JP2015076992A - モータ制御装置及びモータ制御方法 - Google Patents

モータ制御装置及びモータ制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】インバータ回路において還流電流が流れる期間を制御できるモータ制御装置を提供する。【解決手段】端子電圧比較器16(U,V,W)は、モータの各相端子電圧を、中性点電圧に相当する閾値電圧と比較し、ゼロクロスタイミング信号生成器21は、端子電圧比較器16より出力される、インバータ回路3において通電がオフされている相の比較結果より、ゼロクロスタイミング信号を生成する。通電パターン切替器23は、ゼロクロスタイミング信号に基づいて、PWM信号による各相の通電パターンを切り替えるように通電信号を出力する。そして、還流制御時間計測器26が還流制御時間を計測する。【選択図】図1

Description

本発明は、ブラシレスDCモータを位置センサレス方式によりPWM制御するモータ制御装置及びモータ制御方法に関する。
ブラシレスDCモータの駆動方式として、モータの固定子巻線に発生する誘起電圧のゼロクロス点を検出し、そのゼロクロス点を基準として順次通電相を切り替える、所謂位置センサレス方式がある(例えば、特許文献1,2参照)。ゼロクロス点とは、通電が行われている相の巻線に流れる電流方向の切り替りタイミング若しくは、通電が行われていない相の巻線に現れる誘起電圧が、全相の巻線の結合部(本願では中性点と表現する)の電圧を跨いで変化するタイミングのことである。ゼロクロス点の検出は、通電が行われていない相の巻線に現れる誘起電圧を対象として行う。しかし、インバータ回路を介してモータをPWM制御する際には、トランジスタ等のスイッチング素子をオフしたタイミングで、フリーホイールダイオード(又は寄生ダイオード)を介して還流電流が流れる。
特開平7−123777号公報 特開平9−9676号公報
しかしながら、還流電流が流れる期間はゼロクロス点が検出できないので、その分だけ検出可能期間が狭くなっている。検出可能期間が狭まると、モータの回転数が変動した場合や、回転数が上昇した場合に制御を追従させることが困難になる。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、インバータ回路において還流電流が流れる期間を制御できるモータ制御装置及びモータ制御方法を提供することにある。
請求項1記載のモータ制御装置によれば、端子電圧比較器は、モータの各相端子電圧を、当該モータの中性点電圧に相当する閾値電圧と比較し、ゼロクロスタイミング信号生成器は、端子電圧比較器より出力される、インバータ回路において通電がオフされている相の比較結果より、ゼロクロスタイミング信号を生成する。通電パターン切替器は、ゼロクロスタイミング信号に基づいて、PWM信号による各相の通電パターンを切り替えるように通電信号を出力する。そして、還流制御時間計測器は、インバータ回路に還流電流が流れている時間である還流制御時間を計測する。このように構成すれば、還流制御時間の長さを具体的に把握できるので、その計測結果に応じて、還流制御時間を短縮するための制御を行うことができる。
請求項2記載のモータ制御装置によれば、還流制御時間計測器は、通電信号が通電オフを示すタイミングを始点として、端子電圧比較器より出力される、モータを流れる電流の方向で決まる相の比較結果が、還流電流の消失を示す状態となるまでの時間を還流制御時間として計測する。すなわち、還流電流は、インバータ回路における通電相のスイッチング素子がオフしたタイミングで発生し、モータの中性点相当電圧を超えてパルス状に流れる。したがって、端子電圧比較器が出力する信号の変化を参照すれば、還流電流が流れている期間を計測できる。
請求項3記載のモータ制御装置によれば、モータがU,V,Wの3相構成であれば、還流制御時間計測器は、電流の方向がV相からW相へ、又はW相からV相へ流れている期間では、U相に対応する端子電圧比較器より出力される比較結果に基づきU相の還流制御時間を計測する。また、電流の方向がU相からW相へ、又はW相からU相へ流れている期間では、V相に対応する端子電圧比較器より出力される比較結果に基づきV相の還流制御時間を計測する。また、電流の方向がU相からV相へ、又はV相からU相へ流れている期間では、W相に対応する端子電圧比較器より出力される比較結果に基づきW相の還流制御時間を計測する。したがって、U,V,W各相間の通電方向に応じて、各相について還流制御時間を計測することができる。
