JP4928598B2 - ライン状照明装置、及び、画像読取装置 - Google Patents

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Description

本発明は、複写機、イメージスキャナー、あるいはファクシミリ等の画像読取装置で使用されるライン状照明装置に係り、特に原稿の読取面を照射してその反射光を読み取るイメージセンサユニットに用いられるライン状照明装置、及び、画像読取装置に関するものである。
従来、複写機、スキャナー、ファクシミリ等に利用される縮小光学系に用いられる画像読取装置には、照明装置としてLEDを用いたライン状照明装置がある。
これは、長手方向に延びた棒状の導光体の長手方向の一端面を入光面とし、その入光面の近傍に入光面に沿ってLED等からなる光源を複数配置することで、光源から発せられた照射光が導光体を通して導光体の長手方向に沿って設けられた出射面から原稿の照射点へ照射される構造である。
また、特許文献1記載の画像読取装置において、基板400上に複数個配置されたLED光源401と、このLED光源401に一体に構成された集光レンズ(導光体)402により、LED基板400の法線方向に対して傾斜させた方向に照射する提案がなされている。(図14参照)
この構成により、LED401から発せられた照射光は、図示しない原稿の照射点に向かって斜め上方へ照射される。照射光は原稿によって反射され、この反射光(読取画像)が複数の反射ミラー402により光路の向きを変えられ、結像レンズ403を介してラインセンサ404に導かれ読取を行うものである。
ところで、このライン状照明装置は、原稿の照射点に対し、2方向から照射する必要があることから照明装置が2組となり、部品点数が増えコストが増大する問題があった。また、組み立て作業が複雑となるため工数が増大するという問題があった。
この問題を解決するため、特許文献2記載の画像読取装置が提案されている。
即ち、基板500上に複数個配置されたLED光源501と、このLED光源501から発せられた照射光を原稿の照射点に照射する導光体502と、導光体502の射出面503に対向した反射面504を有する反射体505(反射鏡)とを備えた構成である。(図15参照)
特開2004−170858号公報 特開2007−5860号公報
しかしながら、特許文献2に記載の構成は、LED光源501の照射面が基板500の実装面に対して平行に配置されているため、原稿の照射点に向かって斜め上方へ照射する必要があった。このため、基板500を斜めに固定するなどしてLED光源501の照射面を斜め上方へ向ける必要があり、組み立て時に調整等の工数が増しコスト増となる問題があった。
また、導光体502の射出面503から浅い角度で発せられた照射光をフレア成分として除去するため、原稿の照射点に対し照射される照射光が減少し、LED光源501からの照射光の利用効率が低下する問題があった。
さらには、反射面504の反射率・形状等に応じて、直接光と間接光(反射体505による反射光)の割合を変更するには導光体502の形状を大幅に変更する必要があった。
本発明はかかる実情に鑑みなされたものであり、光源からの照射光の利用効率を向上させたライン状照明装置、及び、画像読取装置を提供することを目的とする。
請求項1記載のライン状照明装置は、基板と、前記基板上に直線状に配置された複数の光源と、反射鏡と、直線状に配置された複数の前記光源に沿って配置された導光体であって、前記光源からの光が入光する、前記光源の照射面に対して平行に設けられた第1の平面部と、前記第1の平面部に対して傾いて設けられた第2の平面部と、を有する入光面と、前記第1の平面部に対して傾いて設けられた反射面と、を有し、前記第1の平面部を透過した光の一部である第1の光束を前記反射鏡に向けて出射し、前記第2の平面部を透過した光と、前記第1の平面部を透過して前記反射面で反射した光とを合わせた第2の光束を原稿に向けて出射する出射面と、を有する前記導光体と、を有し、前記光源を前記基板上に配置した状態において、前記反射面と前記出射面との交線は、前記第1の平面部と前記第2の平面部との交線よりも低くし、かつ、前記反射鏡は前記第1の光束を前記第2の光束と交差する方向に向けて反射するように構成していることを特徴とする。
