JP2015068027A - フェンス - Google Patents

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Abstract

【課題】設置面が傾斜していても支柱に対してパネルの施工が容易となされたフェンスを提供する。
【解決手段】支柱1間に、縦桟3と横桟4とを交差させたパネル2が取付けられ、前記支柱1はその前面に回動可能に取付けられた係止部材81によって係止溝8が設けられ、前記係止部材81を回動させることによって、前記係止溝8はその開口の向きを真上に向けた方向のみならず、左右斜め上方に向けた方向にも向けることができるようになされ、前記パネル2は、縦桟3と横桟4との交差部21において交差角度が変更可能となされ、かつ、前記横桟4に取付けられた取付部材7の挿入部76を前記係止溝8に挿入することにより、支柱1に横桟4を長手方向に傾斜させて取付けることができる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、敷地境界部や隣地境界部に設けられるフェンスにおいて、支柱の前面側にパネルが取付けられたフェンスに関する。
一般に、道路と敷地の境界、敷地同士の境界等を仕切るために、その境界部に沿ってフェンスが取付けられている。前記フェンスは、通常、境界に沿って立設された支柱間にパネルが取付けられたものであり、支柱の側面間に該支柱とパネルとが略同一面上に取付けられる、いわゆる固定柱タイプと、支柱の前面側にパネルが取付けられる、いわゆる自由柱タイプとがある。
前記フェンスにおいては、設置面が平坦又は水平な箇所ばかりではないので、傾斜地に設置する場合や、斜度が変化する設置面に取付ける場合は、パネルの縦桟と横桟とを回動可能に接合し、縦桟と横桟との交差角度を傾斜に合わせる方法が採用されている。例えば、特許文献1には、平行をなす複数の横杆と、各横杆と交差する、平行をなす複数の縦杆との各交差部をそれぞれねじをもって締着したものよりなる任意の数の単位ユニットを、その適所を支柱にねじ止めしてなる組立式フェンスが開示されている。
また、本出願人においても、特許文献2に示すように、管状芯材に合成樹脂により被覆がなされた支柱と横木とからなり、適宜間隔をおいて立設された支柱間の上下に横木が架設され、この上下の横木に対して多数の縦棧の両端部付近が取付ボルトを介して軸着されて柵パネルが構成され、柵パネルの上下の横木相互と前記多数の縦棧相互がそれぞれ常に平行をなして、横木と縦棧の接続角度が可変なことによってこの柵パネルが傾斜地に立設された支柱間にも架設可能なことを特徴とする、傾斜地に設置自在な合成樹脂被覆擬木柵を開示している。
実開平2−45253号公報 特開2000−282718号公報
ところで、前記のような組立式フェンスにおいて、縦桟と横桟とを締着したねじ位置と支柱のねじ止め位置とを合わせるためには、縦桟と横桟とが回動可能に接合したパネルを支えながら支柱にパネルをねじ止めする必要があるため、施工が容易ではなかった。
本発明は、前記の如き問題点を解消し、設置面が傾斜していても支柱に対してパネルの施工が容易となされたフェンスを提供する。
上記目的を達成するために、本発明は次のような構成としている。
すなわちこの発明に係るフェンスは、間隔をおいて立設された支柱間に、複数の縦桟と横桟とを交差させたパネルが取付けられ、前記支柱はその前面に回動可能に取付けられた係止部材によって係止溝が設けられ、前記係止部材を回動させることによって、前記係止溝はその開口の向きを真上に向けた方向のみならず、左右斜め上方に向けた方向にも向けることができるようになされ、前記パネルは、縦桟と横桟との交差部において交差角度が変更可能となされ、かつ、前記横桟に取付けられた取付部材の挿入部を前記係止溝に挿入することにより、支柱に横桟を長手方向に傾斜させて取付けることができるようになされていることを特徴とするものである。
本発明によれば、傾斜面に設置する場合あっても、縦桟に対する横桟の交差角度を当該傾斜に合わせて変更してパネルの外形を略平行四辺形状に変形させ、それに合わせて係止溝の開口の向きも斜め上方に向けることによって、支柱間にパネルを仮止めすることが容易となり、施工性を高めることができる。
