JP2015070033A - 太陽電池モジュール及び太陽電池モジュールの製造方法 - Google Patents

太陽電池モジュール及び太陽電池モジュールの製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】信頼性を高めた太陽電池モジュールを提供する。【解決手段】太陽電池モジュール100は、受光面保護部材10と裏面保護部材16との間に太陽電池が封止される太陽電池パネル20と、太陽電池パネル20の外縁に設けられるフレームと、第1方向に延び、フレームに両端が固定される補強部材60と、を備える。フレームは、本体部42と、本体部42の受光面側に設けられ、太陽電池パネル20の外縁が嵌め込まれる嵌合部44と、本体部42から第1方向に設けられ、第1方向の幅よりも当該第1方向に交差する第2方向の幅が広い長孔47が設けられた取付部46と、を有する。補強部材60は、裏面保護部材16と取付部46の間の位置に設けられるとともに、長孔47を介して取付部46に固定される。【選択図】図3

Description

本発明は、フレームが取り付けられた太陽電池モジュールに関する。
太陽電池パネル内において、太陽電池は、ガラス、バックシートの間に封止樹脂により封止されている。太陽電池パネルの外周には、フレームが取り付けられる(例えば、特許文献1参照)。
特開2011−114257号公報
太陽電池モジュールは、積雪荷重や風圧力などの環境負荷に耐えるために、より強固なフレーム構造とすることが望ましい。
本発明はこうした状況に鑑みなされたものであり、その目的は、信頼性を高めた太陽電池モジュールを提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある態様の太陽電池モジュールは、受光面保護部材と裏面保護部材との間に太陽電池が封止される太陽電池パネルと、太陽電池パネルの外縁に設けられるフレームと、第1方向に延び、フレームに両端が固定される補強部材と、を備える。フレームは、本体部と、本体部の受光面側に設けられ、太陽電池パネルの外縁が嵌め込まれる嵌合部と、本体部から第1方向に設けられ、第1方向の幅よりも当該第1方向に交差する第2方向の幅が広い長孔が設けられた取付部と、を有する。補強部材は、裏面保護部材と取付部の間の位置に設けられるとともに、長孔を介して取付部に固定される。
本発明のさらに別の態様は、太陽電池モジュールの製造方法である。この製造方法は、受光面保護部材と裏面保護部材との間に太陽電池が封止される太陽電池パネルと、太陽電池パネルの外縁に設けられるフレームであって、本体部と、本体部の受光面側に設けられ、太陽電池パネルの外縁が嵌め込まれる嵌合部と、本体部から第1方向に設けられ、第1方向の幅よりも当該第1方向に交差する第2方向の幅が広い長孔が設けられた取付部と、を有するフレームと、第1方向に延び、フレームに両端が固定される補強部材と、を準備し、太陽電池パネルの裏面保護部材に前記補強部材を接着し、補強部材が接着された太陽電池パネルの外縁に前記フレームを取り付けした後に、長孔を介して取付部に補強部材を固定する。
本発明によれば、信頼性を高めた太陽電池モジュールを提供することができる。
本実施形態における太陽電池モジュールを示す平面図である。 フレーム間を連結する連結部材を示す図である。 太陽電池モジュールの構造を示す断面図である。 太陽電池モジュールの構造を示す断面図である。 比較例1における太陽電池モジュールの構造を示す断面図である。 比較例2における太陽電池モジュールの構造を示す断面図である。 変形例1における太陽電池モジュールの構造を示す断面図である。 変形例2における太陽電池モジュールの構造を示す断面図である。
本発明を具体的に説明する前に、概要を述べる。本発明の実施形態における太陽電池モジュールは、受光面保護部材と裏面保護部材との間に太陽電池が封止された太陽電池パネルの外縁にフレームが取り付けられる。太陽電池パネルには、裏面保護部材に沿って延びる補強部材が接着されており、補強部材の両端はフレームに固定される。フレームには、補強部材を固定するための取付部が設けられており、補強部材は取付部に設けられる長孔を介してフレームにねじ止めされる。本実施形態においては、太陽電池パネルが補強部材に接着されるため、太陽電池パネルへの積雪による正圧荷重だけでなく、強風が吹き付けた場合の負圧荷重に対しても対して強い構造とすることができる。また、本実施形態においては、長孔を介してフレームと補強部材とをねじ止めするため、補強部材の固定位置がずれても容易に太陽電池モジュールを組み立てることができる。
