JP2013119719A - 太陽光発電パネルの設置構造 - Google Patents

太陽光発電パネルの設置構造 Download PDF

Info

Publication number
JP2013119719A
JP2013119719A JP2011267489A JP2011267489A JP2013119719A JP 2013119719 A JP2013119719 A JP 2013119719A JP 2011267489 A JP2011267489 A JP 2011267489A JP 2011267489 A JP2011267489 A JP 2011267489A JP 2013119719 A JP2013119719 A JP 2013119719A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
power generation
photovoltaic power
generation panel
buildings
installation structure
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2011267489A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5778561B2 (ja
Inventor
Atsushi Horiuchi
淳 堀内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Misawa Homes Co Ltd
Original Assignee
Misawa Homes Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Misawa Homes Co Ltd filed Critical Misawa Homes Co Ltd
Priority to JP2011267489A priority Critical patent/JP5778561B2/ja
Publication of JP2013119719A publication Critical patent/JP2013119719A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5778561B2 publication Critical patent/JP5778561B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02BCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
    • Y02B10/00Integration of renewable energy sources in buildings
    • Y02B10/10Photovoltaic [PV]
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E10/00Energy generation through renewable energy sources
    • Y02E10/50Photovoltaic [PV] energy

Landscapes

  • Roof Covering Using Slabs Or Stiff Sheets (AREA)

