JP2015076819A - 照明装置及びそれを用いた画像読取装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】導光体と反射部材での光利用効率を向上させ、原稿面での集光効率を高くし、且つ原稿の読取位置のばらつきが生じても光量が安定した副走査方向の照明領域を確保する。【解決手段】光源と、光源から出射した光束を導光する導光体であって、光源から出射した光束が入射する入射面と、入射した光束のうちの一部が出射する第1の出射面と、入射した光束のうちの一部が出射する第2の出射面と、を備えた導光体と、第2の出射面から出射した光束が入射する入射面と、入射した光束が出射する出射面と、を備えた反射プリズムと、を備えた、画像読取装置用の照明装置であって、導光体の第1の出射面から出射した光束と、反射プリズムの出射面から出射した光束とで、原稿の読取光軸に対して両側から原稿面を照明するように、導光体と反射プリズムは読取光軸を挟むように配置される、ことを特徴とする、照明装置。【選択図】図2
Description
本発明は、照明装置及びそれを用いた画像読取装置に関する。特に本発明は、イメージスキャナー、複写機、ファクシミリなど、原稿面を照明して線順次方式で画像読取を行う画像読取装置に好適なものである。
近年、LEDの発光効率の向上に伴い、主走査方向に沿ってアレイ状にLEDを配列した線状照明装置及びそれを用いた画像読取装置が数多く発明されている。
特に、読取対象となる原稿面に切り貼りなどによって段差が付いた原稿を原稿台に載置し読み取る際に、段差部分での影が発生し、原稿面の読取性能が悪化してしまう場合がある。そのために、読取光軸に対して両側から光を原稿面に照射することで段差部の影を減らすことができる照明装置が提案されている(特許文献1及び2参照)。
特許文献1及び2に開示されている照明装置は、読取光軸に対して両側から原稿面に光を照射することを目的としている。そのために該照明装置は、LEDアレイからの光を入射する入射面と、入射された光の一部が反射面を介して出射する第1の出射面、及び入射された光の一部が内部を通過し直接出射する第2の出射面を有する導光体を備えている。また該照明装置は、第2の出射面から出射された光を原稿面に向けて偏向させる反射部材も備えている。
特に、読取対象となる原稿面に切り貼りなどによって段差が付いた原稿を原稿台に載置し読み取る際に、段差部分での影が発生し、原稿面の読取性能が悪化してしまう場合がある。そのために、読取光軸に対して両側から光を原稿面に照射することで段差部の影を減らすことができる照明装置が提案されている(特許文献1及び2参照)。
特許文献1及び2に開示されている照明装置は、読取光軸に対して両側から原稿面に光を照射することを目的としている。そのために該照明装置は、LEDアレイからの光を入射する入射面と、入射された光の一部が反射面を介して出射する第1の出射面、及び入射された光の一部が内部を通過し直接出射する第2の出射面を有する導光体を備えている。また該照明装置は、第2の出射面から出射された光を原稿面に向けて偏向させる反射部材も備えている。
しかしながら、画像読取のニーズである高速読取を実現するためには、副走査方向(光源の配列方向である主走査方向に直交する方向)の集光効率が良好であること、及び原稿面において十分な光量であることが必要とされる。さらには、読取光路上に配置されるミラーや結像光学系の取り付け位置や角度の微妙なずれが生じた場合でも光量が安定した副走査方向の照明領域を確保することが望まれる。
また、LED光源は点光源であるために、主走査方向にLED光源を配列することで疑似的に線上光源化することはできるが、厳密には線状光源ではない。従って、金属など表面が平滑で正反射特性を有した原稿を読取った場合には、原稿面で正反射した点光源の点列が一次元光電変換素子上に結像する。これによって、LEDピッチの点列が写った画像が取得されてしまう。
また、LED光源は点光源であるために、主走査方向にLED光源を配列することで疑似的に線上光源化することはできるが、厳密には線状光源ではない。従って、金属など表面が平滑で正反射特性を有した原稿を読取った場合には、原稿面で正反射した点光源の点列が一次元光電変換素子上に結像する。これによって、LEDピッチの点列が写った画像が取得されてしまう。
特許文献1に開示されている照明装置では、光の利用効率を向上させるために、導光体の第1の出射面へ光を導く反射面が、導光体の外側に凸な形状になっているが、第1の出射面へ略平行の光束を作る凸の楕円形状のため、十分な集光作用があるとはいえない。また、第1及び第2の出射面は、集光作用がある形状に形成されていないために、原稿面において十分な光量を確保することができない。さらには、LEDピッチの点列が一次元光電変換素子上に結像してしまう問題に対する対策についても明記されていない。
また、特許文献2に開示されている照明装置では、反射部材における集光効率を上げるために、反射部材を曲面形状としている。しかしながら、特許文献1の照明装置と同様に、導光体が集光作用がある形状を有していないため、反射部材側及び導光体側それぞれからの副走査方向の照度分布に差が生じてしまう。このため、読取位置がばらついても良いように光量が安定した副走査方向の照明領域を確保することができない。さらには、特許文献1と同様にLEDピッチの点列が一次元光電変換素子上に結像してしまう問題に対する対策について明記されていない。