本発明に係るフェンスにおいて第1の実施形態を示す正面図である。 図1の支柱付近における拡大斜視図である。 図1横桟の連結部付近の説明図である。 図1の横桟付近の拡大側面図である。 図1の上部の横桟付近の説明図である。 本発明に係るフェンスにおいて、設置面が略水平である場合の設置方法の説明図である。 本発明に係るフェンスにおいて、設置面が略水平である場合の設置方法の説明図である。 本発明に係るフェンスにおいて、設置面が傾斜している場合の設置方法の説明図である。 本発明に係るフェンスにおいて、設置面が傾斜している場合の設置方法の説明図である。 本発明に係るフェンスにおいて、設置面が傾斜している場合の設置方法の説明図である。
次に、本発明を実施するための最良の形態について図面を参照し、具体的に説明する。
図1は本発明に係るフェンスにおいて第一の実施形態を示す正面図である。支柱1は、その下部が設置面に埋設されて適宜間隔をおいて立設されており、支柱1間にパネル2が取付けられている。支柱1は一般に強度的に安定している鋼管が用いられるが、他の金属を用いてもよい。他の金属としては、アルミニウム合金、ステンレス合金等を挙げることができる。支柱1の断面形状は、一般には、本形態のように前面が平坦な角型形状の鋼管が好適に用いられるが、断面H字型でもよく、断面T字型でもよい。更に、支柱1の耐食性や耐候性を高めるために金属めっきや塗装が施されてもよい。尚、支柱1の前面とは、支柱1に対してパネル2が配置される面を前面としたものであり、実施例についてもその様に説明するが、本形態に係るフェンスPが敷地境界部に設置される場合は、道路等に面した外側を前面としてもよく、また家屋側を前面としてもよい。
パネル2は、左右に間隔をおいて多数の縦桟3が配置され、上下に間隔をおいて横桟4が配置されると共に、該縦桟3と横桟4との交差部21で連結具5を介して接合されている。縦桟3は、一般には強度的に安定しておりコストの安い鋼管が好適に用いられるが、他の金属を用いてもよく、例えば、ステンレス合金やアルミニウム合金を用いることができる。また耐食性や耐候性を高めるために縦桟3の表面に金属めっきや塗装が施されてもよい。隣り合う縦桟3のピッチは特に限定されるものではないが、フェンスPを設置した時に、通行人等が横桟4に足を掛けてパネル2を容易に乗り越えないように、該縦桟3のピッチは靴が入りにくい方が好ましく、本形態では約50mmに設定している。
横桟4も、縦桟3と同様に、一般には強度的に安定しておりコストの安い鋼管が好適に用いられるが、他の金属を用いてもよく、例えば、ステンレス合金やアルミニウム合金を用いることができる。また耐食性や耐候性を高めるために横桟4の表面に金属めっきや塗装が施されてもよい。なお、横桟4は、本形態では、パネル2の上部と下部に二個配置されているが、この二個の横桟4の間に更に配置して三本の横桟4を配置したパネル2を用いてもよく、四本以上でもよい。
なおパネル2に木質感を現出させたい場合は、前記縦桟3又は横桟4の側周面に、木粉を配合した合成樹脂によって被覆してもよく、木目模様のシートを貼着してもよい。
図2は図1のパネルの説明図である。縦桟3及び横桟4の断面形状は、それぞれ角型形状に形成されており、その交差部21において、その重合面を前後に貫通する後記のボルト51やリベットなどからなる連結具5によって互いに連結されて、縦格子状のパネル2が形成されている。そして、パネル2は、図2の(a)に示す縦桟3と横桟4とが直交する状態から、縦桟3と横桟4との交差角度を変更して、図2の(b)に示す縦桟3を垂直方向に配置し、かつ、横桟4を傾斜させた状態とすることができる。これにより、設置面の傾斜に合わせて前記交差角度を変更し、横桟4を傾斜面と平行になるように傾斜させ、かつ、縦桟3を垂直に配置することができる。また、本形態のような角型形状の鋼管を用いることによって、交差部21の連結具5による接合が容易となり好ましい。縦桟3及び横桟4の断面形状は、角型形状に限定されるものではなく、多角形状の断面でもよく、円形状の断面でもよく、これらを組み合わせたものでもよい。多角形状の断面形としては、三角形、五角形、六角形等を挙げることができる。また円形状の断面形状としては、断面円形状でもよく、楕円形状でもよい。