Abstract

【課題】複数の建物が所定の隙間を有し離間して配置された別棟建ての長屋における太陽光発電パネルの搭載効率を向上する太陽光発電パネルの設置構造を提供することを提供することを目的とする。
【解決手段】複数の建物100A〜100Cが所定の隙間を有し離間して配置された別棟建ての長屋100における前記建物100A〜100Cの屋根に設置されている太陽光発電パネル40の設置構造において、前記建物100A〜100Cの屋根に太陽光発電パネル用設置架台10が設置され、この太陽光発電パネル用設置架台10の上に、隣り合う建物100A〜100Cの外壁間の空間を跨いで太陽光発電パネル40が設置されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、太陽光発電パネルの設置構造に関する。
従来、複数の建物が所定の隙間を有し離間して配置された別棟建ての長屋に太陽光発電パネルを設置する際には各々の建物に別々に設置していた。例えば、特許文献1は、1棟の建物の屋根に太陽光発電パネルを設置する陸屋根構造において、この陸屋根本体はセメント板の上に防水シートを積層して形成されたものであり、その陸屋根本体の周縁部にはパラペットが設けられており、そのパラペットと前記太陽光発電パネルとの間に作業用スペースが設けられていることを開示している。このように、特許文献1に開示された太陽光発電パネルの設置方法が別棟建ての長屋の各々の建物に対しても行われていた。
特開2002−21266号公報
しかし、特許文献1に記載の太陽光発電パネルの設置方法を各々の建物に対して行うと、各々の建物において、陸屋根本体の周縁部に設けられたパラペットと前記太陽光発電パネルとの間に作業用スペースを設ける必要があるため、太陽光発電パネルの設置面積が限られ、前記別棟建ての長屋において太陽光発電パネルの搭載効率が低くなるという課題があった。
本発明は、複数の建物が所定の隙間を有し離間して配置された別棟建ての長屋における太陽光発電パネルの搭載効率を向上する太陽光発電パネルの設置構造を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、例えば、図1、図5に示すように、
複数の建物100A〜100Cが所定の隙間を有し離間して配置された別棟建ての長屋100における前記建物100A〜100Cの屋根に設置されている太陽光発電パネル40の設置構造において、
前記建物100A〜100Cの屋根に太陽光発電パネル用設置架台10が設置され、この太陽光発電パネル用設置架台10の上に、隣り合う建物100A〜100Cの外壁間の空間を跨いで太陽光発電パネル40が設置されている
ことを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、複数の建物100A〜100Cが所定の隙間を有し離間して配置された別棟建ての長屋100における前記建物100A〜100Cの屋根に太陽光発電パネル用設置架台10が設置され、この太陽光発電パネル用設置架台10の上に、隣り合う建物100A〜100Cの外壁間の空間を跨いで太陽光発電パネル40が設置されているので、太陽光発電パネル40の設置面積が広がり、別棟建ての長屋における太陽光発電パネルの搭載効率を向上する太陽光発電パネルの設置構造を提供できる。
請求項2に記載の発明は、例えば、図5、図6に示すように、
請求項1に記載の太陽光発電パネル40の設置構造において、
前記太陽光発電パネル用設置架台10は、
前記建物100A〜100Cの屋根に設置されている複数の架台柱10A,10Bと、
前記複数の架台柱10A,10B上に配置され、前記隣り合う建物100A〜100Cの外壁間の空間を跨いで設置され、前記太陽光発電パネル40を支持しているフレーム20,30と、
を有することを特徴とする。
請求項2に記載の発明によれば、前記複数の架台柱10A,10B上に配置され、前記隣り合う建物100A〜100Cの外壁間の空間を跨いで設置され、前記太陽光発電パネル40を支持しているフレーム20,30を有するので、前記隣り合う建物100A〜100Cの外壁間の空間を跨いで設置されても前記太陽光発電パネル40をしっかりと支持できる。
請求項3に記載の発明は、例えば、図6に示すように、
請求項2に記載の太陽光発電パネル40の設置構造において、
前記フレーム20,30は、前記架台柱10A,10Bに、相対的に水平方向に移動可能に設けられている
ことを特徴とする。
請求項3に記載の発明によれば、前記フレーム20,30は、前記架台柱10A,10Bに、相対的に水平方向に移動可能に設けられているので、地震で建物100A〜100Cが揺れ、建物100A〜100Cのそれぞれの揺れ具合(例えば、揺れる方向)が異なる場合でも、前記フレーム20,30が前記架台柱10A,10Bに対して相対的に水平方向に移動することにより異なる揺れ具合による衝撃を吸収して太陽光発電パネルへの衝撃を緩和できる。
請求項4に記載の発明は、例えば、図2〜図6に示すように、
請求項2または3に記載の太陽光発電パネル40の設置構造において、
前記隣り合う建物100A〜100Cの各々は、隣接する複数の建物ユニット101A〜101Cを有し、
前記複数の架台柱10A,10Bは、前記建物100A〜100Cの上梁または中間梁上に設置され、
前記フレーム20,30は、