また、特許文献2に開示されている照明装置では、反射部材における集光効率を上げるために、反射部材を曲面形状としている。しかしながら、特許文献1の照明装置と同様に、導光体が集光作用がある形状を有していないため、反射部材側及び導光体側それぞれからの副走査方向の照度分布に差が生じてしまう。このため、読取位置がばらついても良いように光量が安定した副走査方向の照明領域を確保することができない。さらには、特許文献1と同様にLEDピッチの点列が一次元光電変換素子上に結像してしまう問題に対する対策について明記されていない。
そこで本発明は、導光体と反射部材での光利用効率を向上させ、原稿面での集光効率を高くし、且つ原稿の読取位置のばらつきが生じても光量が安定した副走査方向の照明領域を確保することができる照明装置及びそれを用いた画像読取装置を提供するものである。
本発明による照明装置は、光源と、光源から出射した光束を導光する導光体であって、光源から出射した光束が入射する入射面と、入射した光束のうちの一部が出射する第1の出射面と、入射した光束のうちの一部が出射する第2の出射面と、を備えた導光体と、第2の出射面から出射した光束が入射する入射面と、入射した光束が出射する出射面と、を備えた反射プリズムと、を備えた、画像読取装置用の照明装置であって、導光体の第1の出射面から出射した光束と、反射プリズムの出射面から出射した光束とで、原稿の読取光軸に対して両側から原稿面を照明するように、導光体と反射プリズムは読取光軸を挟むように配置される、ことを特徴とする。
本発明によれば、反射プリズムを用いることによって、導光体と反射プリズムでの光利用効率を向上させ、原稿面での集光効率を高くし、且つ原稿の読取位置のばらつきが生じても光量が安定した副走査方向の照明領域を確保することができる。
以下、本発明に係る照明装置及びそれを用いた画像読取装置について図面に基づいて説明する。なお、以下に示す図面は、本発明を容易に理解できるようにするために、実際とは異なる縮尺で描かれている場合がある。
図1は、本発明の第1実施形態に係る照明装置103を搭載した画像読取装置100の概略副走査断面図を示している。なお、ここでいう副走査断面とは、画像読取装置100における主走査方向に垂直な断面のことをいう。
画像読取装置100は、原稿台ガラス(原稿台)102、一体型走査光学系ユニット(以下「キャリッジ」とも称す。)107、及びキャリッジ107を駆動するための駆動モータ(副走査モータ)108を備えている。
キャリッジ107は、原稿台102上に載置された原稿101を照明する照明装置103、照明された原稿101からの光束を読取る読取手段(ラインセンサーもしくはイメージセンサー)105を備えている。キャリッジ107は、照明された原稿101からの光束を読取手段105に導く複数の折返しミラー104a〜104d、及び光束を読取手段105上に結像させる結像光学系(結像レンズ)106を備えている。
キャリッジ107は、駆動モータ108により図中矢印A方向(副走査方向)に走査される。
キャリッジ107は、原稿台102上に載置された原稿101を照明する照明装置103、照明された原稿101からの光束を読取る読取手段(ラインセンサーもしくはイメージセンサー)105を備えている。キャリッジ107は、照明された原稿101からの光束を読取手段105に導く複数の折返しミラー104a〜104d、及び光束を読取手段105上に結像させる結像光学系(結像レンズ)106を備えている。
キャリッジ107は、駆動モータ108により図中矢印A方向(副走査方向)に走査される。
キャリッジ107は、キャリッジ107を構成する各構成要素の相対位置関係を変えずに、原稿101を走査する。
複数の折返しミラー104a〜104dは、第1の折返しミラー104a、第2の折返しミラー104b、第3の折返しミラー104c、及び第4の折返しミラー104dから構成される。照明された原稿101からの光束は、第1の折返しミラー104a、第2の折返しミラー104b、第3の折返しミラー104c、第4の折返しミラー104dの順に入射し、反射される。そして、第4の折返しミラー104dによって反射された光束は結像レンズ106により読取手段105上に結像される。
読取手段105で読取られた原稿101の画像情報は、電気信号として不図示の画像処理部に送られ、特定の信号処理を施された後に出力されるようになっている。また、画像読取装置100は、本装置を駆動するための電源部(不図示)を備えている。
次に、本実施例に係る照明装置103について、更に詳細に説明する。
図2は、本実施形態に係る画像読取装置100の副走査部分断面図を示している。
照明装置103は、発光素子である白色LED103a、白色LED103aから出射した光束を導光する導光体103b、基板103c、及び読取光軸Bを挟んで、導光体103bの反対側に配置されている反射プリズム103dを備えている。
