JP5348540B2 - 建物用庇の取付構造 - Google Patents

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Description

本発明は、採光性を備える庇を簡単に建物へ取り付ける建物用庇の取付構造に関するものである。
採光性を備える建物用庇であって、躯体への取付用フランジを有するベース部材と、このベース部材の両端にそれぞれ基端を連ねて延出する一対のサイドアームとを備え、これらサイドアームのそれぞれに形成されている溝に、採光可能な屋根部材を前記サイドアームの先端からスライドさせて挿入し、前記サイドアームの先端に、これらサイドアーム同士を接続し、前記屋根部材を支持するフロントアームを設けて構成したものは知られている(例えば特許文献1)。
特開2006−183345号公報
しかしながら、上記建物用庇は、霧除けの両端に固定用アングルを取り付け、この固定用アングルにサイドアームとセンターアームを取り付けてから、連結部材の凸部にルーバーの両端開口を挿入して、3本と4本のルーバーが連結部材で連結された屋根部材を組み立て、これら屋根部材をサイドアームとセンターアームに設けられた溝へ先端側から挿入して、後端が霧除けに当ったらセンターアームの溝へ固定用ブッシュを入れ、屋根部材のガタ付きを止める。そして、サイドアームには連結部材をボルト等で固定する。次に、サイドアームの先端に固定部材とコーナーキャップを取り付け、サイドアームの間にはフロントアームを掛け渡して、サイドアームとフロントアームにはアームカバーを取り付けて取付を完了するものであって、取付作業が大変手間取るだけでなく、使用する部品の数が多いためコストアップが大であり、また、屋根部材のルーバーを交換する際には、サイドアームからフロントアームを離脱してサイドアームの溝を開口させ、サイドアームから屋根部材を固定するボルトを外し、センターアームからは固定ブッシュを外して、溝から屋根部材を引き出し、連結部材からルーバーを抜き取って他のものと交換しなければならないから、この作業も取り付けと同様、大変に手間が掛かるという問題点を有する。
前記課題を解決するため、請求項1に係る発明は、建物躯体へ取付部材を取り付け、この取付部材にブラケットを支持させて、該ブラケットに個別にパネルを取り付ける建物用庇の取付構造であって、上記取付部材は、上記建物躯体へ取り付ける基板と、上記ブラケットを支持する脇板とでL形をなすように形成された一対を用い、上記ブラケットは、上記脇板へ接合する縦片と、上記パネルを取り付ける横片とでL形断面をなすように形成されて、上記横片にはパネルの数と配置間隔に合せて孔を開けられた一対を用い、上記パネルは、上部を上記ブラケットの横片に開けられた孔へ取付金具で取り付けた必要数を用いることを特徴とする。
請求項2に係る発明は、建物躯体へ取付部材を取り付け、この取付部材にブラケットを支持させて、該ブラケットに個別にパネルを取り付ける建物用庇の取付構造であって、上記取付部材は、上記建物躯体へ取り付ける基板と、上記ブラケットを支持する脇板とでL形をなすように形成された複数個を用い、上記ブラケットは、上記脇板へ接合する縦片と、上記パネルを取り付ける横片でL形断面をなすように形成されて、上記横片にはパネルの数と配置間隔に合せて孔を開けられた両側の一対と、上記脇板へ接合する縦片と、上記パネルを取り付ける横片とでT形断面をなすように形成されて、上記横片にはパネルの数と配置間隔に合せて孔を開けられた中間用とを用い、上記パネルは、上部を上記ブラケットの横片に開けられた孔へ取付金具で取り付けた必要数を用いることを特徴とする。
請求項3に係る発明は、建物躯体へ取付部材を取り付け、この取付部材にブラケットを支持させて、該ブラケットに個別にパネルを取り付ける建物用庇の取付構造であって、上記取付部材は、上記建物躯体へ取り付ける基板と、上記ブラケットを支持する脇板でL形をなすように形成された平面用と、上記建物躯体へ取り付ける基板と上記ブラケットを支持させる脇板でくの字形をなすように形成されたコーナー用を用い、上記ブラケットは、上記脇板へ接合する縦片と、上記パネルを取り付ける横片とでT形断面をなすように形成されて、上記横片にはパネルの数と配置間隔に合せて孔を開けられた複数個を用い、上記パネルは、上部を上記ブラケットの横片に開けられた孔へ取付金具で取り付けた必要数をブラケットの間隔変化に長さを合せて用いることを特徴とする。
