JP2015069022A - 電子機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】部品点数は増加させずに簡易な構成で収納対象物を強固に保持することができる電子機器を提供する。【解決手段】表示モジュール3と、本体面から側方に延出された側面部2a〜2dを折り曲げて形成され、側面部2a〜2dで囲まれた空間に表示モジュール3を収納する枠状収納部材2と、枠状収納部材2の隣り合う側面部2b,2cおよび2b,2dの一方である側面部2c,2dから延出された片部を隣り合う他方の側面部2b側に折り曲げて形成され、表示モジュール3を他方の側面部2bに対向する側面部2aへ向けて付勢する付勢部2c−1,2d−1とを備える。【選択図】図1

Description

この発明は、表示モジュールなどの収納対象物を保持する電子機器に関する。
例えば、特許文献1には、収納対象物である表示パネルを枠状のベースに保持する表示装置が開示されている。この装置には、ベースの対向する側壁面の一方に板ばねが配置され、もう一方の側壁面に調整ねじが螺合され、ベースに収納された表示パネルが、板ばねによって調整ねじ側に付勢された状態で保持される。
特許文献2には、導光板などを収納してケース内に保持する車両計器用照明装置が開示されている。この装置には、ケースの側面部を切り曲げて内側に突出させた押しばね部が設けられ、ケースに収納された導光板を、押しばね部によって発光素子側に付勢して保持している。また、特許文献2には、別部材の押しばね部をケースに取り付ける構造が開示されている。さらに、押しばね部を導光板と一体に形成した構造もある。
特開平11−190974号公報 特開2004−291949号公報
特許文献1に代表される従来の技術においては、表示パネルをベース内に保持するために、ベースとは別の部品の板ばねと調整ねじがさらに必要である。
このように部品点数が増加するため、構造が複雑化するとともに、これらの部品を組み付けるために製造工程数が増加するという課題があった。
なお、特許文献2における別部材の押しばね部を用いる構造についても同様である。
また、特許文献2には、収納対象物である導光板に押しばね部を一体に形成した構造も開示されているが、収納対象物自体を加工する構成は汎用性が乏しく、実用性が低い。
例えば、定格の導光板を使用することができず、押しばね部を有した導光板を作成する特殊な製造工程も必要となる。
一方、特許文献2における押しばね部をケースと一体に形成する構造では、部品点数は増加しない。しかしながら、押しばね部は、板金製のケースの側面部を切り曲げて形成されるため、押しばね部の近傍にケース内部が外部に露出する隙間(穴)が空いてしまう。
このため、EMC(Electro Magnetic Compatibility)やESD(Electrostatic Discharge)などの耐性が劣化する可能性がある。また、この隙間(穴)によって押しばね部の近傍の剛性も低下する。
さらに、車載用表示装置に利用される光源装置の厚み(ケースの側壁の高さ)は、一般に10mm以下である。このため、板金製で硬くて高さの低いケースの側面部を精度良く変形させることは容易ではないし、僅かな加工誤差が導光板の損傷や導光板と光源との距離の不均一性を招きかねない。
特に、電子機器取り付け用のブラケットがケースの側面にある場合、ブラケットの一部を内側に切り曲げて押しばね部を形成することは困難である。例えば、この押しばね部に実用可能な弾性力を持たせるためには、切り曲げる片の基部から先端までを長くする必要がある。このため、ブラケットを大きく切り曲げなければならず、ブラケットに大きな穴が空き、ブラケットの強度を保つことができない。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、部品点数は増加させずに簡易な構成で収納対象物を強固に保持することができる電子機器を得ることを目的とする。