白色LED103aは、主走査方向(図2の紙面に対し垂直方向)に複数並べられてLED列を形成しており、該LED列を基板103c上に配置することによって、光源ユニット103eが形成される。
また、導光体103b及び反射プリズム103dは、プラスチックなどの光学合成樹脂製部材で作製される。
白色LED103aは、主走査方向(図2の紙面に対し垂直方向)に複数並べられてLED列を形成しており、該LED列を基板103c上に配置することによって、光源ユニット103eが形成される。
また、導光体103b及び反射プリズム103dは、プラスチックなどの光学合成樹脂製部材で作製される。
次に、本実施形態に係る照明装置103を構成する導光体103bについて、更に詳細に説明する。
図3は、本実施形態に係る照明装置103を構成する導光体103bの副走査断面図を示している。
光源ユニット103eから出射された光束は、まず導光体103bの入射面1より導光体103b内に入射する。入射された光束は、全反射側面2a及び2bの間を導光された後、全反射側面2a及び2bの端部領域3を通過する。
そして、光束の一部が、反射面4にて反射され、原稿面101へ向かって導光され、第1の出射面5から第1の方向へ出射される(図2参照)。一方で、全反射側面2の端部領域3を通過した光束のうちの反射面4に向かわない光束は、読取光軸Bを挟んで、導光体103bの反対側に配置されている反射プリズム103dへ向かって導光され、第2の出射面6から第2の方向へ出射される(図2参照)。
なお、反射プリズム103dは、後述するように、導光体103bの第2の出射面6から出射した光を第1の方向と読取光軸Bに対して略対称的な第3の方向に沿って原稿101に向けて反射するように設けられている。
この構成により、導光体103bの第1の出射面5から第1の方向に向けて出射した光束と、反射プリズム103dの出射面12から第3の方向に向けて出射した光束とで、読取光軸B(原稿面に垂直方向)を挟んで両側から原稿を照明するようにしている。
そして、光束の一部が、反射面4にて反射され、原稿面101へ向かって導光され、第1の出射面5から第1の方向へ出射される(図2参照)。一方で、全反射側面2の端部領域3を通過した光束のうちの反射面4に向かわない光束は、読取光軸Bを挟んで、導光体103bの反対側に配置されている反射プリズム103dへ向かって導光され、第2の出射面6から第2の方向へ出射される(図2参照)。
なお、反射プリズム103dは、後述するように、導光体103bの第2の出射面6から出射した光を第1の方向と読取光軸Bに対して略対称的な第3の方向に沿って原稿101に向けて反射するように設けられている。
この構成により、導光体103bの第1の出射面5から第1の方向に向けて出射した光束と、反射プリズム103dの出射面12から第3の方向に向けて出射した光束とで、読取光軸B(原稿面に垂直方向)を挟んで両側から原稿を照明するようにしている。
全反射側面2は、副走査断面内で、入射面1から原稿面101へ近づく方向へ向かう光束を全反射する全反射側面2aと、原稿面101から遠ざかる方向へ向かう光束を全反射する全反射側面2bと、を備える。導光体103bの入射面1から入射した光束の一部は、全反射側面2a及び2bによって少なくとも一回全反射される。
この全反射状態は、以下に示すような仮想的な光源を用いて置き換えることができる。すなわち、副走査断面内の導光体103bの短手方向に沿って、全反射側面2a及び2bの外側に仮想的な鏡像光源を設け、全反射の回数が増す毎に、より遠方の鏡像光源からの光束が、各々の入射角で、全反射側面2の端部領域3へ導光されると考えることができる。
このようにして、絞り位置と同様に光束が集光される位置が、全反射側面2の端部領域3として形成される。全反射側面2の端部領域3では、光源ユニット103eからの直接光及び全反射光(全反射側面2によって全反射されて集められた光)が、重なるように通過する。全反射側面2の端部領域3から所定距離だけ離れた位置にそれぞれ、反射面4、第1の出射面5、及び第2の出射面6が配置される。
反射面4は、全反射側面2によって全反射された光束の一部を偏向させ、第1の出射面5に向かわせる。第1の出射面5は、反射面4で反射された光束を、原稿面101に向けて第1の方向へ出射させる。さらに第2の出射面6は、入射面1から入射された光束の一部及び全反射側面2によって全反射された光束の一部を第2の方向へ出射させる。
第1の出射面5は、導光体103bの外側に凸な形状に形成された多面もしくは曲面形状であり、反射面4からの光束を照射位置である原稿面101に到達させる間に、光束を狭める、正のパワーを有している。光束を狭めることで、副走査方向の集光効率を上げることが可能となる。
第2の出射面6は、導光体103bの外側に凸な形状に形成された多面もしくは曲面形状である。第2の出射面6は、全反射側面2の端部領域3を通過した光束のうちの反射面4に向かわない光束を、反射プリズム103dに到達させる前に、光束を狭める、正のパワーを有している。
第2の出射面6は、光束を狭めることで、第2の出射面6から反射プリズム103dまでの距離を短くすることができ、且つ反射プリズム103dのサイズも小さくすることが可能となり、照明装置103の小型化が可能となる。
