JP2015071593A - 含硫アミノ酸含有組成物 - Google Patents

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Abstract

【課題】ネギ属植物の含硫アミノ酸を安定に且つ高濃度で含有する組成物の提供。【解決手段】含硫アミノ酸含有組成物の製造方法であって、以下の工程:ネギ属植物を加熱する工程;当該加熱されたネギ属植物を粉砕する工程;当該粉砕されたネギ属植物粉砕物を、温度50℃〜75℃およびpH3.5〜6.0に維持しながら濃縮する工程;および当該濃縮物をイオン交換クロマトグラフィーに供する工程、を含む方法。【選択図】なし

Description

本発明は、ネギ属植物から含硫アミノ酸含有組成物を製造する方法、および該方法によって得られた含硫アミノ酸含有組成物に関する。
ネギ、タマネギ、ニンニク等のネギ属植物は、古くから強壮作用を有する食品として摂取されている。近年では、ネギ属植物に含まれる含硫アミノ酸であるL−システインスルフォキシド誘導体に、男性ホルモンであるテストステロンの産生増加作用があることも知られている(特許文献1)。
しかしながら、ネギ属植物そのものを食するだけでは、含硫アミノ酸を生理作用を期待できる量で継続的に摂取することは困難である。また、ネギ属植物中には、含硫アミノ酸以外にも種々の成分が存在しているため、ネギ属植物そのものを食することは、含硫アミノ酸を摂取する手段としては効率的でない。したがって、ネギ属植物に含まれる含硫アミノ酸を濃縮する方法や、ネギ属植物由来の含硫アミノ酸を高含有する組成物の開発が所望されている。
上記特許文献1には、切断処理していないネギ属植物を、圧力1〜5気圧、温度40〜150℃の条件で、5〜120分加熱処理することによって、植物中に含まれる含硫アミノ酸を分解するC−Sリアーゼを失活させ、L−システインスルフォキシド誘導体を高含有するネギ属植物処理物を製造する方法、ならびに当該ネギ属植物処理物から、アルコール抽出および減圧濃縮により、L−システインスルフォキシド誘導体を含む抽出物を得ることが記載されている。
特許文献2には、タマネギを加熱してC−Sリアーゼを失活させた後、破砕搾汁し、次いで90〜120℃での第二の加熱工程またはpH7〜12でのアルカリ処理工程によってタマネギ搾汁中のシステインスルフォキシドをシクロアリインに変換し、次いで生成物を濃縮および殺菌することによる、シクロアリインを高含有するタマネギエキスの製法が記載されている。当該加熱処理またはアルカリ処理の前にγ−グルタミルペプチドを酵素で切断することも記載されている。
特許文献3には、ユリ科植物の食用部を、植物細胞壁分解酵素であるマンナナーゼ、セルラーゼおよびペクチナーゼで処理し、次いでイオン交換樹脂処理することにより、高濃度のS−アルケニルシステインスルフォキシドを製造する方法が記載されている。
特許文献4には、タマネギ等のネギ属植物からシクロアリイン、S−メチル−L−システインスルフォキシドなどを抽出分離することができること、その際、タマネギエキスを90〜120℃で加熱処理またはpH8〜12でアルカリ処理することによりシクロアリイン含有量が増加すること、当該加熱処理またはアルカリ処理の前にシクロアリイン前駆体のγ−グルタミルペプチドを切断酵素で処理することができること、およびタマネギエキスをイオン交換クロマトグラフィーにかけることによりシクロアリインを単離精製できることが記載されている。
特許文献5には、タマネギを水溶性有機溶媒水溶液に浸漬させ、該水溶液とともに粉砕した後、陰イオン交換樹脂と陽イオン交換樹脂にかけることにより、タマネギから催涙成分精製酵素およびS−1−プロペニル−システインスルフォキシドを分離する方法が記載されている。