請求項4記載のモータ制御装置によれば、通電パターン切替器は、インバータ回路の上アーム側の1相から、下アーム側の異なる1相に通電させる通電パターンを切り替える際に、インバータ回路の上アーム側の1相から、下アーム側の異なる2相に通電させる3相通電パターンを一時的に発生させることで還流制御時間を短縮するように制御する。このように3相通電パターンを発生させると、上アーム側の1相から、下アーム側の2相に電流が分流している状態で、それらのうちの一方をオフさせて還流電流が発生する。その際に発生する還流電流量はより小さくなるので、還流制御時間を短縮することができる。したがって、誘起電圧のゼロクロス点を検出する期間を拡げることができる。
請求項5記載のモータ制御装置によれば、通電パターン切替器は、還流制御時間が第1制御範囲を超えていれば、次回以降の通電オン期間の終了タイミングを所定時間だけ遅くして、還流制御時間が第1制御範囲内となるよう制御する。また、還流制御時間が、第1制御範囲未満の値域に設定されている第2制御範囲内に入ると、次回以降の通電オン期間の終了タイミングを所定時間だけ早くする。このように還流制御時間を調整すれば、還流制御時間を完全に消失させない範囲で短縮することができる。
第1実施形態であり、モータ制御装置に内蔵されるマイコンの処理機能を中心に示す機能ブロック図 モータ制御装置の全体構成を示す図 回転速度検出器,通電パターン切替器の制御内容を示すフローチャート 3相通電パターンが発生している状態での通電パターンを示すタイミングチャート 還流電流制御時間の計測処理を示すフローチャート 還流電流制御時間の計測に関連する信号波形を示すタイミングチャート 図3のステップS3の処理内容を示すフローチャート 図6の一部相当図 通電オフタイミングを補正しない場合の各相の端子電圧波形を示す図 通電オフタイミングを補正した場合の図9相当図 第2実施形態であり、U相の端子電圧波形と各相のゼロクロスタイミング信号とを示す図 第3実施形態を示す図7相当図 第4実施形態を示す図1相当図
(第1実施形態)
図2に示すように、例えば車載用のモータ駆動制御装置1は、マイクロコンピュータ(マイコン,制御回路)2とインバータ回路3とを中心に構成されている。モータ駆動制御装置1には、車両のイグニッションスイッチ(IG)を介して駆動用電源が供給される。その駆動用電源は、コンデンサ4a及び4bとコイル5とからなるπ型フィルタ6を介してインバータ回路3(駆動回路)に供給されている。
また、駆動用電源は、ダイオード7を介して5V電源回路8に供給されている。5V電源回路8は、駆動用電源電圧を降圧して5Vの制御用電源を生成すると、マイコン2の電源端子に供給する。マイコン2の電源端子とグランドとの間には、バイパスコンデンサ9が接続されている。指示回転数受信器10には、図示しない上位の制御装置より、モータの回転数指令が低速のPWM信号で入力される。指示回転数受信器10は、入力されたPWM指令値(PWMデューティ)に応じて、より高速のPWM信号を生成し、マイコン2の入力ポートに出力する。
インバータ回路3は、3つの素子モジュール11U,11V,11Wより構成され、各素子モジュール11は、直列接続された2つのNチャネルMOSFET(スイッチング素子)12及び13を備えている。これらのFET12及び13のドレイン−ソース間には、フリーホイールダイオード(寄生ダイオード)12D,13Dがそれぞれ接続されている。そして、これらのFET12及び13の共通接続点がインバータ回路3の各相出力端子となり、モータ駆動制御装置1の出力端子1U,1V,1Wを介して、例えば3相ブラシレスDCモータであるモータ14の各相固定子巻線15U,15V,15Wに接続されている。マイコン2(PWM信号出力手段)は、内蔵されるCPUが制御プログラム(ソフトウェア)に従い動作することで、インバータ回路3を構成する各NチャネルMOSFET12及び13のゲートにPWM信号を出力してモータ14を駆動制御する。
また、素子モジュール11は、FET12及び13の共通接続点の電位を、モータ14の中性点相当電位(各相電圧の和)と比較する端子電圧比較器(コンパレータ)16(図2では、U相のみ図示)を備えている。端子電圧比較器16は、マイコン2がモータ14の誘起電圧のゼロクロス点を検出するために使用される。前記中性点相当電位は、図1に示す中性点電圧生成器17により供給される。また、各素子モジュール11が備えるコンパレータ16の出力信号は、マイコン2の入力ポートにそれぞれ入力されている。
