JP2015070611A - 静電気放電(esd)回路 - Google Patents
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Abstract
【課題】立ち上がりの速い電源供給に対し、低減された突入電流を有する安定した静電気放電保護を提供する
【解決手段】静電気放電(ESD)回路200は、第1ノードn1および電源電圧ノードVDDに結合される第1トランジスタM1と、第1ノードn1およびグランドノードGNDに結合される第2トランジスタM2と、第1トランジスタM1および第2トランジスタM2に結合される第2ノードn2と、第2ノードn2に結合される第3トランジスタM3と、第3トランジスタM3に結合される第3ノードn3と、を備え、第1ノードn1の充電にかかる第1期間が前記第3ノードn3の放電にかかる第2期間よりも小さい。
【選択図】図2
【解決手段】静電気放電(ESD)回路200は、第1ノードn1および電源電圧ノードVDDに結合される第1トランジスタM1と、第1ノードn1およびグランドノードGNDに結合される第2トランジスタM2と、第1トランジスタM1および第2トランジスタM2に結合される第2ノードn2と、第2ノードn2に結合される第3トランジスタM3と、第3トランジスタM3に結合される第3ノードn3と、を備え、第1ノードn1の充電にかかる第1期間が前記第3ノードn3の放電にかかる第2期間よりも小さい。
【選択図】図2
Description
本開示の実施の形態は、集積回路の分野に関し、特に、静電気放電(ESD;Electrostatic Discharge)回路および関連技術に関する。
現在の静電気放電(ESD)回路は、電源が速い立ち上がり時間を有する場合に高い突入電流を経験し、場合によっては、チップの通常動作中のゲインフィードバックから発振を経験しうる。立ち上がりの速い電源供給に対し、低減された突入電流を有する安定した静電気放電保護を提供するための技術および構成が求められるかもしれない。
添付の図面とともに以下の詳細な説明を読むことによって、実施の形態は容易に理解されるであろう。この説明を容易にするために、同様の参照符号は同様の構造的要素を指し示す。添付の図面において実施の形態は例示として示され、限定を目的としない。
本開示の実施の形態は、静電気放電(ESD)回路および関連する技術ならびに構成を説明する。以下の詳細な説明において、本明細書の一部をなす添付の図面には参照符号が付され、同様の部分には同様の番号が一貫して付され、本開示の主題が実施されうる実施の形態は、例示を目的として示される。本開示の範囲を逸脱しない限りにおいて、他の実施の形態が利用され、かつ、構造的または論理的変更がなされうるものと理解されるべきである。したがって、以下の詳細な説明は、限定的な意味で解釈されるべきではなく、実施の形態の範囲は、添付の請求項およびそれと同等の記載によって定義される。
本開示において、「Aおよび/またはB」の語は、「A」、「B」または「AおよびB」を意味する。本開示において、「A、Bおよび/またはC」の語は、「A」、「B」、「C」、「AおよびB」、「AおよびC」、「BおよびC」または「A、BおよびC」を意味する。
説明において、「一実施の形態において」または「実施の形態において」の語を用いることがある。これらは、一以上の同一のまたは異なる実施の形態を指し示すことがある。さらに、「備える」、「含む」、「有する」およびこれらと同様の用語は、本開示の実施の形態に関して用いる場合に同義である。「結合された」の語は、直接的な結合、間接的な結合、または、間接的な通信を指し示すことがある。
「〜に結合される」の語は、ここでは、派生的に用いられる。「結合される」は、以下に示す一以上の内容を意味しうる。「結合される」は、二以上の要素が物理的または電気的に直接接触することを意味しうる。しかしながら、「結合される」は、二以上の要素が互いに間接的に接触しつつ互いに協働または相互作用することも意味し、また、一以上の他の要素が、上述の意味で互いに結合された要素間において結合または接続されることを意味しうる。
図1は、様々な実施の形態に係る静電気放電(ESD)回路を含むダイ100を概略的に示す。いくつかの実施の形態において、ダイ100は、一以上の過渡的な(transient)ESDクランプ(以下、「ESDクランプ102」という)の形式のESD回路を含む。ESDクランプ102は、静電気ショックやその他の電力サージといったESDイベントからダイ上の他の回路110を保護するために構成されうる。他の回路110は、例えば、一以上のトランジスタ、メモリセルまたは他の能動素子、および/または、能動素子との間で電気信号を送るための相互接続回路、または、ESDイベントの影響を受けるかもしれない他のいかなる回路を含んでもよい。
いくつかの実施の形態において、ESDクランプ102は、例えば相補型金属酸化物半導体(CMOS)技術または他の適切な技術といった半導体製造技術を用いて、ダイ100の能動面側に形成されてもよい。ESDクランプ102は、ダイ100の電源接続部104およびグランド接続部106に近接して、または、これらの間に設けられてもよい。例えばいくつかの実施の形態において、一以上の電源接続部は図2−8のESD回路200における電源電圧(VDDまたはVSS)ノードに結合されてもよく、一以上のグランド接続部106は図2−8のESD回路200におけるグランド(GND)ノードに結合されてもよい。
