JP2015067340A - 物流容器 - Google Patents

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【課題】容器側壁等の強度の保持と軽量化の両立を図ることができ、側壁中央部でも所定の強度を保有できる発泡樹脂製の物流容器を提供する。【解決手段】上方に開口する容器本体10と、容器本体10の開口端部10aに対し嵌着自在な蓋体30とからなる発泡樹脂製の物流容器として、容器本体10の四方の側壁12のコーナー部近傍を除く中央部領域14の内面に、開口端部10aから下方に延びる上下方向の凹条15を容器周方向に所定の間隔で形成し、凹条15と凸条16とによる波形状の部分を形成し、この波形状の部分の凹条15を、側壁中央部で短く、側壁中央部から側端部に向かって漸次長く形成する。【選択図】図1

Description

本発明は、冷凍食品や食材その他の保冷を要する商品の輸送、保管等の物流に使用される保冷容器として好適な発泡樹脂製の物流容器に関するものである。
従来より、鮮魚、精肉、青果物等の農水産物、及び冷凍食品や食材等の保冷を要する商品の輸送、保管等の保冷容器として、上方に開口した平面矩形の容器本体と、その開口端部に嵌着される蓋体とからなる発泡スチロール等の発泡樹脂製の容器が使用されている。
昨今、発ぽうスチロール等の発泡樹脂原料の高騰、及び保冷車の発達などの物流環境の向上により、発泡樹脂の使用量を減らした高倍発泡の容器、壁厚が薄肉の容器が用いられることが増えてきている。しかし、使用する発泡樹脂量を減らした薄肉の容器は、強度が低下することになる。
例えば、係る容器に内容物を収納した状態での輸送、保管等の取り扱い作業、特に蓋をしない状態での取り得使い作業おいて側壁を引っ張ることがあると、側壁上端部において割れが生じることがある。このような場合、以後物流容器として使用できず、最悪の場合、内容物まで廃棄せざるを得ないことになる。
このような観点から、発泡樹脂製の物流容器としては、使用する発泡樹脂量の減量化と共に、所定の側壁強度を保持することも求められている。
このような問題を解決するものとして、側壁の中央部領域(幅方向の中央部領域)の内面を、上下方向の凹条と該凹条間の凸条による波形状に形成し、発泡樹脂の使用量を減少しつつ、側壁強度を確保することを提案している(特許文献1)。この提案の場合、前記波形状における各凹条が全て側壁上端から側壁下端まで達する長さになっている。
側壁のコーナー部に近い側壁側端部では、コーナー部及びその近傍領域によって比較的強くて必要な強度を保有できるが、側壁中央部では側壁内外方向の引っ張りに対して、撓み変形が大きくなり、割れも生じ易くなる。そのため、前記波形状における凹条が全て同じ長さであると、特に撓み変形が大きくなる側壁中央部では側壁強度を十分に保持できないことになる。
特開2011−73689号公報
本発明は、上記の問題を解消するためになしたものであり、容器側壁等の強度の保持と軽量化の両立を図ることができる容器、特に撓み変形が大きくなる側壁中央部でも所定の強度を保有できる発泡樹脂製の物流容器を提供するものである。
上記の課題を解決する本発明は、上方に開口する容器本体と、該容器本体の開口端部に対し嵌着自在な蓋体とからなる発泡樹脂製の物流容器であって、容器本体の四方の側壁のコーナー部近傍を除く中央部領域の内面は、開口端部から下方に延びる上下方向の凹条が、容器周方向に所定の間隔で形成されることにより、該凹条と各凹条間の凸条とによる波形状をなし、この波形状の部分の凹条が、側壁中央部で短く、該側壁中央部から側端部に向かって漸次長く形成されてなることを特徴とする。
本発明の物流容器は、容器本体の側壁における中央部領域の内面に、上下方向の凹条と凸条とによる波形状の部分を有することで、使用する発泡樹脂量を減らし、側壁の薄肉化、容器の軽量化を図ることができる。しかも、上下方向の凸条が段積み時の圧縮荷重や曲げ荷重に対して補強リブ的な作用を果たし必要な側壁強度を保有できる。
