JP2015068274A - エンジンの排気ガス還流制御装置 - Google Patents

エンジンの排気ガス還流制御装置 Download PDF

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Abstract

【課題】エンジン1の減速燃料カット運転時に、出来る限り多くの排気ガスを、吸気通路30、排気通路40、低圧EGR通路60及び高圧EGR通路50に閉じ込めるようにするとともに、高温の排気ガスによる高圧EGR弁54,55等の熱害や、低温の排気ガスによる酸化触媒45の温度低下を防止する。【解決手段】エンジン1の減速燃料カット運転時に、吸気シャッター弁37及び排気シャッター弁48を調整可能範囲の最小開度に制御するとともに、燃料カット直前又は燃料カット中のエンジン運転状態に応じて、低圧EGR通路60及び高圧EGR通路50の少なくとも一方によるエンジン1の排気ガスの還流を行うべく、低圧EGR弁62及び高圧EGR弁54,55を制御する。【選択図】図1

Description

本発明は、エンジンの排気ガス還流制御装置に関する技術分野に属する。
従来より、エンジンの排気ガスの一部を排気通路から吸気通路に還流するために、高圧EGR通路と低圧EGR通路とを設けることが知られている(例えば、特許文献1参照)。上記高圧EGR通路は、排気ターボ過給機のタービンの上流側における排気通路と、該排気ターボ過給機のコンプレッサの下流側(より詳しくはコンプレッサの下流側に配設された吸気シャッター弁(スロットル弁)の下流側)における吸気通路とを接続する。また、上記低圧EGR通路は、上記タービンの下流側における上記排気通路と上記コンプレッサの上流側における上記吸気通路とを接続する。上記低圧EGR通路には、該低圧EGR通路の断面積を変更する低圧EGR弁が配設され、上記高圧EGR通路には、該高圧EGR通路の断面積を変更する高圧EGR弁が配設されている。
また、上記排気通路における上記低圧EGR通路の接続部分よりも下流側に、該排気通路の断面積を変更する排気シャッター弁を配設することも知られている(例えば、特許文献2参照)。
上記特許文献1では、エンジンの燃料カット時に、吸気シャッター弁の開度を、燃料カットしていない場合に比べて小さくし、低圧EGR弁の開度を、燃料カットしていない場合に比べて小さくし、高圧EGR弁の開度を、燃料カットしていない場合に比べて大きくするようにしている。
特開2010−229923号公報 特開2007−292028号公報
ところで、エンジンの減速燃料カット運転時には、出来る限り多くの排気ガスを、吸気通路、排気通路、低圧EGR通路及び高圧EGR通路に閉じ込めておき、燃料復帰時にその排気ガスを即座にエンジンに供給できるようにすることが好ましい。そのために、上記特許文献1では、燃料カット時に、吸気シャッター弁の開度を小さくすることで新気の導入を抑制しているが、比較的多くの排気ガスが大気に排出されるため、より多くの排気ガスを閉じ込めておくには、改善の余地がある。
また、上記特許文献1では、燃料カット時に、低圧EGR弁の開度を小さくし、高圧EGR弁の開度を大きくするため、例えば、燃料カット直前のエンジン負荷が非常に高い場合には、排気ガスの温度が非常に高くなり、高圧EGR通路に配設された高圧EGR弁等が熱害によって故障する可能性がある。また、逆に、排気ガスの温度が低い場合には、低圧EGR通路が、通常、触媒の下流側に接続されるので、触媒の活性化温度を維持できない可能性がある。
本発明は、斯かる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、エンジンの減速燃料カット運転時に、出来る限り多くの排気ガスを、吸気通路、排気通路、低圧EGR通路及び高圧EGR通路に閉じ込めるようにするとともに、高温の排気ガスによる高圧EGR弁等の熱害や、低温の排気ガスによる触媒の温度低下を防止しようとすることにある。
上記の目的を達成するために、本発明では、エンジンの排気通路に配設されたタービンと吸気通路に配設されたコンプレッサとを有する排気ターボ過給機と、上記コンプレッサの下流側における上記吸気通路に配設され、該吸気通路の断面積を変更する吸気シャッター弁と、上記タービンの下流側における上記排気通路と上記コンプレッサの上流側における上記吸気通路とを接続する低圧EGR通路と、該低圧EGR通路に配設され、該低圧EGR通路の断面積を変更する低圧EGR弁と、上記排気通路における上記低圧EGR通路の接続部分よりも下流側に配設され、該排気通路の断面積を変更する排気シャッター弁と、上記タービンの上流側における上記排気通路と上記吸気シャッター弁の下流側における上記吸気通路とを接続する高圧EGR通路と、上記高圧EGR通路に配設され、該高圧EGR通路の断面積を変更する高圧EGR弁と、上記吸気シャッター弁、上記排気シャッター弁、上記低圧EGR弁及び上記高圧EGR弁の開度を制御する弁制御装置とを備えた、エンジンの排気ガス還流制御装置を対象として、上記弁制御装置は、上記エンジンの減速燃料カット運転時に、上記吸気シャッター弁及び上記排気シャッター弁を開度調整可能範囲の最小開度に制御するとともに、燃料カット直前又は燃料カット中のエンジン運転状態に応じて、上記低圧EGR通路及び上記高圧EGR通路の少なくとも一方による上記エンジンの排気ガスの還流を行うべく、上記低圧EGR弁及び上記高圧EGR弁を制御するよう構成されている、という構成とした。
上記の構成により、エンジンの減速燃料カット運転時に、吸気シャッター弁及び排気シャッター弁を調整可能範囲の最小開度に制御するので、新気の導入及び排気ガスの大気への排出を抑制することができ、出来る限り多くの排気ガスを、吸気通路、排気通路、低圧EGR通路及び高圧EGR通路に閉じ込めておくことができる。また、燃料カット直前又は燃料カット中のエンジン運転状態に応じて、低圧EGR通路及び高圧EGR通路の少なくとも一方による排気ガスの還流を行うので、例えば、燃料カット直前又は燃料カット中の排気ガスの温度が高い場合には、低圧EGR通路による排気ガスの還流を行うことで、高温の排気ガスによる高圧EGR弁等の熱害を防止することができ、上記排気ガスの温度が低い場合には、高圧EGR通路による排気ガスの還流を行うことで、触媒の温度低下を防止することができる。