請求項3記載の画像読取装置は、原稿からの反射光を読み取る画像読取装置であって、基板と、前記基板上に直線状に配置された複数の光源と、反射鏡と、直線状に配置された複数の前記光源に沿って配置された導光体であって、前記光源からの光が入光する、前記光源の照射面に対して平行に設けられた第1の平面部と、前記第1の平面部に対して傾いて設けられた第2の平面部と、を有する入光面と、前記第1の平面部に対して傾いて設けられた反射面と、を有し、前記第1の平面部を透過した光の一部である第1の光束を前記反射鏡に向けて出射し、前記第2の平面部を透過した光と、前記第1の平面部を透過して前記反射面で反射した光とを合わせた第2の光束を原稿に向けて出射する出射面と、を有する前記導光体と、を有し、前記光源を前記基板上に配置した状態において、前記反射面と前記出射面との交線は、前記第1の平面部と前記第2の平面部との交線よりも低くし、かつ、前記反射鏡は前記第1の光束を前記第2の光束と交差する方向に向けて反射するように構成しているライン状照明装置と、前記ライン状照明装置からの光を受光素子上に結像する結像レンズと、前記受光素子によって受光した反射光を信号に変換して画像信号として出力する画像読取部と、を備えたことを特徴とする。
以上のように、本発明によれば、光源からの照射光の利用効率を向上できる。
図1は、本発明を適用できる複写機の構造を示す図である。 図2は、複写機の読取部の構造を示す図である。 図3は、光源ユニット35の構造を示す斜視図である。 図4は、光源ユニット35の構造を示す断面図である。 図5は、基板1の構造を示す上面図である。 図6は、本発明を適用できる光源ユニット35からの照射光の状態を示す図である。 図7は、「Δd」と直接光・間接光の割合の関係を示す図である。 図8は、本発明を適用できる導光体3において、LED2からの照射光の状態を示す図である。 図9は、比較の一例としての導光体3において、LED2からの照射光の状態を示す図である。 図10は、本発明を適用できる光源ユニット35の配光特性を示す図である。 図11は、比較の一例としての1方向のみに光を照射する光源ユニット35の配光特性を示す図である。 図12は、本発明を適用できる光源ユニット35の原稿34の照射点の位置における、副走査方向の照度分布を示す図である。 図13は、反射鏡12の有無による原稿34の照射点の位置における高さ方向の位置の変化「Δl」に対する照度分布の比較例を示す図である。 図14は、従来の画像読取装置の一例を示す図である。 図15は、従来の他の画像読取装置の一例を示す図である。
以下、本発明の実施形態について、画像読取装置が組み込まれた複写機の例を図面を用いて説明する。
図1は、本発明を適用できる複写機の構造を示す図であり、図2は、複写機の画像読取部の構造を示す図である。図1、及び、図2において、21は複写機本体であり、画像読取部30と画像形成部40とを備えている。画像読取部30はいわゆるイメージスキャナーの機能を有するものであり、以下のように構成される。
即ち、プラテンガラス31と、プラテンカバー32と、キャリッジ33とを備える。
プラテンカバー32はプラテンガラス31を覆うように設けられており、外光を遮断してプラテンガラス31上の原稿34の読取を容易にする。キャリッジ33は縮小光学系の画像読取装置であり、光源ユニット35と複数の反射ミラー36、結像レンズ37と、ラインセンサ38とを備えるものである。
この構成により、光源ユニット35から発せられた照射光は原稿34の表面に照射される。照射光は原稿34によって反射され、この反射光(読取画像)が複数の反射ミラー36により光路の向きを変えられ、結像レンズ37を介してラインセンサ38に導かれる。
キャリッジ33は走査時において副走査方向に移動し、原稿34を照射しながら原稿34全面を走査する。結像レンズ37は複数の反射ミラー36とラインセンサ38とを結ぶ光路上に設けられており、原稿34からの反射光をラインセンサ38上に結像する。ラインセンサ38は反射光を例えばレッド(R)、グリーン(G)、およびブルー(B)の3色に分光して受光し、それぞれを光電変換する3ラインカラーCCD(Charge Coupled Device)イメージセンサ等の受光素子であり、受光した反射光を信号に変換して画像信号として出力する。
画像形成部40はいわゆるプリンタ(出力装置)の機能を有するものであり、以下のように構成される。
即ち、給紙トレイ41と、搬送ロール42と、転写ユニット43と、中間転写ベルト44と、定着ユニット45とを備えるものである。
41は給紙トレイであり、所定のサイズのシートを収容し、このシートを画像形成に合わせて供給するものである。
43は転写ユニットであり、前述のラインセンサ38より出力される画像信号から静電潜像を形成し、トナーを付着させることによってトナー像を形成するものである。このトナー像は中間転写ベルト44に転写された後、シート上に転写され、定着ユニット45によって加圧・加熱されシート上に定着することで、画像印刷を行うものである。
図3は、本発明を適用できる光源ユニット35の構成を示す図であり、図4は、光源ユニット35の長手方向(主走査方向)の略中央部における副走査方向の断面図である。