請求項4に係る発明は、請求項1〜請求項3において、上記ブラケットは、縦片の基部で取付部材の脇板へ取り付けられて、横片には建物躯体へ近い位置までパネルを取り付ける孔を開けられていることを特徴とする。
請求項5に係る発明は、請求項1〜請求項4において、上記パネルは、その断面形状を矩形、丸形、台形、三角形等、複数種を用意し、これらのパネルを選択使用するものであることを特徴とする。
請求項6に係る発明は、請求項1〜請求項5において、上記パネルは、上記ブラケットの横片へ接する上部に長手方向の蟻溝を設けられ、この蟻溝に接合部材を移動自在に支持させてあることを特徴とする。
請求項7に係る発明は、請求項1〜請求項6において、上記パネルは、上部よりも下部の方が軒先側に位置するように傾斜して、上記ブラケットの横片へ取り付けられていることを特徴とする。
請求項1に係る発明によれば、建物躯体へ一対の取付部材を取り付け、これら取付部材にブラケットを支持させて、各ブラケットの横片に開けられた孔へ、パネルの上部に支持させた取付金具を横片の上側へ取り付けるから、孔でパネル間隔を正しく決められた庇を僅かな手間で速やかに設置することができて、しかも、使用する部品が3種類と少ないため、コストダウンにも有効であり、更に、ブラケットへパネルを支持する取付金具を外せば、パネルが離脱されて他のパネルとの交換も容易にできる。
請求項2に係る発明によれば、建物躯体へ取付部材を両側の一対と、中間のものを取り付け、これら取付部材にそれぞれブラケットを支持させて、各ブラケットの横片に開けられた孔へ、パネルの上部に支持させた取付金具を横片の上側で取り付けるから、孔でパネル間隔を正しく決められて、複数が併設された連結仕様の建物用庇を僅かな手間で速やかに設置することができ、しかも、使用する部品が3種類と少ないため、コストダウンにも有効であり、更に、ブラケットを支持する取付金具を外せば、パネルが離脱されて他のパネルとの交換も容易にできる。
請求項3に係る発明によれば、建物躯体へ取付部材を両側一対と中間のものを取り付けると、コーナーに取り付けられた中間ブラケットと、建物躯体の長手面に取り付けられた中間ブラケットとの間隔が変化するから、上記間隔の変化に応じて長さを変えたパネルをブラケットへ取付ければコーナー庇が形成させるので、このコーナー庇で建物躯体の一面に設置される庇と、他面に設置される庇を連続させて、2面に渡って一連の建物用庇を得ることができため、建物躯体の意匠性が高められるだけでなく、使用する部品が3種類と少ないため、コストダウンにも有効であり、更に、パネルをブラケットへ個別に取付けるため、パネルを離脱して他のパネルと交換することも容易にできる。
請求項4に係る発明によれば、上記ブラケットは、縦片で取付部材の脇板へ取り付けられて、横片には建物躯体に近い位置までパネルを取り付ける孔を開けられるから、上記孔へパネルの上部に支持させた取付金具を通して、上側から接合を行えば建物躯体の近くからパネルを設置して採光性の向上を図ることができる。
請求項5に係る発明によれば、パネルの断面形状が異なるものを複数種用意して、これらを選択使用すれば、建物躯体の意匠に適合した庇を形成することが容易であり、また、日射や風雨及び視線等の状況に応じて、過度の日射や風雨及び視線は遮ぎりつつ必要な採光が得られるようにすることも容易にできる。
請求項6に係る発明によれば、パネルの上部に開口側が狭い溝を長手方向に設けて、この溝に取付金具の頭を支持させるから、取付金具を脱落しないように溝に支持させて置き、孔との位置合せをスライドで速やかに行えるため作業性がよい。
請求項7に係る発明によれば、パネルを上部よりも下部が軒先側に位置するように傾斜させれば、該パネルを適当な間隔でブラケットへ取付けることで、過度の日射や風雨及び視線は遮ぎりつつ必要な採光ができるようにすることも容易にできる。
