各気筒の燃料噴射弁31の噴射量ばらつきを補正する。
これにより、噴射吐出重複領域以外の運転領域では、各気筒の燃料噴射による燃圧降下量に基づいて各気筒の燃料噴射弁31の噴射量ばらつきを精度良く補正することができると共に、噴射吐出重複領域では、各気筒の噴射吐出による燃圧変化量に基づいて各気筒の燃料噴射弁31の噴射量ばらつきを精度良く補正することができ、気筒間の噴射量ばらつきを精度良く補正できる領域を拡大することができる。
また、本実施例では、高圧ポンプ14の各燃料吐出の吐出量ばらつきを学習し、噴射吐出重複領域のときに、各燃料吐出の吐出量ばらつき(学習値)を用いて各気筒の噴射吐出による燃圧変化量を補正し、補正後の各気筒の噴射吐出による燃圧変化量に基づいて各気筒の燃料噴射弁31の噴射量ばらつきを補正するようにしている。これにより、吐出量ばらつきの影響による燃圧変化量の変動を補償することができ、各気筒の燃料噴射弁31の噴射量ばらつきの補正精度を向上させることができる。
しかも、本実施例では、噴射吐出重複領域以外の運転領域のときに、燃圧センサ32の出力に基づいて高圧ポンプ14の各燃料吐出毎に燃料吐出による燃圧上昇量を算出し、この燃料吐出による燃圧上昇量に基づいて高圧ポンプ14の各燃料吐出の吐出量ばらつきを学習するようにしている。これにより、燃料噴射弁31の燃料噴射による燃圧降下の影響を受けずに、高圧ポンプ14の燃料吐出による燃圧上昇量を精度良く算出することができ、この燃料吐出による燃圧上昇量に基づいて高圧ポンプ14の吐出量ばらつきを精度良く学習することができる。
尚、上記実施例では、噴射吐出による燃圧変化量を算出する際に、所定期間に検出した燃圧(例えば複数回の検出値の平均値)を用いるようにしたが、これに限定されず、燃圧センサ32の出力を特定の周波数帯を除去するフィルタを用いて処理した値を用いるようにしても良い。具体的には、噴射吐出期間の開始前における燃圧センサ32の出力をフィルタ処理した値と噴射吐出期間の終了後における燃圧センサ32の出力をフィルタ処理した値との差を噴射吐出による燃圧変化量をとして算出するようにしても良い。
また、上記実施例では、噴射吐出重複領域のときに、高圧ポンプ14の各燃料吐出の吐出量ばらつき(学習値)を用いて各気筒の噴射吐出による燃圧変化量を補正し、補正後の各気筒の噴射吐出による燃圧変化量に基づいて各気筒の燃料噴射弁31の噴射量ばらつきを算出するようにしたが、これに限定されず、例えば、各気筒の噴射吐出による燃圧変化量に基づいて各気筒の燃料噴射弁31の噴射量ばらつきを算出した後、高圧ポンプ14の各燃料吐出の吐出量ばらつき(学習値)を用いて各気筒の燃料噴射弁31の噴射量ばらつきを補正するようにしても良い。
また、上記実施例では、噴射吐出重複領域のときに、噴射吐出による燃圧変化量と吐出量ばらつきとに基づいて各気筒の燃料噴射弁31の噴射量ばらつきを補正するようにしたが、これに限定されず、例えば、高圧ポンプ14の各燃料吐出の吐出量ばらつきが小さい場合には、吐出量ばらつきを用いずに、噴射吐出による燃圧変化量のみに基づいて各気筒の燃料噴射弁31の噴射量ばらつきを補正するようにしても良い。
また、上記実施例では、噴射吐出重複領域のときに、噴射吐出期間の前後の燃圧の差を噴射吐出による燃圧変化量として算出するようにしたが、これに限定されず、例えば、噴射吐出期間(又は噴射吐出期間の開始前から終了後までの期間)において燃圧を積分し、その積分値を噴射吐出による燃圧変化量の情報(噴射吐出による燃圧変化量を評価するパラメータ)として用いるようにしても良い。
また、上記実施例では、噴射吐出重複領域のときに、各気筒の噴射吐出による燃圧変化量と平均値との偏差を噴射量ばらつきとして算出するようにしたが、これに限定されず、例えば、各気筒の噴射吐出による燃圧変化量を噴射量増減率(又は噴射量増減量)に変換した後、各気筒の噴射量増減率(又は噴射量増減量)と平均値との偏差を噴射量ばらつきとして算出するようにしても良い。
また、上記実施例では、噴射吐出重複領域以外の領域のときに、各気筒の燃料噴射による燃圧降下量と平均値との偏差を噴射量ばらつきとして算出するようにしたが、これに限定されず、例えば、各気筒の燃料噴射による燃圧降下量を噴射量増減率(又は噴射量増減量)に変換した後、各気筒の噴射量増減率(又は噴射量増減量)と平均値との偏差を噴射量ばらつきとして算出するようにしても良い。
また、上記実施例では、各燃料吐出毎の燃料吐出による燃圧上昇量と基準値との偏差を吐出量ばらつきとして算出するようにしたが、これに限定されず、例えば、各燃料吐出毎の燃料吐出による燃圧上昇量を吐出量増減率(又は吐出量増減量)に変換した後、各燃料吐出毎の吐出量増減率(又は吐出量増減量)と平均値との偏差を吐出量ばらつきとして算出するようにしても良い。
また、本発明の適用範囲は、4気筒エンジンに限定されず、3気筒以下のエンジンや5気筒以上のエンジンに本発明を適用しても良い。更に、高圧ポンプ14のピストン19を駆動するカム21として、4つのカム山を有する4山カムを用いた構成に限定されず、例えば、3つのカム山を有する3山カムを用いた構成や2つのカム山を有する2山カムを用いた構成としても良い。