第2の出射面6は、光束を狭めることで、第2の出射面6から反射プリズム103dまでの距離を短くすることができ、且つ反射プリズム103dのサイズも小さくすることが可能となり、照明装置103の小型化が可能となる。
本実施形態に係る導光体103bでは、第1の出射面5及び第2の出射面6は、導光体103bの外側に凸な曲面形状であり、且つ第1の出射面5よりも第2の出射面6のパワーのほうが強くなるように形成されている。また反射面4も、導光体103bの外側に凸な曲面形状になっている。
図4は、本実施形態に係る照明装置103を構成する反射プリズム103dの副走査断面図を示している。
導光体103bの第2の出射面6から出射した光束は、読取光軸Bを挟んで、導光体103bの反対側に配置されている反射部材である反射プリズム103dへ入射する。反射プリズム103dは、入射面11、出射面12、及び入射面11から入射した光束を出射面12に偏向する反射面13を備えている。
反射プリズム103dの入射面11から入射した光束は、反射面13によって、出射面12に向けて全反射された後、出射面12から第3の方向に沿って出射し、原稿101を照明する(図2参照)。この構成により、導光体103bの第1の出射面5から第1の方向に向けて出射した光束と、反射プリズム103dの出射面12から第3の方向に向けて出射した光束とで、読取光軸Bを挟んで両側から原稿を照明するようにしている。
反射プリズム103dを構成する入射面11、出射面12、及び反射面13のうち少なくとも1面は、副走査断面内において、多面形状もしくは曲面形状であり、パワーを有している。
導光体103bの第2の出射面6から第2の方向へ出射される光束は、上述したように発光素子103aの鏡像光源からの光束が、各々の入射角で端部領域3を通過してきた光束である。そのため光束は、第2の出射面6のパワーによって、狭められた後に、各々の角度で入射面11に入射する。
反射プリズム103dの光束が通過する構成面は少なくとも3面以上あるので、各面に適切なパワーを与えることにより、適切な照度分布を構成することができる。
反射プリズム103dの光束が通過する構成面は少なくとも3面以上あるので、各面に適切なパワーを与えることにより、適切な照度分布を構成することができる。
図5は、本実施形態及び従来例それぞれの画像読取装置における原稿面上での副走査方向の照度分布を示している。
図5に示されるように、本実施形態においては、第1の方向から原稿101への照度分布ILGとの差を低減するように、第3の方向から原稿101への照度分布IRPを構成できる。それにより、総照度分布Itotal(=ILG+IRP)が副走査方向に対称的になる。従って、原稿101に対して、光量が安定した副走査方向の照明領域を確保することができる。なお、ここでLGは導光体(Light Guide)の略称であり、RPは反射プリズム(Reflection Prism)の略称である。
また、反射プリズム103dのパワーを有している構成面は、副走査断面内において、非球面形状になっていてもよい。非球面形状にすることにより、非球面レンズで行う、像面湾曲補正や歪曲補正と同等の効果を用いて、各々の角度の光束を各々に制御し、副走査方向の照度分布を構成することが可能となる。このため、更に光量が安定した副走査方向の照明領域を確保することができる。
本実施形態において、具体的には、入射面11は反射面13の全域に入射するように平面形状にし、また、反射後の光束の向きを揃える様に反射面13は反射プリズム103dの外側に凸な曲面形状としている。さらに、出射面12は、原稿面をより均一に照明するために、読取光軸Bから離れるにつれて反射プリズム103dの内側に凸な形状から外側に凸な形状に変化する非球面形状で構成されている。
図13は、従来例における照明装置503を搭載した画像読取装置500の副走査部分断面図を示している。本発明に係る照明装置103とは異なり、反射プリズム103dの代わりに反射板503dが用いられている。他の構成要素については、本発明の第1実施形態に係る画像読取装置100の構成要素と同様なので、500番台の符番を付して、説明を省略する。
従来例の画像読取装置500における副走査方向の照度分布が図5に示されている。従来例では、本発明とは異なり、第1の方向から原稿501への照度分布ILGとの差を低減するように、第3の方向から原稿501への照度分布IRPが構成されていない。従って、総照度分布Itotal(=ILG+IRP)が副走査方向に対称的になっておらず、原稿501に対して、光量が安定した副走査方向の照明領域を確保することができない。なお、ここでLGは導光体(Light Guide)の略称であり、RPは反射板(Reflection Plate)の略称である。
図6は、本発明の第1実施形態に係る画像読取装置100における原稿101が原稿台102から浮いた場合の距離に対する光量の変化(照明深度特性)を示している。
図6に示されるように、例えば原稿101が原稿台102から5mm浮いた場合であっても、原稿101が原稿台102に戴置された状態(すなわち、0mm)の時の光量、すなわち、最大光量の80%の光量を得ることができることがわかる。従って、本発明の第1実施形態に係る画像読取装置100では、十分に照明深度を深くできていることがわかる。