1は基板であり、この基板1の実装面は、例えば反射材として酸化チタン粉末やアルミニウム粉末等による白シルク印刷で塗装されており、後述するLED2からの照射光を効率的に反射するものである。
2は白色光を発するLEDであり、基板1上に複数のLED2(kは自然数)が直線状に実装されている。
また、LED2は図5に示すように主走査方向に対して中央部の間隔「b」を粗に、両端部の間隔「a」を密に実装されている「b」>「a」。
尚、図面の記載上、LEDの数を図3において35個としてあるが、LEDの数は特に限定されるものではない。
3はアクリル等の透明素材からなる棒状の導光体であり、前記LED2に沿って覆うように設置されている。4は導光体3を支持するフレーム、5は基板1と図示しない外部機器とを接続するコネクタである。
即ち、光源ユニット35は、複数のLED2の実装された基板1、導光体3が夫々所定の位置関係でフレーム4に取り付け支持された構成であり、基板1の実装面に対してLED2からの照射光を略垂直に照射できるものである。
導光体3は、長手方向(主走査方向)に沿って入光面6と出射面7と第1の反射面8と第2の反射面9に大別できる。尚、長手方向(主走査方向)の両側の端面は夫々図示しない反射面である。また、光源ユニット35において複数のLED2が入光面6の近傍に配置されることにより、LED2から発せられた照射光が入光面6を透過して導光体3の内部に入光する構成である。
出射面7は入光面6に対向する面であり、集光効果のため凸状に湾曲して形成されており、例えば、表面にはローレット加工が施されている。
入光面6は、少なくとも、第1の平面Aと第2の平面Bとの連続する2つの平面から成り、LED2の照射面と略平行に対向する第1の平面Aを備えるように形成したものであり、第1の平面Aと第2の平面Bとの交線は「c」である。
また、第1の平面Aの出射面7の下端との間に位置する第1の反射面8は、少なくとも、入光面側反射面Cと出射面側反射面Dとの連続する2つの反射面から成り、入光面側反射面Cと出射面側反射面Dとの交線は「d」である。
また、出射面側反射面Dと出射面7との交線「e」は、交線「d」と略同じ高さとなっている。
尚、出射面側反射面Dは出射面7に向かって逆テーパー状となるよう低く(「e」が「d」より低く)なっていても構わない。
12は反射鏡であり、この反射鏡12は、導光体3の長手方向(主走査方向)と略同一の長さを有する平面状のミラーであり、例えば、アルミ板、又は、反射面にアルミ膜が形成されたものから構成されることにより、光源ユニット35の長手方向(主走査方向)の側面から照射される照射光の向きを変え、後述する一方の光(第1の光束13)を他方の光(第2の光束14)とを原稿34の照射点に交差させるように導くものである。(図6参照)
図6に示す反射鏡12は平面形状をしているが、断面楕円状または断面放物線状に形成されていても構わない。この場合、平面形状と比較して、光原稿34の照射点への照射光の収束性の向上が図れると共に、照射光の照射範囲を任意に制御できるものである。
この構成により、LED2から発せられた照射光の内、第1の平面Aを透過した照射光の一部は第1の光束13(間接光)として直接出射面7から照射されることにより、原稿34に対し略平行に照射される。他の照射光の多くは第1の反射面8により全反射されることにより、第2の光束14(直接光)として直接出射面7から原稿34の照射点に照射され、出射面7の凸状部により原稿34の照射点に集光される。
また、第2の平面Bを透過した照射光の多くは直接出射面7から原稿34の照射点に照射され(又は、第2の反射面9にて全反射された後、直接出射面7より出射され)た後、第2の光束14と合成され、出射面7の凸状部により原稿34の照射点に集光される。
このように、LED2からの照射光を出射面7より各々独立した異なる2方向に照射するものである。
さらに、第1の光束13は、第2の光束14と原稿34の照射点に交差するよう反射鏡12により反射されるものである。
図7は、本実施形態の導光体3において、LED2の照射面の下端と「d」との高さ方向の差「Δd」と直接光・間接光の割合の関係を示す図であり、100は「Δd」の変化による直接光・間接光の割合の変化を示す線である。
図7によると、「Δd」を調整することにより、原稿34に対し略平行に照射される成分(直接光)と、直接原稿34に照射される成分(間接光)との割合が調整可能となる。 このため、反射鏡の反射率等に応じた照射光の光量の割合の変更が容易となり、照明装置の設計の際の設計の自由度を増やすことができる。
本実施形態では、実装面に対し、第1の反射面8(入光面側反射面C)は17.6°、第2の平面Bは132°、第2の反射面9は62°夫々傾いている。
これにより、第1の反射面8、及び、第2の反射面9は、LED2からの照射光に対し、臨界角を越える照射光を全反射するものである。