請求項1に係る取付構造で取り付けた単独仕様の建物用庇を示す斜視図。 同上建物用庇の縦断側面図 同上建物用庇の出幅が大きいものを吊アームで補強した縦断側面図 同上建物用庇の取り付けに用いた取付部材の斜視図。 同上建物用庇の取り付けに用いたブラケットの斜視図。 (a)(b)(c)(d)は、同上建物用庇の取付構造に用いた4種類のパネルの一部分を示す斜視図。 請求項2に係る取付構造で取り付けた連結仕様の建物用庇を示す斜視図。 同上建物用庇の取り付けに用いた中間ブラケットの斜視図。 同上建物用庇を建物躯体へ取り付ける状態の一部分を示す説明図。 請求項3に係る取付構造で取り付けたコーナーの建物用庇を示す斜視図。 上記コーナーの建物用庇を構成する状態を示す説明図。 上記コーナーの建物用庇の取り付けに用いた取付部材の斜視図。 請求項3に係る取付構造で取り付けた他のコーナーの建物用庇を示す斜視図。 上記他のコーナーの建物用庇を構成する状態を示す説明図。 上記他のコーナーの建物用庇の取り付けに用いた取付部材の斜視図。
この実施例は、請求項1に係る建物用庇の取付構造を示すものであって、図1〜図3において符号Aは、この構造で取り付けられた建物用庇を示す。該建物用庇Aは、建物躯体1へ取付部材2を取り付け、この取付部材2にブラケット3を支持させて、該ブラケット3に個別にパネル4を取り付けることで採光性を備えさせた建物用庇Aを構成させるものである。
上記取付部材2は、図4に示す通り、上記建物躯体1へ取り付ける基板2aと、上記ブラケット3を支持させる脇板2bでL形をなすように形成されて、基板2aには、建物躯体1へ取り付けるための孔5を複数個開けられ、脇板2bには上記ブラケット3を取り付けるための孔6を複数個開けられる。
上記ブラケット3は、図5に示す通り、上記取付部材2へ接合する縦片3aと、上記パネル4を取り付ける横片3bでL形断面をなすように形成されて、上記縦片3aには、上記取付部材2の脇板2bに開けられた孔6に合せて孔7を開けられ、横片3bには、上記パネル4を取り付ける孔8を、取り付けるパネル4の数と配置間隔に合せて開けられている。なお、上記横片3bに開けられる孔8は、図5において円内に示す通り、外方へ開口するU字形に開けて、後記ボルトを横移動させて開放側から簡単に内部へ納まらせてもよい。
上記パネル4は、建物躯体1に対して必要な採光が行なわれて、過度の日射や風雨及び視線は遮られるようにするために、上部よりも下部が軒先側に位置するように傾斜させている。このパネル4は図6に示すように複数種用意することで意匠性が高まる。すなわち、パネル4の断面形状は、図6(a)に示す縦長の四辺形、図6(b)に示す縦長の三角形、図6(c)に示す縦長の台形、その他の形状を基本として、図6(a)に示す通りに角立つようにするか、図6(b)に示す通りに角丸にするか、或いは、角面取り(図面省略)をするか、図6(c)に示す通り一部又は全部の面を湾曲させる等とすることで、意匠性が高められるようにする。なお、ブラケット3の先端部へ取り付ける図6(d)に示すパネル4は、建物用庇Aの前方視の意匠性を高める必要があるので、図2に示す通り上記ブラケット3の先端側の形状に馴染む扁平三角形等に形成されている。
上記パネル4は、上端で上記ブラケット3の横片3bへ取り付けるものであるから、上部に図6(a)(b)(c)(d)の各図に示す通り平面部4aを設けて、この平面部4aに溝9を長手方向に形成し、この溝9へ図2に示す通り取付金具のボルト10の頭10aを係合させて、ボルト10は溝9内を自在に移動できるが脱落しない支持をさせる。
この実施例1で建物用庇Aを取り付けるときは、先ず、取付部材2の基板2aに開けられた孔5にアンカーボルト11を通して、上記アンカーボルト11へナット12を螺合して締め付け、取付部材2を建物躯体1へ取り付ける。
次に、上記取付部材2の脇板2bへ、外側からブラケット3をそれぞれ被せ着けて、取付部材2の脇板2bに開けられた孔6と、ブラケット3の縦片3aに開けられた孔7を合せて、上記孔6と孔7にボルト13を挿し通し、このボルト13にナット14を螺合して締め付け、一対のブラケット3を取付部材2を介して建物躯体1へ取り付ける。
