JP2015067282A - 錠剤取出装置及び錠剤取出方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】従来の錠剤取出装置では、錠剤検知センサの消費電力について一切加味しておらず、取出動作を行わないときにも常時電力を供給しており不要な電力消費を招いてしまっている。【解決手段】錠剤シートから錠剤を取り出す取出動作の指示がされた場合に、取出動作の指示が出された取出手段に対応する検知手段に通電するように制御することにより、不要な電力所費を防止しつつも、錠剤の取出を確実に検知することができる錠剤取出装置とすることができる。【選択図】 図25
Description
本発明は、錠剤取出装置及び錠剤取出方法に関する。
錠剤押出し装置付き薬剤分包機は、PTPシートを押し出すことで錠剤の取出動作が行われる。しかし、静電気などの影響やPTPシートに引っかかったりすることにより1度の錠剤取出動作では錠剤が確実に取り出されない場合もある。そのため、錠剤取出動作により確実に錠剤が取り出されたことを確認する技術が求められている。
引用文献1には、錠剤押し出し装置から分包されるまでの経路に錠剤検知センサを設け、PTPシートから錠剤が取り出されたことを確認する技術が開示されている。さらに引用文献1では、錠剤検知センサで錠剤が検知されなかった場合には、錠剤検知センサで錠剤が検知されるまで錠剤の取出動作を行うことが開示されている。
しかし特許文献1に開示される錠剤検知センサ付の錠剤取出装置では、錠剤検知センサの消費電力について一切加味しておらず、取出動作を行わないときにも常時電力を供給しており不要な電力消費を招いてしまっている。
そのため本発明は上記課題を鑑み、不要な電力消費を防止しつつも、錠剤取出を確実に検知できる信頼性の高い錠剤取出装置を提供することを目的としている。
そのため本発明は上記課題を鑑み、不要な電力消費を防止しつつも、錠剤取出を確実に検知できる信頼性の高い錠剤取出装置を提供することを目的としている。
本願発明は、載置台に載置された錠剤シートから錠剤を取り出す複数の錠剤取出手段と、前記複数の錠剤取出手段のそれぞれに、錠剤の取出動作を行うように指示する指示手段と、前記複数の錠剤取出手段のそれぞれに対応して設けられ、対応する前記錠剤取出手段で錠剤が取り出されたことを検知する複数の検知手段と、を有する錠剤取出装置であって、前記指示手段により前記取出動作の指示がされた場合に、当該取出動作の指示が出された前記取出手段に対応する前記検知手段に通電されるように制御する制御手段を有することを特徴とする錠剤取出装置。
このように、錠剤取出動作の指示が出た場合に、検知手段に通電するように制御することにより、不要な電力消費を防止しつつも、錠剤取出を確実に検知することができる信頼性の高い錠剤取出装置を提供することが可能となる。
図1を説明する。図1は、包装装置5と錠剤供給装置10を示す図である。
錠剤供給装置10及び錠剤供給装置から供給された錠剤を包装する包装装置5とで構成されている錠剤供給システムである。
1は錠剤取出ユニットであり、錠剤シートから錠剤を取り出すユニットである。
錠剤供給装置10及び錠剤供給装置から供給された錠剤を包装する包装装置5とで構成されている錠剤供給システムである。
1は錠剤取出ユニットであり、錠剤シートから錠剤を取り出すユニットである。
錠剤供給装置には複数の錠剤取出ユニットが収納されている。錠剤取出ユニットは、幅方向(左右方向)に6つが並べられ、この6つの錠剤取出ユニットからなる組が上下に3段に配置されている。すなわち、錠剤取出ユニットは、左右6列、上下3段に配列されている。
錠剤供給装置は複数の錠剤取出ユニットを備えているが、錠剤取出ユニットの数は1でもよい。
5は包装装置であり、錠剤供給装置の錠剤取出ユニットから供給された錠剤を包装する装置である。
10は錠剤供給装置であり、錠剤取出ユニットにより錠剤シートから錠剤を取り出して供給する。錠剤供給装置は複数の錠剤取出ユニットを備えている。
錠剤供給装置10は、複数の錠剤をそれぞれ錠剤収容部に封入した錠剤シートから錠剤を取り出して供給する。
錠剤供給装置10は、1または複数の錠剤取出しユニットと、錠剤取出しユニットで取り出された錠剤を供給する供給ユニットとを備えている。
104は、LCD操作パネルであり、ユーザによる分包数等の入力や、スタートボタンの押すことにより、分包動作の開始指示を受け付ける部分である。 図2を説明する。図2は、錠剤供給装置を示す図である。
錠剤供給装置を正面側から見た図である。
203は錠剤シートの投入口である。
図3を説明する。図3は、錠剤取出ユニット1の内部構造を示す図である。
錠剤取出ユニットを正面側から見た図である。
錠剤供給装置は複数の錠剤取出ユニットを備えているが、錠剤取出ユニットの数は1でもよい。
5は包装装置であり、錠剤供給装置の錠剤取出ユニットから供給された錠剤を包装する装置である。
10は錠剤供給装置であり、錠剤取出ユニットにより錠剤シートから錠剤を取り出して供給する。錠剤供給装置は複数の錠剤取出ユニットを備えている。
錠剤供給装置10は、複数の錠剤をそれぞれ錠剤収容部に封入した錠剤シートから錠剤を取り出して供給する。
錠剤供給装置10は、1または複数の錠剤取出しユニットと、錠剤取出しユニットで取り出された錠剤を供給する供給ユニットとを備えている。
104は、LCD操作パネルであり、ユーザによる分包数等の入力や、スタートボタンの押すことにより、分包動作の開始指示を受け付ける部分である。 図2を説明する。図2は、錠剤供給装置を示す図である。
錠剤供給装置を正面側から見た図である。
203は錠剤シートの投入口である。
図3を説明する。図3は、錠剤取出ユニット1の内部構造を示す図である。
錠剤取出ユニットを正面側から見た図である。
錠剤取出しユニット10は、錠剤シートを搬送する搬送機構と、搬送機構により搬送された錠剤シートが載置される載置台と、載置台上の錠剤シートの錠剤収容部を押圧して錠剤を取り出す押出し機構とを有している。
51は錠剤シートである。
51は錠剤シートである。
錠剤シートは、錠剤を収容する錠剤収容部を有するシート本体の下面に、アルミニウム等からなる金属箔などを用いた封止シートを設けることによって錠剤を錠剤収容部に密封したものである。錠剤シートは、シート部上に凸状の錠剤収容部が幅方向に間隔をおいて2列に並んだ形態である。各列をなす複数の錠剤収容部は錠剤シートの長さ方向に沿って並んでいる。
なお、錠剤シートとしては、シート部上に錠剤収容部が2列に並んだ形態のものに限らず、錠剤収容部が錠剤シートの長さ方向に1列に並んだ形態や、錠剤収容部が幅方向に間隔をおいて3列以上の複数列に並んだ形態も可能である。
図4を説明する。図4は、錠剤取出ユニットの内部構造(断面)を示す図である。
錠剤シート投入口へシートをセットし、PTPシートを除包位置(錠剤の取出位置)まで搬送を行った際の図である。
図4を説明する。図4は、錠剤取出ユニットの内部構造(断面)を示す図である。
錠剤シート投入口へシートをセットし、PTPシートを除包位置(錠剤の取出位置)まで搬送を行った際の図である。
錠剤取出ユニットは、錠剤シートを搬送する錠剤シート搬送機構(搬送機構)と、錠剤シートが載置される載置台18と、錠剤シートから錠剤を取り出す錠剤取出機構(押出し機構)とを備えている。
39は下部ローラである。
39は下部ローラである。
錠剤シート搬送機構は、錠剤シートを進行方向に向け搬送するものであって、進行方向に互いに間隔をおいて設けられた下部ローラと、進行方向に互いに間隔をおいて設けられた上部ローラとを備えている。
搬送機構39は、錠剤収容部の押圧を継続するまえに載置台上の押圧される位置から所定の距離だけ錠剤シートをさらに搬送し、押出し機構が、錠剤収容部の押圧を継続(リトライ)する。(錠剤供給方法)
下部ローラは駆動源により回転駆動可能であり、シート部の下面に当接して錠剤シートに進行方法への力を加えることができる。
上部ローラは、駆動源により回転駆動可能であり、シート部の上面に当接して錠剤シートに進行方向への力を加えることができる。
上部ローラの幅方向の位置は、2列の錠剤収容部の間に相当する位置であるため、上部ローラは錠剤収容部52に当接することはない。
下部ローラは駆動源により回転駆動可能であり、シート部の下面に当接して錠剤シートに進行方法への力を加えることができる。