また、「Δc」=0.36mm、「Δd」=「Δe」=0.1mmとし、直接光:間接光=55%:45%とした。
尚、「c」においては、LED2の照射面の上端と「c」との高さ方向の差を「Δc」とし、照射面の上端と「c」とが同一の高さにある場合を「Δc」=0mmとする。
「d」、「e」においては、LED2の照射面の下端と「d」、「e」との高さ方向の差を「Δd」、「Δe」とし、照射面の下端と「d」、「e」とが同一の高さにある場合を「Δd」=「Δe」=0mmとする。
また、少なくとも、「c」は、LED2の照射面の上端より「Δc」だけ高いものとし、「Δd」、「Δe」共、「c」の高さより低いものとする。
ここで、導光体3内部を伝播する照射光をシミュレーションにより示した図を用いて上述の効果を説明する。
図8は入光面6にLED2の照射面と略平行に対向する第1の平面A、及び、第2の平面Bを備えた例であり、図9は比較の一例として入光面6を斜め直線状の平面(第1の平面Aを備えていない)とした例である。
図8における本実施形態の導光体3においては、入光面6の近傍に配置されたLED2から発せられた照射光の内、第1の平面Aを透過した照射光の一部は、第1の光束13として直接出射面7から照射されることにより、原稿34に対し略平行に照射される。また、他の照射光の多くは第1の反射面8により全反射されることにより、第2の光束14として出射面7より出射され、出射面7の凸状部により原稿34の照射点に集光される。 また、第2の平面Bを透過した照射光の多くは直接出射面7から原稿34の照射点に出射され(又は、第2の反射面9にて全反射された後、直接出射面7より出射され)た後、第2の光束14と合成され、出射面7の凸状部により原稿34の照射点に集光される状態を示している。
この時、第1の光束13は、出射面7の凸状部により原稿34の照射点に収束されるものである。また、第1の光束13は、第2の光束14と原稿34の照射点に交差するよう反射鏡12により反射されることで、原稿34の照射点に照射され、原稿34の読取対象部分がライン状に照明されるものである。
図9における導光体3においても同様に、入光面6の近傍に配置されたLED2から発せられた照射光の全てが入光面6を透過し、一部が第1の光束13として直接出射面7から照射されることにより、原稿34に対し略平行に照射される。一方、他の照射光の多くは第1の反射面8、及び、第2の反射面9により全反射されることにより、第2の光束14として出射面7より照射されると共に、直接出射面7より出射された照射光の一部とが合成されることで形成される。
第2の光束14は出射面7の凸状部により原稿34の照射点に集光される。
しかしながら、図9に示す導光体3では、入光面6に第1の平面Aが形成されておらず直線状の平面のみのため、この平面の中央部付近を透過した照射光は出射面7から略均一に照射されることになる。この結果、出射面7の中央部付近から、原稿34の照射点に照射されない角度で、且つ、反射鏡12によっても反射されない角度で照射される照射光が生じることから、迷光(フレア成分)が発生するものである。
一方、図8における本実施形態の導光体3では、第1の平面Aを形成することにより、出射面7の中央部付近から照射光を照射させることなく第1の光束13、及び、第2の光束14に収束させることができる。この結果、反射鏡12により反射されない角度で照射される照射光を低減できることにより、LED2からの照射光を効率よく原稿34の照射点に集光することが可能となり、照射点の照度を向上できる。
このように、入光面6に第1の平面A、及び、第2の平面Bを備えたことにより、2方向へ照射する場合の分離性が向上することにより、照射点の照度、即ち、照射光の利用効率を向上できるものである。
尚、図中の実線は、LED2から発せられた照射光の状態を追跡できるようにするためものであり、実際は光束である。
図10は本発明を適用できる光源ユニット35の配光特性を示す図であり、図11は比較の一例としての1方向のみに光を照射する光源ユニット35の配光特性を示す図である。
また、図14は本実施形態の光源ユニット35において、原稿34の照射点の位置における副走査方向に対する照度分布の反射鏡12の有無による比較例である。
200は反射鏡12有りの状態を示す線であり、201は反射鏡12無しの状態を示す線である。
図12に示すように、本発明を適用できる反射鏡12を用いることで、原稿34の照射点の副走査方向における位置の変化(±1.0mm)において、安定した照度を保つことができる。
これにより、副走査方向における読み取り光量の変動を抑制でき、出力変動幅を小さくできることから、画像読み取り装置の出力画像に発生する濃度変動を低減することができ、読み取り性能を安定できる。
図13は本実施形態の光源ユニット35において、反射鏡12の有無による原稿34の照射点の位置における高さ方向の位置の変化(「Δl」)に対する照度分布の比較例を示す図である。