特に本発明の場合、前記波形状の部分における凹条が、側壁中凹部で短く、該側壁中央部から側端部に向かって漸次長く形成されているので、側壁に内外方向の引っ張り力が作用した場合に最も撓み変形が大きくなる側壁中央部において、波形状の部分の下方に残存している本来の肉厚の壁面部分が最も高くなっていることで、側壁中央部においても充分な側壁強度を保有でき、過度の撓み変形を抑制でき、割れ等が生じ難くなり、耐久性を高めることができる。
前記の物流容器において、波形状の部分における凹条は、各凹条の下端を結ぶ線が側壁中央部で高く、かつ該中央部から側端部に向かって漸次低くなる曲線状をなすように、長さを連続して変化させてなるものとすることができる。これにより、側壁における強度が極端に変化することがなく、側壁内外方向の引っ張り作用で撓み変形した場合の応力集中を抑制できる。
また、前記の物流容器において、波形状の部分における凹条は、側壁中央部から側壁側端部に向かって、1条もしくは複数条ずつ長さを段階的に変化させてなるものとすることもできる。
また、前記の物流容器において、波形状の部分における凹条と凸条が容器周方向に一定ピッチで曲面をなして連続する波形状をなしているものとすることができ、これにより、側壁に対して荷重や引っ張り力が作用したときの応力集中を防ぐことができ、側壁の割れを抑制できる。
また、前記の物流容器において容器本体の底部上面及び/又は下面に、丸みのあるリブ状凸部によりハニカム状に画した平面六角形の多数の凹部が設けられてなるもとすることがてきる。これにより、リブ状凸部により必要な強度を確保しながら底部を薄肉化でき、容器軽量化に寄与できる。しかも、角をとった丸みのあるリブ状凸部のために、内容物の接触を和らげ、野菜等の内容物を傷めることがなく、またリブ状凸部の欠損を防止できることになる。また、発泡成形の際の原料充填がスムーズに行われることで、加工不良率を低減でき、製造コストを低下できる。
上記したように本発明の物流容器によれば、発泡樹脂製の容器として、容器本体の四方の側壁の中央部領域の内面に、上下方向の凹条と凸条とによる波形状の部分を有することで、側壁強度を過度に低下させず、特に撓み変形が大きくなる側壁中央部においても十分な強度を保有でき、所定の側壁強度を保有しながら側壁の薄肉化でき、強度保持と容器軽量化の両立を図ることができる。そのため、物流容器として樹脂材料の節約でき、製造コストを低下できることになる。
本発明の物流容器の実施例を示す容器本体と蓋体の分離した斜視図である。 容器本体の平面図である。 容器本体の底面図である。 蓋体の平面図である。 蓋体の底面図である。 容器本体と蓋体の半部縦断正面図である。 容器本体に蓋体を被着した状態の下方からみた斜視図である。 同上の一部の縦断面図である 同上の係合部分の一部の拡大断面図である。
次に本発明の実施の形態を図面に示す実施例に基づいて説明する。
この実施例の容器は、発泡ポリスチレン等の発泡樹脂を素材として成形された物流容器であって、上方に開口する平面矩形の容器本体10と、該容器本体10に対し被着自在な蓋体30とよりなる。
容器本体10は、底部11と四方の各側壁12とよりなり、各側壁上端部の開口端部10aに対して、後述のよう蓋体30が嵌合被着されるように設けられる。この容器本体10の前記コーナー部13とその近傍の側壁側端部分を除く各側壁12の中央部領域14の内面は、本来の側壁内面に対して凹形をなして開口端部10aから下方に延びる上下方向の凹条15が、容器周方向に所定の間隔で形成されることにより、該凹条15と、各凹条15,15間に残余させた凸条16とによる波形状をなし、この波形状の部分14における凹条15(及び凸条16)が、側壁中央部(幅方向中央部)で短く、該側壁中央部からコーナー部に近い側壁側端部に向かって漸次長く形成されている。すなわち、前記波形状の部分14aの下方に、本来の肉厚を保有する壁面部分14bが残余させるように前記凹条15が形成されており、該壁面部分14bの容器底部からの高さが側壁中央部で側端部よりも高くなっている。