次には、一方のブラケット3と他方のブラケット3の間へ、パネル4を下側から挿入して、パネル4の上部に形成された溝9に頭10aを係合させた取付金具のボルト10を、パネル4の横片3bに開けられている孔8に、図2のように通すことでパネル4の上部を上記横片3bへ当接させる。そして、上記ボルト10へナット15を螺合して締め付け、パネル4をブラケット3へ取り付ける。この取り付けをパネル4の必要数だけ繰り返し行うと、パネル4が適当な間隔を有して並列され、必要な採光が行なわれて、過度の日射や風雨及び視線は遮ぎる単独仕様の建物用庇Aが図1〜図3に示す通りに設置される。
上記の通り設置される建物用庇Aは、図面には示してないが、ブラケット3の長さが異なる物を幾種類か用意すると、庇の出幅を多様に設定することができ、また、横片3bに開けられた孔8の数を変えると、パネル4の数が異なる幾種類もの建物用庇Aを容易に形成することができる。なお、形成された建物用庇Aの出幅が図3に示す通り大きい場合は、建物躯体1とブラケット3との間に吊りアーム16を配置して、該吊りアーム16の一端を止め金具17で建物躯体1へ固定し、他端をブラケット3の横片3bへ連結具18で連結すれば、より強度の優れた建物用庇Aを構成することができる。
この実施例2は、請求項2に係る建物用庇の取付構造を示すものであって、図7において符号A1は、この構造で取り付けられた建物用庇を示す。この建物用庇A1は、建物躯体1へ取付部材2を取り付け、この取付部材2にブラケット3を支持させて、該ブラケット3に個別にパネル4を取り付けることで採光性を備えさせた建物用庇Aを構成する基本の構成は実施例1と同じである。しかし、上記実施例1は、一対のブラケット3、3の間にパネル4を1組配置するのに対し、この実施例2では、両側一対のブラケット3、3の間に、パネル4を取り付ける横片を両側に有する中間ブラケット3´を必要数配置することで、パネル4の複数組が連続して配置された連結仕様とするものであって、取付部材2と両側一対のブラケット3、3とパネル4は、実施例1のものと同一のものを用いる。しかし、中間ブラケット3´は、両側にパネル4を取付けるための構造が相違するものを用いるので、以下この中間ブラケットの構造のみに付いて説明を行う。
上記中間ブラケット3´は、図8に示す通り取付部材2の脇板2bへ接合する縦片3aと、パネル4を取り付ける一対の横片3b、3bとで、T形断面をなすように形成されて、上記縦片3aには、上記取付部材2の脇板2bに開けられた孔5に合せて孔7を開けられ、上記横片3bには、パネル4を取り付ける孔8を、パネルの数と配置間隔に合せて開けられている。なお、上記横片3bに開けられる孔8は、図8において円内に示す通り、外方へ開口するU字形に開け、取付金具のボルト10を横移動させて開放側から簡単に内部へ納ませてもよい。なお、この中間ブラケット3´は、パネル4を取り付ける横片3bを両側に有しているため、図7及び図9に示す通り、その縦片3aを一対の取付部材2の脇板2b、2bで、両側から挟ませて建物躯体1へ取り付けるようにすることが好ましい。
この実施例2で建物用庇A1を建物躯体1へ取り付けるには、両側に設ける一対の取付部材2、2と、中間に設ける1組の取付部材2、2を、各々の基板2aに開けられた孔5から図9に示す通り建物躯体1にセットされている両側のアンカーボルト11、11と、中間の1組のアンカーボルト11、11が出るように建物躯体1へ押し付けて、各アンカーボルト11へそれぞれナット12を螺合して締め付け、両側一対の取付部材2、2と、中間の1組の取付部材2、2を建物躯体1へ取り付ける。
次に、両側一対の取付部材2、2の脇板2bには、外側から一対のブラケット3を被せ付け、中間の1組の取付部材2の脇板2b、2bの間には、中間のブラケット3´の縦片3aを挿し入れて、上記各脇板2bに開けられた孔6と、上記各縦片3aに開けられた孔7をそれぞれ合せて、ボルト13を挿し通し、このボルト13にナット14を螺合して締め付け、両側一対のブラケット3、3と中間ブラケット3´を取付部材2を介して建物躯体1へ取り付ける。