上部ローラは、駆動源により回転駆動可能であり、シート部の上面に当接して錠剤シートに進行方向への力を加えることができる。
上部ローラの幅方向の位置は、2列の錠剤収容部の間に相当する位置であるため、上部ローラは錠剤収容部52に当接することはない。
下部ローラと上部ローラはシート部を上下から挟み込んで錠剤シートを進行方向に搬送できる。さらに下部ローラと上部ローラはシート部を上下から挟み込んで錠剤シート51を進行方向とは逆の方向にも搬送できる。
24は導入シュートである。
導出シュート24は、排出口に落とし込まれた錠剤を導くものであって、排出口を含む大きさの上部開口を有し、載置台の下面側に設けられている。
錠剤取出しユニットは、載置台上の錠剤シートの錠剤収容部を押圧する速度を変更させる変更機構をさらに有している。
押出し機構は、より高速に変更された速度で錠剤収容部の押圧を継続(リトライ)する。
押出し機構は、錠剤収容部の中央付近を押圧する内側押圧体83と、中央付近よりも外側の部分を押圧する外側押圧体84とを含んでいる。
内側押圧体と外側押圧体とが独立して動作することで錠剤収容部を押圧して錠剤を取り出す。
押出し機構は、内側押圧体よりも先に外側押圧体により錠剤収容部を押圧させる。
24は導入シュートである。
導出シュート24は、排出口に落とし込まれた錠剤を導くものであって、排出口を含む大きさの上部開口を有し、載置台の下面側に設けられている。
錠剤取出しユニットは、載置台上の錠剤シートの錠剤収容部を押圧する速度を変更させる変更機構をさらに有している。
押出し機構は、より高速に変更された速度で錠剤収容部の押圧を継続(リトライ)する。
押出し機構は、錠剤収容部の中央付近を押圧する内側押圧体83と、中央付近よりも外側の部分を押圧する外側押圧体84とを含んでいる。
内側押圧体と外側押圧体とが独立して動作することで錠剤収容部を押圧して錠剤を取り出す。
押出し機構は、内側押圧体よりも先に外側押圧体により錠剤収容部を押圧させる。
83は内側押圧体である。内側押圧体の先端は、ほとんどの錠剤シートの錠剤収容部よりも面積が狭いので、内側押圧体は錠剤を取り出す場合(下降した場合)に、錠剤シートに開いた穴から先端が突き出る。
84は外側押圧体である。外側押圧体の先端は、ほとんどの錠剤シートの錠剤収容部よりも面積が広いので、錠剤を取り出す場合(下降した場合)に、錠剤シートに開いた穴から先端が突き出ない。つまり錠剤シートの錠剤収容部を押し潰すためのものである。
錠剤取出機構(押出し機構)は、外側押圧体を昇降させる第1昇降機構と、内側押圧体を昇降させる第2昇降機構とを有する。
錠剤取出機構(押出し機構)は、外側押圧体を昇降させる第1昇降機構と、内側押圧体を昇降させる第2昇降機構とを有する。
第1昇降機構は、外側押圧体が取り付けられた第1昇降体と、回転駆動して第1昇降体を昇降させるカムと、第1昇降体を上昇方向に付勢する付勢部材(ばね)とを備えている。
第1昇降体は、前後方向にわたって延在する柱状体であり、前端部に外側押圧体が取り付けられている。カムは、外側押圧体の昇降動作を考慮して設計された形状の板状体であり、図示せぬ駆動機構によって回転駆動する軸部に固定されている。カムは、第1昇降体の上面側に設けられ、軸部の回転に伴って回転駆動し、第1昇降体を押圧することによって高さ位置を調整し、これによって外側押圧体の高さ位置を調整することができる。第1昇降機構は、カムの回転動作のタイミング、カムの形状、軸部に対するカムの固定位置などの設定によって、外側押圧体の昇降動作のタイミングや変位量を任意に設定できる。
第2昇降機構は、内側押圧体が取り付けられた第2昇降体と、回転駆動して第2昇降体を昇降させるカムと、第2昇降体を上昇方向に付勢する付勢部材(ばね)とを備えている。
第2昇降体は、前後方向にわたって延在する柱状体であり、前端部に内側押圧体が取り付けられている。カムは、第2昇降体の上面側に設けられ、軸部の回転に伴って回転駆動し、第2昇降体を押圧して高さ位置を調整し、これによって内側押圧体の高さ位置を調整することができる。第2昇降機構は、カムの回転動作のタイミング、カムの形状、軸部に対するカムの固定位置などの設定によって、内側押圧体の昇降動作のタイミングや変位量を任意に設定できる。
このため、カム94とカム99は、それぞれ第1昇降体と第2昇降体に対して互いに独立に動作可能であり、内側押圧体と外側押圧体は、互いに独立に昇降動作させることができる。
錠剤取出機構における2つのカムの回転動作のタイミング等は、錠剤位置検出機構の検出部からの信号に基づいて定めることができる。具体的には、検出された錠剤収容部の位置に合わせて内側押圧体と外側押圧体を動作させることができる。
錠剤取出しユニットは、錠剤収容部の押圧をするまえに、押圧される錠剤収容部の長さを検出する検出機構17をさらに有している。
錠剤供給装置は、検出した錠剤収容部の長さに基づいて所定の距離を算出する算出手段をさらに有している。
検出機構17は、押圧される錠剤収容部の長さを検出するとともに押圧される錠剤収容部の位置をさらに検知する。
錠剤供給装置は、検知された錠剤収容部の位置に基づいて、押圧される位置までの搬送距離を算出する算出手段をさらに有する。
搬送機構39は、搬送距離により載置台上の錠剤収容部が押圧される位置まで錠剤シートを搬送する。
搬送機構39は、所定の距離だけ前方または後方に錠剤シートを搬送する。
図5を説明する。図5は、錠剤供給装置の内部構造を示す図である。
錠剤供給装置を背面側から見た図である。
錠剤取出しユニットは、錠剤収容部の押圧をするまえに、押圧される錠剤収容部の長さを検出する検出機構17をさらに有している。
錠剤供給装置は、検出した錠剤収容部の長さに基づいて所定の距離を算出する算出手段をさらに有している。
検出機構17は、押圧される錠剤収容部の長さを検出するとともに押圧される錠剤収容部の位置をさらに検知する。
錠剤供給装置は、検知された錠剤収容部の位置に基づいて、押圧される位置までの搬送距離を算出する算出手段をさらに有する。
搬送機構39は、搬送距離により載置台上の錠剤収容部が押圧される位置まで錠剤シートを搬送する。
搬送機構39は、所定の距離だけ前方または後方に錠剤シートを搬送する。
図5を説明する。図5は、錠剤供給装置の内部構造を示す図である。
錠剤供給装置を背面側から見た図である。
204は、光学センサ(ビームセンサ)であり、落下物を検知するものである(落下センサ友称する)。除包された錠剤が排出ホッパ(導入シュート)内を落下する際、除包された錠剤がビームセンサ上を通過し、ビームセンサを遮光する。このビームセンサが遮光された状態をON状態とし、遮光されていない状態をOFF状態とする。このON/OFF状態を用いて落下物の判定を行っている。なお、このビームセンサの遮光は、完全に遮光されていなくともよく、光量の変化から落下物の判定を行ってもよい。すなわち錠剤落下検出機構は、光学センサと落下錠剤カウンタとを有しており、錠剤供給装置は、押圧により錠剤収容部から錠剤が取り出されたかいなかを判定するべく、取り出された錠剤の検知を、光学センサ204を落下検知センサとして機能させて行っている。このような光学センサ204は、各錠剤取出ユニット1に対応できるように、錠剤取出ユニット1の下流側に錠剤取出ユニットの数分設けられている。すなわち、複数の錠剤取出ユニットから同時に取出動作が行われても、複数の錠剤取出ユニット1のそれぞれに対して設けられた複数の光学センサ204により、いずれの錠剤取り出しユニット1から錠剤が取り出せなかったかを判定することができる。
押出し機構は、取り出された錠剤が検知されない場合には錠剤収容部の押圧を継続(リトライ)し、取り出された錠剤が検知された場合には錠剤収容部の押圧を継続(リトライ)しない。
401は、錠剤導入路である。錠剤シートから取り出され落下した錠剤を導入シュート24から第1集積ホッパに中継する。
図6を説明する。図6は、錠剤供給ユニット400の内部構造を示す図である。
402は第1集積ホッパである。錠剤シートから取り出され落下した錠剤を集積する。
501は第2集積ホッパである。第1集積ホッパで集積された錠剤をさらに集積する。
502は第1の送り出し機構である。第2集積ホッパで集積された錠剤を第3の集積ホッパに移動させる。