上記エンジンの排気ガス還流制御装置において、上記エンジンの排気ガスの温度を検出する排気ガス温度検出手段を更に備え、上記弁制御装置は、上記減速燃料カット運転時において、燃料カット直前のエンジン負荷が所定負荷以下でありかつ燃料カット直前又は燃料カット中に上記排気ガス温度検出手段により検出された排気ガス温度が所定温度以下であるときには、上記高圧EGR通路による上記排気ガスの還流を行うべく、上記低圧EGR弁及び上記高圧EGR弁を制御する一方、燃料カット直前のエンジン負荷が上記所定負荷よりも高負荷であるか、又は、燃料カット直前若しくは燃料カット中に上記排気ガス温度検出手段により検出された排気ガス温度が上記所定温度よりも高いときには、上記低圧EGR通路による上記排気ガスの還流を行うべく、上記低圧EGR弁及び上記高圧EGR弁を制御するよう構成されている、ことが好ましい。
このことにより、高温の排気ガスによる高圧EGR弁等の熱害を防止することができるとともに、低温の排気ガスによる触媒の温度低下(特に触媒の活性化温度よりも低い温度への低下)を防止することができる。尚、上記所定温度は、例えば、これよりも高い温度では高圧EGR弁等が熱害によって故障するような温度でかつ触媒の活性化温度よりも高い温度である。
この場合、上記高圧EGR通路は、内部を通過する排気ガスを冷却するための高圧EGRクーラが配設されたクーラ側通路と、該高圧EGRクーラをバイパスするクーラバイパス側通路とを有し、上記高圧EGR弁は、上記クーラ側通路に配設された、該クーラ側通路の断面積を変更するクーラ側EGR弁と、上記クーラバイパス側通路に配設された、該クーラバイパス側通路の断面積を変更するクーラバイパス側EGR弁とで構成され、上記エンジンの冷却水の温度を検出する冷却水温検出手段を更に備え、上記弁制御装置は、上記減速燃料カット運転時に上記高圧EGR通路による上記排気ガスの還流を行う際において、上記冷却水温検出手段により検出された冷却水の温度が、予め設定された設定温度よりも低いときには、上記クーラバイパス側通路のみにより上記排気ガスの還流を行うべく、上記クーラ側EGR弁及び上記クーラバイパス側EGR弁を制御する一方、上記冷却水の温度が上記設定温度以上であるときには、上記クーラ側通路及び上記クーラバイパス側通路により上記排気ガスの還流を行うべく、上記クーラ側EGR弁及び上記クーラバイパス側EGR弁を制御するよう構成されている、ことが好ましい。
すなわち、冷却水の温度(冷却水温)が設定温度(例えば50℃〜60℃)よりも低いとき(つまり、暖気完了前の冷間時)には、クーラ側通路における高圧EGRクーラの箇所で凝縮水が発生し、これが煤と混じり合ってデポジットが生じることになる。特に高圧EGR通路に流れる排気ガスは、排気浄化装置を通る前のものであるため、多量の煤が含まれており、このため、デポジットが発生し易く、そのデポジットによりクーラ側通路が詰まってしまう。そこで、冷却水温が設定温度よりも低いとき(冷間時)には、クーラ側通路による排気ガスの還流を行わないようにすることで、デポジットによるクーラ側通路の詰まりを防止することができる。
また、上記排気通路における上記低圧EGR通路の接続部分と上記タービンとの間に、排気ガスを浄化するための触媒が配設されており、上記弁制御装置は、上記減速燃料カット運転時において、燃料カット直前のエンジン負荷が所定負荷以下でありかつ燃料カット直前又は燃料カット中に上記排気ガス温度検出手段により検出された排気ガス温度が上記所定温度以下であっても、該排気ガス温度が上記触媒の活性化温度を維持可能な温度であるときには、上記低圧EGR通路及び上記高圧EGR通路による上記排気ガスの還流を行うべく、上記低圧EGR弁及び上記高圧EGR弁を制御するよう構成されている、ことが好ましい。
このことで、触媒の温度が活性化温度を下回るのを防止しつつ、排気ガスの還流量を増大させることができる。
上記エンジンの排気ガス還流制御装置において、上記高圧EGR通路は、内部を通過する排気ガスを冷却するための高圧EGRクーラが配設されたクーラ側通路と、該高圧EGRクーラをバイパスするクーラバイパス側通路とを有し、上記高圧EGR弁は、上記クーラ側通路に配設された、該クーラ側通路の断面積を変更するクーラ側EGR弁と、上記クーラバイパス側通路に配設された、該クーラバイパス側通路の断面積を変更するクーラバイパス側EGR弁とで構成され、上記エンジンの排気ガスの温度を検出する排気ガス温度検出手段を更に備え、上記弁制御装置は、上記減速燃料カット運転時において、燃料カット直前又は燃料カット中に上記排気ガス温度検出手段により検出された排気ガス温度が第1所定温度以下であるときには、上記クーラ側通路及び上記クーラバイパス側通路により上記排気ガスの還流を行うべく、上記低圧EGR弁並びに上記クーラ側EGR弁及び上記クーラバイパス側EGR弁を制御し、上記排気ガス温度が上記第1所定温度よりも高くかつ該第1所定温度よりも高い第2所定温度以下であるときには、上記低圧EGR通路及び上記クーラ側通路により上記排気ガスの還流を行うべく、上記低圧EGR弁並びに上記クーラ側EGR弁及び上記クーラバイパス側EGR弁を制御し、上記排気ガス温度が上記第2所定温度よりも高いときには、上記低圧EGR通路により上記排気ガスの還流を行うべく、上記低圧EGR弁並びに上記クーラ側EGR弁及び上記クーラバイパス側EGR弁を制御するよう構成されている、という構成であってもよい。
この構成により、高温の排気ガスによる高圧EGR弁等の熱害を防止することができるとともに、低温の排気ガスによる触媒の温度低下(特に触媒の活性化温度よりも低い温度への低下)を防止することができる。また、排気ガス温度が第1所定温度よりも高くかつ第2所定温度以下であるときに、低圧EGR通路及びクーラ側通路により排気ガスの還流を行うことで、高圧EGRクーラにより排気ガスを冷却して、クーラ側EGR弁の熱害を防止しながら、排気ガスの還流量を増大させることができる。尚、上記第1所定温度は、上記所定温度と同様に、これよりも高い温度では高圧EGR弁等が熱害によって故障するような温度でかつ触媒の活性化温度よりも高い温度とし、上記第2所定温度は、これよりも高い温度では、高圧EGRクーラでは、排気ガス温度を上記第1所定温度よりも低い温度に冷却することができない温度、又は、高圧EGRクーラ自体が熱害によって故障するような温度とすればよい。