次には、中間のブラケット3´と両側一対のブラケット3、3の間へ、下側からパネル4を挿入して、各パネル4の上部に形成された溝9へ頭10aを係合させた取付金具のボルト10を、一対のブラケット3、3及び中間ブラケット3´の横片3bに開けられた孔8へ挿し通して、各パネル4の上部を各ブラケット3、3と3´の横片3bへ当接させ、上記各ボルト10へナット15を螺合して締め付け、パネル4を両側のブラケット3、3と中間ブラケット3´へ取り付ける。この取り付けをパネル4の必要数だけ繰り返し行うと、パネル4が適当な間隔を有して並列されて、建物躯体1の必要な範囲を必要な採光が行なわれて、過度の日射や風雨及び視線は遮ぎるようにする連結仕様の建物用庇A1が設置される。
なお、この実施例は、両側一対の取付部材2、2の間に取り付ける中間の取付部材2の数を増すと、これに応じて上記取付部材2に支持される中間ブラケット3´の数が増して、増加した各中間ブラケット3´、3´の間に、それぞれパネル4を取り付ければ、連続するパネルの組数が増して、希望する長さの連結仕様の建物用庇A1を設置することができる。
この実施例3は、請求項3に係る建物用庇の取付構造を示すものであって、図10において符号A2は、この構造で取り付けられた出隅コーナーの建物用庇を示す。この建物用庇A2は、建物躯体1へ取付部材2を取り付け、この取付部材2にブラケット3を支持させて、該ブラケット3に個別にパネル4を取り付けることで採光性を備えさせた建物用庇Aを構成する基本の構成は実施例1と同じである。さらに、両側一対のブラケット3、3の間に、パネル4を取り付ける横片3bを両側に有する平面用の中間ブラケット3´を配置し、該中間ブラケット3´にパネル4を取り付け、建物躯体1の長手面へ連結仕様の建物用庇A1の構成は実施例2と同じである。しかし、上記実施例1及び実施例2では総ての中間ブラケット3´が、建物躯体1の同一面へ平行するように取り付けられて、等しい間隔を保持しているのに対し、この実施例3は、中間ブラケット3´が、建物躯体1の出隅コーナー(イ)へ取り付けられるから、その両側で建物躯体1の一面1aと、他面1bへ取り付けられる中間ブラケット3´との間隔が、先開きに変化する点で実施例1及び実施例2とは相違するので、これら構造が異なる部材のみに付いて以下に説明する。
上記の通り中間ブラケット3´を建物躯体1の出隅コーナー(イ)へ取り付ける取付部材2は、建物躯体1へ取付ける基板2aと、中間ブラケット3´を支持させる脇板2bが図11及び図12に示す通り鈍角でくの字形をなすように形成されて、この取付部材2の一対を合せると、両方の脇板2b、2b、が図11に示す通り出隅コーナー(イ)に適合する角度で取り付けられ、基板2aへの孔5の開け方と、脇板2bへの孔6の開け方は上記実施例と変わらない。
上記中間ブラケット3´の出隅コーナー(イ)に取り付けられるものは、図11に示す通り建物躯体1の一面1aへ取り付けられた中間のブラケット3´の先端を結ぶ直線L1と、建物躯体1の他面1bに取り付けられた中間のブラケット3´の先端を結ぶ直線L2の交点は、先端が剣先形をなしている。
上記の通り出隅コーナー(イ)へ取り付けられる中間のブラケット3´と、その両側で建物躯体1の一面1aと他面1bへ取付けられる中間のブラケット3´、3´との間隔は、図11に示す通り先開きに変化するものであるから、この部分に使用されるパネル4は、上記間隔の変化に合せて、図10に示す通り建物躯体1に近いものは短くて、遠いものほど長くなるように長さを形成されている。
この実施例3で建物用庇A2を建物躯体1へ取り付けるには、建物躯体1の出隅コーナー(イ)へ図11に示す通り、一対の取付部材2、2を取り付けて、この取付部材2の脇板2b、2bの間へ中間ブラケット3´の縦片3aを挟ませ、ボルトとナット(図面省略)で結合することで、中間ブラケット3´を出隅コーナー(イ)へ取り付ける。そして、建物躯体1の一面1aと他面1bには、それぞれ図11に示す通り、取付部材2、2で中間ブラケット3´、3´を取り付ければ、これら中間ブラケット3´、3´と出隅コーナー(イ)に取り付けられた中間ブラケット3´との間には、図11に示す通り建物躯体1側が狭くて、軒先側は次第に広くなる先開きの間隔が生じる。