しかし、上記の方法で得られた生成物はいずれも、含有される含硫アミノ酸の量や安定性の点において、未だ十分に満足できるものではなかった。
特開2007−210918号公報 国際公開公報第99/08548号 特開2007−84500号公報 国際公開公報第99/61015号 特開2009−254344号公報
本発明は、ネギ属植物に含まれる含硫アミノ酸を効率よく回収する方法を提供すること、およびネギ属植物の含硫アミノ酸を安定に且つ高濃度で含有する組成物を提供することを課題とする。
本発明者らによる研究により、特許文献1に記載されているL−システインスルフォキシド誘導体の抽出物は、時間の経過とともにL−システインスルフォキシド誘導体が不活性化してしまうため、保存安定性に劣るという問題を有することが判明した。そこで、本発明者らは、含硫アミノ酸を安定に含有することができる組成物を開発すべく鋭意研究を重ね、その結果、ネギ属植物を加熱し、粉砕した後に、温度およびpHを特定の範囲に維持しながら粉砕物を濃縮することにより、含硫アミノ酸を安定に高含有する組成物を得ることができることを見出し、本発明を完成した。
すなわち、本発明は、含硫アミノ酸含有組成物の製造方法であって、以下の工程:
ネギ属植物を加熱する工程;
当該加熱されたネギ属植物を粉砕する工程;
当該粉砕されたネギ属植物粉砕物を、温度50℃〜75℃およびpH3.5〜6.0に維持しながら濃縮する工程;および
当該濃縮物をイオン交換クロマトグラフィーに供する工程、
を含む方法を提供する。
また本発明は、S−1−プロペニル−L−システインスルフォキシド、S−プロピル−L−システインスルフォキシド、S−メチル−L−システインスルフォキシド、およびS−アリル−L−システインスルフォキシドからなる群より選択される少なくとも1の含硫アミノ酸を含有し、かつ40℃、密封条件で3か月保管後における該含硫アミノ酸の残存量が、保管前に対して65%以上である、含硫アミノ酸含有組成物を提供する。
また本発明は、S−1−プロペニル−L−システインスルフォキシドを、40℃、密封条件で3か月保管後に3.3質量%以上含有する、含硫アミノ酸含有組成物を提供する。
本発明の含硫アミノ酸含有組成物の製造方法によれば、ネギ属植物に含まれる含硫アミノ酸を効率よく回収することができる。また本発明の製造方法によって製造された組成物は、含硫アミノ酸を安定に且つ高濃度で含有する。
本発明の含硫アミノ酸含有組成物の製造方法は、(1)ネギ属植物を加熱する工程、(2)当該加熱されたネギ属植物を粉砕する工程、(3)当該粉砕されたネギ属植物粉砕物を濃縮する工程、および(4)当該濃縮物をイオン交換クロマトグラフィーに供する工程、を含む。
本発明の方法で製造される組成物に含まれる含硫アミノ酸としては、S−1−プロペニル−L−システインスルフォキシド、S−プロピル−L−システインスルフォキシド、S−メチル−L−システインスルフォキシド、S−アリル−L−システインスルフォキシド等が挙げられ、これらからなる群より選択される少なくとも1種の含硫アミノ酸が、本発明の方法で製造される組成物に含有されていることが好ましい。
本発明の方法に供されるネギ属植物としては、ネギ属(Allium)に属し、目的の含硫アミノ酸を含有している植物であれば特に限定されないが、例えば、タマネギ、ネギ、ワケギ、アサツキ、ニラ、ニンニク、ギョウジャニンニク、ラッキョウ、リーキ等が挙げられる。このうち、タマネギ、ネギ、ニンニク、ラッキョウは、安価であり且つ含硫アミノ酸を多く含有しているため好ましい。本発明の方法において、これらのネギ属植物は、可食部、例えば、タマネギ、ニンニク、ラッキョウであれば鱗茎、ワケギ、アサツキ、ニラであれば葉、ネギであれば葉および偽茎が好ましく使用される。また、上記ネギ属植物の外皮は、含硫アミノ酸を含んでいないため、本発明の方法に供する前に除去しておくことが好ましい。