以上説明したように、本発明のエンジンの排気ガス還流制御装置によると、エンジンの減速燃料カット運転時に、吸気シャッター弁及び排気シャッター弁を調整可能範囲の最小開度に制御するとともに、燃料カット直前又は燃料カット中のエンジン運転状態に応じて、低圧EGR通路及び高圧EGR通路の少なくとも一方によるエンジンの排気ガスの還流を行うべく、低圧EGR弁及び高圧EGR弁を制御するようにしたので、エンジンの減速燃料カット運転時に、出来る限り多くの排気ガスを、吸気通路、排気通路、低圧EGR通路及び高圧EGR通路に閉じ込めることができるとともに、燃料カット直前又は燃料カット中のエンジン運転状態に応じて、低圧EGR弁及び高圧EGR弁を適切に制御して、高温の排気ガスによる高圧EGR弁等の熱害や、低温の排気ガスによる触媒の温度低下を防止することができる。
本発明の実施形態に係る排気ガス還流制御装置により制御されるエンジンの概略構成を示す図である。 排気ガス還流制御装置の制御系の構成を示すブロック図である。 エンジン回転数Neとエンジン負荷PEとに基づいて、低圧EGR目標還流量及び高圧EGR目標還流量を決定するためのマップを示す図である。 コントロールユニットによる、エンジンの減速燃料カット運転時における低圧EGR弁、排気シャッター弁、クーラ側EGR弁及びクーラバイパス側EGR弁の制御動作の一部を示すフローチャートである。 コントロールユニットによる、エンジンの減速燃料カット運転時における低圧EGR弁、排気シャッター弁、クーラ側EGR弁及びクーラバイパス側EGR弁の制御動作の残部を示すフローチャートである。 エンジンの減速燃料カット運転時における制御マップを示す図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る排気ガス還流制御装置により制御されるエンジン1の概略構成を示す。このエンジン1は、車両に搭載されたディーゼルエンジンであって、複数の気筒2(図1では、1つのみ示す)が設けられたシリンダブロック3と、このシリンダブロック3上に配設されたシリンダヘッド4とを有している。このエンジン1の各気筒2内には、ピストン5が往復動可能にそれぞれ嵌挿されていて、このピストン5の頂面には深皿形燃焼室6が形成されている。このピストン5は、コンロッド7を介してクランク軸8と連結されている。エンジン1には、クランク軸8の回転角度位置を検出することでエンジン1の回転数を検出するエンジン回転数センサ9が設けられている。
上記シリンダヘッド4には、各気筒2毎に吸気ポート12及び排気ポート13が形成されているとともに、これら吸気ポート12及び排気ポート13の燃焼室6側の開口を開閉する吸気弁14及び排気弁15がそれぞれ配設されている。
また、シリンダヘッド4には、燃料を噴射するインジェクタ17が設けられている。このインジェクタ17は、その燃料噴射口が燃焼室6の天井面から該燃焼室6に臨むように配設されていて、圧縮行程上死点付近で燃焼室6に燃料を直接噴射供給するようになっている。
上記エンジン1は、吸気弁14及び排気弁15のリフト量を調整する可変バルブリフト機構(以下、VVLという)16を装備している。このVVL16は、吸気弁14及び排気弁15を、全閉状態又は略全閉状態になるように、それぞれのリフト量を調整することができる。
上記エンジン1の一側の面には、各気筒2の吸気ポート12に連通するように吸気通路30が接続されている。この吸気通路30の上流端部には、吸入空気を濾過するエアクリーナ31が配設されており、このエアクリーナ31で濾過した吸入空気が吸気通路30及び吸気ポート12を介して各気筒2の燃焼室6に供給される。
上記吸気通路30におけるエアクリーナ31の下流側近傍には、吸気通路30に吸入された吸入空気の流量を検出するエアフローセンサ32と、該吸入空気の温度(吸気温度)を検出する吸気温度センサ33とが配設されている。また、吸気通路30における下流端近傍には、サージタンク34が配設されている。このサージタンク34よりも下流側の吸気通路30は、各気筒2毎に分岐する独立通路とされ、これら各独立通路の下流端が各気筒2の吸気ポート12にそれぞれ接続されている。
さらに、上記吸気通路30におけるエアフローセンサ32又は吸気温度センサ33とサージタンク34との間には、排気ターボ過給機20のコンプレッサ20aが配設されている。このコンプレッサ20aの作動により吸入空気の過給を行う。
さらにまた、上記吸気通路30における排気ターボ過給機20のコンプレッサ20aとサージタンク34との間には、上流側から順に、上記コンプレッサ20aにより圧縮された空気を冷却するインタークーラ35と、吸気シャッター弁37とが配設されている。この吸気シャッター弁37は、該吸気シャッター弁37の配設部分における吸気通路30の断面積を変更することによって、上記各気筒2の燃焼室6への吸入空気量を調節する。吸気シャッター弁37の開度調整可能範囲は、所定の最小開度から100%までの範囲である。上記所定の最小開度は、本実施形態では、0%ではなく、空気が僅かに通過可能な開度(例えば5%〜10%)である。
上記エンジン1の他側の面には、各気筒2の燃焼室6からの排気ガスを排出する排気通路40が接続されている。この排気通路40の上流側の部分は、各気筒2毎に分岐して排気ポート13の外側端に接続された独立通路と該各独立通路が集合する集合部とを有する排気マニホールドによって構成されている。この排気マニホールドよりも下流側の排気通路40に、上記排気ターボ過給機20のタービン20bが配設されている。このタービン20bが排気ガス流により回転し、このタービン20bの回転により、該タービン20bと連結された上記コンプレッサ20aが作動する。
上記排気通路40におけるタービン20bの上流側近傍には、VGT絞り弁21が設けられており、このVGT絞り弁21の開度(絞り量)を制御することにより、タービン20bへの排気ガスの流速を調整することができ、これにより、排気ガス流により回転するタービン20bの回転速度、つまり排気ターボ過給機20のコンプレッサ20aの圧力比(コンプレッサ20aへの流入直前のガス圧力に対する、コンプレッサ20aからの流出直後のガス圧力の比)を調整することができる。
上記排気通路40における上記排気ターボ過給機20のタービン20bよりも下流側には、排気ガス中の有害成分を浄化する排気浄化装置43が配設されている。この排気浄化装置43は、排気ガス中の煤等の微粒子を捕集するパティキュレートフィルタ44と、パティキュレートフィルタ44の上流側に配設され、白金又は白金にパラジウムを加えたもの等を担持して排気ガス中のCO及びHCを酸化する酸化触媒45と、パティキュレートフィルタ44の下流側に配設され、排気ガス中のNOxを処理(トラップ)して、NOxが大気に排出されるのを抑制するリーンNOx触媒46とを有している。パティキュレートフィルタ44及び酸化触媒45は第1ケース81内に収容され、リーンNOx触媒46は、該第1ケース81とは別の第2ケース82内に収容されている。第2ケース82は、第1ケース81に対して下流側に離れて配設されている。