この発明に係る電子機器は、収納対象物と、本体面から側方に延出された側面部を折り曲げて形成され、側面部で囲まれた空間に収納対象物を収納する収納部と、収納部の隣り合う側面部の一方から延出された片部を隣り合う他方の側面部側に折り曲げて形成され、収納対象物を他方の側面部に対向する側面部へ向けて付勢する第1の付勢部とを備える。
この発明によれば、部品点数は増加させずに簡易な構成で収納対象物を強固に保持することができるという効果がある。
この発明の実施の形態1に係る電子機器を示す図である。 実施の形態1に係る電子機器の背面図である。 図2のa1,a2部分の拡大斜視図である。 実施の形態1における枠状収納部材の付勢部周辺の展開図である。 図2のb1,b2部分の拡大斜視図である。 図2のA−A線の断面矢示図である。 実施の形態1における付勢部の基部のカシメ構造を示す斜視図である。 この発明の実施の形態2に係る電子機器を示す図である。 実施の形態2における枠状収納部材を示す斜視図である。 実施の形態2における枠状収納部材の付勢部周辺の展開図である。 実施の形態2における付勢部を示す斜視図である。 実施の形態2に係る電子機器の背面側斜視図である。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1に係る電子機器を示す図であり、図1(a)は正面側斜視図であり、図1(b)は背面側斜視図である。また、図2は、実施の形態1に係る電子機器の背面図である。電子機器1は、例えばナビゲーション装置などの車載機器あるいはディスプレイ付きのオーディオ機器である。電子機器1では、図1(b)に示すように枠状収納部材2が表示モジュール3を収納する。
枠状収納部材2は、本体面から側方に延出された側面部を折り曲げて形成され、側面部で囲まれた空間に収納対象物である表示モジュール3を収納する収納部である。
図1に示す枠状収納部材2は、本体面の四方から延出された側面部を箱状に折り曲げて形成されており、また本体面に設けられた開口部から表示モジュール3の表示面が外部に露出している。
なお、枠状収納部材2が、本体面に表示モジュール3の表示面を外部に露出するための開口部を有する構成を示したが、この発明は、これに限定されるものではない。例えば、収納部は、収納対象物を挿入するために少なくとも一面が開口しており、この開口の側面で囲まれた空間に収納対象物を収納できる構造の部材であればよい。
表示モジュール3は、図2に示すように、枠状収納部材2に収納される収納対象物である。また、表示モジュール3は、例えば、液晶パネル、プラズマパネル、有機EL(エレクトロルミネセンス)などから構成される。電子機器1が液晶表示装置の場合、表示モジュール3は、液晶表示パネル、液晶表示ドライバ回路およびバックライトなどの液晶表示に必要な構成がモジュール化されたものとなる。
図3は、図2のa1,a2部分の拡大斜視図である。図4は、実施の形態1における枠状収納部材の付勢部周辺の展開図である。図5は、図2のb1,b2部分の拡大斜視図であり、図5(a)が図2のb1部分を示し、図5(b)が図2のb2部分を示している。また、図6は、図2のA−A線の断面矢示図である。図2に示すように、枠状収納部材2の側面部2bには、表示モジュール3を側面部2a側に付勢する付勢部2c−1,2d−1が設けられる。
また、枠状収納部材2において、側面部2bに対向する側面部2aには、図3に示すように、側面部2aを内側に突出するよう絞り加工した突起部2a−1が形成されている。
付勢部2c−1,2d−1によって付勢された表示モジュール3の端面部が突起部2a−1の頂点部分に当接する。このように側面部2aに突起部2a−1を形成することで、表示モジュール3を介在させて付勢部2c−1,2d−1による付勢力を突起部2a−1で確実に受けることができる。これにより、枠状収納部材2に表示モジュール3をガタなく保持することが可能である。