図6に示されるように、例えば原稿101が原稿台102から5mm浮いた場合であっても、原稿101が原稿台102に戴置された状態(すなわち、0mm)の時の光量、すなわち、最大光量の80%の光量を得ることができることがわかる。従って、本発明の第1実施形態に係る画像読取装置100では、十分に照明深度を深くできていることがわかる。
原稿101の読取領域の照度が主走査方向に関して一定である場合、結像レンズ106の光軸に対して入射角がθの端部位置からの光は、入射角が0°の中央部位置からの光に対してcos4θだけ低下した光量として検出される。そこで、主走査方向に沿って均一な光量として検出するためには、原稿101の読取領域の照度を主走査方向の中央部位置に対して端部位置で高くする必要がある。
本実施形態では、主走査方向にアレイ状に並んでいる発光素子103aの配列ピッチを主走査方向の中央部に比べて両端部で狭くしている。また、主走査方向の中央部で配列ピッチが大きくなるために照度ムラが発生することが考えられる。このため、本実施形態の照射装置103では、導光体103bの第1の出射面5及び第2の出射面6に、主走査方向に関して、パワー(屈折力)を持たせる。
図7は、本実施形態に係る照射装置103を構成する導光体103bの斜視図を示している。
本実施形態の照射装置103の導光体103bは、発光素子103aの配列ピッチに対応して、中央部付近では疎になる一方で、端部付近では密になるように形成されている。また、第1の出射面5及び第2の出射面6が主走査方向に曲率を持たせたトーリック面領域を有するように形成されており、発光素子103aの配列ピッチよりも小さいピッチで設けられている。
これにより、主走査方向に曲率を持たせたトーリック面領域では、光束が狭められた後に発散し、原稿101を照明するので、主走査方向の照度ムラを改善することができる。
これにより、主走査方向に曲率を持たせたトーリック面領域では、光束が狭められた後に発散し、原稿101を照明するので、主走査方向の照度ムラを改善することができる。
さらに、金属など表面が平滑で正反射特性を有した原稿の場合には、原稿面で正反射された発光素子の点列が一次元光電変換素子上に結像し、発光素子の配列ピッチの点列が写った画像(輝点画像)が取得される懸念があった。
上記問題については、第1の出射面5及び第2の出射面6が主走査方向に曲率を持たせたトーリック面領域を有するように形成されることによって、解決することができる。
上記問題については、第1の出射面5及び第2の出射面6が主走査方向に曲率を持たせたトーリック面領域を有するように形成されることによって、解決することができる。
図8は、本実施形態に係る照明装置103において光源が結像される様子を示している。
図8に示すように、ピッチPLで配列されたLED光源から出射された光束は主走査方向にピッチP1で配列された光学面によって、一旦収束する。光束の収束点(2次光源点)はあたかも発光素子のようになり、再び光束を出射するように振る舞う。この光束の一部は原稿面で正反射し、結像レンズを通過して1次元光電変換素子上に結像する。1次元光電変換素子から出力された信号は、挿入図中のグラフのようになり、2次光源点の配列に依存した信号幅が得られる。
つまり、得られた画像上において見られる発光素子の配列は、LEDの配列ピッチPLよりも小さい、トーリック面領域で形成される2次光源点のピッチの点列となり、発光素子の配列ピッチの点列よりも間隔が狭い、すなわち違和感の少ない画像を得ることができる。
つまり、得られた画像上において見られる発光素子の配列は、LEDの配列ピッチPLよりも小さい、トーリック面領域で形成される2次光源点のピッチの点列となり、発光素子の配列ピッチの点列よりも間隔が狭い、すなわち違和感の少ない画像を得ることができる。
図9は、本発明の第2実施形態に係る照明装置203を搭載した画像読取装置200の副走査部分断面図を示している。なお、第1実施形態の画像読取装置100の構成要素と同様な構成要素については、200番台、20番台、又は30番台の符番を付して、説明を省略する。
本実施形態に係る照明装置203では、第1実施形態に係る照明装置103と異なり、更なる画像品質向上のために、導光体203bの反射面24と反射プリズム203dの入射面31が、主走査方向に曲率を持たせたトーリック面領域を設けるように構成されている。
図10(a)及び(b)はそれぞれ、本実施形態に係る照明装置203を構成する導光体203bの斜視図、及び反射プリズム203dの斜視図を示している。
本発明の第1実施形態と同様に、導光体203bの第1の出射面25及び第2の出射面26に、主走査方向に曲率を持たせたトーリック面領域を形成する。そして、更に画像を高品質とするために、本実施形態では、導光体203bの反射面24と反射プリズム203dの入射面31にも、主走査方向に曲率を持たせたトーリック面領域を複数個所設けている。
これにより、2次光源点に加えて3次光源点を作り出すことができ、得られた画像上において見られる発光素子の配列は、第1実施形態と比べて、さらに発光素子の配列ピッチの点列よりも間隔が狭い、すなわち、違和感の少ない画像を得ることができる。