上記エンジン1は、その排気ガスの一部が排気通路40から吸気通路30に還流されるようになされている。この排気ガスの還流のために、高圧EGR通路50と、低圧EGR通路60とが設けられている。
上記高圧EGR通路50は、排気ターボ過給機20のタービン20bの上流側における排気通路40と、吸気シャッター弁37の下流側における吸気通路30とを接続する。より詳細には、高圧EGR通路50は、排気通路40における上記排気マニホールドと排気ターボ過給機20のタービン20bとの間の部分と、吸気通路30における吸気シャッター弁37とサージタンク34との間の部分とを接続する。
上記高圧EGR通路50は、排気ガスを冷却して還流するためのクーラ側通路51と、排気ガスをそのままの温度で還流するためのクーラバイパス側通路52とを有している。クーラ側通路51には、内部を通過する排気ガスを冷却するための高圧EGRクーラ53が配設されている。クーラバイパス側通路52は、その高圧EGRクーラ53をバイパスする通路とされている。また、クーラ側通路51における高圧EGRクーラ53の下流側には、クーラ側通路51の断面積を変更するクーラ側EGR弁54が配設され、クーラバイパス側通路52には、クーラバイパス側通路52の断面積を変更するクーラバイパス側EGR弁55が配設されている。これらクーラ側EGR弁54及びクーラバイパス側EGR弁55により、高圧EGR弁が構成されて、高圧EGR通路50(クーラ側通路51及びクーラバイパス側通路52)による排気ガスの還流量が調節される。
上記低圧EGR通路60は、タービン20bの下流側における排気通路40とコンプレッサ20aの上流側における吸気通路30とを接続する。より詳細には、低圧EGR通路60は、排気通路40におけるパティキュレートフィルタ44とリーンNOx触媒46との間の部分(第1ケース81と第2ケース82との間の部分)と、吸気通路30におけるエアフローセンサ32又は吸気温度センサ33とコンプレッサ20aとの間の部分とを接続する。低圧EGR通路60には、内部を通過する排気ガスを冷却する低圧EGRクーラ61が配設されている。また、低圧EGR通路60における低圧EGRクーラ61の下流側には、低圧EGR通路60の断面積を変更する低圧EGR弁62が配設されている。
排気通路40における低圧EGR通路60の接続部分よりも下流側(かつリーンNOx触媒46の上流側)には、排気シャッター弁48が配設されている。この排気シャッター弁48は、該排気シャッター弁48の配設部分における排気通路40の断面積を変更するものであって、該断面積が小さくなる(排気シャッター弁48の開度が小さくなる)と、排気通路40における低圧EGR通路60の接続部分の圧力が高くなって、低圧EGR通路60における低圧EGR弁62の排気通路40側と吸気通路30側との間の差圧が大きくなる。したがって、低圧EGR弁62及び排気シャッター弁48の開度を制御することで、低圧EGR通路60による排気ガスの還流量が調節される。排気シャッター弁48の開度調整可能範囲は、吸気シャッター弁37と同様の所定の最小開度から100%までの範囲である。
また、排気通路40における高圧EGR50の接続部分の近傍には、エンジン1より排気された排気ガスの温度を検出する排気ガス温度センサ42(排気ガス温度検出手段)が配設されている。
図2に示すように、上記エンジン回転数センサ9、上記エアフローセンサ32、上記吸気温度センサ33、上記排気ガス温度センサ42、アクセル開度を検出するアクセル開度センサ71、エンジン1の冷却水の温度(冷却水温)を検出する冷却水温センサ72(冷却水温検出手段)等のセンサ値の信号が、エンジン1を制御するコントロールユニット100に入力される。
コントロールユニット100は、周知のマイクロコンピュータをベースとするコントローラであって、プログラムを実行する中央演算処理装置(CPU)と、例えばRAMやROMにより構成されてプログラム及びデータを格納するメモリと、電気信号の入出力をする入出力(I/O)バスと、を備えている。
そして、コントロールユニット100は、上記入力信号に基づいて、VVL16、インジェクタ17、VGT絞り弁21、吸気シャッター弁37、排気シャッター弁48、クーラ側EGR弁54、クーラバイパス側EGR弁55及び低圧EGR弁62を制御する。
コントロールユニット100は、エンジン1の運転状態に応じて、低圧EGR通路60による排気ガスの還流量の目標値である低圧EGR目標還流量と、高圧EGR通路50による排気ガスの還流量の目標値である高圧EGR目標還流量とを決定する。本実施形態では、コントロールユニット100は、エンジン回転数センサ9及びアクセル開度センサ71からの信号に基づいて、すなわちエンジン回転数Neとエンジン負荷PEとに基づいて、図3に示すマップに従って、上記低圧EGR目標還流量及び上記高圧EGR目標還流量を決定する。
上記マップの高負荷ないし高回転の領域である「LP」領域は、低圧EGR通路60のみにより排気ガスの還流が行われる領域である。上記マップには、「LP」領域において、エンジン回転数Ne及びエンジン負荷PEに応じた低圧EGR目標還流量が予め設定されているとともに、高圧EGR目標還流量が0に予め設定されている。これにより、クーラ側EGR弁54及びクーラバイパス側EGR弁55は全閉状態とされる。これは、トルクが必要な高負荷領域においては全ての排気ガスを排気ターボ過給機20のタービン20bに導き過給させるためである。
上記マップの中負荷ないし中回転の領域である「クーラ側HP+LP」領域は、高圧EGR通路50のクーラ側通路51による排気ガスの還流と、低圧EGR通路60による排気ガスの還流とが行われる領域であり、クーラバイパス側通路52による排気ガスの還流は行われない(クーラバイパス側EGR弁55は全閉状態とされる)。上記マップには、「クーラ側HP+LP」領域において、エンジン回転数Ne及びエンジン負荷PEに応じた低圧EGR目標還流量及び高圧EGR目標還流量が予めそれぞれ設定されている。