図2に示す例では、側面部2aの2箇所に突起部2a−1を形成した場合を示したが、突起部2a−1の配置数は、側面部2aの1箇所に配置してもよく、3箇所以上に配置してもよい。また、突起部2a−1を側面部2aに絞り加工を施して形成する場合を示したが、これに限定されるものではない。ただし、側面部2aの一部を切り曲げて内側に突出した形状を形成する加工は、枠状収納部材2の内部が露出するため、好ましくない。
なお、付勢部2c−1,2d−1が表示モジュール3の端面を側面部2aに圧接可能な付勢力を有する場合には、突起部2a−1を省略してもよい。
付勢部2c−1は、図5(a)に示すように、枠状収納部材2の隣り合う側面部2b,2cの一方である側面部2cから延出された片部を隣り合う側面部2b側に折り曲げて形成され、表示モジュール3を側面部2bに対向する側面部2aへ向けて付勢する第1の付勢部である。
同様に、付勢部2d−1は、図5(b)に示すように、枠状収納部材2の隣り合う側面部2b,2dの一方である側面部2dから延出された片部を隣り合う側面部2b側に折り曲げて形成され、表示モジュール3を側面部2bに対向する側面部2aへ向けて付勢する第1の付勢部である。
側面部2cの側面部2bとの境界から延出された付勢部2c−1の基部には、カシメ部2c−6が形成されており、図4に示すカシメ用バーリング部2c−4を側面部2bのカシメ用穴2b−1に挿入してから、図5(a)に示すように側面部2bと重なった状態でカシメ固定される。
腕部2c−2は、付勢部2c−1の基部に接続する部分が内側(側面部2a側)に階段状に折り曲げられ、その先端部にさらに内側に突出するように折り曲げられた当接部2c−3を有する。すなわち、付勢部2c−1は、腕部2c−2の上記階段状に折り曲げられた部分で撓む板ばねであって、図6に示すように、表示モジュール3の端面に当接部2c−3が当接して側面部2a側に付勢することにより、表示モジュール3を強固に枠状収納部材2内に保持することができる。
同様に、側面部2dの側面部2bとの境界から延出された付勢部2d−1の基部には、カシメ部2d−6が形成されており、図4に示すカシメ用バーリング部2d−4を側面部2bのカシメ用穴2b−2に挿入してから、図5(b)に示すように側面部2bと重なった状態でカシメ固定される。
腕部2d−2は、付勢部2d−1の基部に接続する部分が内側(側面部2a側)に階段状に折り曲げられ、その先端部にさらに内側に突出するように折り曲げられた当接部2d−3を有する。すなわち、付勢部2d−1は、腕部2d−2の上記階段状に折り曲げられた部分で撓む板ばねであって、表示モジュール3の端面に当接部2d−3が当接して側面部2a側に付勢することにより、表示モジュール3を強固に枠状収納部材2内に保持することができる。
このように付勢部2c−1,2d−1は枠状収納部材2に一体に形成されているので、構造を簡略化することができる。また、表示モジュール3を付勢するための別部品が不要であり、部品点数が増加しない。例えば、板金部材の折り曲げ加工で枠状収納部材2を形成する際に付勢部2c−1,2d−1の折り曲げも同時に行えるため、別部品を組み付ける製造工程数を省略することが可能である。
また、付勢部2c−1,2d−1は側面部2c,2dから延出された片部を折り曲げて形成されるので、側面部2bを切り曲げる必要がない。すなわち、これらの側面部2bに片部を切り曲げた分の穴が開くことがなく、EMCやESDの耐性の向上を図ることができる。
さらに、図2に示すように、側面部2a,2bに電子機器取り付け用のブラケット4をそれぞれ設けても、ブラケット4の一部を切り曲げずに十分な付勢力を有した付勢部2c−1,2d−1を得ることができる。すなわち、ブラケット4の一部を切り曲げることがなくなるので、大きな穴が開くことはなく、ブラケット4の強度を保つことができる。
なお、ブラケット4は、側面部2a,2bだけでなく、側面部2c,2dにも設けてもよく、側面部2a,2bの代わりに、側面部2c,2dに設けてもよい。
なお、付勢部2c−1,2d−1は、図4に示した形状に限定されるものではない。
すなわち、側面部2b側に折り曲げて表示モジュール3を側面部2a側に付勢する構造であれば、他の形状の付勢部であってもよい。