電源接続部104およびグランド接続部106は、例えば、バンプ(bumps)、ピラー(pillars)、トレース(traces)、ビア(vias)、パッド(pads)またはその他の適切な構造といった相互接続構造もしくは接点などを含んでもよく、電源電圧およびグランド電圧をダイの動作(例えば、プロセッシング、入出力信号の送信/受信、情報の保存、コードの実行など)のために個別に提供するように構成されてもよい。本明細書において、「グランド」は、ゼロではない電圧を含むいかなる適切な電圧を表してもよい。
図示される実施の形態において、電源接続部104、グランド接続部106およびESDクランプ102は、ダイ100の周辺領域に配置されており、他の回路110は、ダイ100の中心領域に配置される。他の実施の形態において、電源接続部104、グランド接続部106、ESDクランプ102および/または他の回路110は、図示される構成ではなく、別の適切な構成で配置されてもよい。
図2は、様々な実施の形態に係るESD回路200を概略的に示す。ESD回路200は、例えば、図1に示されるESDクランプ102のESDクランプに相当しうる。いくつかの実施の形態において、ESD回路200は、正の電源電圧ノード(以下、「VDD」という)およびグランドノード(以下、「GND」という)を含む。いくつかの実施の形態において、VDDは、図1に関連して記載される一以上の電源接続部104と結合されてもよく、GNDは一以上のグランド接続部106と結合されてもよい。
様々な実施の形態によれば、ESD回路200は、VDDおよびGNDに結合される第1ノードn1と、第1ノードn1およびVDDに結合される第1トランジスタM1と、第1ノードn1およびGNDに結合される第2トランジスタM2と、第1トランジスタM1および第2トランジスタM2に結合される第2ノードn2と、第2ノードn2に結合される第3トランジスタM3と、第3トランジスタM3に結合される第3ノードn3とを含んでもよい。いくつかの実施の形態において、ESD回路200は、図示されるように、第3ノードn3に結合される第4トランジスタM4と、第3ノードn3に結合される第5トランジスタM5と、第3ノードn3に結合される第6トランジスタM6と、第3ノードn3に結合される第7トランジスタM7と、第4トランジスタM4を第3ノードn3に結合するように構成されるラッチノードと、をさらに含んでもよい。
いくつかの実施の形態において、第1ノードn1は、図示されるように、第1トランジスタM1および第2トランジスタM2を含むインバータに結合されてもよい。図示されるように、第1ノードn1は第1トランジスタM1および第2トランジスタM2のゲートに結合されてもよく、第1トランジスタM1のソースはVDDに結合されてもよく、第2トランジスタM2のソースはGNDに結合されてもよく、第1トランジスタM1のドレインは第2トランジスタM2のドレインに結合されてもよい。第2ノードn2は、第1トランジスタM1のドレインおよび第2トランジスタM2のドレインに結合されてもよい。
いくつかの実施の形態において、第3トランジスタM3は、ソースフォロワ(source follower)として機能してもよい。第2ノードn2は、第3トランジスタM3のゲートに結合されてもよい。第3トランジスタM3のドレインは、VDDに結合されてもよい。第3ノードn3は、第3トランジスタM3のソースおよび第4トランジスタM4のドレインに結合されてもよい。第4トランジスタM4のソースは、GNDに結合されてもよい。いくつかの実施の形態において、第3ノードn3は、第5トランジスタM5のゲート、第6トランジスタM6のゲートおよび第7トランジスタM7のゲートに結合されてもよい。ラッチノードは、第6トランジスタのドレイン、第7トランジスタのドレインおよび第4トランジスタのゲートに結合されてもよい。
様々な実施の形態によれば、一以上の抵抗および/またはコンデンサが一以上の第1ノードn1および第3ノードn3に結合されてもよい。ノードn1および/またはn3の抵抗値または容量は、一以上の抵抗およびコンデンサに少なくとも部分的には基づいてもよい。例えば、第1ノードn1の抵抗値は、第1ノードn1に結合される一以上の抵抗(以下、「R1」という)に基づいて決められてもよく、第1ノードn1の容量は、第1ノードn1に結合される一以上のコンデンサ(以下、「C1」という)に基づいて決められてもよい。第3ノードn3の抵抗値および容量は、第3ノードn3に結合される一以上の抵抗(以下、「R2」という)および一以上のコンデンサ(以下、「C2」という)に基づいて決められてもよい。いくつかの実施の形態において、第3ノードn3の容量は、主に第5トランジスタM5のゲート容量に基づいてもよく、C2などのコンデンサはESD回路200において必要とされないかもしれない。
