JP2015080628A - テーブル什器及びテーブル装置 - Google Patents

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菜穂 小野
隆之 崎本
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隆之 崎本
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Abstract

【課題】テーブル什器の天板下方に電子機器を設置した際にも、これに干渉することなく移動什器を良好に組合せることが出来る、テーブル什器及びテーブル装置を提供する。【解決手段】天板支持体4と、天板支持体4上に支持された天板5と、天板5の前後方向中央部に配置され、かつ、天板5の左右方向に沿って形成された配線挿通用開口部6と、天板5の下方に配線挿通用開口部6に連通して天板の左右方向に沿って形成された配線ダクト7と、を有し、天板5の下方の空間部に移動什器3が収容されるように構成されたテーブル什器2である。電子機器28を保持可能な電子機器保持体27が、電子機器保持体27に保持される電子機器28と共に配線ダクト7の下方に位置するように、電子機器保持体27を取付部を介して配線ダクト7に吊支し、天板5の下方の空間部における配線ダクト7の前後の空間部を、移動什器3の収容空間40とした。【選択図】図1

Description

本発明は、オフィスや病院、公共施設等における執務空間において、ワゴンやカート等の移動什器と組合せて使用されるテーブル什器、及び移動什器を備えたテーブル装置に関する。
オフィスや病院、公共施設等における執務空間においては、作業に必要な物品や電子機器を載置出来るワゴンやカート等の移動什器が多く使用されている。
移動什器としては、物品載置面を形成することにより、この物品載置面上に電子機器等を載置して使用出来るようにしたものが多く見られる(例えば、特許文献1、特許文献2参照)。このため、載置して使用する電子機器に対して、電源を供給する必要が生じている。
このような背景のもとに近年では、テーブル什器として、天板にその上面に開口する配線取出し口を形成し、配線取出し口の下方に配線収容空間を形成し、この配線収容空間に執務空間内に設置された電源から引かれた配線を収容するようにしたものが提案されている。このようなテーブル什器にあっては、その天板下方の空間に電子機器が載置された移動什器の少なくとも一部を配置して互いに組合せることにより、移動什器に載置された電子機器にテーブル什器から電源を供給出来るようにしている。このような構造のテーブル什器によれば、このテーブル什器に移動什器を組合せた際においても、組み合わせた什器全体の占有スペースを小さく収めることが出来ると共に、移動什器に載置された電子機器に電源を容易に供給することが出来る。
また、テーブル什器としては、使用者間での情報共有のための打合せや、情報提供をするための電子機器が設置出来ることが求められている。そのため、テーブル什器では、天板上に広い作業空間を確保するべく、例えば電子機器本体を天板の下方に配置出来るように構成されているのが望ましい。
特開2009−279414号公報 特開2013−17709号公報
ところが、前述したようにテーブル什器を移動什器と組合せて使用する場合、天板の下方位置に電子機器本体を設置すると、これが移動什器と干渉してしまい、使い勝手が悪くなるおそれがある。
本発明は前記事情に鑑みてなされたもので、テーブル什器の天板下方に電子機器を設置した際にも、これに干渉することなく移動什器を良好に組合せることが出来る、テーブル什器及びテーブル装置を提供することを目的とする。