300は反射鏡12有りの状態を示す線であり、301は反射鏡12無しの状態を示す線である。
図13に示すように、本発明を適用できる、2方向に光を照射する光源ユニット35、及び、反射鏡12を用いることで、0mm<「Δl」<3.0mmにおいて、安定した照度を保つことができる。
これは、反射鏡12からの第1の光束13の照明ピーク位置を反射鏡側へ、光源ユニット35からの第2の光束14の照明ピーク位置を光源側へずらすことにより、プラテンガラス31の上方にピーク位置の合致する位置が生じるためである。
これにより、原稿34の高さ方向への位置の変化につれ両者のピーク位置が合致することになることから、原稿34の皺・段差・浮き上がり等に伴う高さの変動による出力の低下量を低減することができ、読み取り性能を安定できる。このため、画像読み取り装置の出力画像に発生する濃度変動を低減することができ、読み取り性能を安定できる。
尚、図10、乃至、図13は、各LED2のピッチ(間隔)は中央部で6.4mm、端部で4.3mm、LED光源を60個使用時のものである。
本発明のライン状照明装置はイメージスキャナー、ファクシミリ、複写機等の画像読取装置として有効な技術である。
1 基板
2 LED
3 導光体
6 入光面
7 出射面
13 第1の光束
14 第2の光束
A 第1の平面
B 第2の平面
C 入光面側反射面
D 出射面側反射面

Claims (4)

  1. ・基板と、
    ・前記基板上に直線状に配置された複数の光源と、
    ・反射鏡と、
    ・直線状に配置された複数の前記光源に沿って配置された導光体であって、前記光源からの光が入光する、前記光源の照射面に対して平行に設けられた第1の平面部と、前記第1の平面部に対して傾いて設けられた第2の平面部と、を有する入光面と、前記第1の平面部に対して傾いて設けられた反射面と、を有し、前記第1の平面部を透過した光の一部である第1の光束を前記反射鏡に向けて出射し、前記第2の平面部を透過した光と、前記第1の平面部を透過して前記反射面で反射した光とを合わせた第2の光束を原稿に向けて出射する出射面と、を有する前記導光体と、
    を有し、
    ・前記光源を前記基板上に配置した状態において、前記反射面と前記出射面との交線は、前記第1の平面部と前記第2の平面部との交線よりも低くし、かつ、前記反射鏡は前記第1の光束を前記第2の光束と交差する方向に向けて反射するように構成している
    ことを特徴とするライン状照明装置。
  2. 前記反射面は、前記入光面側に設けられた入光面側反射面と、前記出射面側に設けられた出射面側反射面とを有しており、
    前記出射面側反射面と前記出射面との交線は、前記入光面側反射面と前記出射面側反射面との交線と同じ高さである
    ことを特徴とする請求項1に記載のライン状照明装置。
  3. 原稿からの反射光を読み取る画像読取装置であって、
    (a)・基板と、
    ・前記基板上に直線状に配置された複数の光源と、
    ・反射鏡と、
    ・直線状に配置された複数の前記光源に沿って配置された導光体であって、前記光源からの光が入光する、前記光源の照射面に対して平行に設けられた第1の平面部と、前記第1の平面部に対して傾いて設けられた第2の平面部と、を有する入光面と、前記第1の平面部に対して傾いて設けられた反射面と、を有し、前記第1の平面部を透過した光の一部である第1の光束を前記反射鏡に向けて出射し、前記第2の平面部を透過した光と、前記第1の平面部を透過して前記反射面で反射した光とを合わせた第2の光束を原稿に向けて出射する出射面と、を有する前記導光体と、
    を有し、
    ・前記光源を前記基板上に配置した状態において、前記反射面と前記出射面との交線は、前記第1の平面部と前記第2の平面部との交線よりも低くし、かつ、前記反射鏡は前記第1の光束を前記第2の光束と交差する方向に向けて反射するように構成しているライン状照明装置と、
    (b)前記原稿からの前記反射光を受光素子上に結像する結像レンズと、
    (c)前記受光素子によって受光した前記反射光を信号に変換して画像信号として出力する画像読取部と、
    を備えた
    ことを特徴とする画像読取装置。
  4. 前記ライン状照明装置の有する前記反射面は、前記入光面側に設けられた入光面側反射面と、前記出射面側に設けられた出射面側反射面とを有しており、
    前記出射面側反射面と前記出射面との交線は、前記入光面側反射面と前記出射面側反射面との交線と同じ高さである
    ことを特徴とする請求項3に記載の画像読取装置。
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