様々な実施の形態によれば、R1およびC1は、第1ノードn1の充電にかかる第1期間(例えば、定数τ1)を与えるために調整または構成されてもよい。R2およびC2は、第3ノードn3の放電にかかる第2期間(例えば、定数τ2)を与えるために調整または構成されてもよい。いくつかの実施の形態において、他の過渡的なESDクランプと比べて改善された安定性および低減された突入電流を有する過渡的なESDクランプからなるESD回路200を提供するために、第1期間(例えばτ1)は第2期間(例えばτ2)より小さくてもよい。例えば、より短い第1期間(例えばτ1)は、ESD回路200への突入電流を制限してもよく、より長い第2期間(例えばτ2)は、ESD回路200を通じて外部のESD容量(例えば、人体モデルにおける100pF;ピコファラッド)の完全な放電を可能としてもよい。ESD回路200は、単一インバータのクランプによる安定性を有し、立ち上がり時間が1マイクロ秒(μs)の電源供給に対して突入電流を約1/105倍に低減させる間、ESD保護レベルを維持しうる。
いくつかの実施の形態において、第1期間は、電源電圧を供給するためにVDDがオンとなるときに開始し、第3トランジスタM3をオフとするのに十分な程度に第2ノードn2がロー(low)となるレベルまでC1が充電されたときに終了してもよい。第2期間は、第3トランジスタM3がオフ状態に設定されたときに開始し、第4トランジスタM4がオン状態(通常の電源投入)に設定されたときに終了してもよい。第1期間および第2期間は、別の実施の形態において、別の適切な技術を用いて構成されてもよい。
いくつかの実施の形態において、第2期間は、第1期間よりも約1桁大きくてもよい。例えば、いくつかの実施の形態において、第2期間は、第1期間よりも少なくとも7倍大きくてもよい。いくつかの実施の形態において、第1期間は30ナノ秒(ns)から300nsの値を有してもよく、第2期間は300nsから3000nsの値を有してもよい。一実施の形態において、第1期間は約40nsであってもよく、第2期間は約800nsであってもよい。別の実施の形態において、第1期間は100nsであってもよく、第2期間は約1000nsであってもよい。一実施の形態において、第1期間は180nsであってもよく、第2期間は1230nsであってもよい。一実施の形態において、第1期間は1マイクロ秒よりも短くてもよく、第2期間は第1期間よりも長くてもよい。第1期間および第2期間は、他の実施の形態において、幅広い種類の他の適切な値を有してもよい。
いくつかの実施の形態によれば、R1およびC1は、より短い第1期間を生成しうる。これは、VDD(例えば、5V)が速い立ち上がり時間(例えば、1μs未満)を有する場合に、第2ノードn2の電圧がハイ(high)に向かうことのみを可能としうる。第2ノードn2の電圧がハイに向かうとき、第3トランジスタM3はオンになり、第5トランジスタM5がESD電流(例えばいくつかの実施の形態において、〜1.33アンペア(A))を低減できるように第3ノードn3の電圧を引き上げうる。第1期間は、第2ノードn2の電圧を素早くローに向かわせて、第3トランジスタM3をオフにしうる。R2およびC2(および/または第5トランジスタM5のゲート容量)が生成するより長い第2期間は、第3ノードn3の電圧をよりゆっくりとした割合で放電しうる。このようにして第1期間および第2期間を用いることで、ESD回路200を通じて外部のESD容量(例えば、人体モデルにおける100pF)の完全な放電を可能とする間、突入電流を制限しうる。第5トランジスタM5のゲート容量は、第3ノードn3を放電するより長い第2期間を好適に調整するために、ESD回路200の他のトランジスタのゲート容量よりも大きくてもよい。第2期間の調整用に主に与えられる容量として第5トランジスタのゲート容量を用いることで、ESD回路200のために必要なダイ(例えば、図1のダイ100)上の面積を節約しうる。ラッチノードは、いったん第5トランジスタM5のゲートが第5トランジスタM5の閾値電圧まで放電された場合に、通常動作中の第4トランジスタM4によって第5トランジスタM5のゲートが素早くグランドへ引かれることを保証しうる。いくつかの実施の形態において、単一のインバータが第3トランジスタM3を駆動するため、発振に対するESD回路200の安定性は改善されうる。いくつかの実施の形態において、第3トランジスタM3は、1未満の電圧利得を有してもよい。
ESD回路200の第1の実施の形態において、第1トランジスタM1は40μmの幅および0.6μmのチャネル長を有してもよく、第2トランジスタM2は10μmの幅および0.6μmのチャネル長を有してもよく、第3トランジスタM3は40μmの幅および0.6μmのチャネル長を有してもよく、第4トランジスタM4は10μmの幅および0.6μmのチャネル長を有してもよく、第5トランジスタM5は2000μmの幅および0.6μmのチャネル長を有してもよく、第6トランジスタM6は2μmの幅および0.6μmのチャネル長を有してもよく、第7トランジスタM7は10μmの幅および0.6μmのチャネル長を有してもよい。第1の実施の形態において、R1は400,000Ωの実効抵抗値を有してもよく、R2は200,000Ωの実効抵抗値を有してもよい。