パネル2同士の連結は、本形態では、図1、3に示すように、左右に隣り合う2個のパネル2の横桟4の側端において、それぞれに跨って横桟4に挿入したスリーブ6を介して連結されて連結部Rが形成されている。スリーブ6は、角型形状の横桟4の内形状に対応した上壁部61と下壁部62とこれらを接続する縦壁部63とからなる断面コ字状に形成されたものである。そして、横桟4の上面、下面から、横桟4に挿入されたスリーブ6の対応する上壁部61、下壁部62に向けてビスB1を螺入して、スリーブ6と横桟4を締結することによって、横桟4同士がスリーブ6を介して連結される。
パネル2同士の連結の形態は特に限定されるものではなく、本形態のように横桟4内に挿入するスリーブを用いたものでもよく、横桟4を外側から覆う形態でもよい。前者のスリーブを用いる場合は、その断面形状が矩形状のものでもよい。また後者の場合は、断面コ字状の形態であって、その内側に横桟4の連結部Rが配置される形態でもよい。
次に、パネル2について、図4、5を参照して更に詳しく説明する。図4は図1の横桟付近の拡大側面図、図5は図1の上段の横桟付近の説明図である。縦桟3と横桟4とを備えて形成されるパネル2は、本形態では、横桟4が縦桟3より後方に配置され、前記横桟4の背面に取付部材7が取付けられ、該取付部材7が支柱1に取付けられている。取付部材7は、横桟4に固定される横桟固定部71と、該横桟固定部71から支柱1側に向けて突出する突出部72を備えている。本形態では、横桟固定部71の上端部から支柱1側に突出する上突出部73が形成され、また横桟固定部71の下端部からも支柱1側に突出する下突出部74が形成されている。そして、かかる取付部材7は、横桟固定部71、突出部72である上突出部73及び下突出部74によって、支柱1に向けて開口する凹溝75が形成されている。
取付部材7は、図4に示すように、固定具9としてのボルト91を介して横桟4に取付けられており、該ボルト91の頭部92が凹溝75内に配置されると共に、前記頭部92の側部が凹溝75の上突出部73と下突出部74とによって係止されている。これにより、ボルト91にナット93を締結する際にボルト91の共回りを防いで、締結作業が容易になる。
上突出部73の上方には横桟4と支柱1との間に隙間S1が左右方向に連続して形成されており、縦桟3と横桟4とを連結する連結具5としてのボルト51の頭部52が隙間S1内に配置されている。これにより、支柱1に対してパネル2の取付位置を左右方向に調整する場合でも、前記頭部52と支柱1とが干渉しないので、パネル2の取付作業が容易となる。なお、下突出部74の下方に形成された隙間S2に前記頭部52を配置してもよく、更に、前記ボルト51に螺着されるナット53は縦桟3の前面側に配置されているが、これを横桟4側に配置して縦桟3と横桟4とを連結し、前記ナット53を前記隙間S1、又は隙間S2に配置してもよい。
次に、支柱1に対するパネル2の取付構造について説明する。取付部材7は、本形態では、下突出部74の先端部から垂下する挿入部76が設けられている。一方、支柱1の前面には、係止溝8が設けられており、該係止溝8に前記挿入部76を挿入することができるようになされている。そして、挿入部76を支柱1の係止溝8に挿入することによって、前記取付部材7を支柱1に係止させるとともに、この取付部材7を介してパネル2を支柱1に仮置きし、また係止することができるようになされている。
係止溝8は、本形態では、支柱1と支柱1とは別体の係止部材81とによって、その間に形成されるとともに、前記係止部材81は支柱1の前面にビスB2によって回動可能に取付けられ、そして前記ビスB2を中心に、前記係止部材81を回動させることによって、前記係止溝8はその開口の向きを真上に向けた方向のみならず、左斜め上方及びこれと逆の右斜め上方に向けた方向にも向けることができるようになされている。
係止部材81は、支柱1に固定される支柱固定片82と、前記支柱固定片82の上部から前方に向けて屈曲されて更に途中で上方に向けて屈曲された張出壁部83とを備えている。そして前記張出壁部83と支柱1との間に該係止溝8が形成されている。
そして、係止部材81の張出壁部83の先端部、すなわち、係止溝8の外壁部の先端部が、下突出部74の下方の隙間S2内に配置されている。これにより、正面視において、挿入部76の下端が横桟4の下面よりも突出せずに、ほぼ面一とし、又はその上方に位置させておけば、挿入部76が目立たなくなって好ましい。
