JP2020121741A - 保冷ボックス - Google Patents

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Abstract

【課題】保冷性を向上させる。【解決手段】本開示の保冷ボックス10では、ボックス本体11の側壁13,14の内面に、波形状をなした波形内面20,21が形成されている。波形内面20,21の波形状は、縦に稜線を有し、山と谷が水平方向で交互に並んでいる。側壁13,14の内面に保冷ブロック80を宛がうと、保冷ブロック80が側壁13,14の内面に部分的に当接し、保冷ブロック80と側壁13,14の内面との間に隙間が生じ、冷気が通りやすくなり保冷性が向上する。【選択図】図12

Description

本開示は、偏平直方体状の保冷ブロックを入れて使用される保冷ボックスに関する。
従来、この種の保冷ボックスとして、内側面に保冷ブロックを立てかけて使用されるものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2000−346514号公報(図4等)
この種の保冷ボックスにおいては、保冷性の向上が求められている。
上記目的を達成するためになされた請求項1の発明は、偏平直方体状の保冷ブロックが内側面に立てかけられる保冷ボックスであって、前記内側面には、前記保冷ブロックに部分的に当接する複数の当接部が設けられている保冷ボックスである。
請求項2の発明は、前記内側面は、縦に稜線を有する波形状をなし、前記波形状の山部分が前記当接部をなしている請求項1に記載の保冷ボックスである。
請求項3の発明は、前記保冷ブロックには、前記保冷ブロック同士を段積みしたときに凹凸係合して横ずれを規制するずれ止め突部が設けられ、前記ずれ止め突部は、前記内側面における前記波形状の谷部分に受容される請求項2に記載の保冷ボックスである。
請求項4の発明は、前記保冷ブロックを底面から浮かせた状態に支持可能な保冷ブロック支持部を備える請求項1乃至3の何れか1の請求項に記載の保冷ボックスである。
請求項5の発明は、前記保冷ブロックを上方からスライド係合させることが可能な縦溝が形成されている請求項1乃至4の何れか1の請求項に記載の保冷ボックスである。
請求項1の保冷ボックスでは、内側面に保冷ブロックが部分的に当接するので、内側面と保冷ブロックとの間のうち、保冷ブロックが当接していないところに隙間が生じ、冷気が通りやすくなり保冷性が向上する。
請求項2の保冷ボックスでは、内側面が波形状になっているので保冷ブロックが、内側面に面当接ではなく線当接しやすくなり、保冷ブロックと内側面との間に隙間が万遍なく生じる。これにより、冷却ムラが減少するので、保冷性が向上する。
請求項3の保冷ボックスでは、保冷ブロックのずれ止め突部が、前記内側面における前記波形状の谷部分に受容されるので、ずれ止め突部により保冷ボックスが破損したり、保冷ブロックの内側の空間が狭くなることが抑制される。
請求項4の保冷ボックスでは、保冷ブロックと底面との間に空間が生じるので、冷気の通りがさらによくなる。
請求項5の保冷ボックスでは、保冷ブロックが縦溝にスライド係合されるので、保冷ブロックを入れてから内容物を収容するときに、保冷ブロックが内側に倒れることが防がれ、収容作業が容易になる。
実施形態に係る保冷ボックスの斜視図 ボックス本体の斜視図 保冷ブロックが収容されている状態の保冷ボックスの断面図 ボックス本体の平面図 保冷ボックスの環状突部周辺の拡大断面図 ボックス本体の断面図 ボックス本体のスライド溝周辺の拡大平面図 保冷ブロックの斜視図 保冷ブロックが段積みされている状態の斜視図 保冷ブロックが収容されている状態のボックス本体の斜視図 保冷ブロックが収容されている状態のボックス本体の平面図 保冷ブロックが収容されている状態のボックス本体の平断面図 保冷ブロックが収容されている状態のボックス本体の拡大断面図 保冷ブロックが収容されている状態の保冷ボックスの断面図 保冷ブロックと内容物が収容されている状態の保冷ボックスの断面図 保冷ブロックと内容物が収容されている状態の保冷ボックスの断面図 保冷ブロックが収容されている状態の保冷ボックスの断面図
以下、図1から図17に基づいて実施形態の保冷ボックス10について説明する。図1に示される保冷ボックス10は、ボックス本体11と、ボックス本体11の上面開口11Aを閉塞する蓋体30からなり、保冷ブロック80と内容物90(例えば、冷凍弁当、箱入り冷凍食材等)とを収容して使用される。ボックス本体11と蓋体30とは、共にビーズ発泡成形品であり、例えば、発泡ポリプロピレンからなる。