マイコン2は、入力ポートに与えられる端子電圧比較器16(U,V,W)の出力信号を参照することで、モータ14が回転している際に固定子巻線15U,15V,15Wに発生する誘起電圧のゼロクロス点を検出する。
図1に示すように、マイコン2の内部において、ゼロクロスタイミング信号生成器21は、端子電圧比較器16(U,V,W)からの出力信号を受けて、U,V,W各相のゼロクロス点をライズエッジ及びフォールエッジで示す矩形波状のタイミング信号を生成し、各相毎に出力する。これらのタイミング信号は、回転速度計測器22及び通電パターン切替器23に入力されている。
回転速度計測器22はゼロクロスタイミング信号のエッジ間隔を計測することでモータ14の回転速度を計測し、計測結果を通電パターン切替器23及びPWMデューティ算出器24に出力する。通電パターン切替器23は、入力される各相のゼロクロスタイミング信号と、モータ14の回転速度とに応じて、PWM信号による通電相をU,V,Wに切替えるための切替え信号をPWM信号生成器25に出力する。
PWMデューティ算出器24は、指示回転数受信器10を介して回転数指令が入力されており、回転速度計測器22により計測されたモータ14の回転数との差に応じてPWMデューティ指令を算出し、PWM信号生成器25に出力する。PWM信号生成器25は、内部で発生させたPWM制御用のキャリアとデューティ指令とからPWM信号を生成し、通電相の切替え信号に応じてU,V,W各相のPWM信号を出力する。例えば、120度通電方式(上アーム側スイッチング素子を120度分だけオンした後に上アーム側スイッチング素子をオフし、その60度分後に下アーム側スイッチング素子を120度分だけオンした後下アーム側スイッチング素子をオフ、さらに60度分後に上アーム側スイッチング素子をオンし、これらを繰り返す)により矩形波駆動を行う。尚、PWM制御におけるキャリア周期は、例えば20kHz程度である。
また、端子電圧比較器16(U,V,W)からの出力信号は、還流制御時間計測器26にも入力されている。還流制御時間計測器26は、上記出力信号の変化に基づいて、フリーホイールダイオード12D,13Dに還流電流が流れている時間である還流制御時間を計測し、その計測結果を通電パターン切替器23に出力する。そして、通電パターン切替器23が出力する通電相の切替え信号は、還流制御時間計測器26に入力され、フィードバックされている。
図3に示すように、ゼロクロス点が確定したタイミングで、マイコン2は、回転速度計測器22によりモータ14の回転速度を計測・算出する(S1)。すると、通電パターン切替器23により、回転速度から例えば予め決めておいた関係式などを用いて、現在のPWM信号による各相通電パターンでの通電オフ時刻TOFFを算出する(S2)。次に、通電オフ開始時刻TOFSを算出するが、ここでは、還流制御時間分だけ通電オフ開始時刻を補正(詳細は後述)する処理になる(S3)。
それから、次の通電オフ時の通電パターンを決定する(S4)。これは、一定のパターンであり、ゼロクロス点が確定する毎に所定の順序で切り替わる。そして、ステップS3で求めた通電オフ開始時刻TOFSが、ステップS2で通電オフ時刻TOFF以下であれば(NO)、ステップS4で決定した通電パターンをそのまま出力し(S7)、TOFS>TOFFであれば(YES)、上記通電パターンに切替える過程で、3相通電パターンを発生させる(S6)。ここでの「3相通電パターン」とは、通常はインバータ回路3の上下アーム各1相ずつの間で通電させるパターンであるのに対し、下アーム側が2相で通電されるパターンを意味する。
すなわち、図4(b)に示すように、通電パターンが切り替わると、モータ14(インバータ回路3)を流れる電流の方向はUh(上)→Vl(下),Uh→Wl,Vh→Wl,Vh→Ul,…といった順序で変化する。このように通電パターンが切り替わる過程で、Uh→Vl&Wl,Vh→Wl&Ul,…というように、上アーム1相から下アーム2相に通電されるパターンを発生させる(図中に破線の区間で示す)。
図5に示す処理は、例えば10μs毎に実行される。還流制御時間計測器26は、U,V,Wの何れの相の通電がオフに切り替わるタイミングかを判断する(S11,S19,S24)。U相の通電がオフであれば(S11:YES)、通電パターンが(Vh→Wl),(Wh→Vl)の何れであるかを判断する(S12,S15)。通電パターンが(Vh→Wl)であり(S12:YES)、端子電圧比較器16Uの出力信号レベルがローであれば(S13:YES)、U相下アーム側のフリーホイールダイオード13UDに還流電流が流れている期間である(図6参照)。したがって、還流制御時間を計測するカウンタをインクリメントする(S14)。