前記建物ユニット101A〜101Cの長手方向または短手方向に前記複数の架台柱10A,10Bを繋ぐように配置されている複数の第1受けフレーム20と、
前記複数の第1受けフレーム20と交差する方向に配置され、前記太陽光発電パネル40を支持する複数の第2受けフレーム30と、を有する
ことを特徴とする。
請求項4に記載の発明によれば、隣接する前記複数の建物100A〜100Cの上梁または中間梁上に複数の架台柱10A,10Bが設置されているので、架台柱10A,10Bを建物の躯体にしっかりと固定でき、前記建物ユニットの長手方向または短手方向に前記複数の架台柱10A,10Bを繋ぐように複数の第1受けフレームが配置されていることにより、前記複数の第1受けフレーム20と交差する方向において前記太陽光発電パネル40を支持する複数の第2受けフレーム30を第1受けフレーム20上の任意の位置に配置でき、屋根上の任意の位置に太陽光発電パネルを配置することができる。
請求項5に記載の発明は、例えば、図6に示すように、
請求項4に記載の太陽光発電パネル40の設置構造において、
前記第1受けフレーム20および前記第2受けフレーム30の各々は孔を有し、これらの孔にボルトが挿通されて前記第1受けフレーム20および前記第2受けフレーム30がボルト結合され、前記第2受けフレーム30の孔が前記第1受けフレーム20と交差する方向に長い長孔30cである
ことを特徴とする。
請求項5に記載の発明によれば、前記第2受けフレーム30の孔が前記第1受けフレーム20と交差する方向に長い長孔30cであるので、前記第2受けフレーム30の長孔30c内をボルトが移動することにより、前記第2受けフレームの長手方向への前記隣り合う建物100A〜100Cの異なる揺れ具合による衝撃を吸収して太陽光発電パネルへの衝撃を緩和できる。
本発明によれば、複数の建物が所定の隙間を有し離間して配置された別棟建ての長屋における太陽光発電パネルの搭載効率を向上する太陽光発電パネルの設置構造を提供することができる。
本発明に係る太陽光発電パネルの設置構造の一例を示す図であり、(a)は別棟建ての長屋100の平面図を示し、(b)は太陽光発電パネルの入出力端子と接続されるターミナルボックスとパワーコンディショナーを示す図である。 同、(a)は図1のユニット建物の建物ユニットの平面図を示し、(b)は建物ユニット上に設置される屋根ユニットの平面図を示す。 同、太陽光発電パネル用設置架台の一例を示し、建物の上梁および中間梁上に複数の架台柱を設置した例を示す平面図である。 同、前記複数の架台柱上に複数の架台フレームを設置した例を示す平面図である。 同、前記架台フレーム上に複数の受けフレームを設置した例を示す平面図である。 同、(a)は前記複数の受けフレーム上に太陽光発電パネルを設置した例を示す平面図であり、(b)は図6(a)のI−I断面図であり、(c)は図6(b)のA部拡大図であり、(d)は図6(c)のII−II断面図である。 同、(a)は屋根フレームの長手の梁における架台柱10Aの設置例を示し、(b)は図7(a)のI-I断面図、(c)は図7(a)のII-II断面図、(d)はセメント板の平面図である。 同、(a)は屋根フレームの中間梁における架台柱10Bの設置例を示し、(b)は図8(a)のI-I断面図、(c)は図8(a)のII-II断面図、(d)は架台柱10Bの脚部の平面図である。 同、図1のI-I断面図を示す。 同、(a)は本実施の形態の太陽光発電パネルの配置例の模式図を示し、(b)は変形例の太陽光発電パネルの配置例の模式図を示す。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
<実施の形態>
図1〜10を参照して、本実施の形態における太陽光発電パネルの設置構造について、説明する。
始めに、図1に示す建物は、2階建ての陸屋根式の複数の建物100A〜100Cが所定の隙間を有し離間して並列に配置された別棟建ての長屋100の平面図である。図1では、この別棟建ての長屋100における前記建物100A〜100Cの屋根に隣接する複数の太陽光発電パネル40が設置されている状態が示されている。複数の太陽光発電パネル40の設置範囲は、図10(a)に示すように、作業スペースを確保するために、建物100A〜100Cの外周に沿って、パラペット50から一定の離間距離をとっている。複数の建物100A〜100Cは、複数の建物100A〜100C用に施工された1つの基礎上に所定の隙間を有し離間して配置されている。複数の建物100A〜100C間の前記所定の隙間は、目安として、30cmから40cm程である。
図5に示すように、前記建物100A〜100Cの屋根に太陽光発電パネル用設置架台10が設置され、図1、図6に示すように、この太陽光発電パネル用設置架台10の上に、隣り合う建物100A〜100Cの外壁間の空間を跨いで太陽光発電パネル40が設置されている。具体的には、図6(c)に示すように、隣り合う建物100A〜100Cの各パラペット50上方に、太陽光発電パネル40が各パラペット50を跨いで設置されている。
周知のように、ユニット建物は、箱状に形成された建物ユニットを複数並べて組み合せることで施工される。建物ユニットは、複数本の柱と、これらの柱の上端間どうしを接合する複数本の上梁と、前記柱の下端間どうしを接合する複数本の下梁とから略直方体状の骨組みが形成されるとともに骨組みに外壁材が必要に応じて取り付けられているものである(例えば、特開2009−35991号公報参照)。