図2に示すように、ボックス本体11は、長方形の底壁12の1対の長辺部から1対の長辺側壁13、1対の短辺部から1対の短辺側壁14が起立した構造をなしている。以降、長辺側壁13と短辺側壁14とを区別なく記載するときは、「側壁13,14」等とする。
ボックス本体11の上端部には、側壁13,14の上端面のうち内外方向の中間部が段付き状に高くなった環状突部11Kが形成されている。図3に示すように、側壁13,14の上端面のうち環状突部11Kよりも内側の内側上面11Tは、外側の外側上面11Sよりも下方に位置している。また、図4に示すように、環状突部11Kは、短辺側壁14に配されている部分が長辺側壁13に配されている部分よりも幅狭になっていて、これに伴い、内側上面11Tは、短辺側壁14に配されている部分が長辺側壁13に配されている部分よりも幅広になっている。
各側壁13,14の内面のうち内側上面11Tより上方の上部内面13A,14Aには、両端部に、横方向に延びた本体側突条15が形成されている。また、各側壁13,14の外面には、それらの横方向の中央における下端部を陥没させて手差部13H,14Hが形成されている。さらに、短辺側壁14の外面には、横方向の中央における上端部を陥没させて蓋用手差部14Gが形成されている。
図3に示すように、底壁12の下面には、その外縁部を除く全体から下方へ膨出した嵌合突部12Aが形成されている。そして、ボックス本体11同士を段積状態にすると、上段側のボックス本体11の嵌合突部12Aが下段側のボックス本体11の環状突部11K内に嵌合して、ボックス本体11同士の横ずれが防がれる。
図6に示すように、1対の長辺側壁13の両端部には、内側に開口し、かつ、上下方向に延び、保冷ブロック80をスライド係合させるためのスライド溝16(特許請求の範囲の「縦溝」に相当する)が形成されている。スライド溝16は、環状突部11Kの上面から、底壁12寄り位置まで延び、底壁12に段付き状に連絡している。換言すれば、底壁12からスライド溝16内に段付き状に隆起した隆起部があり、この隆起部は、保冷ブロック80と当接可能な保冷ブロック支持部17となっている。なお、保冷ブロック支持部17の上面は水平に延び、保冷ブロック支持部17の側面は、長辺側壁13の外面と平行に延びている。
ここで、図2に示すように、本開示の保冷ボックス10においては、ボックス本体11の側壁13,14の内面のうち内側上面11Tより下方に、波形状をなした波形内面20,21(これらを区別する際は、「長辺側波形内面20」、「短辺側波形内面21」という)が形成されている。波形内面20,21の波形状は、縦に稜線を有し、山と谷が水平方向で交互に並んでいる。また、図4に示すように、短辺側波形内面21は、短辺側壁14の内面の横方向の全体に亘って配され、山から始まる波が4つ連なった形状をなし、長辺側波形内面20は、長辺側壁13の内面における1対のスライド溝16の間に配され、山から始まる波が4つ連なり、その両端が僅かに直線状に延びた形状をなしている。これら波形状の振幅は、波長の2〜10%程になっている。なお、図6及び図7に示すように、長辺側波形内面20の谷は上部内面13Aと面一になっている。
図1に示すように、蓋体30は、ボックス本体11に対応した長方形の板状をなしている。図3に示すように、蓋体30の下面における外縁寄り位置には、外縁に沿って延びた環状溝31が形成されている。この環状溝31は、ボックス本体11の環状突部11Kと対応しており、蓋体30をボックス本体11に組み付けると、蓋体30の環状溝31にボックス本体11の環状突部11Kが嵌合する。また、蓋体30の下面のうち環状溝31より内側部分は環状溝31より外側部分よりも下方へ膨出していて、それぞれ、ボックス本体11の内側上面11T及び外側上面11Sと当接し、保冷ボックス10の密閉性が高められる。なお、蓋体30の下面のうち環状溝31の内側部分には、僅かに陥没した長方形状の凹部32が形成されている。
図5に示すように、環状溝31における内側の内側面には、両端部に、横方向に延びた蓋側突条33が形成されている。これら蓋側突条33は、蓋体30をボックス本体11に組み付けるときに、本体側突条15を乗り越えて本体側突条15に下方から係合し、蓋体30が意図せず外れることを防止する。
図1に示すように、蓋体30の上面には、外縁に沿って延びた1対の上面突部34が形成されている。各上面突部34は、蓋体30の短辺に沿って延びた第1辺部34Aと、第1辺部34Aの両端から長手方向の中央部に向けて延びた第2辺部34Bと、を有するコの字状をなしている。そして、保冷ボックス10同士を段積状態にすると、上段側の保冷ボックス10のボックス本体11の嵌合突部12Aが下段側の保冷ボックス10の蓋体30の1対の上面突部34内に嵌合して、保冷ボックス10同士の横ずれが防がれる。なお、蓋体30の上面の中央には、下面の凹部32よりも平面形状が小さい凹部35が形成されている。また、1対の上面突部34が間をあけて配されているので、蓋体30を洗浄したときに、1対の上面突部34の間から水が排出され、上面に水が溜まることが防がれる。