本発明の方法の工程(1)では、ネギ属植物を加熱する。該加熱により、該ネギ属植物中に含まれる含硫アミノ酸を分解する酵素C−Sリアーゼを失活させる。本工程でC−Sリアーゼを失活させることにより、その後の工程における含硫アミノ酸の酵素分解が抑制され、目的産物の収率の低下を防ぐことができる。上記加熱の条件は、目的の含硫アミノ酸を変質させることなくC−Sリアーゼを失活させることができる条件であれば、特に限定されないが、例えば、圧力1〜5気圧、温度40〜150℃で5〜120分間が好ましく、圧力1〜2気圧、温度が80〜120℃で15〜40分間がより好ましい。
上記加熱は、好ましくは、細分されていないネギ属植物に対して行われる。ネギ属植物は、切断、破砕、穿孔などによりその内部が空気中に露出すると、含まれる含硫アミノ酸が分解されて、その含有量が減少する。したがって、本工程で加熱に供される「細分されていない」ネギ属植物とは、切断、分断、破砕、穿孔、傷をつける等の加工がされていないか、またはそれらの加工がされていてもよいが該加工による内部の含硫アミノ酸の分解が僅かに引き起されている程度である、ネギ属植物であり得る。例えば、本発明において「細分されていない」とは、用いるネギ属植物の部位や大きさによっても異なるが、ネギ属植物全体を2等分、4等分、8等分または16等分することを許容する概念であり得る。また例えば、本発明において、「細分されていない」ネギ属植物から本発明の方法で得られる含硫アミノ酸の収率は、無傷のネギ属植物と比較して80%以上、好ましくは90%以上であり得る。
本発明の方法の工程(2)では、上記工程(1)で加熱されたネギ属植物を粉砕する。粉砕する手段は特に限定されず、細断、破砕、粉砕、磨砕等の処理を含む。これらの処理は、例えば、ブレンダー、ミキサー、カッター、ミル等の公知の手段で行うことができる。粉砕処理や粉砕物の操作を容易にするため、工程(1)で得られたネギ属植物の加熱物に水性液体を添加してもよい。水性液体としては、水、酸性水、アルカリ水等が挙げられる。必要に応じて、粉砕物を濾過、遠心、圧搾等にかけ、破片や粉砕かすなどを除去したり、含硫アミノ酸を含む液体を分離してもよい。
本発明の方法の工程(3)は、上記工程(2)で得られたネギ属植物の粉砕物を、特定の温度およびpH条件下で濃縮する工程である。本工程における濃縮の温度条件は、濃縮されるネギ属植物粉砕物の品温として、好ましくは45℃〜75℃、より好ましくは50℃〜75℃、さらに好ましくは55℃〜70℃であり、またpH条件は、好ましくはpH3.0〜6.0、より好ましくはpH3.5〜6.0、さらに好ましくはpH4.0〜5.0である。温度またはpHのいずれかが上記範囲を逸脱すると、最終的に得られた組成物中において、目的とする含硫アミノ酸の含有量が低下するか、または含硫アミノ酸の安定性が悪くなる。
本工程における濃縮のための手段や手順は、濃縮中の粉砕物の温度およびpHを上記範囲に維持できる手段であれば、限定されない。例えば、本工程においては、ネギ属植物の粉砕物を、必要に応じて濾過、遠心分離、圧搾等にかけて該粉砕物から含硫アミノ酸を含む液体を分離した後、上記温度およびpH条件下で減圧加熱蒸留、膜濃縮等の手段により濃縮する。またはこれらの濃縮手段を組み合わせてもよい。好ましくは、エバポレーター等による減圧加熱蒸留を行う。濃縮工程中の温度の調整手段としては、公知の方法を採用でき、例えば、温浴、油浴、保温ジャケット、恒温槽等を採用できる。pHの調整手段としてもまた、公知の方法が採用でき、例えば、酸剤、アルカリ剤、または緩衝液を用いることができる。
