JP2015068083A - 塗膜防水工法 - Google Patents

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Abstract

【課題】塗膜防水工事に関して、塗装面にフクレやうねり現象が生じない塗膜防水工法、並びに塗膜防水工事用下張り緩衝材シートの仮接着性が十分でめくれやうねりの発生がなく、均一仕上がり平面が形成される塗膜防水工法を提供する。
【解決手段】防水施工体Aに、通気緩衝シートBを貼り付け、その上に下地調整剤層Cを形成し、次いで高温ウレタンスプレー層Dを形成し、その上にトップコート層Eを形成する、塗膜防水工法。
【選択図】図1

Description

本発明は、塗膜防水工法に関し、さらに詳しくは、防水層の新築および改修等に際し、安定した、均一な仕上がり面が形成されうる施工性に優れた塗膜防水工法に関するものである。
従来から、防水工法としてはコンクリート躯体面にプライマー処理後、直接ウレタン系などの塗膜防水材を塗布し、その上に仕上げ層を形成する密着工法や、下地層と防水膜間に不織布などを配設し、通気緩衝層を設ける通気緩衝工法などがある。しかし、前者の密着工法は防水層塗膜を下地全面に形成させるので、下地のクラックや目地の動きに対する追従性が不充分となる。また、下地に含まれる水分が温度の上昇によって水蒸気となり、部分的に防水層が下地より剥離し部分的に膨れあがる所謂フクレ現象によるトラブルが発生するという問題を有していた。一方、後者の通気緩衝工法は、通気緩衝材によりフクレ防止には効果があるものの、密着工法に比べて施工に手間がかかり施工時間が増大する等の問題があった。
特許文献1には、前記の問題を解消すべく、コンクリート躯体面にプライマー処理をした後、粘着シートを介在貼着させて直接塗膜防水材を塗布する工法が開示されている。この工法は粘着シート部分が脱気機能を有しており、目的とするフクレ防止や下地クラックの追従性を付与したものであるが、現場での粘着シートの貼付け作業に手間が掛かり、施工の作業性に問題があった。
また、従来の塗膜防水工法としては、コンクリート躯体面に、下地調整剤を塗り、その上に塗膜防水工事用下張り緩衝シートを貼付け、次いでその上に高温のウレタンをスプレー塗布し、その上にトップコートをおこなう方法が知られている。この方法では、高温(例えば70℃)のウレタンをスプレー塗布するので、その下層に貼付された下張り緩衝シートが熱の影響を受けて変形し、その変形の影響を受けてウレタン塗布面にフクレやうねりが生じたりして、均一な仕上がり平面が形成されないといった問題が生じていた。
特開平8−131936号公報
本発明は、前記する従来技術の欠点を解消し、塗膜防水工事に際して、塗装面にフクレやうねりが生じない塗膜防水工法、並びに塗膜防水工事用下張り緩衝シートの仮接着性が十分でめくれやうねりの発生がなく、均一仕上がり平面が形成される塗膜防水工法を提供せんとするものである。
上記課題を解決するための手段、すなわち、本発明の構成は、防水施工体(A)に、通気緩衝シート(B)を貼り付け、その上に下地調整剤層(C)を形成し、次いで高温ウレタンスプレー層(D)を形成し、その上にトップコート層(E)を形成することを特徴とする塗膜防水工法である。
高温ウレタンスプレーの温度は60〜80℃、好ましくは65〜75℃とするのが望ましい。
本発明によれば、塗膜防水工法に関し、品位面ではフクレ現象が起こらず、塗膜防水工事用下張り緩衝シートの仮接着性が強固であり、めくれやうねりの発生がなく、安定した、均一仕上がり平面が形成される塗膜防水工法を提供することができる。
本発明の塗膜防水工法の手順を説明するための、対象の防水施工体から最終のトップコート層までの工程を示す図である。 従来例の塗膜防水工法の防水施工体から最終のトップコート層までの工程を示す図である。
以下、本発明に係る塗膜防水工法について、詳細に説明する。
本発明の塗膜防水工法は、防水施工体(A)に、通気緩衝シート(B)を貼り付け、その上に下地調整剤層(C)を形成し、次いで高温ウレタンスプレー層を形成し、その上にトップコート層(E)を形成することを特徴とする。
本発明における防水施工体(A)とは、防水施工を行なう対象であり、例えば、建物の屋上等のコンクリート躯体等を言う。
本発明に使用する通気緩衝シート(B)とは、従来公知のものであればいずれのものも使用可能である。通気緩衝シート(B)は、例えば、合成繊維、人造繊維等からなる織物、又は不織布単独、あるいは、アルミニウム等の被透湿金属薄膜とスパンボンドを複合したシート状物であってもよい。