また、通電パターンが(Wh→Vl)であり(S15:YES)、U相の端子電圧比較器16Uの出力信号レベルがハイであれば(S16:YES)、U相の上アーム側のフリーホイールダイオード12UDに還流電流が流れている期間である(図6参照)。したがって、ステップS14に移行する。ステップS13,S16の何れかで「NO」と判断すると、カウンタ値が「0」か否かを判断する(S17)。ここで「0」でなければ(NO)、その時点で計測中の還流制御時間が終了したことを示す。したがって、カウンタ値に処理周期の10μsを乗じて還流制御時間を求めてから、カウンタをゼロクリアする(S18)。また、ステップS15で「NO」と判断すると、ステップS29に移行してカウンタをゼロクリアする。
V相の通電がオフであれば(S19:YES)、通電パターンが(Wh→Ul),(Uh→Wl)の何れであるかを判断する(S20,S22)。通電パターンが(Wh→Ul)であり(S20:YES)、端子電圧比較器16Vの出力信号レベルがローであれば(S21:YES)、V相下アーム側のフリーホイールダイオード13VDに還流電流が流れている期間である(図6参照)。したがって、ステップS14に移行する。
また、通電パターンが(Uh→Wl)であり(S22:YES)、端子電圧比較器16Vの出力信号レベルがハイであれば(S23:YES)、V相上アーム側のフリーホイールダイオード12VDに還流電流が流れている期間である(図6参照)。したがって、ステップS14に移行する。ステップS21,S23の何れかで「NO」と判断すると、ステップS17に移行する。また、ステップS22で「NO」と判断すると、ステップS29に移行する。
W相の通電がオフであれば(S24:YES)、通電パターンが(Uh→Vl),(Vh→Ul)の何れであるかを判断する(S25,S27)。通電パターンが(Uh→Vl)であり(S25:YES)、端子電圧比較器16Wの出力信号レベルがローであれば(S26:YES)、W相下アーム側のフリーホイールダイオード13WDに還流電流が流れている期間である(図6参照)。したがって、ステップS14に移行する。
また、通電パターンが(Vh→Ul)であり(S27:YES)、端子電圧比較器16Wの出力信号レベルがハイであれば(S28:YES)、W相上アーム側のフリーホイールダイオード12WDに還流電流が流れている期間である(図6参照)。したがって、ステップS14に移行する。ステップS26,S28の何れかで「NO」と判断すると、ステップS17に移行する。また、ステップS27で「NO」と判断すると、ステップS29に移行する。以上の処理により、図6(c,d)に示すように、各相の還流電流が流れる期間を、カウンタにより計測できる。
図7に示す処理は、ゼロクロス点の検出タイミング毎に実行される。通電パターン切替器23は、その時点で還流制御時間が50μsを超えているか(S31)、また、還流制御時間が20μs未満か(S32)を判断する。ここで、還流制御時間についての第1,第2制御範囲は、以下のように設定されている。
第1制御範囲:20μs以上,且つ50μs以下
第2制御範囲:20μs未満
したがって、ステップS31で「YES」と判断すれば、変数「オフ開始補正」(初期値は0)を1μs(所定時間)だけ加算してから(S32)ステップS35に移行する。この場合、還流制御時間は第1制御範囲を超えている。
また、ステップS33で「YES」と判断すれば、変数「オフ開始補正」を1μsだけ減算してから(S34)ステップS35に移行する。この場合、還流制御時間は第2制御範囲内にある。そして、ステップS33で「NO」と判断した場合、還流制御時間は第1制御範囲にあることになり、そのままステップS35に移行する。
ステップS35では、通電オフ開始時刻TOFSを、以下のように決定する。
OFS=max(TOFF+オフ開始補正,通電オフ終了時刻)
ここで、通電オフ終了時刻は、図8に示すように、例えば通電方向が(Uh→Vl)から(Uh→Wl)に移行するケースでは、W相の通電がオフからオンに切り替わる時刻である。また、同ケースでV相の通電がオンからオフに切り替わる時刻が通電オフ開始時刻であり、通電オフ終了時刻から通電オフ開始時刻までの間が、3相通電が行われる時間(3相通電時間)となる。