503は第3集積ホッパである。送り出された錠剤を集積する。
504は第2の送り出し機構である。第3集積ホッパで集積された錠剤をメインホッパに移動させる。
505はメインホッパである。送り出された錠剤を集積し、包装シート(分包紙)の中に集積した錠剤を投入する。
図7を説明する。図7は、包装ユニット701の内部構造を示す図である。
702は包装シートが連なるロール紙を包装機構に送り出すロール紙送出機構である。
703は加熱溶着により、包装シートの中に投入された錠剤を包装シートの中に封入する(包装機構)。
704は加熱溶着により、包装シートの中に投入された錠剤を包装シートの中に封入する(包装機構)。
705は、連なるロール紙を1包毎の包装シートに分断するための分断用ミシン目を包装シートに形成する。(分断機構)
706はプリンタであり、包装シートに、日付、患者データ、エラー情報を印字する(印字機構)。
401は、錠剤導入路である。錠剤シートから取り出され落下した錠剤を導入シュート24から第1集積ホッパに中継する。
図6を説明する。図6は、錠剤供給ユニット400の内部構造を示す図である。
402は第1集積ホッパである。錠剤シートから取り出され落下した錠剤を集積する。
501は第2集積ホッパである。第1集積ホッパで集積された錠剤をさらに集積する。
502は第1の送り出し機構である。第2集積ホッパで集積された錠剤を第3の集積ホッパに移動させる。
503は第3集積ホッパである。送り出された錠剤を集積する。
504は第2の送り出し機構である。第3集積ホッパで集積された錠剤をメインホッパに移動させる。
505はメインホッパである。送り出された錠剤を集積し、包装シート(分包紙)の中に集積した錠剤を投入する。
図7を説明する。図7は、包装ユニット701の内部構造を示す図である。
702は包装シートが連なるロール紙を包装機構に送り出すロール紙送出機構である。
703は加熱溶着により、包装シートの中に投入された錠剤を包装シートの中に封入する(包装機構)。
704は加熱溶着により、包装シートの中に投入された錠剤を包装シートの中に封入する(包装機構)。
705は、連なるロール紙を1包毎の包装シートに分断するための分断用ミシン目を包装シートに形成する。(分断機構)
706はプリンタであり、包装シートに、日付、患者データ、エラー情報を印字する(印字機構)。
図8を説明する。図8は、通常除包時における、除包位置に到達後に、ブロック(外側押圧体)を動作させ、PTPシートのアルミ箔を破っている図である。ブロックはアルミ箔を破ることを目的としており、この時点では錠剤を取り出すことはできない。
錠剤シート51が載置台上に達し、錠剤を取り出すべき錠剤収容部が排出口に相当する位置に至ると、軸部の回転駆動により第1昇降機構のカムが回動し、第1昇降体を下降させることによって外側押圧体が下降し、下縁部が、錠剤収容部の中央付近部分より外側の部分を下方に押圧する。
外側押圧体は、錠剤収容部の中央部分より外側の部分を押圧するため、中央部分を押圧する場合に比べ、錠剤には直接的な力は加えられない。このため、錠剤は完全に取り出されることはないが、錠剤の一部が封止シートを破って錠剤収容部から出た状態となる。この状態では、封止シートの破れはわずかであるため、錠剤は封止シートに支えられ、一部は錠剤収容部内に留まっている。また、封止シートが大きく破れて破片が生じることはない。
図9を説明する。図9は、通常除包時において、押出し板を動作させ、突き出すようにして錠剤を押出す。一連の動作を行ってもPTPシートのアルミ箔に錠剤が挟まり、錠剤を取り出すことができない場合がある。
次いで、軸部の回転駆動により第2昇降機構のカムが回動し、第2昇降体を下降させることによって内側押圧体が下降し、延出端部が、錠剤収容部の中央部分を下方に押圧する。
内側押圧体は錠剤収容部の中央部分を押圧するため、錠剤には直接的な力が加えられ、錠剤は完全に取り出される。これによって封止シートの破れは拡大するが、この破れは、外側押圧体によって生じた初期段階の少数箇所の破れが、内側押圧体により広げられたものであるから、破断箇所が少なく、封止シートの破片分離は起こりにくい。
これに対し、錠剤収容部に一度に大きな力が加えられて封止シートが破れる場合には、封止シートの多数箇所に同時に破れが生じやすいため、破片分離が起こりやすい。
このように、外側押圧体による第1段階の押圧によって錠剤が部分的に錠剤収容部から取り出され、次いで、内側押圧体による第2段階の押圧によって錠剤が完全に錠剤収容部から取り出されるため、各段階で錠剤に加えられる押圧力は小さくなる。このため、錠剤収容部に一度に大きな力が加えられる場合に比べ、錠剤の破損が起こりにくい。
図10を説明する。図10は、図9を拡大した図である。
錠剤取出機構は、押圧部と、押圧部を錠剤収容部に接近する方向に移動させる昇降機構とを有する。
図10を説明する。図10は、図9を拡大した図である。
錠剤取出機構は、押圧部と、押圧部を錠剤収容部に接近する方向に移動させる昇降機構とを有する。
押圧部は、錠剤収容部の中央部分を押圧する内側押圧体(押し出し板)と、錠剤収容部の中央部分より外側の部分を押圧する外側押圧体(押し出しブロック)とを備えている。
外側押圧体はさらに、前壁部と、前壁部から後方に間隔をおいて前壁部と平行に設けられた後壁部と、前壁部と後壁部の内縁に設けられた内壁部とを有する。
すなわち、外側押圧体は、向かい合う一対の対面壁部である前後壁部と、これらの一方の縁部間に設けられた内壁部を有する。
外側押圧体はさらに、前壁部と、前壁部から後方に間隔をおいて前壁部と平行に設けられた後壁部と、前壁部と後壁部の内縁に設けられた内壁部とを有する。
すなわち、外側押圧体は、向かい合う一対の対面壁部である前後壁部と、これらの一方の縁部間に設けられた内壁部を有する。
外側押圧体の下縁部は、内壁部の下縁部の前後端からそれぞれ前壁部および後壁部の下縁部が幅方向に延出する形状であるため、外側押圧体が下降すると、前後壁部、内壁部の下縁部が錠剤収容部を押圧する。
内側押圧体は、下端に向け幅が狭くなる延出端部を有する板状体であり、外側押圧体の前壁部、後壁部および内壁部に囲まれた空間内に挿通され、この空間内で上下に移動することができる。
図11を説明する。図11は、リトライ(継続)除包時の振動動作の図を表す。一連の動作であるブロックでアルミ箔を破り、押出し板で錠剤を押し出しても、錠剤が取り出せない場合、図15の除包動作を高速に変更し(変更機構)で繰り返し、PTPシートに振動を与える。振動を与えることで、アルミ箔に挟まれていた錠剤に振動が伝わり、挟まっている状態を解放させることができる。
図12を説明する。
図12は、リトライ除包時の除包動作と振動動作のフローチャートを表す。動作手順として、以下のような処理となる。
除包動作中、落下センサ204の入力を常に監視し、入力に変化があれば、落下カウンタ値を更新する。ただし、除包動作を開始する際の値は“0”とする。
ステップS101では、押出しユニットがPTPシートまで下降するよう除包モータ2901の回転方向と回転量をセットする。
ステップS102では、除包モータ2901を動作させる。
ステップS103では、除包モータ2901の動作状態を取得する。
図12を説明する。
図12は、リトライ除包時の除包動作と振動動作のフローチャートを表す。動作手順として、以下のような処理となる。
除包動作中、落下センサ204の入力を常に監視し、入力に変化があれば、落下カウンタ値を更新する。ただし、除包動作を開始する際の値は“0”とする。
ステップS101では、押出しユニットがPTPシートまで下降するよう除包モータ2901の回転方向と回転量をセットする。
ステップS102では、除包モータ2901を動作させる。
ステップS103では、除包モータ2901の動作状態を取得する。
ステップS104では、S103で取得した除包モータ2901の状態より、除包モータ2901が停止していないかチェックし、動作が停止するまでS103の処理を実行する。
ステップS105では、S101〜S104の間、錠剤ホッパー内の落下センサ204入力回数が“1”以上であれば、S106へ、それ以外であれば、S111の処理へ移る。
ステップS106では、押出しユニットが初期位置まで上昇するよう除包モータ2901の回転方向をセットする。