濃縮工程(3)は、濃縮物中における含流アミノ酸の濃度が、所望の、例えば、工程(4)の処理に供するに適当な含流アミノ酸濃度になるまで行えばよい。好ましくは、固形分濃度5〜50質量%、より好ましくは10〜40質量%になるまで行えばよい。
ネギ属植物中の目的の含硫アミノ酸は、少なくとも一部が、グルタミン酸と結合した前駆体として存在している。当該前駆体においては、グルタミン酸のγカルボン酸基に含硫アミノ酸がアミド結合している。このγカルボン酸基と含硫アミノ酸との結合を切断すれば、当該前駆体を含硫アミノ酸に変換することができるので、目的産物の収率をさらに増加させることができる。
したがって、本発明の方法は、上記粉砕工程(2)または濃縮工程(3)の後に、酵素反応によりネギ属植物中の上記前駆体からγ−グルタミル基を切断して、目的の含硫アミノ酸を遊離させる工程をさらに含んでいてもよい。本工程では、上記工程(2)で得られたネギ属植物の粉砕物、または上記工程(3)で得られた該粉砕物の濃縮物を、γ−グルタミル結合切断酵素で処理する。本工程で使用されるγ−グルタミル結合切断酵素としては、ペプチドまたはアミノ酸からγ−グルタミル基を切断する活性を有するものであればよく、例えば、γ−グルタミナーゼ、γ−グルタミルトランスフェラーゼ、γ−グルタミルトランスペプチダーゼ、γ−グルタミルペプチダーゼ等が挙げられる。これらの酵素は、動物、植物、微生物等から抽出されたものであっても、または市販品であってもよい。市販品としては、天野エンザイム社のグルタミナーゼSD−C100S等が挙げられる。
γ−グルタミル結合切断酵素による処理の条件は、酵素の至適条件、または用いるネギ属植物の種類、用いる部位、細分の状態等によって適宜設定すればよい。一般的には、酵素の添加量は、ネギ属植物の全量(上記粉砕物または濃縮物の原料として上記加熱工程(1)に供したネギ属植物の質量に換算)に対して0.001〜1質量%、好ましくは0.01〜0.1質量%である。反応条件は、酵素の至適pHで、温度15〜65℃で1〜24時間程度、好ましくは35〜60℃で2〜6時間程度であり得る。当該酵素処理の際、上記工程(2)または(3)で得られるネギ属植物の粉砕物またはその濃縮物は、通常、そのままでは酵素反応には粘性が高過ぎるため、好ましくは水性液体で2〜20倍程度に希釈される。水性液体としては、水、酸性水、アルカリ水等が挙げられる。当該酵素処理の終了後は、加熱またはpH調整等により、γ−グルタミル結合切断酵素を失活させておくことが好ましい。必要に応じて、当該酵素処理で得られた反応物を濾過、遠心、圧搾等にかけ、破片や粉砕かすなどを除去したり、含硫アミノ酸を含む液体を分離してもよい。
上述した本発明の方法の各工程において、上記濃縮工程(3)以外の工程は、酵素反応等のために必要とされない限り、好ましくはpH5.5以下、より好ましくはpH4.5以下の酸性pH条件下で行われるのが、含硫アミノ酸の変質を防ぐ上で好ましい。
本発明の方法の工程(4)では、上記工程(3)で得られた濃縮物、またはその酵素処理物を、イオン交換クロマトグラフィーに供する。当該イオン交換クロマトグラフィーのためのイオン交換樹脂は、陽イオン交換樹脂であればよいが、強酸性陽イオン交換樹脂が好ましく、スルホン酸型強酸性陽イオン交換樹脂がより好ましい。当該イオン交換樹脂は、市販品を使用することができ、例えば、ダイヤイオン(登録商標)UBK−550、ダイヤイオン(登録商標)SK1B(三菱化学社製)、アンバーライト(登録商標)IR120B、アンバーライト(登録商標)200C、ダウエックス(登録商標)MSC−1(The Dow Chemical Company)、デュオライトC26(Rohm and Haas)、LEWATIT(登録商標)SP−112(LANXESS Distribution GmbH)等が好適に使用され得る。