前記波形状の部分14aにおける凹条15は、側壁中央部から側端部に向かって、1条もしくは複数条(好ましくは2〜5条)ずつ長さを段階的に変化させておくこともできるが、実施上は、図示するように、各凹条15の下端を結ぶ線が側壁中央部で高く、かつ該中央部から側端部に向かって漸次低くなる曲線状、好ましくは図のように側壁側端部傾斜が滑らかな曲線状をなすように、長さを連続して変化させてなるものとするのが、側壁の撓み変形時の応力集中を抑制でき好ましい。
前記凹条15の長さは、側壁中央部を含む側壁強度を考慮して適宜決定でき、図の場合は、側壁中央部では側壁高さの1/3前後、側端部では側壁高さに相当する長さになっている。図中の17は、前記コーナー部13と側壁側端部を含むコーナー近傍領域を示している。
前記凹条15と凸条16とは、断面が角形の凹と凸による波形状をなすものとすることもできるが、図のように容器周方向に一定ピッチPで曲面をなして連続する正弦波形等の波形状に形成されているのが好ましい。
いずれにしても、前記凹条15と凸条16のピッチPは、適宜実施が可能であるが、被包装物の出し入れ等の際に、各凸条16,16間の薄肉になる凹条15の部分に、作業者の指先が嵌り込まない程度の間隔を保有できるように設定するのがよく、例えば、前記凸条16,16間の凹条15の幅が10mm以下となるように前記ピッチPを20mm以下に設定するのが好ましい。また前記凹条15の深さ(すなわち凸条の高さ)は、側壁12の肉厚の1/2を超えないように設定し、例えば10mm以下に設定する。
前記容器本体10の底部11の下面11bには、周縁部における四隅の個所に、前記コーナー近傍領域17以外の下面11bの辺部中央領域18を接地面として残すように段積み用の切欠段部19が形成されている。
前記切欠段部19は、内面が波形状をなす前記側壁12の中央部領域14の幅W1a,W1bが、容器本体10の底部下面11bにおける切欠段部19を除く辺部中央領域18の幅W2a,W2bの範囲内、例えば前記辺部中央領域18の幅W2a,W2bと同じか、もしくは辺部中央領域18の幅W2a,W2bより僅かに小さくなるように形成しておくものとする。このように形成しておくことにより、段積み時にコーナー部13及びその近傍の側壁側端部分を含むコーナー近傍領域17で段積み荷重を受けることができ、辺部中央領域18の底部下面11bが接地面となることと相俟って、側壁12の中央部領域14の波形状の部分に過度に強い段積み荷重が作用するのを回避できることになる。
図示する実施例の場合、前記容器本体10の底部11の上面11aは、図のように全面にわたって、断面が丸みのある形状、例えば断面が半円形もしくは角を丸く面取りした四角形等の所定高さの丸みのあるリブ状凸部20により、ハニカム状に画した平面六角形の多数の凹部21が凹設されることによりハニカム構造をなしており、リブ状凸部20により所定の強度を保持しながら、底部11の凹部21の部分の肉厚を本来の底部よりも薄くし、容器軽量化に寄与できるようになっている。平面六角形の各角部も丸みが付けられている。このようにリブ状凸部20に丸みが付けられていることにより、内容物を収納した場合のリブ状凸部との接触をやわらげ、野菜等の内容物を傷めず、またリブ状凸部20の欠損を防止できる。また、発泡成形の際の原料充填をスムーズに行えることで、不良率を低減でき、製造コストを低下できることにもなる。
また、前記底部11の下面11bについても、周縁部を除く内方部に、前記同様に丸みのある断面形状のリブ状凸部22によりハニカム状に画した平面六角形の凹部23が、上面11aの凹部21と対応して設けられており、これにより底部11の強度を低下させずに薄肉化、軽量化できるようになっている。前記の凹部21又は23は底部11の上下面11a,11bの一方のみに設けておくこともできる。また、底部上面11aについては、他の凹凸を設けておくこともできる。