図1は、本実施形態における太陽電池モジュール100を示す平面図である。太陽電池モジュール100は、太陽電池パネル20と、フレーム枠38と、補強部材60と、固定部材70と、接着部材とを備える。太陽電池パネル20は、矩形状を有しており、四辺を囲うフレーム枠38を構成する第1フレーム40a、第2フレーム40b、第3フレーム40c、第4フレーム40d(以下、総称してフレーム40ともいう)が取り付けられる。
フレーム40は、アルミニウム、鉄、ステンレス鋼などの金属材料や、樹脂材料などで形成され、押し出し成型などで形成される。フレーム40は、断面形状が略矩形の本体部42を備える。本体部42は、軽量化のため中空構造を有する。
フレーム40のうち、太陽電池パネル20の長手方向(y方向)に延びる第1フレーム40aおよび第2フレーム40bには、補強部材60が固定される。第1フレーム40aおよび第2フレーム40bは、補強部材60を固定するための取付部46が設けられる。取付部46は、本体部42から短手方向(x方向)に延びる。取付部46には、y方向に幅の広い長孔47が設けられる。取付部46は、長孔47に挿入される固定部材70を介して補強部材60を固定する。
それぞれのフレーム40の端部41a、41b、41c、41d(以下、総称して端部41ともいう)は、フレーム40が延びる方向に対して斜めに切り取られている。斜めに切り取られた端部41同士が接することにより、フレーム枠38のコーナ部39が形成される。フレーム40の間は、端部41に挿入される連結部材により連結される。
図2は、フレーム40間を連結する連結部材55を示す図である。連結部材55は、L字形状の部材であり、アルミニウムなどの金属材料や、樹脂材料などで形成される。連結部材55は、鉤状部56を有する。鉤状部56を中空構造の本体部42に圧入することにより、連結部材55はフレーム40と固定される。
図3および図4は、太陽電池モジュール100の構造を示す断面図である。図3は、図1のA−A線断面を示し、図4は、図1のB−B線断面を示す。
太陽電池パネル20は、受光面保護部材10、封止部材12、太陽電池14、裏面保護部材16を備える。受光面保護部材10は、太陽電池パネル20において受光面側に配置されており、太陽電池パネル20の表面を保護する。受光面保護部材10として、透光性および遮水性を有するガラス、透光性プラスチック等が使用される。なお、図3及び図4においては、受光面側は上側、つまり奥側に相当し、裏面側は、下側、つまり手前側に相当する。
封止部材12は、受光面保護部材10と裏面保護部材16の間に設けられ、これらの間に設けられる太陽電池14を封止する。封止部材12として、例えば、EVA(エチレン酢酸ビニル共重合体)や、PVB(ポリビニルブチラール)、ポリイミド等の樹脂フィルムが使用される。樹脂フィルムは、シート形状を有する。
太陽電池14は、受光面と裏面とを有し、主に受光面に入射する光によって発電する光起電力素子である。太陽電池パネル20は、複数の太陽電池14を備え、複数の太陽電池14は、銅箔やアルミ箔などの配線材により電気的に接続される。
裏面保護部材16は、太陽電池パネル20において裏面側に配置されており、太陽電池パネル20の背面を保護する。裏面保護部材16としては、ポリエチレンテレフタラート(PET)等の樹脂フィルム、アルミニウム箔を樹脂フィルムで挟んだ構造を有する積層フィルムなどが使用される。なお、補強部材60は、接着部材80を介して裏面保護部材16に接着される。
フレーム40は、本体部42、嵌合部44、取付部46、段差部48を備える。なお、図3ではフレーム40として、図1に示す第1フレーム40aを示すが、第2フレーム40bも同様の構造を有する。なお、第3フレーム40c、第4フレーム40dは、第1フレーム40aと同様の構造を有するが、本体部42と嵌合部44を有していればよく、取付部46を有さない構造としてもよい。