また、付勢部2c−1,2d−1として付勢部を2つ設けた構造を示したが、付勢部は1つであってもよく、3つ以上であってもよい。例えば、側面部の端部から複数の片部を延出して複数の付勢部を形成してもよいが、側面部の端部から1つだけ延出した片部の先端部を複数に分岐させて付勢部を構成してもよい。
図7は、実施の形態1における付勢部の基部のカシメ構造を示す斜視図であり、図7(a)は、付勢部2d−1の基部と側面部2bとのカシメ部位を示し、図7(b)は、付勢部2c−1の基部と側面部2bとのカシメ部位を示している。図7(a)および図7(b)に示すように、付勢部2c−1,2d−1と側面部2bとをカシメで固定することで、付勢部2c−1,2d−1の基部の剛性を上げることができる。
なお、付勢部2c−1,2d−1と側面部2bとを折り曲げにより重ね合わせるだけで筐体としての剛性および表示モジュール3を保持する付勢力が得られる場合には、カシメ固定を省略してもよい。また、カシメにより固定する場合を示したが、スポット溶接などで固定してもかまわない。
また、図7(a)に示すように、枠状収納部材2の表面側(本体面側)の位置にカシメ部2d−6を設けることにより、枠状収納部材2の剛性を高めることができる。
しかしながら、曲げ加工の設備もしくは工具がカシメ部2d−6周辺部に干渉する場合は本体面との間の隙間B1を追加する必要がある。この場合、EMCやESDなどの耐性が劣化する可能性がある。
そこで、図7(b)に示すように、枠状収納部材2の表面側(本体面側)から離れた位置にカシメ部2c−6を設け、図5(a)に示すように、付勢部2c−1の基部を小さくして曲げ加工の設備もしくは工具がカシメ部2c−6周辺部に干渉しないようにすることで、本体面との間の隙間を隙間B1よりも小さい隙間B2とすることができる。
このようにすることで、EMCやESDなどの耐性の向上を図ることができる。
以上のように、この実施の形態1によれば、表示モジュール3と、本体面から側方に延出された側面部2a〜2dを折り曲げて形成され、側面部2a〜2dで囲まれた空間に表示モジュール3を収納する枠状収納部材2と、枠状収納部材2の隣り合う側面部2b,2cおよび2b,2dの一方である側面部2c,2dから延出された片部を隣り合う他方の側面部2b側に折り曲げて形成され、表示モジュール3を他方の側面部2bに対向する側面部2aへ向けて付勢する付勢部2c−1,2d−1とを備える。
このように構成することで、付勢部2c−1,2d−1が側面部2c,2dから延出された片部を折り曲げて形成されるため、側面部2bを切り曲げる必要がない。
これにより、側面部2bに片部を切り曲げた分の穴が開くことがなく、EMCやESDの耐性の向上を図ることができる。
また、付勢部2c−1,2d−1が枠状収納部材2に一体に形成されているので、枠状収納部材2を簡易な構成とすることができる。
さらに、表示モジュール3を付勢するための別部品が不要であり、部品点数が増加しないため、別部品を組み付ける製造工程数を省略することが可能である。
さらに、付勢部2c−1,2d−1が表示モジュール3を側面部2a側に付勢することから、枠状収納部材2内に表示モジュール3を強固に保持することができる。
また、この実施の形態1によれば、枠状収納部材2の側面部2a,2bから延出された片部を外側に折り曲げて形成される取り付け用のブラケット4を備える。
このように構成することで、付勢部を形成するためにブラケット4の一部に穴が開くことはなく、ブラケット4の強度を保つことができる。
さらに、この実施の形態1によれば、枠状収納部材2の付勢部2c−1,2d−1に対向する側面部2aから突出して設けられ、付勢部2c−1,2d−1により付勢された表示モジュール3に当接する突起部2a−1を備える。
このように構成することで、表示モジュール3を介在させて付勢部2c−1,2d−1による付勢力を突起部2a−1で確実に受けることができる。これにより、枠状収納部材2に表示モジュール3をガタなく保持することが可能である。
実施の形態2.