上記マップの低負荷ないし低回転の領域である「クーラバイパス側HP+LP」領域は、高圧EGR通路50のクーラバイパス側通路52による排気ガスの還流と、低圧EGR通路60による排気ガスの還流とが行われる領域であり、クーラ側通路51による排気ガスの還流は行われない(クーラ側EGR弁54は全閉状態とされる)。上記マップには、「クーラバイパス側HP+LP」領域において、エンジン回転数Ne及びエンジン負荷PEに応じた低圧EGR目標還流量及び高圧EGR目標還流量が予めそれぞれ設定されている。
コントロールユニット100は、低圧EGR弁62、排気シャッター弁48、クーラ側EGR弁54及びクーラバイパス側EGR弁55の開度を、低圧EGR通路60及び高圧EGR通路50による排気ガスの還流量が、上記マップで予め設定された低圧EGR目標還流量及び高圧EGR目標還流量にそれぞれなるように制御する。このことで、コントロールユニット100は、弁制御装置を構成することになる。
コントロールユニット100は、エンジン1の減速燃料カット運転時には、吸気シャッター弁37、排気シャッター弁48、低圧EGR弁62及び高圧EGR弁(クーラ側EGR弁54及びクーラバイパス側EGR弁55)を以下のように制御する。
すなわち、コントロールユニット100は、エンジン1の減速燃料カット運転時に、吸気シャッター弁37及び排気シャッター弁48を、開度調整可能範囲の最小開度(上記所定の最小開度)に設定し、これにより、新気の導入及び排気ガスの大気への排出を抑制し、エンジン1の排気ガスを、吸気通路30、排気通路40、低圧EGR通路60及び高圧EGR通路50に閉じ込めるようにする。
また、コントロールユニット100は、上記減速燃料カット運転時に、燃料カット直前又は燃料カット中のエンジン運転状態に応じて、低圧EGR通路60及び高圧EGR通路50の少なくとも一方によるエンジン1の排気ガスの還流を行うべく、低圧EGR弁62及び高圧EGR弁(クーラ側EGR弁54及びクーラバイパス側EGR弁55)を制御する。
具体的に、コントロールユニット100は、上記減速燃料カット運転時において、燃料カット直前のエンジン負荷が所定負荷以下でありかつ燃料カット直前又は燃料カット中に排気ガス温度センサ42により検出された排気ガス温度が所定温度以下であるときには、高圧EGR通路50による排気ガスの還流を行うべく、低圧EGR弁62並びにクーラ側EGR弁54及びクーラバイパス側EGR弁55を制御する。すなわち、低圧EGR弁62を全閉とし、クーラ側EGR弁54及びクーラバイパス側EGR弁55の少なくとも一方を全開とする。
本実施形態では、コントロールユニット100は、上記減速燃料カット運転時に高圧EGR通路50による排気ガスの還流を行う際において、上記冷却水温センサ72により検出された冷却水温が、予め設定された設定温度(例えば50℃〜60℃)よりも低いとき(つまり、暖気完了前の冷間時)には、クーラ側通路51及びクーラバイパス側通路52のうちクーラバイパス側通路52のみにより排気ガスの還流を行うべく、クーラ側EGR弁54及びクーラバイパス側EGR弁55を制御する。すなわち、クーラ側EGR弁54を全閉とし、クーラバイパス側EGR弁55を全開とする。これは、上記冷却水温が上記設定温度よりも低いときには、クーラ側通路51における高圧EGRクーラ53の箇所で凝縮水が発生し、それが煤と混じり合ってデポジットが生じるからである。特に高圧EGR通路50に流れる排気ガスは、排気浄化装置43を通る前のものであるため、多量の煤が含まれており、このため、デポジットが発生し易く、そのデポジットによりクーラ側通路51が詰まるため、これを防止するべく、クーラ側EGR弁54の開度を0%にする。
一方、コントロールユニット100は、上記減速燃料カット運転時に高圧EGR通路50による排気ガスの還流を行う際において、上記冷却水温が上記設定温度以上であるときには、クーラ側通路51及びクーラバイパス側通路52により排気ガスの還流を行うべく、クーラ側EGR弁54及びクーラバイパス側EGR弁55を制御する。すなわち、クーラ側EGR弁54及びクーラバイパス側EGR弁55を共に全開とする。
また、コントロールユニット100は、上記減速燃料カット運転時において、燃料カット直前のエンジン負荷が上記所定負荷よりも高負荷であるか、又は、燃料カット直前若しくは燃料カット中に排気ガス温度センサ42により検出された排気ガス温度が上記所定温度よりも高いときには、低圧EGR通路60による排気ガスの還流を行うべく、低圧EGR弁62並びにクーラ側EGR弁54及びクーラバイパス側EGR弁55を制御する。すなわち、低圧EGR弁62を全開とし、クーラ側EGR弁54及びクーラバイパス側EGR弁55を共に全閉とする。但し、本実施形態では、燃料カット直前のエンジン負荷が上記所定負荷よりも高負荷であるか、又は、燃料カット直前若しくは燃料カット中の排気ガス温度が上記所定温度よりも高いときであっても、吸気温度センサ33により検出された吸気温度が、予め決められた基準温度(例えば0℃〜5℃)よりも低いときには、低圧EGR弁62並びにクーラ側EGR弁54及びクーラバイパス側EGR弁55の全てを全閉にし、上記吸気温度が上記基準温度以上であるときに、上記の如く、低圧EGR弁62を全開とし、クーラ側EGR弁54及びクーラバイパス側EGR弁55を共に全閉とする。これは、上記吸気温度が上記基準温度よりも低いときに低圧EGR通路による排気ガスの還流を行うと、インタークーラ35に凝縮水が溜まり易くなり、凝縮水が溜まったままエンジン1が停止すると、その凝縮水が氷結する可能性があるからである。
上記所定温度は、本実施形態では、これよりも高い温度ではクーラ側EGR弁54、クーラバイパス側EGR弁55等が熱害によって故障するような温度でありかつ上記酸化触媒45の活性化温度よりも高い温度である。
上記のように、燃料カット直前のエンジン負荷が上記所定負荷よりも高負荷であるか、又は、燃料カット直前若しくは燃料カット中の排気ガス温度が上記所定温度よりも高いときには、低圧EGR通路60による排気ガスの還流を行うことで、高温の排気ガスによるクーラ側EGR弁54、クーラバイパス側EGR弁55等の熱害を防止することができる。一方、燃料カット直前のエンジン負荷が所定負荷以下でありかつ燃料カット直前又は燃料カット中の排気ガス温度が上記所定温度以下であるときには、高圧EGR通路50による排気ガスの還流を行うことで、低温の排気ガスによる酸化触媒45の温度が活性化温度よりも低い温度に低下するのを防止することができる。