イオン交換クロマトグラフィーは、通常の手順に従って行えばよい。上記工程(3)で得られた濃縮物、またはその酵素処理物を、必要に応じて蒸留水や緩衝液等で希釈し、試料溶液とする。好ましくは、試料溶液は、イオン交換樹脂へ通液される前にpH1〜5に調整される。当該試料溶液をイオン交換樹脂に通液し、該試料溶液中の含硫アミノ酸をカラムに吸着させる。その後、蒸留水等の洗浄液を用いて該イオン交換樹脂を洗浄し、次いでアルカリ性の溶離液を用いてカラムに吸着した含硫アミノ酸を溶出させる。当該溶離液は、強アルカリ溶液、弱アルカリ溶液のいずれも用いることができるが、好ましくはpH8〜14の溶液である。上記含硫アミノ酸を含む溶出液は、そのまま利用してもよいが、公知の方法で濃縮、またはさらに脱塩処理を行うと、含硫アミノ酸の純度が高まるため好ましい。さらに必要に応じて、乾固、凍結乾燥、固形化、液状化、顆粒もしくは粉末化等の処理を施してもよい。
以上の手順で、含硫アミノ酸含有組成物を製造することができる。本発明の方法によって得られた含硫アミノ酸含有組成物は、含硫アミノ酸を安定に且つ高濃度で含有しているため、長期保存や工業利用に適している。
次に実施例を示して本発明を更に詳細に説明するが、本発明は以下の実施例に限定されるものではない。
(実施例1)
(1)収穫後のタマネギ(北もみじ2000)5000gを洗浄、脱皮した後に、切断せず丸ごと95℃の湯浴中にて20分間加熱処理した。
(2)加熱処理後のタマネギを、ミキサー(Oster社製)を用いて破砕し、ここにタマネギ1g当たり1mLの水を添加し分散させた。得られた分散液を6,000rpm、30分間遠心分離し、次いで吸引ろ過して、固形分5質量%、含硫アミノ酸0.12質量%を含むタマネギ粗抽出液10Lを得た。
(3)上記タマネギ粗抽出液にクエン酸を添加し、pH4に調整した。この液を固形分30質量%となるまでエバポレーター(東京理科機械製)により60℃の条件で濃縮した。
(4)得られた濃縮液1000mLを試料溶液として、塩酸により再生した強陽イオン交換樹脂(ダイヤイオンSK1B、三菱化学製)500mLに通液した。次いで、蒸留水3000mLによりカラム内に残留した試料溶液を洗い出した。その後、5%水酸化ナトリウム溶液(pH=14)1000mLをカラムに通液し、イオン交換樹脂に吸着した含硫アミノ酸を溶出させた。さらに蒸留水2000mLを添加し、カラム内に残留した液を溶出させた。水酸化ナトリウム溶液により溶出した溶出液と蒸留水により溶出した溶出液とを合一し、脱塩処理を行って、含硫アミノ酸含有溶液を得た。これを凍結乾燥し、含硫アミノ酸約28質量%を含む組成物を約32g得た。
本実施例の方法で得られた含硫アミノ酸の収率は、(2)で調製したタマネギ粗抽出液に対して約60%であった。
(実施例2)
(1)収穫後のタマネギ(北もみじ2000)5000gを洗浄、脱皮した後に、切断せず丸ごと95℃の湯浴中にて20分間加熱処理した。
(2)加熱処理後のタマネギを、ミキサー(Oster社製)を用いて破砕し、ここにタマネギ1g当たり1mLの水を添加し分散させた。得られた分散液に、γ−グルタミナーゼ(グルタミナーゼSD-C100S;天野エンザイム製)を液中のタマネギ(出発物質換算)の全量に対して0.025質量%の量で添加し、60℃にて2時間反応させ、反応終了後90℃で15分間加熱して酵素を失活させた。得られた反応液を6,000rpm、30分間遠心分離し、吸引ろ過し、固形分5質量%、含硫アミノ酸0.15質量%を含むタマネギ粗抽出液10Lを得た。