したがって、ステップS35において、TOFS=(通電オフ終了時刻)となった場合は3相通電パターンは発生せず、TOFS=(TOFF+オフ開始補正)となった場合に3相通電パターンが発生する。上記の例では、通電方向が(Uh→Vl)から(Uh→Wl)に移行する間に、(Uh→Vl,Wl)となる上アーム1相から下アーム2相に通電される期間が発生することになる。以上の処理を行う結果、還流制御時間は第1制御範囲内に入るように調整される。
尚、還流制御時間が第2制御範囲内に入ると、還流電流が完全に消失して還流制御時間の計測ができなくなるおそれがあるため、その場合は「オフ開始補正」を減少させて3相通電時間を短くしている。また、「オフ開始補正」を増加させて3相通電パターンを発生させれば、通電相がオフする期間が遅くなる。この場合、還流制御時間計測器26は、遅延されたオフ開始時刻より、次の還流制御時間の計測を開始する。
図9に示す場合、通電パターンが切り替わる過程において、通電オフ終了時刻と通電オフ開始時刻とは常に一致している。その結果、モータを高速回転させるため通電電流量を増大させると、還流電流が流れる時間(還流制御時間)が長くなり、それに伴いゼロクロス点の検出可能期間が短縮されてしまう。すると、高速回転領域ではゼロクロス点を検出できなくなるおそれがあった。
これに対して、本実施形態の制御を行うと、図10に示すように、オンしている通電相のオフを開始させる時刻が「オフ開始補正」により通常の通電パターンよりも遅くなり、次の通電相のオンが開始される時刻よりも後になることで3相通電期間が発生する。その結果、還流制御時間が短縮化されるため、ゼロクロス点の検出可能期間をより長く確保できるようになる。
以上のように本実施形態によれば、図1において、端子電圧比較器16(U,V,W)は、モータ14の各相端子電圧を中性点電圧に相当する閾値電圧と比較し、ゼロクロスタイミング信号生成器21は、端子電圧比較器16より出力され、インバータ回路3にて通電がオフされている相の比較結果よりゼロクロスタイミング信号を生成する。通電パターン切替器23は、ゼロクロスタイミング信号に基づいて、PWM信号による各相の通電パターンを切り替えるように通電信号を出力する。そして、還流制御時間計測器26が還流制御時間を計測することでその時間の長さを具体的に把握でき、その計測結果に応じて還流制御時間を短縮するための制御を行うことができる。
また、還流制御時間計測器26は、通電信号が通電オフを示すタイミングを始点として、端子電圧比較器16Uより出力される、モータ14を流れる電流方向で決まる相の比較結果が還流電流の消失を示す状態となるまでの時間を還流制御時間として計測する。すなわち、還流電流は、インバータ回路3における通電相のNチャネルMOSFET12又は13がオフしたタイミングで発生し、モータ14の中性点相当電圧を超えてパルス状に流れる。したがって、端子電圧比較器16が出力する信号の変化を参照すれば、還流電流が流れている期間を計測できる。
この場合、還流制御時間計測器16は、電流の方向がV相からW相へ、又はW相からV相へ流れている期間は、端子電圧比較器16より出力される比較結果に基づきU相の還流制御時間を計測し、電流の方向がU相からW相へ、又はW相からU相へ流れている期間は、端子電圧比較器16Vより出力される比較結果に基づきV相の還流制御時間を計測する。また、電流の方向がU相からV相へ、又はV相からU相へ流れている期間は、端子電圧比較器16Wより出力される比較結果に基づきW相の還流制御時間を計測する。したがって、U,V,W各相間の通電方向に従い各相について還流制御時間を計測できる。
そして、通電パターン切替器23は、インバータ回路3の上アーム側の1相から下アーム側の異なる1相に通電させる通電パターンを切り替える際に、インバータ回路3の上アーム側の1相から、下アーム側の異なる2相に通電させる3相通電パターンを一時的に発生させて還流制御時間を短縮させる。このように3相通電パターンを発生させることで、上アーム側の1相から、下アーム側の2相に電流が分流している状態からそれらの一方をオフさせた際に発生する還流電流量を小さくして還流制御時間を短縮できる。したがって、誘起電圧のゼロクロス点を検出する期間を拡げることができ、モータ14の高速回転領域においてもゼロクロス点を安定して検出できるようになる。