他の実施の形態において、トランジスタ(例えば、M1、M2など)および/または抵抗(例えば、R1、R2)は、他の適切な値を有してもよい。この他の適切な値は、上述した値とは異なる公称値を含んでもよいが、ESD回路200の別のトランジスタまたは抵抗と比べたときに同じ相対関係(例えば、より大きいまたはより小さい)となる値を有しうる。例えば、いくつかの実施の形態において、第1トランジスタの幅は第2トランジスタの幅よりも大きくてもよく、これはトランジスタM1およびM2により形成されるインバータの切替点を上昇させうる。第5トランジスタM5は、ESD回路200における他のトランジスタの幅よりも十分に大きい幅を有しうる。第6トランジスタM6は、第7トランジスタM7の幅よりも小さい幅を有してもよく、これはトランジスタM6およびM7により形成されるインバータの切替点を低下させうる。
ESD回路200の第2の実施の形態において、第1トランジスタM1は40μmの幅および0.7μmのチャネル長を有してもよく、第2トランジスタM2は10μmの幅および0.7μmのチャネル長を有してもよく、第3トランジスタM3は20μmの幅および0.7μmのチャネル長を有してもよく、第4トランジスタM4は10μmの幅および0.7μmのチャネル長を有してもよく、第5トランジスタM5は2880μmの幅および0.7μmのチャネル長を有してもよく、第6トランジスタM6は2μmの幅および0.7μmのチャネル長を有してもよく、第7トランジスタM7は10μmの幅および0.6μmのチャネル長を有してもよい。第2の実施の形態において、R1は〜400,000Ωの実効抵抗値を有してもよく、R2は〜200,000Ωの実効抵抗値を有してもよい。他の実施の形態において、トランジスタ(例えば、M1、M2など)および/または抵抗(例えば、R1、R2)は、他の適切な値を有してもよい。
図3は、様々な実施の形態に係る別の構成であるESD回路300を概略的に示す。ESD回路300は、図2の一以上の抵抗R1が一以上の追加のトランジスタ(以下、「第8トランジスタM8」という)に置き換えられている点を除いて、図2のESD回路200に関連して記載した実施の形態に適合しうる。様々な実施の形態によれば、第1ノードn1の抵抗値は、第8トランジスタM8に基づいてもよい。
第8トランジスタM8は、図示されるように、VDDに結合されるソースと、第1ノードn1に結合されるドレインと、GNDに結合されるゲートを含んでもよい。いくつかの実施の形態において、第8トランジスタM8はP型FET(PFET)であってもよい。ESD回路200のR1を第8トランジスタM8に置き換えることにより、ESD回路200と比べてESD回路300が占めるダイの面積を低減しうる。
図4は、様々な実施の形態に係る別の構成であるESD回路400を概略的に示す。ESD回路400は、図3の一以上の抵抗R2が一以上の追加のトランジスタ(以下、「第9トランジスタM9」という)に置き換えられている点を除いて、図3のESD回路300に関連して記載した実施の形態に適合しうる。様々な実施の形態によれば、第3ノードn3の抵抗値は、第9トランジスタM9に基づいてもよい。
第9トランジスタM9は、図示されるように、GNDに結合されるソースと、第3ノードn3に結合されるドレインと、第3ノードn3に結合されるゲートとを含んでもよい。いくつかの実施の形態において、第9トランジスタM9はゼロ閾値電圧トランジスタであってもよい。ESD回路300のR2を第9トランジスタM9に置き換えることにより、ESD回路300と比べてESD回路400が占めるダイの面積を低減しうる。
図5は、様々な実施の形態に係る別の構成であるESD回路500を概略的に示す。ESD回路500は、図4の一以上のコンデンサであるC1およびC2が一以上の追加のトランジスタ(以下、それぞれ「第10トランジスタM10」および「第11トランジスタM11」という)に置き換えられている点を除いて、図4のESD回路400に関連して記載された実施の形態に適合しうる。様々な実施の形態によれば、第1ノードn1および/または第3ノードn3の容量は、第10トランジスタM10および/または第11トランジスタM11に基づいてもよい。
第10トランジスタM10は、図示されるように、GNDに結合されるソースと、GNDに結合されるドレインと、第1ノードn1に結合されるゲートとを含んでもよい。第11トランジスタM11は、図示されるように、GNDに結合されるソースと、GNDに結合されるドレインと、第3ノードn3に結合されるゲートとを含んでもよい。第10トランジスタM10および第11トランジスタM11のゲート容量は、図2のESD回路200に関連して記載される第1ノードn1の第1期間(例えば、τ1)および第3ノードn3の第2期間(例えば、τ2)を与えるように、構成され、調整され、または、選択されてもよい。いくつかの実施の形態において、第9トランジスタM9はゼロ閾値電圧トランジスタであってもよい。ESD回路400のC1およびC2を第10トランジスタM10および第11トランジスタM11に置き換えることにより、ESD回路400と比べてESD回路500が占めるダイの面積を低減しうる。
図2のESD回路200に関連して記載された第1の実施の形態に相当する一実施の形態において、第8トランジスタM8は2μmの幅および10μmのチャネル長を有してもよく、第9トランジスタM9は1μmの幅および20μmのチャネル長を有してもよく、第10トランジスタM10は10μmの幅および10μmのチャネル長を有してもよく、第11トランジスタM11は80μmの幅および10μmのチャネル長を有してもよい。トランジスタM8−M11は、他の実施の形態において、別の適切な寸法を有してもよい。