本発明のテーブル什器は、床面上に立設される天板支持体と、前記天板支持体上に支持された天板と、前記天板の前後方向における中央部に配置され、かつ、前記天板の左右方向に沿って形成された長孔形状の配線挿通用開口部と、前記天板の前記配線挿通用開口部の下方に該配線挿通用開口部に連通して前記天板の左右方向に沿って形成された配線ダクトと、を有してなり、前記天板の下方の空間部に移動什器の少なくとも一部が収容されるように構成されたテーブル什器であって、電子機器を保持可能な電子機器保持体が、該電子機器保持体に保持される電子機器と共に前記配線ダクトの下方に位置するように、該電子機器保持体を取付部を介して前記天板または前記配線ダクトに吊支し、前記天板の下方の空間部における前記配線ダクトの前後の空間部を、前記移動什器の収容空間としたことを特徴とする。
このテーブル什器によれば、取付部を介して天板または配線ダクトに電子機器保持体を吊支し、電子機器保持体とこれに保持される電子機器とを共に配線ダクトの下方に位置するようにしたので、天板の下方の空間部における配線ダクトの前後の空間部を移動什器の収容空間とすることにより、移動什器を電子機器保持体やこれに保持される電子機器に干渉されることなく、前記収容空間に良好に収めることが出来る。
また、前記テーブル什器においては、前記取付部を、前記配線ダクトの下部に設けたことを特徴とする。
この構成によれば、電子機器保持体とこれに保持される電子機器とを、より確実に配線ダクトの下方に位置させることが出来る。
また、前記テーブル什器においては、前記電子機器保持体を前記取付部に、前記天板の左右方向に沿って移動可能に吊支したことを特徴とする。
この構成によれば、電子機器保持体を天板の左右方向に沿って移動可能に吊支しているので、移動什器の位置や電源の位置に応じて、電子機器の配置を容易に変更することが出来る。
また、前記テーブル什器において、前記電子機器保持体は、前記電子機器をその向きが垂直軸回りに回動可能に保持することを特徴とする。
この構成によれば、電子機器保持体が、電子機器をその向きが垂直軸回りに回動可能に保持するので、電子機器の薄厚となる方向を天板の前後方向に向けることにより、電子機器の前後方向における寸法を小寸に収めることが出来、したがって移動什器の収容空間を広く確保することが出来る。
また、前記テーブル什器においては、前記天板支持体が床面上に左右に離間して配設されていると共に、該天板支持体間に前記配線ダクトが配設され、前記電子機器保持体は、該電子機器保持体に保持される電子機器と共に、少なくとも前記天板支持体のいずれか一つに隣接する位置に配置可能に構成されていることを特徴とする。
この構成によれば、電子機器保持体を、該電子機器保持体に保持される電子機器と共に、少なくとも天板支持体のいずれか一つに隣接する位置に配置可能に構成したので、このように電子機器保持体を天板支持体に隣接配置することにより、電子機器保持体やこれに保持される電子機器が収容空間に収められる移動什器により干渉しないようにすることが出来る。
本発明のテーブル装置は、前記のテーブル什器と、前記収容空間に少なくとも一部が収容されるように構成された移動什器と、を備えることを特徴とする。
このテーブル装置によれば、前記テーブル什器を備えているので、前述したように移動什器を電子機器保持体やこれに保持される電子機器に干渉されることなく、前記収容空間に良好に収めることが出来る。
本発明によれば、テーブル什器の天板下方に電子機器を設置した際にも、これに干渉することなく移動什器を良好に組合せることが出来る。
本発明に係るテーブル装置の一実施形態の概略構成を示す斜視図である。 テーブル什器の正面図である。 テーブル什器の側断面図である。 テーブル什器の平面図である。 配線ダクトおよびレール部材の分解図である。 移動什器の概略構成を示す斜視図である。 移動什器の使用形態を示す側面図である。
以下、本発明に係るテーブル什器及びテーブル装置の実施形態を図面に基づいて詳しく説明する。
なお、以下の説明においては、テーブル什器2における略矩形状の天板5の長辺の長さ方向を左右方向、天板5の短辺の長さ方向を前後方向と記す。
図1は、本発明に係るテーブル装置の一実施形態の概略構成を示す斜視図であり、図1中符号1はテーブル装置である。このデスク装置1は、テーブル什器2と、このテーブル什器2に組み合わされて用いられる移動什器3とを備えて構成されている。
