JP2015070711A - 電力変換装置 - Google Patents
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るものである。
ンを有するヒートシンクなどに取り付けて行われていたが、この発熱部品を防水性を有す
る密閉のケース内に収納した場合、この発熱部材のケース内への放熱にも対応するためヒ
ートシンクによる放熱量をより大きく設計する必要があり装置の小型化を阻害することが
あった。このためヒートシンクに放熱塗料を塗布して放熱効果を高めたものがあった。(
特許文献1)
るインバータ部のような発熱量の大きなものを対象にしておらず、特に熱の対流を考慮す
ると高温の熱は上の方に集まるものであり、熱の対流と滞留を考慮する必要があった。
られる前面側が解放された箱状のケースと、このケース内側の上方に取り付けられ直流電
力を交流電力に変換するインバータ部とを有し、このケースをアルミなど熱伝導性のある
金属で一体成型すると共に前記インバータ部が取り付けられるケースの位置に相対向する
ケースの外側に構成される放熱フィンとを設け、少なくともこの放熱フィンに放射熱特性
を有する塗料を塗布するものである。
の対流が促進されてインバータ部に対する放熱特性を向上させることが可能になるもので
ある。
ともこのインバータ部の周辺に放射熱特性を有する塗料を塗布するものである。
スイッチング素子、ダイオード、コンデンサ等を用いて昇圧する昇圧回路31(31a乃
至31e)と、昇圧回路31の出力する制御された直流電力をスイッチ素子IPMを用い
て交流電力に変換して出力するインバータ部32と、インバータ部32の出力する交流電
力から高周波成分を交流リアクトルACL(第1リアクトル)とコンデンサとを用いて除
去するフィルタ回路33とから構成されている。S(Sa乃至Se)は開閉スイッチであ
り太陽電池34の直流出力を開閉するものである。
つのストリングに対応可能になっているが、接続するストリングの数は変更可能である)
設けられ、この5つの太陽電池34a乃至34eの出力を夫々昇圧する昇圧回路31a乃
至31eを設けている。このため、直流リアクトルDCL(又は昇圧回路)も太陽電池(
ストリング)と同じ個数が必要となる(直流リアクトルDCLa乃至DCLe(図示せず
))。
C/DCのスイッチング型の昇圧回路、DC/ACのPWMに基づく変換回路や50Hz
/60Hzを境界とするローパスフィルタの構成を用いることができるため詳細について
は省略する。昇圧回路31a乃至31eは昇圧回路31aと同等に構成されるので夫々の
構成要素は符号にb〜eを付記して記載を省略する。
れるように開口されたアルミダイカストによる略直方体の箱状の形状を有するケースであ
り、内側(ケース10の内面)には、交流リアクトルACLと直流リアクトルDCLa乃
至DCLeとを夫々配置する第1窪み11、及び第2窪み12が一体成型されている。第
1窪み11と第2窪み12は夫々のリアクトルの配置後に熱伝導性が高くかつ電気絶縁性
がある樹脂が流し込まれて、これらのリアクトルが窪み11、12に固定される。
)に平らな部分が構成され当該部分に複数のスイッチ素子IPM(インバータ部32の一
部を構成)が熱伝導性の良い部材を介して取り付けられている。複数のスイッチ素子IP
M、直流リアクトルDCLa乃至DCLe、及び交流リアクトルACLと蓋との間には、
昇圧回路31、インバータ部32、及びフィルタ回路33を成す電装基板が配置される(
図示せず)。
開閉スイッチを介して太陽電池の発電する直流電力が供給される。Ta乃至Tcは昇圧回
路31a乃至31eを構成するスイッチング素子を収納したパッケージでありパッケージ
Ta乃至Tcは夫々複数のスイッチング素子が収納されており、スイッチ素子IPMと同
様に熱伝導性の良い部材を介してケース10に取り付けられている。
から上方に向かって空気が流れる複数の風路を左右に渡って構成する複数のフィンFを有
し、これら複数の風路を少なくとも3つの第1の風路群乃至第3の風路群41、42、4
3に分け、真ん中付近の風路40を含む第1の風路群41の上方側のスイッチ素子IPM
(インバータ部32の一部を構成)に相対応する部分44を主にスイッチ素子IPMの放
熱に割り当て、第2の風路群42の下方側でありかつ部分44より下方側の交流リアクト
ルACLに対応する部分45(第1の窪みに対応する部分)を主に交流リアクトルの放熱
に割り当て、第3の風路群43の下方側でありかつ部分45より下方側の直流リアクトル
DCLに対応する部分46(第2の窪みに対応する部分)を主に直流リアクトルDCLの