なお、本形態では、別体で形成された取付部材7が横桟4に取付けられるようになされているので、取付部材7を横桟4に一体成形して、取付部材7を横桟4の長手方向全長に亘って設けた、いわゆる押出型材を使用する場合に比べると、本形態のような断面矩形状の単純な断面形状であっても、断面形状の変更が比較的難しい角形鋼管を用いる場合であっても、該横桟4を有するパネル2を支柱1に容易に仮置きすることができる。また取付部材7は必要な箇所のみに取付ければよいので、コスト低減を図り、パネル2自体の重量の増加を抑えることができる。
前記係止部材81は、本形態では、ビスB2によって支柱1に取付けられ、そして係止部材81と縦桟3との間は、側面視において接触しない十分な隙間が設けられているので、取付部材7の挿入部76を前記係止溝8に挿入させた状態で、パネル2を左右方向に移動させても、不必要な干渉が起こらなくなって、好ましい。
取付部材7は、上突出部73から上方に向けて固定片77が設けられており、止め具84を介して支柱1に固定されている。具体的には、上突出部73の上方の隙間S1内に、止め具84の先端部が挿入可能となされており、これにより、固定片77が支柱1の前面側から離れない様になされている。
止め具84は、本形態では、図4、5に示された係止部材81を上下に反転させた下方に開口する溝形の形態であるので詳しい説明は省略するが、ビスB2を介して支柱1に取付けられており、ビスB2を締め付けることによって、パネル2を支柱1に強固に取付けることができる。
次に、支柱に対するパネルの取付方法について、まず、設置面が略水平な箇所、すなわち、支柱に横桟を長手方向に水平に設置する場合について、図5〜7を参照して説明する。
まず、図6に示すように、係止溝8が真上に向けて開口するようにビスB2を用いて支柱に係止部材81を固定する。続いて、予めパネル2の横桟4に固定した取付部材7の挿入部76を前記係止溝8に挿入する。これにより、図7に示すように、取付部材7を介して横桟4が支柱1に係止され、支柱1間にパネル2を仮止めすることができる。
次に、図5に示すように、ビスB2を用いて支柱1に止め具84を仮止めし、続いて止め具84の先端部を隙間S1に挿入して、ビスB2を増し締めして、支柱1に取付部材7の固定片77を固定する。これにより、支柱1間にパネル2が取付けられる。
次に、支柱に対するパネルの取付方法について、設置面が傾斜している箇所、すなわち、支柱に横桟を長手方向に傾斜させて設置する場合について、図8〜10を参照して説明する。
まず、図8に示すように、ビスB2を介して係止部材81を支柱1に仮止めし、係止溝8の開口の向きを斜め上方に向け、その開口の向きが設置面の傾斜角度と略垂直になるように係止部材81を回動させて、ビスB2を増し締めして支柱1に固定する。続いて、連結具5を調整して、パネル2の縦桟3と横桟4との交差角度を変更して、パネル2の縦桟3が支柱1と平行な略垂直に配置され、横桟4が前記設置面と平行となるように傾斜させ、該パネル2の取付部材7の挿入部76を前記係止溝8に挿入する。これにより、図9に示すように、取付部材7を介して横桟4が支柱1に、長手方向に傾斜させて係止され、支柱1間にパネル2を仮止めすることができる。
次に、図10に示すように、ビスB2を用いて支柱1に止め具84を仮止めし、続いて止め具84の先端部を隙間S1に挿入して、ビスB2を増し締めして、支柱1に取付部材7の固定片77を固定する。これにより、支柱1間にパネル2が取付けられる。
前記取付方法については、施工に支障が生じない範囲でその手順を変更することができる。