テーブル什器2は、本発明に係るテーブル什器の一実施形態となるもので、床面上に左右に離間して立設され、配設された一対の天板支持体4、4と、これら天板支持体4、4上に支持された天板5と、天板5に形成された二つの配線挿通用開口部6と、天板5の下方でかつ配線挿通用開口部6の下方に配設された配線ダクト7と、を有して構成されている。
天板支持体4は、脚体として機能するもので、テーブル什器2の正面図である図2、およびテーブル什器2の側断面図である図3に示すように、床面上にて前後方向に沿って延びる脚底部8と、この脚底部8上に立てて配置された柱状の脚本体9と、この脚本体9上にて前後方向に沿って延び、天板5を支持する横梁部10と、によって形成されている。
天板5は、テーブル什器2の平面図である図4に示すように、矩形の一方の短辺を外側に凸となるように湾曲させた略矩形状のもので、その前後方向における中央部に、長孔形状(平面視略矩形状)の配線挿通用開口部6を二つ、それぞれ天板5の左右方向に沿って形成している。これら配線挿通用開口部6は、移動什器3に載せられた電子機器や天板5上に配置される電子機器の電源となる配線コード類を、天板5上に臨ませるためのものである。
これら配線挿通用開口部6には、図1、図3に示すように合成樹脂等よりなる平板状のカバー部材12、12が開閉可能に取り付けられ、覆われている。
カバー部材12は、図3に示すように配線挿通用開口部6下方の左右に配置された一対の支持ブラケット13の上端に支持された前後一対の支軸14、14に、対向端部の係合溝15が上下方向に回動可能、かつ着脱可能に係合して取り付けられている。左右の支持ブラケット13は、配線ダクト7内の対応する位置(配線挿通用開口部6下方の左右位置)にそれぞれ設けられた支持部16に、ネジ17、17によって固定されている。
ここで、カバー部材12は、少なくともその外周側、すなわち配線挿通用開口部6の長辺に対向する側縁部が、可撓性を有する軟質の合成樹脂によって形成されている。これにより、カバー部材12は図3中に二点鎖線で示すように全体を開かなくても、側縁部を撓ませることで配線挿通用開口部6の一部を開口させることが出来るようになっている。したがって、この開口に配線や後述するクランプ部材などを通すことにより、カバー部材12を取り付けた状態で配線やクランプ部材などを配線ダクト7内に引き込むことが可能になっている。
配線ダクト7は、前記配線挿通用開口部6と上下方向に連通する開口が形成されるように、互いに前後に離間して配置された一対の側板部材18、18を有して構成されている。各側板部材18には、その上端部に前後方向外側に折曲してなる上部折曲部19が形成されており、この上部折曲部19はその一部が天板5の下面に当接している。
上部折曲部19は、天板5の前後方向外側に折曲した後、下方に折曲し、さらに前後方向内側に折曲し、その後上方に折曲しており、これによって上部折曲部19の端縁が外側に露出しないようになっている。
また、側板部材18には、その左右両端部にそれぞれ内側に折曲する内向折曲片(図示せず)が形成されており、これら内向折曲片は左右の天板支持体4、4の上部内面にネジ止めによって固定されている。これにより、各側板部材18は図2に示すように左右の天板支持体4、4間に架設され、したがって配線ダクト7は天板5の左右方向に沿って天板支持体4、4間に形成されている。
また、側板部材18には、図3に示すようにその上端部、すなわち上部折曲部19より下側に切欠20が形成されている。これによって天板5の下面と側板部材18との間には、天板5の左右方向に沿って隙間が形成されている。この隙間(切欠20)には、例えばディスプレイのアームや照明等を天板5上に固定するためのクランプ部材の一方が挿通されるようになっている。このようにクランプ部材の一方を隙間(切欠20)内に挿通し、クランプ部材の他方とともに天板5を挟持することにより、該クランプ部材を介してディスプレイのアームや照明等を天板5上に固定することが可能になっている。