これにより、2次光源点に加えて3次光源点を作り出すことができ、得られた画像上において見られる発光素子の配列は、第1実施形態と比べて、さらに発光素子の配列ピッチの点列よりも間隔が狭い、すなわち、違和感の少ない画像を得ることができる。
本実施形態に係る照明装置203では、第1実施形態に係る照明装置103と同様に、導光体203bの第1の出射面25及び第2の出射面26は、導光体203bの外側に凸な曲面形状となっている。第2の出射面26は、第1の出射面25よりもパワーが強くなるように構成されている。
導光体203bの反射面24も、導光体203bの外側に凸な曲面形状となっている。
また、反射プリズム203dの入射面31は反射面33の全域に入射するように平面形状にし、反射後の光束の向きを揃える様に反射面33は反射プリズム203dの外側に凸な曲面形状としている。さらに、出射面32は、原稿面に均一な照明を与えるために、読取光軸Bから離れるにつれて反射プリズム203dの内側に凸な形状から外側に凸な形状に変化する非球面形状で構成されている。
導光体203bの反射面24も、導光体203bの外側に凸な曲面形状となっている。
また、反射プリズム203dの入射面31は反射面33の全域に入射するように平面形状にし、反射後の光束の向きを揃える様に反射面33は反射プリズム203dの外側に凸な曲面形状としている。さらに、出射面32は、原稿面に均一な照明を与えるために、読取光軸Bから離れるにつれて反射プリズム203dの内側に凸な形状から外側に凸な形状に変化する非球面形状で構成されている。
図11は、本実施形態に係る照明装置203において光源が結像される様子を示している。
ピッチPLで配列された発光素子から出射された光束は第1のトーリック面領域F1に入射する。第1のトーリック面領域F1は、主走査方向に沿ってピッチP1で配列されている。第1のトーリック面領域F1は、それぞれパワーを有しているので、同面を出射した光束は収束し、2次光源点を作り出し、そこを基準点とし、発する光束のように振る舞う。
2次光源点を基準にした光束は、続けて第2のトーリック面領域F2に入射する。第2のトーリック面領域F2は、主走査方向に沿ってピッチP2で配列されている。第2のトーリック面領域F2も、それぞれパワーを有しているので、同面を出射した光束は収束し、3次光源点を作り出し、そこを基準点とし、発する光束のように振る舞う。
この光束の一部は、結像レンズを通過して、1次元光電変換素子上に結像する。1次元光電変換素子から出力された信号は、3次光源点の配列に依存した信号幅を有している。
3次光源点の配列ピッチは、第1のトーリック面領域F1及び第2のトーリック面領域F2の配列ピッチよりも小さいため、信号強度の凹凸は大幅に低減される。
LEDの配列ピッチPLを適切に調節することによって、挿入図中のグラフ内の破線で示される信号が得られる。総合すると冷陰極蛍光管のような線上光源に近い特性を得ることができ、高品質の画像を取得することができる。
2次光源点を基準にした光束は、続けて第2のトーリック面領域F2に入射する。第2のトーリック面領域F2は、主走査方向に沿ってピッチP2で配列されている。第2のトーリック面領域F2も、それぞれパワーを有しているので、同面を出射した光束は収束し、3次光源点を作り出し、そこを基準点とし、発する光束のように振る舞う。
この光束の一部は、結像レンズを通過して、1次元光電変換素子上に結像する。1次元光電変換素子から出力された信号は、3次光源点の配列に依存した信号幅を有している。
3次光源点の配列ピッチは、第1のトーリック面領域F1及び第2のトーリック面領域F2の配列ピッチよりも小さいため、信号強度の凹凸は大幅に低減される。
LEDの配列ピッチPLを適切に調節することによって、挿入図中のグラフ内の破線で示される信号が得られる。総合すると冷陰極蛍光管のような線上光源に近い特性を得ることができ、高品質の画像を取得することができる。
本実施形態では、導光体203bから直接原稿201を照射する光束に関して、第1のトーリック面領域F1を導光体203bの反射面24、第2のトーリック面領域F2を導光体203bの第1の出射面25に設定している。反射プリズム203dから原稿201に照射する光束に関しては、第1のトーリック面領域F1を導光体203bの第2の出射面26、第2のトーリック面領域F2を反射プリズム203dの入射面31に設定している。
図13に示されるように、従来例の照明装置503に用いられる反射部材は、プレス加工を行う反射板503dであったため、微細ピッチのトーリック面領域を形成することは困難であった。
しかしながら、本実施形態の照明装置203に用いられる反射部材は、プラスチック材料で成型できる反射プリズム203dで構成したために、トーリック面領域を形成することが可能となった。
図13に示されるように、従来例の照明装置503に用いられる反射部材は、プレス加工を行う反射板503dであったため、微細ピッチのトーリック面領域を形成することは困難であった。
しかしながら、本実施形態の照明装置203に用いられる反射部材は、プラスチック材料で成型できる反射プリズム203dで構成したために、トーリック面領域を形成することが可能となった。