本体部42は、断面形状が矩形であり、内部に中空部42eが設けられる。本体部42は、上面42a、下面42b、内側面42c、外側面42dを有する。フレーム40の受光面側には、本体部42の上面42aと、上面42aの受光面側に形成された断面L字状の部材とにより形成される嵌合部44が設けられる。したがって、嵌合部44はコ字形状を有し、太陽電池パネル20の外縁が挿入される。これにより、嵌合部44は、太陽電池パネル20を保持する。なお、嵌合部44と太陽電池パネル20との間にシリコーン樹脂などを介在させて接着させてもよい。
内側面42cには、取付部46が設けられる。取付部46は、上面42aとの間に補強部材60の高さ(z方向)と同じ高さ、もしくは0.5mm〜3mm程度高い高さに対応する位置に設けられる。取付部46は、受光面側から補強部材60、取付部46の順に設けられことから、補強部材60を支持する。また、取付部46は、長孔47に挿入されるねじ等の固定部材70により補強部材60を固定する。長孔47は、図4に示すようにねじ等の固定部材70の軸部の太さに対し、x方向の長さがほぼ等しく、y方向の長さがx方向の長さに比べて広い幅Wとされる。その結果、補強部材60がy方向にずれた場合であっても、固定部材70の位置を調整することができる。
取付部46は、下面42bとの間に段差部48が形成されるようにして設けられる。いいかえれば、本体部42は、取付部46の厚さに加えて、取付部46の受光面側に補強部材60の高さと同程度の長さを有するとともに、取付部46の裏面側に段差部48が形成されるための長さを有する。そのため、取付部46と下面42bとは、段違いの構造となる。なお、段差部48の高さは、取付部46から突起する固定部材70の頭部70bの高さよりも高くなるようにする。これにより、太陽電池モジュール100を構造物に取り付ける際、フレーム40の下面42bを構造物の取付面などに接触させる場合であっても、固定部材70が取付面に干渉することを防ぐことができる。
補強部材60は、断面形状がH形の部材であり、アルミニウム、鉄、ステンレス鋼などの金属材料や、樹脂材料などで形成される。補強部材60は、フランジ(Flange)61、62と、ウェブ(Web)63を備える。第1フランジ61は、太陽電池パネル20の裏面保護部材16と対向して設けられる。第1フランジ61は、平坦面である接着面61aを有し、接着部材80により裏面保護部材16と接着される。第2フランジ62は、取付部46と対向して設けられ、固定部材70を取り付けるための取付孔64を有する。取付孔64には、固定部材70をねじ止めするためのネジ切りが施される。ウェブ63は、互いに対向する第1フランジ61と第2フランジ62の間をつなぐ部材である。
固定部材70は、取付部46の長孔47と、第2フランジ62の取付孔64とを挿通して、フレーム40と補強部材60とを固定する。固定部材70は、丸なべねじや、バインドねじ、トラスねじなどの取付部46との取付面70aがz方向に対して垂直な面となるねじである。なお、固定部材70は、長孔47に挿入されるため、頭部70bの径が大きいねじが望ましく、例えば、トラスねじを用いればよい。なお、固定部材70として用いられるねじにはボルトが含まれ、ボルトとナットを組み合わせて固定してもよい。また、固定部材70は、リベット(Rivet)等の頭部と軸部を有するものであれば、ねじの他であってもよい。
接着部材80は、太陽電池パネル20と補強部材60の間に設けられ、裏面保護部材16と第1フランジ61の接着面61aとを接着する。接着部材80は、ある程度の厚さを持たせたクッション性を有する部材であり、また、電気的に絶縁性を有する部材である。
このような接着部材80として、例えば、柔軟性のある発泡体の基材を有する両面テープを用いればよい。接着部材80として、クッション性を有する材料を用いることにより、太陽電池パネル20と補強部材60の間にかかる力を緩和させることができる。また、接着部材80として、電気的に絶縁性を有する部材を用いることにより、太陽電池パネル20が発電した電力が補強部材60やフレーム枠38に漏電することを防ぐことができる。
つづいて、図5および図6を参照しながら、本実施の形態における太陽電池モジュール100が奏する効果について示す。まず、図5に示す比較例1における太陽電池モジュールと、図6に示す比較例2における太陽電池モジュールについて説明する。