また、通電パターン切替器23は、還流制御時間が第1制御範囲を超えていれば、次回以降の通電オン期間の終了タイミングを所定時間だけ遅くして、還流制御時間が第1制御範囲内となるよう制御する。また、還流制御時間が、第1制御範囲未満の値域に設定されている第2制御範囲内に入ると、次回以降の通電オン期間の終了タイミングを所定時間だけ早くする。このように還流制御時間を調整すれば、還流制御時間を完全に消失させない範囲で短縮できる。更に、通電パターン切替器23は、インバータ回路3を構成する各NチャネルMOSFET12及び13のうち、実際に通電オフするものに対してのみ、通電オン期間の終了タイミングを遅くするので、不要な制御を行うことが回避される。
また、還流制御時間計測器26は、通電パターン切替器23の作用により通電オン期間の終了タイミングが遅延されると、その遅延により通電オフとなるタイミングを始点とする。したがって、3相通電パターンを発生させた場合でも、還流制御時間の計測を正確に行うことができる。
(第2実施形態)
以下、第2実施形態について図11を参照して説明する。図11(a)にハッチングで示す部分は、3相通電パターンを発生させたことにより還流制御時間を短縮させた期間を示している。図11(b)は、ゼロクロスタイミング信号生成器21より出力される各相のゼロクロスタイミング信号を示す。これらのゼロクロスタイミング信号のエッジ間隔により電気角60度の区間に区分されるが、これらの信号は、端子電圧比較器16の出力信号に基づき生成されている。端子電圧比較器16はコンパレータであるため、コンパレータがヒステリシス特性を有していると、ライズエッジ側とフォールエッジ側とで異なるばらつきを有していることがある。
そこで、第2実施形態では、通電パターン切替器23が、図11に示すように、ゼロクロスタイミング信号のフォールエッジで始まる区間で計測された還流制御時間に基づく通電オフタイミングの補正は、次のフォールエッジで始まる区間について行うようにする。つまり、1区間飛ばして通電オフタイミングの補正をかける。ライズエッジ側についても同様であり、ライズエッジで始まる区間において計測された還流制御時間に基づく通電オフタイミングの補正は、次のライズエッジで始まる区間について行う。このように制御することで、通電オフタイミングの補正を同じ側のエッジについて行うことができる。
以上のように第2実施形態によれば、通電パターン切替器23は、還流制御時間計測器26が還流制御時間の計測を開始した際にゼロクロスタイミング信号が変化したエッジと同じ側のエッジが次回に到来すると、前記計測の結果に基づく通電オン期間の終了タイミングの制御を行う。すなわち、通電オフタイミングの補正を同じ側のエッジについて行うので、制御精度を向上させることができる。
(第3実施形態)
第3実施形態では、図12に示すように、図7に示すステップS31の前にステップS30を追加し、ステップS32,S34,S35を、ステップS36〜S38に置き換えている。ステップS30では、モータ14の回転数から3相通電時間を決定する。3相通電時間は、回転数がある程度高い領域になった場合に、必要と思われる初期値を設定する。したがって、回転数が低い領域では初期値は0%で良い。
ステップS36では、変数「オフ開始補正」を1%(所定割合)だけ加算してからステップS35に移行する。また、ステップS37では、変数「オフ開始補正」を1%だけ減算してからステップS35に移行する。この場合、還流制御時間は第2制御範囲内にある。そして、ステップS38では、通電オフ開始時刻TOFSを、以下のように決定する。
OFS=通電オフ終了時刻+max{3相通電時間×(オフ補正),0s}
つまり、第3実施形態では、通電オフタイミングの調整を3相通電時間の増減割合によって行う。
以上のように第3実施形態によれば、通電パターン切替器23は、還流制御時間が第1制御範囲を超えていれば、次回以降の通電オン期間の終了タイミングを所定割合だけ遅くして還流制御時間が第1制御範囲内となるよう制御し、還流制御時間が、第2制御範囲内に入ると、次回以降の通電オン期間の終了タイミングを所定割合だけ早くする。この場合も、第1実施形態と同様の効果が得られる。
(第4実施形態)
第4実施形態では、図13に示すように、図1に示す構成より中性点電圧生成器17を削除したものである。そして、端子電圧比較器16には、閾値電圧としてモータ14の中性点電圧を直接与えている。このように構成した第4実施形態による場合も、第1実施形態と同様の効果が得られる。
本発明は上記した、又は図面に記載した実施形態にのみ限定されるものではなく、以下のような変形又は拡張が可能である。