(3)上記タマネギ粗抽出液にクエン酸を添加し、pH4に調整した。この液を固形分30質量%となるまでエバポレーター(東京理科機械製)により60℃の条件で濃縮した。(4)この濃縮液1000mLを試料溶液として、塩酸により再生した強陽イオン交換樹脂(ダイヤイオンSK1B、三菱化学製)500mLに通液した。次いで、蒸留水3000mLによりカラム内に残留した試料溶液を洗い出した。その後、5%水酸化ナトリウム溶液(pH=14)1000mLをカラムに通液し、イオン交換樹脂に吸着した含硫アミノ酸を溶出させた。さらに蒸留水2000mLを添加し、カラム内に残留した液を溶出させた。水酸化ナトリウム溶液により溶出した溶出液と蒸留水により溶出した溶出液とを合一し、脱塩処理を行って、含硫アミノ酸含有溶液を得た。これを凍結乾燥し、含硫アミノ酸約28質量%を含む組成物を約40g得た。
本実施例の方法で得られた含硫アミノ酸の収率は、(2)で調製したタマネギ粗抽出液に対して約75%であった。
(実施例3)
(1)収穫後のタマネギ(北もみじ2000)約1500kgを洗浄、脱皮した後に、切断せず丸ごと95℃の湯浴中にて20分間加熱処理した。
(2)加熱処理後のタマネギをチョッパーで破砕し、水を1000kg投入し、グルタミナーゼ(グルタミナーゼSD-C100S;天野エンザイム製)を液中のタマネギ(出発物質換算)全量に対して0.025質量%の量で添加し、40〜60℃にて2時間反応させた。反応終了後の溶液をスクリュープレスにより固液分離を行った。
(3)得られた液にクエン酸を添加し、pH4に調整し、プレート式フラッシュ濃縮機にて60℃の温度で濃縮した。さらに90℃、30分間の加熱処理により酵素失活および殺菌処理をし、Brix50のタマネギ粗抽出液200kgを得た。溶液中の含硫アミノ酸量は約1.5質量%であった。
(4)上記タマネギ粗抽出液200kgを蒸留水で2倍に希釈した。この希釈液の全量を試料溶液として、塩酸により再生した強陽イオン交換樹脂(ダイヤイオンSK1B、三菱化学製)150Lに通液した。次いで、水1000Lを通液してカラム内に残留した試料溶液を洗い出した。その後、5%水酸化ナトリウム溶液(pH=14)500Lをカラムに通液し、イオン交換樹脂に吸着した含硫アミノ酸を溶出させた。さらに蒸留水1000Lを添加し、カラム内に残留した液を溶出させた。水酸化ナトリウム溶液により溶出した溶出液と蒸留水により溶出した溶出液とを合一し、塩酸で中和した後、遠心薄膜濃縮機により濃縮し、次いで脱塩処理を行って含硫アミノ酸溶液を得た。これを噴霧乾燥し、含硫アミノ酸約28質量%を含む組成物を約7.5kg得た。
本実施例の方法で得られた含硫アミノ酸の収率は、(2)で調製した固液分離後の液に対して約70%であった。
(製造例1)
実施例1(1)および(2)と同様の手順でタマネギ粗抽出液10Lを調製した。
このタマネギ粗抽出液に水酸化ナトリウムを添加してpH7に調整し、次いで固形分30質量%となるまでエバポレーター(東京理科機械製)により60℃の条件で濃縮した。
この濃縮液を実施例1(4)と同様の手順でイオン交換樹脂により精製後、脱塩処理し、含硫アミノ酸含有溶液を得た。これを凍結乾燥し、含硫アミノ酸約9質量%を含む組成物を約32g得た。本製造例の方法で得られた含硫アミノ酸の収率は、タマネギ粗抽出液に対して約20%であった。
(製造例2)
実施例1(1)および(2)と同様の手順でタマネギ粗抽出液10Lを調製した。
このタマネギ粗抽出液にクエン酸を添加してpH3に調整し、次いで固形分30質量%となるまでエバポレーター(東京理科機械製)により60℃の条件で濃縮した。