ステップS106では、押出しユニットが初期位置まで上昇するよう除包モータ2901の回転方向をセットする。
ステップS107では、押出し板(内側押圧体)と押出しブロック(外側押圧体)を押出しユニットの待機位置となる初期位置センサ280がONになるまで除包モータ2901を動作させる。
ステップS108では、初期位置センサ2801の状態を取得する。
ステップS108では、初期位置センサ2801の状態を取得する。
ステップS109では、S108で取得した初期位置センサ2801の状態をチェックし、初期位置センサ2801がONであれば、S110へ移り、OFFであれば、S108へ処理を遷移する。
ステップS110では、除包モータ2901を停止し、除包動作を終了する。
ステップS110では、除包モータ2901を停止し、除包動作を終了する。
ステップS111では、振動回数をチェックし、設定された振動回数以下であれば、S112へ遷移する。それ以外であれば、押出しユニットを初期位置へ移動させる為、S106に遷移する。
ステップS112では、押出しユニットが下降するよう、除包モータ2901の回転方向と回転量をセットする。このときの回転量は振動動作の為、S101の回転量とは異なる。
ステップS113では、押出しユニットが設定位置に移動するまで除包モータ2901を動作させる。
ステップS114では、S103と同じ処理を行う。
ステップS113では、押出しユニットが設定位置に移動するまで除包モータ2901を動作させる。
ステップS114では、S103と同じ処理を行う。
ステップS115では、S114で取得した除包モータ2901の状態より、除包モータが停止していないかチェックし、動作が停止するまでS114の処理を継続する。
ステップS116では、S105と同様に、S111〜S116の間、落下センサ204の入力回数を落下カウンタにセットし、“1”以上であれば、S106へ、それ以外であれば、S117の処理へ移る。
ステップS117では、押出しユニットが上昇するよう、除包モータ2901の回転方向と処理を行う。S115と同様、振動動作の為、S106の設定値とは異なる。
ステップS118では、押出しユニットが設定位置に移動するまで除包モータ2901を動作させる。
ステップS119では、S103と同じ処理をおこなう。
ステップS118では、押出しユニットが設定位置に移動するまで除包モータ2901を動作させる。
ステップS119では、S103と同じ処理をおこなう。
ステップS120では、S119で取得した除包モータの状態より、除包モータ2901が停止していないかチェックし、動作が停止するまでS119の処理を実行する。
ステップS121では、S105と同様に、S117〜S121実行中の間、落下カウンタ値をチェックし、“1”以上であれば、S106へ、それ以外であれば、S122の処理へ移る。
ステップS122では、振動カウンタ値を1つインクリメントする。
図13を説明する。図13は、リトライ除包時の除包位置(錠剤収容部から錠剤を取り出す位置)での錠剤シートの移動を示している。
ステップS122では、振動カウンタ値を1つインクリメントする。
図13を説明する。図13は、リトライ除包時の除包位置(錠剤収容部から錠剤を取り出す位置)での錠剤シートの移動を示している。
振動動作実施後であってもいまだに除包できなかった場合、除包位置を前後方向に移動させる。除包位置を移動させることにより、錠剤の押し出される位置が変わる為、アルミ箔に挟まれて取り出せなかった錠剤も取り出せるようになる。ただし、除包が成功した場合、除包位置をPTPシートポケットの中央へ移動させる。
601〜603では押出しユニットが錠剤を押し切った状態の為、このままでは押出しユニットがPTPシートに引っかかり、錠剤を搬送することができない。その為、押出しユニットの押出し板とブロックを初期位置に配置し、PTPシートに接触しない状態にし、除包位置の移動を行う。
601は、図9と同じ動作後に錠剤が落下しなかった場合を示している。
601は、図9と同じ動作後に錠剤が落下しなかった場合を示している。
601はPTPシートが除包位置に到達し、PTPシートから錠剤を取り出す様子を示したものである。この動作で錠剤を取り出せた場合は、この601の動作のみを行い、次錠剤を取り出す動作に移行する。この動作で取り出せない場合(アルミ箔に挟まれてしまっている等)は602の動作に移行する。
602はPTPシートのポケット上端を押している状態を示すものである。601でPTPシートから錠剤を取り出せなかった場合、再度同じ所を押しても、アルミ箔等に挟まっていると取り出すことが難しい。この場合、押し出す位置を可変させることで、アルミ箔等の挟まりによる抵抗を減らすことができ、PTPシート(錠剤シート)から錠剤を取り出すことが可能となる。
この動作でも取り出せなかった場合は603の動作に移行する。
この動作でも取り出せなかった場合は603の動作に移行する。
603はPTPシートのポケット下端を押している状態を示すものである。602でもPTPシートから錠剤を取り出せなかった場合、再度押し出す位置を可変させることで、アルミ箔等の挟まりによる抵抗を減らすことができる。この抵抗を減らすことで錠剤を押し出すことができる。
601は除包位置到達後、最初に除包する位置を表す。
602は奇数回目の除包動作のリトライ(再)除包を行う除包位置を表す。
603は偶数回目の除包動作のリトライ(再)除包を行う除包位置を表す。
601は除包位置到達後、最初に除包する位置を表す。
602は奇数回目の除包動作のリトライ(再)除包を行う除包位置を表す。
603は偶数回目の除包動作のリトライ(再)除包を行う除包位置を表す。
図14を説明する。図14は、リトライ除包時の除包位置(錠剤収容部から錠剤を取り出す位置)に錠剤シートを移動する、錠剤取出しユニット1が押し出し位置の変更を行う際のフローチャートを表す。
除包位置の移動処理1回目はPTPシートポケット(錠剤収容部)の中央からPTPシートポケットの手前側を除包するよう搬送カウンタの値をセットする。2回目以降はPTPシートポケットの手前/奥側に移動する値を搬送カウンタにセットする。(※ここでセットする値は除包位置まで搬送する際にPTPシートのポケットサイズを計測する処理を行っており、計測結果を用いる。)
PTPシートポケットの手前/奥側の決定はリトライ回数カウンタの値により決定し、除包が成功または移動回数の上限値を超えた場合、値を“0”にする。
PTPシートポケットの手前/奥側の決定はリトライ回数カウンタの値により決定し、除包が成功または移動回数の上限値を超えた場合、値を“0”にする。
ここで説明するリトライ回数は現在除包動作を行っている錠剤の除包失敗回数を表す。この移動中には、押出しユニットが錠剤に触れてしまい、錠剤の搬送に支障をきたさない為、初期位置に配置する。
ステップS201では、リトライ回数をチェックし、奇数回目なら、錠剤シートの進行方向奥側部分(図13の602の状態)を除包する為にS202へ遷移する。偶数回目なら、錠剤シートの進行方向手前側部分(図13の603の状態)を除包する為にS210へ処理を移す。
ステップS202では、PTPシート上の錠剤を移動させる距離をリトライ搬送カウンタへセットする。
ステップS203では、搬送モータの回転方向を錠剤シートが後退する方向になるようセットする。
ステップS204では、搬送モータを動作させ、錠剤シートを後退させる。(図13の602の状態)
ステップS205では、リトライ搬送距離をデクリメントし、残り搬送距離を更新する。
ステップS206では、リトライ搬送距離をチェックし、指定距離移動が完了していればS207へ、そうでなければ、S204へ処理を移す。
ステップS207では、搬送モータを停止する。
ステップS208では、搬送モータの回転方向を通常の前進方向になるようセットする。
ステップS209では、リトライ回数をインクリメントする。
ステップS210では、S202と同様の処理を行う。
ステップS211では、搬送モータを動作させ、錠剤シートを前進させる。(図13の603の状態)
ステップS212では、S205と同様の処理を行う。
ステップS213では、リトライ搬送距離をチェックし、指定距離移動が完了していればS214へ、そうでなければ、S211へ処理を移す。
図15を説明する。図15は、通常除包時における、除包動作の状態をフローチャートにしたものである。