図1において、ソフトウェアで実現している各機能を、ハードウェアロジックで構成しても良い。
PWM制御のキャリア周期や、第1及び第2制御範囲の具体数値については、個別の設計に応じて適宜変更すれば良い。
120度通電方式に限ることはない。例えば、第2実施形態で示したように、通電切り替えを行う際に、最初から3相通電パターンが発生しているような130度通電方式等に適用しても良い。
車載用のモータ制御装置に限ることはない。
請求項11のモータ制御方法としては、U,V,W相の還流制御時間を計測する順序は限定しない。
図面中、1はモータ駆動制御装置、3はインバータ回路、10は指示回転数受信器、14はブラシレスDCモータ、16は端子電圧比較器、21はゼロクロスタイミング信号生成器、22は回転速度計測器、23は通電パターン切替器、24はPWMデューティ算出器、25はPWM信号生成器、26は還流制御時間計測器を示す。

Claims (15)

  1. インバータ回路(3)を介してブラシレスDCモータ(14)を駆動制御するモータ制御装置において、
    外部より入力されるモータ回転速度の指示値を受信する指示回転数受信器(10)と、
    前記モータの回転速度を計測する回転速度計測器(22)と、
    前記指示値と、前記回転速度計測器により計測された回転速度とから、PWM(Pulse Width Modulation)信号のデューティを算出するPWMデューティ算出器(24)と、
    前記モータの各相端子電圧を、当該モータの中性点電圧に相当する閾値電圧と比較する端子電圧比較器(16)と、
    この端子電圧比較器より出力される、前記インバータ回路において通電がオフされている相の比較結果より、ゼロクロスタイミング信号を生成するゼロクロスタイミング信号生成器(21)と、
    前記ゼロクロスタイミング信号に基づいて、前記PWM信号による各相の通電パターンを切り替えるように通電信号を出力する通電パターン切替器(23)と、
    前記デューティと、前記通電信号とに基づいて前記PWM信号を生成し、前記インバータ回路に出力するPWM信号生成器(25)と、
    前記インバータ回路に還流電流が流れている還流制御時間を計測する還流制御時間計測器(26)とを備えることを特徴とするモータ制御装置。
  2. 前記還流制御時間計測器は、前記通電信号が通電オフを示すタイミングを始点として、前記端子電圧比較器より出力される、前記モータを流れる電流の方向で決まる相の比較結果が、還流電流の消失を示す状態となるまでの時間を、前記還流制御時間として計測することを特徴とする請求項1記載のモータ制御装置。
  3. 前記モータがU,V,Wの3相構成であれば、
    前記還流制御時間計測器は、前記電流の方向がV相からW相へ、又はW相からV相へ流れている期間では、U相に対応する端子電圧比較器より出力される比較結果に基づいてU相の還流制御時間を計測し、
    前記電流の方向がU相からW相へ、又はW相からU相へ流れている期間では、V相に対応する端子電圧比較器より出力される比較結果に基づいてV相の還流制御時間を計測し、
    前記電流の方向がU相からV相へ、又はV相からU相へ流れている期間では、W相に対応する端子電圧比較器より出力される比較結果に基づいてW相の還流制御時間を計測することを特徴とする請求項2記載のモータ制御装置。
  4. 前記通電パターン切替器は、前記インバータ回路の上アーム側の1相から、下アーム側の異なる1相に通電させる通電パターンを切り替える際に、前記インバータ回路の上アーム側の1相から、下アーム側の異なる2相に通電させる3相通電パターンを一時的に発生させることで、前記還流制御時間を短縮するように制御することを特徴とする請求項3記載のモータ制御装置。
  5. 前記通電パターン切替器は、前記還流制御時間が第1制御範囲を超えていれば、次回以降の通電オン期間の終了タイミングを、所定時間だけ遅くすることで前記還流制御時間が前記第1制御範囲内となるよう制御し、
    前記還流制御時間が、前記第1制御範囲未満の値域に設定されている第2制御範囲内に入ると、次回以降の通電オン期間の終了タイミングを、所定時間だけ早くすることを特徴とする請求項1から4の何れか一項に記載のモータ制御装置。
  6. 前記通電パターン切替器は、前記還流制御時間が第1制御範囲を超えていれば、次回以降の通電オン期間の終了タイミングを、所定割合だけ遅くすることで前記還流制御時間が前記第1制御範囲内となるよう制御し、