本実施形態に係る照明装置203では、導光体203bの第1の出射面25、第2の出射面26、導光体203bの反射面24、及び反射プリズム203dの入射面31にトーリック面領域を設けた。しかしながら、それに限らず、発光素子から出射された光が原稿201に到達するまでの間に通過する面に第1のトーリック面領域F1、及び第2のトーリック面領域F2を形成すればよい。例えば、反射プリズム203dの反射面33や出射面32にトーリック面領域を形成してもかまわない。
図12は、本発明の第3実施形態に係る照明装置303を搭載した画像読取装置300の副走査部分断面図を示している。なお、第1実施形態の画像読取装置100の構成要素と同様な構成要素については、300番台、40番台、又は50番台の符番を付して、説明を省略する。
本実施形態に係る照明装置303では、第1及び第2の実施形態に係る照明装置とは異なり、導光体303bの第1の出射面45及び反射プリズム303dの出射面52にシボ加工による拡散パターンを設けている。これは、更なる主走査方向の照度ムラ改善及び副走査方向照度安定領域の更なる確保のためである。
設けられた拡散パターンにより光量低下が発生するために、導光体303bの反射面44、第1の出射面45及び第2の出射面46、及び反射プリズム303dの入射面51、反射面53及び出射面52のパワーを最適にしている。それにより、第一及び第二実施形態と同等程度に、副走査方向の集光効率を維持している。
設けられた拡散パターンにより光量低下が発生するために、導光体303bの反射面44、第1の出射面45及び第2の出射面46、及び反射プリズム303dの入射面51、反射面53及び出射面52のパワーを最適にしている。それにより、第一及び第二実施形態と同等程度に、副走査方向の集光効率を維持している。
本実施形態に係る照明装置303では、第2実施形態に係る照明装置203と同様に、導光体303bの反射面44は、導光体303bの外側に凸な曲面形状であり、主走査方向に曲率を持たせた強いパワーのトーリック面領域を有している。
また、第1の出射面45及び第2の出射面46も、導光体303bの外側に凸な曲面形状である。第2の出射面46は、第1の出射面45よりもパワーが強くなるように構成されている。
第1の出射面45及び第2の出射面46には、第2実施形態と同様に、主走査方向に曲率を持たせたトーリック面領域を設けており、第1の出射面45のトーリック面のパワーは非常に弱い構成にしている。さらに、第1の出射面45には、シボ加工を施している。
また、第1の出射面45及び第2の出射面46も、導光体303bの外側に凸な曲面形状である。第2の出射面46は、第1の出射面45よりもパワーが強くなるように構成されている。
第1の出射面45及び第2の出射面46には、第2実施形態と同様に、主走査方向に曲率を持たせたトーリック面領域を設けており、第1の出射面45のトーリック面のパワーは非常に弱い構成にしている。さらに、第1の出射面45には、シボ加工を施している。
また、反射プリズム303dの入射面51は反射面53の全域に入射するように平面形状にし、反射後の光束の向きを揃える様に反射面53は反射プリズム303dの外側に凸な曲面形状としている。さらに、出射面52は、原稿面をより均一に照明するために、読取光軸Bから離れるにつれて反射プリズム203dの内側に凸な形状から外側に凸な形状に変化する非球面形状で構成されている。加えて、入射面51に主走査方向に曲率を持たせたトーリック面領域を設け、出射面52には、シボ加工を施している。
本実施形態に係る照明装置303では、光束の制御の容易さの観点から、原稿301に向かう光束が通過する最終出射面である、導光体303bの第1の出射面45及び反射プリズム303dの出射面52にシボ加工を施した。しかしながら、それに限らず、発光素子から出射された光束が原稿201に到達するまでの間に通過する面にシボ加工を施すことができればよい。
また、本実施形態に係る照明装置303における反射プリズム303dでは、入射面51にトーリック面領域を設けており、出射面52にシボ加工を施している。すなわち、同一の面にトーリック面領域を設けて、シボ加工を施すことはしていない。
導光体303bの第1の出射面45のようにパワーの弱いトーリック面領域に対しては、シボ加工を光学的効果を落とすことなく施すことが可能である。しかしながら、強いパワーのトーリック面領域にシボ加工を施す場合には、トーリック面による光学的効果が低減する可能性がある。
このため、反射プリズム303dでは同一の面にトーリック面領域を設けて、シボ加工を施すことをしないことにより、双方の光学的効果を低減させることなく、達成している。
導光体303bの第1の出射面45のようにパワーの弱いトーリック面領域に対しては、シボ加工を光学的効果を落とすことなく施すことが可能である。しかしながら、強いパワーのトーリック面領域にシボ加工を施す場合には、トーリック面による光学的効果が低減する可能性がある。
このため、反射プリズム303dでは同一の面にトーリック面領域を設けて、シボ加工を施すことをしないことにより、双方の光学的効果を低減させることなく、達成している。