そして、工場で製造された建物ユニット等はトラック等で建築現場まで輸送され、建築現場では、クレーン等を用いてこれら建物ユニットが隣接して並べて組み合わされることでユニット建物が施工される。
ここで、陸屋根は、図2に示すように、最上階の各建物ユニット101A〜101Cの上に各建物ユニット101A〜101Cと平面視において同じ大きさの各屋根ユニット102A〜102Cがそれぞれ載せられている、屋根ユニット102A〜102Cは、建物ユニット101A〜101Cのそれぞれの柱と上梁と接合され、固定されている。図2、図9に示すように、屋根ユニット102A〜102Cは、矩形状の屋根フレーム102a上にスラブ(軽量コンクリートパネル)102bを載せ、前記スラブ102b上に防水シート102cを張って構成されている。なお、屋根ユニット102A〜102Cも工場でされている。
本実施の形態では、図2(a)および図2(b)に示すように、前記隣り合う建物100A〜100Cの各々は、隣接する複数の建物ユニット101A〜101Cを有している。各建物100A〜100Cは、4つの建物ユニット101A〜101Cを用いて2階部分が施工され、その上に、平面視において同じ大きさの各屋根ユニット102A〜102Cが載せられ、各建物ユニット101A〜101Cと各屋根ユニット102A〜102Cがボルト結合され、その上に太陽光発電パネル用設置架台10と複数の太陽光発電パネル40が設けられている。
図5に示すように、前記太陽光発電パネル用設置架台10は、前記建物100A〜100Cの屋根に設置されている複数の架台柱10A,10Bと、前記複数の架台柱10A,10B上に配置され、前記太陽光発電パネル40を支持している架台フレーム20および受けフレーム30と、を有する。受けフレーム30は、受けフレーム30aと受けフレーム30bを有し、前記隣り合う建物100A〜100Cの外壁間の空間を跨いで設置されている。具体的には、図6に示すように、隣り合う建物100A〜100Cの各パラペット50上に受けフレーム30a(30b)が各パラペット50を跨いで設置されている。
次に、前記太陽光発電パネル用設置架台10の構造について説明する。
前記太陽光発電パネル用設置架台10は,架台柱10A,10Bと、架台フレーム20と、受けフレーム30を備えている。前記架台フレーム20は、前記建物ユニット101A〜101Cの短手方向に前記複数の架台柱10A,10Bを繋ぐように配置されている複数の断面コ字型のフレームであり、本発明の第1受けフレームに相当する。前記受けフレーム30は、前記複数の第1受けフレーム20と交差する方向に配置され、前記太陽光発電パネル40を支持する複数の断面コ字型のフレームであり、本発明の第2受けフレームに相当する。
(架台柱)
図3および図9に示すように、前記複数の架台柱10A,10Bは、前記建物100A〜100Cの上梁および中間梁上に設置されている。
具体的には、各建物ユニット101A〜101Cに接合された屋根ユニット102A〜102Cの屋根フレーム102aおよび中間梁102d上に架台柱10A,10Bが設置されている。屋根フレーム102aは前記建物100A〜100Cの上梁に相当し、中間梁102dは前記建物100A〜100Cの中間梁に相当する。架台柱10A,10Bの上部及び下部にはそれぞれエンドプレート10a,10bが設けられている。そして、架台柱10Aの下部のエンドプレート10bには4箇所に孔が設けられ、ボルト12aとナット12bにより屋根フレーム102aとボルト結合されている。セメント板11Aは、スラブ102bに取り付けられた鋼板12cにビス12dで固定される。屋根フレーム102aの短手方向に設けられた中間梁102d上に配置された架台柱10Bは、下部が中間梁102d上に溶接接合され、図9に示すように防水処理まで工場で施工されている。そのため、架台柱10Bについては、図7(d)に示すように、架台柱10Aの周囲に配置され、ビス12dで固定されるセメント板11Aを用いる必要がない。なお、架台柱10Aは、屋根ユニットの長手方向において、2つの屋根ユニット102Aが隣り合う部分、2つの屋根ユニット102Bが隣り合う部分及び2つの屋根ユニット102Cが隣り合う部分のそれぞれに設置される。
(架台フレーム)
次に、図4に示すように、前記建物ユニット101A〜101Cの短手方向に前記複数の架台柱10A,10Bを繋ぐように複数の架台フレーム20が架台柱10B(10A)の上部でボルト結合されている。具体的には、図6(c)に示すように、架台柱10B(10A)の上部に設けられたエンドプレート10aの中央部にはボルト12aが上に向けて突出して固定されていて、断面コ字型の架台フレーム20に設けられた孔12にボルト12aが挿入され、ナット12bでボルト結合されている。ここで、図4において、架台フレーム20の長手方向の下端は南側であることを想定している。
(受けフレーム)