また、各側板部材18には、配線ダクト7および後述するレール部材22の分解図である図5に示すように、それぞれの下端部に前後方向内側に折曲してなる下部折曲部21が形成されている。これら下部折曲部21は、配線ダクト7の底部を形成するとともに、レール部材22を架設するための支持部となっている。すなわち、下部折曲部21は、天板5の前後方向内側に折曲した後、上方に折曲し、さらに前後方向外側に折曲しており、これによって下部折曲部21の端縁が外側に露出しないようになっている。
そして、特に天板5の前後方向内側に折曲した部位21aに、配線コード類が引き回されるようになっている。例えば、床面等に設けられた電源に接続するテーブルタップなどが天板支持体4側から配線ダクト7内の下部折曲部21の前記部位21a上に引き込まれ、ここに収容されることにより、移動什器3に載せられた電子機器や天板5上に配置される電子機器、照明装置等の配線は、天板5上を引き回されることなく、配線挿通用開口部6を通って配線ダクト7内のテーブルタップなどに、容易に、かつ収まり良く接続出来るようになっている。
側板部材18、18の前記下部折曲部21、21間には、これらの間の一部を閉塞するレール部材22が架設されている。レール部材22は、本発明における取付部となるもので、図2に示すように配線ダクト7を構成する側板部材18、18の左右方向における一方の側、本実施形態では図1中に二点鎖線で示すように、天板5の上にフレーム50を介して配設されたモニター51が位置する側に、配設されている。本実施形態では、図2に示すように側板部材18、18の左右方向の長さの半分より短い範囲に、レール部材22が設けられている。
このレール部材22は、図5に示すように上レール部材23と下レール部材24とによって形成されている。上レール部材23は、一対の側板部材18、18のそれぞれの下部折曲部21間に配置された長細い矩形板状のもので、その前後方向両側に、一対の側板部材18、18のそれぞれの下部折曲部21に係合する上レール折曲部25を形成している。上レール折曲部25は、下部折曲部21間に配置された矩形板状の部位から上方に立ち上がり、さらに前後方向外側に折曲し、その後下方に折曲したもので、側板部材18の下部折曲部21に係合している。これにより、上レール部材23は一対の側板部材18、18のそれぞれの下部折曲部21間に架設され、保持固定されている。
下レール部材24は、上レール部材23にネジ止めによって吊支され、固定されたもので、一対の側板部材18、18のそれぞれの下部折曲部21の下面に当接してこれらの間に配置された長細い矩形板状のものである。この下レール部材24には、その前後方向両側に、それぞれ下レール折曲部26が形成されている。これら下レール折曲部26は、下部折曲部21、21間に配置された矩形板状の部位から下がり、さらに前後方向内側に折曲したもので、この前後方向内側に折曲した部位31bに後述するように電子機器保持体を移動可能に吊支している。
なお、下レール部材24は、上レール部材23の上面に取り付け固定されたナット(雌ねじ部)に、下レール部材24の下面側からビス(ネジ)が挿通され、螺合されることにより、上レール部材23に吊支され、固定されている。
このような構成のもとに本発明における取付部となるレール部材22は、配線ダクト7の下部(底部)に設けられて、ここに保持固定されている。
このレール部材22には、図3に示すように電子機器保持体27が吊支されている。電子機器保持体27は、コンピュータ等の電子機器、すなわちモニターを除いたハードディスク等の電子機器本体28を保持可能に構成されたもので、レール部材22に吊支されたホルダー29と保持本体30とを有して構成されている。
ホルダー29は、レール部材22の前記下レール折曲部26、26間に架設されたもので、図5に示すように天板5の前後方向両側に折曲部31を形成している。折曲部31は、下レール折曲部26、26間に配置された板状部32から立ち上がり、さらに前後方向外側に折曲し、その後下方に折曲したもので、前後方向外側に折曲した部位31aと下方に折曲した部位31bが下レール折曲部26内に配置され、これによって該下レール折曲部26内にその長さ方向、すなわち天板5の左右方向に移動可能に係合している。