本形態に係るフェンスPにおいて、図5に示すように、取付部材7は、挿入部76の左右両端に横桟4の背面側に向けて屈曲されて形成された屈曲部78が設けられている。すなわち、前記取付部材7は、その左右の長さを係止部材81よりも長くし、前記屈曲部78が係止部材81の左右端部よりも外方に位置するようにして形成されている。これにより、図10に示すように、フェンスPを傾斜面に取付ける場合に、係止部材81で横桟4の取付部材7を係止していても、パネル2の自重により、左右いずれかの低い側に向けて取付部材7の挿入部76が係止溝8内を滑って、取付部材7が係止部材81から抜けてしまう可能性があるが、この屈曲部78を設けることによって、上記のような滑りが生じても、該屈曲部78が係止部材81の端部、すなわち係止溝8の端部に対する当たりとなって、それ以上滑らずに、パネル2が外れる可能性は低くなる。また、屈曲部78によって係止部材81が滑り方向に押された場合に、係止部材81は、ビスB2を軸として回動することによって、係止溝8の底面が挿入部76の底面に当たって、それ以上、係止部材81は回動しないようになされており、取付部材7が係止溝8から滑り抜けることを防ぐことができる。
本形態に係るフェンスPにおいては、取付部材7の固定片77の左右両端にも横桟4の背面側に向けて突出する屈曲部78が設けられており、前記のように取付部材7が低い側に向けて滑った際、前記屈曲部78が止め具84への当たりとなって、それ以上は滑らずに、パネル2が外れる可能性は低くなる。また、屈曲部78によって止め具84が滑り方向に押された場合でも、取付部材7と止め具84との間で生じる上記と同様な効果によって、パネル2が外れることを防ぐことができる。
前記屈曲部78は、取付部材7の挿入部76及び固定片77それぞれの左右両端に設けられているが、少なくとも屈曲部78は左右にひとつずつ設けられていれば、フェンスPの設置場所が、左右のどちら方向に傾斜していても、取付部材7の滑り抜けを抑えて、パネル2が外れることを防ぐことができる。更に、本形態のように取付部材7が上下方向に反転させても取付け可能な形状であれば、前記屈曲部78が少なくともひとつ設けられていれば、該屈曲部78を傾斜地の高い方に配置することによって、取付部材7の滑り抜けを抑えて、パネル2が外れることを防ぐことができる。
取付部材7の形態は、本形態に限られるものではなく、図示しないが、例えば、表裏が平坦な縦板状としてもよい。この場合、その下端部を横桟4の下面よりも下方に張り出して係止溝6に挿入し、また、その上端部を横桟4の上面よりも上方に張り出して止め具84で固定するようにして、該取付部材を支柱に係止させるのが好ましい。更に、連結具5及びボルト51と支柱1が干渉しないように、連結具5及び固定具9の頭部が収納される凹部を設けるのが好ましい。
取付部材7の更に別の形態としては、図示しないが、横桟4の上面に固定される上固定片を有する側面視L字状の上取付部材と、横桟4の下面に固定される下固定片を有する側面視逆L字状の下取付部材とからなるようにしてもよい。この場合、下取付部材において下固定片を横桟4に固定して、他片を係止溝6に挿入し、また上取付部材において上固定片を横桟4に固定し、他片を止め具84で固定するようにして、該取付部材を支柱1に固定するが好ましい。
本発明は、敷地境界部や隣地境界部に設けられるフェンスにおいて、特に設置面が傾斜している箇所に対して好適に利用することができる。
1 支柱
2 パネル
21 交差部
3 縦桟
4 横桟
5 連結具
51 ボルト
52 頭部
53 ナット
6 スリーブ
61 上壁部
62 下壁部
63 縦壁部
7 取付部材
71 横桟固定部
72 突出部
73 上突出部
74 下突出部
75 凹溝
76 挿入部
77 固定片
78 屈曲部
8 係止溝
81 係止部材
82 支柱固定片
83 張出壁部
84 止め具
9 固定具
91 ボルト
92 頭部
93 ナット
B1、B2 ビス
P フェンス
R 連結部
S1、S2 隙間

Claims (1)

  1. 間隔をおいて立設された支柱間に、複数の縦桟と横桟とを交差させたパネルが取付けられ、前記支柱はその前面に回動可能に取付けられた係止部材によって係止溝が設けられ、前記係止部材を回動させることによって、前記係止溝はその開口の向きを真上に向けた方向のみならず、左右斜め上方に向けた方向にも向けることができるようになされ、前記パネルは、縦桟と横桟との交差部において交差角度が変更可能となされ、かつ、前記横桟に取付けられた取付部材の挿入部を前記係止溝に挿入することにより、支柱に横桟を長手方向に傾斜させて取付けることができるようになされていることを特徴とするフェンス。
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