ステップS501では、錠剤が除包位置に到達しているかチェックする。
ステップS502では、押出しブロック84を動作させる。
ステップS202では、PTPシート上の錠剤を移動させる距離をリトライ搬送カウンタへセットする。
ステップS203では、搬送モータの回転方向を錠剤シートが後退する方向になるようセットする。
ステップS204では、搬送モータを動作させ、錠剤シートを後退させる。(図13の602の状態)
ステップS205では、リトライ搬送距離をデクリメントし、残り搬送距離を更新する。
ステップS206では、リトライ搬送距離をチェックし、指定距離移動が完了していればS207へ、そうでなければ、S204へ処理を移す。
ステップS207では、搬送モータを停止する。
ステップS208では、搬送モータの回転方向を通常の前進方向になるようセットする。
ステップS209では、リトライ回数をインクリメントする。
ステップS210では、S202と同様の処理を行う。
ステップS211では、搬送モータを動作させ、錠剤シートを前進させる。(図13の603の状態)
ステップS212では、S205と同様の処理を行う。
ステップS213では、リトライ搬送距離をチェックし、指定距離移動が完了していればS214へ、そうでなければ、S211へ処理を移す。
図15を説明する。図15は、通常除包時における、除包動作の状態をフローチャートにしたものである。
ステップS501では、錠剤が除包位置に到達しているかチェックする。
ステップS502では、押出しブロック84を動作させる。
ステップS503では、押出しブロックを動作させ錠剤を押し出す力を利用しアルミ箔をやぶる。押出しブロックは錠剤を押し出す機能はなく、あくまでアルミ箔を破るために存在している。錠剤を押し出す前にアルミ箔を破っておかないと、アルミ箔の剥離や錠剤の割れ・欠けが顕著に表れる。PTPシートから一度の動作で錠剤を押し出そうとすると、PTPシート裏面のアルミ箔が抵抗となり、また、アルミ箔を破る動作と錠剤を押し出す動作を同時におこなわなければならず必要以上の力を要する為、上記のような不具合が発生する。
ステップS504では、押出し板83を動作させる。
ステップS504では、押出し板83を動作させる。
ステップS505では、押出し板を動作させ錠剤を取り出す。S503でアルミ箔を破っている為、錠剤に対する抵抗が軽減される。これにより、錠剤の割れ・欠けを防止することができる。
ステップS506では、錠剤シートを除包位置まで搬送する。
図16はPTPシートの錠剤収容部を検知する位置及び除包する位置を示した図である。
ステップS506では、錠剤シートを除包位置まで搬送する。
図16はPTPシートの錠剤収容部を検知する位置及び除包する位置を示した図である。
103が通過する側面に112を配置し、シートポケットの凹凸を検出する。この凹凸を検出することより、ポケットの幅寸法を割り出すことができる。この割り出した値をもとに114にシートポケットの中心位置がくるように移動させる。
51はPTPシートである。
17は光学センサを表し、錠剤収容部の長さの計測に使用する。
301は光学センサ17による錠剤(錠剤収容部)の検知位置を表し、錠剤収容部が通過(遮断)することで錠剤収容部の長さの計測を行う。
300は除包位置(錠剤の取り出し位置)を表し、錠剤を取り出す除包動作を行う位置である。
図17を説明する。図17は、光学センサ17を用いて錠剤収容部の長さを測定するフローチャートを表す。
51はPTPシートである。
17は光学センサを表し、錠剤収容部の長さの計測に使用する。
301は光学センサ17による錠剤(錠剤収容部)の検知位置を表し、錠剤収容部が通過(遮断)することで錠剤収容部の長さの計測を行う。
300は除包位置(錠剤の取り出し位置)を表し、錠剤を取り出す除包動作を行う位置である。
図17を説明する。図17は、光学センサ17を用いて錠剤収容部の長さを測定するフローチャートを表す。
ここでは、通常除包時の錠剤シートの搬送(移動)距離およびステップS202、ステップS210のリトライ除包時の錠剤シートの搬送(移動)距離を算出する。
ステップS301では、錠剤シートを前方に搬送するために搬送モータを前進させる。
ステップS302では、光学センサ17の状態を取得する。
ステップS301では、錠剤シートを前方に搬送するために搬送モータを前進させる。
ステップS302では、光学センサ17の状態を取得する。
ステップS303では、取得した光学センサの状態から、ON(錠剤収容部が遮断している)かを判断する。ONであれば、ステップS304に遷移し、ONでなければ、ステップS301に遷移する。
ステップS304では、錠剤収容部の位置を検出し、錠剤収容部の長さの測定を開始する。
ステップS305では、錠剤シートを前方に搬送するために搬送モータを前進させる。
ステップS306では、光学センサ17の状態を取得する。
ステップS304では、錠剤収容部の位置を検出し、錠剤収容部の長さの測定を開始する。
ステップS305では、錠剤シートを前方に搬送するために搬送モータを前進させる。
ステップS306では、光学センサ17の状態を取得する。
ステップS307では、取得した光学センサの状態から、OFF(錠剤収容部が遮断していない)かを判断する。OFFであれば、ステップS308へ遷移する。OFFでなければ、ステップS304へ遷移する。
ステップS308では、錠剤収容部の長さの測定を終了する。ここで測定した錠剤収容部の位置に基づいて、検知位置から除包位置までの錠剤シートの搬送(移動)距離を算出する。
さらにここで測定した錠剤収容部の長さに基づいて、リトライ時(継続時)の錠剤シートの搬送距離(所定の距離)も算出する。
リトライ時の錠剤シートの搬送距離は錠剤収容部の長さの結果をもとに進行方向奥側と手前側それぞれの先端が除包位置となるように移動距離を算出する。
リトライ搬送距離は、計測した錠剤シートの半径と押し出し板先端部の半径との差分とする。 錠剤収容部の中心部を基準に算出したリトライ時の錠剤シートの搬送(移動)距離だけ前方と後方へ錠剤シートを所定の距離だけ移動する。
さらにここで測定した錠剤収容部の長さに基づいて、リトライ時(継続時)の錠剤シートの搬送距離(所定の距離)も算出する。
リトライ時の錠剤シートの搬送距離は錠剤収容部の長さの結果をもとに進行方向奥側と手前側それぞれの先端が除包位置となるように移動距離を算出する。
リトライ搬送距離は、計測した錠剤シートの半径と押し出し板先端部の半径との差分とする。 錠剤収容部の中心部を基準に算出したリトライ時の錠剤シートの搬送(移動)距離だけ前方と後方へ錠剤シートを所定の距離だけ移動する。
図18を説明する。PTPシートは、間隔センサ感知部17を通過することにより、センサ17によってシートポケットの寸法を測定し、錠剤取り出し位置まで搬送される。
図18は、本発明の実施形態における間隔センサ感知部17のPTPシート通過経路を示す図である。
図18は、本発明の実施形態における間隔センサ感知部17のPTPシート通過経路を示す図である。
PTPシートの通過経路に微細な溝部1002(0.6mm程度)を設けることにより上下方向から押さられ通過の際に反りが防止される。また、微細な溝部を間隔センサ感知部に設けることにより、PTPシートの反りが防止された状態でシートポケットの寸法測定を行える。
図19を説明する。図19は、錠剤取出しユニット1が錠剤シート51から1包毎に除包動作を行う錠剤ポケット52の順番を表す。
図19を説明する。図19は、錠剤取出しユニット1が錠剤シート51から1包毎に除包動作を行う錠剤ポケット52の順番を表す。
2701は、除包動作の順序を表す矢印である。例えば所定数が合計3錠の錠剤の取り出し要求があった場合、シート進行方向の奥側から順番に取り出し動作を行う。左列側の除包動作(1錠目)→右列側の除包動作(2錠目)→次の列へ錠剤シートの搬送→左列側へ除包動作(3錠目)の順番で錠剤の取り出し動作を行う。
万が一、途中で取り出し動作に失敗した場合、左側へ取り出し動作→右側へ取り出し動作→次の列へ搬送→左側へ取り出し動作→右側へ取り出し動作→次の列へ搬送→・・・・を繰り返し、所定数である3錠の錠剤の取り出しに成功するつまり錠剤センサ204が合計3個の錠剤を検知するまでこの動作を繰り返す。
図20を説明する。