図5は、比較例1における太陽電池モジュール200の構造を示す断面図である。太陽電池モジュール200は、太陽電池パネル20と、フレーム枠138を構成するフレーム140と、補強部材160と、固定部材70とを備える。比較例1においては、フレーム140の本体部142から延びる取付部146の位置が第2フランジ162の上になる点で、上述の実施の形態と異なる。また、比較例1においては、取付部146と補強部材160とが干渉しないように、ウェブ163に切り欠き部163aが設けられる。
比較例1においては、補強部材160が太陽電池パネル20と取付部146の間の位置に設けられておらず、第2フランジ162が取付部146の下側(−z方向側)に設けられている。このため、太陽電池パネル20に下方向(−z方向)の荷重が加わったときに、固定部材70により補強部材160を支えきれず、外れてしまうおそれがあった。また、H形状の補強部材160のウェブ163に切り欠き部163aを設けるなどして、補強部材160と取付部146とが干渉しないようにする必要があり、製造上の手間となっていた。
図6は、比較例2における太陽電池モジュール300の構造を示す断面図である。太陽電池モジュール300は、太陽電池パネル20と、フレーム枠238を構成するフレーム240と、補強部材60と、固定部材170とを備える。比較例2においては、取付部246と、本体部242の下面242bとの間に高低差が設けられておらず、固定部材170が下方向(−z方向)に突起することによる干渉を防ぐため、固定部材170として皿ねじが用いられる点で、上述の実施の形態と異なる。
比較例2においては、補強部材60と取付部246とを皿ねじで固定するため、皿ねじの頭部を格納するために円錐状のねじ穴247を設ける必要がある。そうすると、ねじ穴247の位置における取付部246の肉厚が薄くなってしまい、強度が低下するおそれがあった。
一方、本実施の形態における太陽電池モジュール100は、補強部材60が太陽電池パネル20と取付部46の間の位置に設けられる。そのため、太陽電池パネル20に下方向(−z方向)の荷重が加わったとしても、固定部材70だけでなく取付部46によって補強部材60を支えることができる。これにより、太陽電池モジュール100の強度を高めることができる。また、補強部材60に切り欠き部が設けられないため、切り欠き部を設けることによる太陽電池モジュール100の強度低下を防ぐことができる。
また、太陽電池モジュール100は、太陽電池パネル20と補強部材60の間が接着部材80により接着される。これにより、太陽電池パネル20に強風が吹き付けるなどして受光面保護部材10の上方の気圧が低くなって上方向(+z方向)の力が加わったとしても、太陽電池パネル20がフレーム枠38から浮き上がって撓んでしまうことを防ぐことができる。よって、接着部材80を設けることにより太陽電池パネル20の撓みによる損傷を防ぐことができ、太陽電池モジュール100の信頼性を高めることができる。
また、太陽電池モジュール100は、太陽電池パネル20と補強部材60の間がクッション性を有する接着部材80により接着される。また、太陽電池パネル20の補強部材60における平坦面である接着面61aに対して接着される。これにより、補強部材60により太陽電池パネル20の裏面保護部材16が損傷してしまうことを防ぐことができる。さらに、絶縁性の接着部材80を用いることにより、太陽電池パネル20から補強部材60への漏電を防ぐこともできる。これにより、太陽電池モジュール100の信頼性を高めることができる。
また、太陽電池モジュール100は、取付部46に長孔47を設けているため、y方向に補強部材60の固定位置がずれたとしても、固定部材70を容易に取り付けることができる。特に、補強部材60を接着する場合にあっては、接着位置がずれたとしても、固定部材70を容易に取り付けることができる。詳述すると、太陽電池モジュール100を組み立てる場合には、太陽電池パネル20に補強部材60を接着させた後に、フレーム40を取り付けて補強部材60とフレーム40との間を固定部材70で固定する。このとき、取付部46に長孔47が設けられていないと、補強部材60を接着させる位置によっては補強部材60の取付孔64と取付部46の孔の位置がずれてしまいねじ止めできないことがあった。一方、本実施の形態では、補強部材60の接着位置がある程度ずれてしまったとしても、取付部46に長孔47が設けられているため、固定部材70の位置をずらしてねじ止めすることができる。これにより、太陽電池モジュール100の組み立てに必要な手間を低減させることができる。