上述したように、保冷ボックス10には、保冷ブロック80が収容される。図8に示される保冷ブロック80は、偏平直方体状のブロック本体81に蓄冷剤が充填されてなる。ブロック本体81は、長方形状をなし、対向する1対の主壁82と、1対の主壁82の外縁同士を連絡する側壁83と、を有している。ブロック本体81には、表面積を大きくするために、各主壁82に、短手方向に延びた溝84が3本ずつ形成されている。これに伴い、側壁83のうち長辺側側壁83Aは、溝84に対応する部分の幅が狭くなっている。なお、側壁83のうち一の短辺側側壁83Bには、蓄冷剤の注入口(図示せず)が形成され、この注入口は、キャップ88により閉塞されている。一方の短辺側側壁83Bのうち注入口が設けられている部分は陥没していて、キャップ88がブロック本体81全体から突出しないようになっている。
ブロック本体81の1対の主壁82には、それぞれの4隅に、突部85A,85B(特許請求の範囲の「ずれ止め突部」に相当する)が形成されている。同図に示すように、突部85A,85Bには、円形の第1突部85Aと、馬蹄状の第2突部85Bと、があり、第2突部85Bは、内側に第1突部85Aを受容可能な大きさになっている。これら第1及び第2の突部85A,85Bは、互いに点対称に配置されている。つまり、第1突部85A同士及び第2突部85B同士は、斜めに配され、長手方向、短手方向、上下方向の全てで、第1突部85Aと第2突部85Bとが隣り合うように配されている。なお、第2突部85Bは、開口が中央を向くように配されている。
図9に示すように、保冷ブロック80同士が段積みされると、上側の保冷ブロック80の下面の第1突部85Aが下側の保冷ブロック80の上面の第2突部85Bに受容されると共に、下側の保冷ブロック80の上面の第1突部85Aが上側の保冷ブロック80の下面の第2突部85Bに受容され、保冷ブロック80同士の横ずれが防がれる。
図10及び図11に示すように、短辺側壁14に宛がわれる保冷ブロック80は、短手方向で対向するスライド溝16間に収容される。スライド溝16に収容された保冷ブロック80は、保冷ブロック支持部17(図3参照)によって、底面(底壁12の上面)から浮いた状態に保持される。長辺側壁13に宛がわれる保冷ブロック80は、短辺側壁14に宛がわれる保冷ブロック80の間にそれぞれ配され、底面(底壁12の上面)に当接する。図12及び図13に示すように、長辺側壁13に宛がわれる保冷ブロック80は、ボックス本体11の波形内面20の山部分に部分的に線接触していて、保冷ブロック80と波形内面20との間に、隙間が万遍なく生じている(波形内面20のうち保冷ブロック80が当接する部分が特許請求の範囲の「当接部」に相当する)。短辺側壁14に宛がわれる保冷ブロック80は、スライド溝16の内側面に当接し、保冷ブロック80と波形内面21との間に、隙間が生じている。また、保冷ブロック80の突部85A,85Bは、波形内面20,21の谷部分に受容されている。
本実施形態の保冷ボックス10の構成に関する説明は以上である。次に、この保冷ボックス10の作用効果について説明する。保冷ボックス10は、以下のように保冷ブロック80と内容物90とを収容して使用される。即ち、まず、短手方向で対向するスライド溝16間に保冷ブロック80を上方からスライド係合させて収容する(図14参照)。次に、内容物90を底壁12上に載置する(図15参照)。そして、内容物90と長辺側壁13との間に、それぞれ保冷ブロック80を差し込むように挿入する(図16参照)。これにより、内容物90が四面を保冷ブロック80で囲われて冷却される。
保冷ブロック80及び内容物90を取り出すときは、まず内容物90を取り出すと(図17参照)、長辺側壁13に立てかけられた保冷ブロック80が内側に倒せるようになるので、保冷ブロック80を内側に倒して取り出す。そして、スライド溝16に収容された保冷ブロック80を、底面との間の隙間に手を入れて上方に押し上げることで取り出す。
ここで、本実施形態では、側壁13,14の内面が波形状になっていて、保冷ブロック80が部分的に当接するので、保冷ブロック80と側壁13,14の内面との間に隙間が生じ、冷気が通りやすくなり保冷性が向上する。また、側壁13,14の内面が波形状になっていることで、保冷ブロック80が面当接ではなく線当接しやすくなり、保冷ブロック80と側壁13,14の内面との間に隙間が万遍なく生じるので、冷却ムラが減少し、保冷性が向上する。さらに、スライド溝16に収容された保冷ブロック80が保冷ブロック支持部17により底面から浮いた状態に支持されるので、保冷ブロック80と底面との間に空間が生じ、冷気の通りがさらによくなる。