    前記還流制御時間が、前記第1制御範囲未満の値域に設定されている第2制御範囲内に入ると、次回以降の通電オン期間の終了タイミングを、所定割合だけ早くすることを特徴とする請求項1から4の何れか一項に記載のモータ制御装置。
  7. 前記通電パターン切替器は、前記還流制御時間の計測を開始した際に、前記ゼロクロスタイミング信号が変化したエッジと同じ側のエッジが次回に到来すると、前記計測の結果に基づく前記通電オン期間の終了タイミングの制御を行うことを特徴とする請求項5又は6記載のモータ制御装置。
  8. 前記還流制御時間計測器は、前記通電パターン切替器の作用によって通電オン期間の終了タイミングが遅延されると、その遅延により通電オフとなるタイミングを始点とすることを特徴とする請求項2から4の何れか一項を引用する請求項5から7の何れか一項に記載のモータ制御装置。
  9. 前記通電パターン切替器は、前記インバータ回路を構成する各スイッチング素子のうち、実際に通電オフするものに対してのみ、通電オン期間の終了タイミングを遅くすることを特徴とする請求項5から8の何れか一項に記載のモータ制御装置。
  10. インバータ回路を介してブラシレスDCモータを制御する方法であって、
    外部より入力されるモータ回転速度の指示値と、計測した前記モータの回転速度とから、PWM(Pulse Width Modulation)信号のデューティを算出し、
    前記モータの各相端子電圧を、当該モータの中性点電圧に相当する閾値電圧とを比較して、前記インバータ回路において通電がオフされている相の比較結果より、ゼロクロスタイミング信号を生成し、
    前記ゼロクロスタイミング信号に基づいて、前記PWM信号による各相の通電パターンを切り替えるように通電信号を出力し、
    前記デューティと、前記通電信号とに基づいて前記PWM信号を生成し、前記インバータ回路に出力し、
    前記通電信号が通電オフを示すタイミングを始点として、前記モータを流れる電流の方向で決まる相の比較結果が、還流電流の消失を示す状態となるまでの時間を、前記インバータ回路に還流電流が流れている還流制御時間として計測することを特徴とするモータ制御方法。
  11. 前記モータがU,V,Wの3相構成であり、
    前記電流の方向がV相からW相へ、又はW相からV相へ流れている期間では、U相に対応する比較結果に基づいてU相の還流制御時間を計測し、
    前記電流の方向がU相からW相へ、又はW相からU相へ流れている期間では、V相に対応比較結果に基づいてV相の還流制御時間を計測し、
    前記電流の方向がU相からV相へ、又はV相からU相へ流れている期間では、W相に対応する比較結果に基づいてW相の還流制御時間を計測することを特徴とする請求項10記載のモータ制御方法。
  12. 前記インバータ回路の上アーム側の1相から、下アーム側の異なる1相に通電させる通電パターンを切り替える際に、前記インバータ回路の上アーム側の1相から、下アーム側の異なる2相に通電させる3相通電パターンを一時的に発生させることで、前記還流制御時間を短縮するように制御することを特徴とする請求項11記載のモータ制御方法。
  13. 前記還流制御時間が第1制御範囲を超えていれば、次回以降の通電オン期間の終了タイミングを、所定時間だけ遅くすることで前記還流制御時間が前記第1制御範囲内となるよう制御し、
    前記還流制御時間が、前記第1制御範囲未満の値域に設定されている第2制御範囲内に入ると、次回以降の通電オン期間の終了タイミングを、所定時間だけ早くすることを特徴とする請求項10から12の何れか一項に記載のモータ制御方法。
  14. 前記還流制御時間が第1制御範囲を超えていれば、次回以降の通電オン期間の終了タイミングを、所定割合だけ遅くすることで前記還流制御時間が前記第1制御範囲内となるよう制御し、
    前記第1制御範囲未満の値域に設定されている第2制御範囲内に入ると、次回以降の通電オン期間の終了タイミングを、所定割合だけ早くすることを特徴とする請求項10から12の何れか一項に記載のモータ制御方法。
  15. 前記還流制御時間の計測を開始した際に前記ゼロクロスタイミング信号が変化したエッジと同じ側のエッジが次回に到来すると、前記計測の結果に基づく前記通電オン期間の終了タイミングの制御を行うことを特徴とする請求項13又は14記載のモータ制御方法。
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