ここで、この折曲部31の前後方向外側に折曲した部位31aには、図3に示すように該部位31aを下レール部材24の下面から所定間隔開けるための回転支持具33が取り付けられている。この回転支持具33は、図5に示した折曲部31の前記部位31aの下側から上側に挿通されてその先端が下レール部材24を押圧することにより、前記の下方に折曲した部位31bを下降させ、下レール折曲部26に当接させる。
このような構成によって折曲部31は、前記部位31bが下レール折曲部26上に支持され、さらにこの支持状態が回転支持具33によって保持されているため、下レール折曲部26から脱落することなく、該下レール折曲部26、26間に移動可能に架設されている。また、下レール折曲部26、26間に架設されたホルダー29(電子機器保持体27)の、レール部材22の長さ方向への移動は、前記回転支持具33の締め付け力(押圧力)を適宜に調整することにより、円滑になされるように設定することが出来る。また、この締め付け力(押圧力)を充分に強くすれば、ホルダー29(電子機器保持体27)の、レール部材22の長さ方向への移動を困難にし、ホルダー29(電子機器保持体27)をレール部材22の長さ方向の所望位置に固定することも出来る。
ホルダー29の板状部32には、図3に示すようにその前後方向中央部に下方に凹んでなる凹部が形成されており、この凹部内には、垂直方向(鉛直方向)に沿って取付軸34が配設されている。この取付軸34には、前記保持本体30が該取付軸34の軸回りに正逆方向へ回動可能に取り付けられている。
保持本体30は、取付軸34に保持された保持板35と、この保持板35の一方の側から下降する側板部36と、この側板部36の下端部から水平方向に延びる載置板37とを有して構成されている。保持板35は、前記取付軸34より一回り大きい貫通孔(図示せず)を有し、この貫通孔が取付軸34に嵌遊することにより、取付軸34に対してその軸回りに回動可能に取り付けられている。なお、取付軸34には、当然ながらナット等による抜け止めが設けられ、これによってホルダー29と保持板35とは、取付軸34や抜け止めを介して回動可能に連結されている。
側板部36は、電子機器本体28の一方の側面に当接してこれを支持するように構成されたもので、その内部にベルト38を通すことが出来るように、中空に形成されている。
載置板37は、電子機器本体28の底面を支持することで電子機器本体28を載置するもので、その底面側に前記ベルト38が通されるようになっている。
ベルト38は、載置板37上に載置された電子機器本体28を保持本体30に固定するためのもので、その中央部が前記側板部36内に収容され、一端側が保持板35から引き出され、他端側が載置板37の先端側(側板部36と反対の側)から引き出された状態で、保持本体30に保持されている。このような構成によってベルト38は、その一端側と他端側とが、載置板37上に載置された電子機器本体28の、側板部36側の側面と反対の側面にて連結部材39によって互いに連結されることにより、電子機器本体28を保持本体30に固定するようになっている。
このように電子機器本体28を保持固定する電子機器保持体27は、通常は図1に示すように保持本体30の側板部36が一方の天板支持体4に隣接して配置され、したがって電子機器保持体27に保持固定された電子機器本体28はその側面が一方の天板支持体4に対向してこれに隣接して配設される。また、必要に応じてホルダー29を90°回動することにより、図2中に二点鎖線で示すように、電子機器本体28の側面を天板5の左右方向に沿わせて配置することも出来る。
本実施形態のテーブル什器2およびテーブル装置1では、前記天板5の下方の空間部における、配線ダクト7の前後の空間部を、図1に示したように移動什器3の収容空間40としている。
移動什器3としては、特に限定されることなく従来公知の種々のものが使用可能であり、例えば前記特許文献2(特開2013−17709号公報)に開示されたカート装置が用いられる。