次に、図5に示すように、複数の受けフレーム30は、前記複数の架台フレーム20と交差する方向に配置及び結合され、前記太陽光発電パネル40を支持している。複数の受けフレーム30は、受けフレーム30aと受けフレーム30aより高い受けフレーム30bとで太陽光発電パネル40を支持している。図9に示すように、受けフレーム30aと受けフレーム30aより高い受けフレーム30bとで、太陽光発電パネル40を傾斜させ、太陽光発電パネル40が太陽光を効率的に受光できるように設置されている。なお、受けフレーム30は、受けフレーム30aと受けフレーム30bの上部および下部がそれぞれフレーム材により接合され、台形状に形成されていてもよい。
ここで、図5、図9に示すように、前記複数の受けフレーム30a,30bは太陽光発電パネル40の大きさに合わせた間隔で配置される。例えば、一つの太陽光発電パネル40の大きさが、縦800mm、横1600mmである場合、受けフレーム30a,30bの間隔を745mmに設定し、受けフレーム30bの高さを受けフレーム30aより高くして太陽光発電パネル40を南側に傾斜させ、太陽光を効率的に受光できるように設置する。
また、太陽光発電パネル40の傾斜は、受けフレーム30aと受けフレーム30aより高い受けフレーム30bのそれぞれ高さが一定の場合でも、受けフレーム30a,30bの間隔を狭くすると大きくなり、受けフレーム30a,30bの間隔を広くすると緩やかになる。太陽光発電パネル40の大きさに加えて、太陽光を効率的に受光するための設置条件によって、受けフレーム30a,30bの間隔を決定するようにしてもよい。更に、太陽光発電パネル40の大きさに合わせた間隔とは、太陽光発電パネル40同士の間隔(例えば、図6に示す縦方向の太陽光発電パネル40の間隔)をも意味する。
(架台フレームと受けフレーム等との関係)
前記架台フレーム20および受けフレーム30は、前記架台柱10A,10Bに、相対的に水平方向に移動可能に設けられている。例えば、図6に示すように、前記第1受けフレーム20および前記第2受けフレーム30の各々は孔12,30cを有し、これらの孔12,30cにボルト12aが挿通されて前記第1受けフレーム20および前記第2受けフレーム30がボルト結合されている。ここで、前記第2受けフレーム30の孔は前記第1受けフレーム20と交差する方向に長い長孔30cである。前記第2受けフレーム30の長孔30cとナットとの間には、座金30dが入っている。なお、図示しないが、架台柱10A,10Bのエンドプレート10a側に設けられている前記第1受けフレーム20の孔12は、前記第2受けフレーム20の長さ方向に長い長孔である。
(各建物への配電)
図1に示すように、x方向に10枚の太陽光発電パネルが配置され、y方向に7枚の太陽光発電パネルが配置されている。建物100A〜100Cの屋根に計70枚の太陽光発電パネルが設置されている。70枚の太陽光発電パネルからの出力について、建物100AにはA1からA23までの23枚の太陽光発電パネル40が割り当てられ、建物100BにはB1からB24までの24枚の太陽光発電パネル40が割り当てられ、建物100CにはC1からC23までの23枚の太陽光発電パネル40が割り当てられている。
なお、A10とA11の太陽光発電パネル40、A20とA21の太陽光発電パネル40、B7とA8の太陽光発電パネル40、B17とB18の太陽光発電パネル40、C3とC4の太陽光発電パネル40、C13とC14の太陽光発電パネル40はそれぞれ、導線40aで接続されている。
A1からA23までの23枚の太陽光発電パネル40は、A1からA6までの6枚の太陽光発電パネル40の入出力端子がターミナルボックス100A1の端末aと端末bとに接続され、A7からA12までの6枚の太陽光発電パネル40の入出力端子がターミナルボックス100A1の端末cと端末dとに接続され、A13からA18までの6枚の太陽光発電パネル40の入出力端子がターミナルボックス100A1の端末eと端末fとに接続され、A19からA23までの5枚の太陽光発電パネル40の入出力端子がターミナルボックス100A1の端末gと端末hとに接続されている。
B1からB24までの24枚の太陽光発電パネル40は、B1からB6までの6枚の太陽光発電パネル40の入出力端子がターミナルボックス100B1の端末iと端末jとに接続され、B7からB12までの6枚の太陽光発電パネル40の入出力端子がターミナルボックス100B1の端末kと端末lとに接続され、B13からB18までの6枚の太陽光発電パネル40の入出力端子がターミナルボックス100B1の端末mと端末nとに接続され、B19からB24までの6枚の太陽光発電パネル40の入出力端子がターミナルボックス100B1の端末oと端末pとに接続されている。
C1からC23までの23枚の太陽光発電パネル40は、C1からC6までの6枚の太陽光発電パネル40の入出力端子がターミナルボックス100C1の端末qと端末rとに接続され、C7からC12までの6枚の太陽光発電パネル40の入出力端子がターミナルボックス100C1の端末sと端末tとに接続され、C13からC18までの6枚の太陽光発電パネル40の入出力端子がターミナルボックス100C1の端末uと端末vとに接続され、C19からC23までの5枚の太陽光発電パネル40の入出力端子がターミナルボックス100C1の端末wと端末xとに接続されている。
ターミナルボックス100A1〜100C1の出力はパワーコンディショナー100A2〜100C2へそれぞれ出力される。パワーコンディショナー100A2〜100C2は、太陽光発電パネル40からの直流電力を建物100A〜100Cで使える交流電力に変換する機器である。なお、ターミナルボックス100A1〜100C1およびパワーコンディショナー100A2〜100C2は、建物100A〜100Cにそれぞれ建物100A〜100C内に設置されている。