この濃縮液を実施例1(4)と同様の手順でイオン交換樹脂により精製後、脱塩処理し、含硫アミノ酸含有溶液を得た。これを凍結乾燥し、含硫アミノ酸約27質量%を含む組成物を約32g得た。本製造例の方法で得られた含硫アミノ酸の収率は、タマネギ粗抽出液に対して約57%であった。
(製造例3)
実施例1(1)および(2)と同様の手順でタマネギ粗抽出液10Lを調製した。
このタマネギ粗抽出液にクエン酸を添加してpH4に調整し、次いで固形分30質量%となるまでエバポレーター(東京理科機械製)により80℃の条件で濃縮した。
この濃縮液を実施例1(4)と同様の手順でイオン交換樹脂により精製後、脱塩処理し、含硫アミノ酸含有溶液を得た。これを凍結乾燥し、含硫アミノ酸約22質量%を含む組成物を約32g得た。本製造例の方法で得られた含硫アミノ酸の収率は、タマネギ粗抽出液に対して約47%であった。
(製造例4)
実施例1(1)および(2)と同様の手順でタマネギ粗抽出液10Lを調製した。
このタマネギ粗抽出液にクエン酸を添加してpH4に調整し、次いで固形分30質量%となるまでエバポレーター(東京理科機械製)により45℃の条件で濃縮した。
この濃縮液を実施例1(4)と同様の手順でイオン交換樹脂により精製後、脱塩処理し、含硫アミノ酸含有溶液を得た。これを凍結乾燥し、含硫アミノ酸約27質量%を含む組成物を約32g得た。本製造例の方法で得られた含硫アミノ酸の収率は、タマネギ粗抽出液に対して約57%であった。
(製造例5)
実施例2(1)および(2)と同様の手順でタマネギを加熱、粉砕および酵素処理し、タマネギ粗抽出液10Lを調製した。
このタマネギ粗抽出液に水酸化ナトリウムを添加してpH7に調整し、次いで固形分30質量%となるまでエバポレーター(東京理科機械製)により60℃の条件で濃縮した。
この濃縮液を実施例2(4)と同様の手順でイオン交換樹脂により精製後、脱塩処理し、含硫アミノ酸含有溶液を得た。これを凍結乾燥し、含硫アミノ酸約10質量%を含む組成物を約40g得た。本製造例の方法で得られた含硫アミノ酸の収率は、タマネギ粗抽出液に対して約25%であった。
(製造例6)
実施例2(1)および(2)と同様の手順でタマネギ粗抽出液10Lを調製した。
このタマネギ粗抽出液にクエン酸を添加してpH3に調整し、次いで固形分30質量%となるまでエバポレーター(東京理科機械製)により60℃の条件で濃縮した。
この濃縮液を実施例2(4)と同様の手順でイオン交換樹脂により精製後、脱塩処理し、含硫アミノ酸含有溶液を得た。これを凍結乾燥し、含硫アミノ酸約24質量%を含む組成物を約40g得た。本製造例の方法で得られた含硫アミノ酸の収率は、タマネギ粗抽出液に対して約63%であった。
(製造例7)
実施例2(1)および(2)と同様の手順でタマネギ粗抽出液10Lを調製した。
このタマネギ粗抽出液にクエン酸を添加してpH4に調整し、次いで固形分30質量%となるまでエバポレーター(東京理科機械製)により80℃の条件で濃縮した。
この濃縮液を実施例2(4)と同様の手順でイオン交換樹脂により精製後、脱塩処理し、含硫アミノ酸含有溶液を得た。これを凍結乾燥し、含硫アミノ酸約19質量%を含む組成物を約40g得た。本製造例の方法で得られた含硫アミノ酸の収率は、タマネギ粗抽出液に対して約50%であった。
(製造例8)
実施例2(1)および(2)と同様の手順でタマネギ粗抽出液10Lを調製した。
このタマネギ粗抽出液にクエン酸を添加してpH4に調整し、次いで固形分30質量%となるまでエバポレーター(東京理科機械製)により45℃の条件で濃縮した。
この濃縮液を実施例2(4)と同様の手順でイオン交換樹脂により精製後、脱塩処理し、含硫アミノ酸含有溶液を得た。これを凍結乾燥し、含硫アミノ酸約25質量%を含む組成物を約40g得た。本製造例の方法で得られた含硫アミノ酸の収率は、タマネギ粗抽出液に対して約66%であった。