この移動什器3(カート装置)は、図6に示すように最下部を構成するベース部60と、このベース部60から突出して上方へ延びる支持基体61と、支持基体61の高さ方向中間部に設けられた複数の収納部材62と、支持基体61の上端部に設けられた上板63と、上板63から水平方向へ突出して設けられた操作ハンドル部64と、上板63から上方へ突出して設けられた電子機器ユニット65と、を備えるものである。
このような移動什器3では、電子機器ユニット65とは別に、例えばその上板63上に異なる電子機器(図示せず)が載置され、使用出来るようになっている。
また、このような移動什器3は、これを使用する執務者によって移動させられるが、その際、例えば執務者どうしが前記テーブル什器2を囲んで打ち合わせなどを行う場合、図1、図7に示すように移動什器3の一部、例えば上板63より下側でかつ前面側が前記テーブル什器2の収容空間40に収容されて用いられる。
このように移動什器3の一部を収容空間40に収容することで、テーブル什器2が置かれた部屋を効率的に用いることができ、また、電子機器ユニット65や上板63上に載置された電子機器の電源を、テーブル什器2の配線ダクト7内から容易にとることが出来る。すなわち、電子機器ユニット65や電子機器の配線を床面上に這わすことなく、また、室内設けられた電源にまで引き回すことなく、天板5の配線挿通用開口部6内(配線ダクト7内)に引き回されている電源に容易に接続することが出来る。
また、本実施形態では、特にレール部材22を介して配線ダクト7に電子機器保持体27を吊支し、電子機器保持体27とこれに保持される電子機器本体28とを共に配線ダクト7の下方に位置させているので、天板5の下方の空間部における配線ダクト7の前後の空間部を移動什器3の収容空間40として有効利用することが出来る。
すなわち、本実施形態のテーブル什器2およびテーブル装置1にあっては、電子機器保持体27とこれに保持される電子機器本体28とを共に配線ダクト7の下方に位置させているので、移動什器3を電子機器保持体27やこれに保持される電子機器本体28に干渉されることなく、収容空間40に良好に収めることが出来る。したがって、テーブル什器2に対して移動什器3を良好に組合せることが出来る。例えば、図1ではテーブル什器2に対して移動什器3を一つしか組み合わせていないが、テーブル什器2の前後方向に相対向させて移動什器3を対に配置することができ、さらに、テーブル什器2の左右方向にも移動什器3を隣り合わせて複数配置することが出来る。
また、レール部材22を配線ダクト7の下部に設けたので、電子機器保持体27とこれに保持される電子機器本体28とを、より確実に配線ダクト7の下方に位置させることが出来、したがって配線ダクト7の前後の空間部を移動什器3の収容空間40としてより確実に有効利用することが出来る。
また、電子機器保持体27を、レール部材22に対して天板5の左右方向に沿って移動可能に吊支したので、移動什器3の位置や電源の位置に応じて、電子機器保持体27や電子機器本体28の配置を容易に変更することが出来る。したがって、テーブル什器2の使い勝手を良好なものとすることが出来る。
また、電子機器保持体27が、電子機器本体28の向きが取付軸34(垂直軸)の軸回りに回動可能となるように保持しているので、例えば電子機器本体28の薄厚となる方向、すなわちその側面を天板5の前後方向に向けることにより、電子機器本体28の前後方向における寸法を小寸に収めることが出来、したがって移動什器3の収容空間40を広く確保することが出来る。
なお、図1に示すように電子機器本体28を一方の天板支持体4側に寄せてこれに隣接配置している場合には、その状態では天板支持体4に干渉されることで電子機器本体28を回動することができない。しかし、前述したように電子機器保持体27を天板5の左右方向に沿って移動可能に構成しているので、図2中に二点鎖線で示すように電子機器本体28を電子機器保持体27とともに左右方向の中央側に寄せた後、保持本体30を回動することで、図2中に実線で示すように電子機器本体28を天板支持体4に干渉されることなく回動することが出来る。