前記、合成繊維としては、例えば、ポリエステル、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリアミド、ポリビニールアルコールまたはアクリル等の合成繊維、あるいはこれらの共重合体からなる合成繊維、更には、前記2種以上の合成樹脂からなる複合繊維、これらの繊維を混繊したものやビスコースレーヨン、キュプラアンモニウムレーヨン等の人造繊維、ガラス等の無機繊維が挙げられる。
本発明における下地調整剤層(C)とは、コンクリート躯体表面に発現する微細凸凹、ひび割れなどの表面層に、皮膜を形成するもので、例えば、ウレタン系樹脂、エポキシ系樹脂、アクリル系樹脂等をセメントや硅砂などの無機粉末と混合したものを前記微細凸凹、ひび割れなどの面に塗布して形成された層を言う。
本発明における高温ウレタンスプレー層(D)とは、ポリウレタン・ウレア系樹脂を60〜80℃、好ましくは、65〜75℃に加熱して、スプレーガンを用いて塗装形成された層を言う。
前記するポリウレタン・ウレア系樹脂は、イソシアネート(主剤)とポリエーテルポリオールおよび特殊アミンの混合レジン(硬化剤)を混ぜ合わせることによって短時間で硬化させることができ、この仕組みを利用して、主剤と硬化剤をスプレーガンの先で混合して吹きつけて、瞬時に硬化させて層を形成させる。
本発明におけるトップコート層(E)とは、紫外線などから防水材層を保護するためのものであり、防水材層の最終仕上げ層を言う。トップコート剤としては、アクリルウレタン塗料、水性アクリルウレタン系塗料、フッ素樹脂、ウレタン系アルミペイント、アクリルエマルジョンなどが挙げられる。
トップコート層の厚みは10〜400μmとするのが好ましい。より好ましくは50〜350μmであり、更に好ましくは100〜300μmである。
以下実施例を挙げて本発明をより具体的に説明するが、本発明はもとより下記実施例によって制限を受けるものではなく、前・後記の主旨に適合しうる範囲で適当に変更を加えて実施することも可能であり、それらは、何れも本発明の範囲に包含される。
実施例1
コンクリート下地施工面(防水施工体(A))に、通気緩衝シート(B)を貼付けた。通気緩衝シート(B)は、厚さ7μmのアルミニウム箔からなる非透湿性金属薄膜と目付け15g/mのスパンボンド(東洋紡(株)製)をポリエチレンラミネート法によって複合(積層)したシートに、積層断面方向に開口面積率がシート表面積の36%となる様に、たて15mm×よこ15mmの孔をパンチングして形成し、更に、得られた開孔シートのアルミニウム箔面と反対側に、幅1.1mm、厚さ30μmの合成樹脂フラットヤーンをインチあたりタテ8本、ヨコ7本の密度とし、440デシテックスの合成繊維太糸をインチあたりタテ0.8本、ヨコ0.6本の密度で混入して、バスケット織にしたメッシュ状シートを粘着剤を用いて貼合せ、通気緩衝シート(B)を作製した。この通気緩衝シート(B)上に、下地調整剤(ウレタン系HS100(横浜ゴム(株)製))を用いて下地調整剤層(C)を形成し、次いでRIMスプレー((株)ダイフレックス製)を用いて、加熱温度80℃で高温ウレタンスプレーガンを用いて高温ウレタンスプレー層(D)を形成し、その上にコスミック・トップS((株)ダイフレックス製)を用いて、トップコート層(E)を形成した。
比較例1
コンクリート下地施工面(防水施工体(A))に、下地調整剤(ウレタン系HS100(横浜ゴム(株)製))を用いて下地調整剤層(C)を形成し、その上に、実施例1で用いた通気緩衝シート(B)を貼付けた。このシート状物の上にRIMスプレー((株)ダイフレックス製)を用いて、加熱温度80℃で高温ウレタンスプレーガンを用いて高温ウレタンスプレー層(D)を形成し、その上にコスミック・トップS((株)ダイフレックス製)を用いて、トップコート層(E)を形成した。
(評価の考察)
前記実施例1の本発明の工法においては、コート面は、フクレ現象が起こらず、めくれやうねりの発生がなく、安定した、均一仕上がり平面が形成されていた。これは、シートが下地調整剤層中に埋設されているため、高温のスプレーがシート材料に直接当たらず、材料に熱的ダメージを与えない為と考えられる。一方、比較例1の場合にあっては、一部フクレ現象が見られた。また一部では、めくれやうねりが生じた。
A 防水施工体
B 通気緩衝シート
C 下地調整剤層
D 高温ウレタンスプレー層
E トップコート層

Claims (2)

  1. 防水施工体(A)に、通気緩衝シート(B)を貼り付け、その上に下地調整剤層(C)を形成し、次いで高温ウレタンスプレー層(D)を形成し、その上にトップコート層(E)を形成することを特徴とする塗膜防水工法。
  2. 高温ウレタンスプレーの温度が60〜80℃である請求項1に記載の塗膜防水工法。
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