次に、上記した間隔の先開きに合せて長さを形成したパネル4を、例えば、奥側の短いものから先側の長いものへと、順次に取付金具で対をなす中間ブラケット3´、3´の横片3b、3bへ取り付けて、最後に先端用のパネル4を取付ければ、図10に示す通り建物躯体1の出隅コーナー(イ)に出隅コーナーの建物用庇A2が設置されて、この出隅コーナーの建物用庇A2は、建物躯体1の一面1aに設置された連結仕様の建物用庇A1と
、他面1bに設置された連結仕様の建物用庇A1を連結して、従来は出隅コーナー(イ)の部分で途切れていた2面の建物用庇A1、A1を一連のものとする。
この実施例4は、請求項3に係る建物用庇の取付構造を示すものであって、図13において符号A3は、この構造で取り付けられた入隅コーナーの建物用庇を示す。この建物用庇A3は、建物躯体1へ取付部材2を取り付け、この取付部材2にブラケット3を支持させて、該ブラケット3に個別にパネル4を取り付けることで採光性を備えさせた建物用庇Aを構成する基本の構成は実施例1と同じである。さらに、両側一対のブラケット3、3の間に、パネル4を取り付ける横片3bを両側に有する中間ブラケット3´を配置し、該中間ブラケット3´にパネル4を取り付け、建物躯体1の長手面へ連結仕様の建物用庇A1の構成は実施例2と同じである。しかし、上記実施例1及び実施例2では総ての中間ブラケット3´が、建物躯体1の同一面へ平行するように取り付けられて、等しい間隔を保持しているのに対し、この実施例4は、中間ブラケット3´が、建物躯体1の入隅コーナー(ロ)へ取り付けられるから、その両側で建物躯体1の一面1aと、他面1bとに取り付けられる中間ブラケット3´、3´との間隔が、先窄まりに変化する点で実施例1及び実施例2とは相違する。このため、中間ブラケット3´を入隅コーナー(ロ)へ取り付ける取付部材2と、先狭まりに変化する間隔へ取付けられるパネル4の構造が実施例1及び実施例2とは相違するので、これら構造が異なる部材のみについて以下に説明する。
上記の通り中間ブラケット3´を建物躯体1の入隅コーナー(ロ)へ取り付ける取付部材2は、建物躯体1へ取付ける基板2aと、中間ブラケット3´を支持させる脇板2bが図14及び図15に示す通り鋭角でしの字形をなすように形成されて、この取付部材2の一対を合せると、両方の脇板2b、2bが図14に示す通り、入隅コーナー(ロ)に適合する角度で取り付けられ、基板2aへの孔5の開け方と、脇板2bへの孔6の開け方は上記実施例と変わらない。
上記中間ブラケット3´の入隅コーナー(ロ)に取り付けられるものは、図14に示す通り建物躯体1の一面1aへ取り付けられた中間のブラケット3´の先端を結ぶ直線L3と、建物躯体1の他面1bへ取り付けられた中間のブラケット3´の先端を結ぶ直線L4の交点に先端が達する長さに形成されている。
上記の通り入隅コーナー(ロ)へ取り付けられる中間のブラケット3´と、その両側で建物躯体1の一面1aと他面1bに取付けられる中間のブラケット3´、3´との間隔は、図14に示す通り、先窄まりに変化するものであるから、この部分に使用されるパネル4は、上記間隔の変化に合せて図13に示す通り建物躯体1に近いものは長くて、遠いものほど短くなるように長さを形成されている。
この実施例4で建物用庇A3を建物躯体1へ取り付けるには、建物躯体1の入隅コーナー(ロ)へ図14に示す通り、一対の取付部材22、を取り付けて、これら取付部材22、の脇板2b、2bの間へ中間ブラケット3´の縦片3aを挟ませ、ボルトとナット(図面省略)で結合することで中間ブラケット3´を入隅コーナー(ロ)へ取り付ける。そして、建物躯体1の一面1aと他面1bには、それぞれ図14に示す通り、取付部材2、2で中間ブラケット3´と3´を取り付ければ、これら中間ブラケット3´、3´と入隅コーナー(ロ)に取り付けられた中間ブラケット3´との間に、図14に示す通り建物躯体1側が広くて、軒先側は次第に狭くなる先窄まりの間隔が生ずる。
次に、上記した間隔の先窄まりに合せて長さを形成したパネル4を、例えば奥側の長いものから先側の短いものへと、順次に取付金具で対をなす中間ブラケット3´、3´の横片3b、3bへ取り付けて、最後に先端用のパネル4を取付ければ、図13に示す通り建物躯体1の入隅コーナー(ロ)には入隅コーナーの建物用庇A3が設置されて、この入隅コーナーの建物用庇A3は、建物躯体1の一面1aに設置された連結仕様の建物用A1と、他面1bに設置された連結仕様の建物用庇A1を連結して、従来は入隅コーナー(ロ)の部分で途切れていた2面の建物用庇A1、A1を一連のものとする。