また、電子機器保持体27を、電子機器本体28と共に、少なくとも天板支持体4、4のいずれか一つに隣接する位置に配置可能に構成したので、このように電子機器保持体27を天板支持体4に隣接配置することにより、電子機器保持体27やこれに保持される電子機器本体28が収容空間40に収められる移動什器3により干渉しないようにすることが出来る。したがって、移動什器3の収容空間40を広く確保することが出来、テーブル什器2の使い勝手をより良好なものとすることが出来る。
なお、本発明は前記実施形態に限定されることなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
例えば、前記実施形態では配線ダクト7の下部にレール部材22(取付部)を設け、このレール部材22を介して電子機器保持体27を吊支し、電子機器保持体27とこれに保持される電子機器本体28とを共に配線ダクト7の下方に位置させるようにしたが、例えば天板5の下面に取付部を取り付け、この取付部を配線ダクト7の側板部材18に沿わせて下降させ、配線ダクト7の下方にてこの取付部に電子機器保持体27を吊支し、電子機器保持体27とこれに保持される電子機器本体28を共に配線ダクト7の下方に位置させるようにしてもよい。
また、前記実施形態では、図2に示したように側板部材18、18(配線ダクト7)の左右方向における一部の範囲にレール部材22を架設し、したがって電子機器保持体27とこれに保持される電子機器本体28を側板部材18、18(配線ダクト7)の左右方向における一部の範囲で移動可能にしたが、例えば側板部材18、18(配線ダクト7)の左右方向における全長に亘ってレール部材22を架設し、電子機器保持体27とこれに保持される電子機器本体28を側板部材18、18(配線ダクト7)の左右方向における全長に亘って移動可能に構成してもよい。
1…テーブル装置、2…テーブル什器、3…移動什器、4…天板支持体、5…天板、6…配線挿通用開口部、7…配線ダクト、22…レール部材(取付部)、27…電子機器保持体、28…電子機器本体(電子機器)、34…取付軸、40…収容空間

Claims (6)

  1. 床面上に立設される天板支持体と、前記天板支持体上に支持された天板と、前記天板の前後方向における中央部に配置され、かつ、前記天板の左右方向に沿って形成された長孔形状の配線挿通用開口部と、前記天板の前記配線挿通用開口部の下方に該配線挿通用開口部に連通して前記天板の左右方向に沿って形成された配線ダクトと、を有してなり、前記天板の下方の空間部に移動什器の少なくとも一部が収容されるように構成されたテーブル什器であって、
    電子機器を保持可能な電子機器保持体が、該電子機器保持体に保持される電子機器と共に前記配線ダクトの下方に位置するように、該電子機器保持体を取付部を介して前記天板または前記配線ダクトに吊支し、
    前記天板の下方の空間部における前記配線ダクトの前後の空間部を、前記移動什器の収容空間としたことを特徴とするテーブル什器。
  2. 前記取付部を、前記配線ダクトの下部に設けたことを特徴とする請求項1記載のテーブル什器。
  3. 前記電子機器保持体を前記取付部に、前記天板の左右方向に沿って移動可能に吊支したことを特徴とする請求項1又は2に記載のテーブル什器。
  4. 前記電子機器保持体は、前記電子機器をその向きが垂直軸回りに回動可能に保持することを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載のテーブル什器。
  5. 前記天板支持体が床面上に左右に離間して配設されていると共に、該天板支持体間に前記配線ダクトが配設され、
    前記電子機器保持体は、該電子機器保持体に保持される電子機器と共に、少なくとも前記天板支持体のいずれか一つに隣接する位置に配置可能に構成されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載のテーブル什器。
  6. 請求項1〜5のいずれか一項に記載のテーブル什器と、
    前記収容空間に少なくとも一部が収容されるように構成された移動什器と、
    を備えることを特徴とするテーブル装置。
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