図6は、様々な実施の形態に係る別の構成のESD回路600を概略的に示す。ESD回路600は、図5の第3トランジスタM3がトリプルウェル(triple-well)トランジスタTWLで置き換えられている点を除いて、図5のESD回路500に関連して記載した実施の形態に適合してもよい。
トリプルウェルトランジスタTWLは、図示されるように、第3ノードn3に結合されるソースと、VDDに結合されるドレインと、第2ノードn2に結合されるゲートとを含んでもよい。さらに、トリプルウェルトランジスタTWLのボディは、図示されるように、第3ノードn3に結合されてもよい。いくつかの実施の形態において、トリプルウェルトランジスタTWLは、例えばトランジスタのボディがバルクシリコンから分離された分離トランジスタ(isolated transistor)であってもよい。いくつかの実施の形態において、トリプルウェルトランジスタTWLは、シリコン−オン−インシュレータ(SOI)プロセスを用いてバルクから分離されてもよい。いくつかの実施の形態において、トリプルウェルトランジスタはSOIトランジスタであってもよい。いくつかの実施の形態において、トリプルウェルトランジスタTWLは、N型FET(NFET)であってもよい。いくつかの実施の形態において、図5の第3トランジスタM3をトリプルウェルトランジスタTWLに置き換えることにより、ESD回路600におけるボディ効果および/またはピーク過渡電圧を低減しうる(例えば、第2ノードn2が立ち上がり、第3トランジスタM3が第3ノードn3を引き上げる間)。図2のESD回路200に関連して記載された第1の実施の形態に相当する一実施の形態において、トリプルウェルトランジスタTWLは第3トランジスタM3と同様の寸法を有してもよい。
図7は、様々な実施の形態に係る別の構成のESD回路700を概略的に示す。ESD回路700は、図5の第3トランジスタM3がバイポーラトランジスタQ1に置き換えられている点を除いて、図5のESD回路500に関連して記載した実施の形態に適合しうる。
バイポーラトランジスタQ1は、図示されるように、第3ノードn3に結合されるエミッタと、VDDに結合されるコレクタと、第2ノードn2に結合されるベースとを含んでもよい。いくつかの実施の形態において、バイポーラトランジスタQ1は、バイ−CMOS(BiCMOS)プロセスに従って形成されてもよい。いくつかの実施の形態において、図5の第3トランジスタM3をトリプルウェルトランジスタTWLに置き換えることにより、ESD回路700におけるピーク過渡電圧を低減しうる(例えば、第2ノードn2が立ち上がり、第3トランジスタM3が第3ノードn3を引き上げる間)。
図8Aは、様々な実施の形態に係る別の構成のESD回路800aを概略的に示す。ESD回路800aは、図示されるように、負の電源電圧ノード(VSS)を保護するために図2のESD回路200を再構成したものを表しうる。ESD回路800aの構成要素は、図2のESD回路200に関連して記載した実施の形態に適合してもよい。ESD回路800aの様々な構成要素は、図3−7に関連して記載されるように別の構成要素と置き換えられてもよい。
図8bは、様々な実施の形態に係る別の構成のESD回路800bを概略的に示す。ESD回路800bは、図2のESD回路200を簡略化した構成を表しうる。ここで、トランジスタM2、M3および第2ノードn2は回路から削除されている。いくつかの実施の形態において、ESD回路800bはさらに簡略化されうる。例えば、いくつかの実施の形態において、トランジスタM4、M6およびM7で形成されるラッチは、オプションであってもよいし、および/または、別の適切な回路と置き換えられてもよい。
図9は、様々な実施の形態に係る図2のESD回路200における電源電圧ノード(例えばVDD)の電流(I)の時間変化を表す例示的なグラフ900を概略的に示す。電流はマイクロアンペア(μA)で表され、時間はマイクロ秒(μs)で表される。グラフ900における電流は、1μsの立ち上がり時間を有し直列抵抗Rsが20Ωである5Vの電源に対する突入電流を表す。
図示されるように、電流のピークは250μA以下である。電源電圧(例えばESD回路200のVDD)は、約5.5Vのピーク電圧に達し、複数のインバータを含むESD回路を用いた場合に生じうる発振が生じることなく素早く放電しうる。時間に対する第1のピークは第1期間(例えばτ1)に対応し、時間に対する第2のピークは第2期間(例えばτ2)に対応しうる。電流は、〜1μsにおいてラッチノードがハイとなって第3ノードn3をGNDへ引き込むときに、〜0μAに落ち込む。
図10は、様々な実施の形態に係る図2のESD回路200における様々なノードの電圧の時間変化を表す例示的なグラフ1000を概略的に示す。特に、VDD、第1ノードn1、第2ノードn2および第3ノードn3の電圧が図示される。電圧はボルト(V)で表され、時間はμsで表される。グラフ1000は、図2のESD回路200に関連して記載した第2の実施の形態に一致する構成において、人体モデルのESDイベントに対する応答としての電圧を表しうる。