つまり、上記実施例では、4気筒エンジンでカム軸が1回転(クランク軸が2回転)する毎に燃料噴射弁の燃料噴射が4回行われると共に高圧ポンプの燃料吐出が4回行われるシステムに本発明を適用したが、これに限定されず、例えば、6気筒エンジンでカム軸が1回転(クランク軸が2回転)する毎に燃料噴射弁の燃料噴射が6回行われると共に高圧ポンプの燃料吐出が3回行われるシステムや8気筒エンジンでカム軸が1回転(クランク軸が2回転)する毎に燃料噴射弁の燃料噴射が8回行われると共に高圧ポンプの燃料吐出が4回行われるシステムに本発明を適用しても良い。
その他、本発明は、高圧ポンプの構成や燃料供給システムの構成を適宜変更しても良い等、要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施できる。
14…高圧ポンプ、29…高圧燃料配管(高圧燃料通路)、30…デリバリパイプ(高圧燃料通路)、31…燃料噴射弁、32…燃圧センサ、38…ECU(噴射量ばらつき補正手段,吐出量ばらつき学習手段)

Claims (8)

  1. 内燃機関で駆動される高圧ポンプ(14)から吐出される燃料を高圧燃料通路(29,30)を通して各気筒の燃料噴射弁(31)に供給するシステムに適用され、前記高圧燃料通路(29,30)内の燃料圧力(以下「燃圧」という)を検出する燃圧センサ(32)と、前記燃圧センサ(32)の出力に基づいて前記各気筒毎に前記燃料噴射弁(31)の燃料噴射による燃圧降下量を算出し、該燃料噴射による燃圧降下量に基づいて前記各気筒の燃料噴射弁(31)の噴射量ばらつきを補正する噴射量ばらつき補正手段(38)とを備えた内燃機関の制御装置において、
    前記噴射量ばらつき補正手段(38)は、前記燃料噴射弁(31)の噴射期間と前記高圧ポンプ(14)の吐出期間とが重複する運転領域(以下「噴射吐出重複領域」という)のときに、前記燃圧センサ(32)の出力に基づいて前記各気筒の燃料噴射弁(31)の噴射量ばらつきを補正することを特徴とする内燃機関の制御装置。
  2. 前記噴射量ばらつき補正手段(38)は、前記噴射吐出重複領域のときに、前記燃圧センサ(32)の出力に基づいて前記各気筒毎に前記噴射期間の開始時期と前記吐出期間の開始時期のうちの早い方から前記噴射期間の終了時期と前記吐出期間の終了時期のうちの遅い方までの期間(以下「噴射吐出期間」という)の前後の燃圧の差を噴射吐出による燃圧変化量として算出し、該噴射吐出による燃圧変化量に基づいて前記各気筒の燃料噴射弁(31)の噴射量ばらつきを補正することを特徴とする請求項1に記載の内燃機関の制御装置。
  3. 前記高圧ポンプ(14)の各燃料吐出の吐出量ばらつきを学習する吐出量ばらつき学習手段(38)を備え、
    前記噴射量ばらつき補正手段(38)は、前記噴射吐出重複領域のときに、前記噴射吐出による燃圧変化量と前記吐出量ばらつきとに基づいて前記各気筒の燃料噴射弁(31)の噴射量ばらつきを補正することを特徴とする請求項2に記載の内燃機関の制御装置。
  4. 前記吐出量ばらつき学習手段(38)は、前記噴射吐出重複領域以外の運転領域のときに、前記燃圧センサ(32)の出力に基づいて前記高圧ポンプ(14)の各燃料吐出毎に燃料吐出による燃圧上昇量を算出し、該燃料吐出による燃圧上昇量に基づいて前記高圧ポンプ(14)の各燃料吐出の吐出量ばらつきを学習することを特徴とする請求項3に記載の内燃機関の制御装置。
  5. 前記噴射量ばらつき補正手段(38)は、前記噴射吐出重複領域のときに、前記噴射吐出期間の開始前の所定期間における前記燃圧センサ(32)の出力の平均値と前記噴射吐出期間の終了後の所定期間における前記燃圧センサ(32)の出力の平均値との差を前記噴射吐出による燃圧変化量として算出することを特徴とする請求項2乃至4のいずれかに記載の内燃機関の制御装置。
  6. 前記噴射量ばらつき補正手段(38)は、前記噴射吐出重複領域のときに、前記噴射吐出期間の開始前及び前記噴射吐出期間の終了後における前記燃圧センサ(32)の出力をフィルタを用いて処理した値に基づいて前記噴射吐出による燃圧変化量を算出することを特徴とする請求項2乃至4のいずれかに記載の内燃機関の制御装置。
  7. 前記噴射量ばらつき補正手段(38)は、前記燃料噴射弁(31)の制御量と前記高圧ポンプ(14)の制御量とに基づいて前記噴射吐出重複領域であるか否かを判定することを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の内燃機関の制御装置。
  8. 前記噴射量ばらつき補正手段(38)は、前記燃料噴射弁(31)の制御量である噴射時期、噴射期間と、前記高圧ポンプ(14)の制御量である目標燃圧、該高圧ポンプ(14)のピストン(19)を駆動するカム(21)の位相とに基づいて前記噴射吐出重複領域であるか否かを判定することを特徴とする請求項7に記載の内燃機関の制御装置。
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