尚、コントロールユニット100は、上記減速燃料カット運転時において、燃料カット直前のエンジン負荷が所定負荷以下でありかつ燃料カット直前又は燃料カット中に排気ガス温度センサ42により検出された排気ガス温度が上記所定温度以下であっても、該排気ガス温度が上記酸化触媒45の活性化温度を維持可能な温度であるときには、低圧EGR通路60及び高圧EGR通路50による排気ガスの還流を行うべく、低圧EGR弁62並びにクーラ側EGR弁54及びクーラバイパス側EGR弁55を制御する(低圧EGR弁62並びにクーラ側EGR弁54及びクーラバイパス側EGR弁55の全てを全開にする)ようにしてもよい。
ここで、上記コントロールユニット100による、エンジン1の減速燃料カット運転時における低圧EGR弁62、排気シャッター弁48、クーラ側EGR弁54及びクーラバイパス側EGR弁55の制御動作について、図4及び図5のフローチャートに基づいて説明する。
最初のステップS1で、アクセル開度センサ71よりアクセル開度を、エアフローセンサ32よりそのセンサ値Qaを、冷却水温センサ72より冷却水温Twを、吸気温度センサ33より吸気温度Taを、排気ガス温度センサより排気ガス温度Texをそれぞれ読み込む。
次のステップS2で、上記アクセル開度が0で減速燃料カット運転が行われているか否かを判定する。このステップS2の判定がNOであるときには、上記ステップS1に戻る一方、ステップS2の判定がYESであるときには、ステップS3に進む。
上記ステップS3では、上記冷却水温Tw及び上記吸気温度Taが、図6の制御マップの領域Cにあるか否かを判定する。このステップS3の判定がYESであるときには、上記ステップS1に戻る。すなわち、上記冷却水温Tw及び上記吸気温度Taが共に低いときには、以下のような、減速燃料カット運転時の制御は行われない。
一方、上記ステップS3の判定がNOであるときには、ステップS4に進んで、吸気シャッター弁37を全閉にし、次のステップS5で、排気シャッター弁48を全閉にする。
次のステップS6では、燃料カット(F/C)直前のエンジン負荷が所定負荷よりも高負荷であるか、又は、燃料カット直前若しくは燃料カット中の排気ガス温度Texが上記所定温度Tex0よりも高いか否かを判定する。
上記ステップS6の判定がYESであるときには、ステップS7に進む一方、ステップS6の判定がNOであるときには、ステップS10に進む。
上記ステップS7では、上記吸気温度Taが上記基準温度Ta0よりも低いか否かを判定する。このステップS7の判定がYESであるときには、ステップS8に進んで、低圧EGR弁62並びにクーラ側EGR弁54及びクーラバイパス側EGR弁55の全てを全閉にし、しかる後に上記ステップS1に戻る。一方、ステップS7の判定がNOであるときには、ステップS9に進んで、クーラ側EGR弁54及びクーラバイパス側EGR弁55を全閉にしかつ低圧EGR弁62を全開にする。すなわち、低圧EGR通路60により排気ガスの還流を行う。
上記ステップS6の判定がNOであるときに進むステップS10では、エンジン1の暖気が完了したか否か、つまり上記冷却水温Twが上記設定温度Tw0(上記制御マップの領域Aと領域Bとの境界温度)以上であるか否かを判定する。
上記ステップS10の判定がYESであるとき(つまり、上記冷却水温Tw及び上記吸気温度Taが、上記制御マップの領域Aにあるとき)には、ステップS11に進んで、クーラ側EGR弁54及びクーラバイパス側EGR弁55を全開にしかつ低圧EGR弁62を全閉にする。すなわち、高圧EGR通路50(クーラ側通路51及びクーラバイパス側通路52の両方)により排気ガスの還流を行う。一方、上記ステップS10の判定がNOであるとき(つまり、上記冷却水温Tw及び上記吸気温度Taが、上記制御マップの領域Bにあるとき)には、ステップS12に進んで、クーラ側EGR弁54及び低圧EGR弁62を全閉にしかつクーラバイパス側EGR弁55を全開にする。すなわち、高圧EGR通路50により排気ガスの還流を行うが、クーラ側通路51及びクーラバイパス側通路52のうちクーラバイパス側通路52のみにより排気ガスの還流を行う。
上記ステップS9、S11及びS12の後は、ステップS13に進んで、燃料カット直前の運転状態から、既存の還流量(吸気通路30、排気通路40、低圧EGR通路60及び高圧EGR通路50に閉じ込められている排気ガス量)を計算する。
次のステップS14では、上記計算した既存の還流量に応じて、新気量積算値の閾値Sq0を決定する。この閾値Sq0は、上記既存の還流量が多いほど大きい値に設定する。
次のステップS15では、燃料カット開始後のエアフローセンサ値Qa(新気量)を積算し、その積算値Sqを演算する。すなわち、吸気シャッター弁37及び排気シャッター弁48の開度は0%ではないので、エンジン1の気筒には吸入空気(新気)が少しずつ入り(この新気量がエアフローセンサ32により検出される)、その分だけ、排気ガスが少しずつ大気に排出される。このため、上記積算値Sqが多くなるということは、上記閉じ込められている排気ガス量が少なくなるということを意味する。
次のステップS16では、上記積算値Sqが上記閾値Sq0よりも多くなったか否か、つまり、上記閉じ込められている排気ガスが基本的に無くなったと見做すことができるか否かを判定する。
上記ステップS16の判定がNOであるときには、ステップS20に進む一方、ステップS16の判定がYESであるときには、ステップS17に進んで、吸気シャッター弁37を全開にするとともに、排気シャッター弁48を全開にする。次のステップS18では、クーラ側EGR弁54及びクーラバイパス側EGR弁55を全閉にし、次のステップS19では、低圧EGR弁62を全閉にし、しかる後にステップS20に進む。すなわち、上記閉じ込められている排気ガスがなくなれば、吸気シャッター弁37及び排気シャッター弁48を全開にして閉じ込め動作を止め、低圧EGR通路60及び高圧EGR通路50による排気ガスの還流も行わない。
上記ステップS20では、減速燃料カット運転が継続中であるか否かを判定し、このステップS20の判定がYESであるときには、上記ステップS15に戻る一方、ステップS20の判定がNOであるときには、そのままリターンする。
したがって、本実施形態では、エンジン1の減速燃料カット運転時に、吸気シャッター弁37及び排気シャッター弁48を調整可能範囲の最小開度に制御するようにしたので、新気の導入及び排気ガスの大気への排出を抑制することができ、出来る限り多くの排気ガスを、吸気通路30、排気通路40、低圧EGR通路60及び高圧EGR通路50に閉じ込めておくことができ、これにより、燃料復帰時にその排気ガスを即座にエンジン1に供給することができる。