(試験例1)
実施例1、2および製造例1〜8で得られた含硫アミノ酸含有組成物を、賦形剤(TK16、松谷化学工業社製)と共に凍結乾燥して粉末を調製した。さらに対照として、実施例1(1)と同様の手順で加熱処理のみ行ったタマネギに上記賦形剤を添加し、凍結乾燥した粉末を調製した。各粉末を密封包装し、40℃で3か月間保存し、経時的に組成物中の含硫アミノ酸の含有量(質量%)を測定し、保存開始時に対する割合(残存率)を求めた。測定は、タマネギに含まれる主たる含硫アミノ酸であるS−プロピル−L−システインスルフォキシド(PCSO)を対象に行った。結果を表1に示す。
Figure 2015071593
(試験例2)
エバポレーターによる濃縮温度を表2の条件に変更した以外は、実施例2と同様にして含硫アミノ酸含有溶液を得て、この溶液を賦形剤(TK16、松谷化学工業社製)と共に凍結乾燥し、含硫アミノ酸約25〜27質量%を含む粉末状の組成物をそれぞれ約40g得た。得られた各組成物について、試験例1と同様にして保存試験を行い、PCSOの含量を測定した。結果を表2に示す。なお、表2には実施例2、および製造例7、8の結果を再掲する。
Figure 2015071593
試験例1〜2の結果より、タマネギ粉砕物の濃縮条件をpHが3より大きく7未満、および温度50〜75℃にした場合に、PCSOの収率が向上し、しかも得られたPCSOの安定性が高くなることがわかった。

Claims (8)

  1. 含硫アミノ酸含有組成物の製造方法であって、以下の工程:
    ネギ属植物を加熱する工程;
    当該加熱されたネギ属植物を粉砕する工程;
    当該粉砕されたネギ属植物粉砕物を、温度50℃〜75℃およびpH3.5〜6.0に維持しながら濃縮する工程;および
    当該濃縮物をイオン交換クロマトグラフィーに供する工程、
    を含む方法。
  2. 前記イオン交換クロマトグラフィーにおいて強酸性陽イオン交換樹脂が使用される、請求項1記載の方法。
  3. 前記ネギ属植物の粉砕物またはその濃縮物をγ−グルタミル結合切断酵素で処理する工程をさらに含む、請求項1または2記載の方法。
  4. 前記γ−グルタミル結合切断酵素がγ−グルタミナーゼ、γ−グルタミルトランスフェラーゼ、γ−グルタミルトランスペプチダーゼまたはγ−グルタミルペプチダーゼである、請求項3記載の方法。
  5. 前記含硫アミノ酸がS−1−プロペニル−L−システインスルフォキシド、S−プロピル−L−システインスルフォキシド、S−メチル−L−システインスルフォキシド、およびS−アリル−L−システインスルフォキシドからなる群より選択される少なくとも1種である、請求項1〜4のいずれか1項記載の方法。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項記載の方法によって得られる、含硫アミノ酸含有組成物。
  7. S−1−プロペニル−L−システインスルフォキシド、S−プロピル−L−システインスルフォキシド、S−メチル−L−システインスルフォキシド、およびS−アリル−L−システインスルフォキシドからなる群より選択される少なくとも1の含硫アミノ酸を含有し、かつ40℃、密封条件で3か月保管後における該含硫アミノ酸の残存量が、保管前に対して65%以上である、含硫アミノ酸含有組成物。
  8. S−1−プロペニル−L−システインスルフォキシドを、40℃、密封条件で3か月保管後に3.3質量%以上含有する、含硫アミノ酸含有組成物。
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