図8は、この発明の実施の形態2に係る電子機器を示す図であり、図8(a)は正面側斜視図であり、図8(b)は背面側斜視図である。電子機器1Aは、実施の形態1と同様に、例えば、ナビゲーション装置などの車載機器あるいはディスプレイ付きのオーディオ機器である。電子機器1Aにおいても、図8(b)に示すように枠状収納部材2Aが表示モジュール3を収納する。
枠状収納部材2Aは、本体面から側方に延出された側面部を折り曲げて形成され、側面部で囲まれた空間に収納対象物である表示モジュール3を収納する収納部である。
図8に示す枠状収納部材2Aは、図1と同様に、本体面の四方から延出された側面部を箱状に折り曲げて形成されており、また本体面に設けられた開口部から表示モジュール3の表示面が外部に露出している。
なお、枠状収納部材2Aが、本体面に表示モジュール3の表示面を外部に露出するための開口部を有する構成を示したが、この発明は、これに限定されるものではない。
例えば、収納部は、収納対象物を挿入するために少なくとも一面が開口しており、この開口の側面で囲まれた空間に収納対象物を収納できる構造の部材であればよい。
図9は、実施の形態2における枠状収納部材を示す斜視図であり、図9(a)が側面部2d側から見た斜視図、図9(b)が側面部2c側から見た斜視図である。図9(a)に示すように、枠状収納部材2Aの側面部2bには、表示モジュール3を側面部2a側に付勢する付勢部2c−1,2d−1が設けられ、側面部2cには、表示モジュール3を側面部2d側に付勢する付勢部2a−2,2b−3が設けられる。
また、図9(b)に示すように、側面部2bに対向する側面部2aには、側面部2aを内側に突出するよう絞り加工した突起部2a−1が形成されており、側面部2cに対向する側面部2dには、側面部2dを内側に突出するよう絞り加工した突起部2d−5が形成されている。付勢部2c−1,2d−1によって付勢された表示モジュール3の端面部が突起部2a−1の頂点部分に当接し、付勢部2a−2,2b−3によって付勢された表示モジュール3の端面部が突起部2d−5の頂点部分に当接する。
このように側面部2a,2dに突起部2a−1,2d−5を形成することで、表示モジュール3を介在させて付勢部2c−1,2d−1,2a−2,2b−3による付勢力を突起部2a−1,2d−5で確実に受けることができる。これにより、枠状収納部材2Aに表示モジュール3をガタなく保持することが可能である。
図9に示す例では、側面部2aの2箇所に突起部2a−1を形成し、側面部2dの2箇所に突起部2d−5を形成した場合を示したが、突起部2a−1,2d−5の配置数は、側面部2a,2dに1箇所ずつ配置してもよく、3箇所以上に配置してもよい。
また、突起部2a−1,2d−5を側面部2a,2dに絞り加工を施して形成する場合を示したが、これに限定されるものではない。ただし、側面部2a,2dの一部を切り曲げて内側に突出した形状を形成する加工は、枠状収納部材2Aの内部が露出するため、好ましくない。なお、付勢部2c−1,2d−1,2a−2,2b−3が表示モジュール3の端面を側面部2a,2dに圧接可能な付勢力を有する場合には、突起部2a−1,2d−5を省略してもよい。
図10は、実施の形態2における枠状収納部材の付勢部周辺の展開図であって、図10(a)は、付勢部2b−3,2c−1とその周辺部の展開図を示しており、図10(b)は、付勢部2a−2とその周辺部の展開図を示している。また、図11は、実施の形態2における付勢部を示す斜視図であり、図11(a)は付勢部2b−3,2c−1を示し、図11(b)は付勢部2a−2を示している。図12は、実施の形態2に係る電子機器の背面側斜視図である。
付勢部2b−3は、図10(a)に示すように、枠状収納部材2Aの隣り合う側面部2b,2cの他方である側面部2bに一体に形成され、図11(a)に示すように、側面部2c側に折り曲げられて表示モジュール3を側面部2cに対向する側面部2dへ向けて付勢する第2の付勢部である。
同様に、付勢部2a−2は、図10(b)に示すように、枠状収納部材2Aの側面部2bに対向する側面部2aに一体に形成され、図11(b)に示すように、側面部2aに隣り合う側面部2c側に折り曲げられて表示モジュール3を、側面部2cに対向する側面部2dへ向けて付勢する第3の付勢部である。
側面部2bから延出された付勢部2b−3の腕部2b−4は、図11(a)に示すように、基部側が天面側に折り曲げられ、先端側が側面部2cに沿うように折り曲げられている。また、腕部2b−4の先端部には、内側(側面部2d側)に突出するように折り曲げられた当接部2b−5が形成されている。