また、本実施形態では、燃料カット直前又は燃料カット中のエンジン運転状態に応じて、低圧EGR通路62及び高圧EGR通路50の少なくとも一方による排気ガスの還流を行うようにした。具体的には、上記減速燃料カット運転時において、燃料カット直前のエンジン負荷が所定負荷以下でありかつ燃料カット直前又は燃料カット中に排気ガス温度センサ42により検出された排気ガス温度が所定温度以下であるときには、高圧EGR通路50による排気ガスの還流を行い、燃料カット直前のエンジン負荷が上記所定負荷よりも高負荷であるか、又は、燃料カット直前若しくは燃料カット中に上記排気ガス温度センサ42により検出された排気ガス温度が上記所定温度よりも高いときには、低圧EGR通路60による排気ガスの還流を行うようにした。これにより、高温の排気ガスによるクーラ側EGR弁54、クーラバイパス側EGR弁55等の熱害を防止することができるとともに、低温の排気ガスによる酸化触媒45の温度低下(特に酸化触媒45の活性化温度よりも低い温度への低下)を防止することができる。
本発明は、上記実施形態に限られるものではなく、請求の範囲の主旨を逸脱しない範囲で代用が可能である。
例えば、上記実施形態では、エンジン1の減速燃料カット運転時において、燃料カット直前のエンジン負荷が所定負荷以下でありかつ燃料カット直前又は燃料カット中に排気ガス温度センサ42により検出された排気ガス温度が所定温度以下であるときには、高圧EGR通路50による排気ガスの還流を行う一方、上記冷却水温が上記設定温度以上であるときには、クーラ側通路51及びクーラバイパス側通路52により排気ガスの還流を行うようにしたが、これに代えて、コントロールユニット100は、エンジン1の減速燃料カット運転時において、燃料カット直前又は燃料カット中に上記排気ガス温度センサ42により検出された排気ガス温度が第1所定温度以下であるときには、クーラ側通路51及びクーラバイパス側通路52により排気ガスの還流を行うべく、低圧EGR弁62並びにクーラ側EGR弁54及びクーラバイパス側EGR弁55を制御し(低圧EGR弁62を全閉にし、クーラ側EGR弁54及びクーラバイパス側EGR弁55を全開にする(但し、上記冷却水温が上記設定温度よりも低いときには、上記のように、クーラ側EGR弁54を全閉とする))、上記排気ガス温度が上記第1所定温度よりも高くかつ該第1所定温度よりも高い第2所定温度以下であるときには、低圧EGR通路62及びクーラ側通路51により排気ガスの還流を行うべく、低圧EGR弁62並びにクーラ側EGR弁54及びクーラバイパス側EGR弁55を制御し(低圧EGR弁62及びクーラ側EGR弁54を全開にし、クーラバイパス側EGR弁55を全閉にする)、上記排気ガス温度が上記第2所定温度よりも高いときには、低圧EGR通路60により排気ガスの還流を行うべく、低圧EGR弁62並びにクーラ側EGR弁54及びクーラバイパス側EGR弁55を制御する(低圧EGR弁62を全開にし、クーラ側EGR弁54及びクーラバイパス側EGR弁55を全閉にする)ようにしてもよい。
上記第1所定温度は、上記実施形態における上記所定温度と同様に、これよりも高い温度ではクーラ側EGR弁54、クーラバイパス側EGR弁55等が熱害によって故障するような温度でかつ酸化触媒45の活性化温度よりも高い温度であり、上記第2所定温度は、これよりも高い温度では、高圧EGRクーラ53では、上記排気ガス温度を上記第1所定温度よりも低い温度に冷却することができない温度、又は、高圧EGRクーラ53自体が熱害によって故障するような温度である。
これにより、上記排気ガス温度が上記第1所定温度よりも高くても、第2所定温度以下であれば、クーラ側通路51により排気ガスの還流を行っても、高圧EGRクーラ53により排気ガスを冷却して、クーラ側EGR弁54の熱害を防止することができる。したがって、上記排気ガス温度が上記第1所定温度よりも高くかつ上記第2所定温度以下であるときに、低圧EGR通路60及びクーラ側通路51により排気ガスの還流を行うことで、排気ガスの還流量を増大させることができる。
また、上記実施形態では、エンジン1には、1つの排気ターボ過給機20しか設けられていないが、2つ以上の排気ターボ過給機が設けられていてもよい。この場合、低圧EGR通路60は、排気通路40において最下流側に位置するタービンの下流側の部分と、吸気通路30において最上流側に位置するコンプレッサの上流側の部分とを接続することになる。また、高圧EGR通路50は、排気通路40において最上流側に位置するタービンの上流側の部分と、吸気通路30において最下流側に位置するコンプレッサの下流側の部分とを接続することになる。
上述の実施形態は単なる例示に過ぎず、本発明の範囲を限定的に解釈してはならない。本発明の範囲は請求の範囲によって定義され、請求の範囲の均等範囲に属する変形や変更は、全て本発明の範囲内のものである。
本発明は、エンジンの排気通路に配設されたタービンと吸気通路に配設されたコンプレッサとを有する排気ターボ過給機と、上記コンプレッサの下流側における上記吸気通路に配設され、該吸気通路の断面積を変更する吸気シャッター弁と、上記タービンの下流側における上記排気通路と上記コンプレッサの上流側における上記吸気通路とを接続する低圧EGR通路と、該低圧EGR通路に配設され、該低圧EGR通路の断面積を変更する低圧EGR弁と、上記排気通路における上記低圧EGR通路の接続部分よりも下流側に配設され、該排気通路の断面積を変更する排気シャッター弁と、上記タービンの上流側における上記排気通路と上記吸気シャッター弁の下流側における上記吸気通路とを接続する高圧EGR通路と、上記高圧EGR通路に配設され、該高圧EGR通路の断面積を変更する高圧EGR弁と、上記吸気シャッター弁、上記排気シャッター弁、上記低圧EGR弁及び上記高圧EGR弁の開度を制御する弁制御装置とを備えた、エンジンの排気ガス還流制御装置に有用である。
1 エンジン
20 排気ターボ過給機
20a コンプレッサ
20b タービン
30 吸気通路
40 排気通路
42 排気ガス温度センサ(排気ガス温度検出手段)
48 排気シャッター弁
50 高圧EGR通路
51 クーラ側通路
52 クーラバイパス側通路
53 高圧EGRクーラ
54 クーラ側EGR弁(高圧EGR弁)
55 クーラバイパス側EGR弁(高圧EGR弁)
60 低圧EGR通路