図2および10を参照すると、最初にESDパルスが10nsの立ち上がり時間で加わり、その結果、VDDが約5.5Vのピークまで急速に上昇する。第1ノードn1の電圧は、第1期間(例えば、τ1=180ns)に起因して遅れを取り、その結果、第2ノードn2の電圧がVDDを追って上昇し、その後低下しうる。第3ノードn3の電圧は、第3トランジスタM3により約3.7Vまで引き上げられ、第5トランジスタM5をオンにしうる。2000Vの人体モデルESDイベントにより決められる電流は、約1.33アンペア(A)(例えば、ID=2000V/1.5kΩ)のピークを有しうる。VDDはピーク電圧からの急速な低下を開始し、第3トランジスタM3をオフにする。第3ノードn3は、第2期間(例えば、τ2=1.23μs)にしたがってそのピークから低下し、第5トランジスタM5がオフになる前に外部ESD容量を完全に放電させる。第2ノードn2の電圧は、第1ノードのピーク電圧の約2倍(例えば、〜2.4V)未満にVDDが低下したときに、急速にローに切り替わりうる。
図11は、様々な実施の形態に係るESD回路の製造または設計の方法1100を示すフローチャートである。方法1100は、図1−10に関連して記載した実施の形態に適合しうる。
方法1100は、第1ノード(例えば、図2−8の第1ノードn1)を電源電圧ノード(例えば、図2−7のVDDまたは図8aのVSS)およびグランドノード(例えば、図2−8のGND)に結合するステップ1102を含んでもよい。方法1100は、第1トランジスタ(例えば、図2−7の第1トランジスタM1または図8aの第2トランジスタM2)を第1ノードおよび電源電圧ノードに結合するステップ1104を含んでもよい。方法1100は、第2トランジスタ(例えば、図2−7の第2トランジスタM2または図8aの第1トランジスタM1)を第1ノードおよびグランドノードに結合するステップ1106を含んでもよい。方法1100は、第2ノード(例えば、図2−8の第2ノードn2)を第1トランジスタおよび第2トランジスタに結合するステップ1108を含んでもよい。方法1100は、第3トランジスタ(例えば、図2−5、8の第3トランジスタM3、または、図6のトリプルウェルトランジスタTWLまたはSOIトランジスタ、または、図7のバイポーラトランジスタQ1)を第2ノードに結合するステップ1110を含んでもよい。
方法1100は、第3ノード(例えば、図2−8の第3ノードn3)を第3トランジスタに結合するステップ1112を含んでもよい。方法1100は、第4トランジスタ(例えば、図2−8の第4トランジスタM4)を第3ノードに結合するステップ1114を含んでもよい。方法1100は、第5トランジスタ(例えば、図2−8の第5トランジスタM5)を第3ノードに結合するステップ1116を含んでもよい。方法1100は、第6トランジスタ(例えば、図2−8の第6トランジスタM6)を第3ノードに結合するステップ1118を含んでもよい。方法1100は、第7トランジスタ(例えば、図2−8の第7トランジスタM7)を第3ノードに結合するステップ1120を含んでもよい。
方法1100は、ラッチノード(例えば、図2−8のラッチノード)を第4トランジスタ、第6トランジスタおよび第7トランジスタに結合するステップ1122を含んでもよい。方法1100は、一以上の抵抗(例えば、図2−3,8のR1および/またはR2)またはコンデンサ(例えば、図2−4,8のC1および/またはC2)を第1ノードおよび第3ノードの一方または双方に結合するステップ1124を含んでもよい。方法1100は、一以上の追加のトランジスタ(例えば、図3−7の第8トランジスタM8、図4−7の第9トランジスタM9、図5−7の第10トランジスタM10または図5−7の第11トランジスタM11)を第1ノードおよび第3ノードの一方または双方に結合するステップ1126を含んでもよい。
様々な工程は、請求項に係る主題の理解を最も助ける態様で、複数の別個の工程として順に説明される。しかしながら、説明の順序は、これらの工程が必然的に順序依存であることを示唆するものとして解釈されるべきではない。特に、これらの工程は、説明の順序で実施されないかもしれない。説明される工程は、説明される実施の形態とは異なる順序で実施されるかもしれない。追加の実施の形態では、様々な追加的な工程が実施されるかもしれないし、および/または、説明される工程が削除されるかもしれない。
本明細書に記載されるESD回路の実施の形態や、このようなESD回路を含む装置(例えば、図1のダイ100)は、様々な他の装置およびシステムに組み込まれうる。図12は、様々な実施の形態に係るESD回路(例えば、図2,3,4,5,6,7または8のそれぞれのESD回路200,300,400,500,600,700または800)を有するダイ100を含む、例示的なシステム1200を概略的に示す。図示されるように、システム1200は、パワー増幅器(PA;power amplifier)モジュール1202を含み、いくつかの実施の形態において、これは無線周波数(RF;Radio Frequency)のPAモジュールであってもよい。システム1200は、図示されるようにパワー増幅器モジュール1202と結合されるトランシーバ1204を含んでもよい。パワー増幅器モジュール1202は、本明細書で説明するようなESD回路を有するダイ100を含んでもよい。
パワー増幅器モジュール1202は、トランシーバ1204からのRF入力信号RFinを受信してもよい。パワー増幅器モジュール1202は、RF入力信号RFinを増幅してRF出力信号RFoutを提供してもよい。RF入力信号RFinおよびRF出力信号RFoutの双方は、図12においてそれぞれTx−RFinおよびTx−RFoutと示される送信チェーンの一部であってもよい。