採光性を備える各種の建物用庇を、低コストで手間を掛けずに取り付けることができて、取り付け後のパネルの交換も容易に行える。
A 建物用庇
1 建物躯体
2 取付部材
3 ブラケット
4 パネル
8 孔
10 ボルト

Claims (7)

  1. 建物躯体へ取付部材を取り付け、この取付部材にブラケットを支持させて、該ブラケットに個別にパネルを取り付ける建物用庇の取付構造であって、
    上記取付部材は、上記建物躯体へ取り付ける基板と、上記ブラケットを支持する脇板とでL形をなすように形成された一対を用い、
    上記ブラケットは、上記脇板へ接合する縦片と、上記パネルを取り付ける横片とでL形断面をなすように形成されて、上記横片にはパネルの数と配置間隔に合せて孔を開けられた一対を用い、
    上記パネルは、上部を上記ブラケットの横片に開けられた孔へ取付金具で取り付けた必要数を用いることを特徴とする建物用庇の取付構造。
  2. 建物躯体へ取付部材を取り付け、この取付部材にブラケットを支持させて、該ブラケットに個別にパネルを取り付ける建物用庇の取付構造であって、
    上記取付部材は、上記建物躯体へ取り付ける基板と、上記ブラケットを支持する脇板とでL形をなすように形成された複数個を用い、
    上記ブラケットは、上記脇板へ接合する縦片と、上記パネルを取り付ける横片でL形断面をなすように形成されて、上記横片にはパネルの数と配置間隔に合せて孔を開けられた両側の一対と、上記脇板へ接合する縦片と、上記パネルを取り付ける横片とでT形断面をなすように形成されて、上記横片にはパネルの数と配置間隔に合せて孔を開けられた中間用とを用い、
    上記パネルは、上部を上記ブラケットの横片に開けられた孔へ取付金具で取り付けた必要数を用いることを特徴とする建物用庇の取付構造。
  3. 建物躯体へ取付部材を取り付け、この取付部材にブラケットを支持させて、該ブラケットに個別にパネルを取り付ける建物用庇の取付構造であって、
    上記取付部材は、上記建物躯体へ取り付ける基板と、上記ブラケットを支持する脇板でL形をなすように形成された平面用と、上記建物躯体へ取り付ける基板と、上記ブラケットを支持させる脇板でくの字形をなすように形成されたコーナー用を用い、
    上記ブラケットは、上記脇板へ接合する縦片と、上記パネルを取り付ける横片とでT形断面をなすように形成されて、上記横片にはパネルの数と配置間隔に合せて孔を開けられた複数個を用い、
    上記パネルは、上部を上記ブラケットの横片に開けられた孔へ取付金具で取り付けた必要数をブラケットの間隔変化に長さを合せて用いることを特徴とする建物用庇の取付構造。
  4. 上記ブラケットは、縦片の基部で取付部材の脇板へ取り付けられて、横片には建物躯体へ近い位置までパネルを取り付ける孔を開けられていることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載の建物用庇の取付構造。
  5. 上記パネルは、その断面形状を矩形、丸形、台形、三角形等、複数種を用意し、これらのパネルを選択使用するものであることを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかに記載の建物用庇の取付構造。
  6. 上記パネルは、上記ブラケットの横片へ接する上部に長手方向の蟻溝を設けられ、この蟻溝に取付金具を移動自在に支持させてあることを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれかに記載の建物用庇の取付構造。
  7. 上記パネルは、上部よりも下部の方が軒先側に位置するように傾斜して、上記ブラケットの横片へ取り付けられていることを特徴とする請求項1〜請求項6のいずれかに記載の建物用庇の取付構造。
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