なお、本発明では、照明系として、複数の白色LEDを主走査方向に配列させたアレイ構成のLED列を用いている。しかしながら、それに限らず、白色のパワーLEDを導光体の端部に配置した端部配置構成を採用することも可能である。
本発明によれば、金属など表面が平滑で正反射特性を有した原稿を読取った場合でもLEDの配列ピッチよりも小さなピッチの点列像を形成し、極力線状に近づけた画像を形成することができる。
1 入射面
5 第1の出射面
6 第2の出射面
11 入射面
12 出射面
103 照明装置
103a 白色LED(光源)
103b 導光体
103d 反射プリズム
5 第1の出射面
6 第2の出射面
11 入射面
12 出射面
103 照明装置
103a 白色LED(光源)
103b 導光体
103d 反射プリズム
Claims (17)
- 光源と、
該光源から出射した光束を導光する導光体であって、該光源から出射した光束が入射する入射面と、該入射した光束のうちの一部が出射する第1の出射面と、該入射した光束のうちの一部が出射する第2の出射面と、を備えた導光体と、
前記第2の出射面から出射した光束が入射する入射面と、該入射した光束が出射する出射面と、を備えた反射プリズムと、
を備えた、画像読取装置用の照明装置であって、
前記導光体の前記第1の出射面から出射した光束と、前記反射プリズムの前記出射面から出射した光束とで、原稿の読取光軸に対して両側から原稿面を照明するように、前記導光体と前記反射プリズムは前記読取光軸を挟むように配置される、ことを特徴とする、
照明装置。 - 前記反射プリズムの少なくとも1面は、前記読取光軸と、前記導光体と前記反射プリズムが配列する方向と、を含む断面内において、パワーを有することを特徴とする、ことを特徴とする請求項1に記載の照明装置。
- 前記反射プリズムのパワーを有する少なくとも1面は、前記断面内において非球面形状を有することを特徴とする、ことを特徴とする請求項1又は2に記載の照明装置。
- 前記反射プリズムの前記入射面は、平面であり、且つ前記反射プリズムの前記出射面は、前記断面内において、前記導光体から離れるにつれて、前記反射プリズムの内側に凸な形状から外側に凸な形状に変化する非球面形状になっていることを特徴とする、請求項1に記載の照明装置。
- 前記反射プリズムの前記入射面は、前記断面に対して垂直な方向において、トーリック面領域を設けるように構成されていることを特徴とする、請求項1乃至3のいずれか1項に記載の照明装置。
- 前記反射プリズムの前記出射面はシボ加工されていることを特徴とする、請求項1乃至5のいずれか1項に記載の照明装置。
- 前記反射プリズムは、該反射プリズムの外側に凸な曲面形状を有する反射面を備えることを特徴とする、請求項1乃至6のいずれか1項に記載の照明装置。
- 前記導光体は、前記入射面から入射した光束の一部を全反射する少なくとも一つの全反射側面、及び前記入射面から入射した光束の一部を前記第1の出射面に向けて反射する反射面を備えることを特徴とする、請求項1乃至7のいずれか1項に記載の照明装置。
- 前記導光体の前記第1の出射面、前記第2の出射面及び前記反射面のうちの少なくとも一つの面は、前記導光体の外側に凸な曲面形状を有していることを特徴とする、請求項8に記載の照明装置。
- 前記導光体の前記第1の出射面、前記第2の出射面及び前記反射面のうちの少なくとも一つの面は、前記断面に垂直な方向にパワーを有するトーリック面領域を設けるように構成されていることを特徴とする、請求項8又は9に記載の照明装置。
- 前記導光体の前記反射面はパワーを有していることを特徴とする、請求項8乃至10のいずれか1項に記載の照明装置。
- 前記第1の出射面及び前記第2の出射面は、光束を出射した後、狭める正のパワーを有しており、前記第2の出射面のパワーは、前記第1の出射面のパワーより強いことを特徴とする、請求項1乃至11のいずれか1項に記載の照明装置。
- 前記第1の出射面はシボ加工されていることを特徴とする、請求項1乃至12のいずれか1項に記載の照明装置。
- 前記光源は前記断面に対し垂直方向に複数配列され、前記光源の配列ピッチは配列方向の中央部に比べて両端部において狭いことを特徴とする、請求項1乃至13のいずれか1項に記載の照明装置。
- 前記導光体は前記断面に対し垂直方向に複数配列され、前記導光体の配列ピッチは、前記光源の配列ピッチよりも小さく、且つ中央部に比べて両端部において狭いことを特徴とする、請求項14に記載の照明装置。
- 前記導光体および前記反射プリズムは光学合成樹脂製部材で作製されていることを特徴とする、請求項1乃至15のいずれか1項に記載の照明装置。
- 請求項1乃至16のいずれか1項に記載の照明装置を備えた画像読取装置。
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JP2013213369A JP2015076819A (ja) | 2013-10-11 | 2013-10-11 | 照明装置及びそれを用いた画像読取装置 |
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