増幅されたRF出力信号RFoutは、アンテナ構造1208を介してRF出力信号RFoutの無線(OTA;over-the-air)送信をもたらすアンテナスイッチモジュール(ASM)1206に提供されてもよい。ASM1206はまた、アンテナ構造1208を介してRF信号を受信し、受信したRF信号Rxを受信チェーンに沿ってトランシーバ1204に結合させてもよい。
様々な実施の形態において、アンテナ構造1208は、ダイポールアンテナ、モノポールアンテナ、パッチアンテナ、ループアンテナ、マイクロストライプアンテナ、その他、RF信号のOTA送信および/または受信に適した、いかなる種類のアンテナを含む、一以上の方向性および/または無指向性のアンテナを有してもよい。
システム1200は、パワー増幅を含むいかなるシステムであってもよい。ダイ100の回路は、例えば交流(AC)−直流(DC)コンバータ、DC−DCコンバータ、DC−ACコンバータやこれらと同様のもの等のパワーコンディショニング用途を含むパワースイッチ用途のための効果的なスイッチデバイスを提供してもよい。様々な実施の形態において、システム1200は特に無線周波数の高いパワーおよび高い周波数におけるパワー増幅のために有用である。例えば、システム1200は、地上波通信、衛星通信、レーダシステム、場合によっては様々な産業用途および医療用途の中の一以上のいずれかの用途に適切でありうる。より具体的には、様々な実施の形態において、システム1200は、レーダデバイス、衛星通信デバイス、携帯端末、携帯電話の基地局、ラジオ放送またはテレビ放送の増幅システムの中から選択される一つであってもよい。
特定の実施の形態が本明細書において説明のために例示され記載されたが、本開示の範囲を逸脱しない限りにおいて、同様の目的を達成すると意図される幅広い種類の代替的および/または等価な実施の形態または実施が本明細書に示され記載された実施の形態の代わりとなってもよい。本出願は、本明細書において議論された実施の形態のいかなる改造または変更をもカバーすることを意図する。したがって、本明細書に記載される実施の形態は、請求項またはそれと同等の記載によってのみ限定されることが明白に意図される。
Claims (21)
- 電源電圧ノードおよびグランドノードに結合される第1ノードと、
前記第1ノードおよび前記電源電圧ノードに結合される第1トランジスタと、
前記第1ノードおよび前記グランドノードに結合される第2トランジスタと、
前記第1トランジスタおよび前記第2トランジスタに結合される第2ノードと、
前記第2ノードに結合される第3トランジスタと、
前記第3トランジスタに結合される第3ノードと、を備え、
前記第1ノードの充電にかかる第1期間が前記第3ノードの放電にかかる第2期間よりも小さい静電気放電(ESD)回路。 - 前記第3ノードに結合される第4トランジスタをさらに備え、
前記第3ノードの放電にかかる前記第2期間は、前記第3トランジスタがオフ状態に設定されるときに開始し、前記第4トランジスタがオン状態に設定されるときに終了する請求項1に記載のESD回路。 - 前記第1ノードは、前記第1トランジスタのゲートおよび前記第2トランジスタのゲートに結合され、
前記第2ノードは、前記第1トランジスタのドレインおよび前記第2トランジスタのドレインに結合され、
前記第1トランジスタのソースは、前記電源電圧ノードに結合され、
前記第2トランジスタのソースは、前記グランドノードに結合される請求項2に記載のESD回路。 - 前記第2ノードは、前記第3トランジスタのゲートまたはベースに結合され、
前記第3ノードは、前記第3トランジスタのソースまたはエミッタと、前記第4トランジスタのドレインとに結合され、
前記第3トランジスタのドレインまたはコレクタは、前記電源電圧ノードに結合され、 前記第4トランジスタのソースは、グランド電圧に結合される請求項3に記載のESD回路。 - 前記第3ノードに結合される第5トランジスタであって、前記第3ノードが前記第5トランジスタのゲートに結合される第5トランジスタと、
前記第5トランジスタに結合される第6トランジスタであって、前記第5トランジスタのゲートが前記第6トランジスタのゲートに結合される第6トランジスタと、
前記第5トランジスタに結合される第7トランジスタであって、前記第5トランジスタのゲートが前記第7トランジスタのゲートに結合される第7トランジスタと、
前記第6トランジスタ、前記第7トランジスタおよび前記第4トランジスタに結合されるラッチノードであって、前記第6トランジスタのドレイン、前記第7トランジスタのドレインおよび前記第4トランジスタのゲートに結合されるラッチノードと、をさらに備える請求項2に記載のESD回路。 - 前記第2期間は、少なくとも前記第1期間の7倍よりも大きい請求項1に記載のESD回路。
- 前記第1期間は、1マイクロ秒(μs)よりも小さい値を有し、
前記第2期間は、前記第1期間よりも大きい請求項1に記載のESD回路。 - 前記第1ノードおよび前記第3ノードの一方または双方に結合される一以上の抵抗またはコンデンサをさらに備え、