図20は、錠剤取出しユニット1の除包モータ機構の内部構造を示したものである。
図20を説明する。
図20は、錠剤取出しユニット1の除包モータ機構の内部構造を示したものである。
1111はシャフトである。シャフトには2つのカム94、2つのカム99、遮蔽板2802が、シャフトの回転軸に対して、予め設定された角度に固定されている。
除包モータによる駆動で回転軸が回動すると、シャフトに固定されている2つのカム94、2つのカム99、遮蔽板2802も連動して回動する。
除包モータによる駆動で回転軸が回動すると、シャフトに固定されている2つのカム94、2つのカム99、遮蔽板2802も連動して回動する。
また、左列除包時と右列除包時において初期位置を共有するために、予め設定された角度に固定されている2つのカム94が回転軸に対してなす角度の中間点に除包動作の初期位置が設定されている。換言すると除包動作の初期位置になる除包モータの基準角度(例えば0°)から等しい角度(例えば45°)でありかつ除包モータ2901が回転する向きが真逆の位置に左列用カム94と右列用カム94がそれぞれ固定されている。おなじように除包モータの基準角度(例えば0°)から等しい角度(例えば135°)でありかつ除包モータが回転する向きが真逆の位置に左列用カム99と右列用カム99がそれぞれ固定されている。
2801は、初期位置センサである。このセンサは光学センサであり、物体が光を遮断しているか否かで、ON/OFFを検知する。初期位置センサの入力がONの場合、カムが初期位置に到達している判断する。
初期位置センサは、錠剤取出しユニット1に対して左列除包時の初期位置350と右列除包時の初期位置380を共通にするため1つのみ配置されている。左列除包時と右列除包時において、除包モータが基準とする角度を共通にするためである。
1つの初期位置センサ2801を共通にできるので、この基準角度を起点として、左列除包時と右列除包時において、それぞれ異なる方向(前方または後方)に回転を開始するだけで、錠剤を1個ずつ左右で取り出すことが可能となる。これにより初期位置を左列除包用と右列除包用で個別に管理する必要がなく、除包動作の制御を簡単にすることが出来るという格別の効果を奏する。さらに1つの初期位置センサ2801を共通にすることで高額な除包モータ2901の機構も共有できるので、錠剤取出しユニット1の製造コストを低減させることができる。
2802は、初期位置センサをON/OFFさせるための遮光板であり、シャフト1111の先端に固定されている。この遮光板が初期位置センサの光を遮断している時にON状態(シャフトの回転角度が基準角度にある)となる。
2901は、除包モータである。除包モータを回転させることにより、シャフト1111が連動して回転し、シャフト1111に固定されているブロック用カム及び押し出し板用カムの回転角度を制御することができる。
2902は、除包モータ用プーリである。
2902は、除包モータ用プーリである。
2903は、シャフト用プーリであり、除包モータ用プーリとベルトで繋がっている。シャフト用プーリとカムの回転軸(シャフト)もつながっており、除包モータ用プーリの回転、シャフト用プーリの回転、カムの回転の全てを除包モータ2901の回転にて制御している。
図21を説明する。左列の除包動作(通常時)を行う場合には、図21に示したように350→360→370→360→350の順番で除包動作する。
350は、左列の除包動作を行う場合におけるカム94の初期位置を示している。
図21を説明する。左列の除包動作(通常時)を行う場合には、図21に示したように350→360→370→360→350の順番で除包動作する。
350は、左列の除包動作を行う場合におけるカム94の初期位置を示している。
360は、左列のブロック84の最下点であり、350の状態からシャフト1111が後方の向きに回転し、カム94が第1昇降体93を押圧することで、ブロック84が下降し、ブロック84が最下点に到達した状態を示している。除包モータ2901が回転することで、カム94が回転し、ブロック84が押出し板83より先に下降する。ブロック84が下降を開始し、ブロック84の最下点に到達するまでの間、ブロック84がポケットのアルミ箔を破る。
370は、左列の押出し板83の最下点であり、360の状態からシャフト1111が後方の向きに回転し、カム99が第2昇降体98を押圧することで、押出し板83が下降し、押出し板83が最下点に到達した状態を示している。押出し板83がポケット52を押すことで錠剤を取り出す。
360は、ブロック84の最下点であり、370の状態からシャフト1111が前方の向きに反転し、カム94が第1昇降体93を押圧することで、ブロック84が下降し、ブロック84が最下点に到達した状態を示している。
350は、左列の除包動作を行う場合におけるカム94の終了位置を示している。
350は、左列の除包動作を行う場合におけるカム94の終了位置を示している。
ここで初期位置センサ2801がONになることで、350の状態(初期位置)に戻ったと判断し除包モータ2901の回転を停止することで、押し出し板用カム99とブロック用カム94の回転が停止する。
図22を説明する。右列の除包動作(通常時)を行う場合には、図22に示したように380→390→400→390→380の順番で除包動作する。
380は、右列の除包動作を行う場合におけるカム94の初期位置を示している。
図22を説明する。右列の除包動作(通常時)を行う場合には、図22に示したように380→390→400→390→380の順番で除包動作する。
380は、右列の除包動作を行う場合におけるカム94の初期位置を示している。
390は、右列のブロック84の最下点であり、380の状態からシャフト1111が前方の向きに回転し、カム94が第1昇降体93を押圧することで、ブロック84が下降し、ブロック84が最下点に到達した状態を示している。
400は、右列の押出し板83の最下点であり、390の状態からシャフト1111が前方の向きに回転し、カム99が第2昇降体98を押圧することで、押出し板83が下降し、押出し板83が最下点に到達した状態を示している。
390は、ブロック84の最下点であり、400の状態からシャフト1111が後方の向きに反転し、カム94が第1昇降体93を押圧することで、ブロック84が下降し、ブロック84が最下点に到達した状態を示している。
380は、右列の除包動作を行う場合におけるカム94の終了位置を示している。
380は、右列の除包動作を行う場合におけるカム94の終了位置を示している。
ここで初期位置センサ2801がONになることで、380の状態(初期位置)に戻ったと判断し除包モータ2901の回転を停止することで、押し出し板用カム99とブロック用カム94の回転が停止する。
図23を説明する。
図23を説明する。
左列の除包動作(リトライ時)を行う場合には、図23に示したように振動3回に設定されている場合には、350→360→370→360→370→360→370→360→370→360→350の順番に動作し、ブロックと押し出し板での振動を設定回数繰り返す。
同様に、右列の除包動作(リトライ時)を行う場合には、振動3回に設定されている場合には、380→390→400→390→400→390→400→390→400→390→380の順番に動作し、ブロックと押し出し板での振動を設定回数繰り返す。
このように左列のリトライ時の除包動作の途中では360→370が設定回数(例えば3回)繰り返されるが、カムを通常時の除包動作よりも短い角度で高速に回転させている。この時ブロックと押し出し板が高速で交互に押圧動作しているので、PTPシート51に振動が加わり、アルミ箔に引っ掛かっている錠剤の落下を促進することができる。この動作を振動動作とする。
図24を説明する。図24は錠剤取出しユニット1が除包処理を行う際の全体の処理ステップである。
図24を説明する。図24は錠剤取出しユニット1が除包処理を行う際の全体の処理ステップである。
S601では、光学センサ204が錠剤取出しユニット1毎に検知した総合計の錠剤数のカウント更新データを記憶部にデータ管理することで、錠剤供給装置10または薬剤包装装置5は、所定数(錠剤取出しユニット1に指定された錠剤数)の除包動作が完了したかいなかを判断する。完了していないと判断した場合にはS602に進む。完了したと判断した場合には除包処理を終了し、PTPシートを排出ユニットに排出する。