本実施の形態によれば、複数の建物100A〜100Cが所定の隙間を有し離間して配置された別棟建ての長屋100における前記建物100A〜100Cの屋根に太陽光発電パネル用設置架台10が設置され、この太陽光発電パネル用設置架台10の上に、隣り合う建物100A〜100Cの外壁間の空間を跨いで太陽光発電パネル40が設置されているので、太陽光発電パネル40の設置面積が広がり、別棟建ての長屋における太陽光発電パネルの搭載効率を向上する太陽光発電パネルの設置構造を提供できる。
また、前記複数の架台柱10A,10B上に配置され、前記隣り合う建物100A〜100Cの外壁間の空間を跨いで設置され、前記太陽光発電パネル40を支持しているフレーム20,30を有するので、前記隣り合う建物100A〜100Cの外壁間の空間を跨いで設置されても前記太陽光発電パネル40をしっかりと支持できる。
また、前記フレーム20,30は、前記架台柱10A,10Bに、相対的に水平方向に移動可能に設けられているので、地震で建物100A〜100Cが揺れ、建物100A〜100Cのそれぞれの揺れ具合(例えば、揺れる方向)が異なる場合でも、前記フレーム20,30が前記架台柱10A,10Bに対して相対的に水平方向に移動することにより異なる揺れ具合による衝撃を吸収して太陽光発電パネルへの衝撃を緩和できる。
また、隣接する前記複数の建物100A〜100Cの上梁または中間梁上に複数の架台柱10A,10Bが設置されているので、架台柱10A,10Bを建物の躯体にしっかりと固定でき、前記建物ユニットの短手方向に前記複数の架台柱10A,10Bを繋ぐように複数の第1受けフレームと、が配置されていることにより、前記複数の第1受けフレーム20と交差する方向において前記太陽光発電パネル40を支持する複数の第2受けフレーム30を第1受けフレーム20上の任意の位置に配置でき、屋根上の任意の位置に太陽光発電パネルを配置することができる。
また、前記第2受けフレーム30の孔が前記第1受けフレーム20と交差する方向に長い長孔30cであるので、前記第2受けフレーム30の長孔30c内をボルトが移動することにより、前記第2受けフレームの長手方向への前記隣り合う建物100A〜100Cの異なる揺れ具合による衝撃を吸収して太陽光発電パネルへの衝撃を緩和できる。
(変形例)
次に、変形例について以下説明する。
上記実施の形態において、架台柱10A,10Bに架台フレーム20と受けフレーム30とを配置する例について説明したが、本発明はこれに限られない。例えば、複数の架台柱10A,10Bを図1におけるy方向において太陽光発電パネルの大きさに合わせて配置し、これらの架台柱10A,10B上に長孔30aを有する複数の受けフレーム30をボルト結合し、これらの受けフレーム30に太陽光発電パネルを配置してもよい。
また、上記実施の形態において、前記架台フレーム20を前記建物ユニット101A〜101Cの短手方向に前記複数の架台柱10A,10Bを繋ぐように配置されている例について説明したが、本発明はこれに限られない。前記建物ユニット101A〜101Cの配置方法によっては、前記架台フレーム20を前記建物ユニット101A〜101Cの長手方向に前記複数の架台柱10A,10Bを繋ぐように配置してもよい。
また、上記実施の形態において、屋根フレーム102aと中間梁102d上に架台柱10A,10Bを配置したが、本発明はこれに限られない。例えば、屋根ユニット102A〜102Cを使用しない場合には、建物ユニット101A〜101Cの上梁と中間梁上に架台柱10A,10Bを配置してもよい。
図10(a)は、上記実施の形態において説明したように、並列に配置された建物100A〜100Cの屋根に設置された太陽光発電パネル40の設置範囲を示している。しかし、本発明はこれに限られず、図10(b)に示すように、建物100A〜100Cが雁行型に配置されている場合にも適用できる。
また、上記実施の形態では、ユニット建物について説明したが、本発明はこれに限られない。例えば、木質パネルを用いた建物の屋根にも、隣り合う建物の外壁間の空間を跨いで太陽光発電パネル40を設置できる。
また、上記実施の形態では、陸屋根の建物について説明したが、本発明はこれに限られない。例えば、複数の建物の切り妻の屋根の傾斜方向を揃えて、並列または雁行型に配置された建物上に、隣り合う建物の外壁間の空間を跨いで太陽光発電パネル40を設置してもよい。なお、図1に示すx方向において隣り合う建物の屋根の高さが異なる場合は、架台柱の高さを調整することで、隣り合う建物の外壁間の空間を跨いで太陽光発電パネルを設置できる。
なお、変形例においては、上記実施の形態と同じ部材には同一の符号を付し、説明を省略する。
10A,10B 架台柱
10 太陽光発電パネル用設置架台
20 架台フレーム
30 受けフレーム
30c 長孔
40 太陽光発電パネル
50 パラペット
100 別棟立ての長屋
100A-100C 建物
101A〜101C 建物ユニット
102A〜102C 屋根ユニット
102a 屋根フレーム
102b スラブ
102c 防水シート
102d 中間梁