前記第1ノードまたは前記第3ノードの少なくとも一方の抵抗値または容量は、前記一以上の抵抗またはコンデンサに基づく請求項1に記載のESD回路。 - 前記第1ノードおよび前記第3ノードの一方または双方に結合される一以上の追加のトランジスタをさらに備え、
前記第1ノードおよび前記第3ノードの少なくとも一方の抵抗値または容量は、前記一以上の追加のトランジスタに基づく請求項1に記載のESD回路。 - 前記第3トランジスタは、トリプルウェル(triple-well)トランジスタまたはシリコン−オン−インシュレータ(SOI)トランジスタである請求項1に記載のESD回路。
- 第1ノードを電源電圧ノードおよびグランドノードに結合するステップと、
第1トランジスタを前記第1ノードおよび前記電源電圧ノードに結合するステップと、
第2トランジスタを前記第1ノードおよび前記グランドノードに結合するステップと、
第2ノードを前記第1トランジスタおよび前記第2トランジスタに結合するステップと、
第3トランジスタを前記第2ノードに結合するステップと、
第3ノードを前記第3トランジスタに結合するステップと、を備え、
前記第1ノードの充電にかかる第1期間が前記第3ノードの放電にかかる第2期間よりも小さい静電気放電(ESD)回路の製造方法。 - 第4トランジスタを前記第3トランジスタに結合するステップをさらに備え、
前記第3ノードの放電にかかる前記第2期間は、前記第3トランジスタがオフ状態に設定されるときに開始し、前記第4トランジスタがオン状態に設定されるときに終了する請求項11に記載の方法。 - 前記第1ノードは、前記第1トランジスタのゲートおよび前記第2トランジスタのゲートに結合され、
前記第2ノードは、前記第1トランジスタのドレインおよび前記第2トランジスタのドレインに結合され、
前記第1トランジスタのソースは、前記電源電圧ノードに結合され、
前記第2トランジスタのソースは、前記グランドノードに結合される請求項12に記載の方法。 - 前記第2ノードは、前記第3トランジスタのゲートまたはベースに結合され、
前記第3ノードは、前記第3トランジスタのソースまたはエミッタと、前記第4トランジスタのドレインとに結合され、
前記第3トランジスタのドレインまたはコレクタは、前記電源電圧ノードに結合され、 前記第4トランジスタのソースは、グランド電圧に結合される請求項13に記載の方法。 - 第5トランジスタを前記第3ノードに結合するステップであって、前記第3ノードが前記第5トランジスタのゲートに結合されるステップと、
第6トランジスタを前記第5トランジスタに結合するステップであって、前記第5トランジスタのゲートが前記第6トランジスタのゲートに結合されるステップと、
第7トランジスタを前記第5トランジスタに結合するステップであって、前記第5トランジスタのゲートが前記第7トランジスタのゲートに結合されるステップと、
ラッチノードを前記第6トランジスタ、前記第7トランジスタおよび前記第4トランジスタに結合するステップであって、前記ラッチノードが前記第6トランジスタのドレイン、前記第7トランジスタのドレインおよび前記第4トランジスタのゲートに結合されるステップと、をさらに備える請求項12に記載の方法。 - 前記第2期間は、少なくとも前記第1期間の7倍よりも大きい請求項11に記載の方法。
- 前記第1期間は、1マイクロ秒(μs)よりも小さく、
前記第2期間は、前記第1期間よりも大きい請求項11に記載の方法。 - 一以上の抵抗またはコンデンサを前記第1ノードおよび前記第3ノードの一方または双方に結合するステップをさらに備え、
前記第1ノードまたは前記第3ノードの少なくとも一方の抵抗値または容量は、前記一以上の抵抗またはコンデンサに基づく請求項11に記載の方法。 - 一以上の追加のトランジスタを前記第1ノードおよび前記第3ノードの一方または双方に結合するステップをさらに備え、
前記第1ノードおよび前記第3ノードの少なくと一方の抵抗値または容量は、前記一以上の追加のトランジスタに基づく請求項11に記載の方法。 - ダイを含むパワー増幅器モジュールを備え、
前記ダイは、
前記ダイの動作のために電源電圧ノードを提供するように構成される電源接続部と、
グランドノードを提供するように構成されるグランド接続部と、
前記電源電圧ノードおよび前記グランドノードに結合される静電気放電(ESD)クランプとを含み、
前記ESDクランプは、
前記電源電圧ノードおよび前記グランドノードに結合される第1ノードと、
前記第1ノードおよび前記電源電圧ノードに結合される第1トランジスタと、
前記第1ノードおよび前記グランドノードに結合される第2トランジスタと、
前記第1トランジスタおよび前記第2トランジスタに結合される第2ノードと、
前記第2ノードに結合される第3トランジスタと、
前記第3トランジスタに結合される第3ノードと、を備え、
前記第1ノードの充電にかかる第1期間が前記第3ノードの放電にかかる第2期間よりも小さいシステム。 - 前記ESDクランプは、前記第3トランジスタに結合される第4トランジスタをさらに備え、
前記第3ノードの放電にかかる前記第2期間は、前記第3トランジスタがオフ状態に設定されるときに開始し、前記第4トランジスタがオン状態に設定されるときに終了する請求項20に記載のシステム。
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