すなわち、付勢部2b−3は、腕部2b−4の先端側が撓む板ばねであって、図12に示すように、表示モジュール3の端面に当接部2b−5が当接して側面部2d側に付勢することにより、表示モジュール3を強固に枠状収納部材2A内に保持することができる。
なお、腕部2b−4の天面側には、剛性を向上させるために、ビード2b−6を設けているが、平板で十分に強度を保てる場合には省略してもかまわない。
同様に、側面部2aの側面部2cとの境界から延出された付勢部2a−2の基部には、カシメ部2a−6が形成されており、図10(b)に示すカシメ用バーリング部2a−5を側面部2cのカシメ用穴2c−5に挿入してから、図11(b)に示すように、側面部2cと重なった状態でカシメ固定される。腕部2a−3は、付勢部2a−2の基部に接続する部分が内側(側面部2d側)に階段状に折り曲げられ、その先端部にさらに内側に突出するように折り曲げられた当接部2a−4を有する。すなわち、付勢部2a−2は、腕部2a−3の上記階段状に折り曲げられた部分で撓む板ばねであって、表示モジュール3の端面に当接部2a−4が当接して側面部2d側に付勢することで、表示モジュール3を強固に枠状収納部材2A内に保持することができる。
このように、付勢部2c−1,2d−1に加えて、付勢部2a−2,2b−3を設け、これらの付勢部は枠状収納部材2Aに一体に形成されているので、構造を簡略化することができる。また、表示モジュール3を付勢するための別部品が不要であり、部品点数が増加しない。例えば、板金部材の折り曲げ加工で枠状収納部材2Aを形成する際に付勢部2c−1,2d−1,2a−2,2b−3の折り曲げも同時に行えるため、別部品を組み付ける製造工程数を省略することが可能である。
また、付勢部2a−2,2b−3,2c−1,2d−1は側面部2a〜2dから延出された片部を折り曲げて形成されるので、側面部2a〜2dを切り曲げる必要がない。
これにより、図8(b)に示すように、側面部2a,2bに電子機器取り付け用のブラケット4をそれぞれ設けても、ブラケット4の一部を切り曲げずに十分な付勢力を有した付勢部2a−2,2b−3,2c−1,2d−1を得ることができる。
なお、付勢部2a−2,2b−3は、図11に示した形状に限定されるものではない。
すなわち、側面部2c側に折り曲げて表示モジュール3を側面部2d側に付勢する構造であれば、他の形状の付勢部であってもよい。
また、付勢部2a−2,2b−3として付勢部を2つ設けた構造を示したが、付勢部は1つであってもよく、3つ以上であってもよい。例えば、側面部の端部から複数の片部を延出して複数の付勢部を形成してもよいが、側面部の端部から1つだけ延出した片部の先端部を複数に分岐させて付勢部を構成してもよい。
さらに、付勢部2a−2,2b−3の双方を設けた構成を示したが、枠状収納部材2Aに表示モジュール3をガタなく保持することが可能であれば、付勢部2a−2,2b−3のいずれか一方を省略してもよい。
以上のように、この実施の形態2によれば、枠状収納部材2Aの隣り合う側面部2bから延出された片部を隣り合う一方の側面部2c側に折り曲げて形成され、表示モジュール3を側面部2cに対向する側面部2dへ向けて付勢する付勢部2b−3を備える。
このように構成することで、付勢部2b−3が側面部2bから延出された片部を折り曲げて形成されるため、側面部2cを切り曲げる必要がない。
これにより、側面部2cに片部を切り曲げた分の穴が開くことがなく、EMCやESDの耐性の向上を図ることができる。
また、付勢部2b−3,2c−1,2d−1が枠状収納部材2Aに一体に形成されているので、枠状収納部材2Aを簡易な構成とすることができる。また、表示モジュール3を付勢するための別部品が不要であり、部品点数が増加しないため、別部品を組み付ける製造工程数を省略することが可能である。
さらに、付勢部2b−3,2c−1,2d−1が表示モジュール3を側面部2a,2d側に付勢することから、実施の形態1と比べてさらに強固に枠状収納部材2A内に表示モジュール3を保持することができる。
また、この実施の形態2によれば、枠状収納部材2Aの付勢部2b−3に対向する側面部2dから突出して設けられ、付勢部2b−3により付勢された表示モジュール3に当接する突起部2d−5を備える。