S602では、錠剤取出しユニット1が、まで左列右列同時に前進移動するために除包位置300まで、図17のS308で算出した錠剤ポケット間隔の1列分だけPTPシート搬送を行う際の処理ステップである。
S603では、錠剤取出しユニット1が左列の除包動作(通常時)を行う際の処理ステップである。この動作はPTPシートから1錠毎の錠剤を取り出すために必ず行うものである。図21で説明したような除包動作を実行することから通常除包と定義する。当該処理ステップにおける詳細な各ハードウエアの制御は図15のフローチャートで説明する。図15のフローチャートに従って除包動作した後にS604に進む。
S604では、錠剤供給装置10または薬剤包装装置5は、S603の結果により、1個の錠剤を光学センサ204が検知(取り出し成功)できたかいなかを判断する。所定の時間内に錠剤ポケット52から錠剤50の取り出しが成功したと判断した場合には、錠剤取出しユニット1において取り出された錠剤数の合計を管理するカウント更新データを1個分インクリメントし、S608に進む。所定の時間内に取り出しが成功しないと判断した場合にはS605に進む。
S605では、錠剤取出しユニット1が左列の除包動作(リトライ時)を行う際の処理ステップである。この動作は図21で説明した通常時の除包動作を行ってもなお錠剤50の取り出しが成功しなかった場合に行うものである。除包位置において図23で説明したリトライ時の除包動作を再度実行することからリトライ除包と定義する。当該処理ステップにおける詳細な各ハードウエアの制御は図12のフローチャートのS111〜S122で説明する。図12のフローチャートのS111〜S122に従ってリトライ除包した後にS606に進む。
S606では、錠剤供給装置10または薬剤包装装置5は、S605の結果により、1個の錠剤を光学センサ204が検知(取り出し成功)できたかいなかを判断する。所定の時間内に錠剤ポケット52から錠剤50の取り出しが成功したと判断した場合には、錠剤取出しユニット1において取り出された錠剤数の合計を管理するカウント更新データを1個分インクリメントし、S608に進む。所定の時間内に取り出しが成功しないと判断した場合にはS607に進む。
S607では、錠剤取出しユニット1が押し出し位置の変更を行う際の処理ステップである。この動作は図23で説明したリトライ時の振動動作を指定回数行ってもなお錠剤50の取り出しが成功しなかった場合に行うものである。異なる除包位置にPTPシート51を移動した後に図23で説明したリトライ時の除包動作を再度実行することからリトライ搬送と定義する。当該処理ステップにおける詳細な各ハードウエアの制御は図14のフローチャートで説明する。図14のフローチャートに従ってPTPシート51を異なる除包位置(前進または後退)に搬送移動した後にS605に進む。
S608では、光学センサ204が錠剤取出しユニット1毎に検知した総合計の錠剤数のカウント更新データを記憶部にて管理することで、錠剤供給装置10または薬剤包装装置5は、所定数(錠剤取出しユニット1に指定された錠剤数)と比較しての除包動作が完了したかいなかを判断する。完了していないと判断した場合にはS609に進む。完了したと判断した場合には除包処理を終了し、PTPシートを排出ユニットに排出する。
S609では、錠剤取出しユニット1が右列の除包動作(通常時)を行う際の処理ステップである。この動作はPTPシートから1錠毎の錠剤を取り出すために必ず行うものである。図22で説明したような除包動作を実行することから通常除包と定義する。当該処理ステップにおける詳細な各ハードウエアの制御は図15のフローチャートで説明する。図15のフローチャートに従って除包動作した後にS610に進む。
S610では、錠剤供給装置10または薬剤包装装置5は、S609の結果により、1個の錠剤を光学センサ204が検知(取り出し成功)できたかいなかを判断する。所定の時間内に錠剤ポケット52から錠剤50の取り出しが成功したと判断した場合には、錠剤取出しユニット1において取り出された錠剤数の合計を管理するカウント更新データを1個分インクリメントし、S601に進む。所定の時間内に取り出しが成功しないと判断した場合にはS611に進む。
S611では、錠剤取出しユニット1が右列の除包動作(リトライ時)を行う際の処理ステップである。この動作は通常時の除包動作を行ってもなお錠剤50の取り出しが成功しなかった場合に行うものである。除包位置においてリトライ時の除包動作を再度実行することからリトライ除包と定義する。当該処理ステップにおける詳細な各ハードウエアの制御は図12のフローチャートのS111〜S122で説明する。図12のフローチャートのS111〜S122に従ってリトライ除包した後にS612に進む。
S612では、錠剤供給装置10または薬剤包装装置5は、S611の結果により、1個の錠剤を光学センサ204が検知(取り出し成功)できたかいなかを判断する。所定の時間内に錠剤ポケット52から錠剤50の取り出しが成功したと判断した場合には、錠剤取出しユニット1において取り出された錠剤数の合計を管理するカウント更新データを1個分インクリメントし、S601に進む。所定の時間内に取り出しが成功しないと判断した場合にはS613に進む。
S613では、錠剤取出しユニット1が押し出し位置の変更を行う際の処理ステップである。この動作は図23で説明したリトライ時の振動動作を指定回数行ってもなお錠剤50の取り出しが成功しなかった場合に行うものである。異なる除包位置にPTPシート51を移動した後に図23で説明したリトライ時の除包動作を再度実行することからリトライ搬送と定義する。当該処理ステップにおける詳細な各ハードウエアの制御は図14のフローチャートで説明する。図14のフローチャートに従ってPTPシート51を異なる除包位置(前進または後退)に搬送移動した後にS611に進む。
次に、図25を説明する。図25(a)は、落下センサによる錠剤検知システムの機能的構成を説明する機能ブロック図である。図25(b)は、落下センサ204の電源供給を制御する回路図の一例である。
2501は、本実施形態における除包動作及び錠剤取出しユニット1を制御することができるCPUである。このCPU2501は、複数の錠剤取出ユニット1のそれぞれに対して個別に除包動作の指示を行うことができる。スイッチング素子2502は、落下センサ204に対する通電を制御可能なスイッチである。CPU2501から錠剤取出ユニット1に対する除包動作の指示と連動して、スイッチング素子2502をONとする制御を行う。すなわち、錠剤取出ユニット1を制御するCPUが、錠剤取出し要求を受けた錠剤取出1ユニット1に対応する落下センサ204のスイッチング素子2502を動作させて落下センサ204の電源の供給を制御し、落下センサ204の電源をONにする。
スイッチ素子2502がONされると、落下センサ204が錠剤を検知可能な状態となる。そして落下センサ204で錠剤の落下を検知した場合に、CPU2501は、スイッチ素子2502をOFFにして落下センサ204への通電を禁止する。なお、スイッチ素子2502を錠剤1つの取出動作ごとにOFFにしてもよいし、錠剤取出ユニットごとの1包の包装シートに分包される予め定められた所定の錠剤分の取出動作が完了するごとにOFFにしてもよい。このようにスイッチ素子を設けて落下センサ204への通電を制御することにより、最低限の消費電力としつつも、確実に錠剤の落下を検知することができる。
なお、スイッチ素子2502をONするタイミングとしては、錠剤取出ユニット1に対して除包動作を指示したタイミングと略同一タイミングにすることにより、消費電力を最少とすることができる。
このようなスイッチング素子2502としては、シリコン基板に設けられたバイポーラトランジスタ等を用いることができる。図25(b)に示す回路図では、スイッチ素子2502がバイポーラトランジスタである場合を例に説明する。2511は、落下センサ204に電力を供給する電源であり例えば24Vの電源とすることができる。2516は、落下センサ204用のGNDである。スイッチ素子2502は、電源2511とGND2516との間に設けられ、落下センサ204への電流の供給を制御できる。