また、側壁13,14の板厚が小さすぎても保冷ボックス10の保冷性が低下するところ、本開示の保冷ボックス10では、側壁13,14の内面を波形状とすることで、隙間を生じさせつつ、側壁13,14の板厚を確保しているので、保冷性の低下を防ぐことができる。
また、保冷ブロック80の突部85A,85Bが、波形内面20,21の谷部分に受容されるので、突部85A,85Bが側壁13,14の内面に押し込まれてボックス本体11が破損することが防がれる。さらに、突部85A,85Bの高さ分保冷ブロック80が内側に寄ることが防がれるので、保冷ブロック80の内側の空間が小さくなることが防がれる。特に内容物90として箱状のものが収容される際に、内部空間が一部でも箱の寸法より小さくなると、内容物90を収容できなくなるところ、本開示の保冷ボックス10によればそのような事態が防がれる。しかも、波形内面20,21の波形状が縦に稜線を有していて、谷も上下方向に延びているので、突部85A,85Bを受容した状態で保冷ブロック80を抜き差しすることができる。
また、短辺側壁14に宛がわれる保冷ブロック80がスライド溝16にスライド係合されるので、保冷ブロック80を入れてから内容物90を収容するときに、保冷ブロック80が内側に倒れることが防がれ、収容作業が容易になる。なお、最初に内容物90を入れてから保冷ブロック80を4つ入れることも考えられるが、先に保冷ブロック80を2つ入れてから内容物90を入れた方が保冷ボックス10内が冷却された状態で内容物90を入れることができるので好ましい。また、スライド溝16に収容された保冷ブロック80と底面との間に空間があるので、保冷ブロック80を取り出しやすくすることができる。
[他の実施形態]
(1)上記実施形態では、ボックス本体11と蓋体30とがポリプロピレンの発砲材であったが、ポリプロピレン以外の樹脂(例えば、ポリエチレン、ポリスチレン)の発泡材であってもよいし、例えば樹脂の成形品であってもよい。
(2)上記実施形態では、波形内面20,21の波形状が縦に稜線を有していたが、横に稜線を有していてもよい。
(3)上記実施形態では、保冷ブロック80がボックス本体11の側壁13,14の四面に宛がわれていたが、1〜3面であってもよい。
(4)上記実施形態では、波形状がボックス本体11の側壁13,14の内面の4面ともに形成されていたが、これに限られるものではない。
(5)上記実施形態では、短辺側壁14に宛がわれる保冷ブロック801つに対してスライド溝16が2つ設けられていたが1つであってもよい。また、スライド溝16が設けられていなくてもよい。
(6)上記実施形態では、保冷ブロック支持部17がスライド溝16の下方、つまり、横方向の端部に形成されていたが、横方向の中央部に形成されていてもよい、また、保冷ブロック支持部17が設けられていなくてもよい。
(7)上記実施形態では、保冷ボックス10が平面視長方形状であったが、正方形状であってもよい。この際、スライド溝16が、1面に1つずつ配されていてもよい。
10 保冷ボックス
11 ボックス本体
12 底壁
13 長辺側壁
14 短辺側壁
16 スライド溝(縦溝)
17 保冷ブロック支持部
20 長辺側波形内面
21 短辺側波形内面
30 蓋体
80 保冷ブロック
85A 第1突部(ずれ止め突部)
85B 第2突部(ずれ止め突部)
90 内容物

Claims (5)

  1. 偏平直方体状の保冷ブロックが内側面に立てかけられる保冷ボックスであって、
    前記内側面には、前記保冷ブロックに部分的に当接する複数の当接部が設けられている保冷ボックス。
  2. 前記内側面は、縦に稜線を有する波形状をなし、前記波形状の山部分が前記当接部をなしている請求項1に記載の保冷ボックス。
  3. 前記保冷ブロックには、前記保冷ブロック同士を段積みしたときに凹凸係合して横ずれを規制するずれ止め突部が設けられ、
    前記ずれ止め突部は、前記内側面における前記波形状の谷部分に受容される請求項2に記載の保冷ボックス。
  4. 前記保冷ブロックを底面から浮かせた状態に支持可能な保冷ブロック支持部を備える請求項1乃至3の何れか1の請求項に記載の保冷ボックス。
  5. 前記保冷ブロックを上方からスライド係合させることが可能な縦溝が形成されている請求項1乃至4の何れか1の請求項に記載の保冷ボックス。
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