前記ハニカム構造における凹部21及び/又は23は、被包装物の種類や大きさ等によっても異なるが、通常、凹部21及び/又は23における平行な対向両辺間の差し渡しが70mm以下、好ましくは30〜60mmの範囲に設定され、また前記凹部21及び/又は23の深さは10mm以下、好ましくは5mm前後に設定される。例えば、上面の凹部21の深さは5mm、下面11bの凹部23の深さは3mm程度に設定される。図中の符号24は、被着した蓋体30を開く際の指掛け用の切欠を示している。
また、前記容器本体10の開口端部10aに対する蓋体30の嵌合被着構造として、蓋体30の下面31bにおける周縁部32には、容器本体10の開口端部10aの上端面に対する載接面33を外周部に残してその内側に容器本体10の開口端部10aに対し内側に嵌合する嵌合部34が設けられている。この蓋体30の嵌合部34の嵌合のために、前記容器本体10の各側壁12の中央部領域14の上端部において、前記凹条15と凸条16による波形状の部分が切欠形成されて、該切欠部分に前記嵌合部34が嵌合するようになっている。
前記蓋体30の上面31aにおける四隅のコーナー部には、段積みの際に前記容器本体10の底部下面11bの切欠段部19と嵌合する平面L字形の段積み用の嵌合凸起35が設けられており、これにより、位置ずれを生じさせることなく段積みできようになっている。
前記蓋体30は、嵌合部34が容器本体10の開口端部10aの内側に嵌合するように設けらているだけでもよいが、図示する実施例の場合、容器本体10の開口端部10aにおけるコーナー近傍領域17の部分の上面と、これに対応する蓋体30の下面周縁部32におけるコーナー部の個所に、互いに弾力的に嵌合し係合する係合凸部26と係合凹部36が設けられている。前記係合凸部26と係合凹部36とは、該係合凸部26を基部より突出端側で拡大した幅を持つ断面キノコ状、これに対応する係合凹部36を内方ほど広幅のアリ溝状に形成して、発泡樹脂の弾力性を利用して弾力的に嵌合することで、容易に抜脱しないように形成しておくのが望ましい。図中の符号37は、蓋体30を補強する凸部であり、特に、下面中央部の円環状の部分からコーナー部にまで斜めに延びており、蓋体30のコーナー部に指を掛けて開蓋操作の際の曲がり変形や割れを防止できるように設けられている。
なお、図示する実施例の場合、容器本体10に対する嵌合被着構造として、容器本体10の開口端部10aの内側に、蓋体30の下面周縁部32における嵌合部34が内嵌合する例を示したが、このほか、互いに嵌合する凸条縁と凹条溝による嵌合構造、あるいは開口端部に対し外嵌合する形態の嵌合構造等、種々の嵌合形態による実施が可能である。
前記容器本体10及び蓋体30の構成材である発泡樹脂としては、スチレン改質ポリオレフィン系樹脂、ポリスチレン、ハイインパクトポリスチレン、スチレン−エチレン共重合体、スチレン−無水マレイン酸共重合体、スチレン−アクリロニトリル共重合体等のポリスチレン系樹脂、ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン−酢酸ビニル共重合体等のポリオレフィン系樹脂、ポリエチレンテレフタレート等のポリエステル系樹脂等の各種合成樹脂の発泡体を用いることができる。中でも、スチレン改質ポリオレフィン系樹脂のビーズ発泡体による成形体が好適に用いられる。スチレン改質ポリオレフィン系樹脂は、ポリオレフィン系樹脂粒子にスチレン系単量体を含浸重合させて得られるものであり、スチレン改質ポリオレフィン系樹脂の中でも、スチレン改質ポリエチレン樹脂が好ましく、例えば、スチレン成分の割合は40〜90重量%、好ましくは50〜85重量%、さらに好ましくは55〜75重量%のものが用いられる。また、前記発泡体の発泡倍率は10〜70倍が好ましい。
スチレン改質ポリオレフィン系樹脂のビーズ発泡体の成形品は、同じ発泡倍率のポリプロピレン系樹脂ビーズの成形品に比べて強度があり、また、深さが500mmを越える容器を成形した場合の収縮率が低く寸法精度もよい。さらに、スチレン系樹脂ビーズの発泡成形品に比べて擦れによる粉が出難い長所もある。