具体的には、CPU2501の出力信号(制御信号)に基づきスイッチ素子2502のベースにかかる電圧を制御することにより、スイッチ素子2502のエミッタ―コレクタ間に流れる電流を制御して落下センサ204への電流供給制御が行われる。
スイッチ素子2502のベースに電圧が印加されると、コレクタからエミッタ方向に電流が流れ、電源2511から落下センサ204に電力が供給されて、落下センサ204が錠剤の落下を検出可能な状態となる。逆にスイッチ素子2502のベースに電圧を印加しない場合には、コレクタからエミッタ方向に電流が流れないため、落下センサ204に電源2511から電力が供給されない。
2513は、CPU2501やプルアップ抵抗2514に共通の電源であり、例えば5Vの電源とすることができる。2515は、CPU用のGNDである。プルアップ抵抗2514は、CPU2501の入力端子や落下センサ204の電源OFF時のフローティング対策に用いられる抵抗である。プルアップ抵抗2514を設けることで、落下センサ204に電力が供給されない状態の場合、落下センサ204からCPUの入力端子に電圧が印加されない状態となり、静電気等の電流が侵入してしまうことを防止できる。プルアップまたは、プルダウンの選択は、落下センサ204が錠剤を検出していない状態の際に出力する信号によって決定される。
次に図26を説明する。図26は除包動作時に落下センサに通電されるまでの流れを説明するフローチャートを示す図である。
次に図26を説明する。図26は除包動作時に落下センサに通電されるまでの流れを説明するフローチャートを示す図である。
ステップS2601では、CPU2501が除包動作を行う取出しユニットを特定し、除包動作を指示する。ステップS2602では、CPU2501が出力する制御信号に基づきスイッチ素子2502のベースに電圧を印加し、スイッチ素子2502をONにする。ステップS2603ではCPU2501によって除包動作が行われるように制御する。S2604では、除包動作により錠剤が落下されたことを落下センサ204で検知した後に、スイッチ素子2502をOFFにする。このようにスイッチ素子をONしておく時間を除包動作と連動するようにさせることで、不要な電力消費を防止することができる。
次に図27を説明する。図27は、分包を行うための準備として、ユーザ(調剤師)がLCD操作パネル104を操作し、分包を開始するまでのフローの例であり、ユーザとLCD操作パネル104がそれぞれ行う処理を表している。
S2701では、LCD操作パネル104が処方編集画面を表示する(ユーザの操作または、常に表示してもよい)。この画面は用法入力欄と包数入力欄を備えている。
S2702では、ユーザが処方編集画面の用法欄より、予め用意されている用法を選択する。
S2703では、ユーザが処方編集画面の包数欄に包数を入力する。
S2704では、ユーザが処方編集画面上にある錠剤取出しユニット選択タブを選択する。
S2702では、ユーザが処方編集画面の用法欄より、予め用意されている用法を選択する。
S2703では、ユーザが処方編集画面の包数欄に包数を入力する。
S2704では、ユーザが処方編集画面上にある錠剤取出しユニット選択タブを選択する。
S2705では、LCD操作パネル104が錠剤取出しユニット選択画面で、PTPシートから錠剤を取り出すユニットを設定する画面を表示する(ユニット設定表示手段)。
S2706では、ユーザが好きな位置の錠剤取出ユニットを錠剤取出しユニット選択画面から選択し、決定ボタン等を押して選択が終了する。
S2707では、S2706の結果、錠剤取出しユニットの選択内容が保存され、錠剤取出しユニット選択画面を閉じ、処方編集画面を表示する。
S2706では、ユーザが好きな位置の錠剤取出ユニットを錠剤取出しユニット選択画面から選択し、決定ボタン等を押して選択が終了する。
S2707では、S2706の結果、錠剤取出しユニットの選択内容が保存され、錠剤取出しユニット選択画面を閉じ、処方編集画面を表示する。
S2708では、S2706でユーザが選択した錠剤取出しユニット1の投入口へ1枚または複数枚のPTPシートを重ねてユーザ(調剤師)がセット(投入)する。
S2709では、ユーザは必要な操作完了後、分包を開始する為、LCD操作パネル上に配置されているスタートボタンを押している。このことにより、処方データの入力作業が終了し、処方データ(用法と包数の設定データ)が保存され、分包を開始する準備ができたことになる。
S2710では、ユーザにより設定された処方データ(用法と包数の設定データ)を薬剤包装装置へ送信する。処方データの送信は薬剤包装装置5を通して錠剤供給装置10に送信され、ユーザによって選択された錠剤取出しユニット1が図24の除包処理を開始する。
1 錠剤取出しユニット
18 載置台
50 錠剤
51 錠剤シート(PTPシート)
52 錠剤収容部(シートポケット)
55 封止シート(アルミ箔)
204 検知手段(光学センサ)
18 載置台
50 錠剤
51 錠剤シート(PTPシート)
52 錠剤収容部(シートポケット)
55 封止シート(アルミ箔)
204 検知手段(光学センサ)
Claims (7)
- 載置台に載置された錠剤シートから錠剤を取り出す複数の錠剤取出手段と、
前記複数の錠剤取出手段のそれぞれに、錠剤の取出動作を行うように指示する指示手段と、
前記複数の錠剤取出手段のそれぞれに対応して設けられ、対応する前記錠剤取出手段で錠剤が取り出されたことを検知する複数の検知手段と、を有する錠剤取出装置であって、
前記指示手段により前記取出動作の指示がされた場合に、当該取出動作の指示が出された前記取出手段に対応する前記検知手段に通電されるように制御する制御手段を有することを特徴とする錠剤取出装置。 - 前記制御手段は、前記検知手段により前記錠剤が取り出されたことを検知された場合には、前記検知手段への通電を禁止するように制御することを特徴とする請求項1に記載の錠剤取出装置。
- 前記検知手段は、光学センサであり、光量の変化を検知した場合に錠剤が取り出されたと検知することを特徴とする請求項1または2に記載の錠剤取出装置。
- 前記検知手段への通電を制御可能なスイッチ素子をさらに有し、
前記制御手段は、前記スイッチ素子を制御することにより、前記検知手段への通電を制御することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の錠剤取出装置。 - 前記スイッチ素子は、バイポーラトランジスタであることを特徴とする請求項4に記載の錠剤取出装置。
- 前記錠剤シートには、複数の錠剤が封入されており、
前記錠剤取出手段は、前記錠剤シートから1錠ずつ錠剤を取り出すことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の錠剤取出装置。 - 載置台に載置された錠剤シートから錠剤を取り出す複数の錠剤取出手段と、前記複数の錠剤取出手段のそれぞれに対応して設けられ、対応する前記錠剤取出手段で錠剤が取り出されたことを検知する複数の検知手段と、を有する錠剤取出装置から錠剤を取り出す錠剤取出方法であって、
前記複数の錠剤取出手段ごとに取出動作を指示する指示工程と、
前記指示工程により前記取出動作の指示がされた場合に、当該取出動作の指示が出された前記取出手段に対応する前記検知手段に通電するように制御する制御工程と、
を有する錠剤取出方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013200613A JP2015067282A (ja) | 2013-09-26 | 2013-09-26 | 錠剤取出装置及び錠剤取出方法 |
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JP2013200613A JP2015067282A (ja) | 2013-09-26 | 2013-09-26 | 錠剤取出装置及び錠剤取出方法 |
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2013
- 2013-09-26 JP JP2013200613A patent/JP2015067282A/ja active Pending
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