放熱に割り当てている。部分47はパッケージTa乃至Tcに対応する部分であり、パッ
ケージTa乃至Tcの放熱に割り当てられている。
近は温度的につながり全体で放熱に寄与する。尚、矢印48乃至50は空気の流れを示し
ている。
ている。この塗料により部分44は下側より放熱特性が向上するので、ケース10の内側
のスイッチ素子IPM(インバータ部32に相当)の温度が下がり、ケース10内で下方
へ下がる空気の量が増加しケース10内での空気の対流が促進され、ケース10内の冷却
が促進される。さらにケース10の上面10aにも同様の放射熱特性を有する塗料を塗布
すれば、上面10aの内面側の温度も低下し、よりケース10内の空気の対流が促進され
るものである。
、少なくとも部分44に塗布されていれば良いものである。
効なシリコーン系やアクリル系などの塗料を用いることができ、近赤外線領域から遠赤外
線領域に渡って熱の放射率が高い塗料が好ましく、インバータ部32の発熱に対応する1
00℃付近において波長800nm〜4000nmの領域において60%以上の放射率を
有するものが適しており、放射率が低いものでは、一般塗装もしくは塗装なし(アルミの
状態)と比べて部分44と周辺との温度差が不足しケース10内での空気の対流効果が充
分に得られないものであった。すなわち冷却効果が不十分であった。
空気の対流が促進されケース内の冷却効果が向上する。
るためのものであり、本発明を限定するものではない。本発明はその趣旨を逸脱すること
なく、変更、改良され得ると共に本発明にはその等価物が含まれることは勿論である。
11 第1窪み
12 第2窪み
31 昇圧回路
32 インバータ部
33 フィルタ回路
41 第1の風路群
42 第2の風路群
43 第3の風路群
ACL 交流リアクトル
DCL 直流リアクトル
IPM スイッチ素子
F フィン
Claims (3)
- 前面パネルと、この前面パネルが防水性を有して取り付けられる前面側が解放された箱状
のケースと、このケース内側の上方に取り付けられ直流電力を交流電力に変換するインバ
ータ部とを有し、このケースをアルミなど熱伝導性のある金属で一体成型すると共に前記
インバータ部が取り付けられる前記ケースの位置に相対向する前記ケースの外側に構成さ
れる放熱フィンとを設け、少なくともこの放熱フィンに放射熱特性を有する塗料を塗布す
ることを特徴とする電力変換装置。 - 前記塗料は少なくとも100℃付近において波長800nm〜4000nmの赤外領域に
おいて60%以上の放射率を有することを特徴とする請求項1に記載の電力変換装置。 - 前記塗料は少なくとも前記ケースの上面に塗布されていることを特徴とする請求項1ま
たは請求項2に記載の電力変換装置。
Priority Applications (2)
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JP2013203350A JP2015070711A (ja) | 2013-09-30 | 2013-09-30 | 電力変換装置 |
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JP2013203350A JP2015070711A (ja) | 2013-09-30 | 2013-09-30 | 電力変換装置 |
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CN (1) | CN204119054U (ja) |
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JPWO2019207723A1 (ja) * | 2018-04-26 | 2021-04-22 | 東芝三菱電機産業システム株式会社 | 電力変換装置および電力変換ユニット |
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-
2013
- 2013-09-30 JP JP2013203350A patent/JP2015070711A/ja active Pending
-
2014
- 2014-09-28 CN CN201420565843.1U patent/CN204119054U/zh not_active Expired - Fee Related
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CN204119054U (zh) | 2015-01-21 |
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