また、太陽電池モジュール100は、取付部46と本体部42の下面42bとの間に、固定部材70の頭部70bの高さよりも高い段差部48が設けられる。このため、固定部材70として皿ねじを使うことなく、固定部材70が突起することによる干渉を防ぐことができる。また、皿ねじ用の孔を設ける必要がないため、取付部46の肉厚が薄くなることによる強度低下を防ぐことができる。さらに、皿ねじ用の孔を設ける場合には、円錐状の斜面を形成する加工が必要となるが、トラスねじ用の孔の場合には、単純な貫通孔を開けるだけよい。そのため、皿ねじ用の孔を開ける場合と比べて、加工の手間を低減させることができる。
以上、本発明について実施例をもとに説明した。この実施例は例示であり、それらの各構成要素あるいは各処理プロセスの組合せにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。
上述の実施形態では、補強部材60として断面形状をH形であるものを示したが、変形例においては、断面形状が矩形状の角柱部材や、断面形状がC形の溝形部材、その他形鋼と同様の形状を有するものを用いることとしてもよい。図7は、変形例1における太陽電池モジュール100の構造を示す断面図であり、補強部材60として断面形状が中空の矩形状である中空部材を用いる場合を示す。図8は、変形例2における太陽電池モジュール100の構造を示す断面図である、補強部材60として、断面形状がC形のリップ溝形部材を用いる場合を示す。このような補強部材60を用いる場合においても、上述の実施形態と同様の効果を得ることができる。
なお、図8に示す変形例2においては、C形の底面60aが裏面保護部材16と対向するように補強部材60を配置することが望ましい。面積の広い平坦面である底面60aを裏面保護部材16との接着面とすることにより、太陽電池パネル20と補強部材60をより強固に接着することができる。また、面積の広い平坦面である底面60aを裏面保護部材16との接着面とすることにより、補強部材60により太陽電池パネル20に加わる力を分散させることもできる。
10…受光面保護部材、14…太陽電池、16…裏面保護部材、20…太陽電池パネル、38…フレーム、40…フレーム、42…本体部、42a…上面、42b…下面、42c…内側面、44…嵌合部、46…取付部、47…長孔、48…段差部、60…補強部材、100,200,300…太陽電池モジュール。

Claims (4)

  1. 受光面保護部材と裏面保護部材との間に太陽電池が封止される太陽電池パネルと、
    前記太陽電池パネルの外縁に設けられるフレームと、
    第1方向に延び、前記フレームに両端が固定される補強部材と、
    を備え、
    前記フレームは、
    本体部と、
    前記本体部の受光面側に設けられ、前記太陽電池パネルの外縁が嵌め込まれる嵌合部と、
    前記本体部から前記第1方向に設けられ、前記第1方向の幅よりも当該第1方向に交差する第2方向の幅が広い長孔が設けられた取付部と、
    を有し、
    前記補強部材は、前記裏面保護部材と前記取付部の間の位置に設けられるとともに、前記長孔を介して前記取付部に固定される太陽電池モジュール。
  2. 前記補強部材は、前記裏面保護部材と対向する平面を有する請求項1に記載の太陽電池モジュール。
  3. 前記裏面保護部材と前記平面との間を接着する接着部材をさらに備え、
    前記接着部材は、電気的絶縁性を有する請求項2に記載の太陽電池モジュール。
  4. 受光面保護部材と裏面保護部材との間に太陽電池が封止される太陽電池パネルと、
    太陽電池パネルの外縁に設けられるフレームであって、本体部と、前記本体部の受光面側に設けられ、前記太陽電池パネルの外縁が嵌め込まれる嵌合部と、前記本体部から第1方向に設けられ、前記第1方向の幅よりも当該第1方向に交差する第2方向の幅が広い長孔が設けられた取付部と、を有するフレームと、
    前記第1方向に延び、前記フレームに両端が固定される補強部材と、
    を準備し、
    前記太陽電池パネルの裏面保護部材に前記補強部材を接着し、
    前記補強部材が接着された太陽電池パネルの外縁に前記フレームを取り付けした後に、
    前記長孔を介して前記取付部に前記補強部材を固定する太陽電池モジュールの製造方法。
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