62 低圧EGR弁
72 冷却水温センサ(冷却水温検出手段)
100 コントロールユニット(弁制御装置)

Claims (5)

  1. エンジンの排気通路に配設されたタービンと吸気通路に配設されたコンプレッサとを有する排気ターボ過給機と、上記コンプレッサの下流側における上記吸気通路に配設され、該吸気通路の断面積を変更する吸気シャッター弁と、上記タービンの下流側における上記排気通路と上記コンプレッサの上流側における上記吸気通路とを接続する低圧EGR通路と、該低圧EGR通路に配設され、該低圧EGR通路の断面積を変更する低圧EGR弁と、上記排気通路における上記低圧EGR通路の接続部分よりも下流側に配設され、該排気通路の断面積を変更する排気シャッター弁と、上記タービンの上流側における上記排気通路と上記吸気シャッター弁の下流側における上記吸気通路とを接続する高圧EGR通路と、上記高圧EGR通路に配設され、該高圧EGR通路の断面積を変更する高圧EGR弁と、上記吸気シャッター弁、上記排気シャッター弁、上記低圧EGR弁及び上記高圧EGR弁の開度を制御する弁制御装置とを備えた、エンジンの排気ガス還流制御装置であって、
    上記弁制御装置は、上記エンジンの減速燃料カット運転時に、上記吸気シャッター弁及び上記排気シャッター弁を開度調整可能範囲の最小開度に制御するとともに、燃料カット直前又は燃料カット中のエンジン運転状態に応じて、上記低圧EGR通路及び上記高圧EGR通路の少なくとも一方による上記エンジンの排気ガスの還流を行うべく、上記低圧EGR弁及び上記高圧EGR弁を制御するよう構成されていることを特徴とするエンジンの排気ガス還流制御装置。
  2. 請求項1記載のエンジンの排気ガス還流制御装置において、
    上記エンジンの排気ガスの温度を検出する排気ガス温度検出手段を更に備え、
    上記弁制御装置は、上記減速燃料カット運転時において、燃料カット直前のエンジン負荷が所定負荷以下でありかつ燃料カット直前又は燃料カット中に上記排気ガス温度検出手段により検出された排気ガス温度が所定温度以下であるときには、上記高圧EGR通路による上記排気ガスの還流を行うべく、上記低圧EGR弁及び上記高圧EGR弁を制御する一方、燃料カット直前のエンジン負荷が上記所定負荷よりも高負荷であるか、又は、燃料カット直前若しくは燃料カット中に上記排気ガス温度検出手段により検出された排気ガス温度が上記所定温度よりも高いときには、上記低圧EGR通路による上記排気ガスの還流を行うべく、上記低圧EGR弁及び上記高圧EGR弁を制御するよう構成されていることを特徴とするエンジンの排気ガス還流制御装置。
  3. 請求項2記載のエンジンの排気ガス還流制御装置において、
    上記高圧EGR通路は、内部を通過する排気ガスを冷却するための高圧EGRクーラが配設されたクーラ側通路と、該高圧EGRクーラをバイパスするクーラバイパス側通路とを有し、
    上記高圧EGR弁は、上記クーラ側通路に配設された、該クーラ側通路の断面積を変更するクーラ側EGR弁と、上記クーラバイパス側通路に配設された、該クーラバイパス側通路の断面積を変更するクーラバイパス側EGR弁とで構成され、
    上記エンジンの冷却水の温度を検出する冷却水温検出手段を更に備え、
    上記弁制御装置は、上記減速燃料カット運転時に上記高圧EGR通路による上記排気ガスの還流を行う際において、上記冷却水温検出手段により検出された冷却水の温度が、予め設定された設定温度よりも低いときには、上記クーラバイパス側通路のみにより上記排気ガスの還流を行うべく、上記クーラ側EGR弁及び上記クーラバイパス側EGR弁を制御する一方、上記冷却水の温度が上記設定温度以上であるときには、上記クーラ側通路及び上記クーラバイパス側通路により上記排気ガスの還流を行うべく、上記クーラ側EGR弁及び上記クーラバイパス側EGR弁を制御するよう構成されていることを特徴とするエンジンの排気ガス還流制御装置。
  4. 請求項2又は3記載のエンジンの排気ガス還流制御装置において、
    上記排気通路における上記低圧EGR通路の接続部分と上記タービンとの間に、排気ガスを浄化するための触媒が配設されており、
    上記弁制御装置は、上記減速燃料カット運転時において、燃料カット直前のエンジン負荷が所定負荷以下でありかつ燃料カット直前又は燃料カット中に上記排気ガス温度検出手段により検出された排気ガス温度が上記所定温度以下であっても、該排気ガス温度が上記触媒の活性化温度を維持可能な温度であるときには、上記低圧EGR通路及び上記高圧EGR通路による上記排気ガスの還流を行うべく、上記低圧EGR弁及び上記高圧EGR弁を制御するよう構成されていることを特徴とするエンジンの排気ガス還流制御装置。
  5. 請求項1記載のエンジンの排気ガス還流制御装置において、
    上記高圧EGR通路は、内部を通過する排気ガスを冷却するための高圧EGRクーラが配設されたクーラ側通路と、該高圧EGRクーラをバイパスするクーラバイパス側通路とを有し、
    上記高圧EGR弁は、上記クーラ側通路に配設された、該クーラ側通路の断面積を変更するクーラ側EGR弁と、上記クーラバイパス側通路に配設された、該クーラバイパス側通路の断面積を変更するクーラバイパス側EGR弁とで構成され、
    上記エンジンの排気ガスの温度を検出する排気ガス温度検出手段を更に備え、
    上記弁制御装置は、上記減速燃料カット運転時において、燃料カット直前又は燃料カット中に上記排気ガス温度検出手段により検出された排気ガス温度が第1所定温度以下であるときには、上記クーラ側通路及び上記クーラバイパス側通路により上記排気ガスの還流を行うべく、上記低圧EGR弁並びに上記クーラ側EGR弁及び上記クーラバイパス側EGR弁を制御し、上記排気ガス温度が上記第1所定温度よりも高くかつ該第1所定温度よりも高い第2所定温度以下であるときには、上記低圧EGR通路及び上記クーラ側通路により上記排気ガスの還流を行うべく、上記低圧EGR弁並びに上記クーラ側EGR弁及び上記クーラバイパス側EGR弁を制御し、上記排気ガス温度が上記第2所定温度よりも高いときには、上記低圧EGR通路により上記排気ガスの還流を行うべく、上記低圧EGR弁並びに上記クーラ側EGR弁及び上記クーラバイパス側EGR弁を制御するよう構成されていることを特徴とするエンジンの排気ガス還流制御装置。
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