上記した実施例の物流容器の使用状態について説明する。この物流容器は、例えば冷凍エビ等の冷凍の食材や加工済みの冷凍食品その他の農産物、水産物等の各種商品の出荷、輸送等に使用するものであり、被包装物を容器本体10内に収納した状態で、蓋体30を容器本体の開口端部に嵌合し被着する。この容器を段積みする場合、下段容器の蓋体30の上面のコーナー部に有する嵌合突起35に、上段容器の容器本体10の底部11の下面11bのコーナー部に有する切欠段部19を嵌合して位置決めして段積みする。
この段積み状態において、段積み荷重の大部分をコーナー部13とその近傍の側壁側端部分を含むコーナー近傍領域17で受けることになって、内面が波形状をなす側壁12の中央部領域14にそれほど大きな段積み荷重や強い力が作用することがない。
しかも、容器本体10の側壁12のコーナー部近傍を除く中央部領域14の内面に、上下方向の凹条15と凸条16とによる波形状の部分14aを有することで、使用する発泡樹脂量を減らし、側壁の薄肉化、容器の軽量化を図ることができる。しかも、上下方向の凸条16が段積み時の圧縮荷重や曲げ荷重に対して補強リブ的な作用を果たし必要な側壁強度を保有できる。
特に、前記波形状の部分14aにおける凹条15が、側壁中凹部で短く、該側壁中央部から側端部に向かって漸次長く形成されているので、側壁12に内外方向の引っ張り力が作用した場合に最も撓み変形が大きくなる側壁中央部において、波形状の部分の下方に残存している本来の肉厚の壁面部分14bが最も高くなっていることで、側壁中央部においても充分な側壁強度を保有でき、過度の撓み変形を抑制でき、割れ等が生じ難くなり、耐久性を高めることができる。
このように、容器本体10の側壁12において所定の強度を保有できる構造を採用したことにより、側壁強度を低下させずに側壁を薄肉化し容器を軽量化でき、ひいては樹脂材料の減量化、製造コストの低減を図ることができる。
10…容器本体、10a…開口端部、11…底部、11a…上面、11b…下面、12…四方の側壁、13…コーナー部、14…中央部領域、14a…波形状の部分、14b…本来の肉厚の壁面部分、15…凹条、16…凸条、17…コーナー近傍領域、18…底面における辺部中央領域、19…切欠段部、20,22…リブ状凸部、21,23…凹部、24…指掛け用の切欠、26…係合凸部、30…蓋体、31a…上面、31b…下面、32…周縁部、33…載接面、34…嵌合部、35…嵌合突起、36…係合凹部、37…補強用凸部、P…ピッチ、W1a,W1b…側壁の中央部領域の幅、W2a,W2b…底面の辺部中央領域の幅。

Claims (5)

  1. 上方に開口する容器本体と、該容器本体の開口端部に対し嵌着自在な蓋体とからなる発泡樹脂製の物流容器であって、
    容器本体の四方の側壁のコーナー部近傍を除く中央部領域の内面は、開口端部から下方に延びる上下方向の凹条が、容器周方向に所定の間隔で形成されることにより、該凹条と各凹条間の凸条とによる波形状をなし、この波形状の部分の凹条が、側壁中央部で短く、該側壁中央部から側端部に向かって漸次長く形成されてなることを特徴とする物流容器。
  2. 波形状の部分における凹条は、各凹条の下端を結ぶ線が側壁中央部で高く、該中央部から側端部に向かって漸次低くなる曲線状をなすように、長さを連続して変化させてなる請求項1に記載の物流容器。
  3. 波形状の部分における凹条は、側壁中央部から側端部に向かって、1条もしくは複数条ずつ長さが段階的に変化している請求項1に記載の物流容器。
  4. 波形状の部分における凹条と凸条が容器周方向に一定ピッチで曲面をなして連続する波形状をなしている請求項1〜3のいずれか1項に記載の物流容器。
  5. 容器本体の底部上面及び/又は下面に、丸みのあるリブ状凸部によりハニカム状に画した平面六角形の多数の凹部が設けられてなる請求項1〜4のいずれか1項に記載の物流容器。
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