Claims (5)

  1. 複数の建物が所定の隙間を有し離間して配置された別棟建ての長屋における前記建物の屋根に設置されている太陽光発電パネルの設置構造において、
    前記建物の屋根に太陽光発電パネル用設置架台が設置され、この太陽光発電パネル用設置架台の上に、隣り合う建物の外壁間の空間を跨いで太陽光発電パネルが設置されている
    ことを特徴とする太陽光発電パネルの設置構造。
  2. 請求項1に記載の太陽光発電パネルの設置構造において、
    前記太陽光発電パネル用設置架台は、
    前記建物の屋根に設置されている複数の架台柱と、
    前記複数の架台柱上に配置され、前記隣り合う建物の外壁間の空間を跨いで設置され、前記太陽光発電パネルを支持しているフレームと、
    を有することを特徴とする太陽光発電パネルの設置構造。
  3. 請求項2に記載の太陽光発電パネルの設置構造において、
    前記フレームは、前記架台柱に、相対的に水平方向に移動可能に設けられている
    ことを特徴とする太陽光発電パネルの設置構造。
  4. 請求項2または3に記載の太陽光発電パネルの設置構造において、
    前記隣り合う建物の各々は、隣接する複数の建物ユニットを有し、
    前記複数の架台柱は、前記建物の上梁または中間梁上に設置され、
    前記フレームは、
    前記建物ユニットの長手方向または短手方向に前記複数の架台柱を繋ぐように配置されている複数の第1受けフレームと、
    前記複数の第1受けフレームと交差する方向に配置され、前記太陽光発電パネルを支持する複数の第2受けフレームと、を有する
    ことを特徴とする太陽光発電パネルの設置構造。
  5. 請求項4に記載の太陽光発電パネルの設置構造において、
    前記第1受けフレームおよび前記第2受けフレームの各々は孔を有し、これらの孔にボルトが挿通されて前記第1受けフレームおよび前記第2受けフレームがボルト結合され、前記第2受けフレームの孔が前記第1受けフレームと交差する方向に長い長孔である
    ことを特徴とする太陽光発電パネルの設置構造。
JP2011267489A 2011-12-07 2011-12-07 太陽光発電パネルの設置構造 Expired - Fee Related JP5778561B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011267489A JP5778561B2 (ja) 2011-12-07 2011-12-07 太陽光発電パネルの設置構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011267489A JP5778561B2 (ja) 2011-12-07 2011-12-07 太陽光発電パネルの設置構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2013119719A true JP2013119719A (ja) 2013-06-17
JP5778561B2 JP5778561B2 (ja) 2015-09-16