このように構成することで、表示モジュール3を介在させて付勢部2b−3による付勢力を突起部2d−5で確実に受けることができる。これにより、枠状収納部材2Aに表示モジュール3をガタなく保持することが可能である。
さらに、この実施の形態2によれば、枠状収納部材2Aの側面部2bに対向する側面部2aから延出された片部を側面部2aに隣り合う側面部2c側に折り曲げて形成され、表示モジュール3を側面部2cに対向する側面部2dへ向けて付勢する付勢部2a−2を備える。このように構成することで、付勢部2a−2が側面部2aから延出された片部を折り曲げて形成されるため、側面部2cを切り曲げる必要がない。
これにより、側面部2cに片部を切り曲げた分の穴が開くことがなく、EMCやESDの耐性の向上を図ることができる。
また、付勢部2a−2,2c−1,2d−1が枠状収納部材2Aに一体に形成されているので、枠状収納部材2Aを簡易な構成とすることができる。
また、表示モジュール3を付勢するための別部品が不要であり、部品点数が増加しないため、別部品を組み付ける製造工程数を省略することが可能である。
さらに、付勢部2a−2,2c−1,2d−1が表示モジュール3を側面部2a,2d側に付勢することから、実施の形態1と比べてさらに強固に枠状収納部材2A内に表示モジュール3を保持することができる。
さらに、この実施の形態2によれば、枠状収納部材2Aの付勢部2a−2に対向する側面部2dから突出して設けられ、付勢部2a−2により付勢された表示モジュール3に当接する突起部2d−5を備える。このように構成することで、表示モジュール3を介在させて付勢部2a−2による付勢力を突起部2d−5で確実に受けることができる。これにより、枠状収納部材2Aに表示モジュール3をガタなく保持することが可能である。
なお、本発明はその発明の範囲内において、各実施の形態の自由な組み合わせ、あるいは各実施の形態の任意の構成要素の変形、もしくは各実施の形態において任意の構成要素の省略が可能である。
1,1A 電子機器、2,2A 枠状収納部材、2a〜2d 側面部、2a−1,2d−5 突起部、2a−2,2b−3,2c−1,2d−1 付勢部、2a−3,2b−4,2c−2,2d−2 腕部、2a−4,2b−5,2c−3,2d−3 当接部、2a−5,2c−4,2d−4 カシメ用バーリング部、2b−1,2b−2,2c−5 カシメ用穴、2a−6,2c−6,2d−6 カシメ部、2b−6 ビード、3 表示モジュール、4 ブラケット。

Claims (7)

  1. 収納対象物と、
    本体面から側方に延出された側面部を折り曲げて形成され、前記側面部で囲まれた空間に前記収納対象物を収納する収納部と、
    前記収納部の隣り合う側面部の一方から延出された片部を隣り合う他方の側面部側に折り曲げて形成され、前記収納対象物を前記他方の側面部に対向する側面部へ向けて付勢する第1の付勢部とを備える電子機器。
  2. 前記収納部の側面部から延出された片部を外側に折り曲げて形成される取り付け用のブラケットを備えることを特徴とする請求項1記載の電子機器。
  3. 前記収納部の前記第1の付勢部に対向する側面部から突出して設けられ、前記第1の付勢部により付勢された前記収納対象物に当接する第1の突起部を備えることを特徴とする請求項1または請求項2記載の電子機器。
  4. 前記収納部の隣り合う側面部の他方から延出された片部を前記隣り合う一方の側面部側に折り曲げて形成され、前記収納対象物を前記一方の側面部に対向する側面部へ向けて付勢する第2の付勢部を備えることを特徴とする請求項1から請求項3のうちのいずれか1項記載の電子機器。
  5. 前記収納部の前記第2の付勢部に対向する側面部から突出して設けられ、前記第2の付勢部により付勢された前記収納対象物に当接する第2の突起部を備えることを特徴とする請求項4記載の電子機器。
  6. 前記収納部の隣り合う側面部の他方に対向する側面部から延出された片部を当該側面部に隣り合う側面部側に折り曲げて形成され、前記収納対象物を当該隣り合う側面部に対向する側面部へ向けて付勢する第3の付勢部を備えることを特徴とする請求項1から請求項5のうちのいずれか1項記載の電子機器。
  7. 前記収納部の前記第3の付勢部に対向する側面部から突出して設けられ、前記第3の付勢部により付勢された前記収納対象物に当接する第3の突起部を備えることを特徴とする請求項6記載の電子機器。
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