Family

ID=48772506

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2011267489A Expired - Fee Related JP5778561B2 (ja) 2011-12-07 2011-12-07 太陽光発電パネルの設置構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5778561B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015070033A (ja) * 2013-09-27 2015-04-13 三洋電機株式会社 太陽電池モジュール及び太陽電池モジュールの製造方法
JP2017155406A (ja) * 2016-02-29 2017-09-07 ミサワホーム株式会社 ユニット式建物

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2626943B2 (ja) * 1992-07-08 1997-07-02 鹿島建設株式会社 省エネ性を有する新緩衝空間
JPH11280274A (ja) * 1998-03-30 1999-10-12 Yoshiaki Yamashita 連続戸建住宅の建物の割りつけ方法
JP2002021266A (ja) * 2000-07-10 2002-01-23 Sekisui Chem Co Ltd 陸屋根構造
JP2011043018A (ja) * 2009-08-24 2011-03-03 Sekisui House Ltd 太陽電池モジュールの設置用金具
JP2012087466A (ja) * 2010-10-15 2012-05-10 Takenaka Komuten Co Ltd 共同住宅群における太陽電池発電システム

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2626943B2 (ja) * 1992-07-08 1997-07-02 鹿島建設株式会社 省エネ性を有する新緩衝空間
JPH11280274A (ja) * 1998-03-30 1999-10-12 Yoshiaki Yamashita 連続戸建住宅の建物の割りつけ方法
JP2002021266A (ja) * 2000-07-10 2002-01-23 Sekisui Chem Co Ltd 陸屋根構造
JP2011043018A (ja) * 2009-08-24 2011-03-03 Sekisui House Ltd 太陽電池モジュールの設置用金具
JP2012087466A (ja) * 2010-10-15 2012-05-10 Takenaka Komuten Co Ltd 共同住宅群における太陽電池発電システム

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015070033A (ja) * 2013-09-27 2015-04-13 三洋電機株式会社 太陽電池モジュール及び太陽電池モジュールの製造方法
JP2017155406A (ja) * 2016-02-29 2017-09-07 ミサワホーム株式会社 ユニット式建物

Also Published As

Publication number Publication date
JP5778561B2 (ja) 2015-09-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5778561B2 (ja) 太陽光発電パネルの設置構造
JP2020007827A (ja) 木造ユニット式建築構造体、及びその組立て構法
JP2014025288A (ja) ソーラーカーポート
JP4567857B2 (ja) ユニット式建物
JP5701490B2 (ja) 屋根改修工法及び構造物
JP5684619B2 (ja) 太陽電池モジュール設置架台
JP2014088708A (ja) 太陽電池モジュール用の載置架台及び太陽光発電装置
JP5474721B2 (ja) 建物の屋根構造
JP2014005654A (ja) パネル保持構造
JP5915447B2 (ja) 太陽電池パネル支持架台及び太陽光発電システム
JP2019049169A (ja) 建物ユニット及びユニット式建物
JP5308168B2 (ja) ユニット式建物
JP3185699U (ja) 太陽電池パネル用架台
JP6087865B2 (ja) バルコニー装置及びバルコニー装置を備えるユニット建物
JP7299797B2 (ja) ユニット式建物
JP3192310U (ja) 太陽光発電パネル取付架台
RU195319U1 (ru) Узел крепления угловой стойки блочно-модульного здания
JP6053499B2 (ja) ソーラーパネル支持構造体
KR101423450B1 (ko) 패널 지지 가대
JP4864194B2 (ja) 太陽電池支持体
TWI682089B (zh) 模組化建築系統
JP4585676B2 (ja) 屋根の支持構造
JP2017005813A (ja) 太陽電池モジュール設置架台
JP2001064917A (ja) 落石防護柵
RU2007123291A (ru) Многослойная стена, способ ее возведения и легкая стеновая панель

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20140221

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20141222

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20150106

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150223

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20150707

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20150709

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5778561

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees